JP5321225B2 - ステアリング装置 - Google Patents
ステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5321225B2 JP5321225B2 JP2009106501A JP2009106501A JP5321225B2 JP 5321225 B2 JP5321225 B2 JP 5321225B2 JP 2009106501 A JP2009106501 A JP 2009106501A JP 2009106501 A JP2009106501 A JP 2009106501A JP 5321225 B2 JP5321225 B2 JP 5321225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- circular
- steering
- circular gear
- input gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
特許文献1に記載されているステアリング装置は、変速用歯車と、操舵ギア対を有する。変速用歯車は、ドライバの操舵操作による入力歯車の回転を受ける歯車である。操舵ギア対は、変速用歯車と同軸に設けて変速用歯車と連動する非円形入力歯車と、この非円形入力歯車と噛合して連動することによりナックルアームを動作させる非円形出力歯車とからなる。変速用歯車と非円形入力歯車は、同軸上に配置されている。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、大舵角転舵を可能にしつつ、ステアリング装置を構成する変速用歯車と非円形入力歯車の軸長を短縮し、ステアリング装置全体を小型化することが可能な、ステアリング装置を提供することを課題とする。
このため、従来のステアリング装置と比較して、一つの歯車を省略することが可能となり、ステアリング装置を、小型化することが可能となる。
また、第一円形部と第一非円形部との第一境界と第二円形部と第二非円形部との第二境界とを歯合可能とすることで、歯車の可動範囲減少を抑制することが可能となり、半径の小さい歯車を用いた場合であっても、大舵角を実現することが可能となる。
(第一実施形態)
(構成)
まず、図1から図6を参照して、ステアリング装置1の構成を説明する。
図1は、本実施形態のステアリング装置1を備える車両Cの上面図であり、車両Cの概略構成を示す図である。なお、車両Cは、車両前後方向に配置した前輪WF及び後輪WRを備える車両である。
図1中に示すように、ステアリング装置1は、ステアリングホイール2と、ステアリングギヤボックス4と、ステアリングシャフト6と、入力歯車8と、第一非円形歯車10と、第二非円形歯車12とを備えている。
ステアリングギヤボックス4は、ステアリングホイール2の回転を、ステアリングシャフト6の軸心回りへの回転に変換する。ステアリングギヤボックス4の詳細な構成については、後述する。
ステアリングシャフト6は、車幅方向に延在する棒状部材であり、ステアリングギヤボックス4から左前輪WFL及び右前輪WFRへ延在する。なお、図1中では、ステアリングギヤボックス4から左前輪WFLへ延在するステアリングシャフト6を、符号6Lを付して示し、ステアリングギヤボックス4から右前輪WFRへ延在するステアリングシャフト6を、符号6Rを付して示す。
入力歯車8は、ねじれ角を有する歯車とし、回転軸RAを車幅方向へ向けた状態で、第一非円形歯車10と噛合する。入力歯車8が有するねじれ角については、後述する。なお、本実施形態では、入力歯車8のねじれ方向を、右ねじれとする。
また、第一非円形歯車10は、回転軸RBを車両上下方向へ向けた状態で、入力歯車8及び第二非円形歯車12と噛合する。したがって、第一非円形歯車10は、入力歯車8の回転を、車両上下方向軸回りへの回転に変換する。なお、本実施形態では、第一非円形歯車10のねじれ方向を、入力歯車8と同様、右ねじれとする。
また、第二非円形歯車12は、回転軸RCを車両上下方向へ向けた状態で、第一非円形歯車10と噛合する。したがって、第二非円形歯車12は、第一非円形歯車10の回転により、車両上下方向軸回りに回転する。なお、本実施形態では、第二非円形歯車12のねじれ方向を、入力歯車8及び第一非円形歯車10と同様、右ねじれとする。
図2中に示すように、ステアリングギヤボックス4は、交差軸歯車30と、正逆転切り替え機構40を備えている。
交差軸歯車30は、ステアリングホイール2と同軸に回転する歯車30aと、ステアリングシャフト6と同軸に回転する歯車30bとを備えており、ステアリングホイール2の回転を、ステアリングシャフト6に伝達する。
なお、ドライバDによる操舵モードの選択は、例えば、運転席内に配置した操舵モード設定スイッチ(図示せず)の操作により行う。
ここで、上記の操舵モードとは、例えば、車両Cをその場で回転させるモードや、車両Cを横移動させるモード、さらに、車両Cを小回りで操舵するモードや、車両Cを通常の操舵状態で操舵するモード等である。
図3(a)は、正逆転切り替え機構40の構成を示す図である。また、図3(a)は、後述する電磁石42の非通電時を示す図である。
図3(a)中に示すように、正逆転切り替え機構40には、サンギヤ44、キャリア46及びリングギヤ48を備えるダブルピニオン式遊星歯車を用いる。
具体的には、サンギヤ44を、右側のステアリングシャフト6Rに連結し、キャリア46を、左側のステアリングシャフト6Lに連結する。サンギヤ44とリングギヤ48の歯数比は、例えば、0.5に設定する。なお、これらの結合は左右入れ替えてもよい。
図3(b)は、ロック機構50の構成を示す図である。
図3(b)中に示すように、リングギヤ48の外周は、内輪転動面56になっている。また、外輪はケース52に固定され、その外輪転動面58は正多角形となっており、カム面を形成している。内輪転動面56と外輪転動面58の間には、複数個のローラ60が、各カム面上に、ばね62と保持器64により等間隔に保持されている。
一方、電磁石42の通電時には、電磁石42によって、保持器64に連結されたアーマチュア66が、ケース52に固定された外輪プレート68に吸着され、保持器64が中央位置で保持される。このため、カム面とローラ60との間には隙間が形成され、リングギヤ48は、左右どちらの方向にも自由に回転することが可能となる。
図3(c)中に示すように、外輪70は、キャリア46に装着されている。
また、内輪はサンギヤ44に連結されたステアリングシャフト6に装着されている。その内輪の内輪転動面72は、正多角形でカム面を形成し、その各カム面上にローラ74が保持器76により等間隔に保持されている。
一方、電磁石42の通電時には、電磁石42によって、保持器76に連結されたアーマチュア80が、キャリアに固定されたロータ82に吸着され、内輪の回転によりカム面とローラ74との間の隙間がなくなる。このため、左右のステアリングシャフト6L,6Rは、一体となって回転する。
第一円形部14は、第一非円形歯車10のうち、入力歯車8と噛合する部分とする。
また、第一円形部14は、ピッチ曲線の輪郭が、第一非円形歯車10の回転軸RBを中心としたピッチ円の一部からなるように形成する。
入力歯車8と第一円形部14とを噛合させる際には、図中に示すように、右前輪WFR(操舵輪)を中立位置とした状態で、入力歯車8と、第一円形部14の中央部18とを噛合させる。ここで、第一円形部14の中央部18とは、図中に示すように、第一円形部14のうち、車幅方向内側の部分が占める範囲の角度θ1と、車幅方向外側の部分が占める範囲の角度θ2が同一角(θ1=θ2)となる部分である。
また、第一非円形部16は、ピッチ曲線の輪郭が、第一非円形歯車10の回転軸RBを中心としたピッチ円の輪郭と異なるように形成する。ここで、第一非円形部16のピッチ曲線の輪郭は、右前輪WFR(操舵輪)の転舵角に応じた値に設定する。また、上記の「ピッチ曲線の輪郭が、第一非円形歯車10の回転軸RBを中心としたピッチ円の輪郭と異なるように形成する」とは、具体的には、「第一非円形部16のピッチ曲線半径が、第一非円形歯車10の周方向に沿って変化するように形成する」ことである。
なお、本実施形態では、第一非円形歯車10のうち、第一非円形部16が占める割合を、全周の1/4(90°/360°)とする。また、図中では、第一非円形歯車10のうち、第一非円形部16が占める範囲を、双方向矢印A2によって示す。
第二円形部20は、第二非円形歯車12のうち、第一円形部14と噛合可能な部分とする。
また、第二円形部20は、ピッチ曲線の輪郭が、第二非円形歯車12の回転軸RCを中心としたピッチ円の一部からなるように形成する。なお、第二円形部20のピッチ曲線の半径は、第一円形部14とピッチ曲線の半径と同一である。
また、第二非円形部22は、ピッチ曲線の輪郭が、第二非円形歯車12の回転軸RCを中心としたピッチ円の輪郭と異なるように形成する。ここで、第二非円形部22のピッチ曲線の輪郭は、第一非円形部16と同様、右前輪WFR(操舵輪)の転舵角に応じた値に設定する。また、上記の「ピッチ曲線の輪郭が、第二非円形歯車12の回転軸RCを中心としたピッチ円の輪郭と異なるように形成する」とは、具体的には、「第二非円形部22のピッチ曲線半径が、第二非円形歯車12の周方向に沿って変化するように形成する」ことである。
また、第一非円形歯車10と第二非円形歯車12は、第一円形部14と第一非円形部16との第一境界24と、第二円形部20と第二非円形部22との第二境界26が噛合可能な状態で噛合させる。これにより、第一非円形歯車10及び第二非円形歯車12が噛合して回転する際は、第一円形部14と第二円形部20同士、または、第一非円形部16と第二非円形部22同士が噛合して回転する。
図5中に示すように、入力歯車8の回転軸RA及び第一非円形歯車10の回転軸RBは、第二非円形歯車12の回転軸RCよりも車両前後方向前方にオフセットして配置する。これにより、入力歯車8と第一非円形歯車10が噛合する位置を、第二非円形歯車12よりも車両前後方向前方にオフセットさせる。
上述したように、本実施形態では、入力歯車8のねじれ方向を右ねじれとし、第一非円形歯車10のねじれ方向を右ねじれとする。すなわち、入力歯車8のねじれ方向と第一非円形歯車10のねじれ方向とを、同方向とする。
なお、本実施形態では、入力歯車8が有するねじれ角γAと第一非円形歯車10が有するねじれ角γBを、同じ角度とする。すなわち、本実施形態では、入力歯車8の回転軸RAと第一非円形歯車10の回転軸RBがなす角度(軸角)が、入力歯車8が有するねじれ角γA及び第一非円形歯車10が有するねじれ角γBの二倍の角度(2γA、2γB)となる。
また、第二非円形歯車12が有するねじれ角(図示せず)は、第一非円形歯車10と第二非円形歯車12との噛合状態に合わせて設定する。
次に、図1から図6を参照して、ステアリング装置1の動作について説明する。
まず、ステアリング装置1を備えた車両Cの走行時において、車両Cの進行方向を変化させる際の動作について説明する。
ステアリング装置1を備えた車両Cの走行時(直進時)において、例えば、右折時や左折時等に、運転者がステアリングホイール2を操作すると、ステアリングシャフト6が、軸心回りに回転する(図1から図5参照)。
第一非円形歯車10が、車両上下方向軸回りに回転すると、第一非円形歯車10と噛合する第二非円形歯車12が、第一非円形歯車10の回転により、車両上下方向軸回りに回転する(図1から図6参照)。
具体的には、車両Cが直進から右折する場合、右前輪WFRと接続する第二非円形歯車12と、この第二非円形歯車12と噛合する第一非円形歯車10は、第一非円形部16と第二非円形部22同士が噛合した状態で回転する(図4参照)。
一方、車両Cが直進から右折する場合、左前輪WFLと接続する第二非円形歯車12と、この第二非円形歯車12と噛合する第一非円形歯車10は、第一円形部14と第二円形部20同士が噛合した状態で回転する。
第二非円形歯車12が、車両上下方向軸回りに回転すると、各操舵輪(左前輪WFL及び右前輪WFR)が、車両上下方向軸回りに回転して転舵される(図1から図6参照)。これにより、ステアリング装置1を備える車両Cの進行方向が、運転者によるステアリングホイール2の操舵操作に応じた方向へ変化する。
(1)本実施形態のステアリング装置では、入力歯車と噛合する第一円形部を、第二円形部と噛合可能とし、入力歯車と噛合させない第一非円形部を第二非円形部と噛合可能とする。さらに、第一非円形歯車と第二非円形歯車とを、第一円形部と第一非円形部との第一境界と第二円形部と第二非円形部との第二境界が噛合可能な状態で噛合させる。
このため、第一円形部で入力歯車と噛合する第一非円形歯車により入力歯車の回転を第二非円形歯車へ伝達することを可能として、入力歯車と噛合する歯車と、第二非円形歯車と噛合する歯車とを、一体化することが可能となり、それら種々の機能の歯車を支持する軸の軸方向への長さを、短縮することが可能となる。さらに、半径が小さい歯車を用いて、ステアリング装置を形成しても、旋回角を増加させることが可能となる。
このため、例えば、上述した従来例の構成を有するステアリング装置と比較して、一つの歯車で変速用歯車と非円形入力歯車の機能を有することによる、歯車の可動範囲減少を抑制することが可能となる。これに加え、第一非円形歯車の半径が増大することを抑制することが可能となる。
以上により、本実施形態のステアリング装置を、電動車用、例えば、IWM(イン・ホイール・モータ)を適用した車両のステアリング機構として用いる場合、小型且つ大舵角なステアリング装置を提供することが可能となる。
このため、第一円形部のうち、入力歯車と第一円形部との噛合部分を最大限に共有することが可能となり、歯車の可動範囲減少を抑制することが可能となる。また、入力歯車と第一非円形歯車との噛合部分における、ギヤ比を増加させることが可能となる。
その結果、操舵輪の転舵角や、転舵に要する力を調節することが容易となる。
このため、入力歯車及び第一非円形歯車を、転舵時に最大転舵角となる操舵輪から離間させることが可能となるため、転舵時における、入力歯車及び第一非円形歯車と操舵輪との干渉を抑制することが可能となる。
その結果、操舵輪の転舵角度を増加させることが可能となり、操舵輪の転舵角度に対する設定自由度を向上させることが可能となる。
このため、入力歯車の回転軸と第一非円形歯車の回転軸とのなす角度が、入力歯車または第一非円形歯車のねじれ角の二倍の角度となり、入力歯車と第一非円形歯車が噛合する部分において、食い違い軸歯車としての機能を保持させることが可能となる。
その結果、入力歯車と第一非円形歯車との間に発生するバックラッシ等を低減することが可能となる。
このため、入力歯車の回転軸が水平方向に近づくように傾斜するため、車体中央付近から入力される、ステアリングホイールからの入力を、ステアリングシャフトを介して、入力歯車へ効率良く伝達することが可能となる。
その結果、操舵輪の転舵における操作性を向上させることが可能となる。
なお、上記の構成により、歯車軸方向への長さが短く、半径の小さい歯車を用いて形成したステアリング装置を用いて、図7に記載のような、種々な操舵モードを選択可能なステアリング装置を実現可能となる。
図7中に示すように、複数の操舵モードを選択可能なステアリング装置1を備えた車両Cは、前輪WF及び後輪WRを操舵可能な車両である。なお、図7中では、後輪WRを、左後輪WRL及び右後輪WRRと記載する。したがって、この車両Cが備えるステアリング装置1は、前輪WF(WFL,WFR)を操舵する前輪ステアリング装置1Aと、後輪WR(WRL,WRR)を操舵する後輪ステアリング装置1Bとを備えている。
操舵角センサ84は、ステアリングホイール2が連結されたコラムシャフト上に配置されており、操舵角及び操舵速度を検出して、後述するコントロールユニット88へ出力する。操舵力アシストモータ86は、ステアリングホイール2の回転トルクを増幅する。なお、操舵角センサ84及び操舵力アシストモータ86以外の構成は、上述したステアリング装置1の構成と同様であるため、説明を省略する。
転舵モータ90は、後輪ステアリング装置1Bを駆動させる。モータ角度センサ92は、転舵モータ90に付設されており、転舵モータ90の回転角を検出して、後述するコントロールユニット88へ出力する。なお、転舵モータ90及びモータ角度センサ92以外の構成は、前輪ステアリング装置1Aの構成と同様であるため、説明を省略する。
操舵モード設定スイッチ94は、ドライバDが、操舵モードの選択、具体的には、通常走行モード、小回りモード、その場回転モードあるいは横移動モードのいずれかを選択する際に操作するスイッチである。
コントロールユニット88は、操舵角センサ84、モータ角度センサ92、操舵モード設定スイッチ94からのモード選択信号、車速等の走行状態に応じて、目標アシスト量、左右輪の目標転舵方向、目標後輪転舵量をそれぞれ算出する。そして、算出した情報を、それぞれ、アクチュエータドライバ96へ出力する。
ドライバDが、操舵モード設定スイッチ94により、その場回転モードまたは横移動モードを選択した場合、前後輪の正逆転切り替え機構40と、操舵力アシストモータ86と転舵モータ90の出力制御を行い、自動的の所定の角度まで車輪を操向する。これらの制御は、コントロールユニット88の指令により、アクチュエータドライバ96が行う。
ドライバDが小回りモードを選択した場合には、後輪切れ角が前輪切れ角と大きさが同じで逆位相となるように、転舵モータ90を出力制御する。
通常操舵モードでは、操舵角センサ84により検出される操舵角度と操舵速度及び車速から、操舵力アシストモータ86を最適に制御する。
(1)本実施形態のステアリング装置1では、入力歯車8と第一円形部14とを噛合させる際に、操舵輪を中立位置とした状態で、入力歯車8と、第一円形部14の中央部18とを噛合させたが、これに限定するものではない。すなわち、入力歯車8と第一円形部14とを噛合させる際に、操舵輪を中立位置とした状態で、入力歯車8と、第一円形部14のうち中央部18からオフセットした部分とを噛合させてもよい。
(4)本実施形態のステアリング装置1では、入力歯車8のねじれ方向及び第一非円形歯車10のねじれ方向を、入力歯車8の回転軸RAが、第一非円形歯車10の回転軸RBよりも水平に近づく方向としたが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、入力歯車8のねじれ方向及び第一非円形歯車10のねじれ方向を、第一非円形歯車10の回転軸RBが、入力歯車8の回転軸RAよりも水平に近づく方向としてもよい。
2 ステアリングホイール
4 ステアリングギヤボックス
6 ステアリングシャフト
8 入力歯車
10 第一非円形歯車
12 第二非円形歯車
14 第一円形部
16 第一非円形部
18 第一円形部14の中央部
20 第二円形部
22 第二非円形部
24 第一境界
26 第二境界
C 車両
D ドライバ
WFL 左前輪(操舵輪)
WFR 右前輪(操舵輪)
α 転舵時に内輪となる操舵輪(右前輪WFR)の最大転舵角
β 転舵時に外輪となる操舵輪(右前輪WFR)の最大転舵角
RA 入力歯車8の回転軸
RB 第一非円形歯車10の回転軸
RC 第二非円形歯車12の回転軸
Claims (5)
- ドライバの操舵操作に応じて操舵輪を転舵するステアリング装置であって、
前記操舵操作に応じて回転する入力歯車と、当該入力歯車と噛合する第一非円形歯車と、当該第一非円形歯車と噛合し且つ前記操舵輪と接続して操舵輪を転舵する第二非円形歯車と、を備え、
前記第一非円形歯車は、前記入力歯車と噛合し且つピッチ曲線の輪郭が当該第一非円形歯車の回転軸を中心としたピッチ円の一部からなる第一円形部と、前記入力歯車と噛合せず且つピッチ曲線の輪郭が前記第一非円形歯車の回転軸を中心としたピッチ円の輪郭と異なる第一非円形部と、を有し、
前記第二非円形歯車は、前記第一円形部と噛合可能であり且つピッチ曲線の輪郭が当該第二非円形歯車の回転軸を中心としたピッチ円の一部からなる第二円形部と、前記第一非円形部と噛合可能であり且つピッチ曲線の輪郭が前記第二非円形歯車の回転軸を中心としたピッチ円の輪郭と異なる第二非円形部と、を有し、
前記第一非円形歯車と前記第二非円形歯車とを、前記第一円形部と前記第一非円形部との第一境界と前記第二円形部と前記第二非円形部との第二境界が噛合可能な状態で噛合させることを特徴とするステアリング装置。 - 前記操舵輪を中立位置とした状態で、前記入力歯車と前記第一円形部の中央部とを噛合させることを特徴とする請求項1に記載したステアリング装置。
- 転舵時に外輪となる前記操舵輪の最大転舵角をαとし、且つ転舵時に内輪となる前記操舵輪の最大転舵角をβとし、
前記最大転舵角がα>βの条件式を満足する場合に、前記入力歯車の回転軸及び前記第一非円形歯車の回転軸を、前記第二非円形歯車の回転軸よりも車両前後方向後方にオフセットして配置し、
前記最大転舵角がα<βの条件式を満足する場合に、前記入力歯車の回転軸及び前記第一非円形歯車の回転軸を、前記第二非円形歯車の回転軸よりも車両前後方向前方にオフセットして配置することを特徴とする請求項1または2に記載したステアリング装置。 - 前記入力歯車及び前記第一非円形歯車を、ねじれ角を有する歯車とし、
前記入力歯車のねじれ方向と前記第一非円形歯車のねじれ方向とを、同方向とすることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載したステアリング装置。 - 前記入力歯車のねじれ方向及び前記第一非円形歯車のねじれ方向を、前記入力歯車の回転軸が前記第一非円形歯車の回転軸よりも水平に近づく方向とすることを特徴とする請求項4に記載したステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009106501A JP5321225B2 (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009106501A JP5321225B2 (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010254129A JP2010254129A (ja) | 2010-11-11 |
JP5321225B2 true JP5321225B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43315568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009106501A Expired - Fee Related JP5321225B2 (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5321225B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11945497B2 (en) | 2022-03-11 | 2024-04-02 | Gn Technologies Inc. | Vehicle steering wheels system |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5860314B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-02-16 | ヤンマー株式会社 | 不等速ベベルギヤ機構及びこれを備えた田植機 |
CN105172878A (zh) * | 2015-09-22 | 2015-12-23 | 金龙联合汽车工业(苏州)有限公司 | 三轴角传动器 |
AU2018224858C1 (en) | 2017-02-25 | 2021-10-28 | Pride Mobility Products Corporation | Mobility vehicle |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193778A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-02 | Nippon Yusoki Co Ltd | 全方向移動台車の換向機構 |
JP3237872B2 (ja) * | 1991-07-24 | 2001-12-10 | 科学技術振興事業団 | 非円形歯車を用いたステアリング機構 |
JP4635754B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-02-23 | 日産自動車株式会社 | ステアリング装置 |
JP4635753B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-02-23 | 日産自動車株式会社 | ステアリング装置 |
JP5050419B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2012-10-17 | 日産自動車株式会社 | 非円形歯車対を用いたステアリング機構 |
-
2009
- 2009-04-24 JP JP2009106501A patent/JP5321225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11945497B2 (en) | 2022-03-11 | 2024-04-02 | Gn Technologies Inc. | Vehicle steering wheels system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010254129A (ja) | 2010-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4635754B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4367520B2 (ja) | 車両用可変ギヤ比操舵装置 | |
JP5919900B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4442630B2 (ja) | 車両の操舵制御装置 | |
CN102245459B (zh) | 用于车辆的转向力传递设备 | |
JP5321225B2 (ja) | ステアリング装置 | |
CN102470888A (zh) | 线控转向式掌舵装置 | |
JP2010023655A (ja) | モータユニット、電動パワーステアリング装置及び車両用操舵装置 | |
JP5481022B2 (ja) | 車両の操舵装置 | |
JP4075751B2 (ja) | アクティブスタビライザ装置 | |
JP6713391B2 (ja) | 車両のアダプティブ・フロントステアリング・システム | |
KR20110054559A (ko) | 차량의 독립형 sbw 조향 장치 | |
JP2007099144A (ja) | 操舵装置 | |
JP2017180614A (ja) | クラッチ、操舵装置及びクラッチの製造方法 | |
JP5169402B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2010058681A (ja) | ステアリング装置付きサスペンション | |
JP4734945B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
KR20100023587A (ko) | 기어비 가변형 조향장치 | |
JP2005082098A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP5083699B2 (ja) | 全駆動型回転体付き車輪 | |
JPH04310475A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
KR102706252B1 (ko) | 차량용 전동식 스티어링 컬럼장치 | |
JP4581506B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
US20220297751A1 (en) | Steering device | |
JP4193635B2 (ja) | 車両用操舵装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100917 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130701 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |