JP5325214B2 - スパークプラグの製造方法及びスパークプラグの製造装置 - Google Patents

スパークプラグの製造方法及びスパークプラグの製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関に使用されるスパークプラグの製造技術に係り、特に接地電極の曲げ加工に特徴を有するスパークプラグの製造方法、及び、製造装置に関する。
自動車エンジン等の内燃機関用のスパークプラグは、例えば軸線方向に延びる中心電極と、その外側に設けられた絶縁体と、当該絶縁体の外側に設けられた筒状の主体金具と、基端部が前記主体金具の先端部に接合された接地電極とを備える。また、一般的に接地電極は、先端部が前記中心電極の先端部と対向するように曲げ返されて配置され、中心電極の先端部及び接地電極の先端部間に火花放電間隙が形成され、軸線にほぼ沿って飛火する。ここで、火花放電間隙が大きすぎる場合には、要求電圧の増大を招いてしまうおそれがあり、火花放電間隙が小さすぎる場合には、火炎伝播性の低下を招いてしまうおそれがある。そのため、火花放電間隙は適切な大きさに調整する必要がある。
火花放電間隙の大きさを調整する方法としては、中心電極の先端面と対向するように曲げスペーサを配置した上で、接地電極との当接部分が傾斜面をなす曲げパンチを用いて、前記曲げスペーサに対して接地電極を押し付けるようにして予備曲げ加工を施し、その後、曲げスペーサを取外した上で、平坦状の当接面を有する曲げパンチを用いて所定位置まで接地電極を曲げる方法が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
ここで、上述のように軸線方向にほぼ沿った方向で放電する、いわゆる縦放電タイプのスパークプラグにおいては、上記技術を用いることで、火花放電間隙の大きさを調整することが可能である。ところが、近年、耐久性等の向上を図るべく、接地電極の先端部が中心電極の側面と対向するように配置される、いわゆる横放電タイプのスパークプラグや、接地電極の先端部が中心電極の先端エッジ部分と対向するように配置される、いわゆる斜め放電タイプのスパークプラグ等が提案されており、このようなタイプのスパークプラグでは、火花放電間隙の大きさが、軸線方向に沿った大きさだけでなく、軸線方向に沿った大きさと、軸線と直交する方向に沿った大きさとによって決まる。従って、火花放電間隙の軸線方向に沿った大きさのみを調整可能な上記技術を採用した場合には、火花放電間隙の大きさを精度よく調整することができないおそれがある。
そこで、図8に示すように、接地電極27を中心電極5に対して接近又は離間する方向へと相対移動させる間隙調整手段83を用いることにより、火花放電間隙33のうち軸線CL1と直交する方向に沿った大きさを調整する方法が考えられる。
特許第3389121号公報
しかしながら、当該方法を用いた場合には、接地電極27が中心電極5に対して相対移動させられることで、火花放電間隙33のうち軸線CL1に沿った大きさが増減してしまい、火花放電間隙33の大きさを十分な精度をもって調整することができないおそれがある。尚、上述の問題は、横放電タイプや斜め放電タイプのスパークプラグに限られるものではなく、軸線方向に放電するタイプのスパークプラグにあっても内在するものである。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、火花放電間隙を十分な精度をもって形成することができるスパークプラグの製造方法、及び、製造装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグの製造方法は、
軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記軸線方向に延びる軸孔を有するとともに、前記中心電極が前記軸孔の先端側に設けられた略円筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
基端部が前記主体金具に接合され、中間部が曲げられて先端部と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成する接地電極とを備えたスパークプラグの製造方法であって、
曲げ手段によって、前記接地電極の先端部を前記中心電極側へと押圧することで、前記接地電極を屈曲させるとともに、前記中心電極の先端部に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対高さ位置を調整する曲げ工程と、
前記接地電極の先端部を前記中心電極に対して相対移動可能な間隙調整手段を用いて、前記火花放電間隙のうち前記軸線と直交する向きに沿った大きさを調整する間隙調整工程とを含み、
前記間隙調整工程において、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制するための規制手段を用い
前記間隙調整手段は、前記接地電極のうち前記軸線側の面に当接する部分と、前記接地電極のうち前記軸線とは反対側の面に当接する部分とを備えることを特徴とする。
尚、中心電極や接地電極の先端部に貴金属合金からなる貴金属チップを接合することとしてもよい。この場合、貴金属チップは、中心電極や接地電極の一部を構成する。
上記構成1によれば、曲げ工程においては、中心電極の先端部に対する接地電極の先端部の相対高さ位置、すなわち、火花放電間隙のうち軸線方向に沿った大きさが調整され、間隙調整工程においては、火花放電間隙のうち軸線と直交する向きに沿った大きさが調整される。このため、火花放電間隙を精度よく形成することができる。
一方で、火花放電間隙のうち軸線と直交する方向に沿った大きさが調整されることで、火花放電間隙のうち軸線に沿った大きさにずれが生じてしまうことが懸念される。この点、本構成1によれば、規制手段によって、接地電極の軸線方向に沿った相対移動を規制することができる。このため、火花放電間隙のうち軸線と直交する向きに沿った大きさだけでなく、軸線方向に沿った大きさも十分な精度をもって形成することができる。
構成2.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1において、前記規制手段は、前記火花放電間隙のうち前記軸線方向に沿った大きさを調整可能であることを特徴とする
上記構成2によれば、規制手段によって、接地電極の軸線方向に沿った相対移動を規制することができるだけでなく、火花放電間隙の軸線に沿った大きさの調整を行うことができる。すなわち、間隙調整工程において、火花放電間隙のうち軸線と直交する方向の大きさに加え、軸線に沿った大きさをも調整できるため、火花放電間隙をより一層精度よく形成することができる。
構成3.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1又は2において、前記規制手段は、前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面が当接及び摺動することで、前記中心電極に対する前記接地電極の相対移動を規制し、
前記規制手段のうち、前記接地電極が当接及び摺動する部分には前記接地電極よりも摩擦係数の小さい被膜が形成されることを特徴とする。
上記構成3のように、規制手段が接地電極の先端部のうち中心電極側とは反対側の側面が当接及び摺動するという比較的簡易な構成によって、接地電極の相対移動を規制することとしてもよい。一方で、このような規制手段においては、間隙調整手段によって火花放電間隙の軸線と直交する方向に沿った大きさを調整すると、接地電極が規制手段に対して擦れ動いてしまい、接地電極に傷が付いてしまうおそれがある。
この点、本構成3によれば、規制手段のうち、接地電極が当接及び摺動する部分には接地電極よりも摩擦係数の小さい被膜が形成されている。従って、接地電極に傷が付いてしまうことを効果的に防止することができる。尚、摩擦係数の小さい被膜としては、ダイヤモンドライクカーボンが好ましい。
構成4.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1又は2において、前記規制手段は、回転可能なローラであり、
前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面に前記ローラの外周面を当接させることで、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制することを特徴とする。
上記構成4によれば、火花放電間隙の軸線と直交する方向に沿った大きさを調整する際に、接地電極が規制手段に対して擦れ動いてしまうことをより確実に防止することができる。その結果、接地電極の表面に傷が付いてしまうことをより一層確実に防止することができる。
構成5.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1又は2において、前記規制手段は、前記間隙調整手段の移動に同期して移動可能に構成されることを特徴とする。
上記構成5によれば、上記構成4と同様、火花放電間隙の軸線と直交する方向に沿った大きさを調整する際に、接地電極が規制手段に対して擦れ動いてしまうことをより確実に防止することができる。そのため、接地電極の表面に傷が付いてしまうことをより一層確実に防止することができる。
構成6.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1乃至5のいずれかにおいて、前記スパークプラグは、前記中心電極及び前記接地電極の最短距離が、前記中心電極の先端エッジ部分又は前記中心電極の側面部と、前記接地電極の先端部との間で形成されることを特徴とする。
上記構成6のように、中心電極及び接地電極間の最短距離が、中心電極の先端エッジ部分と接地電極との間で形成される、いわゆる斜め放電タイプのプラグ、或いは、中心電極の側面部と接地電極との間で形成される、いわゆる横放電タイプのプラグにおいては、間隙調整手段によって火花放電間隙の軸線と直交する方向に沿った大きさを調整することが重要である。従って、このようなタイプのプラグにおいては上記構成1等を採用することがより有意である。
構成7.本構成のスパークプラグの製造装置は、
軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記軸線方向に延びる軸孔を有するとともに、前記中心電極が前記軸孔の先端側に設けられた略円筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
基端部が前記主体金具に接合され、中間部が曲げられて先端部と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成する接地電極とを備えたスパークプラグの製造に用いられる製造装置であって、
直棒状の前記接地電極を前記軸線に向けて曲げて前記中心電極の先端部に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対高さ位置を調整するための曲げ装置と、
前記火花放電間隙のうち前記軸線と直交する向きに沿った大きさを調整するための間隙調整装置とを備え、
前記曲げ装置は、
前記接地電極の先端部を前記中心電極側に押圧可能な曲げ手段を有し、
前記間隙調整装置は、
前記軸線と略直交する向きに沿って前記接地電極の先端部を前記中心電極に対して相対移動させる間隙調整手段と、
前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制するための規制手段とを有し、
前記間隙調整手段は、前記接地電極のうち前記軸線側の面に当接する部分と、前記接地電極のうち前記軸線とは反対側の面に当接する部分とを備えることを特徴とする。
上記構成7のように、上記構成1の技術思想をスパークプラグの製造装置に具現化することとしてもよい。この場合、基本的に上記構成1と同様の作用効果が奏されることとなる。
構成8.本構成のスパークプラグの製造装置は、上記構成7において、
前記規制手段は、前記火花放電間隙のうち前記軸線方向に沿った大きさを調整可能であることを特徴とする。
上記構成8によれば、上記構成2と同様の作用効果が奏されることとなる。
構成9.本構成のスパークプラグの製造装置は、上記構成7又は8において、前記規制手段は、前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面が当接及び摺動することで、前記中心電極に対する前記接地電極の相対移動を規制し、
前記規制手段のうち、前記接地電極が当接及び摺動する部分には前記接地電極よりも摩擦係数の小さい被膜が形成されることを特徴とする。
上記構成9によれば、上記構成3と同様の作用効果が奏されることとなる。
構成10.本構成のスパークプラグの製造装置は、上記構成7又は8において、前記規制手段は、回転可能なローラであり、
前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面に前記ローラの外周面を当接させることで、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制することを特徴とする。
上記構成10によれば、上記構成4と同様の作用効果が奏されることとなる。
構成11.本構成のスパークプラグの製造装置は、上記構成7又は8において、前記規制手段は、前記間隙調整手段の移動に同期して移動可能に構成されることを特徴とする。
上記構成11によれば、上記構成5と同様の作用効果が奏されることとなる。
構成12.本構成のスパークプラグの製造装置は、上記構成7乃至11のいずれかにおいて、前記スパークプラグは、前記中心電極及び前記接地電極の最短距離が、前記中心電極の先端エッジ部分又は前記中心電極の側面部と、前記接地電極の先端部との間で形成されることを特徴とする。
上記構成12のような、いわゆる斜め放電タイプのプラグや横放電タイプのプラグにおいて、上記構成7等の規制手段を採用することがより有意である。
本実施形態のスパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの先端部の構成を示す一部破断拡大正面図である。 屈曲装置の構成を示すブロック図である。 屈曲加工前の接地電極を有するスパークプラグを示す部分拡大図である。 予備曲げ装置等を示す拡大模式図である。 本曲げ装置等を示す拡大模式図である。 (a)は、間隙調整装置等の構成を示す正面模式図であり、(b)は、間隙調整装置等の構成を示す側面模式図である。 火花放電間隙の軸線と直交する向きに沿った大きさの調整方法を説明するための拡大正面図である。 (a),(b)は、別の実施形態における規制手段の構成を示す正面模式図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。なお、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12とを備えている。さらに、前記絶縁碍子2は、前記中胴部12よりも先端側において、軸線CL1方向先端側に向けて先細り形状をなす脚長部13を有しており、絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、大部分の脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。そして、脚長部13と中胴部12との連接部にはテーパ状の段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿入、固定されている。当該中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなし、その先端面が平坦に形成されるとともに、絶縁碍子2の先端から突出している。また、中心電極5は、銅又は銅合金からなる内層5Aと、ニッケル(Ni)を主成分とするNi合金からなる外層5Bとを備えている。さらに、前記中心電極5の先端部には、貴金属合金(例えば、イリジウム合金)よりなる円柱状の貴金属部31が設けられている。より詳しくは、前記外層5Bと前記貴金属部31との当接面の外周に対してレーザ溶接等により溶融部41が形成されることによって(図2等参照)貴金属部31が設けられている。
また、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、軸孔4の中心電極5と端子電極6との間には、円柱状の抵抗体7が配設されている。当該抵抗体7の両端部は、導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1をエンジンヘッドに取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。また、ねじ部15の後端側の外周面には座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3をエンジンヘッドに取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するためのテーパ状の段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3の後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって固定される。尚、絶縁碍子2及び主体金具3双方の段部14,21間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との間隙に入り込む燃料空気が外部に漏れないようになっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、主体金具3の先端部26の先端面には、自身の中間部が中心電極5側に曲げ返されてなる接地電極27が接合されている。当該接地電極27は、その先端部の内周面に貴金属チップ32を有しており、当該貴金属チップ32の先端エッジ部分と前記貴金属部31の先端エッジ部分とが対向している。すなわち、前記中心電極5(貴金属部31)及び前記接地電極27(貴金属チップ32)の間の最短距離は、貴金属部31の先端エッジ部分及び貴金属チップ32の先端エッジ部分の間で形成されており、ひいては中心電極5の先端部及び接地電極27の先端部の間には、前記軸線CL1に対して斜め方向に火花放電が行われる火花放電間隙33が形成されている。
尚、中心電極(貴金属部)の先端面と接地電極の側面とが対向するタイプのスパークプラグ(例えば、特開2007−234435号公報等参照)においては、軸線方向にほぼ沿って放電する。すなわち、火花放電間隙の大きさとは、両電極間の軸線方向に沿った距離を意味する。これに対して、本実施形態におけるスパークプラグ1は、上述の通り斜め方向に火花放電するため、火花放電間隙33の大きさは、図2に示すように、両電極5,27間の軸線CL1と直交する方向に沿った距離Gxと、両電極5,27間の軸線CL1に沿った距離Gyとによって決定されることとなる。そのため、火花放電間隙33を所定の大きさとするためには、接地電極27を中心電極5側に曲げ返す際において、距離Gyだけでなく距離Gxをも正確に調整する必要がある。そこで次に、本発明の特徴である、スパークプラグ1の製造過程において用いられ、接地電極27を中心電極5側に曲げるとともに、火花放電間隙33の大きさを所定の大きさに形成するための屈曲装置51について詳述する。
前記屈曲装置51は、図3に示すように、予備曲げ装置61及び本曲げ装置71を備える曲げ装置52と、間隙調整装置81とを備えている。尚、本実施形態において、スパークプラグ1は、保持手段(図示せず)によって、その先端部が上向きで、かつ、軸線CL1が鉛直方向に沿うようにして保持された上で、コンベア等の搬送手段(図示せず)によって、予備曲げ装置61、本曲げ装置71、間隙調整装置81の順序(図中、矢印の順序)で搬送されるようになっている。また、各装置61,71,81には、接地電極27を一定の周方向位置に位置決めするための位置決め装置(図示せず)が設けられており、当該位置決め装置によって接地電極27の周方向位置が一定とされた状態で各装置61,71,81に配置される。
前記予備曲げ装置61は、未屈曲状態(直棒状)の接地電極27を備えたスパークプラグ1(図4参照)について、接地電極27の屈曲部分(中間部)に対応する位置を予備的に屈曲させる、すなわち、接地電極27に予備曲げ加工を施すものである。当該予備曲げ装置61は、図5に示すように、接地電極27の中心電極5側への倒れや中心電極5とは反対側への膨出を防止するための第1変形防止手段62と、接地電極27を曲げるためのローラ63とを備えている。
前記第1変形防止手段62は、それぞれ接地電極27の幅方向に沿って延びる棒状をなす第1内側変形防止手段62Aと、第1外側変形防止手段62Bとを備えている。また、第1内側変形防止手段62A及び第1外側変形防止手段62Bは、スパークプラグ1に対して接近・離間する方向へと移動可能に構成されており、接地電極27に予備曲げ加工を施すに際しては、前記第1内側変形防止手段62Aが、接地電極27の基端部と中心電極5の側部との間に配置され、前記第1外側変形防止手段62Bが、接地電極27の基端部外側面と当接するようにして配置される。尚、両変形防止手段62A,62Bは、平坦状の平面部64A,64Bを備えており、予備曲げ加工を施す際には、当該平面部64A,64Bが対向しつつ、前記接地電極27の基端部に対して面当接するように配置される。加えて、両変形防止手段62A,62Bは、両者の間隔を変更可能な状態で、それぞれの基端部が図示しない連結部によって支持されている。
また、前記第1内側変形防止手段62Aは、少なくとも接地電極27と当接する部分の断面形状が三角状をなすようにして構成されているが、前記平面部64A及び当該平面部64Aの背面上方に位置する側面を連結する部分には、湾曲状の湾曲面部65が設けられている。当該湾曲面部65は、前記ローラ63によって接地電極27を予備曲げするに際して、前記接地電極27の内側面が押し付けられる部分であり、接地電極27の曲げ形状に対応した形状となっている。すなわち、第1内側変形防止手段62Aは、接地電極27の屈曲形状の概形を形成するための手段と、接地電極27の中心電極5側への倒れを防止するための手段とが一体化されて構成されている。尚、本実施形態において、湾曲面部65は、接地電極27に予備曲げ加工を施す際に、自身の曲率中心CCが前記中心電極5(貴金属部31)の先端面を含む平面PL1よりも軸線CL1方向基端側に位置するように配置されるようになっている。
加えて、前記ローラ63は、自身の外周面が所定の幅(例えば、3mm)を有するとともに、自由回転可能に支持されている。また、当該ローラ63は、図示しない移動手段によって、水平方向に沿って(図中の矢印方向に)移動可能に構成されており、ひいてはローラ63は接地電極27の中心電極5とは反対側の側面に対して移動及び押圧が可能となっている。また、前記ローラ63の外周面のうち前記接地電極27に接触し得る部分、及び、ローラ63の軸受け部分にはダイヤモンドライクカーボン(DLC)からなる被膜(図示せず)が形成されており、当該被膜表面の摩擦係数は0.2以下とされている。
前記本曲げ装置71は、予備曲げ加工が施された接地電極27を略直角に屈曲させる(本曲げ加工を施す)とともに、中心電極5(貴金属部31)の先端部に対する接地電極27(貴金属チップ32)の先端部の前記軸線CL1方向に沿った相対高さ位置を調整するものである。当該本曲げ装置71は、図6に示すように、曲げ手段としての押圧手段72と、接地電極27の変形を防止するための第2変形防止手段73とを備えている。
前記押圧手段72は、鉛直方向(軸線CL1方向)に沿って移動可能に構成されており、前記接地電極27の先端部を中心電極5側へと押し下げることで、接地電極27に本曲げ加工を施すためのものである。また、押圧手段72のうち、本曲げ加工時に接地電極27と当接する下面部72Aは平坦状に形成されるとともに、当該下面部72Aの表面には、DLCよりなる被膜(図示せず)が形成されている。このため、当該下面部72Aの摩擦係数は比較的小さなものとされている。
前記第2変形防止手段73は、それぞれ接地電極27の幅方向に沿って延びる棒状をなす第2内側変形防止手段73Aと、第2外側変形防止手段73Bとを備えている。また、第2内側変形防止手段73A及び第2外側変形防止手段73Bは、スパークプラグ1に対して接近・離間する方向へと移動可能に構成されており、接地電極27に本曲げ加工を施す際において、第2内側変形防止手段73Aは、接地電極27及び中心電極5等の間に接地電極27の基端部内側面と当接するように配置され、第2外側変形防止手段73Bは、接地電極27の基端部外側面と当接するようにして配置される。また、両変形防止手段73A,73Bは、平坦状の平面部74A,74Bを備えており、本曲げ加工を施す際には、当該平面部74A,74Bが前記接地電極27の基端部と面当接するようにして配置される。その結果、接地電極27に本曲げ加工を施す際における接地電極27の変形をより確実に防止できるようになっている。また、両変形防止手段73A,73Bは、両者の間隔を変更可能な状態で、それぞれの基端部が図示しない連結部で支持されている。
さらに、本曲げ装置71は、スパークプラグ1の先端部(少なくとも中心電極5の先端部及び接地電極27の先端部)に対して所定の光を照射する第1照射手段(図示せず)と、光が照射されたスパークプラグ1の先端部を撮像する第1撮像手段(図示せず)とを備えている。また、本曲げ装置71は、前記第1撮像手段によって撮像された撮像データから両電極5,27(貴金属部31及び貴金属チップ32)間の間隙の大きさを取得するとともに、当該間隙の大きさに基づいて押圧手段72による押圧量(後述するずれ量にスプリングバック分を加えた量に相当)を算出し、かつ、当該押圧量に基づいて押圧手段72を制御する制御手段(図示せず)を備えている。ここで、当該制御手段による動作について詳述すると、次の通りである。
すなわち、制御手段は、設計上における火花放電間隙33の軸線CL1方向に沿った大きさに対する、取得された両電極5,27間の間隙の鉛直方向に沿った大きさのずれ量を算出する。そして、前記押圧手段72によって、当該ずれ量にスプリングバック分を加えた量だけ前記接地電極27を押し下げることで接地電極27に本曲げ加工を施す。これにより、中心電極5の先端部(貴金属部31)に対する接地電極27の先端部(貴金属チップ32)の相対高さ位置が、設計上の中心電極5の先端部に対する接地電極27の先端部の相対高さ位置と略等しくなるように火花放電間隙33が形成される。すなわち、両電極5,27間に形成される火花放電間隙33のうち軸線CL1方向に沿った距離Gyが、設計上における距離Gyと等しくなるように火花放電間隙33が形成されることとなる。
前記間隙調整装置81は、前記本曲げ装置71によって形成された火花放電間隙33の軸線CL1に沿った距離Gyを維持しつつ、火花放電間隙33の軸線CL1と直交する方向に沿った距離Gxを調整するためのものである。当該間隙調整装置81は、図7に示すように、第2撮像手段82と、間隙調整手段83と、規制手段84と、画像処理手段85と、スパークプラグ1の先端部に対して所定の光を照射する第2照射手段(図示せず)とを備えている。
前記第2撮像手段82は、前記第2照射手段によって光の照射されたスパークプラグ1の先端部を撮像し、得られた撮像データを画像処理手段85に対して出力する。
前記間隙調整手段83は、それぞれ接地電極27の幅方向に沿って延びる棒状をなす断面矩形状のアーム83A,83Bと、両アーム83A,83Bを水平方向(図7の矢印方向)に沿って移動可能な状態で支持する連結部83Cとで構成されている。また、前記間隙調整手段83は、搬送されたスパークプラグ1に対して接近・離間する方向へと移動可能に構成されており、前記距離Gxを調整する際には、前記両アーム83A,83Bがスパークプラグ1に対して接近し、両アーム83A,83Bによって接地電極27が挟持される。そして、両アーム83A,83Bを水平移動させることで、距離Gxを調整することができるようになっている。
加えて、前記アーム83Aは、前記アーム83Bよりも比較的細く形成されており、当該アーム83Aは、絶縁碍子2の先端面を含む平面PL2よりも軸線CL1先端側に配置されている。すなわち、アーム83Aは、比較的空間の大きな中心電極5及び接地電極27の間に配置されている。
また、前記規制手段84は、前記画像処理手段85によって制御されており、自身の下面部84Aが平坦状に形成されている。加えて、当該下面部84AにはDLCによる被膜(図示せず)が形成されており、当該被膜表面の摩擦係数が0.2以下とされている。また、当該規制手段84は、鉛直方向(軸線CL1方向)に沿って移動可能に構成されており、距離Gxの調整時においては、前記下面部84Aが接地電極27の先端部と当接する位置に不動状態で配設される。
前記画像処理手段85は、前記第2撮像手段82によって撮像された撮像データに基づいて、前記間隙調整手段83及び規制手段84の動作を制御するものである。より詳しくは、画像処理手段85は、設計上における火花放電間隙33の軸線CL1と直交する方向に沿った距離Gxに対する、前記撮像データにより得られた接地電極27の先端部及び中心電極5の先端部間の水平方向に沿った距離のずれ量にスプリングバック分を加えた量だけ前記両アーム83A,83Bを水平移動させる。
尚、本実施形態においては、接地電極27の戻り変形等を勘案して、前記間隙調整手段83によって距離Gxを調整した後、間隙調整手段83及び規制手段84をスパークプラグ1から退避させた上で、前記撮像手段82によって、スパークプラグ1の再度の撮像を行い、火花放電間隙33の距離Gxや距離Gyが設計上の大きさと等しくなっているかを確認するようになっている。ここで、距離Gxや距離Gyが略設計通りに形成された場合には、接地電極27の曲げ加工が完了する。一方で、距離Gxや距離Gyが設計上の大きさと相違する場合には、間隙調整手段83によって距離Gxの再調整が行われ、また、規制手段84によって距離Gyの再調整が行われる。すなわち、本実施形態における規制手段84は、前記中心電極5に対する接地電極27の先端部の軸線CL1方向に沿った相対移動を規制するだけでなく、接地電極27の先端部を中心電極5側へと押圧することで、距離Gxを調整することができるようになっている。
次いで、上述の屈曲装置51を用いた接地電極27の屈曲方法について説明する。
まず、接地電極27の位置決めがなされたスパークプラグ1(図4参照)が前記搬送手段によって予備曲げ装置61へと搬送される。そして、第1変形防止手段62がスパークプラグ1へと接近するとともに、当該第1変形防止手段62によって接地電極27の基端部が支持される。次いで、前記ローラ63が接地電極27側へと移動することによって、接地電極27が湾曲面部65に押し付けられ、接地電極27に予備曲げ加工が施される。その後、第1変形防止手段62及びローラ63がスパークプラグ1から退避する。
次いで、予備曲げ加工の施されたスパークプラグ1が前記搬送手段によって本曲げ装置71へと搬送される。そして、前記第1照射手段によって光の照射されたスパークプラグ1の先端部が、前記第1撮像手段によって撮像されるとともに、当該撮像データに基づいて、前記制御手段により押圧量が算出される。次いで、第2変形防止手段73がスパークプラグ1へと接近するとともに、当該第2変形防止手段73によって接地電極27の基端部が支持される。そして、前記押圧手段72によって前記押圧量だけ接地電極27の先端部が押圧され、接地電極27に本曲げ加工が施される。これにより、接地電極27が略直角に屈曲させられるとともに、火花放電間隙33のうち軸線CL1方向に沿った距離Gyが形成される。本曲げ加工が施された後、前記押圧手段72及び第2変形防止手段73がスパークプラグ1から退避する。
次に、本曲げ加工の施されたスパークプラグ1が前記搬送手段によって間隙調整装置81へと搬送されるとともに、前記第2照射手段によって光の照射されたスパークプラグ1の先端部が前記第2撮像手段82によって撮像される。そして、当該第2撮像手段82によって撮像された撮像データに基づいて、前記画像処理手段85により間隙調整手段83及び規制手段84が所定位置に配置される。次いで、規制手段84によって距離Gyが維持されつつ、間隙調整手段83によって距離Gxが調整される。その後、間隙調整手段83及び規制手段84がスパークプラグ1から退避し、前記第2撮像手段82によってスパークプラグ1の先端部が再度撮像される。そして、必要に応じて、前記再取得された撮像データに基づき間隙調整手段83及び規制手段84によって距離Gx及び距離Gyが再調整される。その結果、火花放電間隙33が所定(ほぼ設計上)の大きさで形成され、接地電極27の屈曲が完了することとなる。
以上詳述したように、本実施形態の屈曲装置51によれば、曲げ装置52においては、中心電極5の先端部に対する接地電極27の先端部の相対高さ位置、すなわち、火花放電間隙33のうち軸線CL1方向に沿った大きさが調整され、間隙調整装置81においては、火花放電間隙33のうち軸線CL1と直交する向きに沿った大きさが調整される。このため、火花放電間隙33を精度よく形成することができる。
一方で、間隙調整装置81によって火花放電間隙33のうち軸線CL1と直交する方向に沿った大きさが調整されることで、火花放電間隙33のうち軸線CL1に沿った大きさにずれが生じてしまうことが懸念される。この点、本実施形態によれば、規制手段84によって、接地電極27の軸線CL1方向に沿った相対移動を規制することができる。このため、曲げ装置52において調整された火花放電間隙33の軸線CL1に沿った大きさにずれが生じてしまうことをより確実に防止することができ、火花放電間隙33を十分な精度をもって形成することができる。
また、規制手段84によって、接地電極27の軸線CL1方向に沿った相対移動を規制することができるだけでなく、火花放電間隙33の軸線CL1方向に沿った大きさの調整を行うことができる。このため、間隙調整装置81によって、火花放電間隙33のうち軸線CL1と直交する方向の大きさに加え、軸線CL1に沿った大きさをも調整できるため、火花放電間隙33をより一層精度よく形成することができる。
加えて、規制手段84のうち、接地電極27との当接部分にダイヤモンドライクカーボンからなる被膜が形成されており、接地電極27との当接部分の摩擦係数が比較的小さなものとされている。これにより、規制手段84によって接地電極27に傷が付いてしまうことを効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態の屈曲装置51によれば、予備曲げ加工時においては、曲面付けをするための手段(湾曲面部65)が接地電極27の基端部と中心電極5の側部との間に配置される。すなわち、接地電極27の曲げ位置の基準となる湾曲面部65が、中心電極5に阻害されることなく、より基端側に(主体金具3に対してより接近した位置に)配置されるため、接地電極27を基端部側で比較的容易に屈曲させることができる。従って、接地電極27をより基端側で屈曲させる必要がある、いわゆる斜め放電タイプのプラグや横放電タイプのプラグにおいては、本実施形態における予備曲げ装置61を採用することが特に有意である。
併せて、軸線CL1と略直交する向きに沿って接地電極27に対して相対移動可能であり、かつ、自由回転可能に支持されたローラ63によって接地電極27に予備曲げ加工が施される。このため、接地電極27の押圧方向を変更することなく、接地電極27を湾曲面部65に対してより確実に押し付けることができる。また、ローラ63は自由回転可能に支持されているため、接地電極27がローラ63に対して擦れながら曲げられるといった事態を極力抑制することができ、接地電極27に傷が付いてしまうことをより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態においては、ローラ63の外周面のうち接地電極27と接触し得る部位や、ローラ63の軸受け部分の摩擦係数を比較的低く抑えるべく、ローラ63の外周面や軸受け部分にDLCからなる被膜が設けられている。これにより、接地電極27に対して傷が付いてしまうことをより一層確実に防止することができる。
加えて、予備曲げ装置61において、接地電極27と中心電極5等との間に配置される前記湾曲面部65と、第1内側変形防止手段62Aとが一体化されている。このため、装置の複雑化を防止することができる。
また、湾曲面部65の曲率中心CCが中心電極5の先端面を含む平坦面PL1よりも軸線CL1方向基端側に位置するようにして前記湾曲面部65が配置される。従って、接地電極27をより一層基端側で曲げることができ、横放電タイプや斜め放電タイプのプラグを比較的容易に製造することができる。
加えて、アーム83Aが、絶縁碍子2の先端面を含む平面PL2よりも軸線CL1方向先端側、すなわち、比較的空間の大きな中心電極5と接地電極27との間に配置される。従って、アーム83Aの存在によって中心電極5側への接地電極27の相対移動が制限されてしまうことを抑制でき、火花放電間隙33の大きさを一層容易に、かつ、より一層正確に調整することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、第1変形防止手段62は、第1内側変形防止手段62A及び第1外側変形防止手段62Bを備えているが、第1内側変形防止手段62A及び第1外側変形防止手段62Bのうちいずれか一方のみを備えることとしてもよい。
(b)上記実施形態においては、接地電極27に予備曲げ加工を施すための第1曲げ手段としてローラ63を採用しているが、接地電極27に予備曲げ加工を施すための手段はこれに限定されるものではない。
(c)上記実施形態では、ローラ63の外周面や規制手段84の下面部84A等にDLCからなる被膜が設けられているが、当該被膜を設けないこととしてもよい。
(d)上記実施形態では、直棒状の接地電極27が接合された主体金具3と中心電極5が設けられた絶縁碍子2とが組み付けられた後に、当該直棒状の接地電極27が屈曲されているが、主体金具3と絶縁碍子2とを組み付ける前段階において、接地電極27を屈曲させることとしてもよい。
(e)上記実施形態では、スパークプラグ1は軸線CL1方向に対して斜めに火花を放電する斜め放電タイプのものであるが、スパークプラグ1の放電方向はこれに限定されるものではない。従って、軸線CL1方向と略直交する向きに沿って火花を放電する横放電タイプのものであってもよいし、軸線CL1方向に略沿って火花を放電する縦放電タイプのものであってもよい。
(f)上記実施形態では、主体金具3の先端部26の先端面に、接地電極27が接合される場合について具体化しているが、主体金具の一部(又は、主体金具に予め溶接してある先端金具の一部)を削り出すようにして接地電極を形成する場合についても適用可能である(例えば、特開2006−236906号公報等)。また、主体金具3の先端部26の側面に接地電極27を接合することとしてもよい。
(g)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
(h)予備曲げ加工時の第1内側変形防止手段62A及び第1外側変形防止手段62Bの配置位置を、スパークプラグ1の先端部の撮像データに基づき決定してもよい。
(i)上記実施形態では、第1内側変形防止手段62Aと第1外側変形防止手段62B、第2内側変形防止手段73A及び第2外側変形防止手段73B、アーム83Aとアーム83Bはそれぞれ別部材で構成されているが、単一の部材で構成してもよい。
(j)上記実施形態では、間隙調整手段83が接地電極27の基端部を挟持する形態のものであるが、間隙調整手段としては接地電極27の先端面(貴金属チップ32を有している場合は、貴金属チップ32を除く接地電極母材の先端面)を押圧する形態のものでもよい。
(k)上記実施形態では、接地電極27の先端部を摩擦係数の比較的低い規制手段84の下面部84Aに対して接触させることで距離Gyを維持しつつ、間隙調整手段83により距離Gxが調整されている。すなわち、距離Gxを調整する際に、規制手段84の下面部84Aに対して接地電極27の表面が擦れるように構成されている。これに対して、図9(a)に示すように、規制手段94を自由回転可能、又は、接地電極27の移動に合わせて回転可能なローラにより構成することとしてもよい。また、図9(b)に示すように、規制手段104を間隙調整手段83の移動に同期して移動可能に構成することとしてもよい。この場合には、距離Gxを調整する際に、規制手段94,104と接地電極27との間での摩擦が生じてしまうことをより確実に防止できる。そのため、接地電極27の表面に傷が付いてしまうことをより一層確実に防止できる。
1…スパークプラグ、2…絶縁体としての絶縁碍子、3…主体金具、4…軸孔、5…中心電極、26…主体金具の先端部、27…接地電極、33…火花放電間隙、51…屈曲装置、52…曲げ装置、61…予備曲げ装置、71…本曲げ装置、72…曲げ手段としての押圧手段、81…間隙調整装置、83…間隙調整手段、84,94,104…規制手段。

Claims (12)

  1. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記軸線方向に延びる軸孔を有するとともに、前記中心電極が前記軸孔の先端側に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
    基端部が前記主体金具に接合され、中間部が曲げられて先端部と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成する接地電極とを備えたスパークプラグの製造方法であって、
    曲げ手段によって、前記接地電極の先端部を前記中心電極側へと押圧することで、前記接地電極を屈曲させるとともに、前記中心電極の先端部に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対高さ位置を調整する曲げ工程と、
    前記接地電極の先端部を前記中心電極に対して相対移動可能な間隙調整手段を用いて、前記火花放電間隙のうち前記軸線と直交する向きに沿った大きさを調整する間隙調整工程とを含み、
    前記間隙調整工程において、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制するための規制手段を用い
    前記間隙調整手段は、前記接地電極のうち前記軸線側の面に当接する部分と、前記接地電極のうち前記軸線とは反対側の面に当接する部分とを備えることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  2. 前記規制手段は、前記火花放電間隙のうち前記軸線方向に沿った大きさを調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの製造方法。
  3. 前記規制手段は、前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面が当接及び摺動することで、前記中心電極に対する前記接地電極の相対移動を規制し、
    前記規制手段のうち、前記接地電極が当接及び摺動する部分には前記接地電極よりも摩擦係数の小さい被膜が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグの製造方法。
  4. 前記規制手段は、回転可能なローラであり、
    前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面に前記ローラの外周面を当接させることで、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制することを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグの製造方法。
  5. 前記規制手段は、前記間隙調整手段の移動に同期して移動可能に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグの製造方法。
  6. 前記スパークプラグは、前記中心電極及び前記接地電極の最短距離が、前記中心電極の先端エッジ部分又は前記中心電極の側面部と、前記接地電極の先端部との間で形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスパークプラグの製造方法。
  7. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記軸線方向に延びる軸孔を有するとともに、前記中心電極が前記軸孔の先端側に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
    基端部が前記主体金具に接合され、中間部が曲げられて先端部と前記中心電極の先端部との間に火花放電間隙を形成する接地電極とを備えたスパークプラグの製造に用いられる製造装置であって、
    直棒状の前記接地電極を前記軸線に向けて曲げて前記中心電極の先端部に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対高さ位置を調整するための曲げ装置と、
    前記火花放電間隙のうち前記軸線と直交する向きに沿った大きさを調整するための間隙調整装置とを備え、
    前記曲げ装置は、
    前記接地電極の先端部を前記中心電極側に押圧可能な曲げ手段を有し、
    前記間隙調整装置は、
    前記軸線と略直交する向きに沿って前記接地電極の先端部を前記中心電極に対して相対移動させる間隙調整手段と、
    前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制するための規制手段とを有し、
    前記間隙調整手段は、前記接地電極のうち前記軸線側の面に当接する部分と、前記接地電極のうち前記軸線とは反対側の面に当接する部分とを備えることを特徴とするスパークプラグの製造装置。
  8. 前記規制手段は、前記火花放電間隙のうち前記軸線方向に沿った大きさを調整可能であることを特徴とする請求項7に記載のスパークプラグの製造装置。
  9. 前記規制手段は、前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面が当接及び摺動することで、前記中心電極に対する前記接地電極の相対移動を規制し、
    前記規制手段のうち、前記接地電極が当接及び摺動する部分には前記接地電極よりも摩擦係数の小さい被膜が形成されることを特徴とする請求項7又は8に記載のスパークプラグの製造装置。
  10. 前記規制手段は、回転可能なローラであり、
    前記接地電極の先端部のうち前記中心電極側とは反対側の側面に前記ローラの外周面を当接させることで、前記中心電極に対する前記接地電極の先端部の前記軸線方向に沿った相対移動を規制することを特徴とする請求項7又は8に記載のスパークプラグの製造装置。
  11. 前記規制手段は、前記間隙調整手段の移動に同期して移動可能に構成されることを特徴とする請求項7又は8に記載のスパークプラグの製造装置。
  12. 前記スパークプラグは、前記中心電極及び前記接地電極の最短距離が、前記中心電極の先端エッジ部分又は前記中心電極の側面部と、前記接地電極の先端部との間で形成されることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載のスパークプラグの製造装置。
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