JP5327611B2 - クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、表面移動する像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置、並びに、これを備える複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
上記クリーニング装置として、構成が簡単でかつ付着物の除去性能にも優れていることから、長尺な板状弾性部材からなるブレードの像担持体との当接辺である先端稜線部を像担持体の表面に押しつけて残留トナーを除去するブレード方式のものが広く利用されている。また、ブレード方式では、板状のブレードの一端部を支持体で支持し、支持体から突き出した自由長部分を撓ませて先端稜線部を像担持体に押しつけるものが広く知られている。
また、近年、画像品質向上の要求が強まっており、その要求に応えるべく、トナーの小粒径化、球形化が進められている。小粒径化により、より高精度で高精細な高解像度の画像を得ることができ、球形化により現像性、転写性の向上を図ることができる。しかしながら、小粒径化、球形化が進んだトナーはブレードにもぐり込み易く、クリーニング装置には高い除去性能が要求されてくる。
除去性能を高めるためには、ブレードの先端稜線部と像担持体との当接圧を高めるべくブレードを大きな力で押しつけることが考えられる。しかしながら、ブレードを大きな力で押しつけ過ぎると、ブレードが大きく反ってしまって、ブレードの先端稜線部に対して像担持体表面移動方向上流側に位置するクリーニングブレードの上流側の面が表面移動部材表面に当たってしまう腹当たり現象が生じてしまう。腹当たり現象が生じると、ブレードと像担持体表面との当接面積が急激に増大するため、像担持体を大きな力で押しつけても逆に当接圧(単位面積当りの当接力)は小さくなり、除去性能が低下してしまう。
特許文献1には、ブレードの先端稜線部を辺にもたない像担持体側とは反対側の面の全体を、剛体からなる支持体で支持するクリーニング装置が記載されている。この装置は、面全体が支持体に支持されており、支持体から突き出す自由長部分を有しない、所謂突き出し量ゼロの支持方法である。このような支持方法では、ブレードを大きな力で押しつけてもブレードは撓むことがないため、当接圧を大きくすることができ除去性能を向上させることができる。
ブレード方式のクリーニング装置では、長尺な板状弾性部材からなるブレードの部品レベルの寸法誤差や、ブレードの支持体への貼り付け誤差により、ブレードの像担持体に当接する先端稜線部は長尺方向にうねりを持っている。このため、像担持体に押しつけた際に長尺方向に当接圧の偏差が生じてしまい、除去性能を高められなかったり、磨耗量に偏差がでて寿命低下が発生したりすることがある。従来のブレードの一端部を支持体で支持し、支持体から突き出したブレードの自由長を撓ませて先端稜線部を像担持体に押しつける支持方法では、自由長部分が撓むことによりうねりを吸収して、当接圧の偏差をある程度は緩和することができる。しかしながら、上記特許文献1の突き出し量ゼロの支持方法では、ブレードの撓みが規制されるため、ブレードの稜線部の僅かな変形のみによってうねりを吸収することになり、結果として当接圧の偏差は十分に緩和されずに顕著に顕れてしまう。このため、うねりを抑えるように、部品レベルでブレードをより高精度に管理したり、組立工程で貼りつけ精度をより高精度に管理したりする必要がある。しかしながら、部品に要求する精度や組立工程における精度が高くなると、コストアップとなってしまう。
また、従来のブレードの自由長を撓ませて先端稜線部を押しつける支持方法でも、部品に要求する精度や組立工程における精度が低めでも長尺方向に均一な当接圧を得ることができれば、精度を低めに見直すことによりコストダウンを図ることができる。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、長尺な板状弾性部材からなるブレードの先端稜線部を像担持体の表面に押しつけて残留トナーを除去するもので、コストを抑えつつブレードの長尺方向における当接圧の偏差を抑え、除去能力の高いクリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面移動する像担持体に長尺な板状弾性部材よりなるブレードの長尺方向に延びる一辺を押しつけて、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置において、上記ブレードを支持する支持体が、可撓性材料にて成型したブロック状の支持体であり、中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材を、上記中心線方向に直交する方向に圧縮して前記支持体に当接させ、該ブレードの一辺が上記像担持体に押しつけられるよう該コイル状部材で該支持体を加圧したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は請求項のクリーニング装置において、上記ブレードと上記ブロック状支持体とを一体的に成型したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、表面移動する像担持体に長尺な板状弾性部材よりなるブレードの長尺方向に延びる一辺を押しつけて、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置において、中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材を装置本体に取り付け、該コイル状部材の各巻き部が当接するように上記ブレードを該コイル状部材に取り付け、該ブレードの一辺を上記像担持体に押しつけるよう該コイル状部材を該ブレードの長尺方向に関して多数の加圧点で加圧する加圧手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項のクリーニング装置において、上記長尺方向に対して直交する方向に切ったときの上記コイル状部材の断面形状において、少なくとも上記ブレードに固定される箇所が直線部を持った形状となるよう、上記コイル状部材を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置において、上記ブレードは上記支持体によって突出し量が略ゼロで支持されることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項のクリーニング装置において、上記支持体は上記像担持体の表面移動方向に関して上流側の面で上記ブレードを支持することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置において、上記像担持体上にトナー像を形成するのに用いられるトナーの形状係数SF1が100〜150であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、像担持体と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを一体的に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジにおいて、上記クリーニング手段として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録体に転写する転写手段と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、上記クリーニング手段として、請求項1乃の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録体に転写する転写手段と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、上記転写手段として中間転写体を用い、該中間転写体上の残留トナーを除去する中間転写体クリーニング手段として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とするものである。
請求項1の本発明においては、ブレードの支持体として可撓性を有するものを用いる。そして、中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材を、中心線方向と直交する方向に圧縮して当接させ、ブレードの一辺が像担持体に押しつけられるようコイル状部材で支持体を加圧した。これにより、コイル状部材の各巻き部(コイルの1巻きに対応する部分)が、それぞれ、ブレードの長尺方向に関して異なる位置で支持体を加圧する。その結果、支持体をブレードの長尺方向に関して多数の加圧点で加圧することができ、ブレードの像担持体との当接部に長尺方向に関するうねりがあっても、可撓性を有する支持体がうねりに倣って長尺方向に渡って撓んでうねりを吸収することができる。よって、部品の寸法精度や組立工程の精度を高精度に要求することなく、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。
請求項の発明においては、中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材の各巻き部が当接するように、ブレードをコイル状部材に取り付ける。そして、ブレードの一辺を像担持体に押しつけるようコイル状部材をブレードの長尺方向に関して多数の加圧点で加圧することで、コイル状部材がブレードのうねりに倣って変形し、ブレードのうねりを吸収することができる。よって、部品精度や組立工程の精度を高精度に要求することなく、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。
以上、本発明によれば、長尺な板状弾性部材からなるブレードの一辺を像担持体の表面に押しつけて残留トナーを除去するもので、コストを抑えつつブレードの長尺方向における当接圧の偏差を抑え、除去能力の高いクリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 トナー像形成部の概略構成図。 クリーニング装置の主要部概略構成図。 ブレードホルダとブレードとの拡大図。 ブレードホルダ加圧前にブレードが感光体ドラムに接する様子を示す図。 ブレードホルダとして剛体を用いた場合にブレードが感光体ドラムに接する様子を示す図。 ブレードホルダとして可撓性を有するものを用いた場合にブレードが感光体ドラムに接する様子を示す図。 ブレードホルダ加圧点の必要個数説明のためのモデル図。 コイルスプリングの巻き部でブレードホルダを加圧する構成のクリーニング装置の主要部概略構成図であり、(a)は、斜視図であり、(b)は回転軸に直交する断面図。 図9(b)のA方向から見た図。 変形例1に係るクリーニング装置の主要部概略構成図。 変形例1に係るコイル支持体の概略斜視図。 変形例1に係るコイル支持体とブレードとを示す概略斜視図。 変形例1に係るクリーニング装置における加圧前の様子を説明する図。 変形例1に係るクリーニング装置における加圧後の様子を説明する図。 変形例1に係るクリーニング装置の他の構成を示す主要部概略構成図であり、(a)は回転軸に直交する断面図、(b)は感光体ドラム回転方向上流側からみた正面図。 変形例1に係るクリーニング装置の他の構成における加圧前の様子を説明する図。 変形例1に係るクリーニング装置の他の構成における加圧後の様子を説明する図。 ブレードの自由長を撓ませて感光体ドラムに当接させた構成のクリーニング装置の主要部概略構成図。
以下、本発明を画像形成装置に適用した一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図1の画像形成装置は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー像形成部20Y、C、M、Kが並列配置され、各トナー像形成部により形成されたイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色トナー像を重ね合わせてフルカラー画像を形成する、所謂タンデム型画像形成装置である。各トナー像形成部20Y、C、M、Kは、それぞれ像担持体として回転駆動される感光体ドラム4Y、C、M、Kを備えている。また、各感光体ドラム4Y、C、M、Kに各色の画像情報に基づいてレーザ光又はLED光により露光して潜像を形成する露光装置45が設けられている。
また、各トナー像形成部20Y、C、M、Kに対向するように、中間転写体としての中間転写ベルト60が表面移動可能に配設されている。中間転写ベルト60を介して感光体ドラム4Y、C、M、Kと相対する位置には、感光体ドラム4Y、C、M、K上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト60に転写する一次転写ローラ61Y、C、M、Kが配置されている。一次転写ローラ61Y、C、M、Kは、後述する各トナー像形成部20Y、C、M、Kにより形成された各色トナー像を、中間転写ベルト60上に順次転写し、重ね合わせることによりフルカラー画像を形成する。また、中間転写ベルト60の表面移動方向に関して1次転写ローラ61Y、C、M、Kの下流には、中間転写ベルト60上のトナー像を転写紙に一括転写する2次転写装置65が配置されている。さらに、2次転写装置65よりも下流には、中間転写ベルト60表面に残留するトナーを取り除くためのベルトクリーニング装置66が設けられている。
画像形成装置の下部には、給紙カセット71、給紙ローラ72等からなる給紙部70が設けられており、レジストローラ73に向かって転写紙を送り出す。レジストローラ73は上記トナー像形成のタイミングに合わせて、中間転写ベルト60と2次転写装置65との対向部に向かって転写紙を送り出す。中間転写ベルト60上のフルカラートナー像は、2次転写装置65により転写紙上に転写され、ついで定着装置90により定着された後に、機外に排出される。
次に、各トナー像形成部20Y、C、M、Kについて説明する。各トナー像形成部20Y、C、M、Kは、収容されるトナーの色が異なる以外は、構成及び動作がほぼ同一であるので、以下の説明では色分け用の添え字Y、C、M、Kを省略して、トナー像形成部20構成及び動作について説明する。
図2は、トナー像形成部の概略構成図である。トナー像形成部20の感光体ドラム4の周囲には、帯電装置40、現像装置50、クリーニング装置30等の電子写真プロセスを実行する各手段が配置されており、公知の動作で感光体ドラム4上に各色トナー像を形成する。このようなトナー像形成部20は、一体的に形成され、画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジであってもよい。
次に、本発明の特徴部であるクリーニング装置30について説明する。
クリーニング装置30は、感光体ドラム4の回転軸方向に長尺な板状弾性部材であるクリーニングブレード(以下、単に「ブレード」という。)2と、ブレード2を支持する支持体としてのブレードホルダ1と、ブレードホルダ1を加圧する加圧手段と、クリーニング装置30内部からトナーを排出するトナー排出スクリュー19等を備えている。ブレード2は、その長尺方向に延びる一辺(先端稜線部)を感光体ドラム4の表面に押しつけて、感光体ドラム4表面上の転写残トナー等の不要な付着物を除去する。本実施形態において、ブレード2の材料としては、他の弾性材料に比べて感光体ドラム4に対する摩耗性及び自身の耐摩耗性に優れていることからウレタンゴムを使用している。
図3は、本実施形態のクリーニング装置30の主要部概略構成図である。クリーニング装置30では、ブレード2は可撓性を有するブレードホルダ1に保持されている。このブレードホルダ1は、感光体ドラム4の回転軸方向に直交する断面に沿って切断したときの断面形状が略直方体となるブロック状である。また、ブレード2の感光体ドラム4と当接する稜線部を形成する上流側の面の裏面全体が、可撓性を有するブレードホルダ1に貼り付けられており、図示しない加圧手段により矢印3に示す方向からブレードホルダ1を加圧することにより、ブレード2の稜線部が所定の当接圧で感光体ドラム4に当接する。このような構成では、感光体ドラム4の回転によりブレード2の先端稜線部が受ける力をブレードホルダ1により裏面全体でバックアップしてブレード2の撓みを防止することができ、これにより当接圧を高めて除去性能を向上させている。
また、クリーニング装置30では、ブレード2を感光体ドラム4に押しつけるようブレードホルダ1を加圧するための加圧点(矢印3)は、ブレード2の長尺方向に多数設けられている。これにより、ブレード2が感光体ドラム4に当接する稜線部に長尺方向に関するうねりを有していても、可撓性を有するブレードホルダ1がうねりに倣って長尺方向に渡って撓んでうねりを吸収する。このように、可撓性を有するブレードホルダ1を用い、ブレード2の長尺方向に関して多数の加圧点(矢印3)で加圧することにより、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。
図4は、ブレードホルダ1とブレード2との拡大図である。ブレードホルダ1は可撓性を有する弾性体であり、樹脂、たとえば、ABS、PC、PS、POMなどが良い。特に、線膨張係数がブレード2の材質であるウレタンゴムとほぼ同じものが望ましい。具体的には、ゴム、例えば、ウレタンゴム、NBR、EPDMが望ましいが、経時劣化を考慮すると耐オゾン性の高いゴムを選択するのが良い。また、図4に示すように、ブレードホルダ1とブレード2とを一体的に成型することで、ブレード2の稜線部のうねりに関して精度アップにつながる。また、ブレードホルダ1とブレード2との密着力がアップし、ブレードはがれなどの問題もおきにくくなる。また、図4に示すようにブレードホルダ1をブロック状とすることで、ブレードの振動や異音が発生し難くなる。さらには、ブレードホルダ1が弾性体であることで、ブレードの振動を吸収する効果もある。
なお、図3に示すように、感光体ドラム4の回転方向5に関してブレードホルダ1の上流側面でブレード2を支持して、ブレード成型時のカット面が感光体ドラム4の回転方向下流側に配置され、エア面(或いは金型面)が感光体ドラム4の回転方向上流側に配置される。カット面は、エア面(金型面)に比べて刃物による成型時のカットにより表面に微小なカット傷があり、耐磨耗性悪化の原因となる。しかしながら、このような配置とすることにより、感光体ドラム4の回転時に、カット面が圧縮変形され、エア面(或いは金型面)が引っ張られる構成となる。よって、ブレード2の耐磨耗性を向上させることができる。
次に、本実施形態のクリーニング装置30による長尺方向の当接圧の偏差を抑える効果について、従来と比較して説明する。図5、6、7は、図3におけるA方向からブレード2が感光体ドラム4に接する様子を見たものを示した図である。
図5は、ブレードホルダ1加圧前のブレード2が感光体ドラム4に接する様子を示す図である。このときのブレード2のうねり量をδ0とする。
図6は、特許文献1に記載されるもので、ブレードホルダ1として剛体のものを用いた場合のブレード2が感光体ドラム4に接する様子を示す図である。この場合、長尺方向に関して多数の加圧点(矢印3)でブレードホルダ1を加圧することによりブレード2自体は変形してうねりを吸収してうねり量をδ0からδ1(ここで、δ0>δ1)まで小さくすることができるが、十分とは言えない。このため、ブレード2の感光体ドラム4への長尺方向の当接圧の偏差は大きい。
図7は、本実施形態のクリーニング装置30であり、ブレードホルダ1として可撓性を有するものを用いた場合のブレード2が感光体ドラム4に接する様子を示す図である。この場合、ブレード2自体の変形に加え、ブレードホルダ1も変形し、ブレード2のうねりを吸収して、うねり量をδ0からδ2(ここで、δ0>δ1>δ2)まで小さくすることができる。このように、ブレードホルダ1として可撓性を有するものとすることで、ブレードホルダ1が剛体の場合に比べ、ブレード2の感光体ドラム4への当接圧の偏差を小さくすることができる。
次に、本実施形態のクリーニング装置30で、ブレードホルダ1がブレード2のうねり形状に倣って撓むための加圧条件について説明する。
本実施形態のクリーニング装置30で吸収するブレード2のうねりピッチは30[mm]程度より大きいものを対象とする。また、うねり量δは自由長や材質、製造方法にもよるが、およそ100[μm]を最大として製造したものとする。これよりも小さなピッチのうねりはブレード2自体の先端変形によって吸収され、感光体ドラム4へ密着する。すなわち、以下の説明では、加圧時に30[mm]ピッチの100[μm]のうねりを吸収できることを狙いとする。
図8は、ブレード2のうねりピッチと加圧点ピッチとの関係の説明図である。図8(a)は、加圧点ピッチがうねりピッチと同じである場合を示しているが、この場合押さえたい箇所が押さえられない可能性がある。このことより、少なくとも加圧点ピッチは、ブレード2のうねりピッチの半分以下を確保するのが望ましい。図8(b)、(c)は、加圧点ピッチをうねりピッチの半分をとした場合を示すものであり、この構成にすることで凹凸部をムラ無く押さえることができる。さらに加圧点ピッチを、これよりも小さなピッチとすることができれば上記狙いのブレード2のうねりをブレードホルダ1の撓みで吸収することが可能となる。
また、ブレードホルダ1を加圧するために与える荷重は、うねりの吸収はもとより感光体ドラム4上の残留トナー除去のために必要な押しつけ力を得ることが必要である。本実施形態のように、突き出し量ゼロの支持方法は、小粒径や、球形のトナーを除去するための高線圧を与えることが可能であり、従来の自由長を有する支持方法では線圧20〜30[N/m]のところ、線圧80〜150[N/m]程度まで押しつけ力を高めることを狙いとしている。このように、良好なクリーニング性能を得るために必要な線圧を複数の加圧点で実現するためには、
(1)ブレードのうねりピッチの半分以下の加圧点確保。
(2)ブレード線圧が(1)の加圧点の個数で実現できること。
の二つが必要条件となり、これにより、ブレード2のうねりを感光体ドラム4に倣わせつつ、必要な押しつけ力を得て、良好なクリーニング性能を得ることができる。
このような構成を可能とする具体的条件の例を以下に示す。
ブレードホルダ1は可撓性を有するABS等の一般的な樹脂で、ヤング率Eが2000[Mpa]、3000[Mpa]の2種類とする。また、ブレードホルダ1の断面形状は長方形で、幅bを15[mm]、厚さhを変更する。この条件で、狙いの線圧を80[N/m]とし、ブレード2のうねりピッチ30[mm]内に何個の加圧点が配置できるかを計算した結果を表1に示す。
Figure 0005327611
表1に示すように、ブレードホルダ1のヤング率Eが2000[Mpa]の場合は、厚さhは1.4[mm]以下で構成する必要がある。また、ブレードホルダ1のヤング率Eが3000[Mpa]の場合は、厚さhは1.2[mm]以下で構成する必要がある。
さらに、この条件でブレードホルダ1、ブレード2で、狙いの線圧を150[N/m]に高め場合に、ブレード2のうねりピッチ30[mm]内に何個の加圧点が配置できるかを計算した結果を表2に示す。
Figure 0005327611
表2に示すように、ブレードホルダ1のヤング率Eが2000[Mpa]の場合は、厚さhは1.6[mm]でもよく、ヤング率Eが3000[Mpa]の場合は、厚さhは1.4[mm]でもよく、狙いの線圧を150[N/m]にした場合はさらにブレードホルダ1の厚さの自由度が増すことがわかる。
このように、吸収する狙いのブレード2のうねりピッチを30mmとして、加圧点ピッチがその半分の15[mm]となるようにする。すなわち、加圧点は、ブレード2の長さを加圧点ピッチ15[mm]で除した個数+1が必要個数となり、これが多数の加圧点の個数となる。例えば、ブレード2の全長330[mm]とすれば、22+1で加圧点は23点となる。もちろん、吸収する狙いのうねりはブレードの変形量とも関連するので、加圧点の必要個数はそのつど変化する。
このように、クリーニング装置30で、ブレードホルダ1として可撓性を有するものを用い、ブレードホルダ1を、ブレード2の長尺方向において上記必要個数の多数の加圧点(矢印3)で加圧することにより、加圧時に30[mm]ピッチの100[μm]のうねりを吸収でき、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。よって、ブレード2の部品精度やブレード2の組立工程の精度を高精度に要求することなく、長尺方向に関して均一な当接圧を維持して良好なクリーニング性能を得ることが可能である。
次に、上記条件を満たす具体的な構成について説明する。
加圧点を複数設ける構成としては、例えば、コイルスプリングを長尺方向に複数設け、各コイルスプリングを圧縮させることで、加圧点を複数設ける構成が考えられる。しかし、この場合は、部品点数が増えコストがかかり、また、組み立て工数も増加し、高価なユニット、装置となってしまう。また、コイルスプリングの外径よりも短いピッチで加圧点を設置することが困難になり、狭いピッチでの加圧に際して、制約が増える。また、加圧部材を櫛歯状にし、櫛歯部の先端をブレードホルダ1に当接させ、櫛歯部を板バネとして用いることで、加圧点を複数設けることも考えられる。しかしながら、先端位置のばらつきが直接加重のばらつきとなるので、精度管理に課題がある。
そこで、本実施形態においては、図9に示すように、ブレードホルダ1に、中心線方向がブレードの長尺方向となるように、コイル状部材たるコイルスプリング10を、コイルスプリング10の中心線方向(圧縮・伸長方向)に対し直交する方向に圧縮して、ブレードホルダ1に当接させた。
コイルスプリング10の一端が、ブレードホルダ1の長尺方向一端に取り付けられ、他端がブレードホルダ1の長尺方向他端が取り付けられている。コイルスプリング10のブレードホルダ1との当接部と反対側には、剛体の加圧板11が当接しており、ブレードホルダ1と加圧板11との間で、コイルスプリング10の円筒外径を圧縮している。これにより、コイルスプリング10の各巻き部が、圧縮ばねとなり、図10に示すように、コイルスプリングの各巻き部のブレードホルダとの接点部でそれぞれブレードホルダ1が加圧される。その結果、多数の加圧点でブレードホルダ1を加圧することができる。なお、巻き部とは、コイルスプリングの1巻き部分のことである。これにより、ブレード2の長尺方向において上記必要個数の多数の加圧点でブレードホルダ1を、加圧することができる。これにより、抑えたい箇所を確実に加圧することができ、加圧時に30[mm]ピッチの100[μm]のうねりを吸収でき、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。よって、ブレード2の部品精度やブレード2の組立工程の精度を高精度に要求することなく、良好なクリーニング性能を得ることができる。また、ひとつの部材で、ブレードホルダ1を多数の加圧点で加圧することができ、複数のコイルスプリングを用いて、各コイルスプリングを中心線方向に圧縮させることで、多数の加圧点を形成するものに比べて、部品点数を削減でき、装置のコストアップを抑制することができる。
また、ブレードホルダ2と点接触であるため、ブレード2の先端稜線部を感光体ドラム側へ良好に加圧することができ、良好にブレード2のうねりを抑制することができる。
<変形例1>
図11は、変形例1に係るクリーニング装置30の主要部概略構成図であり、図12、図13は、変形例1に係るブレードホルダ1の構成の説明図である。変形例1のクリーニング装置30では、可撓性を有するブレードホルダ1として、コイル状部材(以下、コイル支持体101という)を用いたものである。なお、図面では、わかりやすいように、巻き部の間に隙間を有しているが、実際は、このような隙間がなく、各巻き部が密着した密着巻きコイルである。コイル支持体101のコイル線径ピッチは、例えば0.5[mm]や1[mm]など任意に選択可能であり、さらには巻き径、材質などにより、コイル支持体101の剛性を調整できる。コイル支持体101は、断面が略矩形をしており、ブレード2の裏面と当接する箇所を直線状にしている。コイル支持体101は、ブレード2の感光体ドラム4と当接する稜線部を形成する上流側の面の裏面全体に接着、あるいは一体成型することでブレードに固定されている。コイル支持体101のブレード2の裏面と当接する箇所を直線状にすることで、ブレード2を接着、成型する際の接着面を確保でき、それにより、ブレードはがれや、平面度の劣化を防止することができる。また、コイル支持体101は、通常のコイルスプリングの製法で製造できるため、安価でかつ、簡単に製造することができる。
図14は、加圧手段で加圧する前の状態を示す図であり、図15は、加圧手段で加圧後の状態を示す図である。図14に示すように、加圧前の状態においてはブレード2の先端稜線部にうねりが生じている。そして、図15に示すように、多数の加圧点(矢印3)でコイル支持体101を加圧すると、コイル支持体101がうねりに倣って変形し、ブレード2のうねりを吸収することができる。よって、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。また、ブレードホルダ1として、コイル支持体101を用いることで、上記したように支持体として、可撓性を有する材料を用いたもののように、材料の剛性を使った「撓み(曲げによる撓み)」によりうねりに倣わせるのではなく、各巻き部のずれによってうねりに倣わせることができる。そのため、可撓性材料の撓みによってうねりに倣わせるものに比べて、急峻なうねりにも倣わせることができる。よって、急峻なうねりの部分もコイル支持体101で吸収することができ、長尺方向における当接圧の偏差をより一層抑えることができる。また、コイル支持体101の巻き部を密着させることで、ピッチをコイル線径にすることができ、コイル支持体101をよりブレードのうねりに倣わせることができる。
また、図16に示すように、液体または気体が封入された袋状弾性部材いわゆる風船状構造体6でコイル支持体101を加圧してもよい。
図16(a)、(b)に示すように、風船状構造体6が、コイル支持体101と当接している。風船状構造体6のコイル支持体101との当接部と反対側には、加圧板7aが当接しており、加圧板7aとケーシング31との間に、例えば加圧バネ7を設けている。これにより、加圧バネ7により風船状構造体6をコイル支持体101に押し当てながら、コイル支持体101を介してブレード2を押圧する。
図17は、風船状構造体6で加圧前の状態を示す図であり、図18は、風船状構造体6で加圧後の状態を示す図である。
図17に示すように、風船構造体6による加圧前は、ブレードの先端稜線部にうねりが生じている。加圧バネ7により風船状構造体6の一部を介して外力を内部の液体または気体に加えると、液体または気体により外力が全方向にほぼ均等に伝わり、これにより風船状構造体6が略全面に渡ってほぼ均一な圧力が得られる。そして、風船状構造体6からの圧力によって、コイル支持体101がブレードのうねりを吸収する方向に変形すると、風船状構造体6がコイル支持体101の変形に追随するように適宜変形しながらコイル状保持部材101を長尺方向に渡り連続的にほぼ均一な力で加圧する。このように、風船状構造体6がコイル状保持部材101を長尺方向に渡り連続的にほぼ均一に加圧するので、押さえたい箇所を確実に押さえることができ、図18に示すように、コイル支持体101で確実にブレード2のうねりを吸収することができる。また、長尺方向の全幅に渡って連続的に加圧することのできる風船状構造体6を用いることにより、長尺方向に関して複数の加圧点で非連続的に加圧する加圧手段に比べて、撓んだブレードホルダ1の形状に倣ってほぼ均一な圧力を付加することができ、ブレード2の当接圧をより均一化できる。
上記構成のクリーニング装置30は、高い除去能力が必要となる小径、球形のトナーに対して特に有効である。これより、本実施形態の画像形成装置としては、トナー像を形成するのに用いられるトナーの形状係数SF1が100〜150を用いることができる。トナーの形状係数SF1とは、球状物質の形状の丸さの割合を示す数値であり、球状物質を二次元平面上に投影してできる楕円状図形の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで割って、100π/4を乗じた値で表される。
つまり、SF1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4)によって定義されるものである。
以上、本実施形態においては、ブレード2の稜線部を形成する上流側面の裏面全体をブレードホルダ1に貼り付け、ブレード2の稜線部が受ける力をブレードホルダ1により裏面全体でバックアップしてブレード2の撓みを防止する、所謂突き出し量ゼロの支持方法を採用するクリーニング装置30を用いて本発明を説明した。しかしながら、本発明はこれに限ることなく、図19に示すような、ブレード2の一端部をブレードホルダ1で支持し、自由長を撓ませて先端稜線部を感光体ドラム4に当接させた構成のクリーニング装置においても適用可能であり、同様の効果が得られる。この場合、部品レベルでブレード2に要求される精度や組立工程における精度が低めでも長尺方向に均一な当接圧が得ることができ、これらの精度を下げることによりコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態においては、感光体ドラム4上の残留トナーを除去するクリーニング装置を用いて本発明を説明したが、中間転写ベルト60上の転写残トナーを除去するベルトクリーニング装置66に適用することも可能であり、同様の効果が得られる。
本実施形態のクリーニング装置30は、表面移動する像担持体たる感光体ドラム4に長尺な板状弾性部材よりなるブレード2の長尺方向に延びる一辺を押しつけて、感光体ドラム4上の残留トナーを除去するものである。ブレード2は可撓性を有する支持体たるブレードホルダ1に支持されている。ブレードホルダ1には、中心線方向がブレード2の長尺方向となるように、コイル状部材たるコイルスプリング10を中心線方向と直交する方向に圧縮して、ブレードホルダ1に当接させている。このように構成することにより、コイルスプリング10の各巻き部が圧縮変形して圧縮ばねとなり、各巻き部が、ブレードホルダ1を加圧する。これにより、ブレードホルダ1をブレード2の長尺方向に関して多数の加圧点で加圧することができる。よって、ブレードホルダ1が長尺方向に渡って撓んでブレード1うねりを吸収することができ、部品の寸法精度や組立工程の精度を高精度に要求することなく、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。
また、ブレードホルダ1は可撓性材料にて成型したブロック状としたことにより、ブレードの振動、異音が発生し難くなる。
また、ブレード2とブロック状のブレードホルダ1とを一体的に成型したことにより、ブレード2の稜線部のうねりに関して精度アップにつながる。また、ブレードホルダ1とブレード2との密着力がアップし、ブレードはがれなどの問題もおきにくくなる。
また、変形例1に示したように、支持体として、コイル状部材たるコイル支持体101を用いてもよい。コイル支持体101は、中心線方向がブレードの長尺方向を向いており、コイル支持体101の各巻き部が当接するようにブレード2をコイル支持体101に取り付ける。そして、ブレード2の一辺を感光体ドラム4に押しつけるようコイル支持体101をブレード2の長尺方向に関して多数の加圧点で加圧することで、コイル支持体101がブレードのうねりに倣って変形しブレードのうねりを吸収することができる。よって、部品の寸法精度や組立工程の精度を高精度に要求することなく、長尺方向における当接圧の偏差を抑えることができる。また、ブレードの支持体をコイル支持体101とすることで、急峻なうねりに対しても倣わせることができ、急峻なうねりも吸収することができる。
また、コイル支持体101を長尺方向に対して直交する方向に切ったときのコイル状支持体の断面形状において、少なくともブレードと当接する箇所が直線部を持った形状となっている。これにより、コイル状支持体とブレードとの接触面積が大きくなり、良好にコイル状支持体101をブレード2に固定することができる。
また、ブレード2はブレードホルダ1によって突出し量が略ゼロで支持されていることにより、ブレードの撓みを抑制し、当接圧を高めて除去性能を向上させることができる。
また、トナー像を形成するのに用いられるトナーの形状係数SF1が100〜150である。このようなトナーを用いた場合、クリーニング装置には高い除去能力が必要となるので、特に有効である。
また、感光体ドラム4とクリーニング装置30とを一体的に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジとすることにより、メンテナンス性の向上を図ることができる。
1:ブレードホルダ
2:ブレード
3:加圧点
4:感光体ドラム
5:感光体ドラムの回転方向
6:風船状構造体
7:加圧バネ
10:コイルスプリング
11:加圧板
30:クリーニング装置
101:コイル支持体
特開2007−033503号公報

Claims (10)

  1. 表面移動する像担持体に長尺な板状弾性部材よりなるブレードの長尺方向に延びる一辺を押しつけて、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置において、
    上記ブレードを支持する支持体が、可撓性材料にて成型したブロック状の支持体であり、
    中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材を、上記中心線方向に直交する方向に圧縮して前記支持体に当接させ、該ブレードの一辺が上記像担持体に押しつけられるよう該コイル状部材で該支持体を加圧したことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項のクリーニング装置において、上記ブレードと上記ブロック状支持体とを一体的に成型したことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 表面移動する像担持体に長尺な板状弾性部材よりなるブレードの長尺方向に延びる一辺を押しつけて、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング装置において、
    中心線方向がブレードの長尺方向となるように線材を螺旋状に巻いたコイル状部材を装置本体に取り付け、
    該コイル状部材の各巻き部が当接するように上記ブレードを該コイル状部材に取り付け、
    該ブレードの一辺を上記像担持体に押しつけるよう該コイル状部材を該ブレードの長尺方向に関して多数の加圧点で加圧する加圧手段を設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項のクリーニング装置において、
    上記長尺方向に対して直交する方向に切ったときの上記コイル状部材の断面形状において、少なくとも上記ブレードに固定される箇所が直線部を持った形状となるよう、上記コイル状部材を構成したことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1乃至の何れかのクリーニング装置において、上記ブレードは上記支持体によって突出し量が略ゼロで支持されることを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項のクリーニング装置において、上記支持体は上記像担持体の表面移動方向に関して上流側の面で上記ブレードを支持することを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1乃至の何れかのクリーニング装置において、上記像担持体上にトナー像を形成するのに用いられるトナーの形状係数SF1が100〜150であることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 像担持体と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを一体的に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジにおいて、
    上記クリーニング手段として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録体に転写する転写手段と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
    上記クリーニング手段として、請求項1乃の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とする画像形成装置。
  10. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録体に転写する転写手段と、該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
    上記転写手段として中間転写体を用い、該中間転写体上の残留トナーを除去する中間転写体クリーニング手段として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を採用することを特徴とする画像形成装置。
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