JP5322341B2 - 型成形板の成形装置および型成形板の製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示されているように、エラストマーパッドを変形させて凹部の容積を拡大させ、かつ、凹部開口縁に内方に張り出したフランジを形成する圧縮外皮構造繊維板の製造方法を、コンクリート板の成形に適用しようとした場合には、成形型枠内にコンクリートスラリーを流し込み、上方から加圧した場合には、エラストマーパッド上のスラリーはそこに留まることなく全て流れ出してしまい、連続した平板が形成されることなく、貫通した穴を有する板材が形成されてしまう。
また、ピンを引き出すことによってエラストマーパッドを変形させるので、エラストマーパッドは、軸芯に対して半径方向外方へ確実に膨出され、開口縁に内方に張り出すフランジを有する均一な凹部を型成形板に確実に形成することができる。
このように凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有する型成形板は、凹部を画成するリブがフランジによって補強され、剛性の高い板体となるとともに、該板体を単独で使用することも可能であるが、二枚以上を張り合わせて多層の板体とする場合等には、両者の接着面積を増大させることができるなどの効果がある。
また、ピンを引き出すことによってエラストマーパッドを変形させるので、エラストマーパッドは、軸芯に対して半径方向外方へ確実に膨出され、開口縁に内方に張り出すフランジを有する均一な凹部を型成形板に確実に形成することができる。
また、ピンを引き出すことによってエラストマーパッドを変形させるので、エラストマーパッドは、軸芯に対して半径方向外方へ確実に膨出され、開口縁に内方に張り出すフランジを有する均一な凹部を型成形板に確実に形成することができる。
この際、凹部B2の開口縁に内方に張り出すフランジF2は、凹部B2を画成するリブR2を補強し、コンクリート板A2の剛性を高めるとともに、他部材との接触面積を増大させる等の効果を奏する。
なお、このコンクリート板A3では、上下の凹部B3a,B3bが上下方向に一致されて形成されているが、上下の凹部B3a,B3bの位置を互いに半ピッチだけオフセットさせてもよい。
この際、凹部B3a,B3bのそれぞれの開口縁に内方に張り出すフランジF3a,F3bは、凹部B3a,B3bをそれぞれ画成するリブR3a,R3bを補強し、コンクリート板A3の剛性を高めるとともに、他部材との接触面積を増大させる等の効果を奏する。
2 成形型枠
3 底板
3a ピン挿通孔
3b 雄ねじ
4 側板
5 エラストマーパッド
6 変形手段
7 ピン
7a 軸
7b フランジ
7c 雄ねじ部
8 操作プレート
8a ピン挿通孔
9 プレート移動機構
10a,10b ナット
11 ボルト
20 成形装置
21 成形型枠
22 底板
23 側板
24 天板
25 エラストマーパッド
26 変形手段
27 ピン
27a 軸
27b フランジ
27c 雄ねじ
28 操作プレート
29 プレート移動機構
30a,30b ナット
31 ボルト
31a 雄ねじ
32 ボルト
33 ブラケット
34 ナット
35 化粧板
36 鉄筋
40 成形装置
41 成形型枠
A1,A2,A3 コンクリート板
B1,B2,B3a,B3b 凹部
F1,F2,F3a,F3b フランジ
R1,R2,R3a,R3b リブ
S1,S2,S3 コンクリートスラリー
Claims (4)
- 板面に亀甲形に配置された複数の凹部を有し、かつ該凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有するコンクリート板を成形する型成形板の成形装置であって、底板および該底板を囲うように前記底板から立設された側板とを有する成形型枠と、該成形型枠の底板の内面に所定間隔で多数配置された中実の底面6角形の角錐台形状のエラストマーパッドと、それらのエラストマーパッドを、その軸芯に対して半径方向外方へ弾性変形させる変形手段とを備え、上記変形手段は、上記複数のエラストマーパッド内に頭部をそれぞれ植設し、端部を上記型枠の底板から外方にそれぞれ貫設させた複数のピンと、それらのピンの端部を係止した操作プレートと、該操作プレートを上記型枠の底板から離反する方向へ移動させる作動機構とを備え、上記作動機構によって上記操作プレートを移動させ、該操作プレートに係止された上記複数のピンの頭部を上記型枠の底板方向に一挙に移動させることによって、上記底板に配設された複数の中実のエラストマーパッドを軸方向に圧縮して半径方向外方に膨出させるものであることを特徴とする、型成形板の成形装置。
- 板面に亀甲形に配置された複数の凹部を有し、かつ該凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有するコンクリート板を成形する型成形板の成形装置であって、底板および該底板を囲うように前記底板から立設された側板と、該側板の内面に沿って摺動可能に配設された天板とを備えた成形型枠と、該成形型枠の天板の内面に所定間隔で多数配置された中実の底面6角形の角錐台形状のエラストマーパッドと、それらのエラストマーパッドを、その軸芯に対して半径方向外方へ弾性変形させる変形手段とを備え、上記変形手段は、上記複数のエラストマーパッド内に頭部をそれぞれ植設し、端部を上記型枠の天板から外方にそれぞれ貫設させた複数のピンと、それらのピンの端部を係止した操作プレートと、該操作プレートを上記型枠の天板から離反する方向へ移動させる作動機構とを備え、上記作動機構によって上記操作プレートを移動させ、該操作プレートに係止された上記複数のピンの頭部を上記型枠の天板方向に一挙に移動させることによって、上記天板に配設された複数の中実のエラストマーパッドを軸方向に圧縮して半径方向外方に膨出させるものであることを特徴とする、型成形板の成形装置。
- 板面に亀甲形に配置された複数の凹部を有し、かつ該凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有するコンクリート板を成形する型成形板の成形装置であって、底板および該底板を囲うように前記底板から立設された側板と、該側板の内面に沿って摺動可能に配設された天板とを備えた成形型枠と、該成形型枠の底板および天板のそれぞれの内面に所定間隔で多数配置された中実の底面6角形の角錐台形状のエラストマーパッドと、上記底板に配置された複数のエラストマーパッドを、その軸芯に対して半径方向外方へ弾性変形させる第1の変形手段と、上記天板に配置された複数のエラストマーパッドを、その軸芯に対して半径方向外方へ弾性変形させる第2の変形手段とを備え、上記第1の変形手段は、上記底板に配置された複数のエラストマーパッド内に頭部をそれぞれ植設し、端部を上記型枠の底板から外方にそれぞれ貫設させた複数のピンと、それらのピンの端部を係止した第1の操作プレートと、該第1の操作プレートを上記型枠の底板から離反する方向へ移動させる第1の作動機構とを備え、上記第1の作動機構によって上記第1の操作プレートを移動させ、該第1の操作プレートに係止された上記複数のピンの頭部を上記型枠の底板方向に一挙に移動させることによって、上記底板に配設された複数の中実のエラストマーパッドを軸方向に圧縮して半径方向外方に膨出させるものであり、上記第2の変形手段は、上記天板に配置された複数のエラストマーパッド内に頭部をそれぞれ植設し、端部を上記型枠の天板から外方にそれぞれ貫設させた複数のピンと、それらのピンの端部を係止した第2の操作プレートと、該第2の操作プレートを上記型枠の天板から離反する方向へ移動させる第2の作動機構とを備え、上記第2の作動機構によって上記第2の操作プレートを移動させ、該第2の操作プレートに係止された上記複数のピンの頭部を上記型枠の天板方向に一挙に移動させることによって、上記天板に配設された複数の中実のエラストマーパッドを軸方向に圧縮して半径方向外方に膨出させるものであることを特徴とする、型成形板の成形装置。
- 上記請求項1〜3のいずれかに記載の型成形板の成形装置を使用し、上記変形手段によって上記エラストマーパッドを変形させる工程と、上記成形型枠内にコンクリートスラリーを打設する工程と、前記コンクリートスラリーを養生する工程と、上記変形手段による上記エラストマーパッドの変形状態を解除して、硬化した板体を上記成形型枠から脱型させる工程とを経て、板面に亀甲形に配置された複数の凹部を有し、かつ該凹部の開口縁に内方に張り出すフランジを有するコンクリート板を製造することを特徴とする、型成形板の製造方法。
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JP2007260677A JP5322341B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 型成形板の成形装置および型成形板の製造方法 |
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JP2007260677A JP5322341B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 型成形板の成形装置および型成形板の製造方法 |
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JP2009090478A JP2009090478A (ja) | 2009-04-30 |
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JP2007260677A Active JP5322341B2 (ja) | 2007-10-04 | 2007-10-04 | 型成形板の成形装置および型成形板の製造方法 |
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