JP3771578B1 - 泡立て具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体石けんや固形石けんなど従来一般に使用されている洗顔料を用いる場合に、きめ細かく肌に好適な泡を前記洗顔料から大量に泡立たせることのできる泡立て具が望まれている。
【解決手段】 泡立て具1は、束ねたスプリットヤーン2をリング材3に通して折り返し部2Mで折り返し、折り返したスプリットヤーン2の外周を筒状ネット4で被い、スプリットヤーン2のリング材3近傍部分および筒状ネット4の端部4P,4Qを結束具5で一体に結束して成るものである。筒状ネット4は、折り返し部4Mで筒心方向(矢印C方向)に折り返されることにより筒径方向(矢印D方向)に2重になっており、リング材3の反対側は開口部6となっている。スプリットヤーン2の先端部分2P,2Qは開口部6近傍にある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液体石けんや固形石けんなどの洗顔料を使用して化粧落としや洗顔をする時に、石けんをきめ細かく泡立たせる泡立て具に関するものである。
一般に化粧落としや洗顔をする時には、液体石けんや固形石けんなどの洗顔料を手で泡立てて直接顔に塗り付け、顔を手でこすりながら汚れとなじませ、水で洗い流していた。このように濃度の濃い洗顔料を直接肌に塗り付けることは、肌にとって刺激が強すぎ却って肌荒れの原因になるおそれがある。また、かかる手による泡立ての場合は泡発生量が少なく、泡径が大きく破泡しやすい。
そこで、泡立ちを助ける器具として、図17に示す泡立て具51Aが、例えば下記の特許文献1に記載されている。泡立て具51Aは、直径が0.08〜0.3mm、長さが60〜120mmの合成樹脂モノフィラメント55,55,55,・・・を600〜1200本束ね、束ねた合成樹脂モノフィラメント55,55,55,・・・の基部とリング紐53とを、指でつかむことのできるツマミ56に取り付けたものである。
この泡立て具51Aは、掌Hに載せた合成樹脂モノフィラメント55,55,55,・・・に固形石けんを擦りつけて、合成樹脂モノフィラメント55,55,55,・・・間で起泡させるようになっている。生じた泡は、リング紐53を持って矢印Gのように引くことにより、掌H上に残されて洗顔に使用される。
ところが、文献1に開示の泡立て具51Aは、それぞれが独立した多数の合成樹脂モノフィラメント55,55,55,・・・の末端部を束ねたものであるから、モノフィラメント間が常に密着しているため、モノフィラメント間に空気を導入しにくい。また、経時使用により、モノフィラメント55,55,55,・・・の毛先が広がって、大粒の泡を生じるようになったり絡まりやすいという問題もあった。
一方で、泡立ちを助ける別の器具として、図18に示す泡立て具51Bが、例えば下記の特許文献2に記載されている。この泡立て具51Bでは、筒状ネット52の一端部がリング紐53とともに結束されて封止されており、他端部が開口部54となっている。筒状ネット52は開口部54の縁を成す折り返し部52Mで折り返されて2重になっており、開口部54が固形石けんの入る大きさに形成されているものも知られている。リング紐53は泡しぼり出し時に引っ張られたり保管時に掛けておくために使用される。
上記した泡立て具51Bは次のように使用される。まず、開口部54から筒状ネット52内に固形石けんを入れ、固形石けんを筒状ネット52にこすり付ける。固形石けんを筒状ネット52から取り出して筒状ネット52を両手で十分に揉むと、筒状ネット52から泡が生じる。そこで、図19に示すように、筒状ネット52の外周面を一方の手の人差指と親指で挟み込み、他方の手で筒状ネット52の根元やリング紐53を持って矢印Fのように引くと、一方の手の人差指と親指の間で筒状ネット52がしごかれる。筒状ネット52をしごき終えると、一方の手の上に泡Vl,V2が残る。これらの泡Vl,V2は掌に取られて洗顔に使用される。泡V1は筒状ネット52で生じて筒状ネット52の外周からしぼり出されたものである。泡V2は筒状ネット52内の大空間で生じて開口部54からしぼり出されたものである。
特開2002−219072号公報 特開2000−201743号公報
ところが、泡V2は筒状ネット52内の大空間で生じて開口部54からしぼり出されたものであるから、大粒に形成されて破泡しやすく、その上面が泡V1の上面よりも陥没した位置にあることから明らかなように泡発生量も少ない。そのため、もともと少ない泡V2が見る見るうちに減ってしまうという不具合があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、液体石けんや固形石けんなど従来一般に使用されている洗顔料を用いる場合に、きめ細かく肌に好適な泡を前記洗顔料から大量に泡立たせることのできる泡立て具の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項に係る泡立て具は、束ねたスプリットヤーンの外周または束ねたトリコット編布の外周を筒状ネットで被い、前記スプリットヤーンの一端部または前記トリコット編布の一端部、および前記筒状ネットの一端部を一体に結束して成るものである。
また、本発明の請求項に係る泡立て具は、前記請求項の構成において、前記スプリットヤーンの他端部またはトリコット編布の他端部、および筒状ネットの他端部を一体に結束して成るものである。
また、本発明の請求項に係る泡立て具は、前記請求項の構成において、前記筒状ネットの他端部には、その他端部近傍のネット部分どうしを溶着してなる1又は2以上の溶着部が部分的に形成されているものである。
また、本発明の請求項に係る泡立て具は、前記請求項乃至のいずれかの構成において、前記束ねたスプリットヤーンまたは束ねたトリコット編布が、リング材に通して折り返されたものである。
また、本発明の請求項に係る泡立て具は、前記請求項乃至のいずれかの構成において、前記筒状ネットは、その筒心方向に少なくとも2回折り返されることにより筒径方向に少なくとも3重に形成されているものである。
また、本発明の請求項に係る泡立て具は、前記請求項1乃至のいずれかの構成において、前記スプリットヤーンは、その引掻き方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられる。
また、本発明の請求項7に係る泡立て具は、前記請求項1乃至5のいずれかの構成において、前記トリコット編布は、編地ウェール方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられる。
また、本発明の請求項8に係る泡立て具は、前記請求項1乃至7のいずれかの構成において、前記筒状ネットは、その菱形をなすネット開目の長径方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられる。
本発明の請求項1に係る泡立て具による場合には、結束具で結束されたスプリットヤーンまたはトリコット編布から構成されているので、スプリットヤーンでは個々の開繊フィラメントが隣の開繊フィラメントと所々でつながっていてフィラメント間に空気が入る微小な隙間を生じること、あるいはトリコット編布では編目間に空気が入る微小な隙間を生じることと、加えて、スプリットヤーンのつながったフィラメント同士、またはトリコット編布の編成された編糸同士が擦れることから、微細で破泡しにくい泡、いわゆる泡全体としての弾力性が高く泡持ちのよい泡を大量につくることができる。そして、スプリットヤーンの開繊フィラメントまたはトリコット編布の編糸が、前述したような筒状ネットのネット線条よりも微小径で、且つ、柔らかいことも良質な泡の発生に寄与している。また、スプリットヤーンでは個々の開繊フィラメントが隣の開繊フィラメントと途中でつながっており、トリコット編布では編糸が編成されていることから、絡んだりもつれたりしにくく糸まりにならないため、長期間の使用によっても器具全体形状が崩れにくく泡の発生量も低下しない。更に、束ねたスプリットヤーンの外周または束ねたトリコット編布の外周が筒状ネットで被われているので、スプリットヤーンまたはトリコット編布の自由端側が拡がらず、開繊フィラメント間の隙間あるいは編糸間の隙間も狭く保たれるため、大粒の泡の発生を抑制して微小な泡の発生に寄与する。
更に、本発明の請求項に係る泡立て具による場合には、スプリットヤーンの両端またはトリコット編布の両端が固定されているためにいずれも自由端がないことと、スプリットヤーンの周りまたはトリコット編布の周りが全て筒状ネットで囲まれて外部に露出していないことから、スプリットヤーンまたはトリコット編布が絡んだりもつれたりすることを防止でき、長い耐用期間の使用が可能となる。
更に、本発明の請求項に係る泡立て具による場合には、筒状ネットの一端部が結束により閉じられ、かつ筒状ネットの他端部が部分的に溶着されているため、スプリットヤーンの周りまたはトリコット編布の周りが全て筒状ネットで囲まれて外部に露出していないことから、スプリットヤーンまたはトリコット編布が絡んだりもつれたりすることを防止でき、長い耐用期間の使用が可能となる。加えて、筒状ネットの他端部側の開口部が、溶着部の形成で、より小さな複数の開口部とされることで、そのより小さな開口部から固形石けんが入るのを防止でき、筒状ネット内に固形石けんを入れて固形石けんの擦り付け動作によって起こる、スプリットヤーンまたはトリコット編布のほつれを抑制することができる。更には、石けんから生じた泡をより小さな開口部から容易にしぼり出すことができる。
また、本発明の請求項に係る泡立て具による場合には、スプリットヤーンの折り返し部またはトリコット編布の折り返し部を保持するためのリング材を備えているので、リング材が従来技術におけるリング紐の機能も併有するため、リング紐を別途必要としない。そのため、部品点数が少なくて済み、低コストで製造することができる。
また、本発明の請求項に係る泡立て具による場合には、3重以上に形成された筒状ネットを用いていて筒壁が厚いことから、筒状ネットからの泡の発生量が増える、すなわち器具全体の泡発生量を増加させることができる。
また、本発明の請求項6、7に係る泡立て具による場合には、前記スプリットヤーンまたはトリコット編布のほとんど伸びない方向が、筒状ネットの結束された一端側から他端側へ向かう方向、つまり石けんから生じた泡をしぼり出すためのしごきの方向と一致しているので、しっかりとしごくことができ、大量の泡を確実に噴き出させることができる。
また、本発明の請求項8に係る泡立て具による場合には、前記筒状ネットの菱形をなすネット開目の長径方向が、石けんから生じた泡をしぼり出すためのしごきの方向と一致しているので、しっかりとしごくことができ、大量の泡を確実に噴き出させることができる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る泡立て具の外観図、図2は前記泡立て具の側断面図、図3は前記泡立て具の製作途中の状態を示す説明図である。
各図において、この実施形態に係る泡立て具1は、合成樹脂などから成るリング材3と、リング材3に通して折り返されたスプリットヤーン2と、スプリットヤーン2の外周を被う筒状ネット4と、スプリットヤーン2のリング材3近傍部分および筒状ネット4の上部を一体に結束する結束具5とから構成されている。前記の結束具5は、ラック歯付きのバンド部と、バンド部の末端に設けられた突起付きの角穴とを有して成る汎用の結束バンドであり、角穴に通されたバンド部のラック歯に突起が係合して戻り止めされるようになっている。
この泡立て具1は以下のように製作される。まず、束ねたスプリットヤーン2を一端部2P側からリング材3内に通して、一端部2Pと他端部2Qを揃える。すると、スプリットヤーン2の長方向ほぼ中央部分がリング材3の位置で折り返し部2Mとして折り返される。一方、一重の筒状ネット4の途中部分を折り返し部4Mとして折り返すと、折り返し部4Mの部分に開口部6Aが形成される。このように、筒状ネット4は筒心方向(矢印C方向)に折り返されることにより筒径方向(矢印D方向)に2重に形成されている。
次に、リング材3およびスプリットヤーン2の折り返し部2Mに、筒状ネット4の一端部4P、更には他端部4Qを被せる。続いて、リング材3に通したスプリットヤーン2の根元位置で筒状ネット4の外周から全周にわたり結束具5で締め付けて、スプリットヤーン2および筒状ネット4を緊締する。すると、図3に示した状態となり、スプリットヤーン2全体のリング材3の近傍部分(折り返し部2M近傍部分であり、請求項の発明におけるスプリットヤーンの一端部に相当する)と、筒状ネット4の途中部分および他端部4Q(請求項の発明における筒状ネットの一端部に相当する)が結束具5で一体に結束される。そして、図3の状態から、筒状ネット4を矢印Eの方向に裏返してスプリットヤーン2の外周に被せると、図1および図2に示した泡立て具1が得られる。筒状ネット4の開口部6Aは裏返って開口部6となる。この泡立て具1は総重量が10gと非常に軽量で使いやすく使用後の乾燥も早い。
尚、上記のスプリットヤーン2は、例えば厚さ0.022mmで幅9mmのポリプロピレンフィルムを引掻き刃付きロールで引掻いて得られたものであり、図4に示すように、無数の開繊フィラメント7,7,7,・・・が隣の開繊フィラメント7,7,7,・・・と引掻き方向(矢印S方向)複数箇所の連結位置8,8,8,・・・でつながっている。図4は、スプリットヤーン2を左右方向(矢印L,R方向)に外部から力をかけて開繊フィラメント7,7,7,・・・を亀甲ネット状に広げた状態を示している。但し、スプリットヤーン2が外部から左右方向に広げられる力がかけられていない通常状態において、開繊フィラメント7,7,7,・・・はほぼ直線状になっており、つながった隣の開繊フィラメント7,7,7,・・・と密接している。また、結束具5で結束された状態において、開繊フィラメント7,7,7,・・・は束状となり、筒状ネット4の筒径方向でも隣のものと密接し、かつ隣のものとの間で空気が入る微小な隙間を生じさせる。上記スプリットヤーン2はその引掻き方向(矢印S方向)がほぼ筒状ネット4の筒心方向(矢印C方向)を指向するように配置されている。これにより、スプリットヤーン2は既述した通常状態から筒状ネット4の筒径方向(矢印D方向)に伸びるが、筒心方向(矢印Cと矢印Fの方向)にはほとんど伸びないようになっている。
そして、開繊フィラメント7,7,7,・・・のトータルデニールは例えば1500デニール(1650デシテックス)であり、1枚のポリプロピレンフィルムから160本程度の開繊フィラメント7,7,7,・・・が創出される。この例で用いたスプリットヤーン2は微細繊維を束ねたように柔らかい柔軟タイプの汎用品であり、JIS−L−1013試験によれば、引掻き方向(矢印S方向)に関して、引張破断強度が1.82cN/dt、引張破断伸度が11.2%であった。スプリットヤーン2の長さは13〜18cm程度(折り返し使用の場合は、全長で28〜36cm程度)にすると使いやすい。折り返して13〜18cmにしたスプリットヤーン2の重量は5gと軽量である。
また、筒状ネット4は成型により製造したポリエチレン製で、厚さが0.35mm、ネット開目形状は長径(矢印C方向)が3mmで短径(矢印D方向)が1.5mmの菱形を成している。すなわち、この筒状ネット4は、多数の平行なネット線条と、前記のネット線条に対し斜めに交差する多数の平行なネット線条とがそれぞれの交差位置で成型時の熱溶着でつながっているものである。外部から左右方向に広げられる力が加えられていない通常状態の筒状ネット4は筒径方向(矢印D方向)へは伸びるが、筒心方向(矢印C方向)へはほとんど伸びないように形成されている。また、筒状ネット4は束ねたスプリットヤーン2の外周に密接するような筒内径に形成されたことにより、スプリットヤーン2の開繊フィラメント7,7間や、スプリットヤーン2と筒状ネット4との間に固形石けんT(後述する)が開口部6から入らないようになっている。因みに、開口部6から固形石けんTが入るように大きく形成した場合は、筒状ネット4内に入れた固形石けんTの擦り付け動作によってスプリットヤーン2がほつれることがあり好ましくない。
上記のように構成された泡立て具1は以下のように使用される。まず、図5に示すように、一方の掌で固形石けんTを持ち、他方の手で持った泡立て具1の筒状ネット4の外面を固形石けんTに擦り付ける。次に、石けんの付いた筒状ネット4を両手で揉むと、筒状ネット4内はもとより、特にスプリットヤーン2内で細かな泡U1が生じる。そこで、図6に示すように、筒状ネット4を一方の手の人差指と親指の間に入れ、他方の手で筒状ネット4の根元やリング材3を持って矢印Fのように引くと、一方の手の人差指と親指の間で筒状ネット4およびスプリットヤーン2がしごかれて、泡U1が筒状ネット4の外周面から噴き出し、筒状ネット4の先端に向かって移動する。このとき、スプリットヤーン2および筒状ネット4はしごき方向(矢印F方向)にほとんど伸びないので、しっかりとしごくことができ、大量の泡を確実に噴き出させることができる。
筒状ネット4およびスプリットヤーン2をしごき終えると、図7に示すように、一方の手の人差指と親指の上に極めて微小な泡Ul,U2が残る。これらの泡Ul,U2は掌に取られて洗顔に使用される。その際、泡Ul,U2が緩衝材となって掌や指の腹が直に肌に触れることがないので、肌にとって大変好ましい。前記の泡U1はスプリットヤーン2および筒状ネット4で生じて筒状ネット4の外周からしぼり出されたものである。泡U2は主にスプリットヤーン2で生じて開口部6からしぼり出されたものであり、泡U1の上面よりも更に上方に盛り上がるほど多量に生じていた。泡U1と泡U2の粒の細かさはほとんど変わらないが、泡U1は従来の泡立て具51Bでつくった泡Vl(図19参照)よりもきめ細かかった。
以上述べたように、本実施形態の泡立て具1によれば、スプリットヤーン2を構成する個々の開繊フィラメント7が隣の開繊フィラメント7と所々でつながっているためにフィラメント間に空気が入る微小な隙間を生じ、且つ、フィラメント同士がつながった状態で擦れることにより、微細で破泡しにくい泡、いわゆる泡全体としての弾力性が高く泡持ちのよい泡U1,U2を大量につくることができる。加えて、個々の開繊フィラメント7が筒状ネット4を構成するネット線条よりも微小径で且つ柔らかいことも、良質な泡Ul,U2の生成に寄与している。また、個々の開繊フィラメント7が隣の開繊フィラメント7と途中でつながっていることは、絡んだりもつれたりしにくく糸まりにならないため、長期間の使用によっても、器具全体形状が崩れにくく泡Ul,U2の発生量を低下させない。そして、スプリットヤーン2の外周が筒状ネット4で被われているので、スプリットヤーン2の自由端が開かず開繊フィラメント7,7間の隙間が小さいままに保持されるため、大粒の泡の発生を抑制し微細な泡の発生を助ける。尚、筒状ネット4自体からも相当量の泡を生じることは言うまでもない。そして、スプリットヤーン2を通すために使用するリング材3は、泡しぼり出し時に引っ張るためや後片付けの際に掛けておくために使用されるリング紐の役目も果たすので、従来技術のようなリング紐を別途必要としない。
尚、上記の実施形態では、筒心方向(矢印C方向)に折り返されることにより筒径方向(矢印D方向)に2重に形成された筒状ネット4を例示したが、本発明はそれに限定されるものでない。2重の筒状ネット4に代えて、例えば図8に示すように、折り返し部4M1と折り返し部4M2で合計2回筒心方向(矢印C方向)に折り返されたることにより筒径方向(矢印D方向)に関して3重に形成された筒状ネット4Aを用いることも可能である。この場合、折り返し部4M2で折り返した他端部4Q側のネット部分は、最内層のネット部分と一端部4P側のネット部分の間に巻き込まれている。
かかる3重の筒状ネット4Aを用いた泡立て具によれば、2重の場合と比べて筒壁が厚くなることから、筒状ネット4Aから生じる泡の発生量を増やすことができる。尚、折重数を多くするほど泡発生量を増加させることができる。かかる折重数の増加は比較的安価に実現でき、折重数は5重くらいまでであれば大幅なコスト増につながらない。
一方で、図9に示すように、他端部4Q側のネット部分が折り返し部4M3で筒径方向内向きに折り返されて最内層に配置された3重の筒状ネット4Bを用いることも可能である。
かかる筒状ネット4Bを用いた泡立て具の場合も、筒状ネット4Aを用いた場合と同様に、筒状ネット4Bから生じる泡の発生量を増やすことができる。
そして、図10に示した泡立て具1Aのように、既述した泡立て具1のスプリットヤーン2の一端部2Pと他端部2Qの双方(請求項の発明におけるスプリットヤーンの他端部に相当する)および筒状ネット4の折り返し部4M(請求項の発明における筒状ネットの他端部に相当する)を結束具5で一体に結束したものも本発明に含まれる。
このように構成すると、スプリットヤーン2の両端が結束具5,5で固定されることと、スプリットヤーン2の全体が筒状ネット4で囲まれて外部に露出しないことから、スプリットヤーン2が絡んだりもつれることを防止でき、耐用期間の長い泡立て具1Aが提供される。
更に、図11に示した泡立て具1Fのように、既述した泡立て具1の筒状ネット4の折り返し部4M(請求項の発明における筒状ネットの他端部に相当する)の近傍に熱溶着部13を形成し、この熱溶着部13で折り返し部4M近傍のネット4どうしを連結(溶着)させたものも本発明に含まれる。なお、図11(a)は泡立て具1Fの側断面図、図11(b)は泡立て具1Fにおけるネット4の底面を示す図である。
このように構成すると、筒状ネット4の途中部分および他端部4Q(請求項の発明における筒状ネットの一端部に相当する)側が結束具5により閉じられ、筒状ネット4の折り返し部4M側が熱溶着部13により部分的に連結されるので、スプリットヤーン2の全体が筒状ネット4で囲まれて外部に露出しないことから、スプリットヤーン2が絡んだりもつれることを防止でき、耐用期間の長い泡立て具1Fが提供される。また、折り返し部4Mの開口部6が、熱溶着部13の形成で、より小さな2つの開口部6Bとされることで、開口部6Bから固形石けんTが入るのを防止してスプリットヤーン2がほつれることを抑制することができる。更には、固形石けんTから生じた泡をより小さな開口部6Bから容易にしぼり出すこともできる。なお、前述した図10に示した泡立て具1Aでは固形石けんTの挿入は起こり得ない。
また、このような小さな開口部6Bの形態としては、図11に示す形態に限らない。例えば、図12(a)に示すように折り返し部4Mの近傍の2箇所(3箇所以上でもよい)に形成した熱溶着部13でより小さな開口部6Bを3つ(4つ以上でもよい)にした形態、或いは図12(b)に示すように、折り返し部4Mの近傍に形成した熱溶着部13で四つ葉のクローバ状(或いは三つ葉又は五以上の葉でもよい)をしたより小さな開口部6Bにした形態などでもよい。なお、熱溶着部13の形態としては、より小さな開口部6Bの形成形状に応じて適当な大きさ、形状のものが適宜用いられ、例えば図11に示したような直線状のもの、或いは図示を省略するが丸状のものなどでもよい。
更にまた、図13に示すように既述した泡立て具1から筒状ネット4を省略した構成の泡立て具1Bや、図14に示すように折り返しなしで直線状のスプリットヤーン2Aの上端部近傍を結束具5で結束して成る泡立て具1Cも、本発明に含まれる。スプリットヤーン2Aの結束位置は前記したような上端部近傍、あるいは下端部近傍に限らず、例えばスプリットヤーン2Aの上下中央部分でも構わない。
これらの泡立て具1B,1Cに関しては筒状ネットを使用していないが、スプリットヤーン2が、いくつかの連結点8,8,8,・・・でつながった微細な開繊フィラメント7,7,7,・・・による編目構造であるために、従来技術と比べて細かい泡を大量に得ることができる。
そして、以上では、スプリットヤーン2,2Aを用いた例を示してきたが、スプリットヤーン2,2Aの代わりに、トリコット編布を用いることも可能である。図15(a),(b)にトリコット編布10,10Aを用いた泡立て具1D,1Eを示す。これらの泡立て具1D,1Eはスプリットヤーン2Aを用いた泡立て具1C(図14)に対応する構成である。同図(a)の泡立て具1Dは大判1枚のトリコット編布10が使用され、同図(b)の泡立て具1Eは短冊状のトリコット編布10A,10A,10A,・・・が多数使用されている。泡立て具1Dのトリコット編布10と、泡立て具1Eのトリコット編布10A,10A,10A,・・・は、それぞれの上端部近傍(矢印C方向上部)が矢印D方向に束ねられ結束具5で結束されている。これらのトリコット編布10,10Aは、1点鎖線の円Y内に編組織の一例を拡大して示すように、編糸11を例えばシングルトリコット編みで編成したものである。編糸11はポリアミド(ナイロン)製のモノフィラメント(17デシテックス)を使用してある。尚、ポリアミド製の編糸の場合、13〜20デシテックスの編糸を用いることが所要の引張り強度および微細泡発生が得られる観点から好ましい。前記のトリコット編布10,10Aは、それぞれの編地ウェール方向(矢印W方向)が泡立て具1D,1Eのしごき時の引張り方向(矢印F方向であり矢印C方向と平行する)を向くように配置されている。これにより、トリコット編布10,10Aは外部から力がかけられていない通常状態から編地コース方向(矢印Xおよび矢印Dの方向)に伸びるが、前記の引張り方向(矢印Cおよび矢印Fの方向)にはあまり伸びないようになっている。
これらの泡立て具1D,1Eによれば、しごき時の引張り方向であるウェール方向には伸びずコース方向に伸びるトリコット編布を使用しているために、石けんの泡立て時には編目間に空気が入る微小な隙間を生じ、且つ、編糸同士が擦れることにより、スプリットヤーンを用いた場合と同様に優れた質の泡を大量につくることができ、この大量の泡を確実にしごき出すことができる。因みに、短冊状のトリコット編布10A,10A,10A,・・・を多数結束した泡立て具1Eのほうが、大判1枚のトリコット編布10を結束した泡立て具1Dよりも泡が微細で泡発生量も多かった。
尚、トリコット編布は上記のようなシングルトリコット編みで編成したものに限らず、ダブルトリコット編みで編成したものでも構わない。また、ポリアミド製のトリコット編布に代えて、ポリエステル糸、あるいはポリエステルと他種繊維の混紡糸で編成したトリコット編布を使用しても構わない。
また、泡立て具1Cに対応する泡立て具1D,1Eのみならず、泡立て具1(図1他)、泡立て具1A(図10)、泡立て具1B(図13)のスプリットヤーン2に代えてトリコット編布を用い、このトリコット編布をリング材で折り返して製作した泡立て具も本発明に含まれることは言うまでもない。
更に、泡立て具として、泡立て具1C、1D,1Eの外周を筒状ネットで覆った構成としたものも本発明に含まれる。この場合の筒状ネットとしては、図1、図10、図11又は図12に示す構成のものなどが含まれる。更にまた、上述した全ての泡立て具における結束具で結束された端部を、例えば樹脂製のカバーで覆うようにしたものも本発明に含まれる。図16に、その一例を示す。この図示例は、図1に示した泡立て具1の結束具5で結束された端部を樹脂製のカバー12で覆っている。なお、カバー12は半割状のものを接着等にて一体化されている。
本発明の一実施形態に係る泡立て具の外観図である。 前記泡立て具の側断面図である。 前記泡立て具の製作途中の状態を示す説明図である。 スプリットヤーンのフィラメント間を広げた状態で示す説明図である。 前記泡立て具と固形石けんを擦り合わせる態様を示す使用態様図である。 石けんを付けた泡立て具をしごき始めた状態を示す使用態様図である。 泡立て具をしごき終えた状態を示す使用態様図である。 筒状ネットの別例を示す側断面図である。 筒状ネットの更に別の例を示す側断面図である。 本発明の別の実施形態に係る泡立て具の正面図である。 (a)は本発明の更に別の実施形態に係る泡立て具の側断面図、(b)はネットの底面を示す図である。 (a)及び(b)のそれぞれは本発明の更に別の実施形態に係る泡立て具のネットの底面を示す図である。 本発明の更に別の実施形態に係る泡立て具の正面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る泡立て具の正面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る泡立て具の製作状態を示す図であり、(a)は一枚のトリコット編布から製作する態様図、(b)は短冊状に分割したトリコット編布から製作する態様図である。 本発明の更に他の実施形態に係る泡立て具の外観図である。 一従来例に係る泡立て具の使用態様図である。 別従来例に係る泡立て具の外観図である。 前記別従来例に係る泡立て具の使用態様図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 泡立て具
2,2A スプリットヤーン
2M 折り返し部
2P 一端部
2Q 他端部
3 リング材
4,4A,4B 筒状ネット
4M 折り返し部
4M1,4M2,4M3 折り返し部
4P 一端部
4Q 他端部
5 結束具
6B 開口部
7 開繊フィラメント
10,10A トリコット編布
13 熱溶着部
C 矢印
D 矢印

Claims (8)

  1. 束ねたスプリットヤーンの外周または束ねたトリコット編布の外周を筒状ネットで被い、前記スプリットヤーンの一端部または前記トリコット編布の一端部、および前記筒状ネットの一端部を一体に結束して成る泡立て具。
  2. 前記スプリットヤーンの他端部またはトリコット編布の他端部、および筒状ネットの他端部を一体に結束して成る請求項1に記載の泡立て具。
  3. 前記筒状ネットの他端部には、その他端部近傍のネット部分どうしを溶着してなる1又は2以上の溶着部が部分的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の泡立て具。
  4. 前記束ねたスプリットヤーンまたは束ねたトリコット編布が、リング材に通して折り返されたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の泡立て具。
  5. 前記筒状ネットは、その筒心方向に少なくとも2回折り返されることにより筒径方向に少なくとも3重に形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の泡立て具。
  6. 前記スプリットヤーンは、その引掻き方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の泡立て具。
  7. 前記トリコット編布は、編地ウェール方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の泡立て具。
  8. 前記筒状ネットは、その菱形をなすネット開目の長径方向を、前記筒状ネットの結束された一端部側から他端部側へ向かう方向と一致するように設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の泡立て具。
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