JP5324940B2 - 射出装置及び射出方法 - Google Patents

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本発明は、特にダイカストマシンの射出装置及び射出方法に関する。
図7は従来の射出装置の構成概略を示す図である。同図(1)に示す射出装置1Aは、射出シリンダーピストン2と、射出用の油圧駆動手段3と、増圧用の油圧駆動手段4とを備えている。この構成により、射出前進のとき、射出用の油圧駆動手段3から圧油を供給して、射出シリンダーピストン2を前進完了させた後、増圧用の油圧駆動手段4から圧油を供給して、射出シリンダーピストン2を増圧させている。(例えば特許文献1に示す)
また同図(2)に示す射出装置1Bは、射出用のシリンダーピストン2と射出用の油圧駆動手段3と、増圧用のシリンダーピストン5と射出用の油圧駆動手段4と、それぞれ別個に備えている。この構成により、射出用の油圧駆動手段3で射出シリンダーピストン2を前進させた後、増圧用の油圧駆動手段4により増圧のシリンダーピストン5を増圧させている。(例えば特許文献2に示す)
このようにいずれの射出装置1A、1Bも、まず射出シリンダーピストン2が前進のときは、圧油を通路Aから流入させて射出シリンダーピストン2が前進し、アルミ材料の充填が完了した後、停止する。その後、圧油を通路Bから流入させて、射出シリンダーピストン2又は増圧用のシリンダーピストン5を増圧させている。
従来の射出装置1A、1Bは、射出用と増圧用の油圧駆動手段3、4を別個独立の構成とする2増圧のために、圧縮する作動油の容積は、シリンダー本体内と油圧駆動手段3、4から流入する通路の合計されたものとなる。
特開平8−117962号公報 特開2004−330267号公報
図8は従来の射出装置の昇圧時間及び射出速度の説明図である。同図横軸は、射出ストローク時間を示し、左縦軸は鋳造圧力を示し、右縦軸は射出速度を示している。
前述のように従来の射出装置は、射出用と増圧用の油圧駆動手段3、4を別個独立の構成としている。このため、圧縮する作動油の容積は、シリンダー本体内と油圧駆動手段3、4から流入する通路の合計されたものとなる。射出前進した後、増圧するとき、図示のように、射出速度(図中の破線)が停止した後、鋳造圧力(図中の実線)が増加し始める。このとき、増圧用の油圧回路に相当する圧油の供給が必要となり、図中矢印aに示すように昇圧に時間がかかってしまう。このように昇圧時間が長くなると鋳造品質が悪くなるという問題があった。
そこで本発明は、従来技術の問題点を解決するため、射出昇圧を迅速に行なうことができる射出装置及び射出方法を提供することを目的としている。
本発明の射出装置は、シリンダー本体のシリンダー室に、射出シリンダーピストンと増圧シリンダーを進退移動可能に形成した射出装置であって、前記増圧シリンダーは、前記射出シリンダーピストンを進退移動可能に覆う筒形に形成し、射出前進時に、前記筒形の一方の開口から圧油を供給して、前記筒形の他方の開口から前記射出シリンダーピストンを前進移動可能とし、増圧時に、前記一方の開口を塞いた前記増圧シリンダーを前進移動させる圧油を供給する油圧駆動手段と接続させたことを特徴としている。
また本発明の射出装置は、ヘッド側油室の給排口と、ロッド側油室の給排口を有する射出シリンダー本体と、前記射出シリンダー本体のシリンダー室内を進退移動可能な筒形とし、前記筒形の一方に前記ヘッド側油室の給排口からの圧油を供給可能な開口を有する増圧シリンダーと、前記増圧シリンダーの内部を進退移動可能な大径部と、前記筒形の他方の開口及び前記射出シリンダー本体の前記ロッド側油室の開口を貫通するピストンロッドを備えた射出シリンダーピストンと、前記筒形の一方の開口に挿通可能とし、前記一方の開口よりも小径のロッドと、前記増圧シリンダーの内部に配置され前記一方の開口よりも大径のテーパ部を有し、前記テーパ部が前記射出シリンダーピストンの射出前進と反対方向に付勢された増圧ロッドと、前記一方の開口と前記ロッドの間のスペースから前記増圧シリンダーの内部へ圧油を供給して、前記増圧シリンダーの他方の開口から前記射出シリンダーピストンを前進移動可能とし、射出前進が完了した後に、前記ロッド側油室の油圧の流れの停止とともに、前記ヘッド側油室の圧油の供給によって前記増圧シリンダーを前進移動させて、前記増圧ロッドの前記テーパ部により前記増圧シリンダーの前記一方の開口を閉塞し、前記射出前進と反対方向に付勢された前記テーパ部によって閉塞位置を保持したまま前記増圧シリンダーの内部の圧油を閉じ込めて増圧可能な油圧駆動手段と、を備えたことを特徴としている。
この場合において、前記ロッド側油室と前記ヘッド側油室を繋ぎ、前記射出シリンダーピストンの射出前進時に前記ロッド側油室から前記ヘッド側油室へ圧油を供給可能なランアラウンド回路を形成しているとよい。
本発明の射出方法は、ヘッド側油室の給排口と、ロッド側油室の給排口を有する射出シリンダー本体のシリンダー室に筒形の増圧シリンダーを進退移動可能に配置し、前記増圧シリンダーの内部に射出シリンダーピストンを進退移動可能に貫通させて、前記増圧シリンダーの一方の開口に増圧ロッドのロッドスペースを開けて挿通し、前記スペースから前記増圧シリンダーの内部へ圧油を供給して、前記増圧シリンダーの他方の開口から前記射出シリンダーピストンを前進移動させ、射出前進が完了した後に、前記ロッド側油室の油圧の流れの停止とともに、前記ヘッド側油室の圧油の供給によって前記増圧シリンダーを前進移動させて、前記増圧ロッドのテーパ部によって前記増圧シリンダーの前記一方の開口を閉塞し、前記射出前進と反対方向に付勢された前記増圧ロッドのテーパ部によって閉塞位置を保持したまま前記増圧シリンダーの内部の圧油を閉じ込めて増圧させることを特徴としている。
この場合において、前記ロッド側油室と前記ヘッド側油室を繋ぐランアラウンド回路を形成し、前記射出シリンダーピストンの射出前進時に前記ロッド側油室から前記ヘッド側油室へ圧油を供給することを特徴としている。
上記構成による本発明の射出装置および射出方法によれば、射出時と昇圧時にシリンダー本体へ供給する圧油の供給経路を同一経路とし、射出後、昇圧への切替を迅速に行なうことができる。したがって昇圧時間を大幅に短縮することができる。これにより、成型品の品質向上を図ることができる。
またロッド側油室とヘッド側油室を繋ぐランアラウンド回路を形成することにより、油圧駆動手段からの圧油の供給量を低減させることができる。
本発明の射出装置の構成概略を示す図である。 本発明の射出シリンダー本体の拡大断面図である。 本発明の射出装置の射出工程のフローチャートである。 本発明の射出装置の射出昇圧までの工程を示す図である。 本発明の射出装置の射出昇圧後の工程を示す図である。 本発明の射出装置の変形例の構成概略を示す図である。 従来の射出装置の構成概略を示す図である。 従来の昇圧時間及び射出速度の説明図である。
本発明の射出装置の実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。図1は本発明の射出装置の構成概略を示す図である。図2は本発明の射出シリンダー装置本体の拡大断面図である。
図示のように本発明の射出装置10は、射出シリンダー本体20と、射出シリンダーピストン30と、増圧シリンダー40と、増圧ロッド50と、油圧駆動手段とを主な基本構成としている。
射出シリンダー本体20は、一端側にロッド側油室の給排口22と、後述する射出シリンダーピストン30が貫通する開口23を供え、他端側にヘッド側油室の給排口25と、後述する増圧ロッド50を支持する開口26を備え、本体中心にシリンダー室27を形成している。なおヘッド側油室の供給口25は、本体軸心と同心円上に複数開口した構成としている(断面図中では2つ示している)。射出シリンダー本体20は、シリンダー室27内に後述する射出シリンダーピストン30及び増圧シリンダー40を前進又は後退移動可能に保持している。
射出シリンダーピストン30は、小径部(ピストンロッド)32と大径部34から構成されている。射出シリンダーピストン30の小径部32は射出シリンダー本体20の開口23の内周に嵌合し、先端が図示しない鋳込みロッドと当接可能に構成している。また射出シリンダーピストン30の大径部34は後述する増圧シリンダー40の内周に嵌合している。また大径部34の端面には凹部36を形成し、後述する増圧ロッド50のテーパ部56と接触しない開口径に設定している。
増圧シリンダー40は、前述の射出シリンダーピストン30を覆う筒状に形成し、ロッド側油室の開口42を大径とし、ヘッド側油室の開口44を小径に形成している。増圧シリンダー40の軸心は、射出シリンダーピストン30の軸心と一致させてあり、なおかつ射出シリンダー本体20の軸心とも一致するように形成している。またヘッド側油室の開口44は後述する増圧ロッド50の大ロッド部54よりも大径とし、シリンダー内側の単面にテーパ部56のテーパと同じ傾斜のテーパを形成してある。
増圧ロッド50は、小ロッド部52と大ロッド部54とテーパ部56とから構成されたロッドである。小ロッド部52は射出シリンダー本体20の開口26に挿入し支持されている。大ロッド部54とテーパ部56は射出シリンダー本体20のヘッド側油室24内に配置されている。増圧ロッド50は、射出シリンダー本体20と射出シリンダーピストン30と増圧シリンダー40と軸心を一致させている。また小ロッド部52の端部にはツバ部57と圧縮コイルバネ58を取り付けてあり、増圧ロッドを矢印a方向に付勢している。これにより装置の停止時には大ロッド部54の端面は射出シリンダー本体20の開口26の端面と接触している。
油圧駆動手段は、第1の油圧駆動手段60と第2の油圧駆動手段70から構成されており、それぞれ油圧ポンプ90に接続している。
第1の油圧駆動手段60は、油圧ポンプ90とヘッド側油室の給排口25との間に接続し、第1及び第2の逆止弁62,64と、方向制御弁66と、絞り弁68と、アキュムレーター92から構成されている。方向制御弁66はそれぞれ第1及び第2の逆止弁62,64に接続し、射出シリンダーピストン30及び増圧シリンダー40の前進又は後退移動を切替え制御している。第1の逆止弁62は、アキュムレーター92により蓄圧された圧油をヘッド側油室24へ供給し、シリンダーを前進移動させることができる。第2の逆止弁64は、ヘッド側油室24からの油圧をタンクラインへ排出し、後述する第2の油圧駆動手段70からの圧油の供給に伴ってシリンダーを後退移動させることができる。絞り弁68は、第1の逆止弁62から供給される圧油の供給量を制御して、シリンダーの前進速度を調整することができる。
第2の油圧駆動手段70は、油圧ポンプ90とロッド側油室の給排口22の間に接続し、第3、第4、第5、第6の逆止弁72、74、76、78と、リリーフ弁80と、ランアラウンド回路82から構成されている。ランアラウンド回路82は、ロッド側油室の給排口22とヘッド側油室の給排口25を接続し、回路途中に第3の逆止弁72を備え、ロッド側油室21から排出された圧油をヘッド側油室24へ供給可能に形成している。第4の逆止弁74は、ロッド側油室21の圧油を排出、又はロッド側油室21へ圧油の供給を切替え制御している。第4の逆止弁74には、さらに第5及び第6の逆止弁76,78が分岐して接続している。第5の逆止弁76は、油圧ポンプ90と接続し、ロッド側油室21に圧油を供給することにより、シリンダーを後退移動させることができる。第6の逆止弁78は、タンクラインと接続しロッド側油室21の圧油をタンクへ開放することができる。
次に上記構成による本発明の射出装置を用いた射出方法について以下説明する。図3は本発明の射出装置の射出工程のフローチャートである。図4は本発明の射出装置の射出昇圧までの工程を示す説明図である。図5は本発明の射出装置の射出昇圧後の工程を示す説明図である。
射出装置10の停止時(原点位置)は、図4(1)に示すように第1及び第2油圧駆動手段60,70からの圧油の供給又は排出がなく、射出シリンダー本体20中の射出シリンダーピストン30及び増圧シリンダー40はヘッド側油室24側に配置している。このときヘッド側油室24内では、増圧ロッド50の大ロッド54と増圧シリンダー40の開口44との間にはスペース(隙間)が生じており、さらに増圧ロッド50のテーパ部56と射出シリンダーピストン30の凹部36との間にもスペース(隙間)が生じている(ステップ100)。
射出シリンダーピストン30の射出前進(鋳込み充填)時、第1の油圧駆動手段60の方向制御弁66がAに切り替わり、図4(2)に示すように、油圧ポンプ90からの圧油がヘッド側油室24へ供給される。このとき絞り弁68により圧油の供給量を制御している。そうすると矢印Bに示すようにヘッド側油室24内の圧油は増圧シリンダー40の開口44からシリンダー内に供給されて、シリンダー内の射出シリンダーピストン30を前進移動させて開口23から押し出す。このときロッド側油室21の圧油は開口部22を介して外部に排出される。第2圧油駆動手段70の第4の逆止弁74は閉じており、排出された圧油は、ランアラウンド回路82を経由して、ヘッド側油室の開口25へと流れ込む(ステップ110)。
次に射出シリンダーピストン30の先端に配置された図示しない鋳込みロッドに充填するアルミ材料の充填が完了すると、射出シリンダーピストン30の射出前進が完了する。図4(3)に示すようにロッド側油室21から排出される圧油の流れが止まり、全体として圧油の流れが停止する。そうすると増圧シリンダー40内の圧油、すなわちヘッド側油室24の圧油の圧力が高くなり、ロッド側油室21の圧油の圧力が低くなる。これにより射出シリンダー本体20内の増圧シリンダー40が前進移動し、増圧シリンダー40の開口44と増圧ロッド50のテーパ部56が接触して開口44が閉塞される(ステップ120)。
射出昇圧(鋳込み増圧)は、第3の逆止弁72を閉じ、所定圧力になると第2油圧駆動手段70のリリーフ弁80によりロッド側油室21の圧油がタンクラインに開放される。そうすると図4(4)に示すように、増圧シリンダー40の開口44が増圧ロッド50のテーパ部54で閉塞された状態で、第1の圧油駆動手段60から圧油が供給されて増圧シリンダー40が前進移動する。このとき増圧ロッド50は、圧縮コイルバネ58によりシリンダーの前進方向と反対方向に付勢されているので、閉塞位置を保持したまま増圧シリンダー40と射出シリンダーピストン30が密着し、増圧シリンダー内の圧油が閉じ込められて増圧される(ステップ130)。
射出突出し(鋳造品を突出して取り出し)時、第2の圧油駆動手段の第4の逆止弁74を閉じ、第3の逆止弁72を開放する。また図5(5)に示すように、第1の油圧駆動手段60から圧油をヘッド側油室24へ供給する。そうすると射出シリンダーピストン30が僅かに前進移動し、ロッド側油室21の圧油が高く、ヘッド側油室24の圧油が低くなり、増圧シリンダー40が後退移動し、増圧シリンダー40の開口44と増圧ロッド50のテーパ部54の間に隙間が生じる。この隙間からヘッド側油室24内に圧油が供給される(ステップ140)。
射出停止(射出前進回路切り)時は、図5(6)に示すように、ロッド側油室21の圧油とヘッド側油室24の圧油の圧力差が等しくなり、圧油の流れが発生しない(ステップ150)。
射出後退(射出シリンダーピストンの後退中)時は、第2の駆動手段70の第5の逆止弁76から圧油をロッド側油室21に供給する。また第1の圧油駆動手段60の第2の逆止弁64を開放しタンクラインへ接続する。そうすると図5(7)に示すように、第2の油圧駆動手段70からロッド側油室21へ圧油が供給されるとともに、ヘッド側油室24の圧油はタンクラインへ排出されて、射出シリンダーピストン30及び増圧シリンダー40がステップ100に示す原点位置まで後退移動する(ステップ160)。
このような本発明の射出装置によれば、射出時と昇圧時にシリンダー本体へ供給する圧油の供給経路を同一経路とし、射出後、昇圧への切替えを迅速に行なうことができる。したがって昇圧時間を大幅に短縮することができる。これにより、成型品の品質向上を図ることができる。
またロッド側油室とヘッド側油室の繋ぐランアラウンド回路を形成することにより、油圧駆動手段からの圧油の供給量を低減させることができる。
図6は本発明の射出装置の変形例の構成概略を示す図である。
変形例の射出装置10Aと、図1に示す射出装置10との構成上の相違は、ランアラウンド回路82を除去し、第1の油圧駆動手段60の絞り弁68を第2の油圧駆動手段70に設けた点である。その他の構成は図1に示す射出装置と同一の構成であり、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
変形例の射出装置10Aは、第1の油圧駆動手段60Aと、第2の油圧駆動手段70Aを備え、第2の油圧駆動手段70Aに絞り弁68を設けている。この絞り弁68でロッド側油室21から排出される圧油量を制御することにより、射出シリンダーピストン30の前進移動速度を調整することができる。
また射出装置10Aを用いた射出方法における射出前進及び射出突出しの際には、ロッド側油室21から排出された圧油を第2油圧駆動手段側へ排出するように構成している。
このような変形例の射出装置10Aによれば、射出装置10と同様に、射出時と昇圧時にシリンダー本体へ供給する圧油の供給経路を同一経路とし、射出後、昇圧への切替えを迅速に行なうことができる。したがって昇圧時間を大幅に短縮することができる。これにより、成型品の品質向上を図ることができる。
1………射出装置、2………射出シリンダーピストン、3………射出用の油圧駆動手段、4………増圧用の油圧駆動手段、5………増圧用のシリンダーピストン、10………射出装置、20………射出シリンダー本体、21………ロッド側油室、22………ロッド側油室の給排口、23………開口、24………ヘッド側油室、25………ヘッド側油室の給排口、26………開口、27………シリンダー室、30………射出シリンダーピストン、32………小径部、34………大径部、36………凹部、40………増圧シリンダー、42………ロッド側油室の開口、44………ヘッド側油室の開口、50………増圧ロッド、52………小ロッド部、54………大ロッド部、56……テーパ部、57………ツバ部、58………圧縮コイルバネ、60………第1の油圧駆動手段、62………第1の逆止弁、64………第2の逆止弁、66………方向制御弁、68………絞り弁、70………第2の油圧駆動手段、72………第3の逆止弁、74………第4の逆止弁、76………第5の逆止弁、78………第6の逆止弁、80………リリーフ弁、82………ランアラウンド回路、90………油圧ポンプ、92………アキュムレーター。

Claims (4)

  1. ヘッド側油室の給排口と、ロッド側油室の給排口を有する射出シリンダー本体と、
    前記射出シリンダー本体のシリンダー室内を進退移動可能な筒形とし、前記筒形の一方に前記ヘッド側油室の給排口からの圧油を供給可能な開口を有する増圧シリンダーと、
    前記増圧シリンダーの内部を進退移動可能な大径部と、前記筒形の他方の開口及び前記射出シリンダー本体の前記ロッド側油室の開口を貫通するピストンロッドを備えた射出シリンダーピストンと、
    前記筒形の一方の開口に挿通可能とし、前記一方の開口よりも小径のロッドと、前記増圧シリンダーの内部に配置され前記一方の開口よりも大径のテーパ部を有し、前記テーパ部が前記射出シリンダーピストンの射出前進と反対方向に付勢された増圧ロッドと、
    前記一方の開口と前記ロッドの間のスペースから前記増圧シリンダーの内部へ圧油を供給して、前記増圧シリンダーの他方の開口から前記射出シリンダーピストンを前進移動可能とし、射出前進が完了した後に、前記ロッド側油室の油圧の流れの停止とともに、前記ヘッド側油室の圧油の供給によって前記増圧シリンダーを前進移動させて、前記増圧ロッドの前記テーパ部により前記増圧シリンダーの前記一方の開口を閉塞し、前記射出前進と反対方向に付勢された前記テーパ部によって閉塞位置を保持したまま前記増圧シリンダーの内部の圧油を閉じ込めて増圧可能な油圧駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする射出装置。
  2. 前記ロッド側油室と前記ヘッド側油室を繋ぎ、前記射出シリンダーピストンの射出前進時に前記ロッド側油室から前記ヘッド側油室へ圧油を供給可能なランアラウンド回路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の射出装置。
  3. ヘッド側油室の給排口と、ロッド側油室の給排口を有する射出シリンダー本体のシリンダー室に筒形の増圧シリンダーを進退移動可能に配置し、前記増圧シリンダーの内部に射出シリンダーピストンを進退移動可能に貫通させて、前記増圧シリンダーの一方の開口に増圧ロッドのロッドをスペースを開けて挿通し、
    前記スペースから前記増圧シリンダーの内部へ圧油を供給して、前記増圧シリンダーの他方の開口から前記射出シリンダーピストンを前進移動させ、
    射出前進が完了した後に、前記ロッド側油室の油圧の流れの停止とともに、前記ヘッド側油室の圧油の供給によって前記増圧シリンダーを前進移動させて、前記増圧ロッドのテーパ部によって前記増圧シリンダーの前記一方の開口を閉塞し、前記射出前進と反対方向に付勢された前記増圧ロッドのテーパ部によって閉塞位置を保持したまま前記増圧シリンダーの内部の圧油を閉じ込めて増圧させることを特徴とする射出方法。
  4. 前記ロッド側油室と前記ヘッド側油室を繋ぐランアラウンド回路を形成し、前記射出シリンダーピストンの射出前進時に前記ロッド側油室から前記ヘッド側油室へ圧油を供給することを特徴とする請求項3に記載の射出方法。
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