JP6147590B2 - 電力変換装置及び電力変換システム - Google Patents

電力変換装置及び電力変換システム Download PDF

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Description

本発明は、コンバータ及びインバータ等の電力変換装置と、これを備える電力変換システムと、に関するものである。
従来、特許文献1には、一時的な過負荷時に、電力供給源としての直流(以下「DC」という。)/DCコンバータの保護機能により出力電力が遮断されるのを防止して、コンバータの容量範囲内で最大限の出力電力を確保できるようにした電力変換装置としてのDC/交流(以下「AC」という。)インバータが記載されている。特許文献2には、デッドタイムの影響を無くし、DC/DCコンバータから出力されるDCリンク電圧を低く抑えるようにしたDC/ACインバータが記載されている。特許文献3には、太陽光発電等によるDC電力をAC電力に変換して、単独で負荷に電力供給を行うために好適なDC/ACインバータの制御方法が記載されている。更に、特許文献4には、高力率コンバータ等のAC電源に接続される変換器の制御方法が記載されている。
図2は、従来の電力変換システムの概略を示すブロック図である。
従来の電力変換システムは、太陽電池等の電池1を備えているものがある。この電池1の出力側には、例えば、DC400VをDC300Vに変換して、リンク電圧Vlを出力する電力供給源としてのDC/DCコンバータ10が接続されている。このDC/DCコンバータ10の出力側には、電力変換装置としてのDC/ACインバータ20及びDC/DCコンバータ40が並列に接続されている。更に、DC/ACインバータ20及びDC/DCコンバータ40の出力側には、負荷30及び50がそれぞれ接続されている。
図3は、図2の電力変換システムの一部を示すブロック図である。
図2中のDC/ACインバータ20は、DC/DCコンバータ10と負荷30との間に接続され、入力電力をスイッチングして所定の出力電力を生成するための駆動信号としてパルス幅変調信号(以下「PWM信号」という。)S22を用い、このPWM信号S22に基づき、DC入力電力をスイッチングして所定のAC出力電力を生成し、このAC出力電力を負荷30に供給するものである。
DC/ACインバータ20は、PWM信号S22に基づき、スイッチング動作してDC入力電力を所定のAC出力電力に変換して、このAC出力電力を負荷30に供給するインバータ部21と、PWM信号S22を生成してインバータ部21に与える制御部22と、を備えている。制御部22は、インバータ部21のAC出力電力における出力電流Ioの電流検出値io及び出力電圧Voの電圧検出値voと、電流制限指令値io_limと、出力電圧指令値vo_refと、を入力し、出力電圧指令値vo_refに対する電圧検出値voの誤差を打ち消すようなPWM信号S22を生成してインバータ部21に与えるものである。ここで、電流制限指令値io_lim及び出力電圧指令値vo_refは、図示しない中央処理装置(以下「CPU」という。)等から与えられる値である。
図3に示された従来の電力変換システムにおいて、負荷30の消費電力がDC/DCコンバータ10の最大供給電力を超えた過負荷状態になると、制御部22は、電流検出値ioが電流制限指令値io_limを超えないようにPWM信号S22を補正する。これにより、DC/ACインバータ20の出力電流Io及び出力電圧Voを低く抑える垂下制御が行われる。
特開2006−101668号公報 特開2010−268584号公報 特開平8−98542号公報 特開平7−135778号公報
しかしながら、従来のDC/ACインバータ20及び電力変換システムでは、次の(1),(2)のような課題があった。
(1) DC/DCコンバータ10の出力側に接続されたDC/ACインバータ20では、負荷30の消費電力がDC/DCコンバータ10の最大供給電力より大きくなると、リンク電圧が低下して電力変換が制御不能になる。
(2) DC/DCコンバータ10の出力側に、主系統のDC/ACインバータ20と並列に、他の電力変換装置としてのDC/DCコンバータ40が接続されている場合、DC/ACインバータ20の出力側に接続された負荷30が過負荷になっただけで、DC/DCコンバータ10の出力電圧の低下により、DC/DCコンバータ10から、DC/ACインバータ20と並列に接続されたDC/DCコンバータ40へ電力を供給できなくなる。
本発明の内の第1発明の電力変換装置は、電力供給源と負荷との間に接続され、駆動信号に基づき、入力電力をスイッチングして所定の出力電力を生成し、前記出力電力を前記負荷へ供給する電力変換部と、前記出力電力における出力電流の電流検出値及び出力電圧の電圧検出値と、出力電圧指令値と、前記電力供給源から供給されるリンク電圧のリンク検出値と、リンク電圧指令値と、を入力し、前記出力電圧指令値に対する前記電圧検出値の誤差を打ち消すような前記駆動信号を生成して前記電力変換部に与える制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記リンク検出値と前記リンク電圧指令値とを比較して、前記リンク電圧が所定値以下に低下しないように前記駆動信号を補正する装置である。そして、前記制御手段は、前記リンク検出値から前記リンク電圧指令値を減じた第1減算結果を出力すると共に、前記第1減算結果の正負の符号の変化によって前記過負荷状態を検出する検出部と、前記第1減算結果と、前記電流検出値及び前記電圧検出値と、に基づいて、前記リンク電圧が前記所定値以下にならないような制御信号を演算して出力する演算部と、前記制御信号に基づいて、前記駆動信号を生成して、前記電力変換部へ与える駆動信号生成部と、を有することを特徴とする。
第2発明の電力変換システムは、前記電力供給源と、前記電力供給源の出力側に接続された前記電力変換装置と、前記電力変換装置に並列接続された1つ又は複数の他の電力変換装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の電力変換装置及び電力変換システムによれば、電力変換部に駆動信号を与える制御手段は、リンク検出値からリンク電圧指令値を減じた第1減算結果を出力すると共に、前記第1減算結果の正負の符号の変化によって過負荷状態を検出する検出部と、前記第1減算結果と、電流検出値及び電圧検出値と、に基づいて、前記リンク電圧が所定値以下にならないような制御信号を演算して出力する演算部と、前記制御信号に基づいて、前記駆動信号を生成して、前記電力変換部へ与える駆動信号生成部と、を有している。そのため、電力変換部の出力側に接続された負荷の消費電力が、電力供給源の最大供給電力より大きくなっても、リンク電圧が所定値以下に低下しないので、電力変換装置の正常運転を維持することができる。更に、電力変換部の出力側に接続された負荷の消費電力が、電力供給源の最大供給電力より大きくなっても、定格電圧が所定値以下の他の電力変換装置への電力供給を維持することができる。
図1は本発明の実施例1におけるDC/ACインバータの概略を示すブロック図である。 図2は従来の電力変換システムの概略を示すブロック図である。 図3は図2の電力変換システムの一部を示すブロック図である。 図4は本発明の実施例2における電力変換システムの概略を示すブロック図である。 図5は図4中のDC/DCコンバータ60Aの概略を示すブロック図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
本発明の実施例1における電力変換システムは、従来例を示す図2の電力変換システムとほぼ同様に、太陽電池等の電池1に接続された電力供給源としてのDC/DCコンバータ10と、この出力側に接続された電力変換装置としての従来とは異なる構成のDC/ACインバータ60と、このDC/ACインバータ60に対して並列に接続された他の電力変換装置としてのDC/DCコンバータ40と、を備えている。
図1は、本発明の実施例1におけるDC/ACインバータ60を備える電力変換システムの一部の概略を示すブロック図である。
DC/DCコンバータ10は、例えば、DC400VをDC300Vに変換して、このDC300Vのリンク電圧Vlを出力する回路であり、この出力側に、DC/ACインバータ60が接続されている。更に、DC/ACインバータ60の出力側には、負荷30が接続されている。
DC/ACインバータ60は、電力変換部としてのインバータ部61を有している。このインバータ部61と負荷30との間には、3相用の3つのインダクタンス62−1,62−2,62−3が接続されている。3つのインダクタンス62−1,62−2,62−3の出力側には、各コンデンサ63−1,63−2,63−3の一端が接続され、これらのコンデンサ63−1,63−2,63−3の他端が、共通に接続されている。
インダクタンス62−1とコンデンサ63−1との間には、出力電流Ioを検出するためのシャント抵抗64−1が接続されている。同様に、インダクタンス62−3とコンデンサ63−3との間には、出力電流Ioを検出するためのシャント抵抗64−2が接続されている。2つのシャント抵抗64−1,64−2の出力側には、出力電流検出部としての変換部65が接続されている。変換部65は、2つのシャント抵抗64−1,64−2の出力値を入力して出力電流Ioの電流検出値ioに変換する回路である。
2つのインダクタンス62−1,62−2の出力側には、2相間の電圧検出用のトランス66−1が接続されている。同様に、2つのインダクタンス62−2,62−3の出力側には、2相間の電圧検出用のトランス66−2が接続されている。2つのトランス66−1,66−2の出力側には、出力電圧検出部としての変換部67が接続されている。変換部67は、2つのトランス66−1,66−2の出力値を入力して、出力電圧Voの電圧検出値voに変換する回路である。インバータ部61の入力側には、リンク電圧Vlを検出してリンク検出値vlを出力するリンク電圧検出部としてのトランス68が接続されている。ここで、2つの変換部65,67とトランス68とにより、リンク検出値vl、電流検出値io及び電圧検出値voを検出する検出部が構成されている。
DC/DCインバータ60は、制御手段としての制御部70を有している。制御部70は、電流検出値io及び電圧検出値voと、出力電圧指令値としてのインバータ出力電圧指令値vo_ref1と、リンク検出値vlと、リンク電圧指令値vl_refと、を入力し、インバータ出力電圧指令値vo_ref1に対する電圧検出値voの誤差を打ち消すような駆動信号としてのPWM信号S79を生成してインバータ部61に与えるものである。ここで、リンク電圧指令値vl_ref及びインバータ出力電圧指令値vo_ref1は、図示しないCPU等から与えられる値である。リンク電圧指令値vl_refは、過負荷状態を検出するために定められる値である。
制御部70は、検出部71と、演算部72と、駆動信号生成部としてのPWM信号生成部79と、を有している。検出部71は、リンク検出値vlからリンク電圧指令値vl_refを減じた第1減算結果を出力すると共に、第1減算結果の正負の符号の変化によって過負荷状態を検出するものである。演算部72は、第1減算結果と、電流検出値io及び電圧検出値voと、に基づいて、リンク電圧Vlが所定値以下にならないような制御信号S78を演算して出力するものである。PWM信号生成部79は、制御信号S78に基づき、PWM信号S79を生成して、インバータ部61へ与えるものである。
演算部72は、第1比例積分(以下「PI」という。)部73と、第1減算部74と、第2PI部75と、加算部76と、第2減算部77と、第3PI部78と、を有している。第1PI部73は、検出部71が出力する第1減算結果に第1比例定数を乗算して第1乗算結果を出力するものである。第1減算部74は、第1PI部73で演算された第1乗算結果から電流検出値ioを減算して第2減算結果を出力するものである。第2PI部75は、前記第2減算結果に第2比例定数を乗算して第2乗算結果を出力するものである。加算部76は、出力電圧指令値としてのインバータ出力電圧指令値vo_ref1と、前記第2乗算結果と、を加算して加算結果を出力するものである。第2減算部77は、前記加算結果から電圧検出値voを減算して第3減算結果を出力するものである。更に、第3PI部78は、前記第3減算結果に第3比例定数を乗算して制御信号S78を出力するものである。
(実施例1の動作)
本発明の実施例1の電力変換装置及び電力変換システムの動作について、(I)通常負荷時の動作と、(II)過負荷時の動作と、に分けて説明する。
(I) 通常負荷時の動作
通常負荷時とは、図1において、例えば、DC/DCコンバータ10の出力するリンク電圧VlがDC300Vであり、このDC/DCコンバータ10の最大供給電力10kWに対し、負荷30の消費電力が5kWである場合である。
通常負荷時には、DC/ACインバータ60内の制御部70は、インバータ出力電圧指令値vo_ref1に対する電圧検出値voの誤差を打ち消すようなPWM信号S79を生成してインバータ部61に与える。インバータ部61は、与えられるPWM信号S79により制御され、電圧検出値voがインバータ出力電圧指令値vo_ref1に漸近するような出力電圧Voの電圧制御が行われる。
通常負荷時には、DC/DCコンバータ10の最大供給電力が負荷30の消費電力に対して十分な余裕があるため、出力電流Ioを制限する制御は行われない。又、リンク検出値vl及びリンク電圧指令値vl_refに基づいて、リンク電圧Vlの低下を抑制する制御も行われない。
従って、通常負荷時には、負荷30の消費電力の変化によらず、リンク電圧Vlは、例えば、DC300Vに維持される。
(II) 過負荷時の動作
過負荷時とは、例えば、天候の変化等により、電池1としての太陽電池での発電電力が通常の半分程度に減少した場合、例えば、負荷30がモータ等の誘導負荷であり、この負荷30の起動時に、DC/DCコンバータ10の最大供給電力を超える場合等である。
又、過負荷時とは、DC/DCコンバータ10が出力するリンク電圧VlがDC300Vであり、このDC/DCコンバータ10の最大供給電力10kWに対し、負荷30の消費電力が10kWを超える場合である。
例えば、通常負荷時のリンク電圧VlがDC300Vであり、リンク電圧指令値vl_refが、リンク電圧VlのDC260Vに対応する値に設定されているとする。この場合、過負荷状態に近づくと、リンク電圧VlがDC300Vから低下するが、このリンク電圧VlがDC260V以上のときは、検出部71が出力する第1減算結果は正又は零の値になる。更に、負荷30の消費電力が増加して、リンク電圧VlがDC260V未満になると、検出部71が出力する第1減算結果は負の値になる。即ち、検出部71は、リンク検出値vlとリンク電圧指令値vl_refとを比較して、第1減算結果の値が正から負に変化するのを検出することにより、DC/DCコンバータ10の過負荷状態を検出している。
過負荷状態になると、第1PI部73は、前記負の値の第1減算結果に第1比例定数を乗算して負の値の第1乗算結果を出力する。ここで、第1PI部73が出力する第1乗算結果は、従来の図3における電流制限指令値io_limに相当する。
第1減算部74は、前記負の値の第1乗算結果から電流検出値ioを減算して負の値の第2減算結果を出力する。第2PI部75は、前記負の値の第2減算結果に第2比例定数を乗算して負の値の第2乗算結果を出力する。加算部76は、インバータ出力電圧指令値vo_ref1に前記負の値の第2乗算結果を加算して加算結果を出力する。この加算結果は、インバータ出力電圧指令値vo_ref1から前記第2乗算結果の絶対値を減算した値になる。
第2減算部77は、前記加算結果から電圧検出値voを減算して第3減算結果を出力する。第3PI部78は、前記第3減算結果に第3比例定数を乗算して制御信号S78を出力する。更に、PWM信号生成部79は、制御信号S78に基づき、PWM信号S79を生成してインバータ部61へ与える。
図3に示された従来のDC/ACインバータ20では、過負荷時に、制御部22により、電流検出値ioが電流制限指令値io_limを超えないようにPWM信号S22を補正する垂下制御を行っている。しかし、電流制限指令値io_limが固定値であるため、リンク電圧Vlの低下を抑制することができない。
これに対し、本実施例1のDC/ACインバータ60では、過負荷時に、図3における電流制限指令値io_limに対応する第1PI部73の第1乗算結果が、リンク検出値vlからリンク電圧指令値vl_refを減算した第1減算結果に、第1比例定数を乗算して算出されている。そのため、リンク電圧指令値vl_refを設定することにより、リンク電圧Vlが所定値以下に低下しないように制御することが可能になる。
(実施例1の効果)
本実施例1のDC/ACインバータ60とこれを備えた電力変換システムによれば、インバータ部61にPWM信号S79を与える制御部70は、検出部71、演算部72、及びPWM信号生成部79を有している。そのため、次の(1),(2)のような効果がある。
(1) DC/DCコンバータ10が過負荷状態になっても、リンク電圧Vlが所定値以下に低下せず、DC/ACインバータ60の制御が維持される。
(2) リンク電圧Vlが所定値以下に低下しないため、この所定値を、リンクに並列接続された図2中の他のDC/DCコンバータ40の定格入力電圧値以上に設定することで、DC/ACインバータ60が過負荷時に垂下制御された場合にも、DC/DCコンバータ10から他のDC/DCコンバータ40への電力供給を維持することができる。
(実施例2の構成)
図4は、本発明の実施例2における電力変換システムの概略を示すブロック図であり、従来の図2と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の電力変換システムは、従来と同様の電池1、2つのDC/DCコンバータ10,40及び負荷50と、従来とは構成の異なるDC/DCコンバータ60A及び負荷30Aと、を備えている。DC/DCコンバータ60Aは、DC/DCコンバータ10と負荷30Aとの間に接続され、駆動信号としてのPWM信号に基づき、DC入力電力をスイッチング動作して所定のDC出力電力に変換し、このDC出力電力を負荷30Aへ供給するものである。本実施例2の負荷30Aは、従来の負荷30がAC入力の負荷であったのに対し、DC入力の負荷である。
図5は、図4中のDC/DCコンバータ60Aの概略を示すブロック図であり、実施例1を示す図1と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の電力変換システムは、太陽電池等の電池1を備えている。この電池1の出力側には、例えば、DC400VをDC300Vに変換して、リンク電圧Vlを出力する電力供給源としてのDC/DCコンバータ10が接続されている。DC/DCコンバータ10の出力側には、電力変換装置としてのDC/DCコンバータ60Aが接続されている。更に、DC/DCコンバータ60Aの出力側には、負荷30Aが接続されている。
DC/DCコンバータ60Aは、電力変換部としてのコンバータ部61Aを備えている。コンバータ部61Aと負荷30Aとの間には、出力電流Ioを検出するためのシャント抵抗64−3が接続されている。シャント抵抗64−3の出力側には、変換部65Aが接続されている。変換部65Aは、シャント抵抗64−3の出力信号を入力して、出力電流Ioの電流検出値ioに変換する回路である。
コンバータ部61Aと負荷30Aと間には、電圧検出用のトランス66−3が接続されている。トランス66−3の出力側には、変換部67Aが接続されている。変換部67Aは、トランス66−3の出力信号を入力して、出力電圧Voの電圧検出値voに変換する回路である。コンバータ部61Aの入力側には、リンク電圧Vlを検出してリンク検出値vlを出力する実施例1と同様のトランス68が接続されている。ここで、2つの変換部65A,67Aとトランス68とにより、リンク検出値vl、電流検出値io及び電圧検出値voを検出する検出部が構成されている。
DC/DCコンバータ60Aは、制御手段としての制御部70Aを有している。制御部70Aは、電流検出値io及び電圧検出値voと、出力電圧指令値としてのコンバータ出力電圧指令値vo_ref2と、リンク検出値vlと、リンク電圧指令値vl_refと、を入力し、コンバータ出力電圧指令値vo_ref2に対する電圧検出値voの誤差を打ち消すような駆動信号としてのPWM信号S79を生成してコンバータ部61Aに与えるものである。
制御部70Aは、検出部71と、演算部72と、駆動信号生成部としてのPWM信号生成部79と、を有している。検出部71は、リンク検出値vlからリンク電圧指令値vl_refを減じた第1減算結果を出力すると共に、この第1減算結果の正負の符号の変化によってDC/DCコンバータ10の過負荷状態を検出するものである。演算部72は、実施例1と同様に、前記第1減算結果と、電流検出値io及び電圧検出値voと、に基づいて、リンク電圧Vlが所定値以下にならないような制御信号S78を演算して出力するものである。PWM信号生成部79は、制御信号S78に基づき、PWM信号S79を生成して、コンバータ部61Aへ与えるものである。
(実施例2の動作)
本実施例2のDC/DCコンバータ60A及びこれを備えた電力変換システムの動作について、(I)通常負荷時の動作と、(II)過負荷時の動作と、に分けて説明する。
(I) 通常負荷時の動作
通常負荷時には、制御部70Aは、コンバータ出力電圧指令値vo_ref2に対する電圧検出値voの誤差を打ち消すようなPWM信号S79を生成してコンバータ部61Aに与える。コンバータ部61Aは、与えられたPWM信号S79により、スイッチング動作され、電圧検出値voがコンバータ出力電圧指令値vo_ref2に漸近するような出力電圧Voの電圧制御が行われる。
通常負荷時には、DC/DCコンバータ10の最大供給電力が負荷30Aの消費電力に対して十分な余裕があるため、出力電流Ioを制限する制御は行われない。又、リンク検出値vl及びリンク電圧指令値vl_refに基づいて、リンク電圧Vlの低下を抑制する制御も行われない。
従って、通常負荷時には、負荷30Aの消費電力の変化によらず、リンク電圧Vlは、例えば、DC300Vに維持される。
(II) 過負荷時の動作
過負荷時には、制御部70Aは、リンク検出値vlとリンク電圧指令値vl_refとを比較してDC/DCコンバータ10の過負荷状態を検出すると、例えば、DC300Vのリンク電圧VlがDC250V以下に低下しないようにPWM信号S79を補正する。これにより、リンク電圧vlが所定値以下に低下しないように、DC/DCコンバータ60Aが制御される。
(実施例2の効果)
本実施例2のDC/DCコンバータ60及びこれを備えた電力変換システムによれば、コンバータ部61AにPWM信号S79を与える制御部70Aは、検出部71、演算部72、及びPWM信号生成部79を有しているので、実施例1と同様の効果がある。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形例が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(1)〜(3)のようなものがある。
(1) 実施例1、2の電力変換システムの説明では、電力供給源としてのDC/DCコンバータ10の出力側に、1つの他の電力変換装置としてのDC/DCコンバータ40が接続された例を説明したが、その出力側に接続される他の電力変換装置の台数は1台に限定されない。本発明の電力変換システムでは、DC/DCコンバータ10の出力側に複数の他の電力変換装置を接続したシステムにも適用可能である。
(2) 実施例1、2の電力変換システムの説明では、電力供給源は、DC/DCコンバータ10であるとして説明したが、電力供給源は、DC/DCコンバータ10に限定されない。電力供給源として、DC/ACインバータを用い、このDC/ACインバータの出力側に、AC/DCコンバータやAC/ACコンバータを接続した電力変換システムにも適用可能である。
(3) 実施例1、2において説明した制御部70,70Aは、ハードロジックとして構成できるが、ハードロジックに限定されない。例えば、ハードウェアとしてのCPU上で、制御部70,70Aの機能を実現するソフトウェア構成としても良い。
1 電池
10,40,60A DC/DCコンバータ
20,60 DC/ACインバータ
21,61 インバータ部
22,70,70A 制御部
30,30A,50 負荷
61A コンバータ部
71 検出部
72 演算部
73,75,78 PI部
74,77 減算部
76 加算部
79 PWM信号生成部

Claims (9)

  1. 電力供給源と負荷との間に接続され、駆動信号に基づき、入力電力をスイッチングして
    所定の出力電力を生成し、前記出力電力を前記負荷へ供給する電力変換部と、
    前記出力電力における出力電流の電流検出値及び出力電圧の電圧検出値と、出力電圧指
    令値と、前記電力供給源から供給されるリンク電圧のリンク検出値と、リンク電圧指令値
    と、を入力し、前記出力電圧指令値に対する前記電圧検出値の誤差を打ち消すような前記
    駆動信号を生成して前記電力変換部に与える制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記リンク検出値と前記リンク電圧指令値とを比較して前記リンク電圧が所定値以下に
    低下しないように前記駆動信号を補正する電力変換装置であって、
    前記制御手段は、
    前記リンク検出値から前記リンク電圧指令値を減じた第1減算結果を出力すると共に、
    前記第1減算結果の正負の符号の変化によって過負荷状態を検出する検出部と、
    前記第1減算結果と、前記電流検出値及び前記電圧検出値と、に基づいて、前記リンク
    電圧が前記所定値以下にならないような制御信号を演算して出力する演算部と、
    前記制御信号に基づいて、前記駆動信号を生成して、前記電力変換部へ与える駆動信号
    生成部と、
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記負荷の消費電力が、前記電力供給源における最大供給電力を超えた状態であり、
    前記リンク検出値が前記リンク電圧指令値未満の場合には、前記過負荷状態を検出することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記演算部は、
    前記第1減算結果に第1比例定数を乗算して第1乗算結果を出力する第1比例積分部と、
    前記第1乗算結果から前記電流検出値を減算して第2減算結果を出力する第1減算部と、
    前記第2減算結果に第2比例定数を乗算して第2乗算結果を出力する第2比例積分部と、
    前記出力電圧指令値と前記第2乗算結果とを加算して加算結果を出力する加算部と、
    前記加算結果から前記電圧検出値を減算して第3減算結果を出力する第2減算部と、
    前記第3減算結果に第3比例定数を乗算して前記制御信号を出力する第3比例積分部と
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記入力電力は直流電力であり、
    前記出力電力は交流電力であり、
    前記電力変換部は、
    前記入力電力を前記出力電力に変換する直流/交流インバータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電力変換装置。
  5. 前記入力電力は直流電力であり、
    前記出力電力は直流電力であり、
    前記電力変換部は、
    前記入力電力を前記出力電力に変換する直流/直流コンバータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の電力変換装置は、更に、
    前記リンク検出値、前記電流検出値及び前記電圧検出値を検出する検出部を有することを特徴とする電力変換装置。
  7. 前記検出部は、
    前記リンク電圧を検出して前記リンク検出値を出力するリンク電圧検出部と、
    前記出力電流を検出して前記電流検出値を出力する出力電流検出部と、
    前記出力電圧を検出して前記電圧検出値を出力する出力電圧検出部と、
    を有することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  8. 前記駆動信号として、パルス幅変調信号を用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の電力変換装置。
  9. 前記電力供給源と、
    前記電力供給源の出力側に接続された請求項1〜8のいずれか1項記載の電力変換装置と、
    前記電力変換装置に並列接続された1つ又は複数の他の電力変換装置と、
    を備えることを特徴とする電力変換システム。
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