JP5321315B2 - 内燃機関オイル循環量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却液の循環による冷却系とオイルの循環による潤滑系とを備えた内燃機関において暖機中のオイル循環量を制御する内燃機関オイル循環量制御装置に関する。
内燃機関においては、冷却水などの冷却液による冷却系とオイルによる潤滑系とが設けられている。冷却系は、内燃機関とラジエターとの間に冷却液を循環させることで発熱によるオーバーヒートや寒冷時でのオーバークールを防止して、内燃機関を常に適温に維持するものである。潤滑系は、内燃機関各部の潤滑作用と共に、高温部分から熱を奪い低温部分で放熱することによる冷却作用も実行しているものである。
このような内燃機関において冷間始動時においては冷却液を循環させるポンプを停止させて暖機性能を向上させる手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、同一のモータにて冷却水ポンプとオイルポンプとを駆動していても、冷却水の循環量とオイルの循環量とをそれぞれ適切な状態に調節できるようにするために、冷却水ポンプとオイルポンプとの回転軸間に電磁クラッチと回転数増減機構を設けている。
特開2008−274909号公報(第7,9−11頁、図1,8,10)
特許文献1では内燃機関運転状態(ここでは内燃機関回転数)に応じてオイル循環量を設定すると共に、温度に応じたオイル粘度に対応してモータトルクを補正している。このことにより、冷間時において冷却水の循環が停止したり、暖機後にて冷却水の循環が行われたりするが、それぞれの場合において温度変化が生じても常に安定したポンプ回転とオイルの循環量を確保している。
しかし冷間時において冷却水の循環を停止した場合に、内燃機関運転状態に対応したオイル循環量を維持しているのみでは、オイルと接触する内燃機関各部、例えばシリンダヘッドとオイルとの間の熱伝達率が低いことからオイルが迅速に昇温せず、オイル暖機が遅れてエンジンフリクションの低減が遅くなるという問題がある。
本発明は、オイル暖機を迅速化することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用・効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関オイル循環量制御装置は、冷却液の循環による冷却系とオイルの循環による潤滑系とを備えた内燃機関における内燃機関オイル循環量制御装置であって、暖機進行状態を検出する暖機進行状態検出手段と、前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づき、暖機初期から暖機進行に応じてオイルの循環量を段階的に又は連続的に暖機後の循環量へ向けて低減させる冷間時オイル循環量制御手段とを備えたことを特徴とする。
このように暖機進行状態に基づいてオイルの循環量を変更している。すなわち特許文献1のごとく暖機進行状態(実際には冷却水温)に対応して安定した循環量を得るためにモータトルクを調節しているのではなく、オイルの循環量自体を暖機進行状態に基づいて適切な循環量となるように、具体的には冷間時オイル循環量制御手段が暖機初期から暖機進行に応じてオイルの循環量を段階的に又は連続的に暖機後の循環量へ向けて低減させるように制御している。
このように暖機初期ではオイル循環量が大きくしていることから、オイルと接触するシリンダヘッドなどの内燃機関各部との間での熱伝達率が低くても熱伝達量が増加してオイルの昇温が迅速となる。このことによりオイル暖機が迅速に進行することになる。
また、暖機後に循環量を適切な量に低減させることにより、循環エネルギーの消費抑制が可能となる。
請求項2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、冷間時に冷却液の循環を停止する冷却液循環停止手段を備えていることを特徴とする。
このように特に冷却液循環停止手段が冷間時に冷却液の循環を停止する構成を採用している場合に、シリンダヘッドの昇温は促進されるので、冷間時オイル循環量制御手段が暖機初期ほど循環量が大きくなるように制御することで行われるオイルの昇温は、より効果的に行われ、迅速にオイル暖機を進行させることができる。
更にオイルの循環量が大きくなることにより、早期に高温化しやすいシリンダヘッドと、それほど高温化が早まらないシリンダブロックなどの他の部分との間で、オイルによる熱交換量が高まるので、シリンダヘッドと、シリンダブロックなどの他の部分との間で温度の均一化効果が生じる。更に、このことにより冷却液循環停止手段が冷間時に冷却液の循環を停止する期間も、より長く設定できることになり、冷却液循環のためのエネルギーを節約できる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関運転時の発生熱量に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする。
このように内燃機関の発生熱量に基づいて暖機進行状態を検出することができる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段を備えて、この冷却液温検出手段にて検出される冷却液温に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする。
このように冷却液温に基づいて直接的に暖機進行状態を検出することができる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段と前記オイルの温度を検出する油温検出手段とを備えて、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温とに基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする。
このことにより冷却液温に更に油温を加えることにより、オイル暖機のための、より適切な暖機進行状態を検出するようにしても良い。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温との差が小さいほど暖機が進行しているとすることを特徴とする。
冷間時においては、冷却液温と油温との差が大きい。すなわち冷却液が先に昇温するが、油温は熱伝達の低さから昇温が緩慢である。したがって暖機初期は急速に冷却液温が上昇して緩慢に上昇する油温との差が大きくなる。そして暖機が進行するほど冷却液温と油温との差が小さくなる。
したがって冷間時オイル循環量制御手段は、冷却液温と油温との差が大きいほどオイル循環量を暖機後の循環量よりも大きくすることにより、オイルの昇温が迅速となり、オイル暖機が迅速に進行することになる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関運転状態に基づいて算出したベースオイル循環量と、前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づいて算出した冷間時オイル循環量との内で大きい方によりオイルの循環量を調節することを特徴とする。
このようにベースオイル循環量と冷間時オイル循環量との2つの循環量を算出して、大きい方によりオイルの循環量を調節することとしても良い。このことにより冷間時の初期から中期においては暖機進行状態に基づいて算出した冷間時オイル循環量が、ベースオイル循環量より大きく設定されることにより、冷間時オイル循環量によりオイルの循環量調節がなされることになる。しかし冷間時後期あるいは終期には暖機進行状態により冷間時オイル循環量が小さくなり最終的にはベースオイル循環量より小さくなる。このことにより冷間時オイル循環量からベースオイル循環量へと円滑に循環量調節が移行できることになる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記内燃機関運転状態は、内燃機関回転数及び内燃機関負荷であることを特徴とする。
このように内燃機関回転数及び内燃機関負荷を内燃機関運転状態として設定することにより、高精度なベースオイル循環量の設定が可能となる。
請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置では、請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの温度差を検出するシリンダ温度差検出手段を備えて、このシリンダ温度差検出手段にて検出される前記温度差に基づいて温度差発生時オイル循環量を算出し、この温度差発生時オイル循環量が請求項1〜のいずれか一項に記載のオイルの循環量よりも大きい場合には、この温度差発生時オイル循環量によりオイルの循環量を調節することを特徴とする。
冷間時にはシリンダヘッドとシリンダブロックとの温度差が大きくなる傾向にあり、特に冷間時に冷却液の循環を停止する冷却液循環停止手段が存在している場合にはこの温度差が顕著になりやすい。
このような温度差が生じるとシリンダヘッドとシリンダブロックとの間の熱歪みにより、ガスケットやシール部分で漏洩問題が生じるおそれがある。このためオイルの循環量を増加させることにより、この温度差を抑制できるようになる。
したがってシリンダ温度差検出手段にて検出される温度差に基づいて温度差発生時オイル循環量を算出する。この温度差発生時オイル循環量を、ベースオイル循環量や冷間時オイル循環量より大きく設定することにより、温度差発生時には、温度差発生時オイル循環量によりオイルの循環量調節がなされ、温度差を抑制できることになる。特に冷却液循環停止手段が存在している場合には顕著な効果を示す。
しかし温度差が小さくなれば、温度差発生時オイル循環量が小さくなり最終的には冷間時オイル循環量あるいはベースオイル循環量より小さくなる。このことにより温度差発生時オイル循環量から、冷間時オイル循環量やベースオイル循環量へと円滑に循環量調節が移行できる。
実施の形態1の内燃機関冷却系・潤滑系制御装置の概略構成を表すブロック図。 実施の形態1の電動オイルポンプ制御処理のフローチャート。 (a),(b)実施の形態1にて用いられるマップMAPq1,MAPq2の構成説明図。 実施の形態2の電動オイルポンプ制御処理のフローチャート。 実施の形態2にて用いられるマップMAPq3の構成説明図。
[実施の形態1]
図1は、上述した内燃機関オイル循環量制御装置が適用された内燃機関冷却系・潤滑系制御装置2の概略構成を表すブロック図である。
内燃機関4のシリンダブロック4aには燃焼室回りに冷却液(具体的には冷却水)の流路としてウォータジャケット6が形成されている。このウォータジャケット6と外部冷却系としてのラジエータ8との間は流路10,12にて接続されて冷却系循環路が形成されている。一方の流路12には電動ウォータポンプ14が設けられ、冷却液を破線で示す矢線方向に循環させている。
2つの流路10,12間にはバイパス流路16が設けられており、ラジエータ8の冷却液排出側の流路12との接続部分にサーモスタット弁18が設けられている。尚、この接続部分には、サーモスタット弁18の代わりに、電磁駆動の切換弁を設けて後述するECUにて切り換えが制御されるようにしても良い。
オイルパン20に貯留されているオイルは、実線で示す矢線のごとく電動オイルポンプ22によりオイルストレーナ24を介して吸引され、オイルクーラ26を介してオイル経路28,30に送出される。ここでオイル経路28はシリンダヘッド4bなどの部位にオイルを供給し、オイル経路30はピストンやクランク軸などの部位にオイルを供給している。この他、各種アクチュエータの作動油としてもオイルが供給される。このようにして潤滑部位や作動部位に供給され、その後、排出されたオイルはオイルパン20に流下する。このようにして電動オイルポンプ22の駆動によりオイルが循環することになる。
ECU(電子制御ユニット)32は、マイクロコンピュータを中心としてドライバー回路、インターフェース回路等を備えた電子回路として構成されており、冷却液流路、ここではウォータジャケット6において冷却液温THWを検出する冷却液温センサ34(冷却液温検出手段に相当)から検出信号を入力している。更に、ECU32は、循環するオイルの温度、ここではオイルパン20内でのオイルの温度である油温THOを検出する油温センサ36(油温検出手段に相当)、及びシリンダヘッド4bに配置されたシリンダヘッド温度THhを検出するシリンダヘッド温センサ38から、それぞれ検出信号を入力している。更にECU32は、他のECU、例えば内燃機関出力制御ECUなどから内燃機関回転数NEや内燃機関負荷率KLなどのデータも入力している。尚、内燃機関負荷率KLは、内燃機関負荷を表す指標の1つであり、内燃機関4の1回転当たりの基準最大吸入空気量に対する実際の吸入空気量の割合(%)である。
ECU32はこれらのデータに基づいて演算を実行して、電動ウォータポンプ14及び電動オイルポンプ22の駆動制御を実行している。
尚、電動ウォータポンプ14については、冷間時にはその駆動が停止される処理がなされる。具体的には冷却液温THWが60℃未満では、電動ウォータポンプ14は完全に停止される処理がなされている。
電動オイルポンプ22の制御を図2のフローチャートに示す。本処理は一定時間周期あるいは一定クランク角周期で繰り返し割込実行される。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
電動オイルポンプ制御処理(図2)が開始されると、まず内燃機関回転数NE、内燃機関負荷率KL、冷却液温THW及び油温THOがECU32内に設けられている作業メモリに読み込まれる(S102)。
次に式1のごとく、マップMAPq1から内燃機関回転数NE及び内燃機関負荷率KLに基づいて通常時オイルポンプ吐出量Q1(L/min)が算出される(S104)。
[式1] Q1 ← MAPq1(NE,KL)
このマップMAPq1の一例を図3の(a)に示す。尚、マップMAPq1は離散的な値が設定されているが、中間的な内燃機関回転数NEや内燃機関負荷率KLにおける通常時オイルポンプ吐出量Q1の値は補間処理することにより算出されるので、実際には通常時オイルポンプ吐出量Q1としては連続的な値を得ることができる。
次に式2のごとく、マップMAPq2から冷却液温THW及び油温THOに基づいてオイル暖機促進用吐出量Q2(L/min)が算出される(S106)。このマップMAPq2においても離散的な値が設定されているが、中間的な冷却液温THWや油温THOにおけるオイル暖機促進用吐出量Q2の値は補間処理することにより連続的な値として得ることができる。
[式2] Q2 ← MAPq2(THW,THO)
このマップMAPq2の一例を図3の(b)に示す。
次に式3に示すごとく通常時オイルポンプ吐出量Q1及びオイル暖機促進用吐出量Q2の内で、最大の値が抽出されて目標吐出量Qm(L/min)に設定される(S108)。
[式3] Qm ← Max(Q1,Q2)
ここでMax()は括弧内の数値の最大値を抽出する演算子を表している。
このようにして求められた目標吐出量Qmが電動オイルポンプ22にて実現されるように、ECU32は電動オイルポンプ22に供給する電力量を調節することになる。
尚、図3の(b)に示したオイル暖機促進用吐出量Q2を算出するマップMAPq2では、THW≦40℃の状態では全てオイル暖機促進用吐出量Q2=0とされている。これは40℃以下では冷却液側の暖機促進を優先しているためである。このようなマップMAPq2中にてTHW≦40℃の状態でオイル暖機促進用吐出量Q2=0とするのではなく、後述する実施の形態2にてシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3の算出で示しているごとく、THW≦40℃の状態を判定して、マップMAPq2外にて一律にオイル暖機促進用吐出量Q2=0としても良い。
上述した構成において、請求項との関係は、ECU32が暖機進行状態検出手段、冷間時オイル循環量制御手段及び冷却液循環停止手段に相当する。ECU32が実行する電動オイルポンプ制御処理(図2)において、図3の(b)に示したMAPq2によるオイル暖機促進用吐出量Q2の算出処理(S106)及び目標吐出量Qmの設定処理(S108)が暖機進行状態検出手段及び冷間時オイル循環量制御手段としての処理に相当する。
ECU32が実行する前述した電動ウォータポンプ14を冷間時に駆動停止する処理が冷却液循環停止手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(1)内燃機関4の冷間時においては、冷却液温THWが先に昇温するが、油温THOは熱伝達の低さから昇温が緩慢であるため、暖機初期は急速に冷却液温THWが上昇し、緩慢に上昇する油温THOとの差が大きくなる。
したがって本実施の形態では、冷却液温THWと油温THOとに基づいて暖機進行状態を検出して、暖機初期ほどオイルの循環量が大きくなるように制御している。具体的にはマップMAPq2により冷却液温THWと油温THOとを比較し、冷却液温THWと油温THOとの差が大きい側(特にマップMAPq2で冷却液温THWが高く油温THOが低い側)にて冷間時オイル循環量に対応するオイル暖機促進用吐出量Q2を大きくしている(S106)。
そしてこのオイル暖機促進用吐出量Q2を、ベースオイル循環量に対応する通常時オイルポンプ吐出量Q1と比較して、この通常時オイルポンプ吐出量Q1よりもオイル暖機促進用吐出量Q2が大きければ、このオイル暖機促進用吐出量Q2となるように電動オイルポンプ22を制御している(S108)。
このように冷却液温THWと油温THOとの差が大きいほどオイル循環量を暖機後の循環量よりも大きくすることにより、冷間時にオイルの昇温が迅速となり、オイル暖機を迅速に進行させることが可能となる。
(2)特にECU32が冷間時(例えばTHW<60℃)にて冷却液の循環を停止する処理を実行していることから、冷却液が冷間時にも循環している場合に比較してシリンダヘッド4bの昇温は促進される。このため暖機初期ほどオイルの循環量を大きくなるように制御することで行われるオイルの昇温処理は、より効果的に行われることになり、より迅速にオイル暖機を進行させることができる。
更にオイルの循環量が大きくなることにより、早期に高温化しやすいシリンダヘッド4bと、それほど高温化が早まらないシリンダブロック4aなどの他の部分との間で、オイルによる熱交換量が高まるので、シリンダヘッド4bと、シリンダブロック4aなどの他の部分との間で温度の均一化効果が生じる。
更に、このことにより冷却液の循環を停止できる期間も、より長く設定できることになり、冷却液を循環させる電動ウォータポンプ14を駆動するために必要なエネルギーを節約できる。
(3)各吐出量Q1,Q2は、マップMAPq1,MAPq2により連続的な値として算出されていると共に(S104,S106)、両吐出量Q1,Q2の大きい方が実際の目標吐出量Qmとして用いられる(S108)。このため冷間時に迅速にオイル暖機を行うことができると共に、暖機後にオイルの循環量を適切な量に円滑に低減させることできる。このことによりによりオイル循環エネルギーの消費抑制が可能となる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、電動オイルポンプ制御処理としては図4のフローチャートに示すごとく実行される。他の構成については前記実施の形態1と同じであるので、図1,3も参照して説明する。
電動オイルポンプ制御処理(図4)が開始されると、まず内燃機関回転数NE、内燃機関負荷率KL、冷却液温THW、油温THO及びシリンダヘッド温度THhがECU32内に設けられている作業メモリ上に読み込まれる(S202)。
次にシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DT(℃)の算出が式4のごとくなされる(S204)。
[式4] DT ← THh − THW
次に前記実施の形態1にて説明した式1のごとく、マップMAPq1から内燃機関回転数NE及び内燃機関負荷率KLに基づいて通常時オイルポンプ吐出量Q1が算出される(S206)。
次に前記実施の形態1にて説明した式2のごとく、マップMAPq2から冷却液温THW及び油温THOに基づいてオイル暖機促進用吐出量Q2が算出される(S208)。
次に冷却液温THWが40℃以上か否かが判定される(S210)。ここでTHW<40℃であれば(S210でNO)、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3に0(L/min)が設定される(S212)。
THW≧40℃であれば(S210でYES)、式5のごとく、マップMAPq3から冷却液温THW及びシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTに基づいてシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3(L/min)が算出される(S214)。
[式5] Q3 ← MAPq3(THW,DT)
このマップMAPq3の一例を図5に示す。このマップMAPq3は離散的な値が設定されているが、中間的な冷却液温THWやシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTにおけるシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3の値は補間処理することにより算出される。したがって実際にはシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3としては連続的な値を得ることができる。
ステップS212又はステップS214にてシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3が設定されると、次に式6に示すごとく通常時オイルポンプ吐出量Q1、オイル暖機促進用吐出量Q2及びシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3の内で、最大の値が抽出されて目標吐出量Qmに設定される(S216)。
[式6] Qm ← Max(Q1,Q2,Q3)
このようにして求められた目標吐出量Qmが電動オイルポンプ22からなされるように、ECU32は電動オイルポンプ22に供給する電力量を調節することになる。
尚、THW≦40℃の状態にてマップMAPq3外で一律にシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3=0(S212)とするのではなく、マップMAPq2と同様に、マップMAPq3の中でTHW≦40℃の領域は全てシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3=0としても良い。
上述した構成において、請求項との関係は、ECU32が暖機進行状態検出手段、冷間時オイル循環量制御手段、冷却液循環停止手段及びシリンダ温度差検出手段に相当する。ECU32が実行する電動オイルポンプ制御処理(図4)において、ステップS204,S208〜S216が暖機進行状態検出手段及び冷間時オイル循環量制御手段としての処理に相当し、この内でステップS204がシリンダ温度差検出手段としての処理に相当する。
ECU32が実行する前述した電動ウォータポンプ14を冷間時に駆動停止する処理が冷却液循環停止手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(1)内燃機関4の冷間状態ではシリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの温度差が大きくなる傾向にあり、特に冷間時に冷却液の循環をECU32が停止する処理を実行していることから、この温度差が顕著になりやすい。このような温度差が生じるとシリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間の熱歪みにより、ガスケットやシール部分で漏洩問題が生じるおそれがある。
このため、シリンダヘッド温度THhと冷却液温THWとの差をシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTとして捉えて(S204)、このシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTに基づいてマップMAPq3から温度差発生時オイル循環量に対応するシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3を算出している(S214)。
このシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3を、通常時オイルポンプ吐出量Q1及びオイル暖機促進用吐出量Q2より大きく設定することにより、シリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間にて温度差発生時には、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3によりオイルの循環量調節がなされる。このことによりシリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間の温度差を抑制できることになる。
更にオイルの循環量の増加によりシリンダブロック4aにも蓄熱がなされることになり、内燃機関の熱効率が向上する。
(2)シリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間の温度差が小さくなれば、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3は小さくなり最終的には通常時オイルポンプ吐出量Q1やオイル暖機促進用吐出量Q2より小さくなる。このことによりシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3から、通常時オイルポンプ吐出量Q1やオイル暖機促進用吐出量Q2へと円滑に循環量調節が移行できる。
(3)冷却液温THWが低い領域、ここではTHW<40℃では(S210でNO)、冷却液の暖機を優先するためにマップMAPq3を用いずに一律にシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3=0としている(S212)。そして冷却液温THWが高くなってくると、シリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間に大きな温度差が生じると共に、この温度差によるシリンダヘッド4bとシリンダブロック4aとの間の熱歪みが問題となりやすい。このため冷却液温THW≧40℃の領域で(S210でYES)、マップMAPq3からシリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3を算出することにしている(S214)。
このように低温時にはECU32の制御負荷を低下させることができると共に、必要以上にオイル循環量を増加させないので、循環のためのエネルギーを節約できる。
[その他の実施の形態]
・前記各実施の形態では、ECUは、目標吐出量Qmにて電動オイルポンプに対する電力量を調節していたが、油圧にて電動オイルポンプを制御する場合には目標吐出量Qmを目標油圧に変換し、この目標油圧となるように電動オイルポンプを制御する。ポンプ負荷にて制御する場合、例えば直接電力量で制御する場合には、目標吐出量Qmを目標電力量に変換して、この目標電力量を電導オイルポンプに供給することになる。
・前記図1において、2つの流路10,12間にはバイパス流路16とサーモスタット弁18とが設けられていたが、このようなラジエータ8をバイパスする機構は設けずに、冷間時に電動ウォータポンプ14を停止する処理のみで昇温促進を図る内燃機関としても良い。
・前記実施の形態2では、シリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTは、シリンダヘッド温センサ38の検出値(シリンダヘッド温度THh)と、冷却液温センサ34の検出値(冷却液温THW)との差であった。このようにシリンダヘッド温センサ38を用いる代わりに、内燃機関4の燃焼室での燃焼による発熱量とシリンダヘッド4bの熱容量との関係によるシリンダヘッド4bでの昇温状態を推定しても良い。このように推定したシリンダヘッドの温度と、冷却液温THWとの差としてシリンダヘッド・シリンダブロック間温度差DTを求めることができる。
・各マップMAPq1,MAPq2,MAPq3から算出される通常時オイルポンプ吐出量Q1、オイル暖機促進用吐出量Q2、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3は補間処理により連続的な値として算出されるが、各マップMAPq1,MAPq2,MAPq3の各パラメータに到達したときに、その値のままに設定しても良い。すなわち段階的に通常時オイルポンプ吐出量Q1、オイル暖機促進用吐出量Q2、シリンダヘッド・シリンダブロック温度均一化用吐出量Q3を設定しても良い。
・前記各実施の形態では、マップMAPq2にて、冷却液温THWと油温THOとを暖機進行状態を示すパラメータとして、オイル暖機促進用吐出量Q2を算出していた。これ以外に、冷却液温THWのみに基づいて暖機進行状態を検出しても良い。すなわちマップMAPq2の代わりに、冷却液温THWのみをパラメータとする一次元マップとしてオイル暖機促進用吐出量Q2を算出しても良い。
又、内燃機関4の燃焼室での燃焼による発熱量とシリンダヘッド4bの熱容量との関係によるシリンダヘッド4bでの昇温状態を推定して、このシリンダヘッド4bでの昇温状態から暖機進行状態を検出しても良い。すなわち内燃機関運転時の発生熱量に基づいて暖機進行状態を検出しても良い。
・前記図1においてシリンダヘッド4bにオイルを供給するオイル経路28を、シリンダヘッド4b内にて熱交換できる経路としたり、あるいはシリンダヘッド4b内にてウォータジャケット6と熱交換できる経路とすることにより、更にオイル暖機効果を高めるようにしても良い。
2…内燃機関冷却系・潤滑系制御装置、4…内燃機関、4a…シリンダブロック、4b…シリンダヘッド、6…ウォータジャケット、8…ラジエータ、10,12…流路、14…電動ウォータポンプ、16…バイパス流路、18…サーモスタット弁、20…オイルパン、22…電動オイルポンプ、24…オイルストレーナ、26…オイルクーラ、28,30…オイル経路、32…ECU、34…冷却液温センサ、36…油温センサ、38…シリンダヘッド温センサ。

Claims (9)

  1. 冷却液の循環による冷却系とオイルの循環による潤滑系とを備えた内燃機関における内燃機関オイル循環量制御装置であって、
    暖機進行状態を検出する暖機進行状態検出手段と、
    前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づき、暖機初期から暖機進行に応じてオイルの循環量を段階的に又は連続的に暖機後の循環量へ向けて低減させる冷間時オイル循環量制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、冷間時に冷却液の循環を停止する冷却液循環停止手段を備えていることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関運転時の発生熱量に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段を備えて、この冷却液温検出手段にて検出される冷却液温に基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  5. 請求項1又は2に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、内燃機関の冷却液温を検出する冷却液温検出手段と前記オイルの温度を検出する油温検出手段とを備えて、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温とに基づいて暖機進行状態を検出することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  6. 請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記暖機進行状態検出手段は、前記冷却液温検出手段にて検出される冷却液温と前記油温検出手段にて検出される油温との差が小さいほど暖機が進行しているとすることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関運転状態に基づいて算出したベースオイル循環量と、前記暖機進行状態検出手段により検出される暖機進行状態に基づいて算出した冷間時オイル循環量との内で大きい方によりオイルの循環量を調節することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  8. 請求項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記内燃機関運転状態は、内燃機関回転数及び内燃機関負荷であることを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の内燃機関オイル循環量制御装置において、前記冷間時オイル循環量制御手段は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの温度差を検出するシリンダ温度差検出手段を備えて、このシリンダ温度差検出手段にて検出される前記温度差に基づいて温度差発生時オイル循環量を算出し、この温度差発生時オイル循環量が請求項1〜のいずれか一項に記載のオイルの循環量よりも大きい場合には、この温度差発生時オイル循環量によりオイルの循環量を調節することを特徴とする内燃機関オイル循環量制御装置。
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