JP5326797B2 - 画像形成装置及び定着クリーニング装置 - Google Patents
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Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、定着装置に付着するトナー等の不要物をクリーニングする定着クリーニング装置のクリーニング部材を効率的に使用する技術に関する。
従来、画像形成装置、例えば複写機においては、感光体ドラムに形成した静電潜像をトナー像に顕像化し、このトナー像を用紙に転写したのち、定着装置によって、加熱定着させるようにしている。定着装置としては、例えば定着ローラ(加熱ローラ)と加圧ローラとを圧接させ、両ローラ間に用紙を通過させて熱と圧力とにより定着を行うヒートローラ方式のものが周知である。またベルト方式のものもある。
定着ローラ(ベルト)の周面は転写紙上のトナー像と接触する部分であるために、離型性の良好なフッ素樹脂層等を被覆することによってトナー等の異物の付着を防止するように配慮されているが、実際にはトナー等の付着を完全に防止することはできない。つまり、加熱定着を繰り返すとトナーが定着ローラ側にも付着し、またそれが度重なることによって定着ローラ上のトナーが再度用紙側に付着して汚れとして残り、画質の悪化をもたらすこととなる。
これを防止するため、例えば定着ローラに当接するような形で帯状のクリーニング部材を配し、このクリーニング部材を巻き取る過程で定着ローラ表面上の不要物を除去する、いわゆるウエブ方式の定着クリーニング装置が使われることがある。定着ローラの周面を適宜クリーニングする方式としては、ウエブ方式のほかにも種々提案されており、ローラからなるクリーニング部材を定着ローラ周面に接触させるローラ方式、フェルトからなるクリーニング部材を定着ローラに摺接させるフェルト方式等が知られている。
クリーニング部材の消費効率という観点から以下のような問題がある。すなわち、上記のウエブ方式の装置によるクリーニングで常時当接が行なわれていると、汚れてもいないのに摩擦でウエブが劣化してしまう。また、定着ローラの回転時間をカウントしてそれが一定値を超えた場合に部材を巻き取る動作を行っているような場合は、汚れてもいないのにクリーニング部材を無駄に消費することになる。
例えば特許文献1では、熱定着装置における定着ローラのクリーニング性能を向上し、定着時における転写材の汚れをなくせるようにすることを目的として、画素カウントを用いて定着装置を通過するトナー量を推定し、クリーニング部材を必要なケースにのみ巻き取ることでクリーニング部材を効率的に消費する方法が考案されている。
しかしながら、特許文献1で開示された方法は、画素カウントをもとに推定したトナー量に基づいて所定の場合にのみクリーニング部材を巻き取るようにしたものだが、トナーが原稿の一部の領域(例えば主走査方向の中央領域や副走査方向の中央領域)に定着されたとき、この領域以外へのクリーニングはクリーニング部材を無駄に消費することになる。つまり、特許文献1の方法でも、定着ローラ上のどの部分でトナーを定着させたかについて考慮していないため、クリーニング部材を効率良く消費できないことに変わりはない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トナー画像の定着に用いられ、定着後の不要物が付着した定着装置の部位に対して必要なクリーニングを行い、クリーニング部材の良好な消費効率を実現可能な定着クリーニング装置、これを搭載する画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録紙上に転写されたトナー像を定着させる定着部と、前記定着部の回転軸に垂直に分割された前記定着部の領域それぞれに対向して個別に設けられ、それぞれが独立して前記定着部に当接して前記定着部に付着した付着物を除去する複数のクリーニング部と、記録紙に転写されるトナー像についての画像情報量を、前記記録紙を複数の領域に分割して当該領域ごとに算出する画像情報量算出部と、算出された前記画像情報量に基づいて、トナー像の定着に用いられた領域に対向する個別の前記クリーニング部が前記定着に用いられた領域に当接するように駆動制御する駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記録紙上に転写されたトナー像を定着させる定着装置の回転軸に垂直に分割された前記定着装置の領域それぞれに対向して個別に設けられ、それぞれが独立して前記定着装置に当接して前記定着部に付着した付着物を除去する複数のクリーニング部と、記録紙に転写されるトナー像についての画像情報量を、前記記録紙を複数の領域に分割して当該領域ごとに算出する画像情報量算出部と、算出された前記画像情報量に基づいて、トナー像の定着に用いられた領域に対向する個別の前記クリーニング部が前記定着に用いられた領域に当接するように駆動制御する駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、クリーニングを行う対象を、定着に用いられて不要物が付着した定着装置の部位に限定するため、定着クリーニング装置においてクリーニング部材の消費効率の向上が実現する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置および定着クリーニング装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明にかかる画像形成装置は、本発明にかかる定着クリーニング装置を備える構成となっている。
(第1の実施の形態)
図1は、定着ローラに当接された定着クリーニング装置を示す図である。本図に示すように、定着クリーニング装置10−1〜10−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、定着クリーニング装置10という。)は、それぞれ送出軸11−1〜11−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、送出軸11という。)と、定着クリーニングローラ12−1〜12−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、定着クリーニングローラ12という。)と、巻取り軸13−1〜13−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、巻取り軸13という。)とから構成される。また、本図に示すように、定着クリーニング装置10は、ヒータを内包した定着ローラ31a及び加圧ローラ31bからなる定着装置31の回転軸に垂直に分割して設けられている。
図1は、定着ローラに当接された定着クリーニング装置を示す図である。本図に示すように、定着クリーニング装置10−1〜10−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、定着クリーニング装置10という。)は、それぞれ送出軸11−1〜11−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、送出軸11という。)と、定着クリーニングローラ12−1〜12−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、定着クリーニングローラ12という。)と、巻取り軸13−1〜13−M(以下、特に指定する場合を除き、単に、巻取り軸13という。)とから構成される。また、本図に示すように、定着クリーニング装置10は、ヒータを内包した定着ローラ31a及び加圧ローラ31bからなる定着装置31の回転軸に垂直に分割して設けられている。
送出軸11は複数の定着クリーニングローラ12に対応して複数個(M個)設けられ、クリーニング部材8が巻きつけられている。定着ローラ31aは、回転軸に垂直に領域(回転軸と平行な方向に連続する領域)(以下、定着ローラ31a上の領域という。)が複数(M個)分割されている。定着クリーニングローラ12は、定着ローラ31a上の領域に対応して複数個(M個)設けられ、各定着クリーニングローラ12が独立して定着ローラ31aに当接して定着ローラ31aの周面をクリーニングする。
なお、一般的に原稿の中央に画像が形成される場合が多いため、定着ローラ31aの主走査方向の中央領域への頻繁なクリーニングに対応して、大量のクリーニング部材8を送出軸に巻きつけておくとよい。図3は、本実施形態の定着クリーニング装置10の構成を示す図である。本図は、定着クリーニング装置10を副走査方向(用紙搬送方向)から表しており、定着クリーニング装置10の左上端から右上端まで送出軸11が設けられており、これらに対向して定着クリーニングローラ12が設けられている。送出軸11には、それぞれクリーニング部材8が取り付けられている。本図に示すように、トナー使用量に応じて任意にクリーニング部材8を用意することができる。
また、記録紙9に転写されるトナー像、すなわち原稿については、主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)に連続する複数の領域(以下、記録紙9上の領域という。)に分割される。そして、定着ローラ31a上の各領域は、記録紙9上の領域にあらかじめ対応付けられている。例えば、本図に示すように、記録紙9上の領域S1は、定着ローラ31a上の領域S2に対応する。また、分割された領域は、領域ごとに画像領域比率が算出(画素カウント等で計算)され、画像領域比率に基づいて定着クリーニング装置10の定着装置31への接離タイミングを決定されるように構成されたものである。
図2は、本実施形態の定着クリーニング装置10の概略構成を示す断面図である。本図に示すように、トナーTの載った記録紙9は定着装置31に送り込まれ、熱と圧力によってトナーTが定着される。定着装置31は、定着ローラ31a及び加圧ローラ31bが、進入してくる記録紙9を送り出す方向に回転することによってトナーTを記録紙9上に定着させ、同時に、記録紙9を搬送する。定着ローラ31aの表面上に残った不要物(トナー、紙粉等)は、定着クリーニング装置10によって拭き取られる。
図4は、実施の形態1にかかる定着クリーニング装置10を備えた画像形成装置100の構成を示すブロック図である。本図に示すように、画像形成装置100は、画像入力部1、外部入力部2、画像処理部3、画像出力部4、画像情報量算出部5、定着クリーニング装置10を有する。そして、定着クリーニング装置10は、駆動制御部6と、クリーニング部7とを有する。
画像入力部1は、原稿画像を読み取って電気信号に変換する。外部入力部2は、PC(Personal computer)等の外部接続機器による画像情報や記録媒体に記録された画像情報を入力する。画像処理部3は、画像入力部1や外部入力部2からの画像情報について所定の画像処理を施す。画像出力部4は、画像処理部3からの電気信号を光信号に変換し、感光体に画像書き込みを行って静電潜像を形成する。
画像情報量算出部5は、画像処理部3からの情報をもとに原稿の画像情報量を算出する。本実施形態では、画像情報量を画像領域比率として算出する。図5は、画像情報量算出部5の内部構成を示す図である。画像情報量算出部5は、画像領域用画素カウンタ51、非画像領域用画素カウンタ52、画像領域比率算出部53を有する。
画像領域用画素カウンタ51は、原稿のトナー形成にかかる画像領域(白黒画像の場合は黒色部分、カラー画像の場合は白色以外の部分)の画素数をカウントする。非画像領域用画素カウンタ52は、原稿のトナー形成にかかる非画像領域(白色部分)の画素数をカウントする。画像領域比率算出部53は、画像領域及び非画像領域の画素数から画像領域の比率を求める。
定着クリーニング装置10の駆動制御部6は、画像情報量算出部5により算出された画像領域比率に基づいて、クリーニング部7を駆動する。図6は、駆動制御部6の内部構成を示す図である。駆動制御部6は、画像情報量取得部61と、画像情報量判断部62と、領域特定部63と、駆動実行部64を有する。
画像情報量取得部61は、画像情報量算出部5により算出された画像領域比率を取得する。画像情報量判断部62は、取得した画像領域比率が所定の閾値を超えるか否かを判断する。領域特定部63は、画像情報量判断部62により画像領域比率が所定の閾値を超えると判断された場合に、所定の閾値を超えると判断された記録紙9上の領域の定着に使用された定着ローラ31aの領域を特定する。駆動実行部64は、特定された定着ローラ31a上の領域に対向するクリーニング部7を動作させる。具体的には、定着クリーニングローラ12を定着ローラ31aから接離させるほか、巻取り軸を回転させクリーニング部材9の巻き取りを行う。
駆動制御部6、クリーニング部7は本実施形態の定着クリーニング装置10を構成し、画像形成装置100はこのような構成を備える定着クリーニング装置10を搭載する。
次に、画像処理装置100による画像処理の一連の手順を説明する。図7は、画像形成装置100による画像処理の一連の手順を示すフローチャートである。
まず、画像入力部1は、スキャナ装置(不図示)から原稿画像を読み取って電気信号に変換し、または、外部入力部2は、PCや記憶媒体から画像情報を入力する(ステップS10)。画像情報量算出部5は、入力された画像情報の画像領域比率を算出する(ステップS11)。具体的には、入力された画像領域比率から画素比率を求める。次に、画像処理部3は、画像情報について所定の画像処理を施し、画像出力部4は、画像処理部3からの電気信号を光信号に変換し、感光体に画像書き込みを行って静電潜像を形成することにより、画像形成する(ステップS12)。駆動制御部6は、画像情報量算出部5により算出された画像領域比率に基づいて定着クリーニング装置10を制御し、クリーニング部7を駆動させる(ステップS13)。
ここで、駆動制御部6によるクリーニング処理の詳細を説明する。図8は、駆動制御部6およびクリーニング部7によるクリーニング処理の一連の手順を示すフローチャートである。
画像情報量取得部61は、画像情報量算出部5により算出された記録紙9上の領域S1の画像領域比率を取得する(ステップS20)。次に、画像情報量判断部62は、取得された画像領域比率が所定の閾値を超えたか否かを判断する(ステップS21)。所定の閾値を超えたと判断された場合には(ステップS21:Yes)、領域特定部63は、定着に使用された定着ローラ31a上の領域S2に対向する定着クリーニングローラ12を特定する(ステップS22)。定着クリーニングローラ12が特定されると、駆動実行部64は、特定された定着クリーニングローラ12を定着ローラ31aに当接させる(ステップS23)。
なお、ステップS21に戻り、所定の閾値を超えたと判断されなかった場合には(ステップS21:No)、該当する定着ローラ31a上の領域に対するクリーニング処理は不要であるため、クリーニング処理を行うことなく、ステップS20からの処理を繰り返す。
本実施形態では、クリーニングローラ12は、駆動制御部6により、図2に示したように、それぞれが定着ローラ31aとの接離を切り替えられるようになっている。そして、定着ローラ31aに付着した不要物は、定着クリーニングローラ12が当接する部分を通過する際に、クリーニング部材8にふき取られることで、定着ローラ31aから除去される。
画像形成装置においては、トナー像が載る時点で、上述したように、原稿全体の画像領域および非画像領域の画素カウントを求めることができ、原稿を主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)に向けてM個の領域に分割し、それぞれの領域について、画像領域の画素カウント及び非画像領域の画素カウントを算出する。これら2つの値(画像領域及び非画像領域の画素カウント)から、それぞれの領域についての画像領域比率を求める。画像領域比率は、例えば(画素カウント数/全画素カウント数)等の式で計算されるが、クリーニング部材の消費効率を挙げる結果をもたらすなら、これ以外の式でも構わない。
このように、主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)に向けてM個に分割された領域ごとに求められた画像領域比率に基づいて、その領域を定着した後に、定着に用いられた定着ローラ31a上の領域に対向する定着クリーニング装置10のクリーニング部材9を定着ローラ31aに当接させる。例えば、ある画像を印刷したときにその画像の画像領域比率がある閾値Cを越えた場合、その領域S1に該当するトナー像を定着装置31が定着した後、その領域を定着した定着ローラ31a上の領域S2のみに接するように、クリーニング部材9と定着ローラ31aを当接させる。この当接を行う条件としては、該当領域が定着された直後や、所定枚数通過した後などが考えられ、任意に設定できる。また、閾値Cは、例えばトナー像が1色か複数色か、同じ複数色でもいくつの色が重なったものかで、値を変えても構わない。
本実施形態によれば、いわゆるローラ定着方式の定着ユニットに付随する定着クリーニング装置で、定着クリーニング部材でウエブを定着ローラの回転軸に垂直に分割し、必要な部分だけを定着ローラに当接させることにより、汚れのある部分だけ効率的にクリーニングを行い、無駄なウエブ消費を防止することができる。
(第2の実施の形態)
実施の形態1では、原稿を主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)に分割し各領域の画像領域率を算出し、画像比率が所定の閾値を超えた場合にクリーニング処理を実行した。これに対し、本実施の形態にかかる画像形成装置では、原稿を主走査方向に加えて副走査方向(用紙搬送方向)に連続する複数の領域に分割して各領域の画像領域比率を算出し、各画像領域比率とトナー画像の定着ローラ間通過タイミングとから、クリーニング部材8の接離タイミングを決めるように構成したものである。
実施の形態1では、原稿を主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)に分割し各領域の画像領域率を算出し、画像比率が所定の閾値を超えた場合にクリーニング処理を実行した。これに対し、本実施の形態にかかる画像形成装置では、原稿を主走査方向に加えて副走査方向(用紙搬送方向)に連続する複数の領域に分割して各領域の画像領域比率を算出し、各画像領域比率とトナー画像の定着ローラ間通過タイミングとから、クリーニング部材8の接離タイミングを決めるように構成したものである。
図9は、定着ローラ31aに当接された定着クリーニング装置80を示す図である。なお、画像形成装置200および定着クリーニング装置80の構成は実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、クリーニング処理の対象となる画像が定着された記録紙上の領域をS1´とし、記録紙9上の領域S1´に対応する定着ローラ31a上の領域をS2´とする。
本図に示すように、記録紙9は主走査方向だけでなく副走査方向にも複数の領域に分割されており、定着クリーニングローラ12は、副走査方向(用紙搬送方向)に異なる定着ローラ31a上の領域にクリーニング部材8が接触するように、当接される。当接する部分を通過する際に、定着ローラ31aに付着した不要物は、クリーニング部材8に拭き取られ除去される。
本実施形態では、定着クリーニングローラ12を不要物が付着していない定着ローラ31a上の領域に当接することによるクリーニング部材8の磨耗を避けるために、不要物が付着している定着ローラ31a上の領域だけを定着クリーニングローラ12に当接し、当該領域が通過した時点でクリーニングローラ12を離間する接離制御がなされる。
接離制御を実行するために、定着ローラ31a上の領域は、記録紙9上の各領域にあらかじめ対応付けられている。例えば、図7に示すように、定着ローラ31a上の領域S2´は記録紙9上の領域S1´に対応する。このような副走査方向に異なる領域への定着クリーニングローラ12の当接については、トナー画像の定着ローラ間通過タイミングをもとに、接離動作を行うが、詳細は後述する。
また、本実施形態では、実施の形態1のように主走査方向で分割された領域ごとに定着ローラ31aにクリーニング部材8を接触させるように定着クリーニングローラ12を駆動制御してもよいし、副走査方向で分割された領域ごとに定着ローラ31aにクリーニング部材9を接触させるように定着クリーニングローラ12を駆動制御することもできる。なお、副走査方向(用紙搬送方向)に複数が連続する領域ごとに定着ローラに当接させた場合は、図2のように、複数のクリーニングローラが一体となって接離動作を行う。
次に、本実施形態における画像領域比率及びトナー画像の定着ローラ間通過タイミングに基づく定着クリーニングローラ12の接離動作を説明する。
画像形成装置200においては、トナー像が載る時点で、原稿全体の画像領域および非画像領域の画素カウントを求めることができる。原稿を主走査方向でN個、副走査方向でM個の領域に分割し、それぞれの領域について、画像領域の画素カウント及び非画像領域の画素カウントを算出する。その2つの値から、画像領域比率を出す。画像領域比率は、例えば(画素カウント数/全画素カウント数)等の式で計算されるが、クリーニング部材8の消費効率を挙げる結果をもたらすなら、これ以外の式でも構わない。
記録紙9上の領域S1´についての画像領域比率が閾値Cを超えた場合、記録紙9上の領域S1´の定着に用いられた定着ローラ31a上の領域S2´をクリーニング部分と特定する。記録紙9上の領域S1´に該当するトナー像を定着装置31が記録紙9に定着した後、定着に用いられた定着ローラ31a上の領域S2´が定着クリーニング装置10と接近する部分を通過する直前に、クリーニング部材8を定着ローラ31aと接触させる。そして、定着ローラ31a上の領域S2´がクリーニング部材8との接触領域を通過したとき、定着クリーニングローラ12を定着ローラ31aから離間させる。すなわち、定着後にクリーニング部材8に向かって回転してくる定着ローラ31aに対して、定着ローラ31a上の領域S2´のみにクリーニング部材8が接触するようなタイミングで定着クリーニングローラ12を接離する。
定着クリーニングローラ12を当接させるタイミングは、定着ローラ31a上の領域S2´が加圧ローラ31bとニップ部を通過した後の経過時間に基づいて定めてもよい。また、定着クリーニング装置10にセンサを設けておき、センサで定着ローラ31a上の領域S2´の接近を検知した時点で定着クリーニングローラ12を定着ローラ31aに当接させてもよく、このとき検知した時点で定着ローラ31aの回転を停止して定着クリーニングローラ12の当接を待機するようにしてもよい。
次に、タイミングを決定するための具体的な方法を説明する。図10は、定着入口センサ36から定着ニップ37までの距離、および定着ニップ37から定着ローラ31aと定着クリーニングローラ12が接する部分までの距離を示す図、図11は、記録紙9と記録紙9上の領域S1´を示す図である。
図10に示すように、レジストローラ40aおよび40bは、給紙装置(不図示)から搬送されてきた記録紙9を一度停止させ、感光体21aと位置合わせするタイミングで再起動する。そして、感光体21aおよび転写ローラ21bは、レジストローラ40aおよび40bを通過して搬送された記録紙9に感光体21a上の画像をトナー像として転写する。
感光体21aおよび転写ローラ21bを通過した記録紙9は、定着入口センサ36を経由して、定着ローラ31aおよび加圧ローラ31bに搬送される。ここで、定着入口センサ36から定着装置31の定着ニップ37までの距離をI1、定着ニップ37から、定着ローラ31aと定着クリーニングローラ12が接する箇所までの定着ローラ31a上の周回距離をI2とする。
また、図11は、記録紙9が定着装置31に搬送される先端部を上方にして表している。本図に示すように、記録紙9の先端から領域S1´の先端までの距離をI3とする。そして、記録紙9が搬送される速度をv1とする。
これにより、記録紙9の先端が定着入口センサ36に到達してから、記録紙9上の領域S1´に対応する定着ローラ31a上の領域S2´の先端が定着ローラ31aと定着クリーニングローラ12の接する箇所に到達するまでの時間t1は、以下のように算出される。
t1=(I1+I2+I3)/v1・・・(1)
t1=(I1+I2+I3)/v1・・・(1)
上記(1)式により求めた時間t1と、記録紙9の先端が定着入口センサ36に到達するタイミングとから、定着ローラ31a上の領域S2´の先端が定着ローラ31aと定着クリーニングローラ12の接する箇所に到達するタイミングが分かるので、それに合わせて定着クリーニングローラ12を当接すればよい。
なお、閾値Cは、例えばトナー像が1色か複数色か、同じ複数色でもいくつの色のものが重なったのかで、値を変えても構わない。また、定着クリーニングローラ12の当接は1回だけではなく、定着ローラ31a上の領域2´がその後さらに1〜n回転した後まで、反復して接離を繰り返しても構わない。そうすることで、1回の当接だけでは効果が少ない場合でも、よりクリーニング効果を得ることができる。
次に、画像形成装置200の構成および機能について説明する。図12は、実施の形態2にかかる定着クリーニング装置80を備えた画像形成装置200の構成を示すブロック図である。本図に示すように、画像形成装置200は、画像入力部1、外部入力部2、画像処理部3、画像出力部4、画像情報量算出部5、定着クリーニング装置80を有する。そして、定着クリーニング装置80は、駆動制御部600と、クリーニング部7とを有する。
定着クリーニング装置80が備える駆動制御部600の構成および機能について説明する。なお、定着クリーニング装置80が備えるクリーニング部7の構成および機能については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図13は、駆動制御部600の内部構成を示す図である。本図に示すように、駆動制御部600は、画像情報量取得部61と、画像情報量判断部62と、領域特定部63と、駆動実行部604と、接離制御部601とを有する。
接離制御部601は、駆動実行部64に定着クリーニングローラ12を記録紙9に当接させるタイミング、および定着クリーニングローラ12を記録紙9から離間させるタイミングを制御する。具体的には、記録紙9上の該当領域が定着入口センサ36を通過した時点から所定の時間経過時に定着ローラ31aを当接させ、当接させた時間から所定の時間経過後に定着ローラ31aを離間させる制御を行う。駆動実行部604は、接離制御部601からの制御に従って、定着クリーニングローラ12をクリーニング対象となる定着ローラ31a上の領域に当接し、また定着クリーニングローラ12を定着ローラ31aから離間させる。
なお、接離制御部601および駆動実行部604以外の構成および機能については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
次に、定着クリーニング装置80によるクリーニング処理の詳細を説明する。図14は、定着クリーニング装置80が備える駆動制御部600およびクリーニング部7によるクリーニング処理の手順を示すフローチャートである。
画像情報量取得部61は、記録紙9上の領域S1´の画像領域比率を取得する(ステップS30)。画像情報量判断部62は、取得された画像領域比率が所定の閾値を超えたか否かを判断する(ステップS31)。所定の閾値を超えたと判断された場合には(ステップS31:Yes)、領域特定部63は、記録紙9上の領域S1´に対応する定着ローラ31a上の領域S2´を特定する(ステップS32)。
接離制御部601は、定着入口センサ36により記録紙9の先端を通過したか否かを検知する(ステップS33)。通過を検知した場合には(ステップS33:Yes)、記録紙9の先端が定着入口センサ36を通過した時点から所定時間t1が経過したか否かを確認する(ステップS34)。接離制御部601は、所定時間t1が経過したことを確認した場合には(ステップS34:Yes)、駆動実行部604に当接指示を送信する。
駆動実行部604は、定着クリーニングローラ12を特定された定着ローラ31a上の領域S2´に当接する(ステップS35)。接離制御部601は、定着ローラ上の1領域分の搬送時間t2が経過したか否かを確認する(ステップS36)。接離制御部601は、搬送時間t2が経過したことを確認した場合には(ステップS36:Yes)、駆動実行部604に離間指示を送信し、駆動実行部604は、定着クリーニングローラ12を離間する(ステップS37)。
本実施形態によれば、主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向に)および副走査方向(用紙搬送方向)に連続する複数の領域に分割して、それぞれの領域に対して非画像領域と画像領域の比率を求め、主走査方向については画像領域比率をもとにクリーニング領域を特定して定着クリーニングローラを選択し、副走査方向についてはトナー像の定着ローラ間通過タイミングをもとに定着クリーニングローラの接離タイミングを制御することで、効率的にクリーニング部材を消費することができる。
(第3の実施の形態)
実施の形態1では、画像情報量算出部5による画像情報量の算出は、画像領域比率に基づいて行っていた。これに対して本実施形態では、画像情報量算出部による画像情報量の算出を、トナー累積量に基づいて行う。すなわち、記録紙上の各領域に画像を定着するたびに、定着ローラ上の各領域のトナー定着量を求めてその累積量を保持しておき、その累積量が所定の閾値を超えたことを条件として定着クリーニングローラ12を当接させる制御を行う。
実施の形態1では、画像情報量算出部5による画像情報量の算出は、画像領域比率に基づいて行っていた。これに対して本実施形態では、画像情報量算出部による画像情報量の算出を、トナー累積量に基づいて行う。すなわち、記録紙上の各領域に画像を定着するたびに、定着ローラ上の各領域のトナー定着量を求めてその累積量を保持しておき、その累積量が所定の閾値を超えたことを条件として定着クリーニングローラ12を当接させる制御を行う。
本実施の形態における画像形成装置300および定着クリーニング装置110の構成は実施の形態1または2と同様であるため詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、クリーニング処理の対象となる画像が定着された記録紙9上の領域をS1´´とし、記録紙9上の領域S1´´に対応する定着ローラ31a上の領域をS2´´とする。
以下、クリーニング対象となる定着ローラ31a上の領域S2´´をクリーニングする具体的な方法を、図15〜図17を用いて説明する。図15は、基準マーク32が付された定着ローラ31aを示す図であり、図16は、基準マーク32を検知するためのマーク検知センサ33の定着装置上の位置を示す図、図17は、基準マーク32を切り口とした定着ローラ31aの展開図である。
図15に示すように、定着ローラ31aの表面には、記録紙9が接することのない領域に基準マーク32が設けられている。また、定着ローラ31aには、基準マーク32を検知するマーク検知センサ33が設けられている。
図16は、定着クリーニング装置110および定着装置31を主走査方向(用紙搬送方向に垂直な方向)から表されている。本図に示すように、マーク検知センサ33から、定着クリーニングローラ12と定着ローラ31aが接する位置までの、定着ローラ31a周回上の距離をI4とする。
図17は、定着ローラ31aを、基準マーク32を上端にして副走査方向(用紙搬送方向)に展開して表されている。記録紙9が搬送される向きに図17に示すように、基準マーク32の位置を基準とした定着ローラ31a上の位置をI5とする。そして、用紙搬送速度をV2とする。
定着ローラ31aを、用紙搬送速度v2で記録紙9が搬送される向きに回転させると、基準マーク32をマーク検知センサ33が検知したタイミングから領域S2´´が定着ローラ31aと定着クリーニングローラ12が接する箇所に到達するまでの時間t2は、以上の値を用いて、以下のように算出される。
t2=(I4+I5)/v2・・・(2)
t2=(I4+I5)/v2・・・(2)
この時間t2と、定着ローラ31aを用紙搬送方向に用紙搬送速度v2で回転させた場合にマーク32がマーク検知センサ33により検知されたタイミングとから、定着ローラ31a上の領域S2´´が定着クリーニングローラ12に接する位置に到達するタイミングが分かるので、駆動制御部630は、このタイミングに合うように定着クリーニングローラ12を当接させる。
この方法でクリーニングを実現させる場合は、記録紙9上の領域と定着ローラ31a上の領域が合致するよう、記録紙9にトナーを定着させる際も、例えば記録紙9の先端が基準マーク32に合うように定着ローラ31を回転させる必要がある。
次に、画像形成装置300の構成および機能について説明する。図18は、実施の形態3にかかる定着クリーニング装置110を備えた画像形成装置300の構成を示すブロック図である。本図に示すように、画像形成装置300は、画像入力部1、外部入力部2、画像処理部3、画像出力部4、画像情報量算出部520、定着クリーニング装置110を有する。そして、定着クリーニング装置110は、駆動制御部620と、クリーニング部7とを有する。
画像情報量算出部520および駆動制御部620の構成および機能について説明する。なお、画像情報量算出部520および駆動制御部620以外の各部の構成および機能については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図19は、画像情報量算出部520の内部構成を示す図である。本図に示すように、画像情報量算出部520は、トナー定着量取得部521と、トナー累積量カウンタ522と、トナー累積量算出部523とを有する。トナー定着量取得部521は、記録紙9上の領域ごとに画像処理部3による画像処理において定着されたトナー定着量を取得する。トナー累積量カウンタ522は、定着のたびに、トナー定着量取得部521により取得されたトナー定着量をカウントする。トナー累積量算出部523は、トナー累積量カウンタ522からトナー累積量を算出する。
図20は、駆動制御部620の内部構成を示す図である。本図に示すように、駆動制御部620は、画像情報量取得部621と、画像情報量判断部622と、領域特定部623と、駆動実行部64とを有する。
画像情報量取得部621は、画像情報量算出部5により算出されたトナー累積量を取得する。領域特定部623は、トナー累積量が所定の閾値を超えると判断された定着ローラ31a上の領域が定着クリーニングローラ12に当接する位置を、定着ローラ31aに付された基準マーク32を検知するマーク検知センサ33により特定する。なお、画像情報量取得部621と領域特定部623以外の各部の構成および機能は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
次に、定着クリーニング装置110によるクリーニング処理の詳細を説明する。図21は、定着クリーニング装置110が備える駆動制御部620およびクリーニング部7によるクリーニング処理の手順を示すフローチャートである。
画像情報量取得部621は、定着ローラ31a上の領域S2´´のトナー累積量を取得する(ステップS40)。画像情報量判断部62は、定着ローラ31a上の領域S2´´のトナー累積量が所定の閾値を超えたか否かを確認する(ステップS41)。所定の閾値を超えたことを確認した場合には(ステップS41:Yes)、領域特定部623は、定着ローラ31aの基準マーク32をマーク検知センサ33により検知する(ステップS42)。領域特定部623は、基準マーク32を検知した場合は(ステップS42:Yes)、マーク検知時から所定時間t3が経過したか否かを確認する(ステップS43)。所定時間が経過したことを確認した場合は(ステップS43:Yes)、駆動実行部64は、定着クリーニングローラ12を定着ローラ31a上の領域S2´´に当接する(ステップS44)。
このように画像情報量としてトナー定着量の蓄積量を用いるように構成することで、クリーニング部材をより効率的に消費することができる。
(変形例)
また、フラグ情報を設定する等して、画像情報量算出部520を、画像情報量として画像領域比率を用いたクリーニングローラの駆動制御と、画像情報量としてトナー定着量の蓄積量を用いたクリーニングローラの駆動制御とを切り替え可能に構成してもよい。このように駆動制御を切り替え可能に構成することで、クリーニング部材の使用効率の良好な方をユーザが選択することができる。また、フラグ情報の設定は、画像形成装置の入力部から直接行うほか、ネットワークで接続されたクライアント端末等から行うように構成してもよい。この場合、ユーザが画像形成装置から離れた場所でフラグ情報を設定でき、ユーザビリティが向上する。
また、フラグ情報を設定する等して、画像情報量算出部520を、画像情報量として画像領域比率を用いたクリーニングローラの駆動制御と、画像情報量としてトナー定着量の蓄積量を用いたクリーニングローラの駆動制御とを切り替え可能に構成してもよい。このように駆動制御を切り替え可能に構成することで、クリーニング部材の使用効率の良好な方をユーザが選択することができる。また、フラグ情報の設定は、画像形成装置の入力部から直接行うほか、ネットワークで接続されたクライアント端末等から行うように構成してもよい。この場合、ユーザが画像形成装置から離れた場所でフラグ情報を設定でき、ユーザビリティが向上する。
画像情報量算出部520を、画像情報量を画像領域比率とする制御と、トナー累積量とする制御とを切り替える手段の具体的な構成を示す。図22は、画像情報量算出部530の内部構成を示す図である。本図に示すように、画像情報量算出部530は、切替部531と、画像領域比率算出部53と、トナー累積量算出部503とを有する。
切替部531は、ユーザによる操作パネルからの入力に従って、画像領域比率により画像情報量を算出する画像領域比率算出部53と、トナー累積量により画像情報量を算出するトナー累積量算出部503とを切り替える。
切り替え処理が行われると、画像情報量取得部621は、切替部531により切り替えられた画像情報量(画像領域比率またはトナー累積量)を取得し、上記同様に、画像情報量判断部62は、取得した画像情報量(画像領域比率またはトナー累積量)が所定の閾値を超えたか否かを確認し、所定の閾値を超えた場合に、クリーニング処理が実行される。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば画像形成装置にはコピー機、プリンタ機、複合機等が含まれ、定着クリーニング装置がクリーニングする定着装置は定着ローラのほか、定着ベルトからなる定着装置も含まれる。また、定着クリーニング装置は、上記実施形態に示したウエブ方式のほか、ローラ方式、フェルト方式であってもよい。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
図23は、実施の形態1〜3にかかる画像形成装置(複合機)のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100、200、300は、コントローラ710とエンジン部(Engine)760とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ710は、複合機100、200、300全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部760は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部760には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ710は、CPU711と、ノースブリッジ(NB)713と、システムメモリ(MEM−P)712と、サウスブリッジ(SB)714と、ローカルメモリ(MEM−C)717と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)716と、ハードディスクドライブ(HDD)718とを有し、ノースブリッジ(NB)713とASIC716との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス715で接続した構成となる。また、MEM−P712は、ROM(Read Only Memory)712aと、RAM(Random Access Memory)712bと、をさらに有する。
CPU711は、複合機100、200、300の全体制御をおこなうものであり、NB713、MEM−P712およびSB714からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB713は、CPU711とMEM−P712、SB714、AGP715とを接続するためのブリッジであり、MEM−P712に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P712は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM712aとRAM712bとからなる。ROM712aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM712bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB714は、NB713とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB714は、PCIバスを介してNB713と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC716は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP715、PCIバス、HDD718およびMEM−C717をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC716は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC716の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C717を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部760との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC716には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)730、USB(Universal Serial Bus)740、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース750が接続される。操作表示部720はASIC716に直接接続されている。
MEM−C717は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)718は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP715は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P712に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
1 画像入力部
2 外部入力部
3 画像処理部
4 画像出力部
5、520 画像情報量算出部
6、600、620 駆動制御部
7 クリーニング部
8 クリーニング部材
9 記録紙
10、80、110 定着クリーニング装置
11 送出軸
12 定着クリーニングローラ
13 巻取り軸
21a 感光体
21b 転写ローラ
31 定着装置
31a 定着ローラ
31b 加圧ローラ
32 基準マーク
33 マーク検知センサ
36 定着入口センサ
37 定着ニップ
40a、40b レジストローラ
51 画像領域用画素カウンタ
52 非画像領域用画素カウンタ
53 画像領域比率算出部
61 画像情報量取得部
62 画像情報量判断部
63 領域特定部
64、604 駆動実行部
100、200、300 画像形成装置
521 トナー定着量取得部
522 トナー累積量カウンタ
523 トナー累積量算出部
531 切替部
601 接離制御部
2 外部入力部
3 画像処理部
4 画像出力部
5、520 画像情報量算出部
6、600、620 駆動制御部
7 クリーニング部
8 クリーニング部材
9 記録紙
10、80、110 定着クリーニング装置
11 送出軸
12 定着クリーニングローラ
13 巻取り軸
21a 感光体
21b 転写ローラ
31 定着装置
31a 定着ローラ
31b 加圧ローラ
32 基準マーク
33 マーク検知センサ
36 定着入口センサ
37 定着ニップ
40a、40b レジストローラ
51 画像領域用画素カウンタ
52 非画像領域用画素カウンタ
53 画像領域比率算出部
61 画像情報量取得部
62 画像情報量判断部
63 領域特定部
64、604 駆動実行部
100、200、300 画像形成装置
521 トナー定着量取得部
522 トナー累積量カウンタ
523 トナー累積量算出部
531 切替部
601 接離制御部
Claims (12)
- 記録紙上に転写されたトナー像を定着させる定着部と、
前記定着部の回転軸に垂直に分割された前記定着部の領域それぞれに対向して個別に設けられ、それぞれが独立して前記定着部に当接して前記定着部に付着した付着物を除去する複数のクリーニング部と、
記録紙に転写されるトナー像についての画像情報量を、前記記録紙を複数の領域に分割して当該領域ごとに算出する画像情報量算出部と、
算出された前記画像情報量に基づいて、トナー像の定着に用いられた領域に対向する個別の前記クリーニング部が前記定着に用いられた領域に当接するように駆動制御する駆動制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像情報量算出部は、前記記録紙を、前記記録紙の搬送方向に垂直な方向に連続する複数の領域に分割して前記記録紙の領域ごとに前記画像情報量を算出し、
前記駆動制御部は、
算出された前記画像情報量が所定の閾値を超えるか否かを、前記記録紙の領域ごとに判断する画像情報量判断部と、
前記画像情報量が所定の閾値を超えると判断された場合に、当該記録紙の領域の定着に用いられた前記定着部の領域を特定する領域特定部と、
特定された前記定着部の領域に対向する個別の前記クリーニング部を前記特定された定着部の領域に当接させる駆動実行部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像情報量算出部は、前記記録紙を、前記記録紙の搬送方向および前記搬送方向に垂直な方向に連続する複数の領域に分割して前記記録紙の領域ごとに前記画像情報量を算出すること、
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像情報量算出部は、前記記録紙の領域の画素比率を前記画像情報量として算出すること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記駆動制御部は、
特定された前記定着部の領域に前記クリーニング部を当接させる開始時間を制御する接離制御部、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記駆動制御部は、
特定された前記定着部の領域に当接された前記クリーニング部を離間させる開始時間を制御する接離制御部、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記接離制御部は、前記開始時間を、前記記録紙の先端から前記クリーニング部が当接された前記記録紙の領域の距離および前記記録紙の搬送速度に基づいて算出すること、
を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記接離制御部は、前記開始時間を、前記記録紙の1領域あたりの距離および前記記録紙の搬送速度に基づいて算出すること、
を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像情報量算出部は、前記定着部による定着のたびに前記記録紙の領域ごとに定着されたトナー定着量を求め、当該トナー定着量を前記記録紙の領域ごとに累積したトナー累積量をカウントし、当該トナー累積量を前記画像情報量として算出すること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記領域特定部は、前記定着部の領域のうち、前記記録紙上の領域に対応するトナー像を定着させた部分を、基準点から前記定着部が前記クリーニング部に当接するまでの距離、および前記記録紙の先端からトナー像が定着された前記記録紙上の領域までの距離、および前記記録紙の搬送速度に基づいて特定すること、
を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記画像情報量算出部は、前記記録紙の領域の画素比率を前記画像情報量として算出する処理と、前記定着部による定着のたびに前記記録紙の領域ごとに定着されたトナー定着量を求め、当該トナー定着量を前記記録紙の領域ごとに累積したトナー累積量をカウントし、当該トナー累積量を前記画像情報量として算出する処理とを切り替えて実行すること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 記録紙上に転写されたトナー像を定着させる定着装置の回転軸に垂直に分割された前記定着装置の領域それぞれに対向して個別に設けられ、それぞれが独立して前記定着装置に当接して前記定着部に付着した付着物を除去する複数のクリーニング部と、
記録紙に転写されるトナー像についての画像情報量を、前記記録紙を複数の領域に分割して当該領域ごとに算出する画像情報量算出部と、
算出された前記画像情報量に基づいて、トナー像の定着に用いられた領域に対向する個別の前記クリーニング部が前記定着に用いられた領域に当接するように駆動制御する駆動制御部と、
を備えることを特徴とする定着クリーニング装置。
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