JP2007197038A - 電子レンジ加熱用包装紙箱と電子レンジ加熱用包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子レンジを用いた加熱を行なう際に電子レンジ加熱用包装紙箱を開口しても軟包装袋の蒸気逃がし部が直接外部に臨まないように、また、めくり開く部分の形状を小さいものとし、さらには電子レンジ加熱時に軟包装袋が膨張し易くなるようにする。
【解決手段】蒸気逃がし部4を覆う上面板5の天面板側の部分13での蒸気逃がし部4に非対応となる位置で、天面板10に連続する摘み片14を切り込み形成し、摘み片14の切り込み線に連続して上面板5と天面板10との間の折り部に沿る破断線16を設け、摘み片14両側から折り部端部までの間の折り部から上面板5と底面板11との間の折り部端部に亘る折り罫17を設け、下面板7の天面板側の部分18には、天面板10と下面板7との間の折り部の両端部の位置それぞれから下面板7の中央側に向けて傾斜している破断線19を設け、破断線19における天面板側から等距離離れた位置にある破断線端部から底面板11と下面板7との間の折り部端部に亘って折り罫20を入れた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジで加熱することができるレトルト食品等の調理済食品を密封充填した軟包装袋の外装に適用される電子レンジ加熱用包装紙箱およびそれを外装に用いた電子レンジ加熱用包装体に関するものである。
従来から調理済のレトルトカレーのような加熱するだけで賞味することができる食品類を軟包装袋に収納したままで電子レンジ加熱が可能な偏平状の直方形状の紙箱が提案されている。そして、この電子レンジ加熱用包装紙箱に収納される軟包装袋には、電子レンジ加熱により内部の蒸気圧が所定圧力以上に上昇したときにこの蒸気圧により開口する蒸気逃がし部を上面部の一辺側に寄った位置に設けている偏平状のものがあり、この軟包装袋を収納する前記包装紙箱では軟包装袋から排出される蒸気が箱の内部にこもらないようにするなどの目的のために、箱胴部の一端を閉じている天面板を含む部分を開いて箱内部を開放できるようにした工夫がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、電子レンジ加熱に際して内部の蒸気圧の高まりによって軟包装袋が膨らむ方向(軟包装袋の厚さ方向)に箱胴部を形状変形させようとする力が作用するが、特許文献1に示されているように、軟包装袋における開口部分に位置している部分以外の残部での膨張を包装紙箱で抑止して、包装紙箱全体の形状を安定させようとする試みが提案されている。
特許第3560862号公報 特開2004−299716号公報
しかしながら、上述した従来の包装紙箱では外部に対して開放された部分で軟包装袋の蒸気逃がし部が直接外部に臨むようになり、その蒸気逃がし部が包装紙箱に覆われないものとなる。そのため、電子レンジ加熱して蒸気が蒸気逃がし部から勢いよく抜ける状態となったとき、収容物である調理済食品の汁や具材の一部や蒸気とともに蒸気逃がし部から吹き出て、庫内の壁面を汚すことがあった。
また、箱胴部の一端の天面板を含んだ広い部分を破断位置からめくり開くことで開口を得る構造では、包装紙箱の箱胴部の長さ方向の大きさはめくり開いて展開された部分も加わって大きくなってしまう。よって、伏した状態で電子レンジのターンテーブルに乗せ置くと、ターンテーブルからのはみ出し量が大きくなってしまい、回転するときにめくり開いた部分が庫内の壁面などに接触してターンテーブル上での包装紙箱の回転が止まる問題があり、そして、回転しないために収容物の一部の具材などに過加熱が生じ、これが軟包装袋の包材(シート材)に接触したままとなってピンホールを生じさせてしまう。
さらに、電子レンジ加熱に際して、軟包装袋の膨らみを紙箱にて抑止しようとする構成のものでは軟包装袋の収容物がその袋の内部で移動し難く、移動しない具材などが過加熱状態となり、この過加熱状態の具材などが接しているシート材にピンホールを生じさせるという問題があった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、電子レンジを用いた加熱を行なう際に電子レンジ加熱用包装紙箱を開口しても軟包装袋の蒸気逃がし部が直接外部に臨まないようにするとともに、めくり開く部分の形状を小さいものとし、さらには電子レンジ加熱時に軟包装袋が膨張し易くなるようにすることを課題とし、電子レンジ加熱を行なっても庫内が汚れず、ターンテーブル上でズレることがなく、さらには軟包装袋に収容した収容物の流動性を高めて具材などの過加熱によるピンホールの発生を防止することを目的とするものである。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、電子レンジ加熱により内部の蒸気圧が所定圧力以上に上昇したときにこの蒸気圧により開口する蒸気逃がし部が袋上面の一辺側に寄った位置に設けられている偏平状の軟包装袋を収納する紙箱であって、箱胴部が、箱内部に収納される軟包装袋の前記蒸気逃がし部を備える袋上面に相対する上面板と軟包装袋の袋下面に相対する下面板と側面板とからなり、箱胴部の一方端が、軟包装袋の蒸気逃がし部が位置する辺に対応する上面板で閉じられ、箱胴部の他方端が、軟包装袋の蒸気逃がし部側の辺とは反対側の辺に対応する底面板で閉じられる偏平状の直方体形状である電子レンジ加熱用包装紙箱において、蒸気逃がし部を覆う上面板の天面板側の部分での前記蒸気逃がし部に非対応となる位置で、天面板に連続する摘み片が切り込み形成されて、この摘み片の切り込み線に連続して上面板と天面板との間の折り部に沿る破断線が設けられているとともに、摘み片両側から折り部端部までの間の折り部から上面板と底面板との間の折り部端部に亘る折り罫が設けられ、前記下面板の天面板側の部分には、天面板と下面板との間の折り部の両端部の位置それぞれから下面板の中央側に向けて傾斜している破断線が設けられ、かつ、該破断線における天面板側から等距離離れた位置にある破断線端部から底面板と下面板との間の折り部端部に亘って折り罫が入れられて、前記摘み片からこの摘み片の切り込み線に連続する前記破断線を破断する天面板のめくり開きにより、箱内部の軟包装袋の蒸気逃がし部に上面板の天面板側の部分が対応した状態で箱胴部の一端側に開口が形成され、電子レンジ加熱時の軟包装袋の膨らみによる上面板の押し上げとこの上面板に伴なう側面板の引き上げにより、下面板の前記破断線がが破断して、下面板での前記破断線の破断と側面板の引き上げによる該側面板の開口側の端部相互が近付く側面板の回動で、上面板の折り罫位置と下面板の折り罫位置とが折曲して、軟包装袋の膨らみに従って箱胴部の前記開口が開く先開き形状に箱胴部が形状変形する構成としたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装紙箱を提供して、上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、上記電子レンジ加熱用包装紙箱を外装に用いたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装体であり、この電子レンジ加熱用包装体を提供して上記課題を解消するものである。
本発明の電子レンジ加熱用包装紙箱によれば、電子レンジ加熱用包装紙箱を開いたときに、箱内部の軟包装袋の蒸気逃がし部に上面板の天面板側の部分が対応した状態で箱胴部の天面板側位置で箱内部の収納空間が開かれるので、蒸気逃がし部が露出せずに電子レンジ加熱時に収容物の液体や小片の具材が吹き出ても、それらが上面板の天面板側の部分に当ることとなり、よって、庫内に飛び散ることがない。また、箱胴部の長さ方向では最大でも天面板の縦寸法(箱の厚さ寸法)と摘み片の高さ寸法とが加わった分だけしが大きくならず、天面板側をめくり開いたこの電子レンジ加熱用包装紙箱をターンテーブルに乗せ置いてもターンテーブルからはみ出る量が極めて少ないものとなる。よって、回転時に庫内の内壁などに接触して電子レンジ加熱用包装紙箱の回転が止まって収容物の具材などの過加熱が生じることを防止できる。
さらに電子レンジ加熱に際して軟包装袋が膨張すれば、上面板と下面板とに設けられている折り罫の位置でその上面板と下面板とがそれぞれ折れ曲がって、上面板全面と下面板全面とには抗力が生じず、膨らむ軟包装袋に対して上面板と下面板とが加える押さえ付け力が小さくなり、軟包装袋が袋厚さ方向に膨らむ自由度合いが高くなる。よって、その軟包装袋の内部空間が広くなって収容物の流動性が確保され、収容物が移動しないことによる過加熱状態を防止できる。
また、本発明の電子レンジ加熱用包装体によれば、電子レンジ加熱を行なうときの開口部分を得る手間を何ら増やすことなく、加熱時の庫内の汚損やピンホールの発生のない優れた製品となる。
つぎに本発明を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は電子レンジ加熱用包装体であり、該電子レンジ加熱用包装体1は偏平状の直方体形状である紙製の電子レンジ加熱用包装紙箱2を外装とし、その箱内部に、扁平状の軟包装袋3を収納したものである。
上記軟包装袋3は、シート材を重ね合わせ四方がヒートシールされて内部に事前に加熱加工処理された収容物(調理済食品)を収容したものである。そして、電子レンジ加熱したときに収容物から生じる蒸気による蒸気圧が必要以上に上昇しないようにするため、内部の蒸気圧が所定圧力以上に上昇したときにこの蒸気圧により開口する蒸気逃がし部4が袋上面の一辺側に寄った位置に設けられている。(図3)
電子レンジ加熱用包装紙箱2は、例えば、図2に示すブランクから形成されるものであり、上面板5、側面板6、下面板7、側面板6が連接してなる箱胴部構成部分を折り曲げして糊代8により胴貼りすることで箱胴部9を得て、さらに、箱胴部9の一端側において、前記上面板5と下面板7とに連接された天面板形成フラップ10aを折り合わせて接着することで天面板10を形成して箱胴部9の一端側を閉じ、同様に箱胴部9の他端側において、上面板5と下面板7とに連接された底面板形成フラップ11aを折り合わせて接着することで底面板11を形成して箱胴部9の他端側を閉じている。なお、側面板6それぞれにもフラップ12が連接されていて、箱胴部9の端部それぞれを閉じるときに折り込まれるが、単に折り込まれるだけで貼り付けは行なわない。
この電子レンジ加熱用包装紙箱2の包装材は、通常のレトルトパウチの外装に使用されている包装紙箱と同じ材質、坪量の紙が使用できる。
さらに電子レンジ加熱用包装紙箱2には、箱胴部9の天面板側を簡単にめくり開き、その開いた状態で箱胴部長さ方向での大きさが大きくならないように、また、電子レンジ加熱による軟包装袋3の膨らみに対して紙箱2側からできるだけ抵抗が加わり難くした工夫が施されている。
まず、電子レンジ加熱用包装体1において、電子レンジ加熱用包装紙箱2の上面板5の天面板側の部分13が、箱内部に収納されている軟包装袋3の蒸気逃がし部4に対応していてこの蒸気逃がし部4を覆っている(図4)。そして、前記蒸気逃がし部4自体は、例えば軟包装袋3の上面部のシート材の一部を折り返し、その折り返し部分での対向面同士を貼り合わせ、所定以上の蒸気圧が加わったときに折り返し部分の内面同士の間が離れて、予め切り込みされていたスリットなどの蒸気逃がし口が開いて蒸気を逃がすようにしたもので、シート材の折り返し部分においてその軟包装袋3の幅方向での中央位置と側方シール部分に寄った位置との三ヶ所に設けられている。
そして、上面板5の天面板側である上記部分13において、蒸気逃がし部4と非対応となる位置であって、天面板10と上面板5との間の折り部を介して天面板10に連続する摘み片14が切り込み形成されている。この摘み片14は天面板10と上面板5との間の折り部に沿った方向でのその折り部中央に対応するように位置している。この摘み片14の位置は前述したように蒸気逃がし部4と対応していないため、摘み片14を引き起こしたり押し下げたりして前記部分13に形成される切り欠き部分からも蒸気逃がし部4は表出しない。なお、摘み片14を切り込み形成する切り込み線15は不連続なカット目からなるものである。
また、摘み片14を形成している切り込み線15の端部に連続するようにして、天面板10と上面板5との間の折り部に沿う破断線16がその折り部の端部それぞれまでに設けられている。
さらに、上面板5の側面板6側それぞれにおいて、図示されているように一端を上記摘み片14と折り部(天面板10と上面板5との間の折り部)の端部との間にして上記破断線16に達するとともに、他端が底面板11と上面板5との間の折り部の端部に達する折り罫17が設けられている。この折り罫17は箱内部の軟包装袋3の側方シール部側にある蒸気逃がし部4に対応する位置、或いはその蒸気逃がし部4に対応する部分の近傍を通るように設定されている。
一方、電子レンジ加熱用包装紙箱2の下面板7にあっては、図2に示されているようにその下面板7の天面板10側の部分18に、天面板10と下面板7との間の折り部の両端の位置それぞれから、下面板7の中央に向けて傾斜している破断線19が設けられている。さらに前記破断線19それぞれの下端部は、箱胴部9の長さ方向において天面板10から等距離離れた位置にあり、該下端部に連続し、かつ、この下端部の位置で屈曲した状態で底面板11と下面板7との間の折り部端部に亘って折り罫20が設けられている。
上述したように電子レンジ加熱用包装紙箱2では、上面板5の天面板10側の部分13において摘み片14が切り込み形成され、上面板5と天面板10との間の折り部に沿って上記破断線16が設けられ、さらには下面板7の天面板側の部分18に上記破断線19が設けられていることから、摘み片14を摘み持ち上げながら、或いはこの摘み片14の位置を押し込んで天面板10をめくり開くことで、電子レンジ加熱用包装紙箱2の箱胴部の一端である天面板10側の部分を開口して箱内部が外部に対して開放されるようになる。即ち、収納されている軟包装袋3の蒸気逃がし部4が位置している辺側に、開口が位置することになる。
上述したように軟包装袋3の蒸気逃がし部4それぞれは上面板5の上記部分13が対応位置していて、後述するように軟包装袋3が膨張し箱胴部自体が膨らんでも直接外部に晒される状態とはならない。そのため、電子レンジ加熱時に蒸気が蒸気逃がし部4から勢いよく吹き出る状態時に、仮に蒸気と共に収容物の具材などがその蒸気逃がし部4を通ることがあっても上面板5の部分13が位置してこの部分に当って付着するため、飛び散ることによる庫内の汚損を確実に防止できる。
さらに、上記天面板10がめくり開かれた状態では紙箱自体の箱胴部長さ方向での寸法が大きくなるが、最大でもめくり開かれた天面板10の高さ寸法(偏平な本電子レンジ加熱用収納紙箱の厚さ)と摘み片14の高さ寸法(上面板での箱胴部長手方向での長さ)とが加わるだけであり、過大に大きくなるものではない(図5)。これによって天面板10側を開いた状態でターンテーブルにこの電子レンジ加熱用包装紙箱2を乗せ置いてもはみ出る量が少なく、電子レンジ加熱時に回転しても庫内の壁面に接触することがなくなり、庫内の壁面に接触して電子レンジ加熱用包装紙箱2の回転が止まるということを防止できる。
電子レンジ加熱時には軟包装袋3が膨張し、軟包装袋3の上面部と下面部とのそれぞれの中心部分が離れるようにその上面部と下面部とが膨らみ、その膨らみ部分それぞれが電子レンジ加熱用収納紙箱2の上面板5と下面板7とを箱内部側から押すようになる。このときの軟包装袋3の上面部と下面部との膨らみが接触する部分が、前記上面板5と下面板7とのそれぞれ中心部分に接触して押すようになり、上面板5が押し上げられる。そして、この上面板5の押し上げに伴なって側面板6それぞれも引き上げられることとなり、上面板5の押し上げと側面板6の引き上げにより、下面板7の上記破断線19が破断する。
さらに破断線19の破断によって側面板6部分の移動が比較的自由となり、この側面板6の開口側の端部相互が近付くように側面板6それぞれが回動する。上面板5の中央部分と下面板7の中央部分とが軟包装袋3の膨らみで押えられた状態で上面板5が押し上げられ、側面板6それぞれの前記回動で、上面板5の折り罫位置と下面板7の折り罫位置とが容易に折曲する。このように軟包装袋3の膨らみに従って箱胴部の一端の開口が開く先開き形状に箱胴部が形状変形する。
上面板5と下面板7とが折り罫17、20の位置で折曲するので、上面板5と下面板7とがそれぞれ全面で膨らみを押さえ付けようとする方向に働く抗力が小さくなり、上述のように膨張する軟包装袋3の形状に対応するように箱胴部が形状変形する。このため、軟包装袋3の内部は広い空間を有する状態となり、加熱されている収容物が流動し易く、過加熱状態となることがない。よって、過加熱状態の具材の一部が動かずに上面部や下面部のシート材に接触し続けることはなく、ピンホールは発生しないようになる。
図7に示すように、電子レンジ加熱用包装紙箱2は軟包装袋3の膨張形状に完全に対応して変形するものではなく、上面板5の天面板側の部分13の中央と下面板7の天面板側の部分18の中央とが離れるように開口が開いて、底面板11から前記開口にかけて箱全体が先開き形状となることから、開口側となる軟包装袋3の上記蒸気逃がし部4やその周囲が前記部分13に密着した状態で覆われるものではなく、先開き形状にこの箱胴部が変形しているため、中央に位置する蒸気逃がし部4と部分13とは離れており、蒸気の吹き出しを損なわない。
同様に中央の蒸気逃がし部4の両側に位置する蒸気逃がし部4も部分13と離れていて、特に両側の蒸気逃がし部4それぞれの周りには、前記部分13に位置する折り罫17での折曲部分が近接してより広い空間を形成しており、両蒸気逃がし部4からの蒸気の吹き出しをより一層損なわないように設けられている。
下面板7の天面板側の部分18は上記破断線19が破断することで箱胴部の先開き形状の形状変形の影響を受けることなく平板状態を維持し、面としてターンテーブルに接して先開き状に形状変形した部分が転がらないようにする安定板21となり、折り曲げるなどの手間を要することがない。
本発明に係る電子レンジ加熱用包装体の一例を示すもので、(イ)は上面側を示す説明図、(ロ)は下面側を示す説明図である。 本発明に係る電子レンジ加熱用包装紙箱の一例を展開状態のブランクで示す説明図である。 軟包装袋の一例を示す説明図である。 電子レンジ加熱用包装体の一例を箱胴部長さ方向に沿った断面で示す説明図である。 天面板をめくり開いた状態を示す説明図である。 箱胴部が先開き状に形状変形した状態を示す説明図である。 箱胴部が先開き状に形状変形した状態を箱胴部長さ方向に沿った断面で示す説明図である。 先開き状に形状変形した箱胴部の天面板側での開口を示す説明図である。
符号の説明
1…電子レンジ加熱用包装体
2…電子レンジ加熱用包装紙箱
3…軟包装袋
4…蒸気逃がし部
5…上面板
6…側面板
7…下面板
9…箱胴部
10…天面板
13…上面板の天面板側の部分
14…摘み片
15…切り込み線
16…破断線
17…折り罫
18…下面板の天面板側の部分
19…破断線
20…折り罫

Claims (2)

  1. 電子レンジ加熱により内部の蒸気圧が所定圧力以上に上昇したときにこの蒸気圧により開口する蒸気逃がし部が袋上面の一辺側に寄った位置に設けられている偏平状の軟包装袋を収納する紙箱であって、箱胴部が、箱内部に収納される軟包装袋の前記蒸気逃がし部を備える袋上面に相対する上面板と軟包装袋の袋下面に相対する下面板と側面板とからなり、箱胴部の一方端が、軟包装袋の蒸気逃がし部が位置する辺に対応する上面板で閉じられ、箱胴部の他方端が、軟包装袋の蒸気逃がし部側の辺とは反対側の辺に対応する底面板で閉じられる偏平状の直方体形状である電子レンジ加熱用包装紙箱において、
    蒸気逃がし部を覆う上面板の天面板側の部分での前記蒸気逃がし部に非対応となる位置で、天面板に連続する摘み片が切り込み形成されて、この摘み片の切り込み線に連続して上面板と天面板との間の折り部に沿る破断線が設けられているとともに、摘み片両側から折り部端部までの間の折り部から上面板と底面板との間の折り部端部に亘る折り罫が設けられ、
    前記下面板の天面板側の部分には、天面板と下面板との間の折り部の両端部の位置それぞれから下面板の中央側に向けて傾斜している破断線が設けられ、かつ、該破断線における天面板側から等距離離れた位置にある破断線端部から底面板と下面板との間の折り部端部に亘って折り罫が入れられて、
    前記摘み片からこの摘み片の切り込み線に連続する前記破断線を破断する天面板のめくり開きにより、箱内部の軟包装袋の蒸気逃がし部に上面板の天面板側の部分が対応した状態で箱胴部の一端側に開口が形成され、電子レンジ加熱時の軟包装袋の膨らみによる上面板の押し上げとこの上面板に伴なう側面板の引き上げにより、下面板の前記破断線がが破断して、下面板での前記破断線の破断と側面板の引き上げによる該側面板の開口側の端部相互が近付く側面板の回動で、上面板の折り罫位置と下面板の折り罫位置とが折曲して、軟包装袋の膨らみに従って箱胴部の前記開口が開く先開き形状に箱胴部が形状変形する構成としたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装紙箱。
  2. 請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装紙箱を外装に用いたことを特徴とする電子レンジ加熱用包装体。
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