JP5757017B2 - 監視制御の方法及び監視制御装置 - Google Patents

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Description

建物の空調設備や発電設備をはじめとする各種設備を対象に、省エネルギー運転やピーク電力負荷発生の回避などを目的とした設備の自動運転が行われる。本発明は、これらの自動運転機能を容易な方法で実現することを目的とする。監視制御対象とする設備は、建物設備の他、監視制御が可能な様に配置されたプラント、装置、機械類であれば特に限定されず、省エネルギー運転向け等の自動運転にも限定されず、多様なものを自動運転対象設備として適用できる。
ビルや工場などには、空調設備などをはじめとする多くのエネルギーを消費する動力設備や電気エネルギーを生成する自家発電設備等(以下、単に設備と言う)が設置されている。近年、特に運転コストや二酸化炭素排出量の調整削減を目的に、省エネルギー運転のための対策を実施することが社会的要請となっている。
例えば、空調機を例にとれば、この運転効率は定格負荷運転時が最も良く、低負荷時には効率が低下することが一般的に知られている。一方、人の住環境が必要とする熱負荷である必要な熱エネルギーは時期や時間帯により変化する。したがって、多くのビルや工場に見られる様に複数の空調機を並列して運転する場合などでは、熱負荷が少ないときには、空調機の運転台数を減らして残った空調設備を定格負荷に近い状態で運転する方法で効率が向上し、省エネ運転を行うことが可能となる場合が多い。
人の集まる集会所等では、空調機の冷暖房が施されるが、室内のCO2濃度不足を防止するため、新鮮な空気の取り込みが行われる。ここでは、人の数などによりCO2濃度は変化するが、一般には外気から一定の空気量が取込まれるケースが多い。しかも往々にして集会所の最大収容人数を想定して常に一定量の外気が取込まれるケースがある。このような所では、CO2濃度を監視して規定値以上に増加させない様に外気取りこみ量を制御すれば、空調機運転の効率が上昇し、省エネ効果が期待されることが知られている。
また自家発電機が電気エネルギーを供給する電気設備の負荷も一般には時期や時間帯により大きく変動する。電気負荷が低くなるときは、運転台数を減らして運転すれば発電機の効率は向上する。
更には、窓際の日射量に応じて天井の照明を制御することによる、省エネ効果も知られている。
この様に運転効率の高い状態で設備の運転を行うことや、不要な設備の運転を停止することにより、省エネ運転が可能となるケースが多い。このため設備の運転員にはよりきめ細かな設備運転が要求されるケースが多くなってきた。
多くのビルや工場ではコンピュータで構成される設備の監視制御装置(以下、BEMS等という)が採用されることが多い。運転員は、BEMS等が表示するGUI画面を介して複数の設備の状態監視や運転操作を行うことができる。
ビルや工場の動力設備等の保守運用向けに導入が図られたBEMS等は、導入当初はビルや工場の構内に分散設置された設備を集中で設備状態監視と起動や停止の操作をすることに重点がおかれ、運転員が構内に設ける集中管理室からリモート操作によりで現場設備の監視操作を行うことが可能になるという一定の効果を発揮していた。このため、BEMS等は多くの現場で導入が行われてきた。
設備の運転員が監視対象設備の運転状態を的確に把握し、運転を行いやすくするために、BEMS等のモニター上のGUI画面には種々の工夫が施されている。たとえば、構内に分散配置されている個々の設備の運転状態、すなわち設備の運転中/停止の状態や温度や消費電力、更には外気の空気取り込み用装置状態等を固有のシンボルや数値などで表示して運転員に通知することが行われる。
運転員はGUI画面に表示された設備状態や数値を確認して設備のリモート操作を行う。また、運転員がマウスなどの入力デバイスを用いて画面に表示される設備と対応する固有のシンボルのクリック操作やキーボードなどの入力デバイスを用いた数値や文字の入力操作をすることにより、設備の起動や停止、運転目標値の変更設定などが行われる。
多くの場合、BEMS等が持つ機能は、設備状態を運転員に表示して通知する機能と共に、設備の起動または停止の指定や、温度や回転数などの目標値を設定するなどの比較的単純な機能のみであることから、省エネルギー運転実現のためのきめ細かな運転操作は、運転員みずからが判断しつつ手入力によりきめ細かく操作してゆくということにならざるを得ず、運転員に高度な技術と多くの負担を要求することとなる。
運転員の負担を低減し、常に最適な設備状態の運転を実現するため、設備のデータを自動で収集する機能や、設備の自動運転を実行する仕組みも設けられている。
仕組みの一つは、導入済のBEMS等のプログラムを変更し、設備データの自動収集機能や設備の自動運転の目標値設定機能を追装する仕組みである。これには個別のBEMS等に新たな機能を追装することが必要となる問題がある。BEMS装置の機能増強や運用実績のあるプログラムを改造することになることから、改造のための作業量が多くなり、費用も高額となることが多い。このため、特殊なケースを除いて一般的にはこの方法の実現は困難である。
特に、既存のBEMS等に対して最新の省エネルギー運転制御機能や総需要抑制制御機能、またはこれらの技術を持つシステムメーカーがあっても、ビルや工場の既存のBEMS等が異なるメーカー製のものである場合は、システム設計仕様が合わず、導入は困難である。つまり、既存の監視制御プログラム等のベンダーと異なるベンダーが新たな機能を既存のBEMS等の監視制御プログラム等に追装することは容易なことではない。
上記に対応するために、異なるBEMS等に共通に備わっている機能を利用してBEMS等を共通扱いすることのできる技術が使用されている。すなわち、新たなコンピュータおよび画像信号ならびにマウスとキーボード信号を中継する装置を設けて、導入済みのBEMS等に接続することにより設備データを取出す機能や設備自動運転機能を実現しようという方法である。ここでは、新たなコンピュータに、既存のBEMS等のモニターに設備の状態を示す画面を自動表示し当該画面に画像解析処理を施して設備データを取出す機能や、設備運転画面を自動表示し当該画面を用いて設備の設定制御操作を行うことを特徴とする監視制御システムが発明されている。
上記構成により、高度な運転機能を持ったコンピュータで省エネルギー運転のために必要な設備データの収集や、空調設備等の運転停止や目標温度設定値の変更をはじめとする各種の設備自動運転を行うことができる。しかも、ここでは、BEMS等のソフトウェア変更や追装を必要としないという利点がある。一方、ここには下記の問題がある。
すなわち、新たに設けるコンピュータに設備自動運転機能を設ける場合には、例えば同一型式の空調設備が複数あってそれぞれが異なるBEMS等で監視制御される場合、新たに設けるコンピュータの設備自動運転機能ではそれぞれのBEMS等が要求する固有の画面操作方法にしたがって設備運転画面を操作する機能を設けなければならない。このため、同一型式の複数設備を対象にする自動運転機能で監視制御を行うBEMS等が異なる場合には、それぞれのBEMS等が持つ監視制御用画面の操作要領にしたがって異なる画面操作要領に基づく設備運転機能を設けなければならず、新たに設けるコンピュータの設備自動運転機能が複雑になるという問題がある。
従来技術において、BEMS等をそのまま用いつつ、データ収集を行う方法や設備の設定制御を行う方法は、特願2009−054356や特願2008−201640に開示されている。ここでは、新たな設備運転に係る機能は新たに設ける管理用のコンピュータに組込んで実施するわけである。しかしながら、ここではBEMS等を利用して新たな機能を追装することはできても、異なる画面操作を要求するBEMSに対しては、個別の画面操作要領に沿った方式で共通の方式でデータ収集を行う方法や設備の設定制御を行うことが必要であった。
特願2009−054356 特願2008−201640
本発明の解決すべき課題を以下に示す。
まず第1は、BEMS等の要求する固有の画面操作機能に依存しないで、全ての設備運転を共通の方法で取扱いを可能とする仕組みを設けることである。すなわち、新たに設ける運転管理用のコンピュータ(以下、管理用コンピュータという)が特定設備のデータを収集するために設備を管理するBEMS等の画面操作要領に依存することなく共通の様式で当該の設備データを得られる仕組みや、管理用コンピュータが特定設備の設定制御操作を実施するために設備を管理するBEMS等の画面操作要領に依存することなく共通の様式で当該設備を設定制御する仕組みを設けることである。いわゆる既存のBEMS等を対象に、既存のBEMSをそのまま使用してマルチベンダー化を図るということである。
第2は、前記のマルチベンダー環境に基づいて、管理用コンピュータから特定設備のデータ取得を目的とする共通様式に基づいた要求を受けて適切に設備データの収集を行うことにより要求元である管理用コンピュータへ通知する方法に係る課題である。
すなわち、特定設備を運転するBEMS等が持つ固有の画面操作要領に基づいて、当該設備の設備運転を行うBEMS等に設備の状態を含む画面を呼出し表示し、該画面から設備データを収集し、要求元である管理用コンピュータに共通様式で通知する機能実現の方法である。
第3は、前記のマルチベンダー環境に基づいて、管理用コンピュータから特定設備の設定制御操作を目的とする共通様式に基づいた要求を受けて適切に設備の設定制御を行う方法に係る課題である。
すなわち、特定設備を運転するBEMS等が持つ固有の画面操作要領に基づいて、当該設備の設備運転を行うBEMS等に設備の設定制御操作用画面を呼出し表示し、該画面から設備の設定制御を行う機能実現の方法である。
第4は、前記マルチベンダー環境に基づいて、管理用コンピュータが要求する画面操作のために、日付や時刻などの実行環境に係るデータに基づいた画面入力操作を行う場合がある。例えばカレンダー画面に表示される一連の日付の並びから現在の日を指定する機能などであり、ここでは実行環境条件を画面入力位置に反映させる仕組みを実現することが課題である。
第1の課題を解決するために、第1の態様を用いて説明する。
本発明の第1の態様に係る制御機能オープン化装置は、請求項1に対応するものである。上記の第1の課題を解決するために、ここでは管理用コンピュータと固有の画面操作で設備の運転を行うBEMS等の間で、両者の手続き様式の変換を行うための設備運転用プラットフォーム機能(以下、プラットフォームという)を設ける。
管理用コンピュータは、プラットフォームに対して、設備の特定と運転の目的を明示した共通様式の要求を通知する。例えば、空調機に関する場合にはBEMS等の操作要領に依存しないで、空調機設備の特定とその運転目的である設定温度等を指定して要求すればよい。すなわち、ここでは設備毎に固有の識別名(以下設備IDという)を設けておき、これらの識別名と設定操作内容を指定して通知する様にする。当該プラットフォームが、該設備を監視制御する監視制御用コンピュータの持つ固有の画面操作要領にしたがって、設備の画面操作を実施して、結果を要求元である新機能コンピュータに通知するという仕組みである。
第2の課題を解決するために、第2の態様および第3の態様を用いて説明する。
本発明の第2の態様および第3の態様に係る設備監視制御装置は、請求項2および請求項3に対応するものであり、何れの態様も上記の第2の課題を解決するためのものである。
はじめに、第2の態様について説明する。
上記の第2の課題を解決するため、ここでは管理用コンピュータ、BEMS等およびプラットフォームより成る構成を設ける。プラットフォームには設備データ取得のために設備ID毎に該設備データを取得するために必要なBEMS等の特定とその画面操作要領を登録する。
すなわちこの設備データ取得のための情報には、BEMS等のモニターに該設備データを含む画面を呼出し表示するため、現在表示中の画面から複数画面を経て目的の画面に移行するために順次指定する画面入力位置を示す座標値とマウスまたはキーボード等入力装置の操作方法の他、目的の設備状態を含む画面上に現れる数字やシンボルで表示される設備状態を示す画面の画像データから四則演算用や論理演算が可能なコードデータへの変換要領を登録しておく。管理用コンピュータからプラットフォームに設備IDを特定したデータ収集要求の通知があれば、プラットフォームが前記の設備データ取得のための情報の記載に基づいて、BEMS等の画面を入力操作して設備IDの状態を表示する画面を呼出し表示し、該設備IDの画像データを解析してコードに変換し、共通の様式で要求元である管理用コンピュータに通知する。
次に、第3の態様について説明する。
上記の第2の課題を解決するため、第2の態様と同様に新機能コンピュータ、監視制御用コンピュータおよびプラットフォームより成る構成で、プラットフォームには設備データ項目毎に監視制御用コンピュータの画面操作要領に基づいた設備データ取得のための情報を保有する。但し、第2の態様における座標位置を用いた画面入力操作方法に替えて、ここでは空調機シンボルや発電機シンボルなど特定のシンボルまたはメッセージ等の表示位置から画面入力位置を特定する方法で画面入力操作を行う点が異なる。すなわち、設備データ取得用情報には、第2の態様における画面入力位置を示す座標値に替えて、特定のシンボルまたはメッセージ等の表示位置から画面入力位置を特定するための情報が保存される。管理用コンピュータからプラットフォームに設備IDを特定したデータ収集要求の通知があれば、プラットフォームが該設備データ取得情報の記載に基づいて、画面入力位置を自動判別し、画面入力位置を示す座標値画面を入力操作して取得要求対象設備の状態を表示する画面を呼出し表示し、該設備状態の画像データを解析して数値等のコードに変換し、共通の様式で要求元である新機能コンピュータに通知する。
第3の課題を解決するために、第4の態様および第5の態様を用いて説明する。
本発明の第4の態様および第5の態様に係る設備監視制御装置は各々請求項4および請求項5に対応するものであり、何れの態様も上記の第3の課題を解決するためのものである。
はじめに、第4の態様について説明する。
上記の第3の課題を解決するため、管理用コンピュータ、BEMS等およびプラットフォームより成る構成を設ける。プラットフォームには設備設定制御のために、設備ID毎に該設備の設定制御を行うために必要なBEMS等の特定とその画面操作要領を登録する。すなわちこの設備設定制御のための情報には、BEMS等のモニターに該設備設定制御用画面を呼出し表示するため、現在表示中の画面から複数画面を経て目的の画面に移行するために順次指定する画面入力位置を示す座標値とマウスまたはキーボード等入力装置の操作方法を登録しておく。
管理用コンピュータからプラットフォームに設備IDを特定したデータ収集要求の通知があれば、プラットフォームが前記の設備設定制御のための情報の記載に基づいて、BEMS等の画面を入力操作して設備IDの設定制御用画面を呼出し表示し、該設備IDの設定制御操作を実行する。併せて、共通の様式で要求元である新機能コンピュータに設定制御の結果を通知する。
次に、第5の態様について説明する。
上記の第3の課題を解決するため、第4の態様と同様に管理用コンピュータ、BEMS等およびプラットフォームより成る構成を設ける。プラットフォームには設備データ項目毎に監視制御用コンピュータの画面操作要領に基づいた設備設定制御のための情報を保有する機能を設ける。
但し、第4の態様における座標位置を用いた画面入力操作方法に替えて、ここでは空調機シンボルや発電機シンボルなど特定のシンボルまたはメッセージ等の表示位置から画面入力位置を特定する方法で画面入力操作を行う点が異なる。すなわち、設備設定制御のための情報には、第4の態様における画面入力位置を示す座標値に替えて、特定のシンボルまたはメッセージ等の表示位置から画面入力位置を特定するための情報が保存される。管理用コンピュータからプラットフォームに設備IDを特定したデータ収集要求の通知があれば、プラットフォームが前記の設備設定制御のための情報の記載に基づいて、BEMS等の画面を入力操作して設備IDの設定制御用画面を呼出し表示し、該設備IDの設定制御操作を実行する。併せて、共通の様式で要求元である新機能コンピュータに設定制御の結果を通知する。
第4の課題を解決するために、第6の態様を用いて説明する。
本発明の第6の態様に係る制御機能オープン化装置は、請求項6に対応するものである。上記の第4の課題を解決するために、ここでは第2から第5の態様と同様に管理用コンピュータ、BEMS等およびプラットフォームより成る構成を設ける。プラットフォームには設備データ項目毎に監視制御用コンピュータの画面操作要領に基づいた画面操作のための情報を保有する機能を設ける。
ここで画面操作のための情報には、第2の態様から第5の態様のいずれかにおける画面操作のための情報に基づく画面操作方法に加えて、日付や曜日、時刻、外気温度など設備の運転に係る環境データを用いて計算により画面入力位置を特定入力する方法を設ける。
例えば、月末や月始めなど運転環境によって特別な画面操作を要求される場合などが対象である。
管理用コンピュータからプラットフォームに設備IDと共にその要求の通知があれば、プラットフォームで画面操作のための情報の記載に基づいて、画面入力位置を自動判別し、BEMS等の画面入力操作を実施する方法で、第2の態様から第5の態様に係る機能を実行する。
本発明の第1の態様によれば、請求項1の発明により、設備の運転機能実行のためのマルチベンダー環境による設備運転機能を実現することができる。例えば、同種の機能を持つ複数の設備のそれぞれを新たな自動運転等の対象とする場合には、それぞれの設備が異なる画面操作方法によるBEMS等で監視制御されている場合であっても、管理用コンピュータではプラットフォームで共通化を図ることにより、個別のBEMS等の画面操作要領に影響されることのない共通の方法で設備の運転機能を設けることができる。管理用コンピュータで新たに開発する設備の運転機能には、プラットフォームのある環境間では移植可能な流動性のある商品価値を持たせることが可能になる。
本発明の第2の態様によれば、請求項2の発明により、プラットフォームに共通の方法で設備データの要求を行うことにより、収集した該該設備のデータを共通の方法で入手することができる。例えば、特定のBEMS等が管理する設備のデータを要求する場合であっても、該監視制御用コンピュータの画面操作要領に影響されることのない共通の方法で設備のデータを収集することができるわけである。
本発明の第3の態様によれば、請求項3の発明により、プラットフォームに共通の方法で設備データの要求を行うことにより、収集した該該設備のデータを共通の方法で入手することができる。ここで前記第2の態様で示す機能と異なる点は、画面入力位置を画面に表示されるシンボルやメッセージ等の形状物(表示物)の位置を自動的に決定しながら操作を進めることにある。すなわち、ここでは運転員が目でシンボル等を見て画面の操作を行うが如き動作をさせる。画面表示の中には、表示ウィンドウの位置が自由に移動する場合もある。このような場合に表示形状を用いて入力位置を判別する機能を持つ効果が発揮される。このような方法で、該BEMS等の画面操作要領に影響されることのない共通の方法で設備のデータを収集することができるわけである。
本発明の第4の態様によれば、請求項4の発明により、プラットフォームに共通の方法で設備設定制御要求を行うことにより、該設備の設定制御を実施することができる。例えば、特定のBEMS等が管理する設備の設定制御を要求する場合であっても、該BEMS等の画面操作要領に影響されることのない共通の方法で設備の設定制御操作を実行できるわけである。
本発明の第5の態様によれば、請求項5の発明により、プラットフォームに共通の方法で設備設定制御要求を行うことにより、該設備の設定制御を実施することができる。ここで前記第4の態様で示す機能と異なる点は、画面入力位置を現在表示中の形状物の位置を自動的に決定しながら操作を進めることにある。画面表示の中には、表示ウィンドウの位置が自由に移動する場合もある。このような場合に表示形状を用いて入力位置を判別する機能を持つ効果が発揮される。このような方法で、該BEMS等の画面操作要領に影響されることのない共通の方法で設備の設定制御を実行することができるわけである。
本発明の第6の態様によれば、請求項6の発明により、プラットフォームに共通の方法で設備データの要求を行うことにより前記第2の態様から第3の態様で該該設備のデータを取得したり、前記第4の態様から第5の態様で設備設定制御要求を行うことにより該該設備の設定制御を実施することができる。ここで前記第2の態様から第5の態様で示す機能と異なる点は、年月日時をはじめとする各種環境条件に基づいて画面入力位置を決定しながら画面の操作を進めることにある。例えば、カレンダー表示画面で日の一覧が並び画面を操作する日の日付表示位置が入力位置にもなる画面では、プラットフォームに本日や昨日の様な相対日を示す様式の指定をして画面入力要求をすれば該当する日の画面入力が可能となる。
本発明の設備監視制御装置の構成例を示す図 シンボル等の表示を基にデータ収集を行う設備監視制御装置の構成例を示す図 座標値を基に設備設定制御を行う設備監視制御装置の構成例を示す図 シンボル等の表示を基に設備設定制御を行う設備監視制御装置の構成例を示す図 環境データを基にする設備監視制御装置の構成例を示す図 空調設備画面呼出し方法の例 空調機(2号機)の給気温度と還気温度を収集するシナリオの例1 空調機(2号機)の給気温度と還気温度を収集するシナリオの例2 空調機(1号機)の温度設定変更のシナリオの例1 空調機(1号機)の温度設定変更のシナリオの例2 カレンダーから日付に基づいて入力位置を選択する画面の呼出し例 カレンダーから日付に基づいて入力位置を選択するシナリオの例 シナリオ選択機能を持つ設備監視制御装置の構成例を示す図 対話機能によりシナリオを実行する設備監視制御装置の構成例を示す図 シナリオ選択機能を含む手順実行ファイルの例を示す図 対話用画面の例を示す図
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な用途、形状、個数などには限定されないことはいうまでもない。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施例1)
図1は、監視制御対象設備300の設備状態データを収集する方法に係る請求項1および請求項2に記載する発明に係る共通の構成例を示す。図1のほか図6及び図7を使用して、以下説明する。
図1の構成例では、設備監視制御装置は設備運転機能の中核的な役割を担う運転管理サブシステム10と、現場の設備と一体になって動作するプラットフォームサブシステム20を備えている。運転管理サブシステム10は運転管理センターと呼ばれる運転員が常駐する場所に設置され、プラットフォームサブシステム20は現地に設置する監視制御サブシステム200と接続する方法で設置され、ネットワーク400を介して接続される。ここで監視制御サブシステム200は、監視制御対象設備300と接続される。
運転管理サブシステム10とプラットフォームサブシステム20がネットワーク400を介して接続されることから、両者の間には地理的な距離は問わず遠隔地であっても隣接していてもよい。
図1では、一の運転管理サブシステム10が一のプラットフォームサブシステム20とネットワーク400を介して接続される例を記載しているが、複数の運転管理サブシステム10がネットワーク400を介して複数のプラットフォームサブシステム20と互いに接続され、任意の運転管理サブシステム10から任意のプラットフォームサブシステム20を介して設備状態の収集を行う構成でもよい。
監視制御対象設備300は特に限定されず、例えばビルや工場等に設置される受電設備や発電設備更、空調設備、その他のプラント設備類など多様なもので、設備の運転状態を表示したり設備運転のための設定制御機能を持つものに適用できる。
監視制御サブシステム200は、監視制御対象設備300を運転管理するためのコンピュータを中核に構成される。いわゆる中央監視盤と呼ばれるものも含まれる。
以下では、最初に運転管理サブシステム10の各構成要素、プラットフォームサブシステム20の各構成要素、及び監視制御サブシステム200の各構成要素を順次説明し、最後に、運転管理サブシステム10が、プラットフォームサブシステム20及び監視制御サブシステム200を使用して監視制御対象設備300の設備状態を収集するための動作について説明する。
(1)運転管理サブシステム10の各構成要素の説明
運転管理サブシステム10は、設備監視制御処理部11と伝送処理部12、モニター13および入力デバイス14を備えている。ここで、設備監視制御処理部11は運転員の要求を受けてプラットフォームサブシステム20に要求し、プラットフォームサブシステム20からの応答結果を運転員に通知する。モニター13及び入力デバイス14は設備監視制御処理部11が運転員と対話を図るためのものである。
(2)プラットフォームサブシステム20の各構成要素の説明
プラットフォームサブシステム20は、伝送処理部21、シナリオ制御部22、入力デバイスデータ生成部23、データ収集シナリオファイル24、設備データ抽出部25、設備データファイル26、およびデータ出力部27を備えている。ここで、データ収集シナリオファイル24には、目的の収集対象データに固有の識別コード(以下、設備データIDという)毎に、該データが表示される画面を呼出すための画面操作手順やデータの取出し要領を定めた図7に示す手順実行ファイル110を備えている。
プラットフォームサブシステム20の伝送処理部21は、ネットワーク400を介して接続される運転管理サブシステム10と通信を行う。
シナリオ制御部22は、運転管理サブシステム10の指定する設備データIDに基づいてデータ収集シナリオファイル24の中から図8に記載の手順実行ファイル110を選定し、入力デバイスデータ生成部23に通知を行う。入力デバイスデータ生成部23は、通知された手順実行ファイル110に示すデータから監視制御サブシステム200の画面操作を行うためのマウスやキーボードをはじめとする画面入力信号を生成する。設備データ抽出部25は、シナリオ制御部22から通知される設備データのIDと設備データ抽出要領に基づいて、設備データ表示画面の画像データから設備データを抽出する。設備データファイル26は、設備データ抽出部25の抽出結果を保存する。データ出力部27は、設備データ抽出部25が保存した設備データを、伝送処理部21を介して運転管理サブシステムに通知する。
(3)監視制御サブシステム200の各構成要素の説明
監視制御サブシステム200は、入力デバイス201、画面操作入力処理部202、設備監視制御処理部203、設備データ入出力部204、画像表示処理部205、画像信号分岐処理部206及びモニター207を備えている。
入力デバイス201は、画面操作するために信号入力するもので、一般にはマウスやキーボードをいう。但しここではマウスやキーボードに限定しないで画面入力用の装置であれば何でも良く、例えばタッチパネルやライトペン等の入力装置も含まれる。画面操作入力処理部202は、入力デバイス201またはプラットフォームサブシステム20から通知される画面操作用信号を設備監視制御処理部203に通知する。設備監視制御処理部203は、設備データ入出力部204を介して監視制御対象設備300の状態データを取込む機能を持つ。
画像表示処理部205は、設備監視制御処理部203から通知される設備データをモニター画面上に表示するための画像データを生成すると共に、RGB画像信号に変換し出力する機能を持つ。画像信号分岐処理部206は、モニター207に表示する目的で生成されるRGB画像信号をプラットフォームサブシステムにも分配する。モニター207には、設備の状態を運転員に向けて表示する。なお、画像データをプラットフォームサブシステムに通知する方法は、RGB画像データをRGB画像信号に変換して通知する方式に替えて、画像データを直接通知する方法でも構わない。例えば画像表示処理部205でRGB画像信号を生成してモニター207に通知すると共に、画像表示処理部205が最初に生成する画像データをそのままプラットフォームサブシステム20の設備データ抽出部25に通知する方法が考えられる。
(4)設備データ収集のための動作例の説明
ここでは、空調機設備に係る給気温度と還気温度を対象とした状態データ収集のための動作例について説明する。なお、本引用例では図6で示す方法で空調機設備の状態を表示する設備運転用画面を呼出しすることができるものとする。すなわち、メニュー画面100が最初に表示され、「空調機」のボタンを選択してマウスクリック等による入力操作をすればメニュー画面100の上にサブメニュー画面101が表示される。ここで更に「AC1−AC2」ボタンを選択して入力操作をすれば、空調機状態画面が収集目的対象の給気温度と還気温度値と共に呼出し表示される。
図7は、本発明により、図6に示す方法で画面を呼出すための要領と目的の設備データを取出すための要領を併せて備えるデータ収集シナリオファイル24および設備データファイル26の例を示す。
なおデータ収集シナリオファイル24は手順実行ファイル110を備えており、ここに記載する様式(x1 y1)は、メニュー画面の「空調機」ボタンの表示座標位置が登録されていることを示す。記載の様式(x3 y3)および(x4 y4)、(x5 y5)、(x6 y6)は、それぞれ設備状態画面に表示される給気温度、還気温度の値が表示される画面上の位置と範囲が表示座標を用いて登録されていることを示す。すなわち、給気温度は座標(x3、y3)の点と(x4、y4)の点で囲まれる四角形の範囲に表示されることを示し、同様に還気温度は座標(x5、y5)の点と(x6、y6)の点で囲まれる四角形の範囲に表示されることを示す。また、ここでいう表示座標は、シンボル等表示物の画面上の位置を表すため、モニター装置表示面の特定位置例えば左上端部を原点として、xで示す横方向とyで示す縦方向を2つの偏移値を一組として画面上の位置を特定する方法で記載するものである。
以下、設備データ収集のための動作例について説明する。
運転管理サブシステム10の運転員が、入力デバイス14を使用して設備監視制御処理部11に空調機AC−2の給気温度および還気温度の収集を行うため、設備データIDを指定してデータ要求すれば、伝送処理部12を介してプラットフォームサブシステム20に通知される。この要求はプラットフォームサブシステム20の伝送処理部21を介してシナリオ制御部22に通知される。シナリオ制御部22では給気温度と還気温度を収集するためデータ収集シナリオファイル24の中から、設備データIDにしたがって両者の設備データが表示される画面の呼出しと収集の要領を記載した手順実行ファイル110を抽出し、記載のコマンドにしたがった画面操作のためのデータを入力デバイスデータ生成部23に通知する。以下では、監視制御サブシステムにはメニュー画面100が表示されているとして説明を行う。
手順実行ファイル110のSTARTコマンドの次には、「Move(x1 y1) and click left」のコマンドがある。ここではマウスカーソルをモニター内の座標位置(x1、y1)に移動して、左クリックすることを示すデータが入力デバイスデータ生成部23に通知される。入力デバイスデータ生成部23では、通知されたカーソル操作データからカーソル操作用の信号を生成し監視制御サブシステム200に通知する。監視制御サブシステム200の画面操作入力処理部202に通知された画面操作用信号は設備監視制御処理部203に通知され画像表示処理部205によりサブメニュー画面表示信号が生成され画像信号分岐処理部206を介してモニター207に表示される。
次に、シナリオ制御部22では、手順実行ファイル110に記載の次のコマンド、「Move(x2 y2) and click left」のコマンドをとりだす。ここではマウスカーソルをモニター内の座標位置(x2、y2)に移動して、左クリックすることを示すデータが入力デバイスデータ生成部23に通知される。このとき、監視制御サブシステム200のモニター207にはサブメニュー画面101が表示されており、コマンド、「Move(x2 y2) and click left」は、サブメニュー画面上でボタン「AC1−AC2」をクリックする操作を実行することになる。この結果空調機AC−2の設備状態を示す画面が呼出し表示される。シナリオ制御部22で、手順実行ファイル110の次のコマンド「Get(x3 y3) (x4 y4)and put in file(1)」をとりだし、ここでは設備データ抽出部25に通知する。
設備データ抽出部25では、画像信号分岐処理部206から通知される表示中の画像信号をとり込み、(x3、y3)と(x4、y4)の点で囲まれる四角形の範囲に表示される給気温度の画像データをとり込み、画像変換を施してCSVデータに変換する。同様に「Get(x5 y5) (x6 y6)and put in file(2)」のコマンドをとりだし設備データ抽出部25に通知する。設備データ抽出部25では、画像信号分岐処理部206から通知される表示中の画像信号をとり込み(x5、y5)と(x6、y6)の点で囲まれる四角形の範囲に表示される還気温度の画像データをとり込み、画像変換を施してCSVデータに変換する。
設備データ抽出部25では生成したCSVデータを設備データファイル26に保存すると共に、データ出力部27から、運転管理サブシステム10の設備監視制御処理部11に通知することにより、運転管理サブシステム10のモニター13に表示し、運転員に通知する。
(実施例2)
図2は、監視制御対象設備300の設備状態データを収集する方法に係る請求項3に記載する発明の構成例を示す。本実施例に示す構成は、前記の実施例1における図1および図7に記載するモニター上の画面の入力位置を座標値で指定する方法に替えて、モニターに表示される特定のシンボルやメッセージ形状を示して入力位置の指定を行うと共にモニター上を任意に移動するウィンドウの中に表示される設備データ画面を用いたデータ収集を可能とする。このため、図2の構成では、図1に記載の構成をもとにして、プラットフォームサブシステム30内にシンボル等画像表示位置検出部34を新たに設け、入力デバイスデータ生成部23およびデータ収集シナリオファイル24に替えて、シンボル等入力デバイスデータ生成部32およびシンボル等画像データ登録のデータ収集シナリオファイル33を設ける。
ここで図8に示す様に、シンボル等画像データ登録のデータ収集シナリオファイル33には、画面呼出しのための手順実行ファイル120、コード画像対応テーブル121、空調機ボタン画像ファイル122、ユニット選択ボタン画像ファイル123、および設備状態画像特徴データ124を備えている。ここで設備状態画像特徴データ124は、その特徴を明示的に示すため設備データの変動する値等を表示する範囲はマスクして構成される。以下、図2、図6及び図8を使用して、実施例1の記載による方法とは別の方法で空調機設備に係る給気温度と還気温度を対象とした状態データ収集のための動作例について、図1および図7との相違点との比較をしながら説明する。
ここでは、実施例1と同様に、空調機設備の状態を表示する設備運転用画面の呼出し例として、図6に示す画面更新方法を用いて説明する。
運転管理サブシステム10の運転員が、入力デバイス14を使用して設備監視制御処理部11に空調機AC−2の給気温度および還気温度の収集を統一された様式で要求すれば、構成例1の記載と同様の方法で図2のシンボル等シナリオ制御部31に通知される。シンボル等シナリオ制御部31では給気温度と還気温度を収集するため、シンボル等画像データ登録のデータ収集シナリオファイル33の中から、設備データが表示される画面の呼出しと収集の要領を記載したシナリオを検索し図8に記載の手順実行ファイル120のコマンドにしたがったマウス操作データをシンボル等入力デバイスデータ生成部32に通知する。今、監視制御サブシステム200には図6に記載のメニュー画面100が表示されているとして説明を行う。手順実行ファイル120のSTARTコマンドの次には、「Catch code1 and click left」のコマンドがあり、これはcode1で示される画像データをコード画像対応テーブル121に登録記載の画像データを探し出すことを意味する。ここではマウスカーソルをcode1で示される画像すなわち「空調機」のシンボルが表示される位置に移動して、マウスを左クリック操作することを要求するデータがシンボル等入力デバイスデータ生成部32に通知される。
シンボル等入力デバイスデータ生成部32では、通知されたカーソル操作データからカーソル操作用の信号を生成し監視制御サブシステム200に通知する。監視制御サブシステム200の画面操作入力処理部202に通知された画面操作用信号は設備監視制御処理部203に通知され画像表示処理部205によりサブメニュー画面表示信号が生成され画像信号分岐処理部206を介してモニター207に表示される。
次に、シンボル等画像データ登録のデータ収集シナリオファイル33で、手順実行ファイル120の次のコマンド、「Catch code2 and click left」のコマンドをとりだす。ここではcode2とコード画像対応テーブルで示される画像、すなわち「AC1−AC2」のシンボル表示位置のクリック操作を要求するデータがシンボル等入力デバイスデータ生成部32に通知される。この結果空調機AC−2の設備状態を示す画面が呼出し表示される。
シンボル等シナリオ制御部31で、手順実行ファイル120の次のコマンド「Get(a1 b1)(a2 b2)in code3 and put in file(1)」をとりだし、シンボル等画像表示位置検出部34に通知する。シンボル等画像表示位置検出部34では、設備データ抽出部25を介して、画像信号分岐処理部206から通知される表示中の画像信号をとり込みcode3で示される設備状態画像特徴データ124で示される形状の画面上の表示位置を見つけ出す。次に、この表示位置情報を設備データ抽出部25に通知する。設備データ抽出部25では(a1、b1)(a2、b2)の点で囲まれる四角形の範囲に表示される給気温度の画像データをとり込み、画像変換を施してCSVデータに変換し、file(1)に保存する。ここで、(a1 b1)(a2 b2)は、設備状態画像特徴データ124の形状物画像の特定位置、例えばこの形状物の左上部の隅を原点とした給気温度値が表示されるデータ位置と範囲を示す。シンボル等シナリオ制御部31では、同様に「Get(a3 b3)(a4 b4)in code3 and put in file(2)」のコマンドをとりだしシンボル等画像表示位置検出部34に通知する。シンボル等画像表示位置検出部34では、設備データ抽出部25を介して、画像信号分岐処理部206から通知される表示中の画像信号をとり込みcode3で示される設備状態画像特徴データ124で示される形状の画面上の表示位置を見つけ出す。次に、この表示位置情報を設備データ抽出部25に通知する。設備データ抽出部25では、画像信号分岐処理部206から通知される表示中の画像信号をとり込み(a3、b3)(a4、b4)の範囲に表示される還気温度の画像データをとり込み、画像変換を施してCSVデータに変換し、file(2)に保存する。
設備データ抽出部25では生成したCSVデータを設備データファイル26に保存したデータを、データ出力部27から、運転管理サブシステム10の設備監視制御処理部11に通知することにより、運転管理サブシステム10のモニター13に表示し、運転員に通知する。
(実施例3)
図3は、監視制御対象設備300の設定操作を実施する方法に係る請求項4に記載する発明の構成例を示す。本実施例に示す構成は、運転員が、異なる方法で監視制御を行う監視制御対象設備300に向けて、起動や停止、更には運転目標値等の設定操作を共通の様式で実施することを狙いとするものである。
図3、図6及び図9を使用して、以下説明する。
図3の構成例では、図1と同様に、設備監視制御装置は設備運転機能の中核的な役割を担う運転管理サブシステム10と、現場の設備と一体になって動作するプラットフォームサブシステム20を備えている。更に図1と同様に、運転管理サブシステム10は運転管理センターと呼ばれる運転員が常駐する場所に設置され、プラットフォームサブシステム40は現地に設置する監視制御サブシステム200と接続する方法で設置され、ネットワーク400を介して接続される。ここで監視制御サブシステム200は、監視制御対象設備300と接続される。
運転管理サブシステム10の各構成要素および監視制御サブシステム200の各構成要素は、図1と同様でありここでは重複する説明は省略する。以下では、プラットフォームサブシステム40の各構成要素について図1に記載の構成要素と比較をしながら説明し、次に、運転管理サブシステム10が、プラットフォームサブシステム40及び監視制御サブシステム200を使用して監視制御対象設備300の設備設定操作のための動作について説明する。
(1)プラットフォームサブシステム40の各構成要素の説明
プラットフォームサブシステム40は、図1におけるシナリオ制御部22、入力デバイスデータ生成部23、データ収集シナリオファイル24、設備データ抽出部25、設備データファイル26、およびデータ出力部27に替えて、設定制御シナリオ制御部41、設定制御入力デバイスデータ生成部42、設定制御シナリオファイル43、目標値設定部44、および設定データファイル45を備えている。
ここで、設定制御シナリオファイル43には、目的の設定制御対象設備に固有の識別コード(以下、設定データIDという)毎に、該データが表示される画面を呼出すための画面操作手順や設定制御の要領を定めた手順実行ファイル130を備えている。
伝送処理部21は、ネットワーク400を介して接続される運転管理サブシステム10と通信を行う。設定制御シナリオ制御部41は、運転管理サブシステム10の指定する設備データIDに基づいて設定制御シナリオファイル43の中から図9に記載の手順実行ファイル130を選定し、設定制御入力デバイスデータ生成部42に通知を行う。設定制御入力デバイスデータ生成部42は、通知されたシナリオから監視制御サブシステム200の画面操作を行うためのマウスやキーボードをはじめとする画面入力信号を生成する。
一方、設定制御の目標値等は、あらかじめ運転管理サブシステム10から目標値設定部44に通知され、設定データファイル45に保存される。
(2)設備設定制御のための動作例の説明
ここでは、空調機設備に係る還気温度の目標値設定のための動作例について説明する。なお、本引用例では図6で示す方法で空調機設備の状態を表示する設備運転用画面を呼出しすることができるものとする。すなわち、メニュー画面100が最初に表示され、「空調機」のボタンを選択して入力操作をすればメニュー画面100の上にサブメニュー画面101が表示される。ここで更に「AC1−AC2」ボタンを選択して入力操作をすれば、空調機状態画面が収集目的対象の給気温度と還気温度値と共に呼出し表示される。
図9は、本発明により、図6に示す方法で画面を呼出すための要領と目的の設備設定制御のための要領を併せて備える設定制御シナリオファイル43および設定データファイル45の例を示す。なお設定制御シナリオファイル43は手順実行ファイル130を備えており、ここに記載する様式(x1 y1)は、メニュー画面の「空調機」ボタンの表示座標位置が登録されていることを示す。以下、設備データ収集のための動作例について説明する。
運転管理サブシステム10の運転員が、入力デバイス14を使用して設備監視制御処理部11に空調機AC−2の還気温度目標値の設置制御を行うため、設定データIDと目標値を指定して設定制御の要求をすれば、伝送処理部12を介してプラットフォームサブシステム40に通知される。この要求はプラットフォームサブシステム40の伝送処理部21を介して設定制御シナリオ制御部41に通知される。設定制御シナリオ制御部41では設定制御シナリオファイル43の手順実行ファイル130を抽出するとともに設定データファイル45から目標値を取出して、記載のコマンドにしたがった画面操作のためのデータを設定制御入力デバイスデータ生成部42に通知する。
以下では、監視制御サブシステムにはメニュー画面100が表示されているとして説明を行う。手順実行ファイル130のSTARTコマンドの次には、「Move(x1 y1) and click left」のコマンドがある。ここではマウスカーソルをモニター内の座標位置(x1、y1)に移動して、左クリックすることを示すデータが設定制御入力デバイスデータ生成部42に通知される。設定制御入力デバイスデータ生成部42では、通知されたカーソル操作データからカーソル操作用の信号を生成し監視制御サブシステム200に通知する。監視制御サブシステム200の画面操作入力処理部202に通知された画面操作用信号は設備監視制御処理部203に通知され画像表示処理部205によりサブメニュー画面表示信号が生成され画像信号分岐処理部206を介してモニター207に表示される。
次に、設定制御シナリオ制御部41では、手順実行ファイル130に記載の次のコマンド、「Move(x2 y2) and click left」のコマンドをとりだす。ここではマウスカーソルをモニター内の座標位置(x2、y2)に移動して、左クリックすることを示すデータが設定制御入力デバイスデータ生成部42に通知される。このとき、監視制御サブシステム200のモニター207にはサブメニュー画面101が表示されており、コマンド、「Move(x2 y2) and click left」は、サブメニュー画面上でボタン「AC1−AC2」をクリックする操作を実行することになる。この結果空調機AC−2の設備状態を示す画面が呼出し表示される。設定制御シナリオ制御部41で、手順実行ファイル130の次のコマンド「Get file2(2) and put (x3 y3)」をとりだし、ここでは「file2」の名称を持つ設定データファイル45から設定データを取り出し、設定制御入力デバイスデータ生成部42に通知する。
設定制御入力デバイスデータ生成部42では(x3、y3)に示される画面上の位置に目標データを入力する。
(実施例4)
図4は、監視制御対象設備300の設備状態データを収集する方法に係る請求項5に記載する発明の構成例を示す。本実施例に示す構成は、図3および図9に記載するモニター上の画面の入力位置を座標値で指定する方法に替えて、モニターに表示される特定のシンボルやメッセージ形状を示して入力位置の指定を行うと共にモニター上を任意に移動するウィンドウ上に表示される設備設定用画面を用いた設定制御操作を可能とする。このため、図4の構成では、図3に記載の構成をもとにして、プラットフォームサブシステム50内にシンボル等設定制御画像表示位置検出部54を新たに設け、図3における設定制御入力デバイスデータ生成部42および設定制御シナリオファイル43に替えて、図4ではシンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52およびシンボル等画像データ登録の設定制御シナリオファイル53を設ける。ここで図10に示す様に、シンボル等画像データを登録したシンボル等画像データ登録の設定制御シナリオファイル53には、画面呼出しのための手順実行ファイル140、コード画像対応テーブル141、設備状態画像特徴データ142、空調機ボタン画像ファイル143、ユニット選択ボタン画像ファイル144、および設定データファイル131を備えている。
以下、図4、図6及び図10を使用して、実施例3とは別の方法で空調機設備に係る還気温度を対象とした設定操作のための動作例について、図3および図9の相違点との比較をしながら説明する。
ここでは、実施例3と同様に、空調機設備の状態を表示する設備運転用画面の呼出し例として、図6示す画面更新方法を用いて説明する。運転管理サブシステム10の運転員が、入力デバイス14を使用して設備監視制御処理部11に空調機AC−2の還気温度の設定を統一された様式で要求すれば、構成例3の記載と同様の方法で図4のシンボル等設定制御シナリオ制御部51に通知される。
シンボル等設定制御シナリオ制御部51では、シンボル等画像登録のデータ登録の設定制御シナリオファイル53の中から、設備データが表示される画面の呼出しと収集の要領を記載したシナリオを検索し図10に記載の手順実行ファイル140のコマンドにしたがったマウス操作データをシンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52に通知する。今、監視制御サブシステムには図6に記載のメニュー画面100が表示されているとして説明を行う。手順実行ファイル140のSTARTコマンドの次には、「Catch code1 and click left」のコマンドがあり、これはcode1で示される画像データをコード画像対応テーブル141に登録記載の画像データを探し出すことを意味する。ここではマウスカーソルをcode1で示される画像すなわち「空調機」のシンボルが表示される位置に移動して、マウスを左クリック操作することを要求するデータがシンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52に通知される。
シンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52では、通知されたカーソル操作データからカーソル操作用の信号を生成し監視制御サブシステム200に通知する。監視制御サブシステム200の画面操作入力処理部202に通知された画面操作用信号は設備監視制御処理部203に通知され画像表示処理部205によりサブメニュー画面表示信号が生成され画像信号分岐処理部206を介してモニターに表示される。
次に、シンボル等画像登録の設定制御シナリオファイル53で、手順実行ファイル140の次のコマンド、「Catch code2 and click left」のコマンドをとりだす。ここではcode2とコード画像対応テーブル141で示される画像、すなわち「AC1−AC2」のシンボル表示位置のクリック操作を要求するデータがシンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52に通知される。この結果空調機AC−2の設備状態を示す画面が呼出し表示される。
ここで、シンボル等設定制御シナリオ制御部51で、手順実行ファイル140の次のコマンド「Get file2(1) and put in(a1 b1)in code3」をとりだし、ここで、シンボル等設定制御画像表示位置検出部54に通知する。シンボル等設定制御画像表示位置検出部54では、code3に対応してコード画像対応テーブル141で示される画像、すなわち設備状態画像特徴データ142の画像と画像信号分岐処理部206のデータを比較して、画像信号分岐処理部206から通知されるモニター表示画像の中から設備状態画像特徴データ142の画像の表示位置を検出して、結果をシンボル等設定制御シナリオ制御部51に通知する。ここで、シンボル等設定制御シナリオ制御部51は、「file2」の名称を持つ設定データファイル45から取出した設定データとともに、設備状態画像特徴データ142の画像の表示位置を、シンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52に通知する。シンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部52では、code3に対応してコード画像対応テーブル141で示される画像、すなわち設備状態画像特徴データ142の画像なかにあらかじめ設けておく基準位置、例えば設備状態画像特徴データ142の左上部を原点として(x3、y3)に示される該画面上の位置に目標データを入力することにより還気温度の目標値を設定変更する。
(実施例5)
図5は、監視制御対象設備300の設備状態データを収集する方法、または設備の設定制御を行う方法に係る請求項6に記載する発明の構成例を示す。本実施例の画面操作を説明するため、図5、図11および図12を用いて説明する。本実施例の構成を示す図5は、実施例1から実施例4に示す様に、運転管理サブシステム10、監視制御サブシステム200、監視制御対象設備300、ネットワーク400、およびプラットフォームサブシステム70を備えている。運転管理サブシステム10の各構成要素、監視制御サブシステム200の各構成要素、監視制御対象設備300、およびネットワーク400は、図1または図2から図4の記載と同様でありここでは重複する説明は省略する。
プラットフォームサブシステム70は、環境シナリオ制御部71、環境入力デバイスデータ生成部72、環境シナリオファイル73、環境データ画像表示位置検出部74、環境データ入力部75、環境設備データ抽出部76、環境設備データファイル77、環境データ出力部78、および伝送処理部79を備えている。
ここで、環境シナリオファイル73には、目的の収集対象データに固有の識別コード(以下、設備データIDという)毎に、該データが表示される画面を呼出すための画面操作手順やデータの取り出し要領を定めた手順実行ファイル160を備えている。
伝送処理部79は、ネットワーク400を介して接続される運転管理サブシステム10と通信を行う。環境シナリオ制御部71は、運転管理サブシステム10の指定する設備データIDに基づいて環境シナリオファイル73の中から図12に記載の手順実行ファイル160を選定し、環境入力デバイスデータ生成部72に通知を行う。環境入力デバイスデータ生成部72は、通知されたシナリオから監視制御サブシステム200の画面操作を行うためのマウスやキーボードをはじめとする画面入力信号を生成する。環境設備データ抽出部76は、環境シナリオ制御部71から通知される設備データのIDと設備データ抽出要領に基づいて設備データ表示画面の画像データから設備データを抽出する。環境設備データファイル77は、環境設備データ抽出部76の抽出結果を保存する。環境データ出力部78は、環境設備データ抽出部76が保存した設備データを、伝送処理部79を介して運転管理サブシステムに通知する。
また、図11には、空調機設備に係る日報画面152と呼ばれる画面を呼出し表示する例を示す。ここでは、メニュー画面150の「日報」シンボルを指定して入力すれば、サブメニュー画面151であるカレンダー様式の画面が表示される。この中の日付の表示位置を指定して入力すれば、当該日付に対応する設備データを表示する画面が呼出しされるという例である。この場合、例えば本日の空調機設備データを表示するためには、本日の日付をコンピュータが持つ日付データまたは外部に設ける時計装置などから取出して、上記のサブメニュー画面の該日付に該当する位置を検出し、この位置を指定して入力をするという操作が要求されることになる。
以下では、図5、図11および図12を用いて、実施例5の動作を説明する。
運転管理サブシステム10の運転員が、入力デバイス14を使用して設備監視制御処理部11に設備データの収集を行うため、設備データIDを指定してデータ要求すれば、伝送処理部12を介してプラットフォームサブシステム70に通知される。この要求はプラットフォームサブシステム20の伝送処理部21を介して環境シナリオ制御部71に通知される。環境シナリオ制御部71では設備データを収集するため環境シナリオファイル73の中から、設備データIDにしたがって設備データが表示される画面の呼出しと収集の要領を記載した手順実行ファイル160を抽出し、記載のコマンドにしたがった画面操作のためのデータを環境シナリオ制御部71に登録された設備データIDに該当する手順実行ファイル160を抽出して通知する。
以下では、監視制御サブシステムには図11におけるメニュー画面150が表示されているとして説明を行う。手順実行ファイル160のSTARTコマンドの次には、「Find(x y) of TODAY」のコマンドがある。ここでは環境データ入力部75が持つ日付データを基に、日付によりクリック位置を指定するテーブル161に記載の画面入力位置(x、y)を抽出する。次に、「Move(xy)and click left」のコマンドを実行して、モニター上の座標位置(x、y)を指定して画面入力することを示すデータが環境入力デバイスデータ生成部72に通知される。環境入力デバイスデータ生成部72では、通知されたカーソル操作データからカーソル操作用の信号を生成し監視制御サブシステム200に通知する。監視制御サブシステム200の画面操作入力処理部202に通知された画面操作用信号は設備監視制御処理部203に通知され画像表示処理部205によりサブメニュー画面表示信号が生成され画像信号分岐処理部206を介してモニター207に表示される。
次に、環境シナリオ制御部71では、手順実行ファイル160に記載の次のコマンド、「Get(x1 y1)(x2 y2) and put file3(1)」のコマンドをとりだす。ここではモニター内の座標位置(x1、y1)(x2、y2)の範囲に表示される画像データをとり込み、画像変換を施してCSVデータに変換する。環境設備データ抽出部76では生成したCSVデータを環境設備データファイル77に保存すると共に、環境データ出力部78から、運転管理サブシステム10の設備監視制御処理部11に通知することにより、運転管理サブシステム10のモニター13に表示し、運転員に通知する。
(実施例6)
本実施例を用いて、請求項7に記載の発明を説明する。一般に人の体感温度は居住する場所の湿度に影響を受けるといわれている。本実施例は、外気の湿度に応じて空調機の運転目標温度を決定し、設備の設定変更を実施することを目的とする。ここでは、外気の湿度が70%以上であれば運転目標温度を25℃とするが、湿度が70%未満の場合には運転目標温度を27℃に設定するための例について、図13、図15および図1を用いて説明する。
図13に示す構成は、図1に記載の監視制御サブシステム200および監視制御対象設備300と同一の構成要素を備えているほか、プラットフォームサブシステム20と類似するプラットフォームサブシステム80を備えている。ここではその相違点を明示して構成を説明する。
先ず、プラットフォームサブシステム80には、シナリオ管理部81を備えていることである。次に、ここでは図1のシナリオ制御部22に替えて掲示板を使用するシナリオ制御部82を備えている。同様に、データ収集シナリオファイル24に替えて掲示板を使用するシナリオファイル85を、設備データ抽出部25に替えて掲示板を利用する設備データ抽出部84を、設備データファイル26に替えて共通掲示板83を備えている。
なお、図1に記載するプラットフォームサブシステム20のデータ出力部27はここではあってもなくてもよい。更に図13には新たに湿度センサー86も備えている。なお、監視制御サブシステム200の各構成要素および監視制御対象設備300の作用は、図1の記載と同一でありここでは重複する説明は省略する。
ここで、共通掲示板83について説明する。これは、プラットフォームサブシステム80を構成する要素間または運転管理サブシステムを構成する要素の間で、データの交換を容易に行う目的で設けるものである。通知対象のデータには、あらかじめ固有の識別コード(ポイントIDという)を付与しておき、この共通掲示板83には、ポイントIDと共にそのデータ(ポイントデータという)が書込みされる。
通知を受ける要素では、ポイントIDをキーにして、書込まれたポイントデータを読み取る。これは、不特定の処理間で、データの交換を行うために通常用いられる簡便な手段であり、以下では、この共通掲示板83を利用して設備運転目標値の設定制御を行う方法の詳細について説明する。
シナリオ管理部81は、一定周期で湿度センサー86の情報を取込み、共通掲示板83に、固有のポイントIDを「Humid」とする湿度測定値の書込みを行う。ここで、湿度センサー86の測定値が前回の測定値と比較して一定値以上の変化を検出すれば、掲示板を使用するシナリオ制御部82に通知する。掲示板を使用するシナリオ制御部82は、掲示板を使用するシナリオファイル85に登録されている手順実行ファイル170を取出して実行する。手順ファイル170の例は、図15に記載する。
ここで Move(X1 y1) and click left および Move(X2 y2) and click left を実行することにより、図6に示す様に、監視制御サブシステム200のモニター207には設備状態画面が呼出されて表示される。次に、IF Humid>70.0 then Sub1 else Sub2 のコマンドを実行すれば、掲示板に書かれるHumidのポイントIDを持つポイントデータに対して、70.0を基準にした大小比較の処理が行われる。
本実施例では、Humidが80.0となっている例を示す。この場合は、サブシナリオSub1 171が選択される。サブシナリオSub1 171では、変数tempに25.0の値を与え、Write temp in Temp コマンドで掲示板上にポイントIDがTempのポイントデータを25.0に書替えすると共に、Put Temp into (x3 y3)のコマンドを取出して、入力デバイスデータ生成部23に通知する。
ここで、(x3 y3)は、設備状態画面に表示される空調機の目標温度設定入力欄の位置を示すものとする。入力デバイスデータ生成部23は、監視制御サブシステム200の表示する画面のカーソルを、(x3 y3)の位置に移動するための信号を生成して画面操作入力処理部202に通知する。ここで、監視制御サブシステム200のモニター207には設備状態画面が表示されており、(x3 y3)の位置にカーソルが移動する。
次に、入力デバイスデータ生成部23は、掲示板を使用する共通掲示板83から、ポイントIDがTempのポイントデータを取出して、この値を内容とするキー入力操作信号を画面操作入力処理部に通知する。この結果、監視制御サブシステム200の画面操作により、空調機目標温度の設定変更が行われる。
本実施例では、空調機の目標温度設定変更を例に用いて説明したが、本発明の範囲は空調機の温度設定を目的とするものに限定するものでは無く、また監視制御対象設備は空調機に限定するものでも無く、コンピュータの画面操作により設備の運転制御を行うものであれば何でも良い。
本実施例では、プラットフォームサブシステム80が湿度センサー86の示す湿度値を取込む例を説明したが、本発明は、これに限定するものではない。例えば画面に表示される湿度値や湿度の変化を知らせる文字や記号からなるメッセージを取込み、当該メッセージの内容に応じて、複数の画面操作方法の中から一の方法を自動選択する方法も考えられる。更には、選択の条件を画面から取込む方法に替えて、日付、時刻、その他の環境条件を別途設けるセンサーなどから取込んで条件に一致する画面操作方法を自動選択する方法も考えられる。
また、監視制御サブシステム200の画面操作を行うために掲示板を使用するシナリオファイル85に登録するコマンドの表記は、図15に記載する様式に限定するものではない。
すなわち、本実施例では、値の大小比較をしてサブシナリオの一方を選択する機能を持つコマンドによる画面操作の方法を示すシナリオの構成例を説明したが、ここでは、例えば、一定の条件が成立するまで特定の画面操作を繰返し実行する機能をはじめ、運転員が通常行う画面操作の方法と同一の操作を忠実に表記するコマンドを含むものであれば何でも良い。
画面操作のキー入力結果は、モニター207に表示されると共に、画像信号分岐処理部206から、掲示板を使用する設備データ抽出部84に通知される。ここでテキストデータに変換されて共通掲示板を使用するシナリオ管理部81に通知され、目的の設定操作が正しく行われたことが確認されて設定操作に係る処理が完了する。
(実施例7)
設備運転のための画面自動操作の途中では、しばしば運転員の判断を必要とする場合がある。例えば、設備に対して設定制御操作を実行中に、当該設備に予期しない異常が発生する場合や、運転員の自発的な判断、その他運転環境の変化等が発生する場合には、実行中の設定制御操作を一時的に中断して運転員に操作の継続が可能か否かの判断を求めることが望ましい。
本実施例では、請求項8の発明について、画面自動操作を実行中に、設備運転に係る一定の条件が発生すれば、問合せ用画面を強制表示させ運転員に通知すると共に、運転員がこの画面を使用して停止中の画面操作を継続するかまたは中止するかの指示を行うことのできる、対話の仕組みを持つ自動操作機能の実施例を引用して説明する。
図14、図13、図16および図1を用いて説明する。図14に示す構成は、図1における監視制御対象設備300と同一の要素を備えるほか、運転管理サブシステム96、プラットフォームサブシステム90、監視制御サブシステム93、およびセンサー95を備える。ここで、運転管理サブシステム96は、図1における運転管理サブシステムと類似の構成を持つが、ここでは、図1における設備監視制御処理部11に替えて運転員との対話機能を持つ対話付設備監視制御処理部97を備える。
プラットフォームサブシステム90は、図13のプラットフォームサブシステム80と類似の構成を持つが、ここでは、図13におけるプラットフォームサブシステム80のシナリオ管理部81に替えて対話付シナリオ管理部91を備える。監視制御サブシステム93も、図1の監視制御サブシステム200と類似の構成を持つが、設備異常を検出すれば信号を発行する新たな警報出力部94を備える。
更に、監視対象設備の異常状態等を検出するためのセンサー95を備える。以下では、設備運転操作の中断機能を持つ画面自動操作方法の詳細について説明する。
設備の異常を検出するセンサー95の動作、または監視制御サブシステム93の警報出力部94が監視対象とする監視制御対象設備300の異常等を検出すれば、対話付シナリオ管理部91に通知される。
ここで、対話付シナリオ管理部91は対話付シナリオ制御部92に通知する。対話付シナリオ制御部92ではシナリオファイルから複数のシナリオコマンドを順次入力デバイスデータ生成部へ引渡しをするが、ここではこの引渡しを一時中断する。併せて、対話付設備監視制御処理部97に通知して、図16に示す問合せ画面180をモニター13に表示して運転員に通知する。
運転員が入力デバイス14を使用して当該問合わせ画面180の「はい」を選択指示すれば、この結果が対話付設備監視制御処理部97から対話付シナリオ管理部91を介して対話付シナリオ制御部92に通知される。ここで、対話付シナリオ制御部92では、画面操作のコマンドを入力デバイスデータ生成部への引渡しを再開する方法で画面操作を継続する。
一方、運転員が入力デバイス14を使用して当該問合わせ画面180の「いいえ」を選択すれば、対話付設備監視制御処理部97から対話付シナリオ管理部91を介して対話付シナリオ制御部92に通知される。ここで、対話付シナリオ制御部では、入力デバイスデータ生成部への画面操作用コマンドの引渡しを中止する。
設備運転方法の高度化等に伴いこれを運転する既存コンピュータの運転機能追装要請はしばしば見受けられるところである。このような場合に、メーカーや型式の異なる既存コンピュータがオープンな仕様で機能追装を行うことができれば極めて効果的に追装作業を行うことができる。例えば、従来はあるメーカーが設備運転の効率に優れた運転用アプリケーションプログラムを開発しても同一メーカーのコンピュータでしか動作しないという問題があった。本発明では、マルチベンダー仕様で開発が可能となることからこのようなアプリケーションプログラムは他のコンピュータでも容易に適用することが可能となることから、開発したプログラムの適用範囲は格段に向上する。アプリケーションプログラムには商品として流動性が生まれることが期待できる。
本発明は、設備の運転を対象とした装置のみに限らずおよそコンピュータを利用するものであれば制限を設けることなくマルチベンダー環境を構築して適用できる。例えば、監視制御サブシステムならびに運転管理サブシステムに替えて、監視制御サブシステムと同様の方法で表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え情報を表示設定手段上に可視化した操作画面を介して制御する情報処理サブシステムと、運転管理サブシステムと同様の方法で情報管理サブシステムを備える情報処理に特化した装置にも適用できる。ここでは、情報処理サブシステムのコンピュータの画面を利用して情報管理サブシステムにデータを通知したり、情報処理サブシステムのコンピュータの画面において一定の操作を行う場合、操作員に替って情報管理サブシステムが本発明による方法で画面自動操作を行うこともできる。
また、本発明は、コンピュータのセキュリティーを担保する手段にも利用できる。
本発明が複数のコンピュータを対象に、通常使用するTCP/IPプロットコル方式によらずに、互いの保有するデータを画面表示手段によりコンピュータ間のデータ交換を行う方式であるため、いわゆる互いに相手のコンピュータへの直接アクセスを不要とする仕組みを持っている。このため、不正アクセスを行おうとする行為に対して容易で効果的な回避の対策をとることができる。
10 運転管理サブシステム
11 設備監視制御処理部
12 伝送処理部
13 モニター
14 入力デバイス
20 プラットフォームサブシステム
21 伝送処理部
22 シナリオ制御部
23 入力デバイスデータ生成部
24 データ収集シナリオファイル
25 設備データ抽出部
26 設備データファイル
27 データ出力部
30 プラットフォームサブシステム
31 シンボル等シナリオ制御部
32 シンボル等入力デバイスデータ生成部
33 シンボル等画像データ登録のデータ収集シナリオファイル
34 シンボル等画像表示位置検出部
40 プラットフォームサブシステム
41 設定制御シナリオ制御部
42 設定制御入力デバイスデータ生成部
43 設定制御シナリオファイル
44 目標値設定部
45 設定データファイル
50 プラットフォームサブシステム
51 シンボル等設定制御シナリオ制御部
52 シンボル等設定制御入力デバイスデータ生成部
53 シンボル等画像データ登録の設定制御シナリオファイル
54 シンボル等設定制御画像表示位置検出部
70 プラットフォームサブシステム
71 環境シナリオ制御部
72 環境入力デバイスデータ生成部
73 環境シナリオファイル
74 環境データ画像表示位置検出部
75 環境データ入力部
76 環境設備データ抽出部
77 環境設備データファイル
78 環境データ出力部
79 伝送処理部
80 プラットフォームサブシステム
81 シナリオ管理部
82 掲示板を使用するシナリオ制御部
83 共通掲示板
84 掲示板を使用する設備データ抽出部
85 掲示板を使用するシナリオファイル
86 湿度センサー
90 プラットフォームサブシステム
91 対話付シナリオ管理部
92 対話付シナリオ制御部
93 監視制御サブシステム
94 警報出力部
95 センサー
96 運転管理サブシステム
97 対話付設備監視制御処理部
100 メニュー画面の例
101 サブメニュー画面の例
102 設備状態画面の例
110 手順実行ファイルの例
120 手順実行ファイルの例
121 コード画像対応テーブルの例
122 空調機ボタン画像ファイルの例
123 ユニット選択ボタン画像ファイルの例
124 設備状態画像特徴データの例
130 手順実行ファイルの例
131 設定データファイルの例
140 手順実行ファイルの例
141 コード画像対応テーブルの例
142 設備状態画像特徴データの例
143 空調機ボタン画像ファイルの例
144 ユニット選択ボタン画像ファイルの例
150 メニュー画面の例
151 サブメニュー画面の例
152 日報画面の例
160 手順実行ファイルの例
161 日付によりクリック位置を指定するテーブルの例
200 監視制御サブシステム
201 入力デバイス
202 画面操作入力処理部
203 設備監視制御処理部
204 設備データ入出力部
205 画像表示処理部
206 画像信号分配処理部
207 モニター
300 監視制御対象設備

Claims (10)

  1. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記監視制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して画面操作用データを通知し、設備運転用画面の自動操作を行う機能を備えたプラットフォームサブシステムと、
    前記プラットフォームサブシステムを利用して、一または複数の設備を集中して運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    前記プラットフォームサブシステムで前記監視制御サブシステムが持つ固有の設備運転用画面を操作する方法をとる一方で、前記管理サブシステムと前記プラットフォームサブシステムとの間では共通の様式による設備の運転情報の交換を行う、マルチベンダー方式の監視制御の方法。
  2. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記監視制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを通知することにより、設備データを含む画面を自動表示すると共に該表示画面の画像データを解析する方法で前記監視制御対象設備のデータを自動で収集する機能を備えたプラットフォームサブシステムと、
    一または複数の前記監視制御サブシステムが保有する設備状態に係るデータを、前記プラットフォームサブシステムを経由して引渡しを受ける設備の運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    前記管理サブシステムから共通の様式で特定する設備データの収集要求を受けた前記プラットフォームサブシステムが、画面の座標位置を指定する方法による画面入力情報をもとに、順次一または複数回画面の更新を自動で行う方法で目的の該設備データを含む画面を表示すると共に該画像データを収集して画像解析により目的の設備データをCSVコード変換し、設備の運転管理を行う前記管理サブシステムには共通の様式で設備データの引渡しを行う、監視制御の方法。
  3. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記監視制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを通知することにより、設備データを含む画面を自動表示すると共に該表示画面の画像データを解析する方法で前記監視制御対象設備のデータを自動で収集する機能を備えたプラットフォームサブシステムと、
    一または複数の前記監視制御サブシステムが保有する設備状態に係るデータを、前記プラットフォームサブシステムを経由して引渡しを受ける設備の運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    設備の運転管理を行う前記管理サブシステムから共通の様式で特定の設備データの収集要求を受けた前記プラットフォームサブシステムが、画面の座標位置を指定する方法による画面入力情報による画面操作方法に加え、設備運転のために画面上に表示される表示物の表示位置を自動判別して該位置を入力することにより画面の表示更新操作を行う方法で、順次一または複数回画面の更新を自動で行う方法で目的の該設備データを含む画面を表示すると共に該画像データを収集して画像解析により目的の設備データをCSVコード変換し、設備の運転管理を行う前記管理サブシステムには共通の様式で設備データの引渡しを行う、監視制御の方法。
  4. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記監視制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを通知することにより、設備データを含む画面を自動表示すると共に引渡された画面操作用データに基づいて設備の設定制御を行う機能を備えたプラットフォームサブシステムと、
    設備の設定制御操作のための画面操作を前記プラットフォームサブシステムを経由して実行する方法で設備の運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    特定の設備の設定制御を実施するため、前記管理サブシステムから共通の様式で特定する設備の設定制御要求を受けた前記プラットフォームサブシステムが、画面の座標位置を指定する方法による画面入力情報をもとに、順次一または複数回画面の更新を自動で行う方法で設備設定制御用の画面を表示すると共に該画面を自動操作して設備の設定制御を実施する、監視制御の方法。
  5. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記監視制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを引渡すことにより、設備データを含む画面を自動表示すると共に引渡された画面操作用データに基づいて設備の設定制御を行う機能を備えたプラットフォームサブシステムと、
    設備の設定制御操作のための画面操作を前記プラットフォームサブシステムを経由して実行する方法で設備の運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    特定の設備の設定制御を実施するため、設備の運転管理を行う前記管理サブシステムが共通の様式で設備とその設定内容を特定するデータを前記プラットフォームサブシステムに通知し、
    前記プラットフォームサブシステムが要求データに基づいた操作を行うため、設備の運転管理を行う前記管理サブシステムから共通の様式で特定の設備設定制御要求を受けた前記プラットフォームサブシステムが、画面の座標位置を指定する方法による画面入力情報による画面操作方法に加え、設備運転のために画面上に表示される表示物の表示位置を自動判別して該位置を入力することにより画面の表示更新操作を行う方法で、順次一または複数回画面の更新を自動で行う方法で設備設定制御用の画面を表示すると共に順次一または複数回画面の更新を自動で行う方法で設備設定制御用の画面を表示すると共に該画面を自動操作して設備の設定制御を実施する、監視制御の方法。
  6. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを引渡すことにより、設備データを含む画面を自動表示すると共に、日付、時刻、および温度の少なくとも1つの設備の運転に係るデータを収集するプラットフォームサブシステムと、
    前記監視制御サブシステムの画面操作を、プラットフォームサブシステムを経由して実行する方法で設備の運転管理を行う管理サブシステムと、を含み、
    設備の運転管理を行う前記管理サブシステムが共通の様式で画面更新表示用データを前記プラットフォームサブシステムに通知し、前記プラットフォームサブシステムが要求データに基づいた画面操作を行う方法で、請求項1から請求項5の何れか一項に記載する発明を実施する、監視制御の方法。
  7. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを引渡すことにより、設備運転のための制御操作を自動的に実施する機能および設備運転に係るデータを収集する機能と、を含み、
    設備運転のための画面操作を実行中に、設備の状態、日付、時刻、温度、設備運転に係る環境データ、運転員との対話により通知されるデータ、および他の情報処理装置から通知されるデータの少なくとも1つを用いて、複数の画面操作方法の中から一の方法を自動選択する機能を有する、監視制御の方法。
  8. 表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、監視制御対象設備の運転状態を設備表示設定手段上に可視化した設備操作画面を介して前記制御対象設備を運転制御する監視制御サブシステムと、
    前記監視制御サブシステムに対して、画面操作用データを引渡すことにより、設備運転のための制御操作を自動的に実施する機能および設備運転に係るデータを収集する機能と、を含み、
    設備運転のための画面操作を実行中に、設備の状態、日付、時刻、温度、設備運転に係る環境データ、運転員との対話により通知されるデータ、および他の情報処理装置から通知されるデータの少なくとも1つを用いて、画面操作を一時的に中断する機能および該中断状態にある画面操作を自動再開若しくは中止する機能を有する、監視制御の方法。
  9. 前記監視制御サブシステム替えて、表示装置入力手段と設備状態表示設定手段と伝送処理手段とを備え、
    情報を表示設定手段上に可視化した操作画面を介して制御する、設備の監視制御に限定しない情報処理サブシステムを設ける、請求項1から請求項8の何れか一項に記載の方法。
  10. 請求項1から請求項9の何れか一項記載による監視制御の方法を用いた監視制御装置。
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