JP5325362B2 - 遠隔監視制御システムおよび遠隔監視制御方法 - Google Patents
遠隔監視制御システムおよび遠隔監視制御方法 Download PDFInfo
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Description
本発明が遠隔監視制御する監視制御対象設備は、現地監視制御サブシステムにおいて制御が可能なように配置されたプラント、装置、機械類であれば特に限定されず、多様なものを監視制御対象設備として適用できる。
近年、特に、コストや二酸化炭素排出量の調整のため、監視対象設備のエネルギー消費量など設備の運転状態を解析するための諸データを検出・取得し、現地操作員に対して運転制御のガイダンスを表示して操作を支援することや、省エネルギーの対策や設備劣化診断支援などに向けて多くの有用な通知や表示を行うことが多い。
ビルや工場などが広域に散在している場合、各ビルや各工場などにおいて個別独立して制御することが多く、各ビルや各工場に操作員を配置して動力設備機器等の保守運用に当たらせる必要がある。
最近では、安価なネットワークインフラの普及にともない、個別独立して稼動中のこれら複数のローカルコンピュータを、ネットワークを介してセンターコンピュータと接続して、大規模集中監視による保守運用を行うことにより業務効率の向上を図ろうという概念が生まれてきている。この概念は遠隔監視制御などと呼ばれることがある。
遠隔監視制御が可能となれば、現地の操作員の負荷が低減され、人的コスト削減による運用コストの削減効果が期待できる。
しかしながら、個別独立して稼動することを前提として構築されている既存の現地監視制御コンピュータをネットワークを介して接続し、センタシステムにより遠隔監視制御できるように遠隔監視制御システムを再構築することは容易ではない。つまり、遠隔監視制御プログラムを既存の現地コンピュータの現地監視制御プログラムに容易に組み込めるわけではない。特に、現地監視制御プログラムのソフトウェアベンダーとして異なるソフトウェアベンダーが混在している場合は統一された遠隔監視制御が困難となる。
一般に独立して動作する複数の既存の現地監視制御コンピュータを、ネットワークを介して互いに接続するための最も一般的な方法は、既存の現地監視制御コンピュータに外部とのデータ交換を行うデータ交換機能を追加することである。既存の現地監視制御コンピュータは、一般にはベンダーや型式、仕様の異なるコンピュータで構成されているため共通仕様の設定やそれぞれの既存の現地監視制御コンピュータを共通仕様化するために改造を行わねばならず、多くの作業手間、作業時間、面倒な調整等を要することとなる。
結局、既存の現地監視制御コンピュータをすべてリプレースし、新たな現地監視制御コンピュータとセンターコンピュータを導入することにより遠隔監視制御システムを構築するアプローチがとらざるを得ない。そのため、既存の現地監視制御コンピュータをそのまま用いつつ、ネットワークを介して接続し、できるだけ低コストでマルチベンダー環境にて複数の現地監視制御コンピュータを遠隔にて集中監視する遠隔監視制御システムを構築する技術の開発が求められている。
従来技術において、既存の現地監視制御コンピュータをそのまま用いつつ、マルチベンダー環境にて複数の現地監視制御コンピュータを遠隔にて集中監視する遠隔監視制御システムを構築する技術として特願2006−242176号公報、特願2003ー96233号公報、特願2006−143049号公報等が知られている。
これらは、いずれも既存の現地監視制御コンピュータが共通に持っている機能を利用する技術であり、現地監視制御コンピュータからモニタ上に表示される操作画面画像データやマウスポインタ画像データをすべてネットワークを介してセンター監視制御コンピュータ側に送信し、センター監視制御コンピュータ側にて当該操作画面画像とマウスポインタ画像を再現表示し、逆に、センター監視制御コンピュータからは、再現表示されている現地監視制御コンピュータの操作画面を用いて入力デバイスであるマウスやキーボードを介して操作信号を入力し、入力された操作信号をネットワーク経由により既存の現地監視制御コンピュータに送信し、現地監視制御コンピュータ側にてセンター監視制御コンピュータ側から送信された操作画面に対する操作を再現する。つまり、ネットワークを介して伝送されるデータは、現地監視制御コンピュータのモニタに表示される操作画面の画像データとマウス画像データのすべてが現地監視制御コンピュータ側からセンター監視制御コンピュータ側に送信され、センター監視制御コンピュータ側で入力した入力信号のすべてがセンター監視制御コンピュータ側から現地監視制御コンピュータ側に送信されることとなる。
遠隔監視制御システムは、センタ監視制御システムと現地監視制御システムの間はネットワークを介してデータ送受信される。ネットワークとして一般には通信事業者が提供する公衆ネットワークを使用する。監視対象設備の制御用の操作画面として要求されるリアルタイム表示性能を確保できるように現地操作画面の画像データをセンタ監視制御システム側に送信して再現表示するためには、特願2006−242176号公報、特願2003ー96233号公報、特願2006−143049号公報等の従来の開示技術ではいずれも256Kbps(bps:ビット/秒)程度以上のネットワーク伝送帯域が必要となっている。ネットワーク伝送ルート上のボトルネック部分でこの伝送能力が必要となるため、ネットワーク全体が光ファイバー網等によるブロードバンドネットワークで構築することが必要となる。しかし、ネットワーク使用料は高価であり遠隔監視制御サービス提供のコスト増につながってしまう。さらに、光ファイバー網等によるブロードバンドネットワークの提供地域は、ほとんどが都市部やその周辺地域に限られ、郡部地域では提供をうけることができない状況が続いておりその普及の予定も立っていない地域も多くある。
特に、近年、ユーザーフレンドリーな操作画面の提供が進んでおり、監視対象の設備に異常が発生すれば設備異常の発生個所を示すシンボルや状態を示す数値や文字などを規則的に変化をさせて操作員に通知するなど、操作画面上に表現豊かな数々の表示上の工夫が盛り込まれている。
例えば、いわゆる流れ文字によるメッセージ表示の工夫がある。流れ文字とは一定のメッセージを特定の画面枠の中で例えば右から左などへ順次流れる様に繰返し表示する表示方法である。
また、例えば、いわゆるフリッカー表示の工夫がある。フリッカー表示とは、操作画面上の設備状態を表わすシンボルや数値の画像について、修飾画像と非修飾画像の2つの画像を用意してそれらを交互に表示更新する表示方法である。
また、例えば、豊富なガイダンス表示やオンラインマニュアル表示などの工夫がある。設備の事故、例えばビルの受電事故発生に伴う停電時には、その影響が大きいことから速やかな復旧が望まれる。この場合、往々にして、復旧のためには事故の様相や事故発生個所に応じて順序と組合せの異なる一連の開閉器操作が必要となる。つまり、事故点を迂回して受電するための投入や遮断する開閉器の選択、その操作の順序を決める必要がある。このような高度な操作を不慣れな操作員であれば速やかな対処が難しい。そこで、豊富なガイダンス機能やオンラインマニュアルなどを不具合発生時に動的に表示する。
また、例えば、省エネ等を目的として、細かく動作環境を変更するように推奨表示するという工夫がある。最近では、省エネ等を目的として、設備機器の最適運転や監視制御システムの保有するデータに基づいた各種のデータ分析により、設備機器の設定目標値のガイドを示して操作員の省エネ運転の推奨表示を提供するものが増えてきている。
また、例えば、マウス等のポインティングデバイスのカーソル画像の表示の工夫がある。近年、入力デバイスとしてマウス等のポインティングデバイスを用いる操作環境が当たり前となり、現地操作画面もマウス等のポインティングデバイスのカーソル画像が表示されることが前提となっている。遠隔地のセンタ監視制御コンピュータのモニタ上に現地操作画面を再現表示して遠隔制御しようとした場合、センタ監視制御コンピュータ側でもマウス等のポインティングデバイスを用いて遠隔操作することとなる。センタ監視制御コンピュータ側から現地監視制御コンピュータ側へネットワークを介して送信されるデータ量は大きくないものの、カーソル移動の結果、現地監視制御コンピュータ側のモニタ上に表示される現地操作画面上のマウス等のポインティングデバイスのカーソル画像が数フレームごとに細かく移動を繰り返すこととなり、逆に、現地監視制御コンピュータ側からセンタ監視制御コンピュータ側へネットワークを介して送信されるデータ量は大きくなってしまう。つまり、カーソルシンボルの画像は短時間(10ミリ秒から50ミリ秒程度)周期で表示され、当該カーソルシンボルの移動に伴って逐次カーソル画像データがセンタ監視制御コンピュータ側に配信される。
上記のような、流れ文字メッセージ表示、フリッカー表示、豊富なガイダンス表示、オンラインマニュアル表示、省エネ推奨表示、カーソル画像表示など、現地操作画面上に豊富な表示機能を提供するに伴い、現地監視制御コンピュータ側からセンタ監視制御コンピュータ側へネットワークを介して送信されるデータ量が多くなり、ネットワーク伝送帯域制限の問題が顕著に表れる。
このような操作画面を提供する場合、数フレームごとに異なる操作画面画像となっているので、毎回画像データがセンタ監視制御コンピュータ側に送られることとなり、ネットワークを介して多量の画像データが送信されてしまい、回線容量が少ない環境では、表示が正しく行われない不具合が多発する問題があった。
上記目的を達成するため、本発明の遠隔監視制御システムは、
制御対象設備の運転状態を現地モニタ上に可視化した現地操作画面を介して現地入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を運転制御する現地監視制御サブシステムと、
ネットワークを経由して前記現地監視制御サブシステムとデータ送受信を行い、前記現地操作画面と同じ内容の遠隔操作画面をセンタモニタ上に再現表示するとともに、当該遠隔操作画面を介してセンタ入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を遠隔から運転制御するセンタ監視制御サブシステムとを備えた遠隔監視制御システムにおいて、
現地監視制御サブシステムが、前記現地操作画面を形成する画像データの時間的変化を解析して差分データを抽出する差分データ抽出部と、前記差分データから前記現地操作画面の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析結果を用いたデータ変換処理を行うデータ変換処理部と、前記データ変換後の変換データを伝送する伝送処理部を備え、
前記センタ監視制御サブシステムが、前記現地操作画面データと前記現地監視制御サブシステムから送信される前記変換データとを基に前記遠隔操作画面および前記カーソル画像をセンタモニタ上に再現表示する操作画面再現表示処理部を備えたものである。
本発明の遠隔監視制御システムによれば、ナローバンドネットワーク、例えば64キロbps程度の帯域で十分なリアルタイム性を確保した画面表示機能が実現できれば、既に社会インフラとして全国に網羅されているアナログ電話用のメタル線を利用するISDN規格のネットワークサービスや携帯電話通信を利用する道が拓け、日本全国ほとんど地域を選ばずに利用可能となり、また、低廉な回線使用料による運用コストの大幅な削減が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記データ変換処理部は、前記フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群と、フリッカーに関するフリッカー発生箇所データとフリッカー画像データと変化周期データのデータセットであるフリッカーデータセットとの変換テーブルを備え、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、特定箇所の画像が時間的に規則的な変化を繰り返すフリッカーである場合、
前記データ変換処理部は、前記差分データ解析の結果、前記フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、対応する前記フリッカーデータセットに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記フリッカーデータセットから、前記遠隔操作画面上の前記フリッカー発生箇所において前記フリッカー画像が前記変化周期にて繰り返し表れる前記フリッカーを再現表示するものであることが好ましい。
また、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記データ変換処理部は、前記フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群と、フリッカー発生箇所とフリッカー画像とフリッカー周期の組み合わせを表わすフリッカーコードとの変換テーブルを備え、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、特定箇所の画像が時間的に規則的な変化を繰り返すフリッカーである場合、
前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、前記フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、対応する前記フリッカーコードに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記フリッカーコードから、当該フリッカーコードが示す前記遠隔操作画面上の前記フリッカー発生箇所において前記フリッカー画像にて前記フリッカー周期により繰り返し表れる前記フリッカーを再現表示するものであることが好ましい。
なお、前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、前記フリッカーが検出されずに前記特定箇所の差分データが得られなくなった場合、フリッカー停止コードを生成し、前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記フリッカー停止コードから前記遠隔操作画面上の前記特定箇所における前記フリッカーを再現表示を停止することが好ましい。
上記構成により、フリッカーが発生した場合において、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減でき、かつ、センタ監視制御サブシステムのモニタ上の遠隔操作画面の特定箇所にフリッカーを再現表示させるとともに遠隔操作が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記データ変換処理部は、前記プルダウンメニューの展開が進むにつれて繰り返し抽出される差分データ群と、前記プルダウンメニュー画像表示位置データと展開後の前記プルダウンメニュー画像データの組み合わせに対して割り当てておくプルダウンメニューコードとの変換テーブルを備え、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、前記現地操作画面内のプルダウンメニューの展開である場合、
前記データ変換処理部が、前記差分データ群の解析の結果、前記プルダウンメニューの展開が進むにつれて繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、対応する前記プルダウンメニューコードに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記プルダウンメニューコードを基に、前記遠隔操作画面上の前記プルダウンメニュー表示位置において前記プルダウンメニュー画像を再現表示するものであることが好ましい。
なお、前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、前記現地操作画面内に表示されていたプルダウンメニューの消去である場合、前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、前記プルダウンメニューの消去によって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、前記プルダウンメニューの消去コードに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記プルダウンメニューの消去コードを基に、前記遠隔操作画面上に表示されていた前記プルダウンメニュー画像を消去した画像を再現表示することが好ましい。
上記構成により、プルダウンメニューの展開や消去が発生した場合において、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減でき、かつ、センタ監視制御サブシステムのモニタ上の遠隔操作画面の特定箇所にプルダウンメニューの展開や消去を再現表示させるとともに遠隔操作が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記データ変換処理部は、前記メッセージの表示によって繰り返し抽出される差分データ群と、前記メッセージ文字のテキストコードと書式データとメッセージ文字の変化内容を示す変化データの組み合わせに対して割り当てておくメッセージコードとの変換テーブルを備え、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、前記現地操作画面内に表示されるメッセージ文字に関するものである場合、
前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、前記メッセージの表示によって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、前記メッセージコードに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記メッセージコードを基に、前記遠隔操作画面上の前記メッセージ文字に関する画像を再現表示することが好ましい。
上記構成により、流れ文字メッセージの表示が発生した場合において、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減でき、かつ、センタ監視制御サブシステムのモニタ上の遠隔操作画面に流れ文字メッセージを再現表示させるとともに遠隔操作が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記データ変換処理部は、ガイダンスの表示によって繰り返し抽出される差分データ群と、前記ガイダンス表示画像に対して割り当てておくガイダンスコードとの変換テーブルを備え、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記現地操作画面の変化が、前記現地操作画面内に表示される前記ガイダンスに関するものである場合、
前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、前記ガイダンスの表示によって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、前記ガイダンスコードに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記ガイダンスコードを基に、前記遠隔操作画面上の前記ガイダンス画像を再現表示するものであることが好ましい。
上記構成により、ガイダンス表示が発生した場合において、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減でき、かつ、センタ監視制御サブシステムのモニタ上の遠隔操作画面にガイダンスを再現表示させるとともに遠隔操作が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記現地監視制御サブシステムの前記現地モニタ上の前記カーソル画像の変化が、第1のポイントから第2のポイントに向けての位置移動の過程である場合、
前記データ変換処理部は、前記差分データの解析の結果、連続または断続して抽出される前記カーソル画像の差分データ群の発生を検出した場合、前記第1のポイント座標データと前記第2のポイント座標データと移動時間情報のカーソル移動データセットに変換し、
前記センタ監視制御サブシステムの前記操作画面再現表示処理部は、前記カーソル移動データセットから、前記遠隔操作画面上の前記カーソルを前記第1のポイントから前記第2のポイントまで前記移動時間にて移動させる前記カーソル移動を再現表示するものであることが好ましい。
上記構成により、カーソルの移動が発生した場合において、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減でき、かつ、センタ監視制御サブシステムのモニタ上の遠隔操作画面にカーソル移動を再現表示させるとともに遠隔操作が可能となる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、前記センタ監視制御サブシステムの前記センタモニタ上に、前記操作画面再現表示処理部により再現表示された前記遠隔操作画面に加え、前記センタ監視制御サブシステム自身の独自操作画面も表示することが好ましい。
上記構成により、中央監視制御システム自身のローカル用の独自操作画面を提供でき、センタ側での操作が行いやすくなる。
次に、上記遠隔監視制御システムの構成において、
前記センタ監視制御サブシステムが、前記遠隔操作画面を介して前記センタ入力デバイスを用いた前記カーソルの移動操作およびボタン操作に関する入力データを受け付ける機能と、前記入力データが前記カーソルを第1のポイントから第2のポイントに向けて連続移動させるデータである場合に、前記操作画面再現表示処理部に対しては前記入力データをそのまま出力し、前記現地監視制御サブシステムに対しては前記第2のポイント座標データのみを遠隔操作データとして出力する機能を備えたカーソルデータ制御部を備え、
前記現地監視制御サブシステムが、前記現地監視制御サブシステムの前記現地入力デバイスから入力された入力データを受け付ける機能と、前記センタ監視制御サブシステムの前記カーソルデータ制御部から送信される前記遠隔操作データを基に前記現地操作画面に対する操作入力情報を再現して擬似的に前記現地監視制御サブシステムの前記現地入力デバイスからの入力データとして受け付ける機能を備えた入力データ処理部を備えたものであることが好ましい。
上記構成により、センタ監視制御サブシステムの遠隔操作画面を介した遠隔操作において、マウスなどを用いてカーソルを移動させた場合も、カーソル移動の中途段階のデータは伝送せず、カーソル移動後のポイント情報のみを伝送することにより、前記現地監視制御サブシステムの現地操作画面上のカーソル画像の移動を低減でき、現地監視制御サブシステムからセンタ監視制御サブシステムに対してネットワークを介して伝送されるデータ量を低減できる。
なお、本発明の遠隔監視制御システムは、コンピュータシステムに上記の遠隔監視制御機能を実現せしめる遠隔監視制御プログラムを読み込ませることで提供することができる。
第2図は現地操作画面30の表示例を示す図である。
第3図は遠隔操作画面30’に加え、センタ監視制御サブシステム20自身の独自操作画面30”も表示する例を示す図である。
第4図はフリッカーによる強調表示で“1TR”の画像が明るく表示された状態を示す図である。
第5図はフリッカーデータセット変換テーブルの例を模式的に示した図である。
第6図は制御対象設備200の運転状態が、予備系統の2号線電源“2TR”に切り替わった後の現地操作画面30の表示例を示す図である。
第7図はネットワーク300を介してデータ伝送されるフリッカーデータセットを模式的に示した図である。
第8図はフリッカーコード変換テーブルとフリッカーコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
第9図はネットワーク300を介してデータ伝送される“フリッカーコード1”を模式的に示した図である。
第10図はプルダウンメニュー32が展開された現地操作画面30の表示例を示す図である。
第11図はプルダウンメニューコード変換テーブルとプルダウンメニューコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
第12図はネットワーク300を介してデータ伝送される“プルダウンメニューコード1”を模式的に示した図である。
第13図は現地操作画面30上に流れ文字によるメッセージ33の表示例を示す図である。
第14図はメッセージコード変換テーブルとメッセージコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
第15図はネットワーク300を介してデータ伝送される“メッセージコード1”を模式的に示した図である。
第16図はガイダンスまたはオンラインマニュアルが表示された現地操作画面の表示例を示す図である。
第17図はガイダンスコード変換テーブルとガイダンスコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
第18図はネットワーク300を介してデータ伝送される“ガイダンスコード1”を模式的に示した図である。
第19図は現地監視制御サブシステムの現地モニタ上のカーソル画像の変化例を示す図である。
第20図はネットワーク300を介してデータ伝送される“カーソル移動データセット”を模式的に示した図である。
第21図はネットワーク300を介してデータ伝送される“遠隔操作データセット”を模式的に示した図である。
実施例1にかかる本発明の遠隔監視制御システムの例を示す。
図1は、本発明の遠隔監視制御システムの構成例を示す図である。
図1の構成例では、遠隔監視制御システム100は、現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20を備えている。
現地監視制御サブシステム10は現地に配置されているシステムであって、制御対象設備200に接続され、現地にて制御対象設備200の運転状態の監視制御を行っている。
センタ監視制御サブシステム20は遠隔地にあるセンタ側に配置されているシステムであって、遠隔地から現地にある制御対象設備200の運転状態の監視制御を行っている。
現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20は広域ネットワーク300を介して接続されている。
[0041]
図1ではセンタ監視制御サブシステム20は一箇所の現地監視制御サブシステム10とネットワーク300を介して接続されているが、スイッチング機能を搭載して複数箇所の現地監視制御サブシステム10とネットワーク300を介して接続する構成でも良い。
制御対象設備200は特に限定されず、例えばビルや工場等に設置されている受電設備や空調設備、プラント類など多様なものに適用できる。設備の運転状態を検知するための各種センサ類が組み込まれている。
ネットワーク300は特に限定されないが、ここでは広域のナローバンド、例えばISDN公衆網とする。
[0042]
以下、まず、現地監視制御サブシステム10の各構成要素、センタ監視制御サブシステム20の各構成要素を説明し、その次に、制御対象設備200に異常が発生し、その警告として現地操作画面において動きが発生した場合に、本発明の遠隔監視制御システムにおいて、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送の具体例の順に説明する。
[0043]
(1)現地監視制御サブシステム10の構成要素の説明
まず、現地監視制御サブシステム10の構成要素について説明する。
現地監視制御サブシステム10は、設備状態診断部11、画像表示処理部12、現地モニタ13、現地入力デバイス14、差分データ抽出部15、データ変換処理部16、伝送処理部17、入力データ処理部18、監視制御部19を備えている。
[0044]
設備状態診断部11は、制御対象設備200の運転状態など諸データを取得するために制御対象設備200に配置されている各種センサから諸データを収集し、制御対象設備200の運転状態が正常か異常か等の障害診断処理を実行する部分である。異常として緊急性に応じて「重大エラー」、「警告」、「注意」等のレベル分けを行うものであっても良い。
[0045]
画像表示処理部12は、制御対象設備200の運転状態、設備状態判断部11による診断結果を可視化する現地操作画面30の画像処理を行い、現地モニタ13に描画処理を行う部分である。ここでは後述する現地入力デバイスのカーソル画像処理も行い、現地モニタ13にカーソル画像の描画処理も行うものとする。
[0046]
現地モニタ13は画像表示処理部12により描画される現地操作画面30を表示する部分である。例えば、液晶モニタ装置などで良い。
ここで、現地操作画面30は、制御対象設備200の運転状態を操作員に伝え、また、制御対象設備200に対する制御指示内容を入力させるために操作員に提供されるグラフィカルユーザーインターフェイスであり、制御対象設備200の違いや現地監視制御プログラムを提供したソフトウェアベンダーの違いにて多様なものがありえる。現地操作画面30内にはカーソル画像31が重畳して表示されている。
図2は現地操作画面30の一例であるが、図2の表示例に限定されるものではない。
[0047]
現地入力デバイス14は、マウスなどのポインティングデバイスやキーボード等で良い。現地入力デバイス14により入力されたデータは後述する入力データ処理部18に出力される。
[0048]
差分データ抽出部15は、画像表示処理部12が形成する現地操作画面30の画像データの時間的変化を解析して差分データを抽出する部分である。
[0049]
データ変換処理部16は、差分データ抽出部15が抽出した差分データ群から現地操作画面30の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析結果を用いたデータ変換処理を行う部分である。データ変換処理部16は差分データ群からデータ変換処理できるように変換テーブルを備え、その変換テーブルを参照することにより効率的に差分データ群から短いデータセットやコードデータ等に変換する。
例えば、後述するように、現地操作画面上のフリッカー発生により生じる差分データ群をフリッカーデータセットに変換するフリッカーデータセット変換テーブル、現地操作画面上のフリッカー発生により生じる差分データ群をフリッカーコードに変換するフリッカーコード変換テーブル、現地操作画面上のプルダウンメニュー展開や消去により生じる差分データ群をプルダウンメニューコードに変換するプルダウンメニューコード変換テーブル、現地操作画面上の流れ文字などのメッセージ表示により生じる差分データ群をメッセージコードに変換するメッセージコード変換テーブル、現地操作画面上のガイダンスやオンラインマニュアル表示により生じる差分データ群をガイダンスコードに変換するガイダンスコード変換テーブルなどがある。
この変換テーブルを用いた現地操作画面30の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析処理については後述する。
[0050]
伝送処理部17は、ネットワーク300に対するデータ送受信インタフェースを備え、データ変換処理部16によるデータ変換後の変換データのみを伝送する部分である。
[0051]
入力データ処理部18は、センタ入力デバイス24によりセンタ操作員により入力された入力データを、現地入力デバイス14により現地操作員が入力した入力データと同様に扱うものであり、現地入力デバイス14から入力された入力データを受け付ける機能と、後述するようにセンタ監視制御サブシステム20のカーソルデータ制御部26から送信される遠隔操作データを基に現地操作画面30に対する操作入力情報を再現して擬似的に現地監視制御サブシステム10の現地入力デバイス14からの入力データとして受け付け、監視制御部19に出力する機能を備えている。
[0052]
監視制御部19は、監視制御に関する処理を実行管理する部分であり、制御対象設備200の監視制御用に供給された既存の監視制御アプリケーションソフトウェアであってもよい。制御対象設備200の既存の監視制御アプリケーションが異なるメーカーであるマルチベンダー環境であっても良く、既存のものを変更する必要はない。
監視制御部19は、現地操作画面30を介した遠隔操作により制御対象設備200に対してリレー切り替えやスイッチ切り替えなどの必要な監視制御処理を実行する。
[0053]
(2)センタ監視制御サブシステム20の構成要素の説明
次に、センタ監視制御サブシステム20の構成要素について説明する。
センタ監視制御サブシステム20は、ネットワーク300を経由して現地監視制御サブシステム10とデータ送受信を行い、現地操作画面30と同じ内容の遠隔操作画面30’をセンタモニタ23上に再現表示するとともに、当該遠隔操作画面30’を介してセンタ入力デバイス22により制御対象設備200を遠隔から運転制御するシステムである。
センタ監視制御サブシステム20は、操作画面再現表示処理部22、センタモニタ23、センタ入力デバイス24、カーソルデータ制御部26、伝送処理部27を備えている。
[0054]
操作画面再現表示処理部22は、現地操作画面データと現地監視制御サブシステム10から送信される変換データを基に遠隔操作画面30’およびカーソル画像をセンタモニタ23上に再現表示処理を行う部分である。ここで、現地操作画面データ(初期画面、各種ボタン、各種プルダウンメニュー、各種メッセージ等)に関しては、あらかじめセンタ監視制御サブシステム20内に現地監視制御サブシステム10で採用されている現地操作画面データを保持・記憶しておくことが好ましい。このように現地操作画面データをあらかじめセンタ監視制御システム20側で保持・記憶しておくことによりネットワーク300を介して伝送されるデータ量を低減させることができるからである。
[0055]
また、操作画面再現表示処理部22は、現地データ変換処理部16を介して変換されたデータがコード化されている場合、このコードデータ等から表示すべき内容や動きを再現できるように逆変換テーブルを備える必要がある。当該逆変換テーブルを参照することにより効率的に短いデータセットやコードデータ等から表示すべき内容を再現する。
[0056]
例えば、後述するように、フリッカーコードから遠隔操作画面上のフリッカー内容を表わすフリッカー情報に逆変換するフリッカーコード逆変換テーブル、プルダウンメニューコードから遠隔操作画面上のプルダウンメニュー情報に逆変換するプルダウンメニューコード逆変換テーブル、メッセージコードから遠隔操作画面上の流れ文字などのメッセージ表示情報に逆変換するメッセージコード逆変換テーブル、ガイダンスコードから遠隔操作画面上のガイダンス情報やオンラインマニュアル情報に逆変換するガイダンスコード逆変換テーブルなどがある。これら逆変換テーブルを用いた遠隔操作画面30’の表示変更処理については後述する。
[0057]
センタモニタ23は操作画面再現表示処理部22により描画される遠隔操作画面30’を表示する部分である。例えば、液晶モニタ装置などで良い。
遠隔操作画面30’は、現地操作画面30と同じ内容の操作画面であり、制御対象設備200の運転状態をセンターにいるセンタ操作員に伝え、また、制御対象設備200に対する制御指示内容を入力させるためにセンターにいるセンタ操作員に提供されるグラフィカルユーザーインターフェイスであり、どのような現地操作画面30であっても同じ内容の遠隔操作画面30’として再現表示する。また、カーソル画像31’が遠隔操作画面30’内に重畳して表示されている。
[0058]
例えば、現地操作画面30が図2に示したものである場合、遠隔操作画面30’は図2と同じ内容となる。
また、図3のようにセンタ監視制御サブシステム20のセンタモニタ23上に、操作画面再現表示処理部21により再現表示された遠隔操作画面30’に加え、センタ監視制御サブシステム20自身の独自操作画面30”も表示することもできる。なお、モニタ画面を二分して複数箇所の遠隔操作画面30’、例えば2箇所の現地監視制御サブシステム10a,10bの遠隔操作画面30’a,30’bを表示する構成も可能である。
[0059]
センタ入力デバイス24は、例えばマウスなどのポインティングデバイスでも良い。操作画面再現表示処理部22によりカーソル画像31’が現地モニタ13上に表示されているが、前述したようにセンタ入力デバイス24はこのカーソル画像31’で表示されるカーソル位置を制御でき、その移動ポイントデータを与えることができる。
[0060]
カーソルデータ制御部26は、現地監視制御サブシステム10から送信され、操作画面再現表示処理部22により表示されるカーソル画像31’のポイントデータを取り込むととともに自らのセンタ入力デバイス24のカーソルとして制御し、また、センタ入力デバイス24により与えた移動ポイントデータを後述するように現地監視制御サブシステム10に対して送信するとともに操作画面再現表示処理部22にカーソル画像31’の表示位置に関する移動ポイントデータを与える部分である。
[0061]
伝送処理部27は、ネットワーク300に対するデータ送受信インタフェースを備え、カーソルデータ制御部26によるデータ変換後の変換データのみを伝送する部分である。
これら各部位が連動した具体的な処理動作に関しては以下に述べる。
[0062]
(3)遠隔監視制御システムの処理動作の例
(3−1)フリッカーが発生した場合の第1の動作の説明
具体例として、制御対象設備200に異常が発生し、その警告として現地操作画面の特定箇所の表示においてフリッカーが発生した場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
前提として、既に現地監視制御サブシステム10およびセンタ監視制御サブシステム20が稼動しており、現地モニタ13上には図2に示した現地操作画面が表示されており、センタモニタ23上にも図2に示した現地操作画面30と同じ内容の遠隔操作画面30’が表示されているものとする。この例では、電源供給が2系統あり、常用系統である1号線の電源“1TR”が使用されているものとする。
[0063]
今、制御対象設備200の常用系統である1号線の電源“1TR”に異常が発生し、異常を示すデータが制御対象設備200に搭載されているセンサ類から現地監視制御サブシステムの設備状態診断部11に取り込まれ、設備状態診断部11が制御対象設備200に異常が発生したことを検出したものとする。
[0064]
監視制御部19は設備状態診断部11が検出した異常が発生した箇所とその警告内容を示すデータを画像表示処理部12に与える。ここでは常用系統である1号線の電源“1TR”に異常が発生し、“1TR”にフリッカーが表示されるよう画像表示処理部20に対して信号を送る。
[0065]
画像表示処理部12は監視制御部19からの信号に従い、現地モニタ13上に表示される現地操作画面30の描画データを現地モニタ13および差分データ抽出部15に出力する。なお、図示しない信号分配器により信号を分配して一方を現地モニタ13、他方を差分データ抽出部15に出力すればよい。ここでは“1TR”の部分にはフリッカー表示がなされるよう描画データが出力される。
[0066]
ここで、フリッカーとは、現地モニタ13上の現地操作画面30の変化が、特定箇所の画像が時間的に規則的な変化を繰り返す表示である。ここでは、“1TR”が明るく表示される強調表示と通常の明るさの通常表示とが時間的に規則的な変化を繰り返す表示となっている。図4はフリッカーによる強調表示により“1TR”の画像が明るく表示された状態を示している。フリッカー表示の場合は図2の表示状態と図4の表示状態とが交互に繰り返される。現地モニタ13上に表示される現地操作画面30上において常用系統の電源“1TR”にフリッカー表示がなされる。つまり、画像表示処理部12は、現地操作画面30の描画データの出力において、決まったフレームごとに“1TR”の画像が明るく表示される描画データと“1TR”の画像が通常の明るさに表示される描画データを現地モニタ13に出力する。
[0067]
差分データ抽出部15は画像表示処理部12から受け取る現地操作画面30の描画データに関して差分データを抽出する。抽出された差分データはデータ変換処理部16に出力される。ここでは差分データとなるのは常用系統の電源“1TR”にフリッカー表示に関する描画データのみが規則的に刻々と抽出されるものとする。
[0068]
ここでは、データ変換処理部16は、フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群と、フリッカーに関するフリッカー発生箇所データとフリッカー画像データとその変化周期データのデータセットであるフリッカーデータセットとの変換テーブルを記憶・保持している必要がある。
図5は、データ変換処理部16が保持・記憶しているフリッカーデータセット変換テーブルの例を模式的に示した図である。
[0069]
データ変換処理部16は差分データ抽出部15から取得した差分データを解析し、その解析結果により、フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出できる。現地操作画面のフリッカー表示にはフリッカー場所とフリッカー状態はあらかじめ決まったものであるので、データ変換処理部16が取得する差分データ群は、あらかじめ決まっている複数種のパターンのいずれかに該当することとなる。そこで、データ変換処理部16は解析した差分データ群に対して、フリッカー発生箇所データとフリッカー画像データとその変化周期データのフリッカーデータセットに変換する。
ここでは、今回の常用系統の1号線電源“1TR”に発生している警告に対するフリッカーデータセットである“フリッカー発生箇所1TR,フリッカー画像1、フリッカー周期1秒”に変換されたものとする。
[0070]
データ変換処理部16は伝送処理部17からネットワーク300を介してセンタ監視制御サブシステム20に対してフリッカーデータセット“フリッカー発生箇所1TR,フリッカー画像1、フリッカー周期1秒”を送信する。常用系統の1号線電源に対する障害が続き、フリッカーがしばらく持続していても、冒頭に一度フリッカーデータセット“フリッカー発生箇所1TR,フリッカー画像1、フリッカー周期1秒”を送信した後は、フリッカーデータセットは送信しない。
[0071]
センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、ネットワーク300を介して送信されてきたフリッカーデータセットを取得し、当該フリッカーデータセットから遠隔操作画面30’上の常用系統の1号線電源“1TR”においてフリッカー画像データが変化周期1秒にて繰り返し表れるフリッカーを再現表示する描画データをセンタモニタ23に出力する。
センタモニタ23では、操作画面再現表示処理部22から受け取った描画データに従って遠隔操作画面30’を表示し、常用系統の1号線電源“1TR”においてフリッカーが表示される。
[0072]
次に、センタ監視制御サブシステム20を介して遠隔操作するセンタ操作員は、遠隔操作画面30’に表示されるフリッカーを見て、現地において常用系統の1号線電源“1TR”において障害が発生したことを知ることとなる。
センタ操作員は常用系統の1号線電源“1TR”における障害を取り除くように遠隔操作を始める。ここでは、常用系統の1号線電源“1TR”から予備系統の2号線電源“2TR”に切り替える操作を行う。センタ入力デバイス24を介してカーソルによるオブジェクト選択やボタン押下などの入力指示により常用系統の1号線電源“1TR”から予備系統の2号線電源“2TR”に切り替える操作を入力する。
[0073]
カーソルデータ制御部26は、オブジェクト選択やボタン押下などの操作入力データはそのまま操作画面再現表示処理部22に出力するとともに遠隔操作データとして伝送処理部27を介して現地監視制御サブシステム10に対してデータ送信する。
[0074]
操作画面再現表示処理部22はカーソルデータ制御部26から受け取ったカーソルに関する操作入力データを受け、カーソルに関する操作はそのまま反映し、描画データをセンタモニタ23に与える。
[0075]
現地監視制御サブシステム10の入力データ処理部18は、センタ監視制御サブシステム20のカーソルデータ制御部26から送信される遠隔操作データを基に現地操作画面30に対する操作入力情報を再現して擬似的に現地監視制御サブシステム10の現地入力デバイス14からの入力データとして受け付ける機能を備えている。つまり、センタ監視制御サブシステム20のセンタ入力デバイス24から入力した遠隔操作入力データがあたかも現地入力デバイス14から入力された現地の操作入力データとして扱われる。
[0076]
入力データ処理部18は遠隔操作データを監視制御部19に対して出力し、監視制御部19は制御対象設備200に対して必要なリレー切り替えやスイッチ切り替えなどの処理を行う。ここでは、常用系統の1号線電源“1TR”から予備系統の2号線電源“2TR”に切り替える操作が実行される。
[0077]
図6が制御対象設備200の運転状態が、予備系統の2号線電源“2TR”に切り替わった後の現地操作画面30の例である。
図7がネットワーク300を介してデータ伝送されるフリッカーデータセットを模式的に示した図である。
[0078]
以上、現地操作画面にフリッカー表示された障害が制御対象設備200に生じた場合、遠隔にあるセンタ監視制御サブシステム20から遠隔操作により制御対象設備200に対する遠隔操作が可能となるとともに、ネットワークに転送されるデータは、フリッカーデータセットと遠隔操作データのみであり、少ないデータ伝送量で遠隔操作でき、ネットワークはナローバンドのようなものでも足りることが理解されよう。
[0079]
なお、予備系統の2号線電源“2TR”に切り替え後、障害は一応回避され、常用系統の1号線電源“1TR”に表示されていたフリッカーはなくなるため、差分データ抽出部16で抽出されていた差分データ群も発生しなくなり、データ変換処理部16は、差分データの解析の結果、特定箇所の差分データ群が得られなくなったとして“フリッカー停止コード”を生成してセンタ監視制御サブシステム20に伝送する。
センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、フリッカー停止コードを受け取ると遠隔操作画面上の“1TR”箇所におけるフリッカーを再現表示の描画データ出力を停止する。
[0080]
(3−2)フリッカーが発生した場合の第2の動作の説明
フリッカーが発生した場合の第2の動作とは、上記したフリッカーが発生した場合の第1の動作に比べてさらにデータ伝送量を低減させる工夫を施したものである。
フリッカーが発生した場合の第1の動作では、フリッカーが発生した場合、データ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取った差分データ群を解析して、差分データ群を1セットのフリッカー発生箇所データとフリッカー画像データとその変化周期データのフリッカーデータセットに変換するものであった。
フリッカーが発生した場合の第2の動作では、さらにデータ変換効率を上げ、データ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取った差分データ群を解析して、フリッカー発生箇所、フリッカー画像、フリッカー周期の組み合わせをコード化し、フリッカーコードに変換してデータ伝送するものである。
[0081]
フリッカーが発生した場合の第2の動作を実現するためには、データ変換処理部16は、フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群と、フリッカー発生箇所、フリッカー画像、フリッカー周期のセットであるフリッカーコードとの変換テーブルを記憶・保持しており、センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、このフリッカーコードをフリッカー発生箇所、フリッカー画像、フリッカー周期のセットに逆変換する逆変換テーブルを記憶・保持する必要がある。
図8は、データ変換処理部16が保持・記憶する記憶するフリッカーコード変換テーブルと、操作画面再現表示処理部22が保持・記憶するフリッカーコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
[0082]
ここではデータ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取った差分データ群を解析し、フリッカーによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、変換テーブルを参照して、例えば、“フリッカーコード1”に変換し、ネットワーク300を介してデータ伝送する。図9がネットワーク300を介してデータ伝送される“フリッカーコード1”を模式的に示した図である。このように、例えば16ビットや32ビットなどのフリッカーコードのみがネットワーク300を介してデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
[0083]
操作画面再現表示処理部22は逆変換テーブルを参照し、“フリッカーコード1”からフリッカー発生箇所、フリッカー画像、フリッカー周期に関する情報を得て、センタモニタ23に対して当該フリッカーが表示されるように各々の描画データに展開して渡すこととなる。
その他の処理の流れは上記のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理の流れと同様で良いのでここでは省略する。
[0084]
(3−3)プルダウンを展開・消去する場合の動作の説明
次の具体例として、現地操作画面を操作する過程においてプルダウンメニューが展開されたり、展開されていたプルダウンメニューが消去されたりした場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
[0085]
この例では、データ変換処理部16は、あらかじめ、すべてのプルダウンメニューについて、展開されてゆくことによって繰り返し抽出される差分データ群とプルダウンメニューコードの変換テーブルを記憶・保持しておき、また、センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22には、このプルダウンメニューコードをプルダウンメニューの画像表示位置データと展開後のプルダウンメニュー画像データのデータセットに逆変換する逆変換テーブルを記憶・保持している。
ここで、プルダウンメニューコードとは、プルダウンメニュー画像表示位置データと展開後のプルダウンメニュー画像データのセットに対して割り当てられるコードである。
図11は、データ変換処理部16が保持・記憶する記憶するプルダウンメニューコード変換テーブルと、操作画面再現表示処理部22が保持・記憶するプルダウンメニューコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
[0086]
以下、前提として、既に現地監視制御サブシステム10およびセンタ監視制御サブシステム20が稼動しており、現地モニタ13上には図2に示した現地操作画面が表示されており、センタモニタ23上にも図2に示した現地操作画面30と同じ内容の遠隔操作画面30’が表示されているものとする。
[0087]
今、センタ操作員がセンタ入力デバイス24を操作し、遠隔操作画面30’のメニューボタンを押下するように操作する。センタ入力デバイス24から入力されたクリック信号はそのままカーソルデータ制御部26から伝送処理部27へ渡され、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10の入力データ処理部18に入力される。センタ入力デバイス24から入力されたクリック信号は入力データ処理部18により現地入力デバイス14から入力されたクリック信号として監視制御部19に渡される。監視制御部19はクリック信号を取得し、現地操作画面30におけるボタン操作を実行し、画像表示処理部12に対して該当メニューにおけるプルダウンメニューの展開画像の描画データを現地モニタ13に出力する。現地モニター13は図10に示したプルダウンメニュー32が展開された現地操作画面30を表示することとなる。ここでは、図10に示したプルダウンメニュー32はメニューボタンの押下から0・5秒間15フレームをかけて展開されるものとする。
[0088]
画像表示処理部12はプルダウンメニューの展開画像の描画データを差分データ抽出部15にも出力し、差分データ抽出部15は0・5秒間15フレームにわたり刻々と展開される途中段階のプルダウンメニュー展開画像データを差分データ群として抽出する。
[0089]
データ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取った0・5秒間15フレームの差分データ群を解析して、プルダウンメニューが次第に展開されてゆくことによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、変換テーブルを参照して対応するプルダウンメニューコード、例えば、“プルダウンメニューコード1”に変換し、ネットワーク300を介してデータ伝送する。図12がネットワーク300を介してデータ伝送される“プルダウンメニューコード1”を模式的に示した図である。このように、例えば16ビットや32ビットなどのプルダウンメニューコードのみがネットワーク300を介してデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
[0090]
操作画面再現表示処理部22は逆変換テーブルを参照し、“プルダウンメニューコード1”からプルダウンメニュー画像表示位置データと展開後のプルダウンメニュー画像データのデータセットに逆変換し、センタモニタ23に対して当該プルダウンメニューが表示されるように0・5秒間15フレームの描画データに展開して渡すこととなる。センタモニタ23の遠隔操作画面では通常のプルダウンメニューが展開されるごとく、プルダウンメニューが順に展開されてゆく。
[0091]
その他の細かい処理の流れは上記の(3−1)のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理の流れと同様で良いのでここでは省略する。
[0092]
(3−4)メッセージが表示される場合の動作の説明
次の具体例として、制御対象設備200の運転状態に応じて現地操作画面においていわゆる流れ文字によるメッセージが表示された場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
[0093]
この例では、データ変換処理部16は、あらかじめ、監視制御部19が利用する既存の監視制御プログラムの現地操作画面が備えているすべてのメッセージについて、流れ文字として展開されてゆくことによって繰り返し抽出される差分データ群と、メッセージコードとの変換テーブルを記憶・保持し、また、センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、このメッセージコードをメッセージのテキストデータと流れる方向や速度などの修飾データとのデータセットに逆変換する逆変換テーブルを記憶・保持している。
ここでメッセージコードはメッセージ文字のテキストコードと書式データとメッセージ文字の変化内容を示す変化データのデータセットに対して割り当てておくコードである。
図14は、データ変換処理部16が保持・記憶する記憶するメッセージコード変換テーブルと、操作画面再現表示処理部22が保持・記憶するメッセージコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
[0094]
今、現地モニタ13上には図2に示した現地操作画面が表示されており、センタモニタ23上にも図2に示した現地操作画面30と同じ内容の遠隔操作画面30’が表示されているものとする。ここで、制御対象設備200の運転状態に何らかの影響が生じ、設備状態診断部11からの通知により監視制御部19は画像表示処理部12に対して流れ文字によるメッセージを表示するデータを与える。画像表示処理部12は現地操作画面上の所定箇所に流れ文字によるメッセージが表示されるように現地モニタ13に描画データを出力する。ここでは、“1号線常用電源の定期点検を行ってください”というメッセージが10秒間かけて左から右へ流れる流れ文字として現地操作画面30の右上欄に表示されるものとする。例えば現地モニター13は図13に示したように現地操作画面30上に流れ文字によるメッセージ33を表示する。
[0095]
次に、画像表示処理部12は流れ文字によるメッセージ33の展開画像の描画データを差分データ抽出部15にも出力する。ここでは、差分データ抽出部15は差分データとして10秒間300フレームにわたり、流れ文字によるメッセージ33の展開画像の描画データが刻々と抽出される。
[0096]
データ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取る差分データ群を解析して、メッセージ文字が次第に流れてゆくことによって繰り返し抽出される差分データ群の発生を検出した場合、変換テーブルを参照して対応するメッセージコード、例えば、“メッセージコード1”に変換し、ネットワーク300を介してデータ伝送する。なお、データ変換処理部16は、10秒間300フレームにわたるすべての差分データ群を取得しなくても、例えば最初の数フレーム分の差分データ群のみで変換テーブルを参照して“メッセージコード1”であることが検出できれば、その時点で“メッセージコード1”を伝送すれば良い。
[0097]
図15はネットワーク300を介してデータ伝送される“メッセージコード1”を模式的に示した図である。このように、例えば16ビットや32ビットなどのメッセージコードのみがネットワーク300を介してデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
[0098]
操作画面再現表示処理部22は逆変換テーブルを参照し、“メッセージコード1”からメッセージ文字のテキストコードと書式データとメッセージ文字の変化内容を示す変化データのデータセットに逆変換し、得られたメッセージのテキストデータを指定された書式と変化内容に従って、流れ文字が再現表示できるようにセンタモニタ23に描画データを10秒間300フレームにわたり出力する。
センタモニタ23の遠隔操作画面では“1号線常用電源の定期点検を行ってください”というメッセージが10秒間かけて左から右へ流れる流れ文字として現地操作画面30の右上欄に表示される。
[0099]
その他の細かい処理の流れは上記の(3−1)のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理の流れと同様で良いのでここでの説明は省略する。
[0100]
(3−5)ガイダンス、オンラインマニュアルが表示される場合の動作の説明
次の具体例として、センタ操作員が遠隔操作画面を介した制御対象設備200の遠隔監視において遠隔操作画面中にガイダンスやオンラインマニュアルを表示した場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
[0101]
この例では、データ変換処理部16は、あらかじめ、監視制御部19が利用する既存の監視制御プログラムの現地操作画面が備えているすべてのガイダンスやオンラインマニュアルについて、それらを表示することによって繰り返し抽出される差分データ群と、ガイダンスコードとの変換テーブルを記憶・保持し、また、センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、このガイダンスコードをセンタ操作画面に表示されるガイダンスやオンラインマニュアルデータに逆変換する逆変換テーブルを記憶・保持している。
図17は、データ変換処理部16が保持・記憶する記憶するガイダンスコード変換テーブルと、操作画面再現表示処理部22が保持・記憶するガイダンスコード逆変換テーブルを模式的に示す図である。
[0102]
今、現地モニタ13上には図2に示した現地操作画面が表示されており、センタモニタ23上にも図2に示した現地操作画面30と同じ内容の遠隔操作画面30’が表示されているものとする。ここで、センタ操作員が制御対象設備200の遠隔監視の上で何らかのガイダンスやオンラインマニュアルを参照したくなり、センタ入力デバイス24を介して遠隔操作画面上に表示するようにボタン操作を行ったとする。カーソルデータ制御部26は当該ボタン押下のクリック信号をネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10に送信する。
現地監視制御サブシステム10の入力データ処理部18は当該クリック信号を現地入力デバイス14から与えられたクリック信号と扱い、監視制御部19に出力する。
[0103]
監視制御部19はクリック信号を現地操作画面上のガイダンス表示指示またはオンラインマニュアル表示指示のボタン押下と検出し、該当するガイダンス表示またはオンラインマニュアル表示に関する指示を画像表示処理部12に出力し、画像表示処理部12はガイダンスまたはオンラインマニュアルが表示された現地操作画面の描画データを現地モニタ13に対して出力し、現地モニタ13は、例えば図16に示すようにガイダンスまたはオンラインマニュアル34が表示された現地操作画面を表示する。
[0104]
次に、画像表示処理部12はガイダンスまたはオンラインマニュアルが表示された現地操作画面の描画データを差分データ抽出部15にも出力する。ここでは、差分データ抽出部15は差分データとしてガイダンスまたはオンラインマニュアルの描画データが抽出される。
データ変換処理部16は、差分データ抽出部15から受け取る差分データ群を解析して、ガイダンスまたはオンラインマニュアルの描画データの差分データ群の発生を検出した場合、変換テーブルを参照して対応するガイダンスコード、例えば、“ガイダンスコード1”に変換し、ネットワーク300を介してデータ伝送する。
[0105]
図18はネットワーク300を介してデータ伝送される“ガイダンスコード1”を模式的に示した図である。このように、例えば16ビットや32ビットなどのガイダンスコードのみがネットワーク300を介してデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
[0106]
センタ監視制御サブシステム20において、操作画面再現表示処理部22は逆変換テーブルを参照し、“ガイダンスコード1”からガイダンスデータまたはオンラインマニュアルデータに逆変換し、得られたガイダンスデータまたはオンラインマニュアルデータが再現表示できるようにセンタモニタ23に描画データを出力する。
センタモニタ23の遠隔操作画面にはガイダンスまたはオンラインマニュアルが表示され、遠隔操作員はガイダンスまたはオンラインマニュアルを参照することができる。
[0107]
その他の細かい処理の流れは上記の(3−1)のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理の流れと同様で良いのでここでの説明は省略する。
[0108]
(3−6)カーソルの位置移動を伴う操作がされる場合の第1の動作の説明
次の具体例として、現地操作員が現地操作画面を介して制御対象設備200の監視において現地入力デバイス14を用いてカーソルを移動させた場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
[0109]
ここでは一例として、図19に示すように、現地監視制御サブシステムの現地モニタ上のカーソル画像の変化が、第1のポイントにあるカーソル31aから第2のポイントにあるカーソル31bに向けて1秒間かけた位置移動である場合を説明する。
[0110]
現地入力デバイス14から入力された操作データが、第1のポイントから第2のポイントに向けて1秒間かけた位置移動である場合、監視制御部19は画像表示処理部12に対して、カーソル画像が、第1のポイントから第2のポイントに向けて1秒間かけた位置移動するように描画データを発生させ、画像表示処理部12は当該描画データを現地モニタ13および差分データ抽出部15に出力する。差分データ抽出部15はカーソルの動きの過程に合わせて時々刻々と1秒間30フレームの差分データ群を抽出する。
[0111]
ここで、入力デバイス14を用いたカーソルの操作が自在である限り、差分データ抽出部15により抽出される差分データ群はあらかじめ決まったパターンばかりではない。そのため、変換テーブルのようなものを準備することはできない。
そこで、データ変換処理部16は、1秒間30フレームの差分データの解析の結果、連続または断続して抽出されるカーソル画像の差分データ群の発生を検出した場合、カーソル移動を示すカーソル移動コードデータとカーソル移動後の座標データと移動時間データとの“カーソル移動データセット”に変換する。データ変換処理部16は、この“カーソル移動データセット”を伝送処理部17を介してセンタ監視制御サブシステム20にデータ送信する。ここではカーソル移動コードデータと第2のポイント座標データと1秒間を示す時間データの“カーソル移動データセット”としてネットワーク300を介してセンタ監視制御サブシステム20にデータ伝送される。
[0112]
図20はネットワーク300を介してデータ伝送される“カーソル移動データセット”を模式的に示した図である。伝送されるデータは、短いコードデータや座標ポイントデータ等がデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
センタ監視制御サブシステム20の操作画面再現表示処理部22は、取得したカーソル移動データセットに従い、カーソル移動を現在の第1のポイント31aからカーソル移動データセットが示す第2のポイント31bまで1秒間の移動時間にて遠隔操作画面上のカーソル移動が再現表示できるように、センタモニタ23に対して描画データを出力する。
[0113]
その他の細かい処理の流れは上記の(3−1)のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理の流れと同様で良いのでここでの説明は省略する。
[0114]
(3−7)カーソルの位置移動を伴う操作がされる場合の第2の動作の説明
次の具体例として、センタ操作員が遠隔操作画面を介して制御対象設備200の監視においてセンタ入力デバイス24を用いてカーソルを遠隔移動させた場合に、ネットワーク300を介して現地監視制御サブシステム10とセンタ監視制御サブシステム20間において行われるデータ伝送について説明する。
[0115]
ここでは一例として、図19と同様、センタ監視制御サブシステム20のセンタモニタ23上のカーソル画像の変化が、第1のポイントにあるカーソル31aから第2のポイントにあるカーソル31bに向けて1秒間かけた位置移動である場合を説明する。
[0116]
カーソルデータ制御部26は、遠隔操作画面30’を介してセンタ入力デバイス24を用いて入力されたデータを操作画面再現表示処理部22に出力するとともに、伝送処理部27を介して現地監視制御サブシステム10に対してデータ伝送する。つまり、前者はセンタ入力デバイス24で与えられたカーソル移動指示を即座に自らのセンタモニタ23の遠隔操作画面に反映するために操作画面再現表示処理部22に出力するものであり、後者は現地監視制御サブシステム10を遠隔操作するために現地監視制御サブシステム10に対してデータ伝送するものである。前者の操作画面再現表示処理部22への出力はセンタ入力デバイス24で与えられた入力データをそのまま出力しても問題ないが、後者の現地監視制御サブシステム10に対するデータ伝送ではセンタ入力デバイス24で与えられた入力データをそのまま出力するとデータ伝送量が大きくなってしまうので、以下に示す遠隔操作データのみをデータ伝送する。
[0117]
カーソルデータ制御部26は、センタ入力デバイス24で与えられた入力データがカーソルを第1のポイント31aから第2のポイント31bに向けて1秒間で連続移動させるデータである場合、操作画面再現表示処理部22に対しては入力データをそのまま出力するが、現地監視制御サブシステムに対してはカーソル移動を示すカーソル移動コードデータと第2のポイント座標データのみを“遠隔操作データセット”として出力する。
[0118]
図21はネットワーク300を介してデータ伝送される“遠隔操作データセット”を模式的に示した図である。伝送されるデータは、短いコードデータや座標ポイントデータ等がデータ伝送されるのみであり、そのデータ伝送量はきわめて小さいものとなる。
[0119]
現地監視制御サブシステム10の入力データ処理部18は、遠隔操作データを現地入力デバイス14から入力された入力データとして扱い、監視制御部19はカーソル表示位置を現時点の表示位置(第1のポイント座標)から入力データが示す表示位置(第2のポイント座標)へ移動するよう画像表示処理部12に対して指示し、画像表示処理部12は、カーソル画像が第2の座標ポイントに表示される描画データを発生させ、当該描画データを現地モニタ13および差分データ抽出部15に出力する。
[0120]
現地モニタ13では、第1のポイント31aに表示されていたカーソル画像が第2のポイント31bに表示されることとなる。
差分データ抽出部15では、差分データとして、カーソル画像が第2のポイント31bにある画像が1フレームのみ得られることとなる。
そこで、データ変換処理部16は、差分データからカーソル移動を示すカーソル移動コードデータとカーソル移動後の座標データ(第2のポイント座標データ)と移動時間が特に示されない“カーソル移動データセット”に変換できる。データ変換処理部16は、この“カーソル移動データセット”を伝送処理部17を介してセンタ監視制御サブシステム20にデータ送信する。
[0121]
なお、上記したように、カーソルデータ制御部26から操作画面再現表示処理部22に対しては入力データをそのまま出力されており、カーソルは第1のポイント31aから第2のポイント31bに移動して既に描画されているので、現地監視制御サブプログラム10から帰ってくるカーソル移動データセットが操作画面再現表示処理部22に入力されても整合性は保たれており、カーソルが特に移動するように新たな描画データが作成されることはない。
[0122]
その他の細かい処理の流れは上記の(3−1)のフリッカーが発生した場合の第1の動作における処理や(3−6)カーソルの位置移動を伴う操作がされる場合の第1の動作の説明の流れと同様で良いのでここでの説明は省略する。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。従って本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
Claims (3)
- 制御対象設備の運転状態を現地モニタ上に可視化した現地操作画面を介して現地入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を運転制御する現地監視制御サブシステムと、
ネットワークを経由して前記現地監視制御サブシステムとデータ送受信を行い、前記現地操作画面と同じ内容の遠隔操作画面をセンタモニタ上に再現表示するとともに、当該遠隔操作画面を介してセンタ入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を遠隔から運転制御するセンタ監視制御サブシステムとを備えた遠隔監視制御システムにおいて、
前記現地監視制御サブシステムが、前記現地操作画面を形成する画像データの時間的変化を解析して差分データを抽出する差分データ抽出部と、前記差分データから前記現地操作画面の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析結果を用いたデータ変換処理を行うデータ変換処理部と、前記データ変換後の変換データを伝送する伝送処理部とを備え、
前記センタ監視制御サブシステムが、前記現地操作画面データと前記現地監視制御サブシステムから送信される前記変換データとを基に前記遠隔操作画面および前記カーソル画像をセンタモニタ上に再現表示する操作画面再現表示処理部を備え、
前記センタ監視制御サブシステムが、前記遠隔操作画面を介して前記センタ入力デバイスを用いた前記カーソルの移動操作およびボタン操作に関する入力データを受け付ける機能と、前記入力データが前記カーソルを第1のポイントから第2のポイントに向けて連続移動させるデータである場合に、前記操作画面再現表示処理部に対しては前記入力データをそのまま出力し、前記現地監視制御サブシステムに対しては前記第2のポイント座標データのみを遠隔操作データとして出力する機能を備えたカーソルデータ制御部を備え、
前記現地監視制御サブシステムが、前記現地監視制御サブシステムの前記現地入力デバイスから入力された入力データを受け付ける機能と、前記センタ監視制御サブシステムの前記カーソルデータ制御部から送信される前記遠隔操作データを基に前記現地操作画面に対する操作入力情報を再現して擬似的に前記現地監視制御サブシステムの前記現地入力デバイスからの入力データとして受け付ける機能を備えた入力データ処理部を備えたことを特徴とする遠隔監視制御システム。 - 制御対象設備の運転状態を現地モニタ上に可視化した現地操作画面を介して現地入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を運転制御する現地監視制御サブシステムと、
ネットワークを経由して前記現地監視制御サブシステムとデータ送受信を行い、前記現地操作画面と同じ内容の遠隔操作画面をセンタモニタ上に再現表示するとともに、当該遠隔操作画面を介してセンタ入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を遠隔から運転制御するセンタ監視制御サブシステムとを備えた遠隔監視制御システムにおいて実行される遠隔監視制御プログラムであって、
現地監視制御サブシステムに、前記現地操作画面を形成する画像データの時間的変化を解析して差分データを抽出する差分データ抽出処理手順と、前記差分データから前記現地操作画面の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析結果を用いたデータ変換処理を行うデータ変換処理手順と、前記データ変換後の変換データのみを伝送する伝送処理手順を実行させるための現地監視制御サブプログラムと、
前記センタ監視制御サブシステムに、前記現地操作画面データと前記現地監視制御サブシステムから送信される前記変換データとを基に前記遠隔操作画面および前記カーソル画像をセンタモニタ上に再現表示する操作画面再現表示処理手順を実行させるためのセンタ監視制御サブプログラムとを備え、
前記センタ監視制御サブプログラムが、前記センタ監視制御サブシステムに、前記遠隔操作画面を介して前記センタ入力デバイスを用いた前記カーソルの移動操作およびボタン操作に関する入力データを受け付ける処理手順と、前記入力データが前記カーソルを第1のポイントから第2のポイントに向けて連続移動させるデータである場合に、前記操作画面再現表示処理手順に対しては前記入力データをそのまま出力し、前記現地監視制御サブシステムに対しては前記第2のポイント座標データのみを遠隔操作データとして出力するカーソルデータ制御処理手順を更に備え、
前記現地監視制御サブプログラムが、前記現地監視制御サブシステムに、前記現地監視制御サブシステムの前記入力デバイスから入力された入力データを受け付ける手順と、前記センタ監視制御サブシステムの前記カーソルデータ制御処理手順から送信される前記遠隔操作データを基に前記現地操作画面に対する操作入力情報を再現して擬似的に現地監視制御サブシステムの前記入力デバイスからの入力データとして受け付ける手順を備えた入力データ処理手順を更に備えたことを特徴とする遠隔監視制御プログラム。 - 制御対象設備の運転状態を現地モニタ上に可視化した現地操作画面を介して現地入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を運転制御する現地監視制御サブシステムと、
ネットワークを経由して前記現地監視制御サブシステムとデータ送受信を行い、前記現地操作画面と同じ内容の遠隔操作画面をセンタモニタ上に再現表示するとともに、当該遠隔操作画面を介してセンタ入力デバイスにより操作し、前記制御対象設備を遠隔から運転制御するセンタ監視制御サブシステムとを用いて遠隔監視制御を行う遠隔監視制御方法であって、
現地監視制御サブシステムにおいて、前記現地操作画面を形成する画像データの時間的変化を解析して差分データを抽出し、前記差分データから前記現地操作画面の変化の周期性とカーソル画像の変化の断続性の解析結果を用いたデータ変換処理を行い、前記データ変換後の変換データを伝送し、
前記センタ監視制御サブシステムにおいて、前記現地操作画面データと前記現地監視制御サブシステムから送信される前記変換データとを基に前記遠隔操作画面および前記カーソル画像をセンタモニタ上に再現表示し、
前記センタ監視制御サブシステムにおいて、前記遠隔操作画面を介して前記センタ入力デバイスを用いた前記カーソルの移動操作およびボタン操作に関する入力データを受け付けるとともに、前記入力データが前記カーソルを第1のポイントから第2のポイントに向けて連続移動させるデータである場合に、前記遠隔操作画面では前記入力データに従った前記カーソルの連続移動とし、前記現地監視制御サブシステムに対しては前記第2のポイント座標データのみを遠隔操作データとして伝送し、
前記現地監視制御サブシステムにおいて、前記現地監視制御サブシステムの前記入力デバイスから入力された入力データを受け付けるとともに、前記センタ監視制御サブシステムから送信される前記遠隔操作データを基に前記現地操作画面に対する操作入力情報を再現して擬似的に現地監視制御サブシステムの前記入力デバイスからの入力データとして受け付けることを特徴とする遠隔監視制御方法。
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