JP2020043701A - エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム - Google Patents

エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020043701A
JP2020043701A JP2018170185A JP2018170185A JP2020043701A JP 2020043701 A JP2020043701 A JP 2020043701A JP 2018170185 A JP2018170185 A JP 2018170185A JP 2018170185 A JP2018170185 A JP 2018170185A JP 2020043701 A JP2020043701 A JP 2020043701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
unit
energy management
rpa
facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018170185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6664817B1 (ja
Inventor
亨 山本
Toru Yamamoto
亨 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INTY Inc
Original Assignee
INTY Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INTY Inc filed Critical INTY Inc
Priority to JP2018170185A priority Critical patent/JP6664817B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6664817B1 publication Critical patent/JP6664817B1/ja
Publication of JP2020043701A publication Critical patent/JP2020043701A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】エネルギー管理者がエネルギー管理を行う際の労力を低減する。【解決手段】建物2のエネルギー使用設備8の設備運用状態を示す監視画面28を表示し、当該エネルギー使用設備8の設定パラメータを設定するために前記監視画面28に対して行う操作を受け付ける中央監視装置12と通信し、前記建物2のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータ30であって、前記建物2の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備8の設定値を求める解析部52と、前記中央監視装置12との間のリモートデスクトップ接続によって前記設備運用状態を取得する操作手順、前記設備運用状態を前記解析部52に入力し解析を実行させる操作手順、及び前記解析部52が求めた設定値を設定するために前記監視画面28に対して行う操作手順をそれぞれ自動実行するRPA部54と、を備える構成とした。【選択図】図3

Description

本発明は、エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システムに関する。
ビルや商業施設などの大規模な建物には、その建物の管理室などに中央監視システムが設けられている。中央監視システムは、BAS(Building Automation System)とも称され、空調説明や照明設備といった、その建物に設けられたエネルギー使用設備を自動制御するものであり、建物のエネルギー使用設備に関する情報を収集し、当該情報に基づいてエネルギー使用設備を監視、及び制御する機能を備える。
また、ビルに設置された各種の設備を監視する監視制御システムを、ネットワークを通じて遠隔操作可能にする技術も知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照)。
特許第5325362号公報 特許第5568828号公報 特許第5757017号公報
中央監視システムを遠隔操作可能にすることで、エネルギー管理者は、複数の建物のエネルギー管理を兼務し易くなる。
しかしながら、近年では、1つの建物だけでも、エネルギー管理に要する設定項目は膨大に亘り、これらの設定項目をエネルギー管理者が設定し、エネルギー使用設備の設備運用状態を適切に維持することは、労力を非常に要するものとなっている。
本発明は、エネルギー管理者が建物のエネルギー管理を行う際の労力を低減できるエネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して行われる操作を受け付ける中央監視装置と、通信ネットワークを介して通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータであって、リモートデスクトップサーバの機能を有する前記中央監視装置に、前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続し、前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、前記リモートデスクトップ接続した前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれの操作手順を自動実行するRPA部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記第1操作手順では、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータを、前記リモートデスクトップを接続を通じて前記中央監視装置の記憶装置に蓄積されているデータから取得することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記監視画面を画像認識する画像認識部を備え、前記第1操作手順では、前記画像認識の結果に基づいて前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記第1操作手順では、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータを、前記リモートデスクトップを接続を通じて前記中央監視装置の記憶装置に蓄積されているデータから取得し、当該データが古い場合に、前記画像認識の結果に基づいて前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、予め設定されたスケジュールにしたがって自動実行を開始することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の対象となるGUI部品の座標を、前記監視画面の中から検出し、当該座標に対して当該操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作と対応付けて予め登録されている画像が前記監視画面に表示されていることを条件に、次の操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記解析部が求めた設定値と、既に設定されている現在値とが一致する場合には、当該設定値を設定するための前記監視画面に対する操作をスキップすることを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記解析部が求めた設定値と、既に設定されている現在値とが、当該設定値が誤っていると見做せる所定値以上乖離している場合には、当該設定値を設定するための前記監視画面に対する操作をスキップすることを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の自動実行の前に、当該操作によって得られる結果が前記監視画面に表示されているか否かを判定し、当該結果が表示されている場合には、当該操作の自動実行をスキップすることを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第3操作手順まで自動実行を完了した後、前記監視画面の表示に基づいて、前記解析部が求めた設定値が正しく設定されていることを確認する第4操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順から前記第3操作手順までの自動実行が中断された場合、予め設定された別の操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記操作手順には、前記操作ごとに戻り値が予め設定され、当該戻り値ごとに次の操作が設定されており、前記RPA部は、前記操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作の自動実行によって得られた戻り値に対応する次の操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順から前記第3操作手順までを、エネルギー管理における重要度に基づいて分けられた前記エネルギー使用設備のグループ、又は、同一の前記監視画面に対して前記第3操作手順を実行可能な前記エネルギー使用設備のグループごとに自動実行する、ことを特徴とする。
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して行われる操作を受け付ける中央監視装置と、通信ネットワークを介して前記中央監視装置と通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータと、を備え、前記中央監視装置は、リモートデスクトップサーバの機能を有し、前記エネルギー管理コンピュータは、前記中央監視装置に前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続し、前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、前記監視画面の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、前記リモートデスクトップ接続した前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれの操作手順を自動実行するRPA部と、を備えることを特徴とする遠隔管理システムを提供する。
本発明によれば、エネルギー管理者が建物のエネルギー管理を行う際の労力を低減できる。
本発明の実施形態に係る遠隔管理システム1の構成を示す図である。 中央監視装置の構成を示す図である。 エネルギー管理装置の構成を示す図である。 エネルギー管理コンピュータのエネルギー管理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る遠隔管理システム1の構成を示す図である。
遠隔管理システム1は、建物2に設置された中央監視システム4を通信ネットワークNWを通じて遠隔操作し、遠隔地から建物2のエネルギー管理を可能にするシステムである。本実施形態では、遠隔管理システム1は、遠隔管理対象の中央監視システム4と、この中央監視システム4の間で通信ネットワークNWを介して相互に通信し、建物2のエネルギー管理を実行するエネルギー管理装置6と、を備える。通信ネットワークNWには、例えばインターネットや携帯電話網といった広域の電気通信回線が用いられる。なお、中央監視システム4とエネルギー管理装置6とがVPN(Virtual Private Network)を通じて相互に通信してもよい。
建物2は、例えば、工場、事務所、オフィスビル、官公庁施設、学校、宿泊施設、デパート、複合商業施設、病院等である。本実施形態において、建物2は、日本国における「エネルギー使用の合理化に関する法律(昭和五十四年法律第四十九号)」の第3条で規定された「工場等」に相当するものとする。
中央監視システム4は、いわゆるBASであり、建物2に設置された複数のエネルギー使用設備8を管理する。本実施形態の中央監視システム4は、1又は複数(図示例では複数)の設備計測装置9と、1又は複数(図示例では複数)の環境計測装置10と、中央監視装置12と、を備え、これらが建物2に敷設された建物内ネットワーク11を介してデータ通信可能に接続されている。この建物内ネットワーク11は、いわゆるLAN(Local Area Network)であり、通信プロトコルには適宜のプロトコルが用いられる。
エネルギー使用設備8は、燃料や熱、電気などのエネルギーを使用して稼働する設備である。燃料は、例えば原油や揮発油、重油、可燃性天然ガス、石炭、コークスなどである。設備は、例えば空調設備や照明設備、エレベータ設備などである。
設備計測装置9は、1又は複数のエネルギー使用設備8の設備運用状態、及びエネルギー消費量を直接的又は間接的に計測するデバイスである。設備運用状態の計測値としては、例えばエネルギー使用設備8のオン/オフ状態や、エネルギー使用設備8に設定可能な各種の設定パラメータの設定値などが挙げられる。エネルギー使用設備8が空調設備である場合、設定パラメータは、例えば、稼働させる空気調和装置、並びに、それぞれの空気調和装置に設定される空調運転モード(冷房/暖房/除湿)、設定温度、風量設定、風向設定、及びタイマー設定などが挙げられる。またエネルギー使用設備8が照明設備である場合、設定パラメータは、例えば、点灯させる照明器具、並びに、それぞれの調光設定及び点灯スケジュール設定などが挙げられる。エネルギー消費量の計測値としては、例えば消費電力量や電流値などが挙げられる。
環境計測装置10は、建物2における環境の状態を計測するデバイスである。環境は、エネルギー使用設備8の稼働によって状況が変化する事物、又は、エネルギー使用設備8の稼働を条件付ける事物であり、例えば、建物2の室温や湿度、明るさ、建物2内に居る人数などが該当する。なお、建物2における環境の状態を、以下、「建物環境状態」と言う。
図2は、中央監視装置12の構成を示す図である。
中央監視装置12は、中央監視コンピュータ14と、表示装置16と、入力デバイス17と、を備える。なお、中央監視装置12において、これらは一体及び別体のどちらで構成されてもよい。
中央監視コンピュータ14は、いわゆるパーソナルコンピュータによって構成されており、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージと、周辺機器を接続するためのインタフェース回路と、建物内ネットワーク11に接続するための第1通信回路と、通信ネットワークNWに接続するための第2通信回路とを備える。
表示装置16は、中央監視コンピュータ14が出力する映像信号Daに基づいて各種の情報を表示する装置である。
入力デバイス17は、中央監視コンピュータ14に対するユーザ操作を受け付けて当該中央監視コンピュータ14に入力信号Dbを入力する器機であり、例えばマウスやキーボード、表示装置16に設けられたタッチパネルなどである。
本実施形態の中央監視コンピュータ14は、図2に示すように、OS20と、中央監視アプリケーション22と、リモートデスクトップサーバ24と、データ蓄積部25と、を備え、これらはストレージに記憶されたソフトウェアによって実現されている。
OS20は、中央監視コンピュータ14を制御するオペレーティングシステムであり、例えば、Microsoft者のWindows(登録商標)、Google社のAndroid(登録商標)、或いはLinux(登録商標)などが用いられる。
中央監視アプリケーション22は、プロセッサによって実行されることでコンピュータに各種の機能部として機能させるアプリケーションプログラムである。本実施形態の中央監視アプリケーション22は、建物2のエネルギー使用設備8に関する情報を設備計測装置9から収集し、また建物環境状態に関する情報を環境計測装置10から収集し、これらの情報に基づいてエネルギー使用設備8を監視、及び制御する装置として中央監視コンピュータ14を機能させる。
中央監視アプリケーション22には、エネルギー使用設備8をユーザが監視、及び制御するためのGUI(Graphical User Interface)画面である監視画面28を提供する監視画面提供機能と、監視画面28の操作を受け付ける操作受付機能と、各種データを保存する機能とを中央監視コンピュータ14に実現させるソフトウェアが実装されている。
監視画面28には、各エネルギー使用設備8の設備運用状態、及び、エネルギー使用状態と、現在の建物環境状態とが表示され、これらの表示に基づいて、各エネルギー使用設備8、及び建物2内の状態をユーザが監視できるようになっている。
エネルギー使用設備8の設備運用状態やエネルギー使用状態、現在の建物環境状態などを示すデータは、定期的(例えば1時間ごとや12時間ごと、24時間ごと)、或いは不定期にデータ蓄積部25に出力されて蓄積される。データ蓄積部25は、ストレージ(記憶装置)を備え、このデータ蓄積部25に蓄積されているデータは、中央監視アプリケーション22を介さずともOS20から直接アクセス(読書)可能になっている。このストレージは、中央監視コンピュータ14に内蔵型の装置であっても外付け型の装置であってもいずれでもよい。またデータのデータ形式は、エネルギー管理コンピュータ30のOS40やエネルギー管理アプリケーション44によってサポートされている(読書可能になっている)限りにおいて任意であり、例えばテキスト形式やCSV形式などであってもよい。
また監視画面28には、複数のGUI部品29が配置されている。GUI部品29は、監視画面28に対する操作を受け付ける部品である。この操作の一例には、エネルギー使用設備8の設備運用状態を変更するために、エネルギー使用設備8の設定パラメータを設定するための設定操作がある。この設定操作を受け付けるGUI部品29としては、例えば、エネルギー使用設備8の発停を操作する操作ボタンや、各種の設定パラメータの設定値を入力操作するための入力フィールドやスライドバー、選択スイッチなどが挙げられる。
中央監視コンピュータ14は、プロセッサが中央監視アプリケーション22を実行することで監視画面28を生成すると、その映像信号DaをOS20の機能にしたがって生成し、表示装置16に出力する。これにより表示装置16に監視画面28が表示される。
また、ユーザが監視画面28のGUI部品29に対して入力デバイス17を用いて操作すると、操作に応じた入力信号Dbが入力デバイス17から中央監視コンピュータ14に入力される。中央監視コンピュータ14にあっては、入力デバイス17の操作に応じた入力信号Dbが入力されると、OS20の機能にしたがって、当該入力信号Dbに基づく操作が中央監視アプリケーション22に引き渡される。この結果、中央監視アプリケーション22によって、操作に応じた処理が実行されることとなる。
リモートデスクトップサーバ24は、OS20や中央監視アプリケーション22の実行機能や、ストレージなどのハードウェア資源を、リモートデスクトップの機能によってエネルギー管理装置6から利用可能とする。すなわち、このリモートデスクトップの機能により、中央監視装置12における監視画面28の表示や当該監視画面28に対する操作、データ蓄積部25に蓄積されたデータへのアクセスをエネルギー管理装置6から遠隔で行うことが可能になる。リモートデスクトップサーバ24の実装手法については公知の任意の技術を用いることができる。
図3は、エネルギー管理装置6の構成を示す図である。
エネルギー管理装置6は、エネルギー管理コンピュータ30と、表示装置32と、入力デバイス34と、を備える。なお、エネルギー管理装置6において、これらは一体及び別体のどちらで構成されてもよい。
エネルギー管理コンピュータ30は、いわゆるパーソナルコンピュータによって構成されており、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージと、周辺機器を接続するためのインタフェース回路と、通信ネットワークNWに接続するための通信回路と、を備える。
表示装置32は、エネルギー管理コンピュータ30が出力する映像信号Dcに基づいて各種の情報を表示する装置である。
入力デバイス34は、エネルギー管理コンピュータ30に対するユーザ操作を受け付けて当該エネルギー管理コンピュータ30に入力信号Ddを入力する器機であり、例えばマウスやキーボード、表示装置32に設けられたタッチパネルなどである。
本実施形態のエネルギー管理コンピュータ30は、OS40と、リモートデスクトップクライアント42と、エネルギー管理アプリケーション44と、を備え、これらはストレージに記憶されたソフトウェアによって実現されている。
OS40は、エネルギー管理コンピュータ30を制御するオペレーティングシステムであり、例えば、Microsoft者のWindows、Google社のAndroid、或いはLinuxなどが用いられる。
リモートデスクトップクライアント42は、OS40の上で稼働するソフトウェアであり、中央監視コンピュータ14のリモートデスクトップサーバ24と通信ネットワークNWを介して連携してエネルギー管理コンピュータ30上でリモートデスクトップサービスを実現する。このリモートデスクトップサービスでは、中央監視コンピュータ14が生成する監視画面28の映像信号Daがエネルギー管理コンピュータ30に通信ネットワークNWを介して受信される。これにより、映像信号Daが示す監視画面28がエネルギー管理装置6で取得され、表示装置32には、この監視画面28がリモートデスクトップクライアント42のリモートデスクトップ画面43の中に表示される。また、リモートデスクトップサービスでは、この監視画面28に対する操作の入力信号Ddが入力デバイス34からエネルギー管理コンピュータ30に入力されると、その入力信号Ddが中央監視コンピュータ14に通信ネットワークNWを介して入力される。これにより、中央監視装置12への監視画面28に対する遠隔操作入力が可能になる。さらにリモートデスクトップサービスでは、リモートデスクトップクライアント42からリモートデスクトップサーバ24のデータ蓄積部25にアクセスし、当該データ蓄積部25に蓄積されているデータを通信ネットワークNWを介して取得可能になる。
なお、リモートデスクトップクライアント42の実装手法については公知の任意の技術を用いることができる。
エネルギー管理アプリケーション44は、プロセッサによって実行されることでエネルギー管理コンピュータ30に、エネルギー管理に係る各種の機能を実現させるアプリケーションプログラムである。本実施形態のエネルギー管理アプリケーション44には、建物2の省エネルギー化のための各エネルギー使用設備8の制御を自動実行する省エネルギー化自動制御機能をエネルギー管理コンピュータ30に実現させるソフトウェアが実装されている。具体的には、本実施形態のエネルギー管理アプリケーション44は、エネルギー管理コンピュータ30には、解析部52、及びRPA部54として機能させるソフトウェアが実装されている。
解析部52は、建物2の省エネルギー化を実現する各エネルギー使用設備8の最適運用解析を入力情報に基づいて実行し、解析結果を出力する。
本実施形態では、入力情報には、建物属性情報、設備属性情報、上記設備運用状態、及び上記建物環境状態が用いられる。
建物属性情報は、建物2の利用用途、及び構造に関する情報である。利用用途には、例えば商業施設やデパート、事務所、製造工場といった情報が格納される。構造には、躯体構造(広さ、大きさを含む)や断熱、採光、換気、排気などに関する情報が格納される。
設備属性情報は、エネルギー使用設備8の種類や型番、仕様(特にエネルギー消費に関する事項)、使用年数、消耗度、メンテナンス履歴などの情報が格納される。
また解析部52による解析結果には、省エネルギー効果が得られる各エネルギー使用設備8の設定パラメータの設定値が含まれている。
解析部52には、入力情報を入力する入力インタフェース部52Aと、解析結果を出力する出力インタフェース部52Bとが設けられている。入力インタフェース部52A、及び出力インタフェース部52Bには、例えば、GUI画面や、解析部52が読書可能なデータファイルの入出力といった任意のインタフェースを用いることができる。
RPA部54は、エネルギー管理コンピュータ30に、解析部52による解析と、この解析結果に基づく監視画面28に対する操作とを、自動実行させるものである。この自動実行には、RPA(Robotic Process Automation)が用いられており、このRPAがエネルギー管理アプリケーション44に実装され、或いは、ソフトウェアモジュールとして組み込まれている。
そして、RPA部54は、RPAを用いることで、監視画面28を認識し、当該監視画面28に対してユーザが入力デバイス34を用いて行う操作と同じ操作を行うことができるようになっている。
なお、エネルギー管理アプリケーション44へのRPAの実装手法、及び組込手法については、公知の任意の技術を用いることができる。
本実施形態のRPA部54は、設定ツール部56と、データ取得部57と、画像認識部58と、監視画面操作制御部60と、を備える。
データ取得部57は、リモートデスクトップサービスを通じて、リモートデスクトップクライアント42からリモートデスクトップサーバ24として動作している中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25にアクセスし、当該データ蓄積部25に蓄積されているデータ、より正確には中央監視アプリケーション22が蓄積する各種データを取得する。
画像認識部58は、監視画面28を映像信号Daに基づいて画像認識し、当該監視画面28から各種情報を取得する。この画像認識には、任意のOCR(Optical Character Recognition)技術が用いられる。なお、画像認識部58は、映像信号Daに基づいて画像認識するのではなく、表示装置32に表示された監視画面28を画像認識してもよい。
設定ツール部56は、ユーザに代わって自動実行する一連の入力デバイス34を用いた操作手順を、任意のタイミングでユーザが設定可能にするものであり、設定された操作手順をシナリオデータ56Aとして保持する。この設定ツール部56を用いた設定により、建物2のエネルギー管理のための入力デバイス34を用いた一連の操作手順(以下、「エネルギー管理操作手順」と言う)、及び、このエネルギー管理操作手順を自動実行する自動実行開始日時(すなわち、実行スケジュール)がユーザによって予め設定される。
本実施形態では、エネルギー管理操作手順には、次の操作手順が含まれている。
すなわち、解析部52に入力する入力情報を、リモートデスクトップサービスを用いて、リモートデスクトップサーバ24として機能している中央監視コンピュータ14から取得する際の入力デバイス34の第1操作手順と、解析部52に入力情報を入力し当該解析部52に解析を実行させる際の入力デバイス34の第2操作手順と、エネルギー使用設備8の設定パラメータの設定値を解析部52の解析結果に基づいて設定するために視画面28に対して行われる入力デバイス34による第3操作手順と、である。
第1操作手順では、データ取得部57によって中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25にアクセスし、当該データ蓄積部25から入力情報を取得する。
この場合において、中央監視アプリケーション22によるデータ蓄積タイミングによっては、データ蓄積部25に蓄積されているデータが、解析部52の解析に用いるには古いことがある。さらに詳述すると、当該データの生成時刻、或いは、当該データが示す設備運用状態の計測時刻と現在時刻との差が大きすぎて、当該データに基づいてエネルギー使用設備8の運転状態を制御すると、適切な制御結果が得られない場合がある。
そこで、第1操作手順では、RPA部54がデータが古いか否かの判定を行い、データが古い場合には、リモートデスクトップ接続によって取得された最新の監視画面28から画像認識部58により最新の入力情報を取得する。
監視画面操作制御部60は、監視画面28から情報を取得する際、及び監視画面28へ設定パラメータの設定値を入力する際のRPA部54の動作を制御する。この制御の詳細については後述する。
次いで、エネルギー管理装置6の動作について説明する。
図4は、エネルギー管理コンピュータ30のエネルギー管理動作を示すフローチャートである。
このエネルギー管理動作は、エネルギー管理コンピュータ30のプロセッサがエネルギー管理アプリケーション44を実行した際の動作である。先ず、RPA部54は、シナリオデータ56Aに予め設定された実行スケジュールの自動実行開始日時が到来すると(ステップSa1:Yes)、中央監視コンピュータ14を遠隔操作してエネルギー管理を自動実行するために、リモートデスクトップクライアント42を起動する(ステップSa2)。
そして、リモートデスクトップクライアント42と、中央監視コンピュータ14のリモートデスクトップサーバ24との間でリモートデスクトップ接続が完了することで(ステップSa3:Yes)、中央監視コンピュータ14が出力する監視画面28の映像信号Daがリモートデスクトップクライアント42によって取得され、表示装置32のリモートデスクトップ画面43の中に監視画面28が表示される。また、中央監視コンピュータ14に対し、エネルギー管理装置6の入力デバイス34を用いた監視画面28の遠隔操作も可能な状態となり、さらに、中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25のデータにアクセス可能な状態になる。
次いで、RPA部54は、シナリオデータ56Aに記録されているエネルギー管理操作手順を自動実行することで、建物2のエネルギー管理を実行する。具体的には、RPA部54は、ユーザによる入力デバイス34の実際の操作に代わり、シナリオデータ56Aに記録された操作を再現するための入力デバイス34の入力信号Ddを順次に生成し、OS40に出力する。
これにより、先ず、RPA部54は、データ取得部57によって中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25にアクセスし、当該データ蓄積部25から入力情報を取得する操作を自動実行する(ステップSa4)。次いで、RPA部54は、取得した入力情報の全部また一部が、解析部52の解析に用いるには古過ぎるか否かを判断する(ステップSa5)。入力情報が古過ぎる場合には(ステップSa5:Yes)、RPA部54は、映像信号Daに基づいて最新の監視画面28を画像認識部58によって画像認識することで、当該監視画面28から最新の入力情報を取得する操作を自動実行する(ステップSa6)。
次いで、RPA部54は、ステップSa4またはSa6で取得した入力情報を解析部52に入力インタフェース部52Aを通じて入力する操作を自動実行する(ステップSa7)。このステップSa4からSa7の操作は、解析部52に入力する全ての入力情報について実行される。
そしてRPA部54は、全ての入力情報を解析部52に入力する操作が完了すると(ステップSa8:Yes)、解析部52に解析させる操作を自動実行する(ステップSa9)。RPA部54は、解析部52による解析が終了すると(ステップSa9:Yes)、解析結果に基づいて各エネルギー使用設備8の設定パラメータの設定値を監視画面28に設定する設定操作を自動実行する(ステップSa10)。
これにより、建物2に設置された中央監視システム4を通信ネットワークNWを通じてエネルギー管理装置6が遠隔操作し、建物2の省エネルギー化を達成するように、各エネルギー使用設備8の設備運用状態が制御される。
また、かかる遠隔操作がRPA部54によってユーザに代わって自動実行されるので、ユーザの負担を大きく低減できる。
ところで、中央監視コンピュータ14は、監視画面28を通じて、エネルギー使用設備8などの重要な設備をユーザ操作可能にする機能を提供している。このため、RPA部54によるエネルギー管理操作手順の自動実行においては、誤操作なく安全に監視画面28の一連の操作手順を自動実行する必要がある。
また、建物2のエネルギー管理において、エネルギー使用設備8の設定パラメータの設定操作に時間がかかると、建物環境状態が解析時点から大きく変化してしまう場合がある。この場合、解析結果に基づくエネルギー使用設備8の運用が行われたとしても、解析通りの省エネルギー効果が得られない。
このような事情により、エネルギー管理においては、監視画面28への設定パラメータの設定操作は、速やか、かつ確実に実施される必要がある。しかしながら、近年、中央監視コンピュータ14が監視画面28における操作ポイント数(入力対象となる設定パラメータの数)は増加の一途を辿っている。このため、何ら対策を施さなければ、RPA部54が多量の設定パラメータの設定操作を迅速に完了することは困難となる。
例えば空調設備においては、解析結果を正確に反映した設備運用状態とするには、約10分以内で設定操作を完了することが求められる。しかしながら、比較的大きな建物2では、空調設備が100台から数百台の空気調和装置を備えていることがあり、この台数分の操作ポイント数に対する設定操作を10分以内で完了することは困難であり、このため、解析結果通りの省エネルギー効果が得られないことが多々ある。
さらに、近年、中央監視コンピュータ14が監視画面28を通じて監視可能なエネルギー使用設備8のポイント数(すなわち、RPA部54が取得対象とする情報数)も増加しており、何ら対策を施さなければ、RPA部54が各ポイントの情報取得に要する時間も長くなる。
これに対し、本実施形態では、上述の通り、中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25に直接的にデータ取得部57によってアクセスし、解析に要する入力情報を取得する構成とすることで、入力情報を迅速に取得でき、当該入力情報の取得に要する時間を大きく短縮できる。
特に、監視画面28の画像認識を用いて入力情報を取得する場合、中央監視アプリケーション22によっては、数十ページに亘って監視画面28を遷移させ、それぞれのページに対して画像認識を行って、日報データやサマリグラフ等から、解析部52の解析に必要な情報を取得することになる。この場合、必要な情報の取得だけでも膨大な時間を要し、また、情報の誤取得なども発生し易くなる。これに対して、中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25に直接的にアクセスしてデータを取得することで、大量の情報を短時間で、かつ正確に取得可能となり、正確かつリアルタイムなエネルギー管理を実現できる。
さらに、データ蓄積部25に蓄積されたデータが古いときに限って、中央監視コンピュータ14における最新の監視画面28から画像認識部58により最新の入力情報を取得するので、入力情報の鮮度も担保されることとなる。
さらに本実施形態では、監視画面操作制御部60によって、RPA部54がエネルギー管理操作手順を自動実行する際の誤操作防止と、設定操作の高速化とが実現されるようになっている。
(1)誤操作防止
誤操作防止は、RPA部54が監視画面28を操作する際の誤操作を防止するものであり、監視画面操作制御部60が操作対象GUI部品探索機能と、操作タイミング調整機能と、を備えることで実現されている。
(1A)操作対象GUI部品探索機能
一般に、中央監視コンピュータ14は、監視画面28に対する設備運用状態の確認操作や、設定パラメータの変更操作を、監視画面28のメインウインドウではなく、メインウインドウとは別のサブウインドウを通じて受け付ける構成のものがある。さらに、中央監視コンピュータ14において、中央監視アプリケーション22がOS20のポップアップ表示機能を利用し、サブウインドウをメインウインドウ上にポップアップ表示する構成となっている場合がある。そして、この場合には、メインウインドウに対するサブウインドウの表示位置が度々異なることがある。
一方、一般的なRPAにおいて、操作位置は、画面上の絶対座標を用いて指定されている。
このため、監視画面28において、サブウインドウの表示位置が異なると、ユーザが意図していない箇所が誤操作されるといった問題がある。そして、この誤操作により、重要なエネルギー使用設備8を停止させてしまったり、誤ったエネルギー使用設備8に対し、そのエネルギー使用設備8の運転に支障がある設定値を設定してしまったり、といった重大な事態が生じ得る。
この問題を防ぐために、例えば、RPA部54が監視画面28の操作前に、操作箇所の画像と、正しい操作箇所として予め登録されている画像とを比較し、両者が異なっている場合は、操作を中断するという誤動作防止の画像チェック機能を実装することが考えられる。この機能によれば、サブウインドウの表示位置が度々異なったとしても、誤った箇所への操作が防止され、重大な事態の発生も防止できる。
しかしながら、この場合には、エネルギー管理操作手順の自動実行が中断され、エネルギー管理が完遂されない。
また例えば、上記問題を防ぐために、RPA部54が、サブウインドウの表示後に、中央監視コンピュータ14のOS20が備えるウインドウの並べ替え機能を利用して、サブウインドウを規定位置に表示させる操作を実行することも考え得る。またRPA部54が、サブウインドウの表示後に、当該サブウインドウを一旦閉じ、再度表示させるといった操作をサブウインドウが規定位置に表示されるまで繰り返すといった操作を実行することも考え得る。
しかしながら、RPA部54が、かかる操作を行うことで余計な時間がかかってしまい、限られた時間でタイムリーに多量の設定パラメータを設定操作することは、より困難になる。
これらの問題を解消するために、本実施形態の監視画面操作制御部60は、操作対象GUI部品探索機能を備える。
操作対象GUI部品探索機能は、操作対象として予め登録されたGUI部品29を監視画面28の中から画像認識部58の画像認識を用いて探索し、見つかった操作対象のGUI部品29の監視画面28における座標を検出する機能である。この操作対象のGUI部品29は、例えば設定ツール部56を用いたユーザによる設定の際にRPA部54によって特定され、監視画面操作制御部60に登録される。
RPA部54が監視画面28のGUI部品29を操作して設定パラメータの設定操作を行う際には(図4:ステップSa10)、監視画面操作制御部60が設定操作対象のGUI部品29の座標を検出し、RPA部54は、この座標に対して設定操作を実行する。これにより、設定操作対象のGUI部品29が配置されたサブウインドウの表示位置によらず、設定操作対象のGUI部品29を確実に操作して設定パラメータを設定できるので、誤操作を防止でき、また、エネルギー管理を完遂できるようなる。
なお、操作対象GUI部品探索機能によって対象GUI部品29の座標が検出されなかった場合に実行する処理(操作の中断処理やスキップ処理など)を、ユーザが予めシナリオデータ56Aに設定しておくことで、RPA部54による自動実行を、ユーザが意図した通りに確実に完了させることができる。
また、操作対象GUI部品探索機能が、監視画面28に表示されるウインドウを識別するウインドウ識別機能を備えてもよい。この場合において、ウインドウは、ウインドウに固有の情報(例えば、ハンドル名やタイトル、表示座標、サイズなど)に基づいて識別可能である。
そして、操作対象GUI部品探索機能が操作対象のGUI部品29を探索する際には、当該GUI部品29が配置されているサブウインドウをウインドウ識別機能によって特定した後に、当該サブウインドウの表示領域の範囲内でGUI部品29の探索を実行する。
これにより、GUI部品29の探索範囲が絞られるので、より早く確実に目的のGUI部品29の座標を検出でき、処理の高速化が図られる。
(1B)操作タイミング調整機能
一般に、中央監視コンピュータ14において処理負荷が高い状態下では、監視画面28に対する何らかの操作が行われた場合に、その操作が反映されるまでの時間(レスポンス時間)が通常よりも長くなる。例えば、中央監視コンピュータ14では、バックグラウンドでのバックアップ処理や、所定のスケジュールにしたがったエネルギー使用設備8に対する発停処理、設定パラメータの設定処理、設備運用状態及び建物環境状態の監視処理、警報の発報処理といった処理が行われており、これらの幾つかの処理が重なった場合に、処理負荷が高まることがある。
RPA部54の自動実行においては、監視画面28に対する操作後のレスポンス時間が長い場合、ユーザが意図した表示状態に監視画面28の表示状態が遷移する前に、次の操作が自動実行され誤操作が生じる、という問題がある。
この問題に対して、例えば、RPA部54が、上述の画像チェック機能を備え、操作対象箇所に正しい操作対象の画像が表示されていない場合には、操作の自動実行を中断することで、誤操作を防止できる。しかしながら、この場合、ユーザが意図したエネルギー管理操作手順の自動実行が完了せず、RPA部54によるエネルギー管理が完遂されない。
また例えば、この問題に対して、RPA部54が自動実行する1つ1つの操作の間に、レスポンス時間を想定した待機時間を予め設けておくことで、誤操作の防止を図ることができる。しかしながら、この場合、レスポンス時間として想定される最長の時間が待機時間に設定される必要があり、一連の操作の完了に要する時間が非常に長くなる。このため、多くのエネルギー使用設備8について多量の設定パラメータの設定操作が必要な場合には、これらの設定操作を限られた時間内で完了することは非常に困難となる。
これらの問題を解消するために、本実施形態の監視画面操作制御部60は、操作タイミング調整機能を備える。
操作タイミング調整機能は、RPA部54が監視画面28に対して1つの操作を自動実行するごとに、この操作と対応付けて予め登録された登録画像が監視画面28に表示されていることを条件に、RPA部54に次の操作を自動実行させる機能である。操作に対応付いた登録画像は、例えば設定ツール部56を用いたユーザによる設定の際にRPA部54によって特定され、監視画面操作制御部60に登録される。この場合において、登録画像には、上記操作対象GUI部品29の画像が登録されてもよい。
そしてRPA部54が監視画面28のGUI部品29を操作して設定パラメータを設定するという設定操作を自動実行する際には(図4:ステップSa10)、一つのGUI部品29に対する設定操作が自動実行されるごとに、当該設定操作に対応付けられた登録画像が表示されているか否かを、画像認識部58の画像認識を用いて監視画面操作制御部60が検出する。そして、監視画面操作制御部60は、その登録画像の表示が検出されたときに、RPA部54に次の操作の自動実行を行わせる。
これにより、ある操作に対するレスポンス時間の長短にかかわらず、次の操作対象のGUI部品29が表示された時点で速やかに操作の自動実行が開始されるので、誤操作を防止し、なおかつタイムロスのない確実な操作の自動実行が可能となる。
なお、操作タイミング調整機能によって登録画像の表示が一定時間以上に亘って検出されなかった場合に実行する処理(操作の中断処理やスキップ処理など)を、ユーザが予めシナリオデータ56Aに設定しておくことで、RPA部54による自動処理を、ユーザが意図した通りに確実に完了させることもできる。
(2)設定操作の高速化
設定処理の高速化は、RPA部54が監視画面28に対して行う設定パラメータの設定操作を高速化することを指す。この設定処理の高速化は、監視画面操作制御部60が、入力スキップ機能と、非表示処理機能と、を備えることで実現されている。
(2A)入力スキップ機能
入力スキップ機能は、操作対象のGUI部品29の操作によって設定する設定パラメータの設定値(すなわち、解析部52の解析によって求められた設定値)が、その設定パラメータに既に設定されている現在値と一致している場合、当該GUI部品29に対する設定操作の自動実行をRPA部54にスキップさせる機能である。
本実施形態では、一致とみなす値の判定幅が設定パラメータごとに予め監視画面操作制御部60に設定されている。そしてRPA部54が入力する設定パラメータの設定値と現在値との差が判定幅以内であれば、両者は一致すると監視画面操作制御部60によって判定される。
また、本実施形態では、監視画面操作制御部60は、設定パラメータの現在値を、監視画面28の画像認識によって取得するのではなく、前回のエネルギー管理において、その設定パラメータに入力した値を参照して取得する。すなわち、監視画面操作制御部60は、RPA部54が設定操作した設定パラメータと、その設定値とを記録する機能を有し、その記録を参照して設定パラメータの現在値を取得する。これにより、設定パラメータの各々の現在値の取得に要する時間が短縮され、処理を高速化できる。
RPA部54が監視画面28のGUI部品29を操作して設定パラメータの設定操作を行う際には(図4:ステップSa10)、監視画面操作制御部60が、各設定パラメータについて、その現在値と設定値とが一致するか否かを判定する。そして、両者が一致する場合、監視画面操作制御部60は、その設定パラメータの設定操作をRPA部54にスキップさせる。
これにより、RPA部54による設定操作の回数が抑えられるので、全ての設定パラメータの設定操作を完了するまでの時間を短縮することができ、また、限られた時間で、より多くの設定操作を実行することができる。
(2B)非表示処理機能
非表示処理機能は、RPA部54が設定パラメータの設定操作を自動実行している間(図4:ステップSa10)、監視画面操作制御部60がOS40に監視画面28の描画処理を停止させ、表示装置34への監視画面28の表示を非表示とする機能である。
これにより、監視画面28の描画処理の分だけエネルギー管理コンピュータ30における処理負荷、及び処理時間を低減され、設定操作の自動実行が高速化される。この場合において、監視画面操作制御部60は、RPA部54の動作状況をユーザが確認可能にするために、当該動作状況を簡易的に示す表示画面を表示装置34に表示してもよい。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態において、エネルギー管理コンピュータ30は、中央監視装置12に通信ネットワークNWを介してリモートデスクトップ接続して遠隔操作するので、中央監視装置12の監視画面28を取得し、また操作するための別途の装置が不要となり、遠隔操作のためのシステム構成を簡略化することができ、また、その分、メンテナンス性、及び信頼性が向上する。
さらに、中央監視装置12の中央監視コンピュータ14のOS20上で遠隔操作が行われることから、中央監視アプリケーション22の仕様やベンダーによらず、当該中央監視アプリケーション22を確実、かつ容易に、エネルギー管理コンピュータ30から操作できる。
また、エネルギー管理コンピュータ30にあっては、入力I/F部52Aが解析部52に入力する際の入力情報の種類やデータ形式、及び、解析部52の解析結果を出力I/F部52Bが出力する際の種類やデータ形式を、中央監視アプリケーション22の仕様に合わせて変更することで、任意の仕様の中央監視コンピュータ14に対応できるようになる。
さらに、エネルギー管理コンピュータ30では、RPA部54が、エネルギー管理に要するエネルギー管理操作手順を自動実行するので、エネルギー管理者の労力を大幅に低減できる。また、省エネルギー化のための解析と、中央監視装置12からの情報取得、及び設定値の設定とが同じエネルギー管理コンピュータ30で行われるので、従前に比べて、一連の処理を短時間に完了させることができる。
本実施形態において、エネルギー管理コンピュータ30は、中央監視コンピュータ14からエネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータ(解析部52での解析に要する入力情報)を取得する場合、リモートデスクトップを接続を通じて中央監視コンピュータ14のストレージ(記憶装置)に蓄積されているデータから取得する。
これにより、大量の入力情報を迅速に取得でき、当該入力情報の取得に要する時間を大きく短縮できる。
本実施形態において、RPA部54は、データ蓄積部25に蓄積されたデータが古い場合、中央監視コンピュータ14における監視画面28を画像認識部58により画像認識し、この画像認識の結果に基づいて最新の入力情報を取得するので、解析部52の解析に用いられる入力情報の鮮度が適切に維持される。
本実施形態において、RPA部54は、予め設定されたスケジュールにしたがって自動実行を開始するので、エネルギー管理者などのユーザが最初に設定するだけで、最適な頻度でエネルギー管理を繰り返し実行させることができる。
本実施形態において、RPA部54は、エネルギー管理操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の対象となるGUI部品29の座標を、監視画面28の中から検出し、当該座標に対して当該操作を自動実行する。
これにより、操作対象のGUI部品29の表示位置によらず、当該GUI部品29を確実に自動操作して設定パラメータを設定できるので、誤操作を防止でき、また、エネルギー管理を完遂できるようなる。
本実施形態において、RPA部54は、エネルギー操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作と対応付けて予め登録されている登録画像が監視画面28に表示されていることを条件に、次の操作を自動実行する。
これにより、ある操作に対する中央監視装置12のレスポンス時間の長短にかかわらず、次の操作対象のGUI部品29が表示された時点で速やかに操作の自動実行が開始されるので、誤操作を防止し、なおかつタイムロスのない確実な操作の自動実行が可能となる。
本実施形態において、RPA部54は、解析部が求めた設定値と、既に設定されている現在値とが一致する場合には、当該設定値を設定するために監視画面28に対して行う操作をスキップする。
これにより、RPA部54による設定操作の回数が抑えられるので、全ての設定パラメータの設定操作を完了するまでの時間を短縮することができ、また、限られた時間で、より多くの設定操作を実行することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態において、エネルギー管理コンピュータ30から中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25のデータに何らかの理由によってアクセス不能な場合には、画像認識部58の画像認識によって入力情報を取得してもよい。
また、データ蓄積部25のデータにアクセス不能であることが当初から既知であるなどの事情がある場合は、エネルギー管理コンピュータ30は、データ蓄積部25からデータを取得する構成を必ずしも備える必要はなく、画像認識部58の画像認識を用いて入力情報を取得してもよい。
(変形例2)
上述した実施形態において、監視画面操作制御部60は、設定パラメータに設定する設定値が現在値から所定値以上乖離している場合、RPA部54による当該当該設定値の設定操作をキャンセルする設定キャンセル機能を備えてもよい。この所定値は、設定値が誤っていると見做せる値であり、設定パラメータごとに予めユーザによって設定されている。
本変形例によれば、誤った設定値が設定されてしまうことが防止され、エネルギー使用設備8の設備運用状態の安定性を確保できる。
(変形例3)
上述した実施形態において、エネルギー管理コンピュータ30は、中央監視コンピュータ14においてデータ蓄積部25にデータが更新保存されたタイミングに合わせて、RPA部54がエネルギー管理操作手順を自動実行してもよい。
(変形例4)
上述した実施形態において、RPA部54の監視画面操作制御部60は、RPA部54が1つの操作を自動実行する前に、当該操作の要否を判定し、操作が不要な場合は、RPA部54に当該操作の自動実行をスキップさせる不要操作スキップ機能を備えてもよい。操作の要否は、その操作によって得られる結果が監視画面28に表示されているか否かに基づいて判定される。
例えば、RPA部54が、あるエネルギー使用設備8の運転開始操作を自動実行する場合、監視画面操作制御部60は、監視画面28を画像認識し、そのエネルギー使用設備8の運転状態が既に「運転中」であった、RPA部54に、その運転開始操作をスキップさせる。
また例えば、RPA部54が、監視画面28に対しサブウインドウを表示させる操作を自動実行する場合、監視画面操作制御部60は、監視画面28を画像認識し、そのサブウインドウが既に表示されているときには、RPA部54に、その操作をスキップさせる。
本変形例によれば、RPA部54の自動実行において、不要な操作をスキップできるので、RPA部54による自動実行時間を短縮することができる。
(変形例5)
上述した実施形態において、RPA部54は、監視画面28への設定値の設定操作の自動実行を完了した後(図4:ステップSa10)、画像認識部58を用いて各設定パラメータに正しく設定値が設定されているかを確認する第4操作手順を自動実行する設定値確認機能を備えてもよい。この第4操作手順には、誤った設定値が設定されていることが確認された場合に、正しい設定値を設定する、という操作を含めることもできる。
本変形例によれば、仮に誤った設定値がRPA部54によって設定された場合でも、速やかに正しい設定値に修正できる。
(変形例6)
上述した実施形態において、RPA部54は、何らかの理由によってシナリオデータ56Aの自動実行を中断したときに、別のシナリオデータ(すなわち、別の操作手順)を自動実行する別シナリオ実行機能を備えてもよい。
別のシナリオデータは、RPA部54の自動実行が中断されたときに、実行されるべき操作手順を記録したものであり、ユーザなどによって設定ツール部56を用いて予め設定され、当該設定ツール部56に保持されている。かかる操作手順の例としては、中央監視コンピュータ14からアラームを発報する操作手順や、許容時間内等の所定の条件下でシナリオデータ56Aの操作手順をリトライする操作手順といったものがある。
本変形例によれば、RPA部54の自動実行が中断された場合でも、ユーザの意図通りの操作を自動実行させ、不測の事態の発生に速やかに対処できる。
(変形例7)
上述した実施形態において、RPA部54は、設定ツール部56による設定において、1つ1つの操作ごとに任意の戻り値を設定可能とし、戻り値ごとに、次に行う操作を設定可能にしてもよい。操作ごとに任意の戻り値が設定可能になることで、ユーザは、操作結果に応じた複雑な操作手順をエネルギー管理操作手順として自動実行させることができ、より複雑なエネルギー管理を自動で実現できる。
詳述すると、監視画面28に対する操作内容によっては、ある操作の結果に応じて、次に実行すべき操作が異なる場合がある。例えば、空気調和装置の運転モード(冷房モード/暖房モード/乾燥モード)を取得する操作の後、設定温度の設定パラメータに、運転モードに応じて適切な設定値を設定操作する場合である。この場合、設定ツール部56の設定時には、空気調和装置の運転モードの取得操作に対し、運転モードごとに戻り値が適宜に設定され、そして、戻り値ごとに(すなわち運転モードごとに)、適切な設定温度を設定する設定操作が設定される。これにより、例えば運転モードが冷房モードの場合は設定温度を28℃に設定し、暖房モードの場合は設定温度を20℃に設定する、といった複雑な設定温度操作も自動で設定可能になる。
このように、本変形例によれば、操作の戻り値に応じて、異なる操作を次に自動実行させることができるので、複雑な操作の自動化が可能となり、より高度なエネルギー管理を実現できる。
(変形例8)
上述した実施形態において、RPA部54は、エネルギー使用設備8の所定グループごとに設定された複数のシナリオデータ56Aを、順次に自動実行する複数シナリオデータ実行機能を備えてもよい。
エネルギー使用設備8のグループは、例えば、エネルギー管理における重要度(例えば、省エネルギー化への寄与度、建物2の運営・維持における重要度)に基づいて分類され、又は、同一表示の監視画面28に対して上記第3操作手順(すなわち、設定値の設定操作)が実行可能な設備ごとに分類されている。
本変形例によれば、1つのシナリオデータにおいて、設定操作対象のエネルギー使用設備8の数を減らすことができるので、情報取得、解析実行、及び解析結果に基づく設定操作の一連のエネルギー管理操作手順の実行時間を短縮できる。
また、エネルギー管理における重要度に基づいてグループ分けされたエネルギー使用設備8ごとにシナリオデータを設定することで、重要度が高いエネルギー使用設備8の設備運転状態を短時間で制御できるようになる。
また監視画面28において同一表示ページで設定操作可能なエネルギー使用設備8ごとにシナリオデータを設定することで、1つのシナリオデータを実行した際に、設定操作(図4:ステップSa10)の完了に要する時間を短縮できる。
(変形例9)
上述した実施形態において、解析部52は、建物2におけるエネルギー使用状況の合理性を評価し、この評価結果に基づいて、省エネルギー化のための各エネルギー使用設備8の設定値を求めてもよい。かかる合理性の判断手法については、例えば特開2003−162573号公報、及び国際公開第2010/092805号に開示された技術を用いることができる。
また解析部52の解析に、AI(Artificial Intelligence)技術を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、解析部52がエネルギー使用設備8の設備運用状態、エネルギー消費量、及び、建物環境状態に基づいて省エネルギー化のための解析を行う場合を例示したが、必ずしも、これら全ての情報が解析に用いられる必要はなく、例えば、エネルギー使用設備8の設備運用状態だけで解析が行われてもよい。
(変形例10)
上述した実施形態において、建物2には、BASの代わりにBEMS(Building and Energy Management System)が設けられていてもよい。
(変形例11)
上述した実施形態において、エネルギー管理アプリケーション44を中央監視コンピュータ14にインストールし、当該中央監視コンピュータ14がエネルギー管理アプリケーション44を実行することで、エネルギー管理コンピュータ30と同様に、建物2のエネルギー管理を自動実行してもよい。
(変形例12)
上述した実施形態において、エネルギー管理コンピュータ30は、中央監視コンピュータ14にリモートデスクトップ接続し、当該中央監視コンピュータ14のデータ蓄積部25にアクセスしてデータを取得するようにした。
しかしながら、エネルギー管理コンピュータ30と中央監視コンピュータ14とがVPN(Virtual Private Network)接続されるなどして同一のLANに属する場合には、リモートデスクトップ接続ではなく、次のようにして、エネルギー管理コンピュータ30は中央監視コンピュータ14からデータを取得してもよい。すなわち、中央監視コンピュータ14は、データ蓄積部25を同一LAN内のエネルギー管理コンピュータ30と例えばSMB(Server Message Block)プロトコルを用いて共有し、或いは、同一LAN内のエネルギー管理コンピュータ30と共有する共有フォルダ、又はNAS(Network-Attached Storage)にデータ蓄積部25のデータを格納する。そして、エネルギー管理コンピュータ30は、共有されているデータ蓄積部25、共有フォルダ、或いはNASからデータを取得する。
なお、上述した実施形態、及び各変形例は、技術的に明らかな矛盾を生じさせない限り、適宜に組み合わせることができる。
また上述した実施形態において、図2、及び図3に示す機能ブロックは、本願発明を理解容易にするために、機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1 遠隔管理システム
2 建物
4 中央監視システム
6 エネルギー管理装置
8 エネルギー使用設備
9 設備計測装置
10 環境計測装置
12 中央監視装置
14 中央監視コンピュータ
22 中央監視アプリケーション
24 リモートデスクトップサーバ
25 データ蓄積部
28 監視画面
29 GUI部品
30 エネルギー管理コンピュータ
42 リモートデスクトップクライアント(リモートデスクトップクライアント部)
44 エネルギー管理アプリケーション
52 解析部
54 RPA部
56 設定ツール部
56A シナリオデータ
57 データ取得部
58 画像認識部
60 監視画面操作制御部
NW 通信ネットワーク
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して入力デバイスを用いて行われる操作を受け付ける中央監視装置と信ネットワークを介して通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータであって、リモートデスクトップサーバの機能を有し前記中央監視装置に、前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続することで前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、RPAを用いることで、前記リモートデスクトップ接続されている前記中央監視装置の前記監視画面に対して当該監視画面のユーザが前記入力デバイスを用いて行う操作と同じ操作を行うRPA部と、を備え、前記RPA部は、前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記入力デバイスを用いて前記監視画面に対して行う第3操作手順自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて前記リモートデスクトップクライアント部は、仕様またはベンダーが異なる中央監視アプリケーションを実行する前記中央監視装置と通信し、前記RPA部は、前記中央監視装置において前記第1操作手順、第2操作手順、及び第3操作手順を自動実行することで、前記建物のエネルギー管理を行うことを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記第1操作手順では、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータを、記中央監視装置の記憶装置に蓄積されているデータから取得することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の対象となるGUI部品の座標を、前記監視画面の中から検出し、当該座標に対して当該操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作と対応付けて予め登録されている画像が前記監視画面に表示されていることを条件に、次の操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の自動実行の前に、当該操作によって得られる結果が前記監視画面に表示されているか否かを判定し、当該結果が表示されている場合には、当該操作の自動実行をスキップすることを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、第2操作手順、及び第3操作手順の自動実行を完了した後、前記監視画面の表示に基づいて、前記解析部が求めた設定値が正しく設定されていることを確認する第4操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、第2操作手順、又は前記第3操作手順自動実行が中断された場合、予め設定された別の操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順には、前記操作ごとに戻り値が予め設定され、当該戻り値ごとに次の操作が設定されており、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作の自動実行によって得られた戻り値に対応する次の操作を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、第2操作重点、及び前記第3操作手順、エネルギー管理における重要度に基づいて分けられた前記エネルギー使用設備のグループ、又は、同一の前記監視画面に対して前記第3操作手順を実行可能な前記エネルギー使用設備のグループごとに自動実行する
ことを特徴とする。
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して入力デバイスを用いて行われる操作を受け付ける中央監視装置と、通信ネットワークを介して前記中央監視装置と通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータと、を備え、前記中央監視装置は、リモートデスクトップサーバの機能を有し、前記エネルギー管理コンピュータは、前記中央監視装置に前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続することで前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、前記監視画面の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、RPAを用いることで、前記リモートデスクトップ接続されている前記中央監視装置の前記監視画面に対して当該監視画面のユーザが前記入力デバイスを用いて行う操作と同じ操作を行うRPA部と、を備え、前記RPA部は、前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記入力デバイスを用いて前記監視画面に対して行う第3操作手順自動実行することを特徴とする遠隔管理システムを提供する。
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して入力デバイスを用いて行われる操作を受け付ける中央監視装置と通信ネットワークを介して通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータであって、リモートデスクトップサーバの機能を有した前記中央監視装置に、前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続することで前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、RPAを用いることで、前記リモートデスクトップ接続されている前記中央監視装置の前記監視画面に対して当該監視画面のユーザが前記入力デバイスを用いて行う操作と同じ操作を行うRPA部と、を備え、前記RPA部は、前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び、前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記入力デバイスを用いて前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれを、前記入力デバイスを介さずに自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記リモートデスクトップクライアント部は、仕様またはベンダーが異なる中央監視アプリケーションを実行する前記中央監視装置と通信し、前記RPA部は、前記中央監視装置において前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順を自動実行することで、前記建物のエネルギー管理を行うことを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順の自動実行を完了した後、前記監視画面の表示に基づいて、前記解析部が求めた設定値が正しく設定されていることを確認する第4操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、又は前記第3操作手順の自動実行が中断された場合、予め設定された別の操作手順を自動実行することを特徴とする。
本発明は、上記エネルギー管理コンピュータにおいて、前記RPA部は、前記第1操作手順、前記第2操作手順、及び前記第3操作手順を、エネルギー管理における重要度に基づいて分けられた前記エネルギー使用設備のグループ、又は、同一の前記監視画面に対して前記第3操作手順を実行可能な前記エネルギー使用設備のグループごとに自動実行する、ことを特徴とする。
本発明は、建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して入力デバイスを用いて行われる操作を受け付ける中央監視装置と、通信ネットワークを介して前記中央監視装置と通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータと、を備え、前記中央監視装置は、リモートデスクトップサーバの機能を有し、前記エネルギー管理コンピュータは、前記中央監視装置に前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続することで前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、前記監視画面の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、RPAを用いることで、前記リモートデスクトップ接続されている前記中央監視装置の前記監視画面に対して当該監視画面のユーザが前記入力デバイスを用いて行う操作と同じ操作を行うRPA部と、を備え、前記RPA部は、前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び、前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記入力デバイスを用いて前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれを、前記入力デバイスを介さずに自動実行することを特徴とする遠隔管理システムを提供する。

Claims (15)

  1. 建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して行われる操作を受け付ける中央監視装置と、通信ネットワークを介して通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータであって、
    リモートデスクトップサーバの機能を有する前記中央監視装置に、前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続し、前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、
    前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、
    前記リモートデスクトップ接続した前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれの操作手順を自動実行するRPA部と、
    を備えることを特徴とするエネルギー管理コンピュータ。
  2. 前記第1操作手順では、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータを、前記リモートデスクトップを接続を通じて前記中央監視装置の記憶装置に蓄積されているデータから取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理コンピュータ。
  3. 前記RPA部は、
    前記監視画面を画像認識する画像認識部を備え、
    前記第1操作手順では、前記画像認識の結果に基づいて前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエネルギー管理コンピュータ。
  4. 前記第1操作手順では、前記エネルギー使用設備の設備運用状態に係るデータを、前記リモートデスクトップを接続を通じて前記中央監視装置の記憶装置に蓄積されているデータから取得し、
    当該データが古い場合に、前記画像認識の結果に基づいて前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエネルギー管理コンピュータ。
  5. 前記RPA部は、
    予め設定されたスケジュールにしたがって自動実行を開始する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  6. 前記RPA部は、
    前記操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の対象となるGUI部品の座標を、前記監視画面の中から検出し、当該座標に対して当該操作を自動実行する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  7. 前記RPA部は、
    前記操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作と対応付けて予め登録されている画像が前記監視画面に表示されていることを条件に、次の操作を自動実行する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  8. 前記RPA部は、
    前記解析部が求めた設定値と、既に設定されている現在値とが一致する場合には、当該設定値を設定するための前記監視画面に対する操作をスキップする
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  9. 前記RPA部は、
    前記解析部が求めた設定値と、既に設定されている現在値とが、当該設定値が誤っていると見做せる所定値以上乖離している場合には、当該設定値を設定するための前記監視画面に対する操作をスキップする
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  10. 前記RPA部は、
    前記操作手順に含まれる操作ごとに、当該操作の自動実行の前に、当該操作によって得られる結果が前記監視画面に表示されているか否かを判定し、当該結果が表示されている場合には、当該操作の自動実行をスキップする
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  11. 前記RPA部は、
    前記第3操作手順まで自動実行を完了した後、前記監視画面の表示に基づいて、前記解析部が求めた設定値が正しく設定されていることを確認する第4操作手順を自動実行する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  12. 前記RPA部は、
    前記第1操作手順から前記第3操作手順までの自動実行が中断された場合、予め設定された別の操作手順を自動実行する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  13. 前記操作手順には、前記操作ごとに戻り値が予め設定され、当該戻り値ごとに次の操作が設定されており、
    前記RPA部は、
    前記操作手順に含まれる操作を自動実行するごとに、当該操作の自動実行によって得られた戻り値に対応する次の操作を自動実行する
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  14. 前記RPA部は、
    前記第1操作手順から前記第3操作手順までを、
    エネルギー管理における重要度に基づいて分けられた前記エネルギー使用設備のグループ、又は、同一の前記監視画面に対して前記第3操作手順を実行可能な前記エネルギー使用設備のグループごとに自動実行する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のエネルギー管理コンピュータ。
  15. 建物に設けられたエネルギー使用設備の設備運用状態を示す監視画面を表示し、当該エネルギー使用設備の設定パラメータを設定するために前記監視画面に対して行われる操作を受け付ける中央監視装置と、
    通信ネットワークを介して前記中央監視装置と通信し、前記建物のエネルギー管理を実行するエネルギー管理コンピュータと、
    を備え、
    前記中央監視装置は、
    リモートデスクトップサーバの機能を有し、
    前記エネルギー管理コンピュータは、
    前記中央監視装置に前記通信ネットワークを介してリモートデスクトップ接続し、前記エネルギー使用設備の設備運用状態の取得、前記監視画面の取得、及び前記中央監視装置への操作入力を可能にするリモートデスクトップクライアント部と、
    前記エネルギー使用設備の設備運用状態に基づいて、前記建物の省エネルギー化を実現する前記エネルギー使用設備の設定パラメータの設定値を求める解析部と、
    前記リモートデスクトップ接続した前記中央監視装置から前記エネルギー使用設備の設備運用状態を取得する第1操作手順、前記設備運用状態を前記解析部に入力し解析を実行させる第2操作手順、及び前記解析部が求めた設定値を前記中央監視装置に設定するために前記監視画面に対して行う第3操作手順のそれぞれの操作手順を自動実行するRPA部と、
    を備えることを特徴とする遠隔管理システム。
JP2018170185A 2018-09-12 2018-09-12 エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム Active JP6664817B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018170185A JP6664817B1 (ja) 2018-09-12 2018-09-12 エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018170185A JP6664817B1 (ja) 2018-09-12 2018-09-12 エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6664817B1 JP6664817B1 (ja) 2020-03-13
JP2020043701A true JP2020043701A (ja) 2020-03-19

Family

ID=69798966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018170185A Active JP6664817B1 (ja) 2018-09-12 2018-09-12 エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6664817B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7451262B2 (ja) 2020-03-31 2024-03-18 アマノ株式会社 業務管理システム、業務管理プログラム実行方法及びプログラム
WO2024096085A1 (ja) * 2022-11-04 2024-05-10 株式会社 東芝 設備制御システム、設備制御装置、設備制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5325362B2 (ja) * 2008-02-21 2013-10-23 株式会社エネサイバー 遠隔監視制御システムおよび遠隔監視制御方法
JP5757017B2 (ja) * 2011-08-27 2015-07-29 株式会社エネサイバー 監視制御の方法及び監視制御装置
JP2018129695A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 株式会社インティ エネルギー管理システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5325362B2 (ja) * 2008-02-21 2013-10-23 株式会社エネサイバー 遠隔監視制御システムおよび遠隔監視制御方法
JP5757017B2 (ja) * 2011-08-27 2015-07-29 株式会社エネサイバー 監視制御の方法及び監視制御装置
JP2018129695A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 株式会社インティ エネルギー管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7451262B2 (ja) 2020-03-31 2024-03-18 アマノ株式会社 業務管理システム、業務管理プログラム実行方法及びプログラム
WO2024096085A1 (ja) * 2022-11-04 2024-05-10 株式会社 東芝 設備制御システム、設備制御装置、設備制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6664817B1 (ja) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10269235B2 (en) System and method to assist building automation system end user based on alarm parameters
BR112014004346B1 (pt) Sistema de interface para um prédio, método para controlar dispositivos de campo em um prédio e sistema de controle para um prédio
WO2018042940A1 (ja) 設備管理装置、設備管理システム、プログラムおよび設備管理方法
US11131972B2 (en) Performance optimization in a building automation system
US20130218354A1 (en) Power distribution network event correlation and analysis
US9367057B2 (en) System and method for real-time controls of energy consuming devices including tiered architecture
US11394576B2 (en) Unified building management system
US9372479B1 (en) System and method for a database layer for managing a set of energy consuming devices
JP6664817B1 (ja) エネルギー管理コンピュータ、及び遠隔管理システム
US11639807B2 (en) Air conditioning management system
US20190188269A1 (en) Providing bots for industrial processes
JP6692457B2 (ja) 空調装置メンテナンスシステム
US20230409024A1 (en) Remote diagnosis of energy or resource-consuming devices based on usage data
US11368326B2 (en) Method and system for integrating data points into a building controller of a building automation system
AU2022226894B2 (en) System for preventive maintenance of hvac units
AU2021367795B2 (en) System and method for auto-tagging BMS points
US11960263B2 (en) Building automation system monitoring
US9244812B2 (en) Methods and systems in an automation system for viewing a current value of a point identified in code of a corresponding point control process
JP2017194823A (ja) 施設管理装置、施設管理システム、および、施設管理方法
US11774929B2 (en) Field controller for a building management system
US20230315036A1 (en) Systems and methods for connecting, remotely monitoring and controlling entity systems
US20230051907A1 (en) System and method for managing control performance of a building automation device
CN110268339B (zh) 用于以模型为中心的数据存储的设备、系统和方法
CN111176943A (zh) 一种基于人工智能的嵌入式动环监控主机及监控方法
JP2021012556A (ja) 内部負荷推定装置及び内部負荷推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190128

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190128

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6664817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150