JPH1190968A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents
射出成形機の型締装置Info
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- JPH1190968A JPH1190968A JP25331497A JP25331497A JPH1190968A JP H1190968 A JPH1190968 A JP H1190968A JP 25331497 A JP25331497 A JP 25331497A JP 25331497 A JP25331497 A JP 25331497A JP H1190968 A JPH1190968 A JP H1190968A
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- JP
- Japan
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- pressure
- oil
- mold
- mold clamping
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/64—Mould opening, closing or clamping devices
- B29C45/67—Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 型締昇圧開始時にブースタラム内において圧
力低下が発生することのないように構成することによ
り、型締動作を安定させるとともに寸開を防止し、プレ
フィル動作が不安定になることがなく、且つ、型閉サイ
クル時間の短縮を可能にする。 【解決手段】 プレフィルピストン33を閉方向へ駆動
するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系をそな
え、ブースタラム50に、ヘッド側圧力室40とブース
ト用圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路52と、プ
レフィルピストン33とブースタラム50との間に形成
された閉駆動用圧力室41と閉駆動用圧油供給系とを連
通接続する閉駆動用油路53とを形成するように構成す
る。
力低下が発生することのないように構成することによ
り、型締動作を安定させるとともに寸開を防止し、プレ
フィル動作が不安定になることがなく、且つ、型閉サイ
クル時間の短縮を可能にする。 【解決手段】 プレフィルピストン33を閉方向へ駆動
するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系をそな
え、ブースタラム50に、ヘッド側圧力室40とブース
ト用圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路52と、プ
レフィルピストン33とブースタラム50との間に形成
された閉駆動用圧力室41と閉駆動用圧油供給系とを連
通接続する閉駆動用油路53とを形成するように構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のプレ
フィルバルブを有する型締装置に用いて好適な射出成形
機の型締装置に関する。
フィルバルブを有する型締装置に用いて好適な射出成形
機の型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機の型締装置を図2を用
いて説明すると、図2は従来の射出成形機の型締装置を
模式的に示す縦断面図であり、この図2に示すように、
従来の射出成形機の型締装置は、型締シリンダ1,主ラ
ム2,可動盤16,固定盤17,連結ロッド18,固定
金型19,移動金型21,ブースタラム3,プレフィル
ピストン33,プレフィルピストン作動用切換バルブ2
2,圧抜きバルブ23,圧抜き用切換バルブ25,型開
閉用切換バルブ24,油圧ポンプ45およびオイルタン
ク46等から構成されている。
いて説明すると、図2は従来の射出成形機の型締装置を
模式的に示す縦断面図であり、この図2に示すように、
従来の射出成形機の型締装置は、型締シリンダ1,主ラ
ム2,可動盤16,固定盤17,連結ロッド18,固定
金型19,移動金型21,ブースタラム3,プレフィル
ピストン33,プレフィルピストン作動用切換バルブ2
2,圧抜きバルブ23,圧抜き用切換バルブ25,型開
閉用切換バルブ24,油圧ポンプ45およびオイルタン
ク46等から構成されている。
【0003】なお、この図2において、上半部はプレフ
ィルピストン33が最前位置(図2中右側)に移動して
いる状態(全閉状態)、下半部はプレフィルピストン3
3が最後位置(図2中左側)に移動している状態(全開
状態)を、それぞれ便宜的に示している。さて、従来の
射出成形機の型締装置は、図2に示すように、型締シリ
ンダ1の一端側に、その内部に受圧室4が形成された主
ラム2が摺動可能に、型締シリンダ1の内壁と密な状態
で嵌装されている。この主ラム2の前側(図2中右側)
には可動盤16を介して移動金型21が固定されてい
る。
ィルピストン33が最前位置(図2中右側)に移動して
いる状態(全閉状態)、下半部はプレフィルピストン3
3が最後位置(図2中左側)に移動している状態(全開
状態)を、それぞれ便宜的に示している。さて、従来の
射出成形機の型締装置は、図2に示すように、型締シリ
ンダ1の一端側に、その内部に受圧室4が形成された主
ラム2が摺動可能に、型締シリンダ1の内壁と密な状態
で嵌装されている。この主ラム2の前側(図2中右側)
には可動盤16を介して移動金型21が固定されてい
る。
【0004】また、型締シリンダ1の他端側にはブース
タラム3が、図示しないボルト等により基端部(図2中
左側)を固定され、且つ、先端部(図1中右側)を主ラ
ム2の受圧室4に摺動可能に嵌挿されるように配設され
ており、又、このブースタラム3には、その中心部を貫
通し、先端部において受圧室4と連通するブースト用油
路5が形成されている。
タラム3が、図示しないボルト等により基端部(図2中
左側)を固定され、且つ、先端部(図1中右側)を主ラ
ム2の受圧室4に摺動可能に嵌挿されるように配設され
ており、又、このブースタラム3には、その中心部を貫
通し、先端部において受圧室4と連通するブースト用油
路5が形成されている。
【0005】このブースト用油路5には、圧抜きバルブ
23,圧抜き用切換バルブ25および型開閉用切換バル
ブ24が連結されており、更に、ブースタラム3には、
ブースト用油路5とプレフィル閉用圧力室41とを連結
するプレフィル閉用油穴38が形成されている。ブース
タラム3と型締シリンダ1との間には、プレフィルピス
トン33が配設されており、このプレフィルピストン3
3は、型締シリンダ1内に嵌挿されるとともに、ブース
タラム3の外周に沿って軸方向へ摺動自在に外嵌されて
いて、プレフィルピストン33と型締シリンダ1との間
にはプレフィルピストン開用圧力室43が形成され、
又、プレフィルピストン33とブースタラム3との間に
はプレフィル閉用圧力室41が形成され、更に、プレフ
ィルピストン33の後端面とブースタラム3および型締
シリンダ1との間にはヘッド側圧力室40が形成されて
いる。
23,圧抜き用切換バルブ25および型開閉用切換バル
ブ24が連結されており、更に、ブースタラム3には、
ブースト用油路5とプレフィル閉用圧力室41とを連結
するプレフィル閉用油穴38が形成されている。ブース
タラム3と型締シリンダ1との間には、プレフィルピス
トン33が配設されており、このプレフィルピストン3
3は、型締シリンダ1内に嵌挿されるとともに、ブース
タラム3の外周に沿って軸方向へ摺動自在に外嵌されて
いて、プレフィルピストン33と型締シリンダ1との間
にはプレフィルピストン開用圧力室43が形成され、
又、プレフィルピストン33とブースタラム3との間に
はプレフィル閉用圧力室41が形成され、更に、プレフ
ィルピストン33の後端面とブースタラム3および型締
シリンダ1との間にはヘッド側圧力室40が形成されて
いる。
【0006】また、プレフィルピストン33は、円筒状
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム3の外周に沿って摺動することによ
り、型締シリンダ1内の型締側圧力室6とオイルタンク
46との間を開閉することができるようになっている。
すなわち、図2の上半部に示すように、このプレフィル
ピストン33が最前位置に移動している状態(全閉状
態)では、プレフィルピストン33の円筒状突出部34
の前端が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に当接
し、油通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一方、
図2の下半部に示すように、このプレフィルピストン3
3が最後位置に移動している状態(全開状態)では、油
通路14と型締圧力室6との間を開放するのである。な
お、プレフィルピストン33のピストン部35の外周面
と型締シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可能にな
っている。又、昇圧用油通路36は、プレフィルピスト
ン33前後の型締側圧力室6とヘッド側圧力室40との
間を連通するように、プレフィルピストン33に形成さ
れている。
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム3の外周に沿って摺動することによ
り、型締シリンダ1内の型締側圧力室6とオイルタンク
46との間を開閉することができるようになっている。
すなわち、図2の上半部に示すように、このプレフィル
ピストン33が最前位置に移動している状態(全閉状
態)では、プレフィルピストン33の円筒状突出部34
の前端が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に当接
し、油通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一方、
図2の下半部に示すように、このプレフィルピストン3
3が最後位置に移動している状態(全開状態)では、油
通路14と型締圧力室6との間を開放するのである。な
お、プレフィルピストン33のピストン部35の外周面
と型締シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可能にな
っている。又、昇圧用油通路36は、プレフィルピスト
ン33前後の型締側圧力室6とヘッド側圧力室40との
間を連通するように、プレフィルピストン33に形成さ
れている。
【0007】ブースタラム3の後部には、ヘッド側圧力
室40とブースト用油路5とを連結する昇圧用油穴37
が形成されており、この昇圧用油穴37には、昇圧用油
穴37よりも小さい径を有する絞り穴39が形成されて
おり、ブースタラム3のブースト用油路5とヘッド側圧
力室40との間を通過する圧油量を絞るようになってい
る。
室40とブースト用油路5とを連結する昇圧用油穴37
が形成されており、この昇圧用油穴37には、昇圧用油
穴37よりも小さい径を有する絞り穴39が形成されて
おり、ブースタラム3のブースト用油路5とヘッド側圧
力室40との間を通過する圧油量を絞るようになってい
る。
【0008】なお、この昇圧用油穴37は、プレフィル
ピストン33が最前部に移動している状態(全閉状態;
図2中上半部参照)で、ヘッド側圧力室40とブースト
用油路5とを連結するような位置に形成されている。ま
た、型締シリンダ1には、プレフィル開用圧力室43と
連通するプレフィル開用油穴12が形成されている。こ
のプレフィル開用油穴12にはプレフィルピストン作動
用切換バルブ22,油圧ポンプ45およびオイルタンク
46が連結されており、プレフィルピストン作動用切換
バルブ22を切り換えることにより、圧油をプレフィル
開用圧力室43に供給することができるようになってい
る。
ピストン33が最前部に移動している状態(全閉状態;
図2中上半部参照)で、ヘッド側圧力室40とブースト
用油路5とを連結するような位置に形成されている。ま
た、型締シリンダ1には、プレフィル開用圧力室43と
連通するプレフィル開用油穴12が形成されている。こ
のプレフィル開用油穴12にはプレフィルピストン作動
用切換バルブ22,油圧ポンプ45およびオイルタンク
46が連結されており、プレフィルピストン作動用切換
バルブ22を切り換えることにより、圧油をプレフィル
開用圧力室43に供給することができるようになってい
る。
【0009】さらに、型締シリンダ1の一端側(図2中
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24および油圧ポンプ45
を介してオイルタンク46と連結されており、この型開
閉用切換バルブ24を切り換え、型開用油穴13に圧油
を供給することにより、主ラム2を後退させ、金型1
9,21を開くことができるようになっている。
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24および油圧ポンプ45
を介してオイルタンク46と連結されており、この型開
閉用切換バルブ24を切り換え、型開用油穴13に圧油
を供給することにより、主ラム2を後退させ、金型1
9,21を開くことができるようになっている。
【0010】またさらに、型締シリンダ1には油通路1
4が形成されており、プレフィルピストン33の開閉動
作に伴って型締圧力室6と連通されるようになってお
り、又、この油通路14はオイルタンク46に連通接続
されている。また、型締シリンダ1の一端面(図1中右
側)には、複数の連絡ロッド18の基端側が連結されて
おり、各連絡ロッド18は可動盤16に向かってブース
ト用油路5と平行に延設されている。又、これら複数の
連絡ロッド18は可動盤16に形成された貫通孔(図示
省略)を貫通し、更に、その先端側には、それぞれ固定
盤17が固定されており、主ラム2の摺動に伴い、可動
盤16および移動金型21が連結ロッド18に案内され
ながら移動できるようになっている。
4が形成されており、プレフィルピストン33の開閉動
作に伴って型締圧力室6と連通されるようになってお
り、又、この油通路14はオイルタンク46に連通接続
されている。また、型締シリンダ1の一端面(図1中右
側)には、複数の連絡ロッド18の基端側が連結されて
おり、各連絡ロッド18は可動盤16に向かってブース
ト用油路5と平行に延設されている。又、これら複数の
連絡ロッド18は可動盤16に形成された貫通孔(図示
省略)を貫通し、更に、その先端側には、それぞれ固定
盤17が固定されており、主ラム2の摺動に伴い、可動
盤16および移動金型21が連結ロッド18に案内され
ながら移動できるようになっている。
【0011】さらに、この固定盤17には移動金型21
と対向するように固定金型19が固定されており、これ
らの移動金型21と固定金型19との間にはスプリング
15が配設されている。また、型開閉用切換バルブ2
4,圧抜き用切換バルブ25およびプレフィルピストン
作動用切換バルブ22は、容量の大きい油圧ポンプ45
に連結されており、又、油圧ポンプ45はオイルタンク
46に連結されている。
と対向するように固定金型19が固定されており、これ
らの移動金型21と固定金型19との間にはスプリング
15が配設されている。また、型開閉用切換バルブ2
4,圧抜き用切換バルブ25およびプレフィルピストン
作動用切換バルブ22は、容量の大きい油圧ポンプ45
に連結されており、又、油圧ポンプ45はオイルタンク
46に連結されている。
【0012】このような構成により、本型締装置は、金
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィルピストン作動用切換バルブ22のソレ
ノイドMを励磁することにより、油圧ポンプ45から送
られる圧油をプレフィル開用油穴12を通してプレフィ
ル開用圧力室43に供給する。プレフィル開用圧力室4
3に供給された圧油は、図2の下半部に示すように、プ
レフィルピストン33を後退させ、油通路14を開き、
オイルタンク46と型締圧力室6とを連通させる。
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィルピストン作動用切換バルブ22のソレ
ノイドMを励磁することにより、油圧ポンプ45から送
られる圧油をプレフィル開用油穴12を通してプレフィ
ル開用圧力室43に供給する。プレフィル開用圧力室4
3に供給された圧油は、図2の下半部に示すように、プ
レフィルピストン33を後退させ、油通路14を開き、
オイルタンク46と型締圧力室6とを連通させる。
【0013】一方、型開閉用切換バルブ24のソレノイ
ドCLを励磁し、油圧ポンプ45から送られる圧油をブ
ースト用油路5を通して、受圧室4へ供給する。受圧室
4へ供給された圧油は、主ラム2を前方(図2中右側)
へ高速で移動させ、型閉動作を行なう。なお、この際、
連通した油通路14を介してオイルタンク46内の油が
型締側圧力室6に吸い上げられる。
ドCLを励磁し、油圧ポンプ45から送られる圧油をブ
ースト用油路5を通して、受圧室4へ供給する。受圧室
4へ供給された圧油は、主ラム2を前方(図2中右側)
へ高速で移動させ、型閉動作を行なう。なお、この際、
連通した油通路14を介してオイルタンク46内の油が
型締側圧力室6に吸い上げられる。
【0014】(2)型締昇圧動作 金型19,21が閉じることにより、主ラム2の前方へ
の移動は停止させられ、受圧室4およびブースト用油路
5内の油圧が上昇するとともに、プレフィル閉用油穴3
8を通じてプレフィル閉用圧力室41内の油圧も上昇す
る。ここで、金型19,21が閉じると同時に切換バル
ブ22のソレノイドMを消磁することにより、プレフィ
ル開用圧力室43内の油圧がプレフィル開用油穴12を
通してオイルタンク46へ送られるようになる一方、プ
レフィル閉用圧力室41の油圧の上昇に伴いプレフィル
ピストン33が前進し、プレフィルピストン33の円筒
状突出部34が型締シリンダ1のリブ1aに当接するこ
とによりブースト用油路14と型締圧力室6との間が閉
じられる。
の移動は停止させられ、受圧室4およびブースト用油路
5内の油圧が上昇するとともに、プレフィル閉用油穴3
8を通じてプレフィル閉用圧力室41内の油圧も上昇す
る。ここで、金型19,21が閉じると同時に切換バル
ブ22のソレノイドMを消磁することにより、プレフィ
ル開用圧力室43内の油圧がプレフィル開用油穴12を
通してオイルタンク46へ送られるようになる一方、プ
レフィル閉用圧力室41の油圧の上昇に伴いプレフィル
ピストン33が前進し、プレフィルピストン33の円筒
状突出部34が型締シリンダ1のリブ1aに当接するこ
とによりブースト用油路14と型締圧力室6との間が閉
じられる。
【0015】また、プレフィルピストン33の前進によ
り、ブースタラム3の昇圧用油穴37が開かれ、ブース
ト用油路5内の圧油が昇圧用油穴37,ヘッド側圧力室
40および昇圧用油通路36を経て型締シリンダ1の型
締側圧力室6に導かれ、この圧油が主ラム2を固定盤1
7側へ高圧で押し付け、型締昇圧が行なわれる(図2の
上半部参照)。
り、ブースタラム3の昇圧用油穴37が開かれ、ブース
ト用油路5内の圧油が昇圧用油穴37,ヘッド側圧力室
40および昇圧用油通路36を経て型締シリンダ1の型
締側圧力室6に導かれ、この圧油が主ラム2を固定盤1
7側へ高圧で押し付け、型締昇圧が行なわれる(図2の
上半部参照)。
【0016】(3)型開動作 先ず、型締シリンダ1内の油圧力を降圧させるのである
が、ここで型締シリンダ1内の油圧力を衝撃なく徐々に
低下させるため、先ず、型開閉用切換バルブ24のソレ
ノイドCLを消磁し、更に、圧抜き用切換バルブ25の
ソレノイドCDを励磁して圧抜きバルブ23を開くこと
により、ブースト用油路5および型締圧力室6の油圧力
を降圧させた後、プレフィルピストン作動用切換バルブ
22のソレノイドMを励磁することにより、プレフィル
開用油穴12からプレフィル開用圧力室43へ圧油を供
給し、プレフィルピストン33を後退させ油通路14を
開く(図2の下半部参照)。
が、ここで型締シリンダ1内の油圧力を衝撃なく徐々に
低下させるため、先ず、型開閉用切換バルブ24のソレ
ノイドCLを消磁し、更に、圧抜き用切換バルブ25の
ソレノイドCDを励磁して圧抜きバルブ23を開くこと
により、ブースト用油路5および型締圧力室6の油圧力
を降圧させた後、プレフィルピストン作動用切換バルブ
22のソレノイドMを励磁することにより、プレフィル
開用油穴12からプレフィル開用圧力室43へ圧油を供
給し、プレフィルピストン33を後退させ油通路14を
開く(図2の下半部参照)。
【0017】次いで、型開閉用切換バルブ24のソレノ
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型開動作を行なう。
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型開動作を行なう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形機の型締装置では、型締昇圧を行な
う際に、主ラム2の前進により金型19,21を閉じた
後にブースタラム3内に発生する高圧な油圧(圧油)
を、プレフィル閉用油穴38を通してプレフィル閉用圧
力室41に導くことにより、プレフィルピストン33を
前進させて油通路14を閉じ、更に、閉ざされた型締シ
リンダ1の型締側圧力室6に、昇圧用油穴37,ヘッド
側圧力室40および昇圧用油通路36を経由してブース
タ3内の圧油を導いて昇圧するのであるが、図3(従来
の射出成形機の型締装置における型閉途中の圧油の流れ
を示す要部断面図)に示すように、昇圧用油穴37はプ
レフィルピストン33が閉じ終わる(油通路14を閉鎖
する)直前に開かれるので、この昇圧用油穴37が開い
てからプレフィルピストン33が閉じ終わるまでの間、
ブースタラム3内の圧油は、図3の点線矢印に示す経路
で大気圧のオイルタンク46と連通し圧力低下が生じて
しまう。
うな従来の射出成形機の型締装置では、型締昇圧を行な
う際に、主ラム2の前進により金型19,21を閉じた
後にブースタラム3内に発生する高圧な油圧(圧油)
を、プレフィル閉用油穴38を通してプレフィル閉用圧
力室41に導くことにより、プレフィルピストン33を
前進させて油通路14を閉じ、更に、閉ざされた型締シ
リンダ1の型締側圧力室6に、昇圧用油穴37,ヘッド
側圧力室40および昇圧用油通路36を経由してブース
タ3内の圧油を導いて昇圧するのであるが、図3(従来
の射出成形機の型締装置における型閉途中の圧油の流れ
を示す要部断面図)に示すように、昇圧用油穴37はプ
レフィルピストン33が閉じ終わる(油通路14を閉鎖
する)直前に開かれるので、この昇圧用油穴37が開い
てからプレフィルピストン33が閉じ終わるまでの間、
ブースタラム3内の圧油は、図3の点線矢印に示す経路
で大気圧のオイルタンク46と連通し圧力低下が生じて
しまう。
【0019】すなわち、ブースト用油路5内に生じる圧
力低下により主ラム2の型締力が弱まり、固定金型19
と移動金型21との間に配設されたスプリング15の作
用によりこれらの金型19,21が開こうとし、型締動
作が不安定になるという課題がある。また、上述のよう
な圧力低下により、プレフィルピストン33の閉動作を
阻害する不安定な動き(寸開)が発生し、この寸開によ
り、昇圧時間が延びたりショック音が発生する等、プレ
フィル動作が不安定になるという課題もある。
力低下により主ラム2の型締力が弱まり、固定金型19
と移動金型21との間に配設されたスプリング15の作
用によりこれらの金型19,21が開こうとし、型締動
作が不安定になるという課題がある。また、上述のよう
な圧力低下により、プレフィルピストン33の閉動作を
阻害する不安定な動き(寸開)が発生し、この寸開によ
り、昇圧時間が延びたりショック音が発生する等、プレ
フィル動作が不安定になるという課題もある。
【0020】さらに、図2および図3に示す従来の射出
成形機の型締装置においては、昇圧用油穴37を通る圧
油の流量を絞り穴39により抑えることで、ブースタラ
ム3の内部の圧油に背圧を持たせてブースタラム3内の
圧油の急激な圧力低下を防止しているのであるが、昇圧
時および降圧時にこの絞り穴39を通る圧油の流量が制
限されることから、射出サイクル時間が長くなり、装置
の高速運転化を阻害するという課題もある。
成形機の型締装置においては、昇圧用油穴37を通る圧
油の流量を絞り穴39により抑えることで、ブースタラ
ム3の内部の圧油に背圧を持たせてブースタラム3内の
圧油の急激な圧力低下を防止しているのであるが、昇圧
時および降圧時にこの絞り穴39を通る圧油の流量が制
限されることから、射出サイクル時間が長くなり、装置
の高速運転化を阻害するという課題もある。
【0021】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、型締昇圧開始時にブースタラム内において圧
力低下が発生することのないように構成することによ
り、型締動作を安定させるとともに寸開を防止し、プレ
フィル動作が不安定になることがなく、且つ、型閉サイ
クル時間の短縮が可能な射出成形機の型締装置を提供す
ることを目的とする。
たもので、型締昇圧開始時にブースタラム内において圧
力低下が発生することのないように構成することによ
り、型締動作を安定させるとともに寸開を防止し、プレ
フィル動作が不安定になることがなく、且つ、型閉サイ
クル時間の短縮が可能な射出成形機の型締装置を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の射出
成形機の型締装置は、溶融樹脂を内部に射出される金型
を型締すべく、型締シリンダと、型締シリンダの一端側
に嵌挿され、金型に型締力を付与すべく内部に受圧室を
形成された主ラムと、この主ラムを駆動するための圧油
を供給するブースト用圧油供給系と、基端部を型締シリ
ンダの他端側に固定され、先端部を主ラムの受圧室に嵌
挿されるとともに、この受圧室とブースト用圧油供給系
とを連通接続するブースト用油路を形成されたブースタ
ラムと、型締シリンダ内に嵌挿され且つブースタラムに
外嵌され、このブースタラムの外周に沿って摺動するこ
とにより型締シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの
間を開閉するとともに、型締側圧力室とブースタラムの
基端部側のヘッド側圧力室とを連通接続する油路を形成
されたプレフィルピストンとをそなえてなる射出成形機
の型締装置において、プレフィルピストンを閉方向へ駆
動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそな
えられ、ブースタラムに、ヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることを特徴としている。
成形機の型締装置は、溶融樹脂を内部に射出される金型
を型締すべく、型締シリンダと、型締シリンダの一端側
に嵌挿され、金型に型締力を付与すべく内部に受圧室を
形成された主ラムと、この主ラムを駆動するための圧油
を供給するブースト用圧油供給系と、基端部を型締シリ
ンダの他端側に固定され、先端部を主ラムの受圧室に嵌
挿されるとともに、この受圧室とブースト用圧油供給系
とを連通接続するブースト用油路を形成されたブースタ
ラムと、型締シリンダ内に嵌挿され且つブースタラムに
外嵌され、このブースタラムの外周に沿って摺動するこ
とにより型締シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの
間を開閉するとともに、型締側圧力室とブースタラムの
基端部側のヘッド側圧力室とを連通接続する油路を形成
されたプレフィルピストンとをそなえてなる射出成形機
の型締装置において、プレフィルピストンを閉方向へ駆
動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそな
えられ、ブースタラムに、ヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としての射出成形機の型締装置について説明する
と、図1はその型締装置を模式的に示す縦断面図であ
る。さて、本発明の一実施形態としての射出成形機の型
締装置も、前述の従来例の射出成形機の型締装置と同様
に、図1に示すごとく、型締シリンダ1,主ラム2,可
動盤16,固定盤17,連結ロッド18,固定金型1
9,移動金型21,ブースタラム50,プレフィルピス
トン33,プレフィルピストン作動用切換バルブ22,
オイルタンク(油タンク)46等から構成されている。
施形態としての射出成形機の型締装置について説明する
と、図1はその型締装置を模式的に示す縦断面図であ
る。さて、本発明の一実施形態としての射出成形機の型
締装置も、前述の従来例の射出成形機の型締装置と同様
に、図1に示すごとく、型締シリンダ1,主ラム2,可
動盤16,固定盤17,連結ロッド18,固定金型1
9,移動金型21,ブースタラム50,プレフィルピス
トン33,プレフィルピストン作動用切換バルブ22,
オイルタンク(油タンク)46等から構成されている。
【0024】また、本型締装置は、プレフィルピストン
33を閉方向(図2中右側方向)へ駆動するための圧油
を供給する閉駆動用圧油供給系として、プレフィル閉用
切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56を有してお
り、更に、主ラム2を駆動するための圧油を供給するブ
ースト用圧油供給系として、圧抜きバルブ23,圧抜き
用切換バルブ25,型開閉用切換バルブ24および大容
量の油圧ポンプ45を有している。又、このブースト用
圧油供給系には、昇圧用切換バルブ54が設けられてい
る。
33を閉方向(図2中右側方向)へ駆動するための圧油
を供給する閉駆動用圧油供給系として、プレフィル閉用
切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56を有してお
り、更に、主ラム2を駆動するための圧油を供給するブ
ースト用圧油供給系として、圧抜きバルブ23,圧抜き
用切換バルブ25,型開閉用切換バルブ24および大容
量の油圧ポンプ45を有している。又、このブースト用
圧油供給系には、昇圧用切換バルブ54が設けられてい
る。
【0025】なお、この図1において、上半部はプレフ
ィルピストン33が最前位置(図1中右側)に移動して
いる状態(全閉状態)、下半部はプレフィルピストン3
3が最後位置(図1中左側)に移動している状態(全開
状態)をそれぞれ便宜的に示している。さて、本型締装
置においても、従来の射出成形機の型締装置と同様に、
型締シリンダ1の一端側に、その内部に受圧室4が形成
された主ラム2が、型締シリンダ1の内壁と密な状態で
摺動可能に嵌挿されている。又、この主ラム2の前側
(図1中右側)には可動盤16を介して移動金型21が
固定されている。
ィルピストン33が最前位置(図1中右側)に移動して
いる状態(全閉状態)、下半部はプレフィルピストン3
3が最後位置(図1中左側)に移動している状態(全開
状態)をそれぞれ便宜的に示している。さて、本型締装
置においても、従来の射出成形機の型締装置と同様に、
型締シリンダ1の一端側に、その内部に受圧室4が形成
された主ラム2が、型締シリンダ1の内壁と密な状態で
摺動可能に嵌挿されている。又、この主ラム2の前側
(図1中右側)には可動盤16を介して移動金型21が
固定されている。
【0026】さらに、型締シリンダ1の他端側にはブー
スタラム50が、図示しないボルト等により基端部(図
1中左側)を固定され、先端部(図1中右側)を主ラム
2の受圧室4に摺動可能に嵌挿されるように配設されて
おり、又、このブースタラム50には、その中心部を貫
通し、先端部において受圧室4と連通するブースト用油
路(油路)51が形成されており、受圧室4とブースト
用圧油供給系とを連通接続するようになっている。
スタラム50が、図示しないボルト等により基端部(図
1中左側)を固定され、先端部(図1中右側)を主ラム
2の受圧室4に摺動可能に嵌挿されるように配設されて
おり、又、このブースタラム50には、その中心部を貫
通し、先端部において受圧室4と連通するブースト用油
路(油路)51が形成されており、受圧室4とブースト
用圧油供給系とを連通接続するようになっている。
【0027】ブースタラム50の基端部側(図1中左
側)には、ヘッド側圧力室40とブースト用圧油供給系
とを連通接続する昇圧用油路52が形成されており、昇
圧用切換バルブ54を切り換えることによって油圧ポン
プ45からの圧油を昇圧用油路52へ導き、ヘッド側圧
力室40および昇圧用油通路36を通して、圧油を型締
シリンダ1の型締側圧力室6に供給することができるよ
うになっている。
側)には、ヘッド側圧力室40とブースト用圧油供給系
とを連通接続する昇圧用油路52が形成されており、昇
圧用切換バルブ54を切り換えることによって油圧ポン
プ45からの圧油を昇圧用油路52へ導き、ヘッド側圧
力室40および昇圧用油通路36を通して、圧油を型締
シリンダ1の型締側圧力室6に供給することができるよ
うになっている。
【0028】また、ブースタラム50の基端部側(図1
中左側)には、プレフィルピストン33とブースタラム
50との間に形成されたプレフィル閉用圧力室(閉駆動
用圧力室)41と、閉駆動用圧油供給系であるプレフィ
ル閉用切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56とを
連通接続するプレフィル閉用油路(閉駆動用油路)53
が形成されている。
中左側)には、プレフィルピストン33とブースタラム
50との間に形成されたプレフィル閉用圧力室(閉駆動
用圧力室)41と、閉駆動用圧油供給系であるプレフィ
ル閉用切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56とを
連通接続するプレフィル閉用油路(閉駆動用油路)53
が形成されている。
【0029】すなわち、プレフィル閉用切換バルブ55
の切換によりプレフィル閉用油路53を通してプレフィ
ル閉用圧力室41に圧油を供給したり、逆に、プレフィ
ル閉用油路53の出口を開いてプレフィル閉用圧力室4
1の圧油を抜いたりすることができるようになっている
のである。ブースタラム50と型締シリンダ1との間に
は、プレフィルピストン33が配設されており、このプ
レフィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿され
るとともに、ブースタラム50の外周に沿って軸方向へ
摺動摺動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン3
3と型締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用
圧力室43が形成され、又、プレフィルピストン33と
ブースタラム50との間にはプレフィル閉用圧力室41
(閉駆動用圧力室)が形成され、更に、プレフィルピス
トン33の後端面とブースタラム50および型締シリン
ダ1との間にはヘッド側圧力室40が形成されている。
の切換によりプレフィル閉用油路53を通してプレフィ
ル閉用圧力室41に圧油を供給したり、逆に、プレフィ
ル閉用油路53の出口を開いてプレフィル閉用圧力室4
1の圧油を抜いたりすることができるようになっている
のである。ブースタラム50と型締シリンダ1との間に
は、プレフィルピストン33が配設されており、このプ
レフィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿され
るとともに、ブースタラム50の外周に沿って軸方向へ
摺動摺動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン3
3と型締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用
圧力室43が形成され、又、プレフィルピストン33と
ブースタラム50との間にはプレフィル閉用圧力室41
(閉駆動用圧力室)が形成され、更に、プレフィルピス
トン33の後端面とブースタラム50および型締シリン
ダ1との間にはヘッド側圧力室40が形成されている。
【0030】また、プレフィルピストン33は、円筒状
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム50の外周に沿って摺動することによ
り、型締シリンダ1内の型締側圧力室6と油タンク46
との間を開閉することができるようになっている。すな
わち、図1の上半部に示すように、このプレフィルピス
トン33が最前位置に移動している状態(全閉状態)で
は、プレフィルピストン33の円筒状突出部34の前端
が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に当接し、油
通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一方、図1の
下半部に示すように、このプレフィルピストン33が最
後位置に移動している状態(全開状態)では、油通路1
4と型締圧力室6との間を開放するのである。なお、プ
レフィルピストン33のピストン部35の外周面と型締
シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可能になってい
る。又、昇圧用油通路36は、プレフィルピストン33
前後の型締圧力室6とヘッド側圧力室40との間を連通
するように、プレフィルピストン33に形成されてい
る。
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム50の外周に沿って摺動することによ
り、型締シリンダ1内の型締側圧力室6と油タンク46
との間を開閉することができるようになっている。すな
わち、図1の上半部に示すように、このプレフィルピス
トン33が最前位置に移動している状態(全閉状態)で
は、プレフィルピストン33の円筒状突出部34の前端
が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に当接し、油
通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一方、図1の
下半部に示すように、このプレフィルピストン33が最
後位置に移動している状態(全開状態)では、油通路1
4と型締圧力室6との間を開放するのである。なお、プ
レフィルピストン33のピストン部35の外周面と型締
シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可能になってい
る。又、昇圧用油通路36は、プレフィルピストン33
前後の型締圧力室6とヘッド側圧力室40との間を連通
するように、プレフィルピストン33に形成されてい
る。
【0031】また、型締シリンダ1には、プレフィル開
用圧力室43と連通するプレフィル開用油穴12が形成
されている。このプレフィル開用油穴12にはプレフィ
ルピストン作動用切換バルブ22,油圧ポンプ45およ
びオイルタンク46が連結されており、プレフィルピス
トン作動用切換バルブ22を切り換えることにより、圧
油をプレフィル開用圧力室43に供給することができる
ようになっている。
用圧力室43と連通するプレフィル開用油穴12が形成
されている。このプレフィル開用油穴12にはプレフィ
ルピストン作動用切換バルブ22,油圧ポンプ45およ
びオイルタンク46が連結されており、プレフィルピス
トン作動用切換バルブ22を切り換えることにより、圧
油をプレフィル開用圧力室43に供給することができる
ようになっている。
【0032】さらに、型締シリンダ1の一端側(図1中
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24および油圧ポンプ45
と連結されており、この型開閉用切換バルブ24を切り
換え、型開用油穴13に圧油を供給することにより、主
ラム2を後退させ、金型19,21を開くことができる
ようになっている。
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24および油圧ポンプ45
と連結されており、この型開閉用切換バルブ24を切り
換え、型開用油穴13に圧油を供給することにより、主
ラム2を後退させ、金型19,21を開くことができる
ようになっている。
【0033】またさらに、型締シリンダ1には油通路1
4が形成されており、プレフィルピストン33の開閉動
作に伴い型締側圧力室6と連通されるようになってお
り、又、この油通路14はオイルタンク46に連通接続
されている。また、型締シリンダ1の一端面(図1中右
側)には、複数の連絡ロッド18の基端側が連結されて
おり、各連絡ロッド18は可動盤16に向かってブース
ト用油路51と平行に延設されている。又、これら複数
の連絡ロッド18は可動盤16に形成された貫通孔(図
示省略)を貫通し、更に、その先端側には、固定盤17
が固定されており、主ラム2の摺動に伴い、可動盤16
および移動金型21が連結ロッド18に案内されながら
移動できるようになっている。
4が形成されており、プレフィルピストン33の開閉動
作に伴い型締側圧力室6と連通されるようになってお
り、又、この油通路14はオイルタンク46に連通接続
されている。また、型締シリンダ1の一端面(図1中右
側)には、複数の連絡ロッド18の基端側が連結されて
おり、各連絡ロッド18は可動盤16に向かってブース
ト用油路51と平行に延設されている。又、これら複数
の連絡ロッド18は可動盤16に形成された貫通孔(図
示省略)を貫通し、更に、その先端側には、固定盤17
が固定されており、主ラム2の摺動に伴い、可動盤16
および移動金型21が連結ロッド18に案内されながら
移動できるようになっている。
【0034】さらに、この固定盤17には移動金型21
と対向するように固定金型19が固定されており、これ
らの移動金型21と固定金型19との間にはスプリング
15が配設されている。また、型開閉用切換バルブ2
4,圧抜き用切換バルブ25およびプレフィルピストン
作動用切換バルブ22は、容量の大きい油圧ポンプ45
に連結されており、又、油圧ポンプ45はオイルタンク
46に連結されている。
と対向するように固定金型19が固定されており、これ
らの移動金型21と固定金型19との間にはスプリング
15が配設されている。また、型開閉用切換バルブ2
4,圧抜き用切換バルブ25およびプレフィルピストン
作動用切換バルブ22は、容量の大きい油圧ポンプ45
に連結されており、又、油圧ポンプ45はオイルタンク
46に連結されている。
【0035】このような構成により、本型締装置は、金
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィル閉用切換バルブ55を非励磁状態にす
ることで、プレフィル閉用油路53をオイルタンク46
に連通させ、更に、プレフィルピストン作動用切換バル
ブ22を励磁状態にし、圧油をプレフィル開用油穴12
を通してプレフィル開用圧力室43に供給することによ
り、図1の下半部に示すように、プレフィルピストン3
3を開き、型締シリンダ1の型締側圧力室6とオイルタ
ンク46とを連通させる。
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィル閉用切換バルブ55を非励磁状態にす
ることで、プレフィル閉用油路53をオイルタンク46
に連通させ、更に、プレフィルピストン作動用切換バル
ブ22を励磁状態にし、圧油をプレフィル開用油穴12
を通してプレフィル開用圧力室43に供給することによ
り、図1の下半部に示すように、プレフィルピストン3
3を開き、型締シリンダ1の型締側圧力室6とオイルタ
ンク46とを連通させる。
【0036】次に、型開閉用切換バルブ24のソレノイ
ドCLを励磁し、油圧ポンプ45からの圧油をブースト
用油路51を経て受圧室4へ供給することにより、主ラ
ム2は高速で前進し型閉動作を行なう。なお、このとき
型締側圧力室6には負圧によってオイルタンク46から
油が吸い上げられ、主ラム2の高速前進を妨げないよう
になっている。
ドCLを励磁し、油圧ポンプ45からの圧油をブースト
用油路51を経て受圧室4へ供給することにより、主ラ
ム2は高速で前進し型閉動作を行なう。なお、このとき
型締側圧力室6には負圧によってオイルタンク46から
油が吸い上げられ、主ラム2の高速前進を妨げないよう
になっている。
【0037】(2)型締昇圧動作 金型19,21が閉じることにより、ブースト用油路5
1および受圧室4の圧力が上昇する。また、ここで、プ
レフィルピストン閉用切換バルブ55を励磁し、小容量
油圧ポンプ56から送られる圧油を、プレフィルピスト
ン閉用油路53を通してプレフィル閉用圧力室41へ供
給するとともに、切換バルブ22のソレノイドMを消磁
することにより、プレフィル開用圧力室43の圧油をプ
レフィル開用油穴12を通してオイルタンク46へと送
ることにより、プレフィルピストン33が前進し、図1
の上半部に示すように、プレフィルピストン33の円筒
状突出部34の先端部が型締シリンダ1のリブ1aに密
に当接して、油通路14を閉鎖する。
1および受圧室4の圧力が上昇する。また、ここで、プ
レフィルピストン閉用切換バルブ55を励磁し、小容量
油圧ポンプ56から送られる圧油を、プレフィルピスト
ン閉用油路53を通してプレフィル閉用圧力室41へ供
給するとともに、切換バルブ22のソレノイドMを消磁
することにより、プレフィル開用圧力室43の圧油をプ
レフィル開用油穴12を通してオイルタンク46へと送
ることにより、プレフィルピストン33が前進し、図1
の上半部に示すように、プレフィルピストン33の円筒
状突出部34の先端部が型締シリンダ1のリブ1aに密
に当接して、油通路14を閉鎖する。
【0038】さらに、昇圧用切換バルブ54により、油
圧ポンプ45から送られる圧油を昇圧用油路52,ヘッ
ド側圧力室40および昇圧用油通路36を通して型締シ
リンダ1の型締側圧力室6に供給することにより、この
供給された圧油が主ラム2を高圧で押し付け型締昇圧が
行なわれる。なお、上記の型締昇圧開始時において、従
来の射出成形機の型締装置でみられるような、ブースト
用油路51内の圧力低下が生じることはない。
圧ポンプ45から送られる圧油を昇圧用油路52,ヘッ
ド側圧力室40および昇圧用油通路36を通して型締シ
リンダ1の型締側圧力室6に供給することにより、この
供給された圧油が主ラム2を高圧で押し付け型締昇圧が
行なわれる。なお、上記の型締昇圧開始時において、従
来の射出成形機の型締装置でみられるような、ブースト
用油路51内の圧力低下が生じることはない。
【0039】(3)型開動作 次に、型開閉用切換バルブ24のソレノイドCLを消磁
することにより、ブースト用油路51および受圧室4へ
の圧油の供給を停止させ、次に、圧抜き用切換バルブ2
5のソレノイドCDを励磁し、圧抜きバルブ23を開く
ことにより、ブースタラム50内の圧力を低下させ、更
に、昇圧用切換バルブ54を開いて型締シリンダ1内の
圧力を低下させることにより、型締圧力の降圧を行な
う。
することにより、ブースト用油路51および受圧室4へ
の圧油の供給を停止させ、次に、圧抜き用切換バルブ2
5のソレノイドCDを励磁し、圧抜きバルブ23を開く
ことにより、ブースタラム50内の圧力を低下させ、更
に、昇圧用切換バルブ54を開いて型締シリンダ1内の
圧力を低下させることにより、型締圧力の降圧を行な
う。
【0040】型締シリンダ1内の圧力が低下したところ
で、プレフィル閉用切換バルブ55のソレノイドを消磁
することにより、プレフィル閉用油路53の出口を開
き、プレフィル閉用圧力室41をヘッド側圧力室53を
通じてオイルタンク46と連通させるとともに、プレフ
ィルピストン作動用切換バルブ22のソレノイドMを励
磁することにより、プレフィル開用油穴12を通してプ
レフィル開用圧力室43へ油圧ポンプ45からの圧油を
供給し、図1の下半部に示すように、プレフィルピスト
ン33を開く。
で、プレフィル閉用切換バルブ55のソレノイドを消磁
することにより、プレフィル閉用油路53の出口を開
き、プレフィル閉用圧力室41をヘッド側圧力室53を
通じてオイルタンク46と連通させるとともに、プレフ
ィルピストン作動用切換バルブ22のソレノイドMを励
磁することにより、プレフィル開用油穴12を通してプ
レフィル開用圧力室43へ油圧ポンプ45からの圧油を
供給し、図1の下半部に示すように、プレフィルピスト
ン33を開く。
【0041】そして、型開閉用切換バルブ24のソレノ
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型開動作を行なう。このように、
本発明の一実施形態としての射出成形機の型締装置によ
れば、型締昇圧工程開始時に、ブースタラム50内の圧
油がオイルタンク46(大気圧)と連通することがない
ことから、ブースト用油路51内に圧力低下が発生する
ことがなく、金型19,21が開こうとすることがない
ため、安定した動作を得ることができる。
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型開動作を行なう。このように、
本発明の一実施形態としての射出成形機の型締装置によ
れば、型締昇圧工程開始時に、ブースタラム50内の圧
油がオイルタンク46(大気圧)と連通することがない
ことから、ブースト用油路51内に圧力低下が発生する
ことがなく、金型19,21が開こうとすることがない
ため、安定した動作を得ることができる。
【0042】また、同様に、型締昇圧工程開始時にブー
スタラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)と
連通することがないことから、ブースト用油路51内に
圧力低下が発生することがなく、プレフィルピストン3
3の寸開が生じることがないため、寸開による昇圧時間
の延長を防ぐことができ、型閉サイクルの短縮に寄与で
きる。
スタラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)と
連通することがないことから、ブースト用油路51内に
圧力低下が発生することがなく、プレフィルピストン3
3の寸開が生じることがないため、寸開による昇圧時間
の延長を防ぐことができ、型閉サイクルの短縮に寄与で
きる。
【0043】さらに、寸開が生じることがないので、型
締昇圧時にショック音が発生したり、プレフィルピスト
ン33の動作が不安定になることもない。
締昇圧時にショック音が発生したり、プレフィルピスト
ン33の動作が不安定になることもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の射出成形
機の型締装置によれば、プレフィルピストンを閉方向へ
駆動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそ
なえられ、ブースタラムにヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることから、閉駆動用油路を介し
て、閉駆動用圧力室に圧油を供給することにより、型締
シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの間をプレフィ
ルピストンが完全に閉鎖した状態で、昇圧用油路を介し
て圧油を型締側圧力室へ供給して型締昇圧を行なうの
で、型締昇圧開始時に、ブースタラム内の圧油が油タン
ク(大気圧)と連通することがなく、圧力低下が生じる
ことがないことから、金型が開こうとすることがないた
め安定した動作を得ることができるという利点がある。
機の型締装置によれば、プレフィルピストンを閉方向へ
駆動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそ
なえられ、ブースタラムにヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることから、閉駆動用油路を介し
て、閉駆動用圧力室に圧油を供給することにより、型締
シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの間をプレフィ
ルピストンが完全に閉鎖した状態で、昇圧用油路を介し
て圧油を型締側圧力室へ供給して型締昇圧を行なうの
で、型締昇圧開始時に、ブースタラム内の圧油が油タン
ク(大気圧)と連通することがなく、圧力低下が生じる
ことがないことから、金型が開こうとすることがないた
め安定した動作を得ることができるという利点がある。
【0045】また、同様に、型締昇圧開始時にブースタ
ラム内の圧油が油タンク(大気圧)と連通することがな
いことから、圧力低下が生じることがなく、プレフィル
ピストンの寸開が生じることがないため、寸開による昇
圧時間の延長を防ぐことができ、型閉サイクルを短縮で
きるという利点がある。さらに、寸開が生じることがな
いので、型締昇圧時にショック音が発生したり、プレフ
ィルピストンの動作が不安定になることがないという利
点もある。
ラム内の圧油が油タンク(大気圧)と連通することがな
いことから、圧力低下が生じることがなく、プレフィル
ピストンの寸開が生じることがないため、寸開による昇
圧時間の延長を防ぐことができ、型閉サイクルを短縮で
きるという利点がある。さらに、寸開が生じることがな
いので、型締昇圧時にショック音が発生したり、プレフ
ィルピストンの動作が不安定になることがないという利
点もある。
【図1】本発明の一実施形態としての射出成形機の型締
装置を模式的に示す縦断面図である。
装置を模式的に示す縦断面図である。
【図2】従来の射出成形機の型締装置を模式的に示す縦
断面図である。
断面図である。
【図3】型締昇圧工程中に生じる油の流れを示す要部断
面図である。
面図である。
1 型締シリンダ 2 主ラム 4 受圧室 6 型締側圧力室 24 型開閉用切換バルブ 33 プレフィルピストン 40 ヘッド側圧力室 41 プレフィル閉用圧力室(閉駆動用圧力室) 45 油圧ポンプ 46 オイルタンク(油タンク) 50 ブースタラム 51 ブースト用油路(油路) 52 昇圧用油路 53 プレフィル閉用油通路(閉駆動用油路) 54 昇圧用切換バルブ 55 プレフィル閉用切換バルブ 56 小容量油圧ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のプレ
フィルピストンを有する型締装置に用いて好適な射出成
形機の型締装置に関する。
フィルピストンを有する型締装置に用いて好適な射出成
形機の型締装置に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このブースト用油路5には、圧抜きバルブ
23,圧抜き用切換バルブ25および型開閉用切換バル
ブ24が連結されており、更に、ブースタラム3には、
ブースト用油路5とプレフィルピストン閉用圧力室41
とを連結するプレフィルピストン閉用油穴38が形成さ
れている。ブースタラム3と型締シリンダ1との間に
は、プレフィルピストン33が配設されており、このプ
レフィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿され
るとともに、ブースタラム3の外周に沿って軸方向へ摺
動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン33と型
締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用圧力室
43が形成され、又、プレフィルピストン33とブース
タラム3との間にはプレフィルピストン閉用圧力室41
が形成され、更に、プレフィルピストン33の後端面と
ブースタラム3および型締シリンダ1との間にはヘッド
側圧力室40が形成されている。
23,圧抜き用切換バルブ25および型開閉用切換バル
ブ24が連結されており、更に、ブースタラム3には、
ブースト用油路5とプレフィルピストン閉用圧力室41
とを連結するプレフィルピストン閉用油穴38が形成さ
れている。ブースタラム3と型締シリンダ1との間に
は、プレフィルピストン33が配設されており、このプ
レフィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿され
るとともに、ブースタラム3の外周に沿って軸方向へ摺
動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン33と型
締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用圧力室
43が形成され、又、プレフィルピストン33とブース
タラム3との間にはプレフィルピストン閉用圧力室41
が形成され、更に、プレフィルピストン33の後端面と
ブースタラム3および型締シリンダ1との間にはヘッド
側圧力室40が形成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】なお、この昇圧用油穴37は、プレフィル
ピストン33が最前部に移動している状態(全閉状態;
図2中上半部参照)で、ヘッド側圧力室40とブースト
用油路5とを連結するような位置に形成されている。ま
た、型締シリンダ1には、プレフィルピストン開用圧力
室43と連通するプレフィルピストン開用油穴12が形
成されている。このプレフィルピストン開用油穴12に
はプレフィルピストン作動用切換バルブ22,油圧ポン
プ45およびオイルタンク46が連結されており、プレ
フィルピストン作動用切換バルブ22を切り換えること
により、圧油をプレフィルピストン開用圧力室43に供
給することができるようになっている。
ピストン33が最前部に移動している状態(全閉状態;
図2中上半部参照)で、ヘッド側圧力室40とブースト
用油路5とを連結するような位置に形成されている。ま
た、型締シリンダ1には、プレフィルピストン開用圧力
室43と連通するプレフィルピストン開用油穴12が形
成されている。このプレフィルピストン開用油穴12に
はプレフィルピストン作動用切換バルブ22,油圧ポン
プ45およびオイルタンク46が連結されており、プレ
フィルピストン作動用切換バルブ22を切り換えること
により、圧油をプレフィルピストン開用圧力室43に供
給することができるようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】さらに、この固定盤17には移動金型21
と対向するように固定金型19が固定されている。ま
た、型開閉用切換バルブ24,圧抜き用切換バルブ25
およびプレフィルピストン作動用切換バルブ22は、容
量の大きい油圧ポンプ45に連結されており、又、油圧
ポンプ45はオイルタンク46に連結されている。
と対向するように固定金型19が固定されている。ま
た、型開閉用切換バルブ24,圧抜き用切換バルブ25
およびプレフィルピストン作動用切換バルブ22は、容
量の大きい油圧ポンプ45に連結されており、又、油圧
ポンプ45はオイルタンク46に連結されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このような構成により、本型締装置は、金
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィルピストン作動用切換バルブ22のソレ
ノイドMを励磁することにより、油圧ポンプ45から送
られる圧油をプレフィルピストン開用油穴12を通して
プレフィルピストン開用圧力室43に供給する。プレフ
ィルピストン開用圧力室43に供給された圧油は、図2
の下半部に示すように、プレフィルピストン33を後退
させ、油通路14を開き、オイルタンク46と型締圧力
室6とを連通させる。
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィルピストン作動用切換バルブ22のソレ
ノイドMを励磁することにより、油圧ポンプ45から送
られる圧油をプレフィルピストン開用油穴12を通して
プレフィルピストン開用圧力室43に供給する。プレフ
ィルピストン開用圧力室43に供給された圧油は、図2
の下半部に示すように、プレフィルピストン33を後退
させ、油通路14を開き、オイルタンク46と型締圧力
室6とを連通させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(2)型締昇圧動作 金型19,21が閉じることにより、主ラム2の前方へ
の移動は停止させられ、受圧室4およびブースト用油路
5内の油圧が上昇するとともに、プレフィルピストン閉
用油穴38を通じてプレフィルピストン閉用圧力室41
内の油圧も上昇する。ここで、金型19,21が閉じる
と同時に切換バルブ22のソレノイドMを消磁すること
により、プレフィルピストン開用圧力室43内の油圧が
プレフィルピストン開用油穴12を通してオイルタンク
46へ送られるようになる一方、プレフィルピストン閉
用圧力室41の油圧の上昇に伴いプレフィルピストン3
3が前進し、プレフィルピストン33の円筒状突出部3
4が型締シリンダ1のリブ1aに当接することによりブ
ースト用油路14と型締圧力室6との間が閉じられる。
の移動は停止させられ、受圧室4およびブースト用油路
5内の油圧が上昇するとともに、プレフィルピストン閉
用油穴38を通じてプレフィルピストン閉用圧力室41
内の油圧も上昇する。ここで、金型19,21が閉じる
と同時に切換バルブ22のソレノイドMを消磁すること
により、プレフィルピストン開用圧力室43内の油圧が
プレフィルピストン開用油穴12を通してオイルタンク
46へ送られるようになる一方、プレフィルピストン閉
用圧力室41の油圧の上昇に伴いプレフィルピストン3
3が前進し、プレフィルピストン33の円筒状突出部3
4が型締シリンダ1のリブ1aに当接することによりブ
ースト用油路14と型締圧力室6との間が閉じられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】(3)型開動作 先ず、型締シリンダ1内の油圧力を降圧させるのである
が、ここで型締シリンダ1内の油圧力を衝撃なく徐々に
低下させるため、先ず、型開閉用切換バルブ24のソレ
ノイドCLを消磁し、更に、圧抜き用切換バルブ25の
ソレノイドCDを励磁して圧抜きバルブ23を開くこと
により、ブースト用油路5および型締圧力室6の油圧力
を降圧させた後、プレフィルピストン作動用切換バルブ
22のソレノイドMを励磁することにより、プレフィル
ピストン開用油穴12からプレフィルピストン開用圧力
室43へ圧油を供給し、プレフィルピストン33を後退
させ油通路14を開く(図2の下半部参照)。
が、ここで型締シリンダ1内の油圧力を衝撃なく徐々に
低下させるため、先ず、型開閉用切換バルブ24のソレ
ノイドCLを消磁し、更に、圧抜き用切換バルブ25の
ソレノイドCDを励磁して圧抜きバルブ23を開くこと
により、ブースト用油路5および型締圧力室6の油圧力
を降圧させた後、プレフィルピストン作動用切換バルブ
22のソレノイドMを励磁することにより、プレフィル
ピストン開用油穴12からプレフィルピストン開用圧力
室43へ圧油を供給し、プレフィルピストン33を後退
させ油通路14を開く(図2の下半部参照)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形機の型締装置では、型締昇圧を行な
う際に、主ラム2の前進により金型19,21を閉じた
後にブースタラム3内に発生する高圧な油圧(圧油)
を、プレフィルピストン閉用油穴38を通してプレフィ
ルピストン閉用圧力室41に導くことにより、プレフィ
ルピストン33を前進させて油通路14を閉じ、更に、
閉ざされた型締シリンダ1の型締側圧力室6に、昇圧用
油穴37,ヘッド側圧力室40および昇圧用油通路36
を経由してブースタ3内の圧油を導いて昇圧するのであ
るが、図3(従来の射出成形機の型締装置における型閉
途中の圧油の流れを示す要部断面図)に示すように、昇
圧用油穴37はプレフィルピストン33が閉じ終わる
(油通路14を閉鎖する)直前に開かれるので、この昇
圧用油穴37が開いてからプレフィルピストン33が閉
じ終わるまでの間、ブースタラム3内の圧油は、図3の
点線矢印に示す経路で大気圧のオイルタンク46と連通
し圧力低下が生じてしまう。
うな従来の射出成形機の型締装置では、型締昇圧を行な
う際に、主ラム2の前進により金型19,21を閉じた
後にブースタラム3内に発生する高圧な油圧(圧油)
を、プレフィルピストン閉用油穴38を通してプレフィ
ルピストン閉用圧力室41に導くことにより、プレフィ
ルピストン33を前進させて油通路14を閉じ、更に、
閉ざされた型締シリンダ1の型締側圧力室6に、昇圧用
油穴37,ヘッド側圧力室40および昇圧用油通路36
を経由してブースタ3内の圧油を導いて昇圧するのであ
るが、図3(従来の射出成形機の型締装置における型閉
途中の圧油の流れを示す要部断面図)に示すように、昇
圧用油穴37はプレフィルピストン33が閉じ終わる
(油通路14を閉鎖する)直前に開かれるので、この昇
圧用油穴37が開いてからプレフィルピストン33が閉
じ終わるまでの間、ブースタラム3内の圧油は、図3の
点線矢印に示す経路で大気圧のオイルタンク46と連通
し圧力低下が生じてしまう。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】すなわち、ブースト用油路5内に生じる圧
力低下によりプレフィルピストン閉用圧力室41の圧力
が低下し、プレフィルピストン33を閉じる力が低下す
る。一方、プレフィルピストン開用圧力室43には、プ
レフィルピストン作動用切換バルブ22やプレフィルピ
ストン開用油路12で生じる圧損等により、大気圧以上
の油圧が生じている。これにより、プレフィルピストン
33は不安定な動作(寸開)を起こし、この動作によ
り、昇圧時間が延びたりショック音が発生する等、プレ
フィルピストン33の動作が不安定になるという課題が
ある。
力低下によりプレフィルピストン閉用圧力室41の圧力
が低下し、プレフィルピストン33を閉じる力が低下す
る。一方、プレフィルピストン開用圧力室43には、プ
レフィルピストン作動用切換バルブ22やプレフィルピ
ストン開用油路12で生じる圧損等により、大気圧以上
の油圧が生じている。これにより、プレフィルピストン
33は不安定な動作(寸開)を起こし、この動作によ
り、昇圧時間が延びたりショック音が発生する等、プレ
フィルピストン33の動作が不安定になるという課題が
ある。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、型締昇圧開始時にブースタラム内において圧
力低下が発生することのないように構成することによ
り、プレフィルピストンの動作が不安定になることがな
く、且つ、型閉サイクル時間の短縮が可能な射出成形機
の型締装置を提供することを目的とする。
たもので、型締昇圧開始時にブースタラム内において圧
力低下が発生することのないように構成することによ
り、プレフィルピストンの動作が不安定になることがな
く、且つ、型閉サイクル時間の短縮が可能な射出成形機
の型締装置を提供することを目的とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、本型締装置は、プレフィルピストン
33を閉方向(図2中右側方向)へ駆動するための圧油
を供給する閉駆動用圧油供給系として、プレフィルピス
トン閉用切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56を
有しており、更に、主ラム2を駆動するための圧油を供
給するブースト用圧油供給系として、圧抜きバルブ2
3,圧抜き用切換バルブ25,型開閉用切換バルブ24
および大容量の油圧ポンプ45を有している。又、この
ブースト用圧油供給系には、昇圧用切換バルブ54が設
けられている。
33を閉方向(図2中右側方向)へ駆動するための圧油
を供給する閉駆動用圧油供給系として、プレフィルピス
トン閉用切換バルブ55および小容量油圧ポンプ56を
有しており、更に、主ラム2を駆動するための圧油を供
給するブースト用圧油供給系として、圧抜きバルブ2
3,圧抜き用切換バルブ25,型開閉用切換バルブ24
および大容量の油圧ポンプ45を有している。又、この
ブースト用圧油供給系には、昇圧用切換バルブ54が設
けられている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】さらに、型締シリンダ1の他端側にはブー
スタラム50が、図示しないボルト等により基端部(図
1中左側)を固定され、先端部(図1中右側)を主ラム
2の受圧室4に気密性を保持し摺動可能に嵌挿されるよ
うに配設されており、又、このブースタラム50には、
その中心部を貫通し、先端部において受圧室4と連通す
るブースト用油路(油路)51が形成されており、受圧
室4とブースト用圧油供給系とを連通接続するようにな
っている。
スタラム50が、図示しないボルト等により基端部(図
1中左側)を固定され、先端部(図1中右側)を主ラム
2の受圧室4に気密性を保持し摺動可能に嵌挿されるよ
うに配設されており、又、このブースタラム50には、
その中心部を貫通し、先端部において受圧室4と連通す
るブースト用油路(油路)51が形成されており、受圧
室4とブースト用圧油供給系とを連通接続するようにな
っている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】ブースタラム50の基端部側(図1中左
側)には、ヘッド側圧力室40とブースト用圧油供給系
とを連通接続する昇圧用油路52が形成されており、型
開閉用切換バルブ24の励磁と昇圧用切換バルブ54を
切り換えることとによって油圧ポンプ45からの圧油を
昇圧用油路52へ導き、ヘッド側圧力室40および昇圧
用油通路36を通して、圧油を型締シリンダ1の型締側
圧力室6に供給することができるようになっている。
側)には、ヘッド側圧力室40とブースト用圧油供給系
とを連通接続する昇圧用油路52が形成されており、型
開閉用切換バルブ24の励磁と昇圧用切換バルブ54を
切り換えることとによって油圧ポンプ45からの圧油を
昇圧用油路52へ導き、ヘッド側圧力室40および昇圧
用油通路36を通して、圧油を型締シリンダ1の型締側
圧力室6に供給することができるようになっている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また、ブースタラム50の基端部側(図1
中左側)には、プレフィルピストン33のピストン部3
5とブースタラム50との間に形成されたプレフィルピ
ストン閉用圧力室(閉駆動用圧力室)41と、閉駆動用
圧油供給系であるプレフィルピストン閉用切換バルブ5
5および小容量油圧ポンプ56とを連通接続するプレフ
ィルピストン閉用油路(閉駆動用油路)53が形成され
ている。
中左側)には、プレフィルピストン33のピストン部3
5とブースタラム50との間に形成されたプレフィルピ
ストン閉用圧力室(閉駆動用圧力室)41と、閉駆動用
圧油供給系であるプレフィルピストン閉用切換バルブ5
5および小容量油圧ポンプ56とを連通接続するプレフ
ィルピストン閉用油路(閉駆動用油路)53が形成され
ている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】すなわち、プレフィルピストン閉用切換バ
ルブ55の切換によりプレフィルピストン閉用油路53
を通してプレフィルピストン閉用圧力室41に圧油を供
給したり、逆に、プレフィルピストン閉用圧力室41の
圧油を抜いたりすることができるようになっているので
ある。ブースタラム50と型締シリンダ1との間には、
プレフィルピストン33が配設されており、このプレフ
ィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿されると
ともに、ブースタラム50の外周に沿って軸方向へ摺動
摺動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン33と
型締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用圧力
室43が形成され、又、プレフィルピストン33の後端
面とブースタラム50および型締シリンダ1との間には
ヘッド側圧力室40が形成されている。
ルブ55の切換によりプレフィルピストン閉用油路53
を通してプレフィルピストン閉用圧力室41に圧油を供
給したり、逆に、プレフィルピストン閉用圧力室41の
圧油を抜いたりすることができるようになっているので
ある。ブースタラム50と型締シリンダ1との間には、
プレフィルピストン33が配設されており、このプレフ
ィルピストン33は、型締シリンダ1内に嵌挿されると
ともに、ブースタラム50の外周に沿って軸方向へ摺動
摺動自在に外嵌されていて、プレフィルピストン33と
型締シリンダ1との間にはプレフィルピストン開用圧力
室43が形成され、又、プレフィルピストン33の後端
面とブースタラム50および型締シリンダ1との間には
ヘッド側圧力室40が形成されている。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、プレフィルピストン33は、円筒状
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム50の外周に沿って密な状態で摺動す
ることにより、型締シリンダ1内の型締側圧力室6と油
タンク46との間を開閉することができるようになって
いる。すなわち、図1の上半部に示すように、このプレ
フィルピストン33が最前位置に移動している状態(全
閉状態)では、プレフィルピストン33の円筒状突出部
34の前端が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に
当接し、油通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一
方、図1の下半部に示すように、このプレフィルピスト
ン33が最後位置に移動している状態(全開状態)で
は、油通路14と型締圧力室6との間を開放するのであ
る。なお、プレフィルピストン33のピストン部35の
外周面と型締シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可
能になっている。又、昇圧用油通路36は、プレフィル
ピストン33前後の型締圧力室6とヘッド側圧力室40
との間を連通するように、プレフィルピストン33に形
成されている。
突出部34,ピストン部35および昇圧用油通路36を
有して構成されており、このプレフィルピストン33
が、ブースタラム50の外周に沿って密な状態で摺動す
ることにより、型締シリンダ1内の型締側圧力室6と油
タンク46との間を開閉することができるようになって
いる。すなわち、図1の上半部に示すように、このプレ
フィルピストン33が最前位置に移動している状態(全
閉状態)では、プレフィルピストン33の円筒状突出部
34の前端が型締シリンダ1のリブ1aにシール可能に
当接し、油通路14と型締圧力室6との間を閉鎖する一
方、図1の下半部に示すように、このプレフィルピスト
ン33が最後位置に移動している状態(全開状態)で
は、油通路14と型締圧力室6との間を開放するのであ
る。なお、プレフィルピストン33のピストン部35の
外周面と型締シリンダ1の内壁とは、密な状態で摺動可
能になっている。又、昇圧用油通路36は、プレフィル
ピストン33前後の型締圧力室6とヘッド側圧力室40
との間を連通するように、プレフィルピストン33に形
成されている。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、型締シリンダ1には、プレフィルピ
ストン開用圧力室43と連通するプレフィルピストン開
用油穴12が形成されている。このプレフィルピストン
開用油穴12にはプレフィルピストン作動用切換バルブ
22,油圧ポンプ45およびオイルタンク46が連結さ
れており、プレフィルピストン作動用切換バルブ22を
切り換えることにより、圧油をプレフィルピストン開用
圧力室43に供給することができるようになっている。
ストン開用圧力室43と連通するプレフィルピストン開
用油穴12が形成されている。このプレフィルピストン
開用油穴12にはプレフィルピストン作動用切換バルブ
22,油圧ポンプ45およびオイルタンク46が連結さ
れており、プレフィルピストン作動用切換バルブ22を
切り換えることにより、圧油をプレフィルピストン開用
圧力室43に供給することができるようになっている。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】さらに、型締シリンダ1の一端側(図1中
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24を介して油圧ポンプ4
5と連結されており、この型開閉用切換バルブ24を切
り換え、型開用油穴13に圧油を供給することにより、
主ラム2を後退させ、金型19,21を開くことができ
るようになっている。
右側)には、型締シリンダ1と主ラム2との間隙部に連
通する型開用油穴13が形成されており、この型開用油
穴13は型開閉用切換バルブ24を介して油圧ポンプ4
5と連結されており、この型開閉用切換バルブ24を切
り換え、型開用油穴13に圧油を供給することにより、
主ラム2を後退させ、金型19,21を開くことができ
るようになっている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】このような構成により、本型締装置は、金
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィル閉用切換バルブ55を非励磁状態にす
ることで、プレフィルピストン閉用油路53をオイルタ
ンク46に連通させ、更に、プレフィルピストン作動用
切換バルブ22を励磁状態にし、圧油をプレフィルピス
トン開用油穴12を通してプレフィルピストン開用圧力
室43に供給することにより、図1の下半部に示すよう
に、プレフィルピストン33を開き、型締シリンダ1の
型締側圧力室6とオイルタンク46とを連通させる。
型19,21に型締力を付与することができるようにな
っている。ここで、金型19,21の(1)型閉動作,
(2)型締昇圧動作および(3)型開動作を行なう様子
を以下に説明する。 (1)型閉動作 まず、プレフィル閉用切換バルブ55を非励磁状態にす
ることで、プレフィルピストン閉用油路53をオイルタ
ンク46に連通させ、更に、プレフィルピストン作動用
切換バルブ22を励磁状態にし、圧油をプレフィルピス
トン開用油穴12を通してプレフィルピストン開用圧力
室43に供給することにより、図1の下半部に示すよう
に、プレフィルピストン33を開き、型締シリンダ1の
型締側圧力室6とオイルタンク46とを連通させる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】(2)型締昇圧動作 金型19,21が閉じることにより、ブースト用油路5
1および受圧室4の圧力が上昇する。また、ここで、プ
レフィルピストン閉用切換バルブ55を励磁し、小容量
油圧ポンプ56から送られる圧油を、プレフィルピスト
ン閉用油路53を通してプレフィルピストン閉用圧力室
41へ供給するとともに、切換バルブ22のソレノイド
Mを消磁することにより、プレフィルピストン開用圧力
室43の圧油をプレフィルピストン開用油穴12を通し
てオイルタンク46へと送ることにより、プレフィルピ
ストン33が前進し、図1の上半部に示すように、プレ
フィルピストン33の円筒状突出部34の先端部が型締
シリンダ1のリブ1aに密に当接して、油通路14を閉
鎖する。
1および受圧室4の圧力が上昇する。また、ここで、プ
レフィルピストン閉用切換バルブ55を励磁し、小容量
油圧ポンプ56から送られる圧油を、プレフィルピスト
ン閉用油路53を通してプレフィルピストン閉用圧力室
41へ供給するとともに、切換バルブ22のソレノイド
Mを消磁することにより、プレフィルピストン開用圧力
室43の圧油をプレフィルピストン開用油穴12を通し
てオイルタンク46へと送ることにより、プレフィルピ
ストン33が前進し、図1の上半部に示すように、プレ
フィルピストン33の円筒状突出部34の先端部が型締
シリンダ1のリブ1aに密に当接して、油通路14を閉
鎖する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】さらに、昇圧用切換バルブ54の切り換え
により、油圧ポンプ45から送られる圧油を昇圧用油路
52,ヘッド側圧力室40および昇圧用油通路36を通
して型締シリンダ1の型締側圧力室6に供給することに
より、この供給された圧油が主ラム2を高圧で押し付け
型締昇圧が行なわれる。なお、上記の型締昇圧工程中に
おいて、従来の射出成形機の型締装置でみられるよう
な、ブースト用油路51内の圧力低下が生じることはな
い。
により、油圧ポンプ45から送られる圧油を昇圧用油路
52,ヘッド側圧力室40および昇圧用油通路36を通
して型締シリンダ1の型締側圧力室6に供給することに
より、この供給された圧油が主ラム2を高圧で押し付け
型締昇圧が行なわれる。なお、上記の型締昇圧工程中に
おいて、従来の射出成形機の型締装置でみられるよう
な、ブースト用油路51内の圧力低下が生じることはな
い。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】(3)型開動作 次に、型開閉用切換バルブ24のソレノイドCLを消磁
することにより、ブースト用油路51,受圧室4および
型締側圧力室6への圧油の供給を停止させ、次に、圧抜
き用切換バルブ25のソレノイドCDを励磁し、圧抜き
バルブ23を開くことにより、ブースタラム50内およ
び受圧室4内の圧力を低下させ、更に、昇圧用切換バル
ブ54を開いて型締側圧力室6内および受圧室4内の圧
力を低下させることにより、型締圧力の降圧を行なう。
することにより、ブースト用油路51,受圧室4および
型締側圧力室6への圧油の供給を停止させ、次に、圧抜
き用切換バルブ25のソレノイドCDを励磁し、圧抜き
バルブ23を開くことにより、ブースタラム50内およ
び受圧室4内の圧力を低下させ、更に、昇圧用切換バル
ブ54を開いて型締側圧力室6内および受圧室4内の圧
力を低下させることにより、型締圧力の降圧を行なう。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】型締側圧力室6内および受圧室4内の圧力
が低下したところで、プレフィルピストン閉用切換バル
ブ55のソレノイドを消磁することにより、プレフィル
ピストン閉用油路53の出口を開き、プレフィルピスト
ン閉用圧力室41をプレフィルピストン閉用油路53を
通じてオイルタンク46と連通させるとともに、プレフ
ィルピストン作動用切換バルブ22のソレノイドMを励
磁することにより、プレフィルピストン開用油穴12を
通してプレフィルピストン開用圧力室43へ油圧ポンプ
45からの圧油を供給し、図1の下半部に示すように、
プレフィルピストン33を開くことで、型締側圧力室6
は、油通路14を介してオイルタンク46に連通され
る。
が低下したところで、プレフィルピストン閉用切換バル
ブ55のソレノイドを消磁することにより、プレフィル
ピストン閉用油路53の出口を開き、プレフィルピスト
ン閉用圧力室41をプレフィルピストン閉用油路53を
通じてオイルタンク46と連通させるとともに、プレフ
ィルピストン作動用切換バルブ22のソレノイドMを励
磁することにより、プレフィルピストン開用油穴12を
通してプレフィルピストン開用圧力室43へ油圧ポンプ
45からの圧油を供給し、図1の下半部に示すように、
プレフィルピストン33を開くことで、型締側圧力室6
は、油通路14を介してオイルタンク46に連通され
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】そして、型開閉用切換バルブ24のソレノ
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型締側圧力室6内の作動油を油通
路14からオイルタンク46に排出することで、型開動
作を行なう。このように、本発明の一実施形態としての
射出成形機の型締装置によれば、型締昇圧工程中は、ブ
ースタラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)
と連通することがないことから、ブースト用油路51内
に圧力低下が発生することがなく、金型19,21が開
こうとすることがないため、安定した動作を得ることが
できる。
イドOPを励磁することにより、圧油を型開用油穴13
を通して型締シリンダ1と主ラム2との間隙へ供給し、
主ラム2を後退させて型締側圧力室6内の作動油を油通
路14からオイルタンク46に排出することで、型開動
作を行なう。このように、本発明の一実施形態としての
射出成形機の型締装置によれば、型締昇圧工程中は、ブ
ースタラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)
と連通することがないことから、ブースト用油路51内
に圧力低下が発生することがなく、金型19,21が開
こうとすることがないため、安定した動作を得ることが
できる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、同様に、型締昇圧工程中はブースタ
ラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)と連通
することがないことから、ブースト用油路51内に圧力
低下が発生することがなく、プレフィルピストン33の
寸開が生じることがないため、寸開による昇圧時間の延
長を防ぐことができ、型閉サイクルの短縮に寄与でき
る。
ラム50内の圧油がオイルタンク46(大気圧)と連通
することがないことから、ブースト用油路51内に圧力
低下が発生することがなく、プレフィルピストン33の
寸開が生じることがないため、寸開による昇圧時間の延
長を防ぐことができ、型閉サイクルの短縮に寄与でき
る。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の射出成形
機の型締装置によれば、プレフィルピストンを閉方向へ
駆動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそ
なえられ、ブースタラムにヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることから、閉駆動用油路を介し
て、閉駆動用圧力室に圧油を供給することにより、型締
シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの間をプレフィ
ルピストンが完全に閉鎖した状態で、昇圧用油路を介し
て圧油を型締側圧力室へ供給して型締昇圧を行なうの
で、型締昇圧工程中は、ブースタラム内の圧油が油タン
ク(大気圧)と連通することがなく、圧力低下が生じる
ことがないことから、金型が開こうとすることがないた
め安定した動作を得ることができるという利点がある。
機の型締装置によれば、プレフィルピストンを閉方向へ
駆動するための圧油を供給する閉駆動用圧油供給系がそ
なえられ、ブースタラムにヘッド側圧力室とブースト用
圧油供給系とを連通接続する昇圧用油路と、プレフィル
ピストンとブースタラムとの間に形成された閉駆動用圧
力室と閉駆動用圧油供給系とを連通接続する閉駆動用油
路とが形成されていることから、閉駆動用油路を介し
て、閉駆動用圧力室に圧油を供給することにより、型締
シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの間をプレフィ
ルピストンが完全に閉鎖した状態で、昇圧用油路を介し
て圧油を型締側圧力室へ供給して型締昇圧を行なうの
で、型締昇圧工程中は、ブースタラム内の圧油が油タン
ク(大気圧)と連通することがなく、圧力低下が生じる
ことがないことから、金型が開こうとすることがないた
め安定した動作を得ることができるという利点がある。
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融樹脂を内部に射出される金型を型締
すべく、 型締シリンダと、 該型締シリンダの一端側に嵌挿され、該金型に型締力を
付与すべく内部に受圧室を形成された主ラムと、 該主ラムを駆動するための圧油を供給するブースト用圧
油供給系と、 基端部を該型締シリンダの他端側に固定され、先端部を
該主ラムの該受圧室に嵌挿されるとともに、該受圧室と
該ブースト用圧油供給系とを連通接続するブースト用油
路を形成されたブースタラムと、 該型締シリンダ内に嵌挿され且つ該ブースタラムに外嵌
され、該ブースタラムの外周に沿って摺動することによ
り該型締シリンダ内の型締側圧力室と油タンクとの間を
開閉するとともに、該型締側圧力室と該ブースタラムの
基端部側のヘッド側圧力室とを連通接続する油路を形成
されたプレフィルピストンとをそなえてなる射出成形機
の型締装置において、 該プレフィルピストンを閉方向へ駆動するための圧油を
供給する閉駆動用圧油供給系がそなえられ、 該ブースタラムに、 該ヘッド側圧力室と該ブースト用圧油供給系とを連通接
続する昇圧用油路と、 該プレフィルピストンと該ブースタラムとの間に形成さ
れた閉駆動用圧力室と該閉駆動用圧油供給系とを連通接
続する閉駆動用油路とが形成されていることを特徴とす
る、射出成形機の型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25331497A JPH1190968A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 射出成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25331497A JPH1190968A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 射出成形機の型締装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190968A true JPH1190968A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17249582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25331497A Withdrawn JPH1190968A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 射出成形機の型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172664A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-18 | Aoki Technical Laboratory Inc | 型締装置の油圧回路 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25331497A patent/JPH1190968A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172664A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-18 | Aoki Technical Laboratory Inc | 型締装置の油圧回路 |
JP4548813B2 (ja) * | 2000-12-04 | 2010-09-22 | 株式会社青木固研究所 | 型締装置の油圧回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |