JP5321315B2 - 内燃機関オイル循環量制御装置 - Google Patents
内燃機関オイル循環量制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5321315B2 JP5321315B2 JP2009172415A JP2009172415A JP5321315B2 JP 5321315 B2 JP5321315 B2 JP 5321315B2 JP 2009172415 A JP2009172415 A JP 2009172415A JP 2009172415 A JP2009172415 A JP 2009172415A JP 5321315 B2 JP5321315 B2 JP 5321315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- oil
- oil circulation
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
この特許文献1では、同一のモータにて冷却水ポンプとオイルポンプとを駆動していても、冷却水の循環量とオイルの循環量とをそれぞれ適切な状態に調節できるようにするために、冷却水ポンプとオイルポンプとの回転軸間に電磁クラッチと回転数増減機構を設けている。
請求項1に記載の内燃機関オイル循環量制御装置は、冷却液の循環による冷却系とオイルの循環による潤滑系とを備えた内燃機関における内燃機関オイル循環量制御装置であって、暖機進行状態を検出する暖機進行状態検出手段と、前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づき、暖機初期から暖機進行に応じてオイルの循環量を段階的に又は連続的に暖機後の循環量へ向けて低減させる冷間時オイル循環量制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、暖機後に循環量を適切な量に低減させることにより、循環エネルギーの消費抑制が可能となる。
請求項4に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段を備えて、この冷却液温検出手段にて検出される冷却液温に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段と前記オイルの温度を検出する油温検出手段とを備えて、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温とに基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項5に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温との差が小さいほど暖機が進行しているとすることを特徴とする。
請求項9に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの温度差を検出するシリンダ温度差検出手段を備えて、このシリンダ温度差検出手段にて検出される前記温度差に基づいて温度差発生時オイル循環量を算出し、この温度差発生時オイル循環量が請求項1〜8のいずれか一項に記載のオイルの循環量よりも大きい場合には、この温度差発生時オイル循環量によりオイルの循環量を調節することを特徴とする。
図1は、上述した内燃機関オイル循環量制御装置が適用された内燃機関冷却系・潤滑系制御装置2の概略構成を表すブロック図である。
尚、電動ウォータポンプ14については、冷間時にはその駆動が停止される処理がなされる。具体的には冷却液温THWが60℃未満では、電動ウォータポンプ14は完全に停止される処理がなされている。
[式1] Q1 ← MAPq1(NE,KL)
このマップMAPq1の一例を図3の(a)に示す。尚、マップMAPq1は離散的な値が設定されているが、中間的な内燃機関回転数NEや内燃機関負荷率KLにおける通常時オイルポンプ吐出量Q1の値は補間処理することにより算出されるので、実際には通常時オイルポンプ吐出量Q1としては連続的な値を得ることができる。
このマップMAPq2の一例を図3の(b)に示す。
次に式3に示すごとく通常時オイルポンプ吐出量Q1及びオイル暖機促進用吐出量Q2の内で、最大の値が抽出されて目標吐出量Qm(L/min)に設定される(S108)。
ここでMax()は括弧内の数値の最大値を抽出する演算子を表している。
このようにして求められた目標吐出量Qmが電動オイルポンプ22にて実現されるように、ECU32は電動オイルポンプ22に供給する電力量を調節することになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
本実施の形態では、電動オイルポンプ制御処理としては図4のフローチャートに示すごとく実行される。他の構成については前記実施の形態1と同じであるので、図1,3も参照して説明する。
[式4] DT ← THh − THW
次に前記実施の形態1にて説明した式1のごとく、マップMAPq1から内燃機関回転数NE及び内燃機関負荷率KLに基づいて通常時オイルポンプ吐出量Q1が算出される(S206)。
次に冷却液温THWが40℃以上か否かが判定される(S210)。ここでTHW<40℃であれば(S210でNO)、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3に0(L/min)が設定される(S212)。
このマップMAPq3の一例を図5に示す。このマップMAPq3は離散的な値が設定されているが、中間的な冷却液温THWやシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTにおけるシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3の値は補間処理することにより算出される。したがって実際にはシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3としては連続的な値を得ることができる。
このようにして求められた目標吐出量Qmが電動オイルポンプ22からなされるように、ECU32は電動オイルポンプ22に供給する電力量を調節することになる。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(2)シリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間の温度差が小さくなれば、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3は小さくなり最終的には通常時オイルポンプ吐出量Q1やオイル暖機促進用吐出量Q2より小さくなる。このことによりシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3から、通常時オイルポンプ吐出量Q1やオイル暖機促進用吐出量Q2へと円滑に循環量調節が移行できる。
[その他の実施の形態]
・前記各実施の形態では、ECUは、目標吐出量Qmにて電動オイルポンプに対する電力量を調節していたが、油圧にて電動オイルポンプを制御する場合には目標吐出量Qmを目標油圧に変換し、この目標油圧となるように電動オイルポンプを制御する。ポンプ負荷にて制御する場合、例えば直接電力量で制御する場合には、目標吐出量Qmを目標電力量に変換して、この目標電力量を電導オイルポンプに供給することになる。
Claims (9)
- 冷却液の循環による冷却系とオイルの循環による潤滑系とを備えた内燃機関における内燃機関オイル循環量制御装置であって、
暖機進行状態を検出する暖機進行状態検出手段と、
前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づき、暖機初期から暖機進行に応じてオイルの循環量を段階的に又は連続的に暖機後の循環量へ向けて低減させる冷間時オイル循環量制御手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、冷間時に冷却液の循環を停止する冷却液循環停止手段を備えていることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関運転時の発生熱量に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段を備えて、この冷却液温検出手段にて検出される冷却液温に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段と前記オイルの温度を検出する油温検出手段とを備えて、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温とに基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項5に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温との差が小さいほど暖機が進行しているとすることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関運転状態に基づいて算出したベースオイル循環量と、前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づいて算出した冷間時オイル循環量との内で大きい方によりオイルの循環量を調節することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項7に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記内燃機関運転状態は、内燃機関回転数及び内燃機関負荷であることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの温度差を検出するシリンダ温度差検出手段を備えて、このシリンダ温度差検出手段にて検出される前記温度差に基づいて温度差発生時オイル循環量を算出し、この温度差発生時オイル循環量が請求項1〜8のいずれか一項に記載のオイルの循環量よりも大きい場合には、この温度差発生時オイル循環量によりオイルの循環量を調節することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009172415A JP5321315B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 内燃機関オイル循環量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009172415A JP5321315B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 内燃機関オイル循環量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011027012A JP2011027012A (ja) | 2011-02-10 |
JP5321315B2 true JP5321315B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43636026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009172415A Expired - Fee Related JP5321315B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 内燃機関オイル循環量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5321315B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017067015A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | アイシン精機株式会社 | 冷却制御装置 |
JP6715294B2 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-07-01 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
CN111828159B (zh) * | 2020-07-17 | 2021-08-13 | 徐州重型机械有限公司 | 一种发动机智能冷却系统及控制方法 |
CN115247597A (zh) * | 2021-04-27 | 2022-10-28 | 比亚迪股份有限公司 | 一种热管理控制方法、设备、存储介质和车辆 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601905U (ja) * | 1983-06-18 | 1985-01-09 | スズキ株式会社 | 潤滑油の供給装置 |
JPH07247818A (ja) * | 1994-03-11 | 1995-09-26 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の潤滑装置 |
JP3324440B2 (ja) * | 1997-04-11 | 2002-09-17 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの潤滑装置 |
JP4909164B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2012-04-04 | 株式会社小松製作所 | 建設機械の暖機装置 |
JP2008274909A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Toyota Motor Corp | エンジンのポンプ駆動装置 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009172415A patent/JP5321315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011027012A (ja) | 2011-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4277046B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
CN108026824B (zh) | 车辆用内燃机的冷却装置以及冷却装置的控制方法 | |
JP5880576B2 (ja) | 冷却システムの制御装置 | |
EP1308609A1 (en) | Method of engine cooling | |
JP4606683B2 (ja) | 車両用エンジンの冷却方法と装置 | |
WO2016143611A1 (ja) | 車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法 | |
WO2013095262A1 (en) | Arrangement and method for cooling of coolant in a cooling system in a vehicle | |
JP5321315B2 (ja) | 内燃機関オイル循環量制御装置 | |
JP4581837B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP4975153B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
KR20190028965A (ko) | 오일온도를 제어할 수 있는 인터쿨러 냉각장치 및 이의 제어방법 | |
JP5230702B2 (ja) | 水冷式内燃機関の冷却装置 | |
JP5338761B2 (ja) | 車載内燃機関の冷却装置 | |
JP5027289B2 (ja) | エンジン冷却装置 | |
JP2006105093A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP4125460B2 (ja) | エンジンのシリンダ壁温制御装置 | |
JP2012132379A (ja) | エンジンの冷却水装置 | |
JP6973060B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2003269168A (ja) | エンジン冷却装置の運転方法 | |
JP2019065804A (ja) | 内燃機関の保温制御装置 | |
CN111852640B (zh) | 一种节温器、节温器控制方法及发动机冷却系统 | |
JP2019027313A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5146372B2 (ja) | 暖機判定装置 | |
JP2023137296A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
Arunachalam et al. | Conversion of Mechanical Water Pump to Electric Water Pump for a CI Engine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130701 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5321315 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |