JP5324484B2 - サイドミラー用ランプユニット - Google Patents
サイドミラー用ランプユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5324484B2 JP5324484B2 JP2010003148A JP2010003148A JP5324484B2 JP 5324484 B2 JP5324484 B2 JP 5324484B2 JP 2010003148 A JP2010003148 A JP 2010003148A JP 2010003148 A JP2010003148 A JP 2010003148A JP 5324484 B2 JP5324484 B2 JP 5324484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- waterproof
- lamp unit
- side mirror
- reflecting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
本発明は、車両用のサイドミラーに取り付けて利用されるランプユニットに関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2006−49218号公報がある。この公報に記載されたターンランプユニットは、ランプハウジングとランプレンズとで形成される内部空間にインナーパネルが配置された構成を有し、ランプハウジングには、LEDが固定され、インナーパネルに設けられた投光孔からLEDの光がランプレンズに向けて出射される。さらに、インナーパネルの表面に形成された反射面でも光を反射させているので、LEDから出射される光によってランプレンズを、ムラ無く、効率良く光らせることができる。そして、このインナーパネルは、ランプハウジングにスクリューで固定されている。さらに、特開2006−114309号公報に記載されているように、ランプハウジングには、ランプハウジングとランプレンズとにより密閉された内部空間の湿気を外部に排出するための呼吸孔が設けられており、この呼吸孔によって、ランプレンズの内側や反射面の表面が曇らないようにしている。
しかしながら、前述した従来のターンランプユニットでは、呼吸孔からランプハウジング内に水が侵入すると、ランプハウジング内のLEDが点灯不良を起こしたり、反射面に水滴が付着するような事態が発生するので、ランプハウジング内の回路基板やLEDに防水対策が必要であり、しかも、反射面に水滴の付着防止対策が必要となるといった問題点があった。
本発明は、内部へ水が侵入することを確実に防止するようにしたサイドミラー用ランプユニットを提供することを目的とする。
本発明は、車両用のサイドミラーに一体に取り付け可能なサイドミラー用ランプユニットにおいて、
サイドミラーに固定されるハウジングと、
ハウジングに固定されて、サイドミラーから露出するように配置されるレンズ部と、
ハウジングとレンズ部とで形成された内部空間内に配置されて、光源からの光をレンズ部に向けて反射させる反射部材と、を備え、
ハウジングには、内部空間とハウジングの外部とを連通させる呼吸孔が形成され、呼吸孔を封鎖する防水・透湿フィルタをハウジングと反射部材とで挟み込んだことを特徴とする。
サイドミラーに固定されるハウジングと、
ハウジングに固定されて、サイドミラーから露出するように配置されるレンズ部と、
ハウジングとレンズ部とで形成された内部空間内に配置されて、光源からの光をレンズ部に向けて反射させる反射部材と、を備え、
ハウジングには、内部空間とハウジングの外部とを連通させる呼吸孔が形成され、呼吸孔を封鎖する防水・透湿フィルタをハウジングと反射部材とで挟み込んだことを特徴とする。
このサイドミラー用ランプユニットにおいては、呼吸孔が防水・透湿フィルタにより閉鎖されているので、空気は呼吸孔を介して防水・透湿フィルタを通過し、サイドミラー内に入ってきた水は、呼吸孔から内部に侵入することがない。従って、光源や回路基板に過度の防水対策を施す必要がなく、しかも、レンズ部の裏面や反射面に水滴が付着することがない。さらに、防水・透湿フィルタは、ハウジングと反射部材とで挟み込まれているので、車両の振動によって、防水・透湿フィルタは脱落し難くなる。さらに、防水・透湿フィルタがサイドミラー用ランプユニットの内部に配置されることで、防水・透湿フィルタは、サイドミラー内に侵入した雨水や風の影響を受け難くなって、品質が劣化し難く、しかも、外れ難いといった優れた効果を有している。
また、ハウジングと反射部材は、防水・透湿フィルタを貫通する締結部によって連結されていると好適である。
このように、締結部が防水・透湿フィルタを貫通しているので、締結部と呼吸孔とを、離れた位置に別々に配置させることなく、一カ所にまとめて配置させることができるので、構造の簡素化や省スペース化が可能になる。
このように、締結部が防水・透湿フィルタを貫通しているので、締結部と呼吸孔とを、離れた位置に別々に配置させることなく、一カ所にまとめて配置させることができるので、構造の簡素化や省スペース化が可能になる。
また、締結部は、ハウジングの外方から挿入されたネジであり、このネジは、反射部材に螺着されていると好適である。
ネジの利用により、ハウジングと反射部材とで防水・透湿フィルタをしっかりと挟み込むことができ、これによって、防水・透湿フィルタの脱落防止効果を一層高めることができる。組立て後においても、ネジを目視で確認できるので、ネジの締め忘れを防止することができる。
ネジの利用により、ハウジングと反射部材とで防水・透湿フィルタをしっかりと挟み込むことができ、これによって、防水・透湿フィルタの脱落防止効果を一層高めることができる。組立て後においても、ネジを目視で確認できるので、ネジの締め忘れを防止することができる。
また、反射部材には、防水・透湿フィルタをハウジングに圧着させる突出部が形成されていると好適である。
突出部によって防水・透湿フィルタをハウジングに確実に圧着させることができる。
突出部によって防水・透湿フィルタをハウジングに確実に圧着させることができる。
また、突出部の頂部には、呼吸孔に連通する切欠き部が形成されていると好適である。
突出部によって防水・透湿フィルタをハウジングに圧着させた際、呼吸孔と切欠き部とが連通し、突出部によって呼吸孔が閉鎖されることがない。従って、防水・透湿フィルタに対する突出部の圧着面積を増大させることができ、防水・透湿フィルタの脱落防止を強化することができる。
突出部によって防水・透湿フィルタをハウジングに圧着させた際、呼吸孔と切欠き部とが連通し、突出部によって呼吸孔が閉鎖されることがない。従って、防水・透湿フィルタに対する突出部の圧着面積を増大させることができ、防水・透湿フィルタの脱落防止を強化することができる。
また、防水・透湿フィルタは、ハウジング及び/又は反射部材に接着部を介して固定されていると好適である。
防水・透湿フィルタの脱落防止を更に向上させることができる。
防水・透湿フィルタの脱落防止を更に向上させることができる。
本発明によれば、内部へ水が侵入することを確実に防止することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るサイドミラー用ランプユニットの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、車両用のサイドミラーの一例としてのドアミラー1は、アーム部を介して前側のドアパネルに固定される椀形状をした樹脂製のドアミラーボディ2を備え、このドアミラーボディ2の仕切板の凹部を塞ぐように反射ミラーが配置されている。この反射ミラーは、車内からのスイッチ操作によって所望の角度に変化させることができる。
このドアミラーボディ2の背面側には、サイドミラー用ランプユニットの一例をなすターンランプユニット10が配置され、このターンランプユニット10は、ユニット化によって、ドアミラー1の製造工程中に、ドアミラー1に組み込み易く、一定の品質を保ちつつ、様々な構造のドアミラーへの適用が容易である。
図1及び図2に示すように、ターンランプユニット10は、ボディーとして機能する樹脂製のハウジング11を備え、このハウジング11には、ドアミラー1の内部に形成された補強リブにネジによって固定することができる取付けブラケット11aが一体に成形されている。このハウジング11の開口側周縁には、樹脂製で透明なレンズ部12の開口側周縁が溶着により固定され、ハウジング11とレンズ部12とで形成された内部空間Sは、水の侵入を防止するために、密閉空間として形成されている。
この内部空間S内には、レンズ部12に向けて光を反射させるための反射部材13が収容され、樹脂からなる反射部材13の表面には、アルミ蒸着がなされた反射面13aが形成されている。この反射部材13の端部の反射面13a側には、2〜5個のLED14aが並設された光源14が固定され、各光源14は、制御回路基板(図示せず)上に配列され、この制御回路基板は、ハウジング11に設けられた外部接続用のコネクタ端子(図示せず)に結線されている。そして、反射部材13には、ハウジング11との間隔を保つためのストッパ部13b,13cが形成されている。
図2及び図3に示すように、反射部材13は、内部空間S内で位置決めされると共に、ネジ(締結部)15によってハウジング11に固定されている。ハウジング11には、ネジ15が挿入される貫通孔16が形成され、反射部材13には、ネジ15が螺着される雌ネジ部17が形成されている。
さらに、ハウジング11の外面11bには、ネジ15の頭部15aが隙間無く密着されている。また、ハウジング11には、内部空間Sと外部とを連通させる呼吸孔20が形成され、2個一組の呼吸孔20のそれぞれは、ネジ15の頭部15aの周囲で略半円弧状に形成されている。
そして、呼吸孔20は、シート状の防水・透湿フィルタ22によって内側から封鎖されている。防水・透湿フィルタ22は、水を通さず湿気を通す素材によって形成され、内部空間S内の湿気は、この防水・透湿フィルタ22及び呼吸孔20を通って外部に排出される。しかも、内部空間Sの圧力調整も図られる。そして、この防水・透湿フィルタ22は、ハウジング11と反射部材13とで挟み込まれている。
図3及び図4に示すように、反射部材13の裏面13dには、円筒状の突出部21が形成され、この突出部21には、ネジ15が螺着される雌ネジ部17が形成されている。突出部21の頂部21aとハウジング11の内面11cとでシート状の防水・透湿フィルタ22が挟み込まれる。シート状の防水・透湿フィルタ22は、ドーナツ板の形状をなし、この中央には、ネジ15が挿入される貫通孔22aが形成されている。
防水・透湿フィルタ22には、片面において、貫通孔22aの周囲で内周に沿って第1の接着部23aが設けられ、外周に沿って第2の接着部23bが設けられている。防水・透湿フィルタ22の外周は、呼吸孔20の外側に位置し、防水・透湿フィルタ22の内径すなわち貫通孔22aの直径は、突出部21の直径より小さくなっている。なお、この接着部23a,23bは、粘性の高い接着剤が好ましい。
防水・透湿フィルタ22の貫通孔22aとハウジング11の貫通孔16とが位置合わせされ、第1接着部23aと第2の接着部23bとの間に呼吸孔20が位置するように、第1及び第2の接着部23a,23bは、ハウジング11の内面11cに接着される。そして、ネジ15を反射部材13の雌ネジ部17にねじ込むことで、ハウジング11に反射部材13が固定され、これと同時に、第1の接着部23aと防水・透湿フィルタ22の中央部分が、突出部21とハウジング11とで挟み込まれる。従って、ネジ15の締め込みによって、ハウジング11に対する反射部材13の固定と防水・透湿フィルタ22の固定とが同時に達成され、組み立て作業性が良い。
このように構成されたターンランプユニット10においては、呼吸孔20が防水・透湿フィルタ22により閉鎖されているので、空気は呼吸孔20を介して防水・透湿フィルタ22を通過し、ドアミラー1内に入ってきた水は、呼吸孔20から内部に侵入することがない。従って、光源14や制御回路基板に過度の防水対策を施す必要がなく、しかも、レンズ部12の裏面や反射面13aに水滴が付着することがない。
さらに、防水・透湿フィルタ22は、ハウジング11と反射部材13とで挟み込まれているので、車両の振動によって、防水・透湿フィルタ22は脱落し難くなる。さらに、防水・透湿フィルタ22がターンランプユニット10の内部に配置されることで、防水・透湿フィルタ22は、ドアミラー1内に侵入した雨水や風の影響を受け難くなって、品質が劣化し難く、しかも、防水・透湿フィルタ22が外れ難いといった優れた効果を有している。
また、ネジ(締結部)15が防水・透湿フィルタ22を貫通しているので、ネジ15と呼吸孔20を、離れた位置に別々に配置させることなく、一カ所にまとめて配置させることができるので、構造の簡素化や省スペース化が可能になる。
また、ネジ15の利用により、ハウジング11と反射部材13とで防水・透湿フィルタ22をしっかりと挟み込むことができ、これによって、防水・透湿フィルタ22の脱落防止効果を一層高めることができる。組立て後においても、ネジ15を目視で確認できるので、ネジ15の締め忘れを防止することができる。
また、突出部21の採用により、突出部21で防水・透湿フィルタ22をハウジング11に確実に圧着させることができ、第1及び第2の接着部23a,23bの採用により、防水・透湿フィルタ22の脱落防止を更に向上させることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもなく、様々な実施形態について以下、説明する。なお、同一又は同等な構成については、同一符号を付して、その説明は省略する。
図5に示すように、第2の実施形態に係るターンランプユニット30において、ハウジング11に設けられた貫通孔16から打ち込みピン(締結部)31が挿入される。そして、打ち込みピン31の頭部31aがハウジング11に当接するまで、反射部材13の突出部21に設けられた圧入孔32内に打ち込みピン31は圧入される。
図6に示すように、第3の実施形態に係るターンランプユニット35において、ハウジング11Aには、円柱状の圧入突起部36が形成されている。この圧入突起部36は、反射部材13の突出部21に設けられた圧入孔32内に圧入される。
図7に示すように、第4の実施形態に係るターンランプユニット40において、反射部材13Aの突出部21には、貫通孔41が設けられ、ハウジング11Bには、雌ネジ部42が設けられている。ネジ43の頭部43aが反射部材13Aに当接するまで、ネジ43は雌ネジ部42にねじ込まれる。
図8に示すように、第5の実施形態に係るターンランプユニット45において、ハウジング11Bには、圧入孔46が設けられている。打ち込みピン47の頭部47aが反射部材13Aに当接するまで、打ち込みピン47は圧入孔46内に圧入される。
図9に示すように、第6の実施形態に係るターンランプユニット50において、防水・透湿フィルタ22Aの貫通孔22aの径は、打ち込みピン47の径と同じか又は少し小さくなっている。
図10に示すように、第7の実施形態に係るターンランプユニット55において、反射部材13Cの突出部21Aの頂部には、円柱状の圧入突起部56が形成されている。この圧入突起部56は、ハウジング11Bに設けられた圧入孔46内に圧入される。
図11に示すように、第8の実施形態に係るターンランプユニット60において、防水・透湿フィルタ22Aの貫通孔22aの径は、圧入突起部56の径と同じか又は少し小さくなっている。
図12に示すように、第9の実施形態に係るターンランプユニット65において、ハウジング11Cには、2個の貫通孔66a,66bが形成され、反射部材13Dの突出部67には、2個の雌ネジ部67a,67bが設けられている。防水・透湿フィルタ22Bには、2個の貫通孔22a,22bが形成されている。防水・透湿フィルタ22Bには、貫通孔22aを包囲する第1の接着部68aと、貫通孔22bを包囲する第2の接着部68bと、防水・透湿フィルタ22Bの外周に沿って延在する第3の接着部68cとが設けられている。このようなターンランプユニット65では、2本のネジ69a,69bを利用することで、防水・透湿フィルタ22Bの回り止めが達成されて、組み付け誤差を低減させ、ハウジング11Cと反射部材13Dの突出部67とで、防水・透湿フィルタ22Bを強固に挟み込むことができる。
図13には、他の突出部70が示され、円柱状の突出部70は、反射部材に一体に形成されている。この突出部70の頂部70bには、呼吸孔20に連通するスリット状の切欠き部70aが形成され、切欠き部70aは、等間隔で半径方向に延在する。そして、切欠き部70aの切り込み深さが深いほど、切欠き部70aの径方向の長さが長いほど、切欠き部70aの幅が大きいほど、切欠き部70aの本数が多いほど、防水・透湿フィルタを空気が通り易くなる。
このような突出部70によって、防水・透湿フィルタをハウジングに圧着させた際、呼吸孔20と切欠き部70aとが連通し、突出部70によって、呼吸孔20が閉鎖されることがない。従って、突出部70の頂部70bの拡大を可能にし、防水・透湿フィルタに対する突出部70の圧着面積を増大させることで、防水・透湿フィルタの脱落防止を強化することができる。
前述した突出部70を利用した様々な実施形態について以下説明する。
図14に示すように、第10の実施形態に係るターンランプユニット75において、反射部材13Eに設けられた突出部70には、頂部70bから延在する雌ネジ部70cが設けられ、突出部70の頂部70bとハウジング11とで、防水・透湿フィルタ22Cが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Cは、片面において、環状の第1及び第2の接着部23a,23bを有し、突出部70の頂部70bに接着される。
図15に示すように、第11の実施形態に係るターンランプユニット80において、反射部材13Eに設けられた突出部70の頂部70bとハウジング11とで、防水・透湿フィルタ22Dが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Dの両面には、内周側に位置する環状の第1及び第3の接着部23a,23cと、外周側に位置する環状の第2及び第4の接着部23b,23dが設けられている。第1及び第2の接着部23a,23bは、突出部70の頂部70bに接着され、第3及び第4の接着部23c,23dは、ハウジング11に接着される。
図16に示すように、第12の実施形態に係るターンランプユニット85において、反射部材13Eに設けられた突出部70の頂部70bとハウジング11とで、防水・透湿フィルタ22Eが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Eには、接着剤が設けられていない。
図17に示すように、第13の実施形態に係るターンランプユニット90において、反射部材13Fに設けられた突出部70には、頂部70bから延在する圧入孔32が設けられ、突出部70の頂部70bとハウジング11Aとで、防水・透湿フィルタ22Cが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Cの片面には、環状の第1及び第2の接着部23a,23bが設けられ、突出部70の頂部70bに接着される。
図18に示すように、第14の実施形態に係るターンランプユニット95において、反射部材13Fに設けられた突出部70の頂部70bとハウジング11Aとで、防水・透湿フィルタ22Dが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Dの両面には、内周側に位置する環状の第1及び第3の接着部23a,23cと、外周側に位置する環状の第2及び第4の接着部23b,23dが設けられている。第1及び第2の接着部23a,23bは、突出部70の頂部70bに接着され、第3及び第4の接着部23c,23dは、ハウジング11Aに接着される。
図19に示すように、第15の実施形態に係るターンランプユニット100において、反射部材13Fに設けられた突出部70の頂部70bとハウジング11Aとで、防水・透湿フィルタ22Eが挟み込まれている。この防水・透湿フィルタ22Eには、接着剤が設けられていない。
次に、ドアミラー109に適用されるランプユニットの他の例をなす足元照明ユニット110について説明する。なお、第1の実施形態と同等な構成部分には、同一符号を付す。
図20及び図21に示すように、ドアミラーボディ109aの下面側には、足元照明ユニット110が配置され、この足元照明ユニット110は、ボディーとして機能する樹脂製のハウジング111を備え、このハウジング111は、ドアミラー109の内部に形成された補強リブにネジによって固定される。このハウジング111の開口側周縁には、樹脂製で透明なレンズ部112の開口側周縁が溶着により固定され、ハウジング111とレンズ部112とで形成された内部空間Sは、水の侵入を防止するために、密閉空間として形成されている。
この内部空間S内には、レンズ部112に向けて光を反射させるための反射部材13Gが収容され、樹脂からなる反射部材13Gの表面には、アルミ蒸着がなされた反射面13eが形成されている。この反射部材13Gの反射面13e側には、光源(LEDや豆球など)114が配置され、この光源114は、ハウジング111に対して着脱自在なソケット115内に格納されている。
反射部材13Gは、内部空間S内で位置決めされると共に、ネジ(締結部)15によってハウジング111に固定されている。ハウジング111には、ネジ15が挿入される貫通孔16が形成され、反射部材13Gには、ネジ15が螺着される雌ネジ部17が形成されている。
さらに、ハウジング111の外面111bには、ネジ15の頭部15aが隙間無く密着されている。また、ハウジング111には、内部空間Sと外部とを連通させる呼吸孔20が形成され、2個一組の呼吸孔20のそれぞれは、ネジ15の頭部15aの周囲で略半円弧状に形成されている。
そして、呼吸孔20は、シート状の防水・透湿フィルタ22によって内側から封鎖されている。防水・透湿フィルタ22は、水を通さず湿気を通す素材によって形成され、内部空間S内の湿気は、この防水・透湿フィルタ22及び呼吸孔20を通って外部に排出される。しかも、内部空間Sの圧力調整も図られる。そして、この防水・透湿フィルタ22は、ハウジング111と反射部材13Gとで挟み込まれている。
反射部材13Gの裏面13dには、円筒状の突出部21が形成され、この突出部21には、ネジ15が螺着される雌ネジ部17が形成されている。突出部21の頂部とハウジング111の内面111cとでシート状の防水・透湿フィルタ22が挟み込まれる。シート状の防水・透湿フィルタ22は、ドーナツ板の形状をなし、この中央には、ネジ15が挿入される貫通孔22aが形成されている。また、防水・透湿フィルタ22に接着部が設けられていることは、実施形態1と同様である。
このように構成された足元照明ユニット110においては、ターンランプユニット10と同等の効果を有するので、その説明は省略する。
また、前述した足元照明ユニット110については、ターンランプユニットに係る第2の実施形態〜第15の実施形態と同等の構成を採用することができるのは言うまでもない。
前述した種々のターンランプユニットや足元照明ユニットにあっては、呼吸孔20の形状や個数は任意であり、防水・透湿フィルタの貫通孔の形状や個数も任意である。
1,109…ドアミラー(サイドミラー)、10,30,35,45,50,55,60,65,75,80,85,90,95,100…ターンランプユニット(ランプユニット)、11,11A,11B,11C,111…ハウジング、12,112…レンズ部、13,13A,13C,13D,13E,13F,13G…反射部材、14,114…光源、15,43,69a,69b…ネジ(締結部)、20…呼吸孔、21,21A,67,70…突出部、22,22A〜22E…防水・透湿フィルタ、23a,23b,23c,23d,68a,68b,68c…接着部、31,47…打ち込みピン(締結部)、70a…切欠き部、110…足元照明ユニット(ランプユニット)、S…内部空間。
Claims (6)
- 車両用のサイドミラーに一体に取り付け可能なサイドミラー用ランプユニットにおいて、
前記サイドミラーに固定されるハウジングと、
前記ハウジングに固定されて、前記サイドミラーから露出するように配置されるレンズ部と、
前記ハウジングと前記レンズ部とで形成された内部空間内に配置されて、光源からの光を前記レンズ部に向けて反射させる反射部材と、を備え、
前記ハウジングには、前記内部空間と前記ハウジングの外部とを連通させる呼吸孔が形成され、前記呼吸孔を封鎖する防水・透湿フィルタを前記ハウジングと前記反射部材とで挟み込んだことを特徴とするサイドミラー用ランプユニット。 - 前記ハウジングと前記反射部材は、前記防水・透湿フィルタを貫通する締結部によって連結されていることを特徴とする請求項1記載のサイドミラー用ランプユニット。
- 前記締結部は、前記ハウジングの外方から挿入されたネジであり、このネジは、前記反射部材に螺着されていることを特徴とする請求項2記載のサイドミラー用ランプユニット。
- 前記反射部材には、前記防水・透湿フィルタを前記ハウジングに圧着させる突出部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のサイドミラー用ランプユニット。
- 前記突出部の頂部には、前記呼吸孔に連通する切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のサイドミラー用ランプユニット。
- 前記防水・透湿フィルタは、前記ハウジング及び/又は前記反射部材に接着部を介して固定されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のサイドミラー用ランプユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003148A JP5324484B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | サイドミラー用ランプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003148A JP5324484B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | サイドミラー用ランプユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011142051A JP2011142051A (ja) | 2011-07-21 |
JP5324484B2 true JP5324484B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=44457757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010003148A Expired - Fee Related JP5324484B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | サイドミラー用ランプユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5324484B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049346A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用ドアミラー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02121201A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
JP4609881B2 (ja) * | 2004-10-14 | 2011-01-12 | 株式会社小糸製作所 | サイドターンシグナルランプ |
-
2010
- 2010-01-08 JP JP2010003148A patent/JP5324484B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011142051A (ja) | 2011-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9796333B2 (en) | Sealed mirror head | |
JP5189559B2 (ja) | ターンランプユニット | |
JP2015186994A (ja) | センサ構成 | |
JP2010173540A (ja) | ドアミラー | |
CA2585652A1 (en) | Vehicle interior courtesy lamp assembly | |
US20060092659A1 (en) | Compact, low-level vehicle interior lamp assembly | |
US20170101048A1 (en) | Vehicular Side View Mirror Including an Illuminating Device | |
JP5324484B2 (ja) | サイドミラー用ランプユニット | |
KR20170084552A (ko) | 카메라 모듈용 홀더 어셈블리 및 이를 갖는 카메라 모듈 | |
JP3613128B2 (ja) | 警光灯 | |
JP2012028161A (ja) | フレキシブル基板を用いた信号灯具 | |
JP2017168386A (ja) | センサユニットおよび照明装置 | |
JP2019160664A (ja) | 小型光電センサ | |
JP2001197337A (ja) | 車載用カメラ装置 | |
JP5149665B2 (ja) | 照明器具 | |
JP6612134B2 (ja) | 発光体付き筐体およびこれを備えたレベル検出装置 | |
US9457722B2 (en) | Rear view mirror assembly with electrical sub assembly | |
JP3154909B2 (ja) | 車両用灯具の取付構造 | |
JP2010146860A (ja) | 車両用灯具 | |
JP2001154243A (ja) | 監視用センサの筐体窓 | |
JP7225964B2 (ja) | 遮光部材及びカメラ | |
JP2001243829A (ja) | 発光ダイオードランプ装置 | |
KR20180065504A (ko) | 카메라 | |
KR200409282Y1 (ko) | 조명등 일체형 후방 감시카메라 | |
JP3760794B2 (ja) | ランプ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |