JP5320489B1 - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュ・プッシュ式の排出機構を備えたコネクタであって組立易さの向上の図られたコネクタを提供すること。
【解決手段】ベース部材120には、イジェクト部材150が排出位置にあるときにイジェクト部材150がZ方向においてベース部材120から離れることを規制する規制部146が設けられている。この規制部146の規制により、カバーシェル180をベース部材120に組み合わせる前であって且つイジェクト部材150が押圧部材170により排出位置に押圧されている状態であっても、イジェクト部材150がベース部材120に仮保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、microSIM(Subscriber Identity Module)カードのようなカードと接続するコネクタに関し、特に、プッシュ・プッシュ式の排出機構を備えたコネクタに関する。
プッシュ・プッシュ式の排出機構を備えたコネクタとしては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。図13及び図14に夫々示されるように、特許文献1のコネクタ及び特許文献2のコネクタは、いずれも、ベース部材と、そのベース部材と共にカードを受容する受容部を形成するカバーシェルと、カードを排出するためのイジェクト部材と、イジェクト部材を排出位置に向けて押圧する押圧部材(スプリング)とを備えている。
特開2012−28337号公報 特開2009−289699号公報
特許文献1のコネクタや特許文献2のコネクタの組立工程においては、押圧部材に押圧されているイジェクト部材がベース部材から外れてしまわないようにイジェクト部材を抑えつつ、カバーシェルをベース部材に取り付ける必要があり、組み立て易いとは言い難かった。
そこで、本発明は、上述したようなプッシュ・プッシュ式の排出機構を備えたコネクタであって組立易さの向上が図られたコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタとして、
ベース部材と、
前記ベース部材に保持されたコンタクトと、
第1方向に沿って排出位置と受容位置との間において移動可能となるように前記ベース部材に支持されたイジェクト部材と、
前記第1方向において前記イジェクト部材を前記排出位置に向けて押圧する押圧部材と、
前記ベース部材に組み合わされて前記第1方向と直交する第2方向に長手を有し且つ前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する第3方向に短手を有する開口を通してカードを受容する受容部を前記ベース部材と共に構成するカバーシェルと
を備えるコネクタであって、
前記ベース部材には、前記イジェクト部材の前記排出位置の位置決めを行う位置規定部と、前記イジェクト部材が前記排出位置にあるときに前記イジェクト部材が前記第3方向において前記ベース部材から離れることを規制する規制部とが設けられており、
前記規制部の前記規制により前記カバーシェルを前記ベース部材に組み合わせる前であって且つ前記イジェクト部材が前記押圧部材により前記排出位置に向けて押圧されている状態であっても前記イジェクト部材が前記ベース部材に仮保持されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記イジェクト部材は、前記第3方向において前記カバーシェルに対向する対向面を有しており、
前記規制部は、前記排出位置にある前記イジェクト部材の前記対向面の一部と前記カバーシェルとの間に介在している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記ベース部材は、ハウジングと、金属フレームとを備えており、
前記ハウジングは、前記コンタクトを保持する主部を有しており、
前記位置規定部は、前記主部から前記第2方向の外側に向かって突出しており、
前記金属フレームは、前記ハウジングの前記主部から前記第2方向の外側に向かって延びる底部と、前記底部から前記第3方向に延びる側部とを有しており、
前記イジェクト部材は、前記ハウジングの前記主部の前記第2方向の端部と前記金属フレームの前記側部とにより前記第2方向における移動を規制された状態で前記第1方向に沿ってスライド可能となるように前記金属フレームの前記底部上に配置されており、
前記規制部は、前記金属フレームの一部として構成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第4のコネクタとして、第3のコネクタであって、
前記規制部は、前記側部から前記第2方向の内側に向かって延びている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第5のコネクタとして、第3又は第4のコネクタであって、
前記位置規定部は、前記ハウジングの一部として形成されており、
前記イジェクト部材にはカム溝が形成されており、
前記コネクタは、一端を前記位置規定部に回転可能に保持されると共に他端を前記カム溝に挿入されたカムフォロアを更に備えており、
前記規制部は、前記イジェクト部材の前記第1方向における移動に伴って前記他端が前記カム溝に追従することにより回転する前記カムフォロアと干渉しないように設けられている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第5のいずれかのコネクタであって、
前記カバーシェルには、前記カードの表裏と前後のどちらか一方又は両方の方向が誤っている状態での前記カードの挿入を防止する誤挿入防止部が設けられており、
前記誤挿入防止部は、前記第2方向において前記イジェクト部材の設けられている位置とは反対側に位置している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第7のコネクタとして、第6のコネクタであって、
前記カバーシェルは、一枚の金属板をプレスして得られる中間部材を折り曲げ加工して得られるものであり、
前記誤挿入防止部は、前記中間部材のエッジに相当する部位が前記受容部の前記開口側に向くように形成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第8のコネクタとして、第6又は第7のコネクタであって、
前記誤挿入防止部は、前記コネクタが搭載される基板に半田付けされるように構成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第9のコネクタとして、第1乃至第8のいずれかのコネクタであって、
前記カードは、前記コンタクトと接触する接触部が形成された第1面と、前記第1面の裏面である第2面と、側面とを有しており、
前記コネクタは、前記第2方向において前記受容部内に張り出した張出部であって前記カードの前記側面に当てられることにより前記カードの前記接触部が前記コネクタ内部において短絡してしまうことを防止する張出部を有しており、
前記張出部の前記第3方向において前記カバーシェルから遠い方の端部は、前記カードの前記第2面が前記カバーシェルに押し付けられた状態であっても前記第3方向において前記第1面と比較して前記カバーシェルよりに位置している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第10のコネクタとして、第9のコネクタであって、
前記張出部の前記端部は、前記カードの前記第2面が前記カバーシェルに押し付けられた状態であっても前記第3方向において前記カードの前記第1面から0.1mm以上離れている
コネクタを提供する。
更に、本発明は、第11のコネクタとして、第9又は第10のコネクタであって、
前記張出部は、前記カバーシェルの一部として形成されている
コネクタを提供する。
本発明のベース部材には、イジェクト部材が排出位置にあるときにイジェクト部材が第3方向(カードの厚み方向:高さ方向)においてベース部材から離れることを規制する規制部が設けられている。この規制部の規制により、カバーシェルをベース部材に組み合わせる前であって且つイジェクト部材が押圧部材により排出位置に押圧されている状態であっても、イジェクト部材がベース部材に仮保持されることとなる。従って、本発明によれば、イジェクト部材が外れてしまうことを気にすることなく、カバーシェルをベース部材に組み付けることができる。
本発明の実施の形態によるコネクタ及びカードを示す斜視図である。 図1のコネクタを示す分解斜視図である。 図1のコネクタを示す上面図である。但し、カバーシェルは取り付けられていない。 図3のコネクタの一部をIV--IV線に沿って示す拡大断面図である。 図3のコネクタの組立工程を示す図である。 図1のコネクタを示す上面図である。図示されたコネクタはカードを受容している。 図6のコネクタの一部を示す拡大斜視図である。 図6のコネクタのカバーシェルの一部を透過して示す上面図である。 図6のコネクタの一部を示す拡大図である。 図9のコネクタを示す拡大斜視図である。 図10のコネクタを示す拡大正面図である。 図1のコネクタに用いられるイジェクト部材を示す斜視図である。 特許文献1のコネクタを示す分解斜視図である。 特許文献2のコネクタを示す分解斜視図である。
図1、図2及び図6を参照すると、本発明の実施の形態によるコネクタ100は、カード500と接続するものであり、導電体からなるコンタクト110,111と、コンタクト110,111を保持するベース部材120と、絶縁体からなるイジェクト部材150と、金属製のカムフォロア164と、ベース部材120に収容された押圧部材170と、ベース部材120に上方から取り付けられる金属製のカバーシェル180とを備えている。ベース部材120と、カバーシェル180は、開口104をX方向(第1方向)の端部に有し且つその開口104を通してカード500を受容する受容部102を構成する。開口104は、Y方向(第2方向)に長手を有し且つZ方向(第3方向)に短手を有している。本実施の形態によるカード500は、microSIMであり、図11に最もよく示されているように、カード500は、下面(第1面)510及び上面(第2面)520と側面530とを有しており、下面510にはコンタクト110と接触する接触部515が形成されている。また、カード500は、図1及び図8に示されるように非対称な形状を有している。
図3に示されるように、コンタクト110,111は、弾性変形可能なバネ部112,113と、バネ部112,113に変位可能となるように支持されている接点部114,115とを有している。
図2及び図3に示されるように、本実施の形態によるベース部材120は、絶縁体からなるハウジング130と、金属フレーム140とからなる。本実施の形態において金属フレーム140は、ハウジング130の成型時にインサートモールド法によりハウジング130に組み込まれている。上述したコンタクト110,111も同様にハウジング130の成型時にハウジング130に保持されるように配されている。
図3に示されるように、ハウジング130は、略平板状の主部132と、主部132のY方向の端部134から外側に突出した位置規定部136とを有している。この位置規定部136は、後述するように、イジェクト部材150の移動限界位置の一方(排出位置)を規定するものである。位置規定部136には、−Z方向に凹んだ穴状の軸受け部138が形成されている。
図3及び図4に示されるように、金属フレーム140は、ハウジング130の主部132からY方向の外側に向かって延びる底部142と、底部142から+Z方向(上方)に向かって延びる側部144と、側部144の一部からY方向の内側に向かって延びる規制部146とを有している。底部142は、X方向に長手を有し且つY方向に短手を有する板状形状を有している。なお、同様の金属フレームはハウジング130のY方向の反対側にも設けられているが、本明細書においては、発明の理解を容易にするため、基本的には参照符号を付したもののみについて説明をする。
本実施の形態によるイジェクト部材150は、排出位置(図3参照)と最奥位置(図8参照)との間で移動可能となるようにベース部材120に支持されている。このイジェクト部材150は、カード500が受容部102に受容された状態において、受容位置(図6参照)に維持される。受容位置は、排出位置と最奥位置の間であって、最奥位置よりに位置している。即ち、カード500が受容され且つイジェクト部材150が受容位置に位置している状態において、挿入方向(+X方向)に沿ってカード500を更に押すと、イジェクト部材150は最奥位置まで移動可能となっている。
詳しくは、図3及び図12に示されるように、イジェクト部材150は、金属フレーム140の底部142上をスライドするスライド部152と、スライド部152のX方向の一端からY方向の内側に向かって突出した押出部156とを有している。
図4に示されるように、スライド部152は、ハウジング130の主部132の端部134と金属フレーム140の側部144とによりY方向における移動を規制されている。従って、スライド部152は、X方向に沿って移動可能となっている。図3に示されるように、イジェクト部材150が排出位置にあるとき、スライド部152は位置規定部136と接触している。従って、イジェクト部材150が排出位置を超えて排出方向(−X方向)に移動してしまうことはない。図2、図3及び図12から理解されるように、イジェクト部材150の上面(即ち、Z方向においてカバーシェル180と対向する面:対向面)154には、プッシュ・プッシュ機構を実現するためのハートカム形状のカム溝162が形成されている。図3及び図4に示されるように、金属フレーム140の規制部146は、排出位置にあるイジェクト部材150の上面154上に位置している。即ち、カバーシェル180をベース部材120に取り付けた状態において、規制部146は、排出位置にあるイジェクト部材150の上面154の一部とカバーシェル180との間に介在している。この規制部146は、排出位置にあるイジェクト部材150の上方(+Z方向)へ移動(即ち、Z方向においてベース部材120から離れるような移動)を規制している。
図3に示されるように、押出部156は、受容部102内に張り出している。図3及び図12に示されるように、押出部156は、カード500の挿入方向である+X方向と直交する押出面158を有している。この押出面158は、図1及び図3から理解されるように、受容部102の開口104側に向いており、受容部102にカード500が受容される際にはカード500の先端により挿入方向(+X方向)に向かう力をカード500から受けることとなる。逆に、受容部102にカード500が受容されている状態においてイジェクト部材150が挿入方向の逆方向である排出方向(−X方向)に向かって移動する場合、押出部156の押出面158はカード500の先端を排出方向に向かって押し出す。これにより、カード500が受容部102から排出される。
図3に最もよく示されるように、イジェクト部材150と位置規定部136とに跨るように金属製のカムフォロア164が設けられている。カムフォロア164は、長い線の両端から平行に短い線が延びるようなコの字状を有している。カムフォロア164の一端は位置規定部136の軸受け部138に回転可能となるように保持されており、他端はイジェクト部材150のカム溝162に挿入されている。即ち、カムフォロア164の他端は、イジェクト部材150のX方向に沿った移動に伴い、カム溝162内を移動可能となっている。カムフォロア164の他端がカム溝162内を移動すると、カムフォロア164は一端を中心に回転する。本実施の形態による規制部146は、カムフォロア164が回転してもカムフォロア164と干渉しないように設けられている。従って、図4から理解されるように、本実施の形態においては、規制部146とカムフォロア164とをZ方向において同レベルに配することができ、コネクタ100の低背化を図ることができる。
図2及び図3に示されるように、本実施の形態による押圧部材170は、コイル状のスプリングであり、負荷がかけられた状態で、ベース部材120の後壁(挿入方向の奥側の壁)122とイジェクト部材150との間に取り付けられている。このため、押圧部材170は、X方向において、イジェクト部材150を排出位置に向けて常に押圧している。この押圧部材170とカム溝162及びカムフォロア164は、プッシュ・プッシュ機構を構成しており、カード500を受容部102に受容した際にイジェクト部材150を受容位置に維持する役割を果たす。
排出位置にあるイジェクト部材150は、押圧部材170により位置規定部136に押し付けられている。この点は、特許文献1や特許文献2のコネクタと同様である。この場合、イジェクト部材150の特に押圧部材170に押圧されている部位は、上側(+Z方向)に向かう力、即ち、Z方向においてベース部材120から離れる方向に移動させられるような力を受ける。かかる力に起因して、特許文献1や特許文献2のコネクタの場合、カバーシェルを取り付けるまでイジェクト部材がベース部材から外れてしまう可能性があったが、本実施の形態によるコネクタ100の場合、かかる問題が解決されている。
具体的には、コネクタ100の組立工程においては、図5(a)に示されるように、ベース部材120にイジェクト部材150を搭載し、図5(b)に示されるように、ベース部材120を排出位置に移動させ、更に、図5(c)に示されるように、カムフォロア164を取り付けて、図5(d)に示されるように、押圧部材170を取り付けた後、ベース部材120に対してカバーシェル180を取り付ける。
本実施の形態によるコネクタ100の場合、図5(d)及び図3に示されるようなカバーシェル180を取り付ける前の状態においても、本実施の形態によるコネクタ100のベース部材120には規制部146が設けられており、排出位置にあるイジェクト部材150のZ方向への移動が規制されていることから、イジェクト部材150がベース部材120から+Z側に外れてしまうことがない。即ち、本実施の形態によれば、規制部146の規制によりカバーシェル180をベース部材120に組み合わせる前であって且つイジェクト部材150が押圧部材170により排出位置に向けて押圧されている状態であっても、イジェクト部材150がベース部材120に仮保持されている。従って、本実施の形態によるコネクタ100によれば、カバーシェル180のベース部材120に対する組み付けを容易に行うことができる。
図1、図2及び図6に示されるように、カバーシェル180は、ハウジング130の主部132と共に受容部102を構成する略平板状の主部182と、主部182から下側(−Z方向)に延びる側部186とを有している。主部182には、斜め前方下側(−Z方向と+X方向との合成方向)に向かって片持ち梁状に延びる押さえ部184が形成されている。この押さえ部184は、カバーシェル180をベース部材120に組み付けた状態において、カムフォロア164を上側(+Z側)から押さえており、これによってカムフォロア164がカム溝162から外れてしまうことを防止している。
上述したように、カード500は、左右非対称な形状を有している(図1及び図8参照)。このカード500の非対称な形状に起因して、カード500を受容部102に正しい向きで受容した場合には、カード500が到達しない領域106がX方向の奥側に存在している。
図6乃至図8に示されるように、主部182の領域106に対応する部位、即ち、Y方向においてイジェクト部材150が設けられている側とは反対側であって挿入方向の奥側(+X側)に位置する部位には、誤挿入防止部190が形成されている。即ち、カバーシェル180は誤挿入防止部190を有している。このように誤挿入防止部190をイジェクト部材150とは別に設けることにより、前述したように押出部156の押出面158を受容部102の開口104側に向けることができる。従って、カード500の排出動作時にイジェクト部材150からカード500に対して効率的に力を加えることができる。
特に、本実施の形態において、カバーシェル180は、一枚の金属板をプレスして得られる中間部材を折り曲げ加工して得られるものであり、誤挿入防止部190は、その中間部材のエッジに相当する部位192(即ち、プレス抜きした端面)が受容部102の開口104側に向くように形成されている。より具体的には、本実施の形態による誤挿入防止部190は、YZ平面(挿入方向(X方向)と直交する平面)内において略L字状の断面を有している。このようにすることにより、誤挿入防止部190の強度を高めることができるため、カード500が誤挿入されそうになった場合には、カード500と誤挿入防止部190が干渉し、それによって、カード500の誤挿入を防ぐことができる。
更に、本実施の形態において、誤挿入防止部190はコネクタ100を基板(図示せず)に搭載固定する際に、基板上に半田付け等により固定される。そのため、本実施の形態による誤挿入防止部190は高い強度を有しており、カード500が誤挿入されてきた場合にカード500の完全な挿入を止めることができる。
図11に最もよく示されているように、カード500の接触部515は側面530まで達していることがある。かかる場合、接触部515が本来の接触対象であるコンタクト110,111以外の導体に対して接触してしまうことを避ける必要がある。ここで、カード500の接触部515は、コンタクト110,111の接点部114,115と接触し、それによって、カード500は、コンタクト110,111のバネ部112,113により上方(+Z側)に向かって押し上げられている。カード500が最も上方(+Z側)に位置しているとき、カード500の上面520はカバーシェル180に押し付けられている。この状態において、カード500の接触部515が接触(短絡)してしまう可能性があるのは、カバーシェル180の側部186やベース部材120の一部などである。
かかる接触(短絡)を防止するため、図6乃至図11に示されるように、本実施の形態によるカバーシェル180には、張出部194が更に設けられている。この張出部194は、イジェクト部材150が設けられている側とは反対側に位置しており、カバーシェル180の側部186からY方向において受容部102内に向かって張り出している。カード500が受容部102に受容されると、張出部194がカード500の側面530に当てられ、それにより、接触部515がカバーシェル180等に接触してしまうことを防止することができる。かかる短絡防止を行うため、図11に示されるように、カード500の上面520がカバーシェル180の主部182に押し付けられている状態であって、張出部194の下端(端部)196は、接触部515が形成されている下面(第1面)510と比較して、カバーシェル180の主部182より(即ち、上側(+Z側))に位置している。換言すると、張出部194は、Z方向において接触部515が形成されている下面(第1面)510から離れて位置している。特に、本実施の形態では、短絡防止を確実なものとするため、カード500の上面520がカバーシェル180に押し付けられている状態において、張出部194の下端196は、Z方向においてカード500の下面510から0.1mm以上離れている。従って、接触部515が側面530まで若干巻き込まれていたとしても本実施の形態によるコネクタ100によれば、意図しない短絡の発生を避けることができる。
以上、本発明のコネクタについて実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上述した実施の形態において、規制部146は、金属フレーム140の一部であったが、金属フレーム140と別途設けることとしてもよい。また、規制部146はイジェクト部材150の上面154上に設けられていたが、例えば、イジェクト部材150の側面に前後に延びる溝を形成し、その溝内に規制部146をX方向に沿ってスライド可能となるように収容することとしてもよい。
また、上述した実施の形態において、位置規定部136はハウジング130の一部として形成されていたが、金属フレーム140の一部として形成してもよいし、他の部材を更に用いて形成してもよい。
更に、上述した実施の形態において、張出部194は、カバーシェル180の一部として形成されていたが、ベース部材120の一部等で形成することとしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態のようにmicroSIMカードのようなカードと接続するコネクタに適用できることに加え、SD(Secure Digital memory)カードやmicroSDカードのようなカードと接続するコネクタにも適用することができる。
100 コネクタ
102 受容部
104 開口
106 領域
110,111 コンタクト
112,113 バネ部
114,115 接点部
120 ベース部材
122 後壁
130 ハウジング
132 主部
134 端部
136 位置規定部
138 軸受け部
140 金属フレーム
142 底部
144 側部
146 規制部
150 イジェクト部材
152 スライド部
154 上面(対向面)
156 押出部
158 押出面
162 カム溝
164 カムフォロア
170 押圧部材
180 カバーシェル
182 主部
184 押さえ部
186 側部
190 誤挿入防止部
192 部位(端面)
194 張出部
196 下端(端部)
500 カード
510 下面(第1面)
515 接触部
520 上面(第2面)
530 側面

Claims (11)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に保持されたコンタクトと、
    第1方向に沿って排出位置と受容位置との間において移動可能となるように前記ベース部材に支持されたイジェクト部材と、
    前記第1方向において前記イジェクト部材を前記排出位置に向けて押圧する押圧部材と、
    前記ベース部材に組み合わされて前記第1方向と直交する第2方向に長手を有し且つ前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する第3方向に短手を有する開口を通してカードを受容する受容部を前記ベース部材と共に構成するカバーシェルと
    を備えるコネクタであって、
    前記ベース部材には、前記イジェクト部材の前記排出位置の位置決めを行う位置規定部と、前記イジェクト部材が前記排出位置にあるときに前記イジェクト部材が前記第3方向において前記ベース部材から離れることを規制する規制部とが設けられており、
    前記規制部の前記規制により前記カバーシェルを前記ベース部材に組み合わせる前であって且つ前記イジェクト部材が前記押圧部材により前記排出位置に向けて押圧されている状態であっても前記イジェクト部材が前記ベース部材に仮保持されている
    コネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記イジェクト部材は、前記第3方向において前記カバーシェルに対向する対向面を有しており、
    前記規制部は、前記排出位置にある前記イジェクト部材の前記対向面の一部と前記カバーシェルとの間に介在している
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記ベース部材は、ハウジングと、金属フレームとを備えており、
    前記ハウジングは、前記コンタクトを保持する主部を有しており、
    前記位置規定部は、前記主部から前記第2方向の外側に向かって突出しており、
    前記金属フレームは、前記ハウジングの前記主部から前記第2方向の外側に向かって延びる底部と、前記底部から前記第3方向に延びる側部とを有しており、
    前記イジェクト部材は、前記ハウジングの前記主部の前記第2方向の端部と前記金属フレームの前記側部とにより前記第2方向における移動を規制された状態で前記第1方向に沿ってスライド可能となるように前記金属フレームの前記底部上に配置されており、
    前記規制部は、前記金属フレームの一部として構成されている
    コネクタ。
  4. 請求項3記載のコネクタであって、
    前記規制部は、前記側部から前記第2方向の内側に向かって延びている
    コネクタ。
  5. 請求項3又は請求項4記載のコネクタであって、
    前記位置規定部は、前記ハウジングの一部として形成されており、
    前記イジェクト部材にはカム溝が形成されており、
    前記コネクタは、一端を前記位置規定部に回転可能に保持されると共に他端を前記カム溝に挿入されたカムフォロアを更に備えており、
    前記規制部は、前記イジェクト部材の前記第1方向における移動に伴って前記他端が前記カム溝に追従することにより回転する前記カムフォロアと干渉しないように設けられている
    コネクタ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記カバーシェルには、前記カードの表裏と前後のどちらか一方又は両方の方向が誤っている状態での前記カードの挿入を防止する誤挿入防止部が設けられており、
    前記誤挿入防止部は、前記第2方向において前記イジェクト部材の設けられている位置とは反対側に位置している
    コネクタ。
  7. 請求項6記載のコネクタであって、
    前記カバーシェルは、一枚の金属板をプレスして得られる中間部材を折り曲げ加工して得られるものであり、
    前記誤挿入防止部は、前記中間部材のエッジに相当する部位が前記受容部の前記開口側に向くように形成されている
    コネクタ。
  8. 請求項6又は請求項7記載のコネクタであって、
    前記誤挿入防止部は、前記コネクタが搭載される基板に半田付けされるように構成されている
    コネクタ。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコネクタであって、
    前記カードは、前記コンタクトと接触する接触部が形成された第1面と、前記第1面の裏面である第2面と、側面とを有しており、
    前記コネクタは、前記第2方向において前記受容部内に張り出した張出部であって前記カードの前記側面に当てられることにより前記カードの前記接触部が前記コネクタ内部において短絡してしまうことを防止する張出部を有しており、
    前記張出部の前記第3方向において前記カバーシェルから遠い方の端部は、前記カードの前記第2面が前記カバーシェルに押し付けられた状態であっても前記第3方向において前記第1面と比較して前記カバーシェルよりに位置している
    コネクタ。
  10. 請求項9記載のコネクタであって、
    前記張出部の前記端部は、前記カードの前記第2面が前記カバーシェルに押し付けられた状態であっても前記第3方向において前記カードの前記第1面から0.1mm以上離れている
    コネクタ。
  11. 請求項9又は請求項10記載のコネクタであって、
    前記張出部は、前記カバーシェルの一部として形成されている
    コネクタ。
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