JP5323778B2 - 中空パイプ体補強シート貼付工法 - Google Patents
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Description
具体的には、電柱の側面に孔を開け、この孔を介して、風船体により電柱内壁に係合する頭部固定装置と底部固定装置をそれぞれ電柱内壁の上部及び下部に線材を用いて押し入れて風船体内部に空気を入れることで固定する。そして、頭部固定装置及び底部固定装置に設けられた被係合部には予め前記孔から表出するようにワイヤーが設けられ、このワイヤーを用いて頭部固定装置及び底部固定装置間を移動するように、接着剤を噴射ノズルにより電柱内壁に吹きつけて塗布する。その後、噴射ノズルを取り出して、ワイヤーに補強シートの上端及び下端に結び付けて、引っ張ることで、補強シート上端および下端に設けられた係合部材を頭部固定装置及び底部固定装置の被係合部に係合させて固定する。最後に、補強シート内部を空気により膨らませて内壁に貼りつけることで、補強シートを電柱に貼りつけることができる。
本発明は、このような問題に鑑みて、中空のパイプ体内部に筒状の補強シートを貼り付ける工法において、補強シート内部にまで接着剤を含浸できるようにすることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、中空パイプ体を補強するために筒状の補強シートを当該中空パイプ体内に貼り付ける工法であって、以下の(101)〜(105)の要件を備える中空パイプ体補強シート貼付工法である。
(101) 前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体が入れられ、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられる。
(102) 前記補強シートは前記風船体と共に細長く折りたたまれ、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により、細長く折りたたまれた状態に保持される。
(103) 前記折りたたまれた補強シートに接着剤を含浸させる接着剤含浸工程を有する。
(104) 前記接着剤含浸工程の後、前記中空パイプ体側面に設けられた中空パイプ体内部に連通する孔であるパイロット孔から前記折りたたまれた補強シートを前記中空パイプ体内部に挿入する挿入工程を有する。
(105) 前記挿入工程の後、前記空気注入部から空気を注入して前記風船体を膨らませ、前記締結手段の締結を解くとともに、前記補強シート内部から外部へ力を加えて前記補強シートを前記中空パイプ体内に貼り付ける補強シート貼付工程を有する。なお、空気注入部から空気を流入させるためには、挿入工程において、空気注入部をパイロット孔から表出させるか、空気注入部を一定長さを有するパイプとしておき、このパイプをパイロット孔から表出するようにしておけばよい、これは、後述する請求項4の(205)においても同様である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の補強シート貼付工法において、前記袋体又は箱体は気密性を有するものであって、前記連通口は気密的に閉塞できるものであり、接着剤を前記連通口から流入する前に、前記袋体又は箱体の内部は外気圧よりも減圧されるものである。
(201) 前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体が入れられ、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられる。
(202) 前記補強シートは前記風船体と共に細長く折りたたまれ、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により、細長く折りたたまれた状態に保持される。
(203) 前記折りたたまれた補強シートは、袋体又は箱体に封入されるものであり、当該袋体又は箱体内において予め接着剤が含浸される。
(204) 前記中空パイプ体側面に設けられた中空パイプ体内部に連通する孔であるパイロット孔から前記折りたたまれた補強シートを前記袋体又は箱体から取り出して前記中空パイプ体内部に挿入する挿入工程を有する。
(205) 前記挿入工程の後、前記空気注入部から空気を注入して前記風船体を膨らませ、前記締結手段の締結を解くとともに、前記補強シート内部から外部へ力を加えて前記補強シートを前記中空パイプ体内に貼り付ける補強シート貼付工程を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の補強シート貼付工法において、前記挿入工程では、前記スプールを回動可能に保持した状態で、前記折りたたまれた補強シートを前記中空パイプ内に挿入するものである。
請求項9に記載の発明は、前記ケース入り補強シートにおいて、前記袋体又は箱体を気密性を有するものとし、前記連通口は気密的に閉塞できるものとしたものである。
請求項10に記載の発明は、筒状の補強シートであって、前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体を有するとともに、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられ、前記風船体とともに細長く折りたたまれて、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により、細長く折りたたまれた状態に保持される補強シートを袋体又は箱体に封入し、接着剤を含浸したケース入り補強シートである。
請求項11に記載の発明は、前記ケース入り補強シートにおいて、前記補強シートをスプールに巻いた状態で袋体又は箱体に封入したものである。
請求項1に記載の発明は、補強シートを細長く折りたたんだ状態で締結手段により補強シートを細長い状態を保持したまま中空パイプ内に挿入するので、細いパイロット孔からの挿入が可能であり、中空パイプの外で補強シートの接着剤を含浸させるので、比較的容易に補強シート内部にまで接着剤を含浸させることができる。
請求項2に記載の発明は、折りたたまれた補強シートを袋体又は箱体に封入することで、運搬、収納が容易となり、また、これに接着剤を流入させることで接着剤を含浸させるので現場での含浸作業を簡易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、前記袋体又は箱体内部を外気よりも減圧しておくことで、より補強シートに接着剤を含浸しやすくすることができる。
請求項5に記載の発明は、前記袋体又は箱体内部を減圧しておくことで、補強シートへの含浸を促進することできる。
請求項7に記載の発明は、挿入工程でスプールを回転しながら細長く折りたたまれた補強シートを繰り出すことができるので、補強シートのねじれを抑制し作業性を高めることができる。
そして、前記補強シートを連通口を有する袋体又は箱体に入れておくことで、運搬が容易となり、また、現場において連通口から接着剤を袋体又は箱体に流入させることで接着剤を補強シートに含浸させることができるので、現場での作業性がよい。
請求項10に記載の発明は、補強シートを袋体又は箱体に入れ接着剤を含浸させておくことで、現場では袋体又は箱体から補強シートを取り出して、中空パイプ体内にすぐに挿入できるので、現場での作業効率を高めることができる。
請求項11に記載の発明は、補強シートをスプールに巻いた状態で袋体又は箱体に入れることで、細長くおりたたんだ補強シートが袋体又は箱体内で絡まることを防ぐことができ、また、現場で補強シートを繰り出す作業に際しても、補強シートが絡むことを防止することができる。
まず、補強シートについて説明する。図1に補強シート40の斜視図を示す。補強シート40は炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維、ポリエチレン、ビニロンなどの高強度繊維繊維で構成されたシート体を2重にして丸め、接合部を縫い合わせることで筒体に形成したものであり、補強する電柱の内壁面の所定範囲面に合致する外面を有する。補強シート40の側面には連通孔42が設けられている。また、補強シート40の内側には、補強シート40の内周面に沿う筒状の外周面を有する長尺の風船体50が予め収められており、弱い強度の接着剤により補強シート40に固定されている。風船体50の、前記連通孔42に合致する位置には、風船体50の内部に連通する空気注入管51が設けられ、連通孔42を通って補強シート40外部に引き出されている。
(1)接着剤含浸工程
この工程では、補強シート40が封入された袋体70内に接着剤を注入して、内部の補強シート40に接着剤を含浸させる。具体的には、まず、補強シート40が封入された袋体70は図4に示すように枠80に入れられる。枠80は有底の金属により形成される、袋体70の外径よりやや大きな内径を有する円筒体であり、袋体70が内部に収まる高さを有する。また、枠80の側面に袋体70のジョイント72、73が表出する開口が設けられており、ジョイント72、73がこの開口から表出するように袋体70の位置が定められる。枠80は袋体70の形状を保持する役割を果たす。
一定時間が経過し十分な含浸が完了したら、図5(c)に示すように再び配管Pを下側のジョイント73に接続し、上側のジョイント72にエアコンプレッサーAを接続し、エアコンプレッサーにより袋体70の上側から空気を送り込む。これにより、余分な接着剤は空気に押されて、下側のジョイント73から配管Pを通ってペール缶Cへ戻り回収される。回収が完了したら、ジョイント72、73に接続された配管P等をはずし、接着剤含浸工程が完了する。
この工程では、接着剤が含浸された補強シート40を、事前に電柱の側面に設けておいたパイロット孔から挿入する。挿入に際しては、図6に示すような回転台90を用いる。回転台90は、下端側の扁平円柱状の基台91、基台91の上面に回動自在に固定される回転テーブル92、基台91の上方に立設される複数の棒体からなる縦枠93、縦枠93の上端に設けられるリング状の上部枠94とから構成される。また、回転台90の上部枠94には固定蓋100が嵌められるようになっている。固定蓋100は、上部が閉じら得た扁平な円筒体であり、内径の大きさが上部枠94に嵌合し固定できる程度の大きさに設定される。固定蓋100の中央には、鉛直軸に対して回動自在に固定される回転部材102が固定されている。回転部材102は、固定蓋100を上部枠94に固定すると、補強シート40を巻いているスプール60の上面を押し付けて回転テーブル92とともにスプールを狭持固定するような長さに設定される。また、固定蓋100の上面には、補強シート取り出し口101が設けられる。補強シート取り出し口101は筒体であり、固定蓋100上面から上方に向かって径が小さくなる絞り部101a、絞り部上部から側方に屈曲するパイプにより構成される屈曲部101bにより形成される。この補強シート取り出し口により、折りたたまれた補強シート40はより細く絞られた状態で取り出し口101が引き出される。
挿入工程では、まず、枠80に入ったままの補強シート40を回転台90の回転テーブル92に置き、袋体70の上面を切り取って補強シート40の先端を取り出す。そして、この先端を補強シート取り出し口101の下側から挿入して、上端側に通し、固定蓋100を回転台90の上部枠94に嵌めて固定する。これにより、図7のような状態となる。
次に、図9(c)に示すようにワイヤーWの一端を補強シート40の先端から突出する風船体50の先端に連結し、補強シート取り出し口101の上端をパイロット孔12に合わせる。この状態で、ワイヤーWの補強シート40に連結されていない側を引っ張ることで、図9(d)に示すように、補強シート40は頭部固定装置110の滑車114の方へと引っ張り上げられる。この際、回転台90の回転テーブル92と固定蓋100の回転部材102に狭持されるスプール60が回転しながら補強シート40が繰り出されていくので、補強シート40はねじれることなく、スムーズに繰り出される。
図10(a)に示すように、補強シート40の全体が電柱P内部に入ったら、少しワイヤーWを緩めて、補強シート40を下げ、図10(b)に示すように、補強シート40から表出する空気注入管51の位置をパイロット孔12の高さに合わせて、空気注入管51をパイロット孔12から外部に表出させる。以上で、挿入工程が完了する。
この工程では、挿入された補強シート40を電柱内壁に貼り付ける。まず、空気注入管51にエアポンプAPを接続して空気を入れ、風船体50を膨らませる。これにより、補強シート40を折りたたんだ状態に保持していた糸43が切れて、図11(a)に示すように風船体50は膨らんで、接着剤が含浸された補強シート40が電柱Pの内壁に押し付けられる。これにより、補強シート40は電柱Pの内壁に接着されることとなる。
一定時間この状態で保持して接着剤が十分硬化したのち、今度は、エアポンプAPを用いて風船体50の空気を抜く、補強シート40と風船体50とは弱い強度の接着剤により接着されているので、この操作で図11(b)に示すように風船体50は補強シート40から離れて、しぼむこととなる。この状態で、補強シート40の連通孔42及び電柱Pのパイロット孔12から風船体50を引っ張りだし、図11(c)に示すようにリールに巻き取る。この結果。図11(d)に示すように、補強シート40の内側から風船体50が取り出され補強シート貼付工程は完了する。
次に実施形態2に係る中空パイプ体の補強シート貼付工法について説明する。本補強シート貼付工法の実施形態1に係る補強シート貼付工法との相違点は、接着剤が予め工場で補強シート40に含浸された状態で、袋体70Aに封入された状態で現場に搬送される点である。即ち、本実施形態に係る中空パイプ体の補強シート貼付工法は(1)挿入工程、(2)補強シート貼付工程からなる。以下、これらについて説明する。
図12に本実施形態で用いる、袋体70Aに封入された補強シート40の斜視図を示す。補強シート40、風船体50、スプール60の構成などは実施形態1と同様である。相違点は、スプール40に巻かれた、折りたたまれた補強シート40は袋体70A内で接着剤を含浸された後、余分な接着剤が排出され、その後、袋体70Aの上面が蓋71により封止される点である。後から接着剤を入れる必要が無いので袋体70Aにはジョイント72、73は設けられない。
挿入工程、補強シート貼付工程は、実施形態1に係る挿入工程と同様であるので説明は省略する。なお、袋体70Aにはジョイント72、73は設けられないので枠80の開口は不要である。
上記実施形態では、細く折りたたんだ補強シートを風船体の膨張により切れる糸により折りたたんだ状態に保持したが、風船体の膨張により締結が解けるものであれば、種々の方法が採用できる。例えば、帯体の両端側に風船体の膨張により締結が解ける程度の強さで締結する面ファスナーやスナップボタンの係合部と被係合部をそれぞれ設け、これを折りたたんだ補強シートに巻いて両端を係合させることで締結したり、風船体の膨張力で塑性変形する針金などの線材を折りたたんだ補強シート巻きつけて締結したりすることが考えられる。また、これらの締結手段は、補強シートの外周面に、直接固定していてもよい。
さらに、上記実施形態では、折りたたんだ補強シートをワイヤーにより引っ張り上げることで、パイロット孔から中空パイプ体内に挿入する方法を示したが、補強シートの内部や外部を通る可撓性のある鋼線などの線材の端部を補強シート先端に固定し、この線材を用いて、補強シートをパイロット孔から押し入れるようにして挿入することも可能である。また、補強シート自体も折りたたむことで強度を増しているので、折りたたんだ補強シート自体をパイロット孔から押し入れてもよい。
また、上記実施形態では、袋体内で補強シートを接着剤を含浸させたが、袋体を用いずに現場において、槽体に接着剤を貯めて、これに補強シートを付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、電柱内部に補強シートを貼り付ける場合を例示したが、中空の鉄管や、ガス管、水道管など中空のパイプ体であれば種々のものに適用できる。
12 パイロット孔
40 補強シート
42 連通孔
50 風船体
51 空気注入管
60 スプール
70、70A 袋体
72、73 ジョイント
80 枠体
90 回転台
100 固定蓋
110 頭部固定装置
Claims (11)
- 中空パイプ体を補強するために筒状の補強シートを当該中空パイプ体内に貼り付ける工法であって、以下の(101)〜(105)の要件を備える中空パイプ体補強シート貼付工法。
(101) 前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体が入れられ、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられる。
(102) 前記補強シートは前記風船体と共に細長く折りたたまれ、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により、細長く折りたたまれた状態に保持される。
(103) 前記折りたたまれた補強シートに接着剤を含浸させる接着剤含浸工程を有する。
(104) 前記接着剤含浸工程の後、前記中空パイプ体側面に設けられた中空パイプ体内部に連通する孔であるパイロット孔から前記折りたたまれた補強シートを前記中空パイプ体内部に挿入する挿入工程を有する。
(105) 前記挿入工程の後、前記空気注入部から空気を注入して前記風船体を膨らませ、前記締結手段の締結を解くとともに、前記補強シート内部から外部へ力を加えて前記補強シートを前記中空パイプ体内に貼り付ける補強シート貼付工程を有する。 - 前記折りたたまれた補強シートは、予め内部への連通口を有する袋体又は箱体に封入されるものであり、
前記接着剤含浸工程では、前記連通口から接着剤を流入させることで前記折りたたまれた補強シートに接着剤を含浸するものであり、
前記挿入工程においては、前記袋体又は箱体から前記折りたたまれた補強シートを取り出して、前記中空パイプ体内に挿入するものである
請求項1に記載の補強シート貼付工法。 - 前記袋体又は箱体は気密性を有するものであって、前記連通口は気密的に閉塞できるものであり、接着剤を前記連通口から流入する前に、前記袋体又は箱体の内部は外気圧よりも減圧されるものである請求項2に記載の補強シート貼付工法。
- 中空パイプ体を補強するために筒状の補強シートを当該中空パイプ体内に貼り付ける工法であって、以下の(201)〜(205)の要件を備える中空パイプ体補強シート貼付工法。
(201) 前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体が入れられ、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられる。
(202) 前記補強シートは前記風船体と共に細長く折りたたまれ、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により、細長く折りたたまれた状態に保持される。
(203) 前記折りたたまれた補強シートは、袋体又は箱体に封入されるものであり、当該袋体又は箱体内において予め接着剤が含浸される。
(204) 前記中空パイプ体側面に設けられた中空パイプ体内部に連通する孔であるパイロット孔から前記折りたたまれた補強シートを前記袋体又は箱体から取り出して前記中空パイプ体内部に挿入する挿入工程を有する。
(205) 前記挿入工程の後、前記空気注入部から空気を注入して前記風船体を膨らませ、前記締結手段の締結を解くとともに、前記補強シート内部から外部へ力を加えて前記補強シートを前記中空パイプ体内に貼り付ける補強シート貼付工程を有する。 - 前記袋体又は箱体は気密性を有するものであって、接着剤を含浸した状態で前記袋体又は箱体の内部は外気圧よりも減圧されるものである請求項4に記載の補強シート貼付工法。
- 前記折りたたまれた補強シートは、前記挿入工程において中空パイプ内に挿入されるまでスプールに巻かれた状態で保持される請求項1から5のいずれか1項に記載の補強シート貼付工法。
- 前記挿入工程において、前記スプールを回動可能に保持した状態で、前記折りたたまれた補強シートを前記中空パイプ内に挿入するものである請求項6に記載の補強シート貼付工法。
- 筒状の補強シートであって、前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体を有するとともに、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられ、前記風船体とともに細長く折りたたまれて、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により細長く折りたたまれた状態に保持される補強シートを内部への連通口を有する袋体又は箱体に封入したケース入り補強シート。
- 前記袋体又は箱体は気密性を有するものであって、前記連通口は気密的に閉塞できるものである請求項8に記載のケース入り補強シート。
- 筒状の補強シートであって、前記補強シートの内側に、前記補強シートの略全長に至る長尺の風船体を有するとともに、当該風船体内部に空気を入れる空気注入部が前記補強シート外部に存するように設けられ、前記風船体とともに細長く折りたたまれて、前記風船体が膨らむ力により締結が解かれる締結手段により細長く折りたたまれた状態に保持される補強シートを袋体又は箱体に封入し、接着剤を含浸したケース入り補強シート。
- 前記補強シートをスプールに巻いた状態で袋体又は箱体に封入した請求項8から10のいずれか1項に記載のケース入り補強シート。
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