JP5327691B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は交流電源電圧を所望振幅の交流電圧に変換することができ且つ交流電源電圧の異常時にも電力供給を継続できる無停電電源装置に関する。
従来の典型的な単相交流無停電電源装置は、図1に示すように交流電源ACと負荷Rとの間に、入力高周波コンデンサC1と入力リアクトルL1,L2と直流―交流変換器即ちコンバータCONVと蓄電池BTと直流リンクコンデンサC2と交流―直流変換器即ちインバータINVと出力リアクトルL3,L4と出力高周波コンデンサC3と商用トランスTrとを順次に有する。コンバータCONVはIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)で示された第1、第2、第3及び第4のスイッチQ11、Q12,Q13,Q14と第1、第2、第3及び第4のダイオードD11,D12,D13,D14とを備えたフルブリッジ型コンバータである。インバータINVはIGBTで示された第5、第6、第7及び第8のスイッチQ15、Q16,Q17,Q18と第5、第6、第7及び第8のダイオードD15,D16,D17,D18とを備えたフルブリッジ型インバータである。
図1の単相交流無停電電源装置は、入力電圧が歪みを有している場合であっても歪みのない一定振幅の電圧を出力することができという特長、及び入力電流の波形を正弦波に近似させ且つ力率を改善させることができという特長を有する。しかし、図1の単相交流無停電電源装置は、コンバータCONVとインバータINVとを合わせて8個のスイッチQ11〜Q18と8個のダイオードD11〜D18とを備え、且つトランスTrを備えているので、大型且つ高価になるという欠点を有する。
図1の単相交流無停電電源装置の欠点を解決するためにハーフブリッジ型コンバータとハーフブリッジ型インバータとを組み合わせた図2の単相交流無停電電源装置が知られている。この図2の単相交流無停電電源装置は、交流電源ACと、昇圧用リアクトルL11と、ハーフブリッジ型コンバータを構成するトランジスタから成る第1及び第2のスイッチQa,Qbと、ハーフブリッジ型インバータを構成するトランジスタから成る第3及び第4のスイッチQc,Qdと、第1、第2、第3及び第4のダイオードDa,Db,Dc,Ddと、第1及び第2のコンデンサC11,C12と、平滑用リアクトルL12と、蓄電池BTと、負荷Rとから成る。第1のコンデンサC11は第1のダイオードDaを介して充電され、第2のコンデンサC12は第2のダイオードDbを介して充電される。リアクトルL11に対するエネルギーの蓄積は第1及び第2のスイッチQa,Qbによって制御される。リアクトルL11にエネルギーが蓄積されることによって、第1及び第2のコンデンサC11,C12は交流電源ACの電圧とリアクトルL11の電圧とを加算した電圧によって充電され、ハーフブリッジ型インバータの直流電源として機能する。
図2の単相交流無停電電源装置は、ハーフブリッジ型コンバータとハーフブリッジ型インバータとに基づいて構成されているので、図1の単相交流無停電電源装置に比べて、トランスが不要になり、且つスイッチ、ダイオード及びリアクトルの数が半分になり、小型化且つ低コスト化が可能であるという長所を有する反面、各スイッチQa〜Qdと各ダイオードDa〜Ddとにかかる電圧が第1及び第2のコンデンサC11,C12の電圧の2倍になるため、スイッチングによる損失が大きくなるという欠点を有する。例えば、200V(実効値)の交流電源ACを使用して負荷Rに交流電圧200V(実効値)を供給する場合、図1の方式では最低で282V(ピーク値)の電圧が各スイッチQ11〜Q18と各ダイオードD11〜D18とにかかるが、図2の方式ではその倍の564Vの電圧が各スイッチQa〜Qdと各ダイオードDa〜Ddとにかかり、スイッチング損失が大幅に上昇してしまう。また、各スイッチQa〜Qdを負荷Rが必要とする電流のすべてが流れるため、各スイッチQa〜Qdにおける導通損失が比較的大きくなる。
図2のハーフブリッジ型コンバータ及びハーフブリッジ型インバータの変形として、負荷Rの一端(左端)を第1及び第2のコンデンサC11,C12の相互接続点に接続する代りに鎖線で示すように交流電源ACの一端に接続する方式が特開平7−337036号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1の方式では、交流電源ACの電圧にインバータの電圧を加算した電圧が負荷Rに印加される。しかし、特許文献1には図2の蓄電池BTを有さない回路が開示されているのみであり、比較的長い停電に対応することができる無停電電源装置は開示されていない。また、交流電源ACの交流電源の周波数が異常の場合の対処の方法が開示されていない。
特開平7−337036号公報
本発明が解決しようとする課題は、小型且つ低コストな無停電電源装置が要求されていることであり、本発明の目的はこの要求に応えることができる無停電電源装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、
交流電源電圧を供給するための第1及び第2の電源端子と、
第1及び第2のコンデンサの直列回路と、
前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された第1及び第2のスイッチの直列回路と、
前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された第3及び第4のスイッチの直列回路と、
前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された蓄電池と、
前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記第2の電源端子との間に接続されたリアクトルと、
前記第3及び第4のスイッチの相互接続点と前記第2の電源端子との間に前記リアクトルを介することなく接続された負荷と、
前記第1の電源端子と前記第1及び第2のコンデンサの相互接続点との間に接続された入力スイッチと、
前記第1及び第2の電源端子に交流電源電圧が正常に供給されている時に、前記入力スイッチをオン状態に制御し且つハーフブリッジ型コンバータ動作で前記交流電源電圧を直流電圧に変換するように前記第1及び第2のスイッチを制御し且つハーフブリッジ型インバータ動作で前記第1及び第2のコンデンサの直流電圧を前記交流電源電圧に同期して交流電圧に変換するように前記第3及び第4のスイッチを制御し、前記交流電源電圧が異常の時に前記入力スイッチをオフ状態に制御し且つフルブリッジ型インバータ動作で前記蓄電池の直流電圧を前記負荷が要求する交流電圧に変換するように前記第1、第2、第3及び第4のスイッチを制御する制御回路と
を備え、前記制御回路は
前記交流電源電圧を直流電圧に変換する時に前記第1及び第2のスイッチをハーフブリッジ型コンバータ動作させるための第1及び第2のコンバータ制御信号を形成する交流―直流変換制御回路と
前記交流―直流変換制御回路から得られた第1及び第2のコンバータ制御信号を前記第1及び第2のスイッチに送る信号伝送路と
前記第1及び第2のコンデンサの直流電圧を交流電圧に変換する時に前記第3及び第4のスイッチをインバータ動作させるための第1及び第2のインバータ制御信号を形成する直流―交流変換制御回路と
前記直流―交流変換制御回路から得られた第1及び第2のインバータ制御信号を前記第3及び第4のスイッチの制御端子に送る信号伝送路と
前記交流電源電圧の異常を検出する異常検出手段を含み、前記異常検出手段で異常が検出されていない時に前記第3及び第4のスイッチによるハーフブリッジ型インバータモードを示し、前記異常検出手段で異常が検出された時に前記第1、第2、第3及び第4のスイッチによるフルブリッジ型インバータモードを示すモード切換制御信号を発生するモード切換制御回路と
前記フルブリッジ型インバータモードを示す前記モード切換制御信号に応答してオン状態になり、前記直流―交流変換制御回路から得られた第1のインバータ制御信号を前記第2のスイッチの制御端子に送る第1のインバータ制御信号伝送用スイッチ(80)と
前記フルブリッジ型インバータモードを示す前記モード切換制御信号に応答してオン状態になり、前記直流―交流変換制御回路から得られた第2のインバータ制御信号を前記第1のスイッチの制御端子に送る第2のインバータ制御信号伝送用スイッチ(81)と
を備えていることを特徴とする無停電電源装置に係わるものである。
なお、本願において、負荷に対する電力供給が無視できるほど短い時間(例えば、交流電源電圧VACの1/4サイクル以下)停止した場合も無停電とみなす。
なお、請求項2に示すように、前記直流―交流変換制御回路は、ハーフブリッジ型インバータ動作時に、前記交流電源電圧に対して同相又は逆相の微小のインバータ出力電圧を発生させるように前記第3及び第4のスイッチを制御するための第1及び第2のインバータ制御信号を形成するものであることが望ましい。
また、請求項に示すように、更に、前記第1の電源端子と前記負荷の一端との間に接続されたバイパススイッチと、前記第3及び第4のスイッチの相互接続点と前記負荷の一端との間に接続された出力スイッチと、前記交流電源電圧を前記バイパススイッチを介して前記負荷に供給する時に前記バイパススイッチをオン状態に制御し、前記入力スイッチ及び前記出力スイッチをオフ状態に制御する制御手段とを備えていることが望ましい
請求項1〜の発明は次の効果を有する。
(1)第1及び第2の電源端子から交流電源電圧が正常に供給されている時に、交流電源電圧を直流電圧に変換するように第1及び第2のスイッチを制御し且つ直流電圧を交流電圧に変換するように第3及び第4のスイッチを制御(ハーフブリッジ型インバータ制御)し、第1及び第2の電源端子間の交流電源電圧が異常(例えば周波数異常又は振幅異常)の時に、入力スイッチをオフ状態に制御し且つ蓄電池の直流電圧を交流電圧に変換するように第1、第2、第3及び第4のスイッチを制御(フルブリッジ型インバータ制御)する。これにより、交流電源電圧が正常の時に、交流電源電圧にハーフブリッジ型インバータの出力電圧を重畳する方式であるにもかかわらず、交流電源電圧の周波数異常時に負荷に対して所望周波数及び所望振幅の電圧を供給することができ、信頼性の高い無停電電源装置を提供することができる。
(2)交流電源電圧が正常の時には、交流電源電圧にハーフブリッジ型インバータの出力電圧を重畳して所望の負荷電圧を得る。ハーフブリッジ型インバータは交流電源電圧の変動分(例えば±1V)のみを供給すればよい。
(3)交流電源電圧が正常の時には、第1及び第2のスイッチに負荷電流が流れず、入力電流の歪みを補償する電流と直流電圧を一定に維持するだけの電流が流れる。従って、第1及び第2のスイッチにおける電力損失が低減され
次に、図3〜図8を参照して本発明の実施形態を説明する。
図3に示す本発明の実施例1に従う単相交流無停電電源装置は、交流発電機又は商用交流電源等から成る交流電源1から負荷2に交流電力を無停電で供給するためのものであって、図2の従来回路と同様に交流―直流変換(コンバータ)機能と直流―交流変換(インバータ)機能とを有する。しかし、実施例1に従う単相交流無停電電源装置は、図2の従来回路に比べて次の新規な点を有する。
1. 負荷2が交流電源1の一端とインバータの出力端子3との間に接続されている。
2. 交流電源1の電圧変動をインバータで補償する。
3.インバータを介して負荷2に交流電力を供給することができない時に、交流電源1から負荷2に交流電力を直接に供給するためのバイパススイッチ16が設けられている。
4.交流電源1が異常(周波数又は振幅異常)の時に交流電源1をコンバータ及び負荷2から切り離すための入力スイッチ13が設けられ、第1〜第4のスイッチQ1〜Q4がフルブリッジ型インバータ駆動される。
5.インバータを負荷2から切り離すための出力スイッチ15が設けられている。
次に、図3の単相交流無停電電源装置の各部を詳しく説明する。この単相交流無停電電源装置は、交流電源1と負荷2との間に交流―直流―交流変換回路を有する。この交流―直流―交流変換回路は第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路と、この第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路に対して並列に接続された第1及び第2のスイッチQ1,Q2の直列回路と、第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路に対して並列に接続された第3及び第4のスイッチQ3,Q4の直列回路と、第1及び第2のリアクトル6、9とで構成されている。
交流電源1は定格電圧(目標電圧)が例えば100V(実効値)、定格周波数(目標周波数)が50Hzの電源であり、第1及び第2の電源端子1a、1bに接続されている。なお、この実施例では第2の電源端子1bがグランドに接続されている。また、交流電源1の交流電源電圧VACの正方向が第1の電源端子1aから第2の電源端子1bに向う方向に決められている。また、交流電源1は交流電源電圧VACの周波数と電圧値との一方又は両方が変動すること、又は停電することがあり得るものから成る。
第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路は正側直流導体(ライン)4と負側直流導体(ライン)5との間に接続されている。第1及び第2のコンデンサ7,8の相互接続点P1は入力スイッチ13を介して交流電源1の第1の電源端子1aに接続されている。第1及び第2のコンデンサ7,8はハーフブリッジ型コンバータのための直流電圧分割機能を有する。単相交流無停電電源装置は、交流電源1の停電又は異常をバックアップするための蓄電池12が正側直流導体(ライン)4と負側直流導体(ライン)5との間に接続されている。
第1及び第2のスイッチQ1,Q2の直列回路は、第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路に対して並列接続され且つ正側直流導体(ライン)4と負側直流導体(ライン)5との間に接続されている。第1及び第2のスイッチQ1,Q2は、アクティブフイルタ機能を有するハーフブリッジ型コンバータのために使用されると共にフルブリッジ型インバータのためにも使用される。第1及び第2のスイッチQ1,Q2の相互接続点P2は第1のリアクトル(インダクタンス)6を含む導体を介して第2の電源端子1bに接続されている。第1のリアクトル6は昇圧型ハーフブリッジ型コンバータのための昇圧用インダクタンスとして機能する。なお、第1のリアクトル6をラインの寄生インダクタンスとすることもできる。第3及び第4のスイッチQ3,Q4の直列回路は、第1及び第2のコンデンサ7,8の直列回路に対して並列接続され且つ正側直流導体(ライン)4と負側直流導体(ライン)5との間に接続されている。第3及び第4のスイッチQ3,Q4はハーフブリッジ型インバータのために使用されると共にフルブリッジ型インバータのためにも使用される。第3及び第4のスイッチQ3,Q4の相互接続点P3は出力フイルタ用の第2のリアクトル9と出力スイッチ15とを介して交流出力端子3に接続されている。第1、第2、第3及び第4のスイッチQ1,Q2、Q3,Q4のそれぞれは絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(FET)からなり、第1、第2、第3及び第4のFETスイッチS1,S2,S3,S4と第1、第2、第3及び第4の寄生ダイオードD1,D2,D3,D4とを有する。第1、第2、第3及び第4のFETスイッチS1,S2,S3,S4はドレイン、ソース及びゲート(制御端子)をそれぞれ有する。第1、第2、第3及び第4の寄生ダイオードD1,D2,D3,D4は第1、第2、第3及び第4のFETスイッチS1,S2,S3,S4に対して逆方向並列に接続されている。第1及び第2の寄生ダイオードD1,D2はコンバータ動作時の整流ダイオードとして機能すると共に、インバータ動作時の回生電流又は循環電流を流すために寄与する。第3及び第4の寄生ダイオードD3,D4はインバータの回生電流又は循環電流を流すために寄与する。なお、第1、第2、第3及び第4の寄生ダイオードD1,D2,D3,D4を個別ダイオードに置き換えることもできる。
第1及び第2のコンデンサ7,8の相互接続点P1と第2の電源端子1bとの間に入力段のフイルタコンデンサ10が接続されている。第3及び第4のスイッチQ3,Q4の相互接続点P3と第2の電源端子1bとの間に第2の交流リアクトル9を介して出力段のフイルタコンデンサ11が接続されている。
負荷2の一端は出力端子3に接続され、他端は第2の電源端子1bに接続されていると共に、第1のリアクトル6を介して第1及び第2のスイッチQ1,Q2の相互接続点P2にも接続されている。負荷2に印加される電圧VABの詳細は後述する。
バイパススイッチ16は、交流電源1の第1の電源端子1aと出力端子3との間に接続されている。このバイパススイッチ16はインバータを介して負荷2に交流電力を供給することができない時に交流電源1から負荷2に交流電力を供給するためのものであり、インバータを介して負荷2に交流電力を供給するインバータ給電モードから交流電源1から負荷2に交流電力を直接に供給するバイパス給電モードへの切換を例えば交流電源電圧VACの1/4サイクル以下のように高速で達成することができる双方向半導体スイッチ(交流スイッチ)又はスイッチ回路で構成されている。即ち、バイパススイッチ16は2つのサイリスタの逆並列回路、又はトライアック、又は複数の半導体スイッチ(例えばIGBT、トランジスタ、FET)と複数のダイオードとの組み合わせから成る周知の双方向スイッチで構成される。
入力スイッチ13は第1の電源端子1aと第1及び第2のコンデンサ7,8の相互接続点P1と間に接続されており、交流電源1が異常の時、又はバイパス給電モード時にオフに制御され、交流―直流―交流変換回路を交流電源1から切り離す。
出力スイッチ15は第3及び第4のスイッチQ3,Q4の相互接続点P3と交流出力端子3と間に接続されており、インバータの故障又は点検時にオフに制御され、インバータを負荷2から切り離す。
本実施例の入力スイッチ13及び出力スイッチ15は電気的に制御可能な機械的開閉器で構成されている。しかし、入力スイッチ13及び出力スイッチ15を電気的に制御可能な半導体スイッチで構成することもできる。
第1〜第4のスイッチQ1〜Q4、入力スイッチ13、出力スイッチ15、バイパススイッチ16を制御するために第1、第2及び第3の電流検出器14,17,18が設けられ、更に制御回路32が設けられている。第1、第2及び第3の電流検出器14,17,18はライン19,17a、29によって制御回路32に接続されている。第1の電源端子1aの電位(第1及び第2のコンデンサ7,8の相互接続点P1の電位VCと同じ)を検出するライン21、正側直流導体4の電位を検出するライン22、負側直流導体5の電位を検出するライン23、出力端子3の電位VBを検出するライン30、及び第2の電源端子1bの電位VAを検出するライン31が制御回路32にそれぞれ接続されている。第1、第2、第3及び第4のFETスイッチS1,S2,S3,S4のゲートと制御回路32との間が信号伝送路としてのライン24,25,26,27でそれぞれ接続されている。入力スイッチ13の制御端子と制御回路32との間がライン20で接続され、出力スイッチ15の制御端子と制御回路32との間がライン15aで接続され、バイパススイッチ16の制御端子と制御回路32との間がライン28で接続されている。なお、第1、第2、第3及び第4のFETスイッチS1,S2,S3,S4のゲート制御信号は各ゲート・ソース間に印加される。従って、実際にはゲート制御信号を印加するためにゲートのみならずソースも制御回路32に接続されているが、この接続は図示を簡略化するために省かれている。
制御回路32は次の機能を有する。
1.第1及び第2の電源端子1a,1bから交流電源電圧VACが正常に供給されている時(正常モード時)には、交流電源電圧VACを直流電圧に変換するように第1及び第2のスイッチQ1,Q2を制御するための第1及び第2のコンバータ制御信号を形成し、これを第1及び第2のスイッチQ1,Q2のゲートに供給する。また、直流電圧を交流電圧に変換するための第1及び第2のインバータ制御信号を形成し、これを第3及び第4のスイッチQ3,Q4のゲートに供給する。また、入力スイッチ13及び出力スイッチ15をオン状態に制御し、バイパススイッチ16をオフ状態に制御する。
2.もし、第1及び第2の電源端子1a,1b間の交流電源電圧VACが異常の時には、入力スイッチ13及びバイパススイッチ16をオフ状態に制御し且つフルブリッジ型インバータ動作で蓄電池12の直流電圧を交流電圧に変換するように第1、第2、第3及び第4のスイッチQ1、Q2,Q3,Q4を制御する。
3.バイパス給電時に、入力スイッチ13及び出力スイッチ15をオフ状態に制御し、バイパススイッチ16をオン状態に制御する。
図4に上記1〜3の制御を実行するための制御回路32の詳細が示されている。この制御回路32は大別して交流―直流変換制御回路61と、直流―交流変換制御回路62と、モード切換制御回路63と、スイッチ回路79とを有する。
交流―直流変換制御回路61は、交流電源電圧VACが正常の時に、ハーフブリッジ型コンバータ動作で交流電源電圧VACを直流電圧に変換するための第1及び第2のコンバータ制御信号を形成し、これを第1及び第2のスイッチQ1,Q2のゲートに供給するためのものであって、直流電圧を検出するためにライン22、23に接続された直流電圧検出回路41と、直流電圧基準値発生器33と、直流電圧検出回路41から得られた直流電圧検出信号と直流電圧基準値発生器33から得られた直流電圧基準値との差を示す信号を形成する減算器34aと、減算器34aに接続された比例積分回路(PI)34bとを有する。比例積分回路34bはライン22、23間の直流電圧を一定に制御するための直流電圧制御信号を出力する。なお、減算器34aと比例積分回路34bとを一体にして誤差増幅回路にすることもできる。交流電源電圧VACの検出信号を伝送するライン21は振幅調整回路(G)36を介して乗算器35に入力している。乗算器35は振幅調整回路36から得られた正弦波交流信号に比例積分回路34bから得られた直流電圧制御信号を乗算して振幅調整された正弦波交流信号を出力する。乗算器35に接続された減算器37aは乗算器35から得られた正弦波交流信号とライン19の交流入力電流検出信号との差を示す信号を形成する。減算器37aに接続された比例積分回路37bは減算器37aの出力を比例積分して正弦波交流信号と交流入力電流検出信号との差を示す信号を出力する。なお、減算器37aと比例積分回路37bとを一体にして誤差増幅回路にすることもできる。比較器38の一方の入力端子は比例積分回路37bに接続され、他方の入力端子は三角波発生回路39に接続されている。従って、比較器38は比例積分回路37bから得られた図6(A)に示す信号V1と三角波発生器39から得られた交流電源電圧VACよりも十分に高い繰返し周波数を有する三角波電圧(又は鋸波電圧)V2とを比較し、図6(B)に示すPWM信号を出力する。比較器38に入力する信号V1は直流電圧の情報、交流入力電流の振幅及び波形情報を含んでいる。これにより、蓄電池12の電圧を一定に制御すると共に交流入力電流の波形を正弦波に近似させ且つ力率を1に近づけるための信号が比較器38から出力する。制御信号形成回路40は比較器38の出力に基づいて図3の第1及び第2のFETスイッチS1、S2を制御するための第1及び第2のコンバータ制御信号を形成し、これをライン(信号伝送路)24、25に送出する。ライン24には図6(B)の第1のコンバータ制御信号信号が送られ、ライン25には図6(B)の第1のコンバータ制御信号信号の位相反転信号から成る第2のコンバータ制御信号信号が送られる。
図4の直流―交流変換制御回路62は、負荷2が要求する正弦波電圧と同一の周波数の基準正弦波を発生する基準正弦波発生器42を有している。基準正弦波発生器42と交流電源電圧VACの検出ライン21とに接続された位相同期制御回路43は、交流電源電圧VACの位相と基準正弦波発生器42の基準正弦波の位相とを比較して位相差を示す信号をラインCに出力すると共に、基準正弦波発生器42の基準正弦波の位相を交流電源電圧VACの位相に徐々に近づけるように位相シフトした基準正弦波を次段の乗算器44に送る。もし、停電で交流電源電圧VACが発生していない場合には、基準正弦波発生器42の基準正弦波が位相同期制御回路43の出力となる。位相同期制御回路43の出力段の乗算器44は、位相同期制御回路43から出力された基準正弦波に対して基準交流電圧振幅信号発生器45から発生した基準交流電圧の振幅を示す信号を乗算して所望振幅と所望位相を有する目標交流出力電圧信号を形成する。交流出力電圧検出回路46はライン30、31間に得られる交流出力電圧即ち負荷電圧VABを検出し、この検出信号を交流出力電圧検出信号としてラインBに出力し且つ減算器47aに送る。減算器47aは、乗算器44から得られた基準交流電圧と交流出力電圧検出信号VABとの差を示す信号を出力する。比例積分回路47bは減算器47aの出力信号を比例積分して出力電圧指令信号を出力する。なお、減算器47aと比例積分回路47bとを一体化して誤差増幅回路を構成することもできる。比例積分回路47bの出力段の減算器48aは比例積分回路47bの出力からライン29の出力電流検出信号を減算する。比例積分回路48bは減算器48aの出力を比例積分して出力電流によって振幅補正された出力電圧指令信号を出力する。なお、減算器48aと比例積分回路48bとを一体化して誤差増幅器を構成することもできる。また、電流による補正が不要の場合には、減算器48aと比例積分回路48bとを省くこともできる。比例積分回路48bの出力段の比較器49は比例積分回路48bから得られた出力電圧指令信号と三角波発生器50から得られた三角波電圧(又は鋸波電圧)とを比較してPWM信号を形成する。三角波発生器50は交流電源電圧VACよりも十分高い繰返し周波数で三角波を発生するものであり、交流―直流変換制御回路61内の三角波発生器39と兼用することもできる。比較器49の出力段の制御信号形成回路51は、比較器49の出力に基づいて第3及び第4のFETスイッチS3、S4をオン・オフ制御するための第1及び第2のインバータ制御信号を形成する。即ち、制御信号形成回路51は、比較器49から出力に相当する第1のインバータ制御信号をライン(信号伝送路)26に出力し、第1のインバータ制御信号の位相反転信号からなる第2のインバータ制御信号をライン(信号伝送路)27に出力する。ライン26,27の第1及び第2のインバータ制御信号は第3及び第4のFETスイッチS3、S4に送られる。
スイッチ回路79は第1〜第4のFETスイッチS1〜S4を選択的にフルブリッジ型インバータ動作させるためのものであり、直流―交流変換制御回路62の制御信号形成回路51から導出されたライン26をライン25に選択的に接続するスイッチ80と、制御信号形成回路51から導出されたライン27をライン24に選択的に接続するためのスイッチ81とを有する。スイッチ80,81はモード切換制御回路63から導出されているライン52の信号で制御され、第1〜第4のFETスイッチS1〜S4をフルブリッジ型インバータ動作させる時にのみオンになる。スイッチ80,81がオンの時には、第1のインバータ制御信号がライン26を介して第3のFETスイッチS3に供給されると同時にスイッチ80とライン25を介して第2のFETスイッチS2に供給され、また、第2のインバータ制御信号がライン27を介して第4のFETスイッチS4に供給されると同時にスイッチ81とライン24を介して第1のFETスイッチS1に供給される。これにより、第1〜第4のFETスイッチS1〜S4がフルブリッジ型インバータ駆動される。なお、スイッチ回路79のスイッチ80,81がオンの時に、交流―直流変換制御回路61の制御信号形成回路40の出力端子をライン24、25から切り離すためのスイッチ91,92を含むスイッチ回路90が制御信号形成回路40とライン24、25との間に設けられている。スイッチ回路90のスイッチ91,92は、モード切換制御回路63から導出されているライン52の信号で制御され、スイッチ回路79のスイッチ80,81と反対に動作する。即ち、スイッチ回路90のスイッチ91,92は、スイッチ回路79のスイッチ80,81がオフの時にオン、オンの時にオフになる。なお、2つのスイッチ回路79、90を、ライン24、25を交流―直流変換制御回路61の制御信号形成回路40と直流―交流変換制御回路62の制御信号形成回路51とに択一的に接続するための切換スイッチに変形することができる。
モード切換制御回路63は、シーケンスブロックと呼ぶこともできるものであり、交流電源電圧VACの異常及び変換回路の異常を検出する異常検出手段を含み、交流電源電圧VACの異常検出手段で異常が検出されていない時に第3及び第4のスイッチQ3,Q4によるハーフブリッジ型インバータモードを示し、異常検出手段で異常が検出された時に第1、第2、第3及び第4のスイッチQ1,Q2,Q3,Q4によるフルブリッジ型インバータモードを示すモード切換制御信号と、入力スイッチ13、出力スイッチ15、及びバイパススイッチ16を制御するモード切換制御信号とを発生するものであり、ライン17a、19、21、29、A、B、Cから入力する信号に基づいて入力スイッチ13、出力スイッチ15、及びバイパススイッチ16を制御するためのモード切換制御信号をライン20、15a、28に出力し、スイッチ80,81、91,92を制御するためのモード切換制御信号をライン52に出力する。なお、ラインA、B、Cは直流電圧検出回路41、交流出力電圧検出回路46、位相同期制御回路43をモード切換制御回路63に接続するものであるが、図示を簡略化するためにこれらの一部が省かれている。
図5に詳しく示すようにモード切換制御回路63は、大別してハーフブリッジ・フルブリッジ切換制御回路64とバイパス給電切換制御回路65とORゲート66とを有する。
ハーフブリッジ・フルブリッジ切換制御回路64は、交流電源電圧VACが異常の時に、ハーフブリッジ型インバータモードからフルブリッジ型インバータモードへの切換を示すモード切換制御を形成するものであり、電源電圧振幅異常検出回路67と周波数異常検出回路68とOR回路69とから成る。電源電圧振幅異常検出回路67はライン21の交流電源電圧VACの値(振幅又は実効値又は平均値)が正常範囲(例えば定格電圧の−20%〜+20%の値)内か否かを周知の比較器で判定し、正常範囲以外の時に電源電圧の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。周波数異常検出回路68は、交流電源電圧VACの周波数が基準周波数(定格周波数)から所定値以上ずれているか否かを位相同期制御回路43の出力ラインCの信号に基づいて判定するものであり、交流電源電圧VACの周波数が正常範囲(例えば定格周波数のー1%〜+1%の値)内でない時に周波数異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。
OR 回路69は電源電圧振幅異常検出回路67から得られた電源電圧振幅異常検出信号と周波数異常検出回路68から得られた周波数異常検出信号との両方を通過させるものであり、電源電圧振幅異常時と周波数異常時のいずれにおいてもフルブリッジ型インバータモードを示す高レベルのモード切換制御信号を出力し、電源電圧振幅と周波数との両方が正常の時にハーフブリッジ型インバータモードを示す低レベルのモード切換制御信号を出力する。OR回路69の出力端子70はライン52に接続されていると共に別のOR回路66を介してライン20に接続されている。従って、ハーフブリッジ・フルブリッジ切換制御回路64からフルブリッジ型インバータモードを示す高レベルのモード切換制御信号が出力された時に、入力スイッチ13はライン20の信号に応答してオフになり、変換回路(コンバータ)が交流電源1から切り離され、且つスイッチ回路79の2つのスイッチ80、81がオンになり、第1〜第4のFETスイッチS1〜S4がフルブリッジインバータ駆動され、基準周波数の交流電圧が負荷2に供給される。なお、この実施例では、入力スイッチ13が高レベルのモード切換制御信号でオフになるが、逆にフルブリッジ型インバータモードを示すモード切換制御信号を低レベル信号に変形し、入力スイッチ13を低レベル信号でオフになるように変形することもできる。同様に、ライン20のモード切換制御信号をフルブリッジ型インバータモードの時に低レベルになるように変形し、スイッチ回路79の2つのスイッチ80、81を低レベルのモード切換制御信号でオンになるように変形することもできる。
バイパス給電切換制御回路65は変換回路(コンバータ、インバータ)の異常を検出し、変換回路を交流電源1及び負荷2から切り離して交流電源1からバイパススイッチ16を介して負荷2に電力を供給する制御を実行するものであり、ライン19に接続された入力電流異常検出回路71と、ライン29に接続された出力電流異常検出回路72と、ライン17aに接続された蓄電池電流異常検出回路73と、ラインAに接続された直流電圧異常検出回路74と、ラインBに接続された出力電圧異常検出回路75と、手動でバイパス給電指令を発生させるためのバイパス給電指令発生回路76と、前記各回路71〜76に接続されたOR回路77とから成る。入力電流異常検出回路71は、ライン19の交流入力電流検出信号に基づいて入力電流が正常範囲(例えば定格電流の150%以下)内か否かを判定し、正常範囲で無い時に入力電流の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。出力電流異常検出回路72は、ライン29の出力電流検出信号に基づいて出力電流が正常範囲(例えば定格電流の150%以下)内か否かを判定し、正常範囲でない時に出力電流の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。蓄電池電流異常検出回路73は、ライン17aの蓄電池電流検出信号が許容最大充電電流よりも大きいか否かを判定し、許容最大充電電流よりも大きい時に蓄電池電流の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。直流電圧異常検出回路74はラインAの信号に基づいて直流電圧(蓄電池電圧)が正常範囲(例えば定格電圧の80〜120%の値)内か否かを判定し、正常範囲で無い時に直流電圧の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。出力電圧異常検出回路75はラインBの信号に基づいて出力電圧(負荷電圧)が正常範囲(例えば定格電圧の80〜120%)内か否かを判定し、正常範囲でない時に出力電圧(負荷電圧)の異常を示す高レベル(論理の1)信号を出力する。バイパス給電指令発生回路76は変換回路の保守点検等で変換回路を交流電源1及び負荷2から切り離す時に高レベル(論理の1)信号から成るバイパス給電指令を送出するものである。このバイパス給電指令発生回路76はバイパス給電指令スイッチ(図示せず)の手動操作によってバイパス給電指令を発生する。OR回路77に前段の6個の回路71〜76の出力ラインがそれぞれ接続され、バイパス給電モードとインバータ給電モードとを区別するモード切換制御信号を出力する。この実施例では、高レベルのモード切換制御信号がバイパス給電モードを示し、低レベルのモード切換制御信号がインバータ給電モードを示す。OR回路77の出力端子78は別なOR回路66を介してライン20に接続され且つライン15a及び28にも接続されている。従って、5個の異常検出回路71〜75のいずれか1つ又は複数から異常を示す高レベル(論理の1)信号が出力した時、又はバイパス給電指令発生回路76からバイパス給電指令が発生した時に、OR回路77からバイパス給電モードを示す高レベルのモード切換制御信号がライン15a、20、28に供給され、入力スイッチ13及び出力スイッチ15がオフになり、バイパススイッチ16がオンになり、負荷2に交流電源電圧VACがバイパススイッチ16を介して供給される。出力スイッチ15は高レベルのモード切換制御信号に応答してオフになるように構成され、バイパススイッチ16は高レベルのモード切換制御信号に応答してオンになるように構成されている。なお、図5のライン15a、20、28にバイパス給電モード時に高レベルのモード切換制御信号を供給する代わりに低レベルのモード切換制御信号を供給するようにモード切換制御回路63を変形し、出力スイッチ15を低レベルのモード切換制御信号に応答してオフになるように変形し、バイパススイッチ16を低レベルのモード切換制御信号に応答してオンになるように変形することもできる。
次に、図3の単相交流無停電電源装置の動作を説明する。
交流電源1から正方向電圧が発生している期間において、第1のFETスイッチS1がオフ制御、第2のFETスイッチS2 が オン制御されている時には、第2のコンデンサ8と交流電源1と第1のリアクトル6と第2のFETスイッチS2とからなる第1の閉回路が形成され、第2のコンデンサ8の電圧と交流電源電圧VACとの和が第1のリアクトル6に加わり、この第1のリアクトル6にエネルギーが蓄積される。次に、交流電源1から正方向電圧が発生している期間において、第1のFETスイッチS1がオン制御され、第2のFETスイッチS2 がオフ制御されると、交流電源1と第1のリアクトル6と第1のダイオードD1又は第1のFETスイッチS1と第1のコンデンサ7とから成る第2の閉回路で第1のコンデンサ7が交流電源電圧VACより高い値に充電される。
交流電源1から負方向電圧が発生している期間に、第1のFETスイッチS1が オン制御、第2のFETスイッチS2がオフ制御されると、交流電源1と第1のコンデンサ7と第1のFETスイッチS1 と第1のリアクトル6とから成る第3の閉回路が形成され、交流電源電圧VACとコンデンサ7の電圧との和の電圧が第1のリアクトル6に加わり、この第1のリアクトル6にエネルギーが蓄積される。次に、交流電源1から負方向電圧が発生している期間において、第2のFET スイッチS2がオン制御、第1のFETスイッチS1がオフ制御されると、交流電源1と第2のコンデンサ8と第2のダイオードD2又は第2のFET スイッチS2と第1のリアクトル6とから成る第4の閉回路が形成され、第1のリアクトル6の蓄積エネルギーと交流電源1との両方によって第2のコンデンサ8が交流電源電圧VACよりも高い値に充電される。
交流電源電圧VACが例えば100V(実効値)であるとすれば、正側直流導体4と負側直流導体5との間の直流電圧VPNは、例えば、交流電源電圧VACのピーク値(141V)の2倍に相当する282Vに制御される。
第1及び第2のFETスイッチS1、S2は、図4の交流―直流変換制御回路61によってオンオフ制御されるために、直流電圧VPNは一定値に制御され、且つ交流入力電流の波形は正弦波に近似するように制御される。これにより、インバータ回路の直流電源電圧としての直流電圧VPNが安定化され、且つ力率改善が達成される。なお、第1及び第2のスイッチQ1,Q2には入力電流の歪みを補償するための電流(正弦波にするための電流)と直流電圧VPNを一定値に維持する電流が流れるのみであり、負荷2のための有効電流は流れない。従って、第1及び第2のスイッチQ1,Q2における電力損失は図2の従来回路の第1及び第2のスイッチQa,Qb、第1及び第2のダイオードDa、Dbの電力損失よりも小さい。
交流電源電圧VACが正常(定格)であり、且つバイパススイッチ16がオフ、入力スイッチ13及び出力スイッチ15がオンの時には、図4の直流―交流変換制御回路62の出力で第3及び第4のスイッチQ3,Q4がオンオフ制御される。この時の第3及び第4のスイッチQ3,Q4のオンオフ動作はハーフブリッジ型インバータ動作である。本実施例では、交流電源電圧VACにハーフブリッジ型インバータの出力電圧が重畳(加算又は減算)されたものが負荷2に印加される。更に詳しく説明すると、第3のFETスイッチS3のオン期間には、第1のコンデンサ7と第3のFETスイッチS3(又は第3のダイオードD3)と第2のリアクトル9と負荷2と交流電源1との閉回路が形成され、また、第4のFETスイッチS4のオン期間には、第2のコンデンサ8と交流電源1と負荷2と第2のリアクトル9と第4のFETスイッチS4(又は第4のダイオードD4)との閉回路が形成される。負荷2が電位VAの第2の電源端子1bと電位VBの出力端子3との間に接続されているために、負荷2の電圧VABは第2の電源端子1bと交流出力端子3との間の電圧となる。ここで、第1及び第2のコンデンサ7、8の相互接続点P1と出力端子3との間の電圧(インバータ出力電圧)をVBCとすれば、負荷電圧VABと電源電圧VACとインバータ出力電圧VBCとの関係を次式で示すことができる。
AB=VAC―VBC
もし、図7(A)に示すように正弦波の交流電源電圧VACの最大振幅がその定格電圧Vnよりも電圧ΔVだけ低い時には、図7(B)に示すように図7(A)の交流電源電圧VACに対して逆相であり且つΔVの最大振幅を有する正弦波のインバータ出力電圧VBCが形成され、これが交流電源電圧VACに重畳され、負荷電圧VABの最大振幅は図7(C)に示すように定格電圧Vnになる。
逆に、図8(A)に示すように正弦波の交流電源電圧VACの最大振幅がその定格電圧VnよりもΔVだけ高い時には、図8(B)に示すように図8(A)の交流電源電圧VACに対して同相であり且つΔVの最大振幅を有する正弦波のインバータ出力電圧VBCが形成され、これが交流電源電圧VACに重畳され、負荷電圧VABの最大振幅は図8(C)に示すように定格電圧Vnになる。即ち、交流電源電圧VACが定格電圧Vnよりも低い時には、交流電源電圧VACから逆相のインバータ出力電圧―VBCが減算され、VAB=VAC−(−VBC)=VAC+VBCの式に従って、交流電源電圧VACよりも高い所望の負荷電圧VABが得られる。また、交流電源電圧VACが定格電圧Vnよりも高い時には、交流電源電圧VACから同相のインバータ出力電圧VBCが減算され、VAB=VAC−VBCの式に従って、交流電源電圧VACよりも低い所望の負荷電圧VABが得られる。これにより、交流電源電圧VACの変動にかかわらず、負荷電圧VABを所望の一定値(例えば100V)に保つことができる。交流電源電圧VACが所望の負荷電圧VABと同一の時は、インバータ出力電圧VBCが零になるように第3及び第4のスイッチQ3,Q4を制御する。なお、交流電源電圧VACに波形歪みがある場合には、たとえ実効値又はピ−ク値において交流電源電圧VACが所望負荷電圧VABと同一であっても、正弦波の負荷電圧VABが得られるように第3及び第4のスイッチQ3,Q4が制御される。
交流電源電圧VACが異常(周波数異常又は電圧振幅異常)の時には、入力電圧異常を示すモード切換制御信号がモード切換制御回路63内のハープブリッジ・フルブリッジ切換制御回路64から送出され、この信号がOR回路66とライン20を介して入力スイッチ13に送られると共にライン52を介してスイッチ回路79に送られる。これにより、入力スイッチ13がオフになり、且つスイッチ回路79のスイッチ80,81がオンになる。この結果、直流―交流変換制御回路62から出力された第1及び第2のインバータ制御信号が第3及び第4のスイッチQ3,Q4に送られると共に第1及び第2のスイッチQ1,Q2にも送られ、第1〜第4のスイッチQ1〜Q4がフルブリッジ型インバータ動作する。即ち第1及び第4のスイッチQ1,Q4のオン期間に、蓄電池12、第1のスイッチQ1,第1のリアクトル6、負荷2、第2のリアクトル9及び第4のスイッチQ4の経路で第1の方向の電流が流れ、また、第2及び第3のスイッチQ2,Q3のオン期間に、蓄電池12、第3のスイッチQ3,第2のリアクトル9、負荷2、第1のリアクトル6、及び第2のスイッチQ2の経路で第2の方向の電流が流れる。負荷電圧VABは直流―交流変換制御回路62で制御されているので、前述のハーフブリッジ型インバータ動作時と同様に負荷2に所望周波数、所望振幅の電圧が供給される。
モード切換制御回路63内のバイパス給電切換制御回路65からバイパス給電を示すモード切換制御信号が送出された時には、この信号がライン20,15aを介して入力スイッチ13及び出力スイッチ15に送られ、入力スイッチ13及び出力スイッチ15がオフになり、且つこの信号がライン28を介してバイパススイッチ16に送られ、バイパススイッチ16がオンになる。これにより、交流電源1から負荷2に第1〜第4のスイッチQ1〜Q4から成る変換回路を介さないで電力が供給される。第1〜第4のスイッチQ1〜Q4から成る変換回路は交流電源1及び負荷2から切り離されているので、この点検又は修理が可能になる。
本実施例は次の効果を有する。
(1)第1及び第2の電源端子1a,1bから交流電源電圧が正常に供給されている時に、交流電源電圧を直流電圧に変換するように第1及び第2のスイッチQ1,Q2を制御し且つ直流電圧を交流電圧に変換するように第3及び第4のスイッチQ3,Q4を制御(ハーフブリッジ型インバータ制御)し、第1及び第2の電源端子1a,1b間の交流電源電圧VACが異常(例えば周波数異常又は振幅異常)の時に、入力スイッチ13をオフ状態に制御し且つ蓄電池12の直流電圧を交流電圧に変換するように第1、第2、第3及び第4のスイッチQ1,Q2、Q3,Q4を制御(フルブリッジ型インバータ制御)する。これにより、交流電源電圧の異常時に負荷2に所望周波数及び所望振幅の電圧を供給することができ、信頼性の高い無停電電源装置を提供することができる。
(2)交流電源電圧VACが正常の時には、交流電源電圧VACにハーフブリッジ型インバータの電圧を重畳して所望の負荷電圧を得る。ハーフブリッジ型インバータは交流電源電圧の変動分(例えば±1V)のみを供給すればよい。
(3)交流電源電圧VACが正常の時には、第1及び第2のスイッチQ1,Q2に負荷電流が流れず、蓄電池12の充電電流と入力電流の歪みを補償する電流と直流電圧を一定に維持するだけの電流が流れるのみである。従って、第1及び第2のスイッチQ1,Q2における電力損失が低減される。即ち、コンバータの電力損失が図2の従来回路に比べて低減される。
(4)負荷2に対してインバータを介して交流電圧を供給することができない時であっても、バイパススイッチ16を介して負荷2に交流電圧を供給することができる。これにより、負荷2に対する電力供給の停止を防ぐことができる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、例えば次の変形が可能なものである。
(1)第1〜第4のスイッチQ1〜Q4を、図1のIGBTから成る第1〜第4のスイッチQ11〜Q14と第1〜第4のダイオードD11〜D14との組み合わせと同様なものに置き換えることができる。また、第1〜第4のスイッチQ1〜Q4を、図2の接合型トランジスタから成る第1〜第4のスイッチQa〜Qdと第1〜第4のダイオードDa〜Ddとの組み合わせと同様なものに置き換えることができる。
(2)図5に示すハープブリッジ・フルブリッジ切換制御回路64を、電源電圧振幅異常検出回路67と周波数異常検出回路68とのいずれか一方のみで構成することができる。また、OR回路69をAND回路に置き換え、電源電圧振幅異常検出信号と周波数異常検出信号との両方が同時に得られた時にハープブリッジ・フルブリッジ切換信号をライン20,52に送出することができる。
(3)図5に示すバイパス給電切換制御回路65を、5個の異常検出回路71〜75から選択された1つ又は複数と、OR回路77とのみで構成することができる。また、図5に示すバイパス給電切換制御回路65を、バイパス給電指令発生回路76のみで構成することができる。また、バイパス給電切換制御回路65を、5個の異常検出回路71〜75の全部又は選択された複数の出力段にAND回路を設け、AND回路によって複数の異常検出が同時に得られたか否かを判定し、複数の異常検出が同時に得られた時にバイパス給電切換制御信号を出力させることができる。
(4)交流電源1と第1及び第2のスイッチQ1、Q2との間のライン、又は交流電源1と第1及び第2のコンデンサ7,8との間のラインがインダクタンスを有する場合には第1のリアクトル6を省くことができる。また、第3及び第4のスイッチQ3、Q4から成るインバータの出力ラインがインダクタンスを有する場合、又は負荷2がインダクタンスを有する場合には、第2のリアクトル9を省くことができる。
従来の単相交流無停電電源装置を示す回路図である。 従来の別の単相交流無停電電源装置を示す回路図である。 本発明の実施例の単相交流無停電電源装置を示す回路図である。 図3の制御回路を詳しく示す回路図である。 図4のモード切換制御回路を詳しく示す回路図である。 図4の各部の状態を示す波形図である。 交流電源電圧が低い時における図3の各部の状態を示す波形図である。 交流電源電圧が高い時における図3の各部の状態を示す波形図である。
符号の説明
13 入力スイッチ
15 出力スイッチ
16 バイパススイッチ
Q1〜Q4 第1〜第4のスイッチ

Claims (3)

  1. 交流電源電圧を供給するための第1及び第2の電源端子と、
    第1及び第2のコンデンサの直列回路と、
    前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された第1及び第2のスイッチの直列回路と、
    前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された第3及び第4のスイッチの直列回路と、
    前記第1及び第2のコンデンサの直列回路に対して並列に接続された蓄電池と、
    前記第1及び第2のスイッチの相互接続点と前記第2の電源端子との間に接続されたリアクトルと、
    前記第3及び第4のスイッチの相互接続点と前記第2の電源端子との間に前記リアクトルを介することなく接続された負荷と、
    前記第1の電源端子と前記第1及び第2のコンデンサの相互接続点との間に接続された入力スイッチと、
    前記第1及び第2の電源端子に交流電源電圧が正常に供給されている時に、前記入力スイッチをオン状態に制御し且つハーフブリッジ型コンバータ動作で前記交流電源電圧を直流電圧に変換するように前記第1及び第2のスイッチを制御し且つハーフブリッジ型インバータ動作で前記第1及び第2のコンデンサの直流電圧を前記交流電源電圧に同期して交流電圧に変換するように前記第3及び第4のスイッチを制御し、前記交流電源電圧が異常の時に前記入力スイッチをオフ状態に制御し且つフルブリッジ型インバータ動作で前記蓄電池の直流電圧を前記負荷が要求する交流電圧に変換するように前記第1、第2、第3及び第4のスイッチを制御する制御回路と
    を備え、前記制御回路は
    前記交流電源電圧を直流電圧に変換する時に前記第1及び第2のスイッチをハーフブリッジ型コンバータ動作させるための第1及び第2のコンバータ制御信号を形成する交流―直流変換制御回路と
    前記交流―直流変換制御回路から得られた第1及び第2のコンバータ制御信号を前記第1及び第2のスイッチに送る信号伝送路と
    前記第1及び第2のコンデンサの直流電圧を交流電圧に変換する時に前記第3及び第4のスイッチをインバータ動作させるための第1及び第2のインバータ制御信号を形成する直流―交流変換制御回路と
    前記直流―交流変換制御回路から得られた第1及び第2のインバータ制御信号を前記第3及び第4のスイッチの制御端子に送る信号伝送路と
    前記交流電源電圧の異常を検出する異常検出手段を含み、前記異常検出手段で異常が検出されていない時に前記第3及び第4のスイッチによるハーフブリッジ型インバータモードを示し、前記異常検出手段で異常が検出された時に前記第1、第2、第3及び第4のスイッチによるフルブリッジ型インバータモードを示すモード切換制御信号を発生するモード切換制御回路と
    前記フルブリッジ型インバータモードを示す前記モード切換制御信号に応答してオン状態になり、前記直流―交流変換制御回路から得られた第1のインバータ制御信号を前記第2のスイッチの制御端子に送る第1のインバータ制御信号伝送用スイッチ(80)と
    前記フルブリッジ型インバータモードを示す前記モード切換制御信号に応答してオン状態になり、前記直流―交流変換制御回路から得られた第2のインバータ制御信号を前記第1のスイッチの制御端子に送る第2のインバータ制御信号伝送用スイッチ(81)と
    を備えていることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記直流―交流変換制御回路は、ハーフブリッジ型インバータ動作時に、前記交流電源電圧に対して同相又は逆相の微小のインバータ出力電圧を発生させるように前記第3及び第4のスイッチを制御するための第1及び第2のインバータ制御信号を形成するものであることを特徴とする請求項記載の無停電電源装置。
  3. 更に、前記第1の電源端子と前記負荷の一端との間に接続されたバイパススイッチと、
    前記第3及び第4のスイッチの相互接続点と前記負荷の一端との間に接続された出力スイッチと、
    前記交流電源電圧を前記バイパススイッチを介して前記負荷に供給する時に前記バイパススイッチをオン状態に制御し、前記入力スイッチ及び前記出力スイッチをオフ状態に制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の無停電電源装置。
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