JP5319309B2 - 経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 - Google Patents
経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5319309B2 JP5319309B2 JP2009006245A JP2009006245A JP5319309B2 JP 5319309 B2 JP5319309 B2 JP 5319309B2 JP 2009006245 A JP2009006245 A JP 2009006245A JP 2009006245 A JP2009006245 A JP 2009006245A JP 5319309 B2 JP5319309 B2 JP 5319309B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rigidity
- transesophageal
- introduction
- probe
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
また上記の課題を解決するために、請求項2にかかる発明は、屈曲可能に形成され体腔内に挿入される導入部と、前記導入部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う探触子とを有する経食道超音波プローブであって、前記導入部の長手方向に複数配設され、かつそれぞれ信号を発信する発信手段と、前記複数の発信手段それぞれからの前記信号を検出して、該発信手段それぞれの位置を求める位置検出手段と、前記位置検出手段により求められた前記複数の位置に基づき前記導入部の屈曲角度を求める角度算出手段と、前記導入部の剛性を実効的に変更する変更機構と、前記角度算出手段によって求められた屈曲角度が所定の角度以下になったとき、前記変更機構を制御して、前記導入部の剛性を実効的に低める剛性変更手段とを備えたこと、を特徴とする経食道超音波プローブである。
また上記の課題を解決するために、請求項11にかかる発明は、屈曲可能に形成され体腔内に挿入される導入部と、前記導入部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う探触子とが設けられた経食道超音波プローブを有する超音波診断装置であって、前記導入部の長手方向に複数配設され、かつそれぞれ信号を発信する発信手段と、前記複数の発信手段それぞれからの前記信号を検出して、該発信手段それぞれの位置を求める位置検出手段と、前記位置検出手段により求められた前記複数の位置に基づき前記導入部の屈曲角度を求める角度算出手段と、前記導入部の剛性を実効的に変更する変更機構と、前記角度算出手段によって求められた屈曲角度が所定の角度以下になったとき、前記変更機構を制御して、前記導入部の剛性を実効的に低める剛性変更手段と、を有する経食道超音波プローブを備えたこと、を特徴とする超音波診断装置である。
以下、この発明の第1実施形態にかかる超音波診断装置および経食道超音波プローブにつき、図面を参照して説明する。
まず第1実施形態にかかる超音波診断装置10の全体構成の概略について図1を参照して説明する。図1は、この発明の実施形態にかかる超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30の概略構成を示す外観図である。
次に、本実施形態にかかる超音波診断装置10の経食道超音波プローブ30の構成について図1および図2を参照して説明する。図2はこの発明の第1実施形態にかかる経食道超音波プローブ30の内部構成を示す概略斜視図である。なお、図2においては調整部311および屈曲部322について図示を省略している。
把持部31は、経食道超音波プローブ30を用いて検査を行う検査者が把持するものである。またこの把持部31の外周面には、調整部311が設けられている。調整部311は少なくとも2つのダイアルを備えており、このダイアルは、後述の導入部32における屈曲部322を回動させる操作を行うためのものである。この調整部311を操作すると、ケーブル25等を介して装置本体20へ当該操作に応じた操作信号が送信される。
図1に示すように導入部32は、把持部31側の基部321および、探触子部33側の屈曲部322によって構成される。この屈曲部322は、前述の収容部312におけるワイヤー駆動部によって回動可能とされる。また図2に示すように、導入部32には当該導入部32の延伸方向に沿って一端から他端側まで延伸する軸孔323が設けられることにより円筒状に形成される。この軸孔323は少なくとも中軸315よりやや大きな径を有するように形成される。また図2に示すように、この軸孔323は把持部31の収容部312の開口と連続するように形成され、当該開口から繰り出されてきた中軸315を導入部32内に受け入れ可能にされている。
図1に示すように探触子部33は、導入部32の先端に接続され内部に超音波トランスデューサ331、当該超音波トランスデューサ331を回動させる回動機構、および回転駆動部(共に図示省略)を備えて構成される。
保持されている。この回動機構は回転駆動部(図示省略)によって回動され、結果として超音波トランスデューサ331が回動される。すなわち、超音波ビームの放射面が回動される。したがって、1つの超音波トランスデューサ331であっても、経食道超音波プローブ30の向きを変えることなく種々の角度の断層像を取得することが可能となる。
次に、本実施形態にかかる超音波診断装置10の制御構成の概略について図3を参照して説明する。図3は、この発明の実施形態にかかる超音波診断装置10の制御構成の概略を示す概略ブロック図である。
超音波トランスデューサ331からエコー信号を受けて処理する。すなわちエコー信号を増幅して、増幅した信号に遅延時間を与え、その後加算処理を行う。
屈曲角度検出部16は、プローブ駆動制御部15から送信された超音波トランスデューサ331の回転角度のデータに基づき導入部32の先端部の屈曲角度を算出する。当該算出された屈曲角度のデータは、剛性変更制御部17に送信される。
剛性変更制御部17は、屈曲角度検出部16が算出した角度に基づいて、把持部31の収容部312のモータ313を制御し、適宜、中軸315を軸孔323に対して出し入れすることにより導入部32の剛性を実効的に変更させる。
次に、本実施形態にかかる超音波診断装置10における経食道超音波プローブ30および装置本体20における制御手段の動作の概略について図1〜図4を参照して説明する。図4は、この発明の第1実施形態にかかる超音波診断装置10を用いた検査における、装置本体20および経食道超音波プローブ30の一連の動作を説明するためのフローチャートである。
経食道超音波プローブ30を用いた検査を行う場合、まず検査者は導入部32の屈曲が少ない状態で、経食道超音波プローブ30を探触子部33側から上部消化器官に挿入させる。このとき経食道超音波プローブ30における導入部32の軸孔323には、探触子部33側の端縁まで中軸315が到達している状態となる。
この寝台40に横臥している被検体に経食道超音波プローブ30が挿入され、導入部32が屈曲すると、回転駆動部(不図示)のエンコーダが超音波トランスデューサ331の回転角度を検出する。当該検出された回転角度のデータは、装置本体20のプローブ駆動制御部15に送信される。
プローブ駆動制御部15が超音波トランスデューサ331の回転角度のデータを受信すると屈曲角度検出部16に送信する。屈曲角度検出部16は、当該回転角度のデータに基づき導入部32の先端部の屈曲角度を算出する。当該算出された屈曲角度のデータは、剛性変更制御部17に送信される。
剛性変更制御部17は、屈曲角度検出部16が算出した導入部32の角度が30°以下であるかを判断する。
剛性変更制御部17は、当該角度が30°以下である場合(ステップ4;Yes)、モータ313を駆動させ、プーリ314を回転させて把持部31の収容部312の方向に中軸315を巻き取らせる。中軸315はプーリ314に巻き取られ、軸孔323の探触子部33側から収容部312側へ移動する。中軸315が移動すると導入部32の剛性が実効的に低められ、可撓性が高められる。
剛性変更制御部17は、中軸315が収容部312側へ移動した後、屈曲角度検出部16が算出した導入部32の角度が90°以上であるかを判断する。
剛性変更制御部17は、当該角度が90°以上である場合(ステップ6;Yes)、探触子部33側に中軸315が送り出される方向にプーリ314が回転するようにモータ313を駆動させる。中軸315は探触子部33側に送り出され、軸孔323の収容部312側から探触子部33側へ移動する。中軸315が移動すると導入部32の剛性が実効的に高められ可撓性が低められる。
以上説明した本実施形態にかかる超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30の作用および効果について説明する。
次に、本実施形態にかかる超音波診断装置および経食道超音波プローブの変形例について以下に説明する。
以上説明した本実施形態の超音波診断装置10では、装置本体の剛性変更制御部17が、導入部32の角度を30°以下と算出したときに、導入部32の剛性を実効的に低めるように構成されている。また、剛性変更制御部17は導入部32の角度を90°以上と算出したときに、導入部32の可撓性を低めるように構成されている。しかし、本発明にかかる超音波診断装置10はこの構成に限られず、他の構成を採ることも可能である。
また、本実施形態における超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30では、中軸315を収容部312と軸孔323との間で往復移動させる機構として、中軸315を巻き取るプーリ314をモータ313が回転駆動させる構成となっている。しかし、本発明にかかる経食道超音波プローブ30はこの構成に限られず、次のような構成を適用することも可能である。
また、中軸315とプーリ314とモータ313による本実施形態の変形例の他の例としては、例えば次のような構成を適用することも可能である。中軸315の外周面には、長手方向に沿ってラックギアを形成する(図示省略)。収容部312のプーリ314の代わりに中軸315のラックギアと噛合するとともに、モータ313に回転されるピニオンギア(図示省略)を形成する。また、このピニオンギアはモータ313に駆動される。ピニオンギアが回転されると、当該ピニオンギアと噛合された中軸315のラックギアが回転方向に移動する。これによって中軸315が、収容部312と軸孔323との間で出し入れ可能とされる。モータ313は第1実施形態にかかる超音波診断装置10と同様のタイミングで駆動される。
また、本実施形態における超音波診断装置10においては、屈曲角度検出部16が検出した角度を常時表示させていてもよく、またその角度が30°以下になった場合、表示制御処理部14が警告表示をするように構成してもよい。この警告表示としては、表示部22に「警告」を示す文字を表示させてもよく、また表示させている屈曲角度の色を赤字で表示させてもよい。
次にこの発明の第2実施形態にかかる超音波診断装置10について図6〜11を参照して説明する。図6はこの発明の第2実施形態にかかる経食道超音波プローブ30の内部構成を示す概略斜視図である。なお、図6においても図2と同様に調整部311および屈曲部322について図示を省略している。
第2実施形態にかかる超音波診断装置10においては、前述の第1実施形態にかかる超音波診断装置10と比較して経食道超音波プローブ30の内部の構成および経食道超音波プローブ30の屈曲角度の検出・算出方法が異なり、その他の部分は第1実施形態にかかる超音波診断装置10と同様である。以下、これらの異なる構成および制御について説明する。
図6に示すように、第2実施形態にかかる導入部32の内部であって軸孔323より外側の位置には、所定の間隔で複数の発信コイル324が設けられている。この発信コイル324は、それぞれ上記把持部31の収容部312におけるコイル励磁部と、導入部32内に通されたリードケーブル(図示省略)によって接続されている。これらの発信コイル324それぞれは、コイル励磁部からそれぞれ駆動信号が印加されることによって、磁界を伴う電磁波を放射する。また複数の発信コイル324それぞれは、コイル励磁部により異なる周波数の正弦波の駆動信号電流で駆動される。したがって発信コイル324はそれぞれ異なる周波数の電磁波を放射する。
次に、第2実施形態にかかる超音波診断装置10の位置検出装置41の構成について図1および図7を参照して説明する。図7(A)は、この発明の第2実施形態にかかる超音波診断装置10の寝台40および寝台40に設けられた位置検出装置41の概略構成を示す概略側面図である。図7(B)は、この発明の第2実施形態にかかる寝台40および位置検出装置41の概略構成を示す概略斜視図である。
次に、第2実施形態にかかる超音波診断装置10の制御構成の概略について図8および図9を参照して説明する。図8はこの発明の実施形態にかかる超音波診断装置10の制御構成の概略を示す概略ブロック図である。また、図9(A)〜(C)は、この発明の第2実施形態にかかる超音波診断装置10の位置検出制御部18が算出した導入部32の各点の空間位置座標を概念的に例示する概略斜視図である。
図8に示すように第2実施形態にかかる超音波診断装置10の装置本体20は、導入部32の屈曲角度を算出する手段として、位置検出制御部18を備えている。位置検出制御部18は、発信コイル駆動回路181、第1位置検出部182、および第2位置検出部183を備えている。この位置検出制御部18は、発信コイル駆動回路181によって発信コイル324それぞれを駆動する。
第2実施形態にかかる超音波診断装置10では、屈曲角度検出部16が、図9(A)〜(C)に例示される位置検出制御部18が算出した導入部32の各点の空間位置座標に基づき導入部32の先端部の屈曲角度を算出する。図9(A)は、導入部32が約30°屈曲している状態を示している。また、図9(B)は、導入部32が約90°屈曲している状態を示す。また、図9(C)は、導入部32が全体的に略直線状になっている状態を示している。
次に、第2実施形態にかかる超音波診断装置10における経食道超音波プローブ30および装置本体20における制御手段の動作の概略について図1および図6〜図11を参照して説明する。図10および図11は、この発明の第2実施形態にかかる超音波診断装置10を用いた検査における、装置本体20および経食道超音波プローブ30の一連の動作を説明するためのフローチャートである。
経食道超音波プローブ30を用いた検査を行う場合、まず検査者は図9(C)に示すような導入部32の屈曲が少ない状態で、経食道超音波プローブ30を探触子部33側から上部消化器官に挿入させる。このとき被検体は図7(B)に示すように位置検出装置41が内蔵された寝台40に横臥している。このとき経食道超音波プローブ30における導入部32の軸孔323には、探触子部33側の端縁まで中軸315が到達している状態となる。またこのとき、経食道超音波プローブ30における導入部32に配置された各発信コイル324は、把持部31の収容部312におけるコイル励磁部(図示省略)によってそれぞれ異なる周波数で駆動される。このコイル励磁部の駆動制御は装置本体20の位置検出制御部18の発信コイル駆動回路181によって行われる。
この寝台40に横臥している被検体に経食道超音波プローブ30が挿入されると、導入部32における各発信コイル324から発信される電磁波を位置検出装置41の検出コイル413が受信する。より詳しくは、発信コイル324のそれぞれが検出コイル413のそれぞれに近接することにより、検出コイル413は近接された発信コイル324から、各周波数の電磁波を検出する。
位置検出装置41の第1センサ基板411および第2センサ基板412の各検出コイル413が電磁波を検出すると、各検出コイル413ごとに検出した電磁波に基づくデジタルデータを装置本体20に送信する。
位置検出制御部18における第1位置検出部182および第2位置検出部183は位置検出装置41からのデジタルデータを受け、当該データに対してそれぞれ周波数抽出処理を行い、さらに当該処理後のデータを周波数成分ごとの磁界検出情報に分離抽出する。
第1位置検出部182および第2位置検出部183は、電磁波を検出した検出コイル413の位置と周波数ごとの磁界検出情報から、第1センサ基板411および第2センサ基板412における各発信コイル324の現在の位置を特定する。
位置検出制御部18は、第1位置検出部182および第2位置検出部183が各発信コイル324の現在の位置を特定すると、これらの位置情報から位置検出装置41における各発信コイル324の空間位置座標を算出する。
屈曲角度検出部16は、図9(A)〜(C)に示すように導入部32の両端の発信コイル324a・324nの2点と、これらの間にある発信コイル324b〜324kのうちいずれか1点との3点によってなされる角それぞれの角度を求める(導入部32の各点の角度を求める)。
屈曲角度検出部16は、求めた角度のうち、最も角度が小さいものを導入部32の角度として算出する。
剛性変更制御部17は、屈曲角度検出部16が算出した導入部32の角度が30°以下であるかを判断する。
剛性変更制御部17は、当該角度が30°以下である場合(ステップ9;Yes)、モータ313を駆動させ、プーリ314を回転させて把持部31の収容部312の方向に中軸315を巻き取らせる。中軸315はプーリ314に巻き取られ、軸孔323の探触子部33側から収容部312側へ移動する。中軸315が移動すると導入部32の剛性が実効的に低められ、可撓性が高められる。
剛性変更制御部17は、中軸315が収容部312側へ移動した後、屈曲角度検出部16が算出した導入部32の角度が90°以上であるかを判断する。
剛性変更制御部17は、当該角度が90°以上である場合(ステップ10;Yes)、探触子部33側に中軸315が送り出される方向にプーリ314が回転するようにモータ313を駆動させる。中軸315は探触子部33側に送り出され、軸孔323の収容部312側から探触子部33側へ移動する。中軸315が移動すると導入部32の剛性が実効的に高められ可撓性が低められる。
以上説明した第2実施形態にかかる超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30の作用および効果について説明する。
次にこの発明の第3実施形態にかかる超音波診断装置10について図12を参照して説明する。図12(A)は、この発明の第2実施形態にかかる経食道超音波プローブ30の連結軸317における柱状体318がそれぞれ離隔している状態を示す概略側面図である。図12(B)は、この発明の第2実施形態にかかる連結軸317の柱状体318を示す概略斜視図である。図12(C)は、この発明の第2実施形態にかかる連結軸317の柱状体318それぞれが近接しているときの、図12(A)のA−A方向における概略断面図である。
第3実施形態にかかる超音波診断装置10においては、前述の第1実施形態および第2実施形態にかかる超音波診断装置10と比較して経食道超音波プローブ30の内部の構成および装置本体20における剛性変更制御部17の制御が異なり、その他の部分は第1実施形態または第2実施形態にかかる超音波診断装置10と同様である。以下、これらの異なる構成および制御について説明する。
第2実施形態にかかる経食道超音波プローブ30では、軸孔323に出し入れされる中軸315の代わりに、図12(A)に示すような連結軸317を備えている。この連結軸317は、図示しないが軸孔323における探触子部33側の端部から把持部31の収容部312まで延伸するように配置される。
第3実施形態にかかる経食道超音波プローブ30の導入部32の構成は、第1実施形態または第2実施形態にかかる経食道超音波プローブの構成と同様である。ただし、第3実施形態における導入部32の軸孔323の内壁は、ソフトフェライト等の軟磁性材料による磁気シールドに被覆されている。この磁気シールドは、探触子部33側の柱状体318の電磁石が励磁されているときに、発信コイル324が発信する電磁波と干渉しないようにするためのものである。
第3実施形態にかかる経食道超音波プローブ30では、導入部32の剛性変更(可撓性変更)手段として、中軸315の出し入れを行わないため、把持部31の収容部312には、第2実施形態におけるモータ313やプーリ314が設けられない。また、収容部312には、探触子部33側の柱状体318における電磁石の励磁制御を行う制御手段(図示省略)が設けられる。この制御手段は、検査者等による経食道超音波プローブ30の挿入時は電磁石を励磁させ、連結軸317の可撓性を低める制御を行う。
第3実施形態にかかる装置本体20の剛性変更制御部17は、屈曲角度検出部16が算出した角度に基づいて、探触子部33側の柱状体318の電磁石を励磁または消磁させる制御を行い、適宜、連結軸317の柱状体318それぞれを係合させることにより導入部32の剛性を実効的に変更させる。
以上説明した第3実施形態にかかる超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30の作用および効果について説明する。
次に、第3実施形態にかかる超音波診断装置10および経食道超音波プローブ30の変形例について以下に説明する。
以上説明した本実施形態の超音波診断装置10では、経食道超音波プローブ30の導入部32内に設けられた連結軸317の剛性を高めるときに、探触子部33側の柱状体318の電磁石を励磁して各柱状体318を係合させるように構成されている。しかし、本発明における超音波診断装置および経食道超音波プローブにおいてはこの構成に限定されず例えば次のような構成を適用することも可能である。
また第3実施形態の超音波診断装置10においては、経食道超音波プローブ30の導入部32の軸孔323に連結軸317が配置されている。また第2実施形態における装置本体20の剛性変更制御部17は、連結軸317における探触子部33側の柱状体318に設けられた電磁石を励磁または消磁させることにより、導入部32の剛性を実効的に変更するように構成されている。しかし、本発明の超音波診断装置および経食道超音波プローブはこの実施形態に限定されず、例えば次のような構成を適用することも可能である。
また第3実施形態の超音波診断装置10においては、経食道超音波プローブ30の導入部32の軸孔323に連結軸317が配置されている。また第3実施形態における装置本体20の剛性変更制御部17は、連結軸317における探触子部33側の柱状体318に設けられた電磁石を励磁または消磁させることにより、導入部32の剛性を実効的に変更するように構成されている。しかし、本発明の超音波診断装置および経食道超音波プローブはこの実施形態に限定されず、例えば次のような構成を適用することも可能である。
11 主制御部
14 表示制御処理部
15 プローブ駆動制御部
16 屈曲角度検出部
17 剛性変更制御部
18 位置検出制御部
20 装置本体
30 経食道超音波プローブ
31 把持部
32 導入部
33 探触子部
40 寝台
41 位置検出装置
181 発信コイル駆動回路
182 第1位置検出部
183 第2位置検出部
311 調整部
312 収容部
313 モータ
314 プーリ
315 中軸
316 ナット
317 連結軸
318 柱状体
318a 先端部
318b 基端部
318c 収容凹部
319 連結コイルバネ
321 基部
322 屈曲部
323 軸孔
324 発信コイル
324a・b・h・n 発信コイル
331 超音波トランスデューサ
411 第1センサ基板
412 第2センサ基板
413 検出コイル
Claims (11)
- 屈曲可能に形成され体腔内に挿入される導入部と、前記導入部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う探触子とを有する経食道超音波プローブであって、
前記導入部の屈曲角度を求める角度算出手段と、
前記導入部の剛性を実効的に変更する変更機構と、
前記角度算出手段によって求められた屈曲角度が所定の角度以下になったとき、前記変更機構を制御して、前記導入部の剛性を実効的に低める剛性変更手段とを備えたこと、
を特徴とする経食道超音波プローブ。 - 屈曲可能に形成され体腔内に挿入される導入部と、前記導入部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う探触子とを有する経食道超音波プローブであって、
前記導入部の長手方向に複数配設され、かつそれぞれ信号を発信する発信手段と、
前記複数の発信手段それぞれからの前記信号を検出して、該発信手段それぞれの位置を求める位置検出手段と、
前記位置検出手段により求められた前記複数の位置に基づき前記導入部の屈曲角度を求める角度算出手段と、
前記導入部の剛性を実効的に変更する変更機構と、
前記角度算出手段によって求められた屈曲角度が所定の角度以下になったとき、前記変更機構を制御して、前記導入部の剛性を実効的に低める剛性変更手段とを備えたこと、
を特徴とする経食道超音波プローブ。 - 前記導入部は円筒状であって屈曲可能な可撓性を有しており、かつ該導入部より曲げ剛性が大きい剛性材によって構成されるとともに該円筒形状の該導入部内に出し入れ可能に挿通される中軸を有し、
前記変更機構は、前記導入部の前記先端から他端側へ前記中軸を送出することによって、該導入部の剛性を実効的に高め、また該導入部の該他端側から該先端へ前記中軸を挿入することによって該導入部の剛性を実効的に低めること、
を特徴とする請求項1または2に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記中軸の外周面には雄ネジが形成されており、
前記導入部の前記他端側には、内部が中空状に形成されかつ前記中軸が挿通可能に形成された空洞部を有する把持部が設けられ、
前記変更機構は、前記空洞部に対して変位せずかつ回転可能に保持されるとともに前記雄ネジに螺合する雌ネジを有するナットと、該ナットを回転駆動することによって、前記雄ネジが形成された前記中軸を前記収容部と前記屈曲部との間で出入可能とするモータとを備えたこと、
を特徴とする請求項3に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記複数の発信手段は、前記導入部において所定間隔ごとに配置され、かつそれぞれ異なる周波数で磁界を発生し、
前記位置検出手段は、前記発信手段の位置を検出する検出領域に設けられ、かつ導電性パターンによる複数のコイルが3次元状に所定間隔で並設されて設けられており、
前記位置検出手段は、前記発信手段それぞれから検出した磁界それぞれを、前記発信手段ごとの前記周波数に対応させて分離抽出し、前記コイルの配列に対する該発信手段それぞれの位置を現在の位置として検出すること
を特徴とする請求項2に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記角度算出手段は、前記導入部の長手方向における両端の発信手段およびその他の発信手段の空間位置座標に基づいて前記屈曲角度を求めること、
を特徴とする請求項5に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記導入部は円筒状であり、
複数の柱状体を有し、前記導入部内において該導入部の前記先端から他端側へ延伸して挿通され、該柱状体それぞれの端部を、該柱状体それぞれが離れる方向に付勢する付勢手段によって1列に連結して構成される連結軸を有し、
前記変更機構は、隣接する前記柱状体の端部それぞれを前記付勢する力に抗して近接させることにより前記導入部の剛性を実効的に高め、該近接させた状態を解除して前記付勢手段の付勢する力により該端部それぞれを離隔させて該剛性を実効的に低めること、
を特徴とする請求項3に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記連結軸の柱状体の端部それぞれには前記変更機構としての連結コイルが形成されており、前記導入部の剛性を実効的に高めるときは隣接し相対する該連結コイル同士の極性を異ならせて該連結コイル同士を接触させ、該剛性を実効的に低めるときは隣接し相対する該連結コイル同士の極性を同一とし該端部同士を離隔させる連結手段を備えたこと、
を特徴とする請求項7に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記付勢手段は、バネであり、
前記連結軸は、少なくとも該連結軸における前記探触子側の一端から他端まで延伸し、該探触子側に係止部が設けられたワイヤーが挿通され、
前記変更機構は、前記ワイヤーを前記把持部側に引き寄せることにより、前記係止部を前記連結軸の一端に係止させつつ、該一端側の柱状体から漸次、前記柱状体それぞれを引き寄せ、該柱状体それぞれを当接させて前記剛性を実効的に高め、かつ前記ワイヤーを解放することにより、前記導入部の剛性を実効的に低めること、
を特徴とする請求項8に記載の経食道超音波プローブ。 - 前記連結軸の柱状体の端部の一方には凹部が形成され、他方には該凹部に係合する凸部が形成され、該凹部と該凸部とが隣接するように該柱状体が配設されること、
を特徴とする請求項7〜9のいずれか1に記載の経食道超音波プローブ。 - 屈曲可能に形成され体腔内に挿入される導入部と、前記導入部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う探触子とが設けられた経食道超音波プローブを有する超音波診断装置であって、
前記導入部の長手方向に複数配設され、かつそれぞれ信号を発信する発信手段と、
前記複数の発信手段それぞれからの前記信号を検出して、該発信手段それぞれの位置を求める位置検出手段と、
前記位置検出手段により求められた前記複数の位置に基づき前記導入部の屈曲角度を求める角度算出手段と、
前記導入部の剛性を実効的に変更する変更機構と、
前記角度算出手段によって求められた屈曲角度が所定の角度以下になったとき、前記変更機構を制御して、前記導入部の剛性を実効的に低める剛性変更手段と、を有する経食道超音波プローブを備えたこと、
を特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009006245A JP5319309B2 (ja) | 2009-01-15 | 2009-01-15 | 経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009006245A JP5319309B2 (ja) | 2009-01-15 | 2009-01-15 | 経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010162132A JP2010162132A (ja) | 2010-07-29 |
JP5319309B2 true JP5319309B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=42578824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009006245A Expired - Fee Related JP5319309B2 (ja) | 2009-01-15 | 2009-01-15 | 経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5319309B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055901A (ja) | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Toshiba Corp | 経食道心エコー用超音波プローブ |
JP5851139B2 (ja) * | 2011-07-27 | 2016-02-03 | オリンパス株式会社 | 医療装置 |
US11147513B2 (en) * | 2015-10-09 | 2021-10-19 | Koninklijke Philips N.V. | Handheld steering devices for intra vascular devices and associated systems and methods |
CN114190988A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-18 | 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 | 一种能够空间定位的探头及三维图像构建方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0556910A (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-09 | Olympus Optical Co Ltd | 管状挿入具 |
US6585641B1 (en) * | 2000-11-02 | 2003-07-01 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Transesophageal probe with variable stiffness |
JP4406181B2 (ja) * | 2001-12-18 | 2010-01-27 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2005304780A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Olympus Corp | 医療用ベッド |
JP4855902B2 (ja) * | 2006-11-13 | 2012-01-18 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 生体観測システム |
JP2008253787A (ja) * | 2008-04-28 | 2008-10-23 | Olympus Corp | 超音波診断装置 |
-
2009
- 2009-01-15 JP JP2009006245A patent/JP5319309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010162132A (ja) | 2010-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8303510B2 (en) | Medical imaging device having a forward looking flow detector | |
US10639004B2 (en) | Method and apparatus for localizing an ultrasound catheter | |
US11134917B2 (en) | Imaging system and method of determining a translation speed of a catheter | |
WO2015029651A1 (ja) | 超音波診断装置および弾性評価方法 | |
JP2005507691A (ja) | 磁気共鳴画像法エラストグラフィのシステムと方法 | |
CN110352039B (zh) | 一种智能超声系统 | |
JP5319309B2 (ja) | 経食道超音波プローブおよび経食道超音波プローブを備えた超音波診断装置 | |
JP6549098B2 (ja) | 制御装置及びその動作方法並びに診断システム | |
JP6932085B2 (ja) | マルチモード容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ並びに関連するデバイス、システム及び方法 | |
JP7074871B2 (ja) | 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 | |
US9683970B2 (en) | Object information acquiring apparatus and control method for the object information acquiring apparatus | |
JP3967429B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH1176241A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP5109070B2 (ja) | 超音波画像表示装置、超音波画像表示方法、内視鏡手術支援システム、超音波画像表示プログラム | |
JP2019509861A (ja) | 光音響及び超音波画像化技法を利用した回転血管内デバイス、システム及び方法 | |
US20150025384A1 (en) | Ultrasound medical apparatus and ultrasound diagnosis apparatus | |
US20230165559A1 (en) | Vessel measurement device and process | |
JP3531484B2 (ja) | 超音波検査装置 | |
JPS6129737B2 (ja) | ||
JP2712908B2 (ja) | ラジアル走査式超音波検査装置 | |
JPH01305935A (ja) | 超音波プローブ | |
JP2008253787A (ja) | 超音波診断装置 | |
CHEN et al. | INTRALUMINAL FORWARD-LOOKING INSPECTION | |
Chen et al. | Small diameter ultrasound imager for intraluminal forward-looking inspection | |
JPH1133027A (ja) | 超音波診断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130711 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |