JP5315554B2 - 泡立て具 - Google Patents

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Description

本発明は、液体石鹸や固形石鹸などの洗顔料を使用して、化粧落としや洗顔をする時に、石鹸をきめ細かく泡立たせることが出来る泡立て具に関するものである。
従来、化粧落としや洗顔をする時に、液体石鹸や固形石鹸などの洗顔料を手で受けて、あまり泡立てする事なく直接顔に塗り付け、顔を手でこすりながら汚れとなじませ、水で洗い流しているのが現状である。この他に、補助機材として、ポリエチレンを原料としたプラスチックネットを筒状にした洗顔用泡立てネットも提案されている(特許文献1参照)。
上記洗顔方法のうち、補助機材を用いないで洗顔した場合、濃度の濃い洗顔料を直接肌に塗り付けることは、肌にとって刺激が強すぎて、かえって肌荒れの原因となるおそれがあった。またポリエチレンを原料とするプラスチックネットを筒状にした補助機材を使用した場合、泡立ちは良いが補助機材内部に泡が残り、不経済であるという問題点があった。さらに、洗顔後、補助機材の片付けで泡を洗い流す時、何重にもネットが重なっているので、その奥に泡が残り手間がかかるという問題点もあった。
一方、男性が剃刀でひげを剃る場合に、動物の柔らかい毛を大量に束ねたブラシを用いて石けんを顔面に塗りつけることが行われている。このブラシは、毛を濡らしたブラシを石けん表面に擦りつけて石けんを移し取り、顔面に塗布するものであるが、一般に毛が短く、しかも柔らか過ぎるので、石けんの泡を効率よく立てるには適していなかった。
上記従来の泡立て方法の問題点を解決するものとして、本願発明者は、液体石鹸や固形石鹸など従来一般的に使用されている洗顔料を用いる場合に、当該洗顔料をきめ細かく泡立たせることができ、しかも、できた泡を無駄なく取り出せるとともに、片付けの時は簡単に泡切れのできる泡立て具を開発し、すでに特許権を得ている(特許文献2参照)。
特開平10−276928号公報 特許第3218339号公報
本件発明者の発明にかかる上記特許文献2に開示されている泡立て具は、きめ細かい泡を取り出すことができ、片付け時の泡切りも容易なもので、すでに多数の製品が市場に供されて好評を得ているが、泡立て操作にちょっとしたコツがいるため、使用者によってはうまく泡を立てることができず、販売時に実演してみせる必要があった。このため、より簡単に泡立てることのできる泡立て具に対する要望が強かった。そこで本発明は、上記泡立て具を改良し、きめ細かな泡をより簡単に得ることのできる泡立て具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかる泡立て具は、合成樹脂の糸を複数本束ねた糸束で環状体を形成し、その基部となる部分を指でつかむことのできる第1のツマミに固定するとともに、該基部と対向する部分に第2のツマミを直接または間接に取り付けることにより、前記糸束の環状体を両側のツマミで把持可能とし、さらに前記両側のツマミで挟まれた糸束部分の糸をカールさせたことを特徴としている。泡立て具の糸の太さ(直径)は、0.08〜0.3mmが好ましく、材質としてはナイロンが適している。

本発明にかかる泡立て具は、ループ状の糸の束の直径方向の両端を両手で持つことができるので、石鹸をつけた糸の束を両手で揉むように擦り合わせることができる。このため、泡立て作業が容易であり、確実かつ迅速に大量の泡を得ることができる。

以下、本発明の具体例を挙げつつ詳細に説明する。図1は本発明の泡立て具を例示するもので、この泡立て具1は、所定の太さを有する合成樹脂の糸(糸条)2,…を多数束ねて環状の糸束4とし、その基部となる部分を纏めて、この部分にツマミ5を取り付けてなる。合成樹脂の糸の材質としてはナイロンが最も適しているが、用途によっては、ポリエチレン等他の合成樹脂製糸(繊維)を使用することができる。
糸2,…の太さは、直径0.08〜0.3mmの範囲内のものが好ましい。糸の径は、細い方が柔軟性が増し、太い方が剛直性が増すので、用途に応じて最適なものを選べばよい。径が0.08mmよりも細い糸は、腰がなさ過ぎて泡立て操作が難しくなる。また、径が0.3mmよりも太い糸は、柔軟性に乏しくなり、ソフトな泡立てが難しくなる。なお、泡立て具1のすべての糸を同じ太さのものとすると製作が容易であるが、太さの異なる糸を種々取り混ぜて製作すると、特有の感触が得られて好ましい場合もある。
この泡立て具1における糸束4を形成する糸2の総本数は、使用する糸の径に応じて増減するのが好ましい。具体的には、糸2の径が0.08〜0.20mmの場合は800〜1200本程度とするのが好ましく、径がそれよりも大きいものは600〜1000本程度とするのが好ましい。
図示例では、糸束4は、1本の長い合成樹脂の糸2を所定の直径で環状(ループ状)に多数回巻き取ったもので、全体が1本の糸2からなっている。もちろん2本以上の糸の輪を重ねてもよい。1本(複数本でもよい)の糸を環状に巻き取って糸束4を形成する方法を採用すると、環状の糸束4の形成が容易である。

基部となる部分(基部)4aへのツマミ5の取り付け部の詳細は、図3に示すとおりである。すなわち、糸束4の基部4aに孔付きのバンド7を巻き付けて結束し、この部分をバンド7とともに中空球状のツマミ5に設けた通孔5aから内部に挿入するとともに、該バンド7の先端部をツマミ5の前記通孔5aとは反対側に設けた通孔5bから引き出して、リング状の把手8に結び付けている。バンド7としては、電気工事等で用いられる電線拘束用のバンド(インシュロックとよばれる)を利用するのが便利である。

図示例のツマミ5はプラスチック製(例えば塩ビ製)の中空の玉体として形成されており、上述のとおり糸束4の基部がその中空部に挿入されているが、他の材質、例えば金属等のツマミでもよい。。
環状の糸束4の前記基部4aと対向する他方の端部4bには、当該端部4bを保持するための第2の糸束10が係合している。第2の糸束10は、前記糸束4と同様な糸束を折り返したもので、具体的には、前記糸束4を挟んで二重に折り返して端部同士を重ね合わせたものである。当該重ね合わされた端部はツマミ5の内部に挿入され、上記と同様にバンド7で結束されている。また、このバンド7の先端部は、上記と同様に、ツマミ5の反対側の通孔から引き出され、リング状の把手8に結び付けられている。すなわち、この図示例(図1、図2)の泡立て具1は、基部と反対側の端部を第2の糸束を用いて間接的にツマミ5に固定したものである。第1の環状体(糸束4による)が、第2の糸束10(二重に折り返した環状体)によって間接的に保持されているので、当該第2の環状体の変形の自由度が高く、泡立て操作が楽であるという利点がある。
糸束4の束ねられた多数の糸2の中間部(ツマミ5から延び出した部分)は、緩やかにカールさせられている。このカールは、髪の毛のカールに用いられるカーラー等を用いて、公知の熱処理等の方法で簡単に付けることができる。図示例では、第2の糸束10にはカールが施されていないが、この糸束10にもカールを施しておいてもよい。なお、両側のツマミ5,5の間隔の長さは、70〜100mmとするのが好ましく、80〜100mmとするのがより好ましい。この間隔が長すぎても短かすぎても取り扱いにくくなる。
糸の束の基部に取り付けられているツマミ5の形状は、図示例の玉体に限らず、筒体等適当な形状とすることができる。また、糸の基部2aを互いに固定する固定方法としては、熱溶着による方法や、接着剤による方法、細い糸で括り付ける方法等、適当な方法を採用することができる。
この泡立て具1の使用に際しては、その糸束(いわゆる毛の部分)を水かぬるま湯につけて濡らした状態で、図4に示すように掌に持ち、適量の洗顔剤を付けて、両手の中で揉んだり擦ったりする(図5、図6参照)。すると、糸束の中間部が自由に動き回るので、糸同士の間に入り込んでいる水と空気と洗顔剤とが効率よく混ざり合い、クリーム状のソフトな泡を極めて短時間で作ることができる。十分に泡立てたら、泡立て具1を一方の掌に載せた状態で、他方の手で引っ張って糸束をその繊維方向に沿ってしごくことにより、泡を掌上に移し替える。この場合、ネット筒のものと違って横糸がないので、泡が横糸に引っ掛かって残ることがなく、立てられた大量の泡を効率よく掌に移し取ることができるのである。
立てられた泡を十分に掌に移し取ったら、その泡で顔等を洗えばよい。この泡立て具1で立てられた泡はソフトなクリーム状であるから、このクリーム状のきめ細かな泡で洗顔すると、直接濃度の濃い洗剤が肌に付くことがなく、手で肌をこすっても泡がクッションとなって肌を守ることができる。なお、糸束の材質が合成樹脂のナイロンであるから、水切れが良く、衛生的でもある。さらに、洗顔が終わって、泡立て具1を洗う場合は、ネット筒のものと違って泡が少量しか残っていないので、簡単に洗い落とすことができる。
つぎに、図7は上記と異なる実施形態を表すもので、この実施形態における泡立て具1’は、上記第2の糸束10を備えず、糸束4の他方の端部4bがツマミ5に直接取り付けられている。この取り付け方法は、図3に示すものと同様である。なお、両方のツマミ5で固定された左右両端部の間の中間部には、上記と同様にカールが施されている。両側のツマミ5,5の間隔は上記のとおり80〜100mmとするのが好ましい。
この実施形態の泡立て具1’は、上記実施形態と同様の方法で使用することができる。きめ細やかな泡が迅速に形成されることも上記と同様である。この泡立て具1’は、第2の糸束がないので、その分だけ製造コストは低くなるが、糸束4の変形の自由度が少なくなるので、若干泡立て効率が低くなる傾向がある。
以上に説明した如く、本発明にかかる泡立て具1、1’は、ブラシ状の毛が自由に動き廻るので、空気と水と洗剤とがよく混ざり合いやすく、クリーム状のきめ細かい泡ができる。したがって、洗顔用の泡立て具として使用するに適したものである。また、泡の残りが少ないので、使用後の糸束の洗浄時に簡単に洗い落とすことができ、しかもナイロン糸等の合成樹脂糸を素材としているので乾燥しやすく衛生的である。なお、この泡立て具を洗顔以外の用途に使用することができることはいうまでもない。
泡立て具のカールを付ける前の状態における斜視図である。 泡立て具の完成品の斜視図である。 泡立て具のツマミの断面図である。 使用法の説明図である。 使用法の説明図である。 使用法の説明図である。 異なる実施形態を表す斜視図である。
符号の説明

1 泡立て具
2 糸
4 糸束
5 ツマミ
10 第2の糸束

Claims (3)

  1. 合成樹脂の糸を複数本束ねた糸束で環状体を形成し、その基部となる部分を指でつかむことのできる第1のツマミに固定するとともに、該基部と対向する部分に第2のツマミを直接または間接に取り付けることにより、前記糸束の環状体を両側のツマミで把持可能とし、さらに前記両側のツマミで挟まれた糸束部分の糸をカールさせたことを特徴とする泡立て具。
  2. 糸の直径が0.08〜0.3mmである請求項1に記載の泡立て具。
  3. 糸がナイロン糸である請求項1又は2に記載の泡立て具。
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