JP5324412B2 - 無線送信装置、移動局装置、基地局装置および無線送信方法 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
第1の実施形態〜第3の実施形態では、コグニティブ端末は、TCPの各種動作パラメータを外部からコントロールすることで最適なパケット制御を実現する。つまり、本発明のコグニティブ端末は、従来のTCP単独で行なっている輻輳制御プロセスに用いる動作パラメータとして、無線モジュールから収集した無線環境情報、無線リソース管理情報から得られた情報を用いる。尚、各実施形態では、無線システムA、無線システムBの2つのシステムを束ねて通信を行なう場合を例として示している。束ねるシステム数が増えても、各実施形態で示す内容と同様の考え方で対応するものとする。
固定遅延の測定タイミングは“コグニティブ端末100の装置の工場出荷時”、“ユーザのコグニティブ端末100購入後の新規登録時”等、実際に通信を行なう前に行なうものとする。尚、固定遅延は、システム構成等が変わらない限り変化しないが、システム変更等にも対応できるように定期的に更新を行なうものとする。また、固定遅延のコントロールを行なっているにも関わらず、パケットの遅延、順序逆転の抑制に効果が見られないと判断した場合は再測定を行なう等により固定遅延の値を更新するものとする。
(上の式において、2で除算しているのは、片側の遅延時間を算出するためである。)
まず、システム固定遅延管理部111は、測定した各システムの固定遅延から、遅延差を求める。
遅延差(dd)=システム固定遅延A(da)−システム固定遅延B(db)…(2)
第1の実施形態で無線方式間の遅延差を完全に取り除けたとしても、無線区間の品質の変動の影響によって、到着パケットにジッタおよび順序逆転が生じてしまう。これは、従来のTPCでは、無線区間の品質の変動は予測が困難であることに起因する。第2の実施形態では、従来のTCP115の考え方と異なり、複数無線方式を使用する場合に、定常的にパケットの順序逆転および遅延が発生する事を前提として輻輳アルゴリズムを動作させる。
図4において、無線環境認識部15は、定期的に無線モジュール14より使用可能無線リソース数および、現在割り当てられているリソースの無線変調方式(符号化率含む)を取得している。送信制御部101(例えば、送信パケットコントローラ120)は、これらの情報から無線区間における最大送信可能スループット(R−Thmax)を算出する。以下に、LTEシステムでの無線区間の最大スループットの算出方法を例として示す。尚、LTEのように無線リソースを細かく管理しているシステムであれば同様の考え方で最大スループットの計算が可能である。LTE装置(無線モジュール)から、パケット送信時の変調方式および符号化率の組合せ(MCS)および、コグニティブ基地局10が割り当てている無線リソース数(RBall)、基地局割り当て可能最大無線リソース数(RBtotal)を取得し、以下の通り最大送信可能スループット(R−Thmax)を算出する。
R−Thmax=Thmcs ×(1−RBall÷RBtotal) …(3)
Thmcs=取得したMCSから、換算テーブルを用いて算出したスループット。
TCP115の再送タイムアウト時間は、送信制御部101(例えば、送信パケットコントローラ120)が、送信バッファ量から最大送信可能スループットを除算することにより、算出する(式4)。送信バッファ量とは、ここでは送信済みバッファ量から送信済みパケット量を除算し、送信予定のパケット量を加算した量を言う。
RTO(s)=送信バッファ量(bit)÷R−Thmax(bit/s) …(4)
ここで、送信済みのセグメント量(bit)は除く。
第3の実施形態では、コグニティブ端末100は、無線環境情報および無線リソース管理情報を基に、無線区間での最大送信可能スループットを算出し、常にこの最大スループットでTCP115のセグメントを送出し通信を行なうようコントロールを行なう。
rwnd < (MSS × n) …(5)
R−Thmax < (MSS × n)/1秒 …(6)
11 コア網側インタフェース
13 スイッチ部
14−1〜14−5 無線モジュール
14a マクロセル無線モジュール
14b マイクロセル無線モジュール
14c ピコセル無線モジュール
15 無線環境認識部
100 コグニティブ端末
110 クライアント(アプリケーション)部
111 システム固定遅延管理部
113 TCPコントローラ
120 送信パケットコントローラ
130A、130B 送信バッファ
200 インターネット
210 アプリサーバ等
300A、300B 無線システム
310A、310B ゲートウェイ装置
Claims (6)
- 複数種類の無線通信方式を同時に使用して無線通信を行なう異種無線通信システムに適用される無線送信装置であって、
相互に異なる方式で無線送信を行なう複数の無線モジュールと、
前記無線通信方式毎に設けられ、送信パケットを一時的に格納する複数の送信バッファと、
前記各無線通信方式信号の無線システム区間における遅延時間を測定し、前記無線通信方式毎の遅延差を算出すると共に、前記算出した遅延差に基づいて、前記遅延時間が小さい無線通信方式で送信される送信パケットが、前記送信バッファに格納されてから前記遅延差の時間経過後に送信されるように前記各送信バッファを制御する送信制御部と、を備えることを特徴とする無線送信装置。 - 前記送信制御部は、前記各無線モジュールを介して無線環境を認識し、使用可能無線リソース数および現在割り当てられているリソースの無線変調方式に基づいて、前記無線システム区間における最大送信可能スループットを算出し、前記送信バッファ量と前記最大送信可能スループットとに基づいて、再送タイムアウト時間を算出し、前記算出した再送タイムアウト時間をTCP(Transmission Control Protocol)に設定することを特徴とする請求項1記載の無線送信装置。
- 第1式および第2式を同時に満足する最大送信セグメント数を算出し、算出した最大送信セグメント数をTCPに設定するTCPコントローラを更に備えることを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
(第1式):(受信側で受信可能な最大のセグメントサイズ)>(最大送信セグメントサイズ)×(ユーザ数)
(第2式):(最大送信可能スループット)>(最大送信セグメントサイズ)×(ユーザ数)/(1秒) - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線送信装置を備えることを特徴とする移動局装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線送信装置を備えることを特徴とする基地局装置。
- 複数種類の無線通信方式を同時に使用して無線通信を行なう異種無線通信システムに適用される無線送信方法であって、
無線送信装置の送信制御部において、
前記各無線通信方式信号の無線システム区間における遅延時間を測定し、前記無線通信方式毎の遅延差を算出するステップと、
前記算出された遅延差に基づいて、前記遅延時間が小さい無線通信方式で送信される送信パケットが、送信バッファに格納されてから前記遅延差の時間経過後に送信されるように前記各送信バッファを制御するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする無線送信方法。
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