JP5322752B2 - 配線・配管材用吊具 - Google Patents
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Description
このため、請求項1の吊具は、特に、この係止部の係止状態が解除されて吊具が離脱するのを防止すべく当接部を設けている。具体的には、例えば本体部の端縁部等により形成された当接部がデッキプレートの天壁に当接することにより前記揺動及び傾動を阻止するようになっている。
請求項4の配線・配管材用吊具は、弾性変形部が、本体部の全体に渡って設けられている。
更に、本体部の長さ方向の略中央に吊持部が設けられ、該吊持部の両側に、係止部を先端側に備えた弾性変形部が設けられているので、バランスの良い均等な吊持状態を得ることができる。
加えて、弾性変形部の係止部側が吊持部側よりも弾性変形し易く設けられているので、デッキプレートの段部に弾性的に係止させる必要のある係止部側においては所要の弾性復帰力を確保することができる。反面、吊持部側は係止部側より剛性が大きく、配線・配管材の揺動や引張りによる力によって弾性変形が生じにくいため、前記力が係止部側に伝わりにくく、したがって、係合が解除される方向への弾性変形を抑えることができ、デッキプレートからの離脱をより確実に防止できる。
図1及び図2において、吊具1は、図3及び図4に示す建物の合成スラブ等を構成する波付形状の広幅帯鋼からなるデッキプレート31の凹部空間36に取着され、天井裏に布設される配線・配管材を吊持し保持するものである。吊具1の主体をなす本体部2は、円弧状の帯板で形成され、長さ方向の中央に設けられた吊持部3と、該吊持部3の両側に設けられた弾性変形部4と、該弾性変形部4の先端側に形成され、デッキプレート31の凹部空間36の両側壁38の一対の段部38c,38cに係止する一対の係止部5,5と、デッキプレート31の天壁37に当接する当接部6とを有している。前記吊持部3は別体の吊持部材であるバインド線21を介して配線・配管材としてのケーブルCを吊持するようになっている。前記弾性変形部4は一対の係止部5,5をデッキプレート31の開口35の幅より小さい間隔まで近接させる変形能力を有している。前記当接部6は吊具1が揺動したりデッキプレート31の長手方向に傾動することにより係止部5の係止状態が解除されて本体部2がデッキプレート31から離脱するのを防止すべくデッキプレート31の天壁37に当接する。
合成スラブ41のデッキプレート31の下方の天井裏において、まず、図5(a)に示すように、建物の床面等の低所などにおいて、本体部2の吊持部3から下垂した2本のバインド線21を結束し、天井裏においてデッキプレート31の長手方向と直交して水平方向に引き込まれているケーブルCを吊持する。なお、ケーブルCの吊持は吊具1をデッキプレート31に取着した後に行なうことも可能である。但し、この場合は、天井裏での吊持作業となる。
吊具1は、弾性変形部4の弾性復帰力により両係止部5をデッキプレート31の両段部38cに圧接させ突張らせて取着するものであるから、全体を更に円弧状に撓ませ弾性変形させつつデッキプレート31の開口35から強制的に嵌入させるだけの操作で簡単にデッキプレート31に取着することができる。このとき、本体部2は円弧状に更に湾曲させて弾性的に撓ませることにより簡単に弾性復帰力を得ることができる。
更に、本体部2は回転させたりすることなくそのままの姿勢で単にデッキプレート31の開口35から強制的に押し込むだけで凹部空間36内に取着されるから、バインド線21にケーブルCを保持した状態でも取着することができ、天井に近い高所に登ることなくケーブルCを吊持することもできる。勿論、ケーブルCは吊具1をデッキプレート31に取着してからバインド線21に吊持させることもできる。
また、図14(b)に示すように、本体部2の各弾性変形部4に複数、図14(b)では2本のピン等の棒状部材13を突設し、その先端をデッキプレート31の天壁37に当接させるようにして、本体部2が上下方向に揺動したりデッキプレート31の長手方向に傾動するのを防止するようにしてもよい。ここで、複数の棒状部材13はデッキプレート31の長手方向に所定の間隔をおいて並置されている。
更には、図示しないが、本体部2の吊持部3等に磁石を取付けて磁力により本体部2の傾動を防止することも可能である。
或いは、図示しないが、本体部2の吊持部3にコイルばね等の付勢部材をデッキプレート31の天壁37に向けて突設してもよい。この場合、当接部6としての付勢部材の先端は常にデッキプレート31の天壁37と当接する。
また、図15(b)に示すように、本体部2は、2本の帯状板14を並置し、各中央を吊持部3で連結した構造とすることもできる。
2 本体部 31 デッキプレート
3 吊持部 35 開口
4 弾性変形部 36 凹部空間
5 係止部 37 天壁
6 当接部 38 側壁
8 被取付部材 38a 凹条部
8c 上面 38b 凸条部
8d 端角部 38c 段部
12 板状部材 C ケーブル
13 棒状部材 P 換気パイプ
Claims (7)
- デッキプレートに形成された、天壁と該天壁の両端から連続する両側壁と該両側壁の先端間に設けられた開口とが長手方向に連続する凹部空間内に取着される配線・配管材用吊具であって、
前記デッキプレートの凹部空間の両側壁に長手方向に連続する凹条部または凸条部により形成された対向する一対の段部に係止する、前記開口の幅より大きく離間して位置する一対の係止部と、該一対の係止部を前記開口の幅より小さく近接させる弾性変形部と、前記天壁に当接する当接部と、を有する本体部を備え、
前記本体部には、配線・配管材を直接または別体の吊持部材を介して吊持する吊持部が設けられ、
前記本体部は、帯板状に形成され、長さ方向の略中央に前記吊持部が設けられているとともに、該吊持部の両側に、前記係止部を先端側に備えた前記弾性変形部が設けられ、
前記弾性変形部は、係止部側が吊持部側よりも弾性変形し易く設けられており、
前記本体部は、前記両係止部を相対的に近接するように前記弾性変形部を変形させて前記デッキプレートの開口から嵌入するとともに、前記弾性変形部の弾性復帰力により前記デッキプレートの段部に前記両係止部を係止させることで、前記当接部を前記天壁に当接または略当接させるようにして前記凹部空間内に取着可能であり、
前記当接部は、前記天壁に当接することで、前記吊具の揺動または前記デッキプレートの長手方向への傾動により前記両係止部の前記段部への係止状態が解除されて前記吊具が該デッキプレートから離脱するのを防止することを特徴とする配線・配管材用吊具。 - 前記本体部は、両端側の前記係止部が前記デッキプレートの段部に係止した状態で略中央が前記天壁に当接または略当接するアーチ状に配置可能な長さを有することを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材用吊具。
- 前記弾性変形部は、略弧状に湾曲形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線・配管材用吊具。
- 前記弾性変形部は、前記本体部の全体に渡って設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線・配管材用吊具。
- 前記係止部は、略弧状に湾曲形成された前記弾性変形部の先端を、該弾性変形部の弧の凸側方向に折曲形成させて設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の配線・配管材用吊具。
- 前記吊持部は、別体の紐状体からなる吊持部材が取付けられてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の配線・配管材用吊具。
- 前記本体部は、略全体が前記デッキプレートの凹部空間内に入り込み、前記吊持部は、前記凹部空間外で前記配線・配管材を吊持可能な長さに設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の配線・配管材用吊具。
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