JP5311735B2 - 携帯端末システム - Google Patents

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この発明は、IDユニット、携帯端末システムに関する。
携帯端末(携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)またはPDA(Personal Digital Assistants)など)がユーザに通信サービスを提供するには、電話番号や契約情報といった加入者識別情報が必要である。従来、携帯端末本体に加入者識別情報を記憶させるのではなく、携帯端末本体とは別のIC(Integrated Circuit)カードに加入者識別情報を記憶させる手法があった。
その手法では、ICカードが装着された携帯端末は、ICカードが記憶する加入者識別情報を読み込み、通信サービスをユーザに提供する。また、ユーザがICカードを別の携帯端末に装着すれば、ICカードが装着された携帯端末は、同様にICカードが記憶する加入者識別情報を読み込み、ユーザ本人の携帯端末として通信サービスを提供する。特許文献1では、こうしたICカードのひとつであるSIM(Subscriber Identity Module)カードに関する技術が開示されている。
特開2000−184462号公報
ところで、上記した従来の技術では、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことができないという問題点があった。つまり、上記した従来の技術では、ユーザがICカードを携帯端末に装着することで、携帯端末間で加入者識別情報を引き継ぎ、ユーザ本人の携帯端末として通信できるようにはなるが、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぎ、自分用にカスタマイズされた携帯端末として使用することができないという問題点があった。具体的に例を挙げれば、ユーザが現に使用している携帯端末Aが、着信時において内蔵するバイブレータを振動させていた場合には、ユーザが携帯端末Aから別の携帯端末BにICカードを差し換えたとしても、「バイブレータの振動で着信を知らせる」という携帯端末Aの設定に係る情報を携帯端末Bに引き継ぐことができなかった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となるIDユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、携帯端末の記憶領域として機能し、前記記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にするIDユニットであって、前記携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記携帯端末との間で通信し、前記携帯端末において更新された前記設定情報を受信して前記記憶手段に上書きし、更新された前記設定情報を他の携帯端末に送信する通信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、過去に前記携帯端末から発信された電話番号および過去に前記携帯端末で着信した電話番号を含んだ発着信履歴情報をさらに記憶し、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記発着信履歴情報を前記携帯端末との間で通信することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、前記携帯端末がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報をさらに記憶し、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記加入者識別情報を前記携帯端末との間で通信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記通信手段は、前記携帯端末との間の通信を非接触で行うことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段が記憶する情報を外部の情報処理装置との間で通信する外部通信手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記携帯端末を操作しようとする者の正当性を認証する認証手段をさらに備え、前記通信手段は、前記認証手段によって正当性が認められた場合にのみ通信を許可することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データを扱うアプリケーションソフトをさらに記憶し、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記アプリケーションを前記携帯端末との間で通信することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、所定のアプリケーションソフトで扱われる文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データのコンテンツをさらに記憶し、前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツを前記携帯端末との間で通信することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、携帯端末と、前記携帯端末の記憶領域として機能し、前記記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にするIDユニットとからなる携帯端末システムであって、前記IDユニットは、前記携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記携帯端末との間で通信し、前記携帯端末において更新された前記設定情報を受信して前記記憶手段に上書きし、更新された前記設定情報を他の携帯端末に送信する対携帯端末通信手段と、を備え、前記携帯端末は、前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記IDユニットとの間で通信する対IDユニット通信手段と、前記対IDユニット通信手段を介して受け取った前記設定情報に応じて動作するように制御する動作制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、前記対IDユニット通信手段の通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、前記動作制御手段が予め設定された初期の設定情報に応じて動作するように制御する動作管理手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1または9の発明によれば、携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶し、設定情報を携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。つまり、設定情報を携帯端末本体ではなく、外部のIDユニットに記憶させ、設定情報について変更するたびに携帯端末とIDユニットとの間で設定情報の書き換えに係る通信が行われる結果、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、過去に携帯端末から発信された電話番号および過去に携帯端末で着信した電話番号を含んだ発着信履歴情報をさらに記憶し、発着信履歴情報を携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継いだ上で、電話番号を含んだ発着信履歴情報も携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、携帯端末がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報をさらに記憶し、加入者識別情報を携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継いだ上で、携帯端末がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報も携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、携帯端末との間の通信を非接触で行うので、簡易に携帯端末間で種々の情報を引き継ぐことが可能となる。また、接触型のICカードと比較して、規格による大きさの制限がないので、簡易にメモリを拡張することが可能となる。
また、請求項5の発明によれば、記憶手段が記憶する情報を外部の情報処理装置との間で通信するので、記憶手段が記憶する情報を外部の情報処理装置によって書き換えることが可能となる。
また、請求項6の発明によれば、携帯端末を操作しようとする者の正当性を認証し、正当性が認められた場合にのみ通信を許可するので、IDユニットの記憶する情報を不当な使用者によって取得されることを防止することが可能となる。
また、請求項7の発明によれば、文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データを扱うアプリケーションソフトをさらに記憶し、アプリケーションソフトを携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継いだ上で、アプリケーションも携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、請求項8の発明によれば、所定のアプリケーションソフトで扱われる文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データのコンテンツをさらに記憶し、コンテンツを前記携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継いだ上で、コンテンツも携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、請求項10の発明によれば、携帯端末は、IDユニットとの通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、予め設定された初期の設定情報に応じて動作するので、IDユニットの記憶する設定情報が携帯端末に残ることを防止することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るIDユニットおよび携帯端末システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1に係る携帯端末システムの概要および特徴、携帯端末システムにおけるIDユニットおよび携帯端末の構成および処理の流れ、実施例1の効果を順に説明する。次に、実施例1に係る携帯端末システムを引き続き運用した上での実施例2に係るIDユニットの概要および特徴、実施例2に係るIDユニットの構成および処理の流れ、実施例2の効果を説明する。次に、実施例1に係る携帯端末システムを引き続き運用した上での実施例3に係るIDユニットの概要および特徴、実施例3に係るIDユニットの構成および処理の流れ、実施例3の効果を説明する。次に、実施例4に係る携帯端末システムの概要および特徴、携帯端末システムにおける携帯端末の構成および処理の流れ、実施例4の効果を順に説明する。次に、実施例1に係る携帯端末システムを引き続き運用した上での実施例5に係るIDユニットの構成、実施例5の効果を説明し、最後に他の実施例を実施例6として説明する。
[実施例1に係る携帯端末システムの概要および特徴]
まず、図1を用いて、実施例1に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、携帯端末システムは、携帯端末10と、携帯端末10の記憶領域として機能し、記憶領域に保持された情報を携帯端末10を含めた携帯端末間(携帯端末10a〜携帯端末10d)において交換可能にするIDユニット60とからなるシステムであり、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことを可能としている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、IDユニット60は、携帯端末10の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する。具体的には、IDユニット60は、携帯端末の着信時の動作(例えば、着信時にはバイブレータを振動するなど)や携帯端末の待機中の動作(例えば、ディスプレイに待ち受け画面を表示するなど)などに係る設定情報を記憶する(図1の(1)参照)。
そして、IDユニット60は、記憶している設定情報を携帯端末10との間で通信する。具体的には、IDユニット60は、短距離無線や静電誘導などによって携帯端末10との通信回路が確立されると、携帯端末10の記憶領域として機能するとともに、着信時の動作や待機中の動作などに係る設定情報を携帯端末10に送信する(図1の(2)参照)。
一方、携帯端末10は、設定情報をIDユニット60との間で通信する。具体的には、携帯端末10は、短距離無線や静電誘導などによってIDユニット60との通信回路が確立されると、IDユニット60を記憶領域として機能させるとともに、着信時の動作や待機中の動作などに係る設定情報をIDユニット60から受信して自身の記憶部に格納する(図1の(3)参照)。
そして、携帯端末10は、IDユニット60から受け取った設定情報に応じて動作するように自身を制御する。具体的には、携帯端末10は、着信があった場合には、着信時の動作に係る設定情報に応じてバイブレータを振動させるなどの動作をするように自身を制御する(図1の(4)参照)。
ここで、IDユニット60は、図1に示した携帯端末10a〜携帯端末10dの間においても、同様に記憶領域として機能し、設定情報を交換可能にし(図1の(5)参照)、携帯端末10a〜携帯端末10dは、その設定情報に応じて動作するように自身を制御する。つまり、このような携帯端末システムによれば、ユーザが今まで使用していた携帯端末10とは別に、携帯端末10aを新たに購入した場合においても、携帯端末10aは、IDユニット60によって携帯端末10の設定情報を引き継ぎ、その設定情報に応じて携帯端末10と同様に動作するように自身を制御する(ユーザは、携帯端末10を使用していたときと同じ設定で携帯端末10aを扱うことができる)。
したがって、この携帯端末システムによれば、上記した主たる特徴のとおり、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。なお、図1では、この携帯端末システム上に登場する携帯端末の個数が5つとなっているが、個数についてはこの限りではなく、2つ以上であればいくつでもよい。
[実施例1に係るIDユニットの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した携帯端末システムにおけるIDユニット60の構成を説明する。図2は、IDユニット60の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、IDユニット60は、設定情報記憶部70と、通信部80とを備える。なお、設定情報記憶部70は、特許請求の範囲に記載の「記憶手段」に対応し、通信部80は、同じく「通信手段」に対応する。
設定情報記憶部70は、携帯端末10の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する。具体的には、設定情報記憶部70は、後述する携帯端末10の通話処理部51、メール処理部52およびWeb(World Wide Web)処理部53が、携帯端末10に通話機能、メール機能、Webブラウザ機能を実装させた際に選択の余地が生じる各種動作内容と、当該動作内容を実行するか否かを示す選択状況とを対応付けて記憶する。
例えば、設定情報記憶部70は、図3に示すように、通話処理部51が携帯端末10に通話機能を実装させた際には着信時の動作として「バイブレータ振動」や「非通知着信拒否」などの動作内容を実行するという設定情報を記憶する。
通信部80は、設定情報記憶部70に記憶された設定情報を携帯端末10との間で通信する。具体的には、通信部80は、後述する携帯端末10の通信部30が常時周囲に発信する電波、あるいは、発生させる磁界に応答し、携帯端末10との通信回路を確立すると、設定情報を携帯端末10に送信する。また、通信部80は、携帯端末10において設定情報が更新されるたびに、携帯端末10の通信部30が送信する「更新された設定情報」を受信し、設定情報記憶部70に上書きして格納する。
[実施例1に係る携帯端末の構成]
次に、図4を用いて、図1に示した携帯端末システムにおける携帯端末10の構成を説明する。図4は、携帯端末10の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、携帯端末10は、アンテナ20aと、ディスプレイ20bと、スピーカ20cと、受話スピーカ20dと、マイクロフォン20eと、バイブレータ20fと、タイマ20gと、LED(Light Emitting Diode)20hと、操作ボタン20iと、電源20jと、通信部30と、記憶部40と、制御部50とを備える。なお、通信部30は、特許請求の範囲に記載の「対IDユニット通信手段」に対応する。
アンテナ20aは、電波を送信する、あるいは、受信する。ディスプレイ20bは、各処理部による処理の実行結果を表示する。スピーカ20cは、電気信号を物理的な振動に変換して着信音などを発し、受話スピーカ20dは、同様に通話相手の音声を発する。マイクロフォン20eは、音声による物理的な振動を電気信号に変換する。バイブレータ20fは、重心のかたよった重りを同軸上で回転させることで振動を作る。タイマ20gは、所定の基準で時間の流れを作り、所定の信号を受け取ると、その時間の流れの中で信号を受け取った一点の時刻情報を生成する。LED20hは、電流によって光を発する。操作ボタン20iは、ユーザに押下されることで所定の電気信号を作る。電源20jは、携帯端末10に電力を供給する。
通信部30は、IDユニット60の設定情報記憶部70に記憶された設定情報をIDユニット60との間で通信する。具体的には、通信部30は、IDユニット60の通信部80に応答させるために、常時周囲に電波を発信する、あるいは、磁界を発生させるなどして待機し、通信部80による応答があった場合には、IDユニット60との通信回路を確立し、設定情報記憶部70に記憶された設定情報をIDユニット60の通信部80から受信して後述する記憶部40の設定情報記憶部41に格納する。また、通信部30は、設定情報記憶部41に格納された設定情報が更新されると、設定情報記憶部41からその設定情報を読み込んでIDユニット60の通信部80に送信する。
記憶部40は、後述する制御部50による各種処理に必要なデータやプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、通信部30から出力された設定情報を記憶する設定情報記憶部41を備える。具体的には、記憶部40は、後述する制御部50の通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53が携帯端末10に通話機能、メール機能およびWebブラウザ機能を実装するために必要なデータやプログラムを記憶し、設定情報記憶部41は、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53によって設定情報が更新されるたびにその設定情報を受け取り、上書きして格納する。例えば、記憶部40は、通話処理部51が携帯端末10に通話機能を実装するために必要なデータの一つである加入者識別情報(電話番号、ユーザID、契約情報など)を記憶する。
制御部50は、各種処理手順を既定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、通話処理部51と、メール処理部52と、Web処理部53とを備える。なお、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53は、それぞれ特許請求の範囲に記載の「動作制御手段」に対応する。
通話処理部51は、携帯端末10に通話機能を実装させるとともに、通信部30を介して受け取った設定情報に応じて動作するように携帯端末10を制御する。具体的には、通話処理部51は、アンテナ20a、ディスプレイ20b、スピーカ20c、受話スピーカ20d、マイクロフォン20e、バイブレータ20f、タイマ20g、LED20hおよび操作ボタン20iを制御することによって、通話に係る一連の処理を実行する。
例えば、通話処理部51は、アンテナ20aが着信に係る電波を受信すると、通信部30を介して受け取った「バイブレータ振動」や「LEDを点滅状態1で点滅」などの設定情報に応じて、電源20jによってバイブレータ20fやLED20hに電力を供給して携帯端末10を振動させたり、携帯端末10の所定の部位を発光させたりする。そして、通話処理部51は、操作ボタン20iから所定の電気信号を受け取ると、バイブレータ20fやLED20hへの電力の供給を止めるとともに、受話スピーカ20dやマイクロフォン20eに電力を供給して通話状態を確立する。なお、通話処理部51は、タイマ20gが着信時に生成した時刻情報と、着信した電話番号とを対応付けて着信履歴情報として記憶部40に格納したり(同様にタイマ20gが発信時に生成した時刻情報と、発信先の電話番号を対応付けて発信履歴情報として記憶部40に格納する)、着信時の動作としてディスプレイ20bに発信先の電話番号を表示させたり、設定情報によってはスピーカ20cから所定の着信音を鳴らしたりする。
メール処理部52は、携帯端末10にメール機能を実装させるとともに、通信部30を介して受け取った設定情報に応じて動作するように携帯端末10を制御する。具体的には、通話処理部51は、アンテナ20a、ディスプレイ20b、スピーカ20c、バイブレータ20f、タイマ20g、LED20hおよび操作ボタン20iを制御することによって、メールの作成、編集、保存、あるいは、送受信などに係る一連の処理を実行する。
例えば、メール処理部52は、アンテナ20aがメールの受信に係る電波を受信すると、通信部30を介して受け取った「スピーカから着信音1を鳴らす」や「LEDを点滅状態1で点滅」などの設定情報に応じて、電源20jによってスピーカ20cやLED20hに電力を供給することによって携帯端末10から着信音を鳴らしたり、携帯端末10の所定の部位を発光させたりする。なお、メール処理部52は、タイマ20gがメールの受信時に生成した時刻情報と、メールとを対応付けて記憶部40に格納したり、メールの受信時の動作としてディスプレイ20bに所定の動画を表示させたり、設定情報によってはバイブレータ20fを振動させたりする。
Web処理部53は、携帯端末10にWebブラウザ機能を実装させるとともに、通信部30を介して受け取った設定情報に応じて動作するように携帯端末10を制御する。具体的には、Web処理部53は、アンテナ20a、ディスプレイ20bおよび操作ボタン20iを制御することによって、Webページのダウンロードなどに係る一連の処理を実行する。
例えば、Web処理部53は、アンテナ20aからWebページに係る情報を受信すると、通信部30を介して受け取った「文字サイズ1で表示」などの設定情報に応じて、ダウンロードしたWebページをディスプレイ20bに所定の文字サイズで表示する。なお、Web処理部53は、操作ボタン20iから所定の電気信号を受け取ると、ディスプレイに表示されたリンク先への選択カーソルを現に表示されている場所から別の場所へ表示したりする。また、Web処理部53は、Webページのほかに、アプリケーションソフトやコンテンツをダウンロードし、当該アプリケーションソフトやコンテンツを記憶部40に格納する。
[実施例1に係る携帯端末およびIDユニットによる処理]
次に、図5を用いて、実施例1における携帯端末10およびIDユニット60による処理を説明する。図5は、携帯端末10およびIDユニット60による通信処理の流れを示すフローチャートである。
携帯端末10において、通信部30は、常時周囲に電波を発信し(ステップS501)、IDユニット60からの応答があるまで待機する(ステップS502)。一方、IDユニット60において、通信部80は、携帯端末10から電波を受信すると(ステップS503肯定)、応答に係る電波を発信する(ステップS504)。
そして、携帯端末10において、通信部30は、IDユニット60から応答があると(ステップS502肯定)、IDユニット60との通信回路を確立する(ステップS505)。ここで、IDユニット60において、通信部80は、同様に携帯端末10との通信回路を確立し(ステップS506)、設定情報を携帯端末10に送信する(ステップS507)。
そして、携帯端末10において、通信部30は、設定情報を受信して設定情報記憶部41に格納し(ステップS508)、設定情報の更新があった場合には(ステップS509肯定)、設定情報記憶部41から設定情報を読み込んで通信部80に送信し(ステップS510)、処理を終了する。そして、IDユニット60において、通信部80は、設定情報を受信して設定情報記憶部70に上書きして格納し(ステップS511)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述したように、実施例1によれば、携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶し、設定情報を携帯端末との間で通信するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。つまり、設定情報を携帯端末本体ではなく、外部のIDユニットに記憶させ、設定情報について変更するたびに携帯端末とIDユニットとの間で設定情報の書き換えに係る通信が行われる結果、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
また、実施例1によれば、携帯端末との間の通信を非接触で行うので、簡易に携帯端末間で種々の情報を引き継ぐことが可能となる。また、接触型のICカードと比較して、規格による大きさの制限がないので、簡易にメモリを拡張することが可能となる。
実施例2では、実施例1の携帯端末システムにおいて、IDユニットが外部の情報処理装置と通信することで設定情報を書き換える場合を説明する。
[実施例2に係るIDユニットの概要および特徴]
まず、図6を用いて、実施例2に係るIDユニット90の概要および特徴を説明する。図6は、実施例2に係るIDユニット90の概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、IDユニット90は、実施例1と同様、携帯端末10の記憶領域として機能し、記憶領域に保持された情報を携帯端末10を含めた携帯端末間(携帯端末10a〜携帯端末10d)において交換可能にするものであり、自身が記憶する設定情報を外部の情報処理装置1によって書き換えることを可能としている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、IDユニット90は、記憶する設定情報を外部の情報処理装置1との間で通信する。具体的には、IDユニット90は、短距離無線や専用のケーブルなどで情報処理装置1との通信回路が確立されると、記憶する設定情報を情報処理装置1に送信する(図6の(A)参照)。そして、IDユニット90は、情報処理装置1が書き換えた設定情報を受信し、上書きして格納する(図6の(B)および(C)参照)。
したがって、このIDユニットによれば、上記した主たる特徴のとおり、記憶する設定情報を外部の情報処理装置によって書き換えることが可能となる。
[実施例2に係るIDユニットの構成]
次に、図7を用いて、図6に示したIDユニット90の構成を説明する。図7は、IDユニット90の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、IDユニット90は、設定情報記憶部70と、通信部80と、通信部81とを備える。なお、通信部81は、特許請求の範囲に記載の「外部通信手段」に対応する。また、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、通信部81のみ説明を行う。
通信部81は、設定情報記憶部70が記憶する設定情報を外部の情報処理装置1との間で通信する。具体的には、通信部81は、短距離無線や専用のケーブルなどで外部の情報処理装置1との通信回路を確立すると、設定情報を情報処理装置1に送信する。また、通信部81は、情報処理装置1が書き換えた設定情報を受信すると、設定情報記憶部70が記憶する設定情報に上書きして格納する。
[実施例2に係るIDユニットによる通信処理]
次に、図8を用いて、実施例2におけるIDユニット90による通信処理を説明する。図8は、IDユニット90による通信処理の流れを示すフローチャートである。
IDユニット90において、通信部81は、情報処理装置1との通信回路が確立されると(ステップS801肯定)、設定情報記憶部70が記憶する設定情報を情報処理装置1に送信する(ステップS802)。そして、通信部81は、情報処理装置1によって書き換えられた設定情報を受信すると(ステップS803肯定)、設定情報記憶部70が記憶する設定情報に上書きして格納し(ステップS804)、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上述したように、実施例2によれば、IDユニットが記憶する情報を外部の情報処理装置との間で通信するので、設定情報を外部の情報処理装置によって書き換えることが可能となる。
実施例3では、実施例1の携帯端末システムにおいて、IDユニットがユーザに対して正当性の認証を行う場合を説明する。
[実施例3に係るIDユニットの概要および特徴]
まず、図9を用いて、実施例3に係るIDユニット100の概要および特徴を説明する。図9は、実施例3に係るIDユニット100の概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、IDユニット100は、実施例1と同様、携帯端末10の記憶領域として機能し、記憶領域に保持された情報を携帯端末10を含めた携帯端末間(携帯端末10a〜携帯端末10d)において交換可能にするものであり、設定情報を不当な使用者によって取得されることを防止することを可能としている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、IDユニット100は、携帯端末10を操作しようとする者の正当性を認証する。具体的には、IDユニット100は、短距離無線や静電誘導などで携帯端末10との通信回路が確立されると、実施例1と異なり、記憶する設定情報を情報処理装置1に送信する前に、入力された暗証番号を照合することによって携帯端末10を操作しようとする使用者2の正当性を認証する(図9の(1)参照)。
そして、IDユニット100は、使用者2の正当性が認められた場合にのみ通信を許可する。具体的には、IDユニット100は、使用者2の正当性が認められると、実施例1と同様、携帯端末10の記憶領域として機能するとともに、携帯端末の着信時の動作や携帯端末の待機中の動作などに係る設定情報を携帯端末10に送信する(図9の(2)参照)。一方、IDユニット100は、使用者2の正当性が認められない場合には、暗証番号の再入力を要求する、あるいは、警報音を発するなどして、上記のように携帯端末10の記憶領域として機能するとともに、設定情報を携帯端末10に送信する処理には移らない(図9の(3)参照)。なお、認証方法については暗証番号の入力に限られず、生体認証などあらゆる認証手法を採用することができる。
したがって、このIDユニットによれば、上記した主たる特徴のとおり、設定情報を不当な使用者によって取得されることを防止することが可能となる。
[実施例3に係るIDユニットの構成]
次に、図10を用いて、図9に示したIDユニット100の構成を説明する。図10は、IDユニット100の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、IDユニット100は、入力部110と、出力部120と、入出力制御I/F部130と、記憶部140と、制御部150とを備える。
入力部110は、各種の情報や操作指示の入力を受付け、テンキーボードなどで構成される。具体的には、入力部110は、ユーザがテンキーボードのキーを押下することによって生成される暗証番号の数字情報を受け取ると、入出力制御I/F部130に出力する。例えば、入力部110は、4桁の暗証番号「1234」の数字情報を受け取り、入出力制御I/F部130に出力する。
出力部120は、各種処理の結果を出力し、ディスプレイなどで構成される。具体的には、入出力制御I/F部130から出力情報を受け取ると、ディスプレイに出力表示する。例えば、出力部120は、ディスプレイに「暗証番号を入力してください」や「暗証番号を再入力してください」などの文字を表示する。なお、出力部120に表示されるものについては文字に限らず、ユーザに暗証番号の入力を促すものであればよい。入出力制御I/F部130は、上述した入力部110および出力部120と、後述する制御部150との間におけるデータ転送を制御する。
記憶部140は、制御部150による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、設定情報記憶部70を備える。具体的には、記憶部140は、後述する制御部150の認証部152がIDユニット100から受け取った暗証番号と照合するための番号である照合用番号を記憶する。なお、設定情報記憶部70が記憶する情報については実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
制御部150は、各種処理手順を既定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図10に示すように、通信部151と、認証部152とを備える。なお、通信部151は、特許請求の範囲に記載の「通信手段」に対応し、認証部152は、同じく「認証手段」に対応する。
通信部151は、設定情報記憶部70に記憶された設定情報を携帯端末10との間で通信する。具体的には、通信部151は、携帯端末10が常時周囲に発信する電波、あるいは、発生させる磁界に応答し、携帯端末10との通信回路を確立すると、認証開始を指示する信号を認証部152に出力して待機する。そして、通信部151は、認証部152から設定情報の送信を許可する信号を受け取ると、設定情報記憶部70から設定情報を読み出して携帯端末10に送信する。
認証部152は、携帯端末10を操作しようとする者の正当性を認証する。具体的には、認証部152は、通信部151から認証開始を指示する信号を受け取ると、出力部120に暗証番号の入力をユーザに対して促す文字情報を出力して待機する。そして、認証部152は、入力部110から暗証番号を受け取ると、記憶部140に予め格納されている照合用番号を読み出して照合し、正当性が認められた場合には、通信部151に設定情報の送信を許可する信号を出力する。一方、認証部152は、正当性が認められない場合には、出力部120に暗証番号の再入力をユーザに対して促す文字を出力して待機する。
[実施例3に係るIDユニットによる処理]
次に、図11を用いて、実施例3におけるIDユニット100による処理を説明する。図11は、IDユニット100による認証処理の流れを示すフローチャートである。
IDユニット100において、通信部151は、携帯端末10との通信回路が確立されると(ステップS1101肯定)、認証開始を指示する信号を認証部152に出力する(ステップS1102)。そして、信号を受け取った認証部152が暗証番号の入力を促す文字情報を出力部120に出力することで、出力部は、暗証番号の入力を促す文字を表示する(ステップS1103)。
そして、認証部152は、入力部110から暗証番号を受け取ると、記憶部140に予め格納されている照合用番号を読み出して照合する(ステップS1104)。
そして、認証部152は、正当性が認められた場合には(ステップS1105肯定)、通信部151に設定情報の送信を許可する信号を出力し、信号を受け取った通信部151は、設定情報記憶部70が記憶する設定情報を読み出して携帯端末10に送信し(ステップS1106)、処理を終了する。一方、認証部152は、正当性が認められない場合には(ステップS1105否定)、暗証番号の再入力を促す文字情報を出力部120に出力し、受け取った出力部120が暗証番号の再入力を促す文字を表示し(ステップS1107)、処理を終了する。
なお、上記の実施例3では、IDユニット100で認証処理を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、IDユニット100が記憶する暗証番号を携帯端末で認証するようにしてもよい。
図17は、実施例3の変形例を説明するための図であるが、同図に示すように、携帯端末13は、実施例1と同様、アンテナ20aと、ディスプレイ20bと、スピーカ20cと、受話スピーカ20dと、マイクロフォン20eと、バイブレータ20fと、タイマ20gと、LED20hと、操作ボタン20iと、電源20jと、通信部30と、記憶部40と、制御部50とを備える。また、記憶部40は、設定情報記憶部41のほか、実施例1と異なり、照合用情報記憶部47とを備え、制御部50は、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53のほか、実施例1と異なり、認証部55を備える。
通信部32は、IDユニット100との通信回路がされた後、IDユニット100の通信部151から送信された暗証番号を受信して認証部55に出力する。
暗証番号を受信した認証部55は、ディスプレイ20bに暗証番号の入力をユーザに対して促す文字情報を出力して待機する。そして、認証部55は、操作ボタン20iから暗証番号を受け取ると、照合用番号記憶部47に予め格納されている照合用番号を読み出して照合し、正当性が認められた場合には、IDユニット100の通信部151に設定情報の送信を許可する信号を出力する。このようにして、IDユニット100が記憶する暗証番号を携帯端末で認証するようにしてもよい。
[実施例3の効果]
上述したように、実施例3によれば、IDユニットは、携帯端末を操作しようとする者の正当性を認証し、正当性が認められた場合にのみ通信を許可するので、記憶する情報を不当な使用者によって取得されることを防止することが可能となる。
実施例4では、実施例1の携帯端末システムにおいて、一旦はIDユニットとの間に確立した通信回路が切断された際に、携帯端末がIDユニットが記憶する設定情報ではなく、予め記憶する初期設定情報に応じて動作する場合を説明する。
[実施例4に係る携帯端末システムの概要および特徴]
図12を用いて、実施例4に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明する。図12は、実施例4に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明するための図である。同図に示すように、携帯端末システムは、携帯端末11と、携帯端末11の記憶領域として機能し、記憶領域に保持された情報を携帯端末11を含めた携帯端末間(携帯端末10a〜携帯端末10d)において交換可能にするIDユニット60とからなるシステムであり、IDユニット60の記憶する設定情報が携帯端末に残ることを防止することを可能としている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、携帯端末11は、IDユニット60との通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、予め設定された初期の設定情報に応じて自身を制御する。具体的には、携帯端末11は、短距離無線や静電誘導などでIDユニット60との通信回路が確立できる範囲である通信範囲3にIDユニット60が存在する場合には、実施例1と同様、IDユニット60を記憶領域として機能させるとともに、着信時の動作や待機中の動作などに係る設定情報をIDユニット60から受信して格納し(図12の(1)参照)、その設定情報に応じて自身を制御する。ここで、携帯端末11は、IDユニット60が通信範囲3から外れた場合には、IDユニット60から受信した設定情報を予め記憶している初期設定情報に書き換え(図12の(2)参照)、その初期設定情報に応じて自身を制御する。
したがって、この携帯端末システムによれば、上記した主たる特徴のとおり、IDユニットの記憶する設定情報が携帯端末に残ることを防止することが可能となる。
[実施例4に係る携帯端末の構成]
次に、図13を用いて、図12に示した携帯端末システムにおける携帯端末11の構成を説明する。図13は、携帯端末11の構成を示すブロック図である。
図13に示すように、携帯端末11は、アンテナ20aと、ディスプレイ20bと、スピーカ20cと、受話スピーカ20dと、マイクロフォン20eと、バイブレータ20fと、タイマ20gと、LED20hと、操作ボタン20iと、電源20jと、通信部31と、記憶部40と、制御部50とを備える。また、記憶部40は、設定情報記憶部41と、初期設定情報記憶部42とを備え、制御部50は、通話処理部51と、メール処理部52と、Web処理部53と、設定情報管理部54とを備える。なお、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、通信部31と、初期設定情報記憶部42と、設定情報管理部54の説明を行う。
通信部31は、IDユニット60に記憶された設定情報をIDユニット60との間で通信する。具体的には、通信部31は、IDユニット60に応答させるために、常時周囲に電波を発信する、あるいは、磁界を発生させるなどして待機し、IDユニット60による応答があった場合には、IDユニット60との通信回路を確立し、設定情報をIDユニット60から受信して設定情報記憶部41に格納する。また、通信部31は、設定情報記憶部41に格納された設定情報が更新されるとともに、設定情報記憶部41からその設定情報を読み込んでIDユニット60に送信する。ここで、通信部31は、IDユニット60との通信回路が切断された場合には、設定情報記憶部41の初期化を指示する信号を設定情報管理部54に出力する。
設定情報管理部54は、通信部31の通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53が予め設定された初期の設定情報に応じて動作するように制御する。具体的には、設定情報管理部54は、通信部31から設定情報記憶部41の初期化を指示する信号を受け取ると、所定の初期設定情報を記憶する初期設定情報記憶部42から所定の初期設定情報を読み出し、設定情報記憶部41に上書きして格納する。なお、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53は、設定情報記憶部41に格納された初期設定情報に応じて動作する。
[実施例4に係る携帯端末による処理]
次に、図14を用いて、実施例4における携帯端末11による処理を説明する。図14は、携帯端末11による処理の流れを示すフローチャートである。
通信部31は、通信回路が切断されると(ステップS1401肯定)、設定情報記憶部41の初期化を指示する信号を設定情報管理部54に出力する(ステップS1402)。そして、信号を受け取った設定情報管理部54は、初期設定情報記憶部42から初期設定情報を読み出し(ステップS1403)、設定情報記憶部41に上書きして格納する(ステップS1404)。そして、通話処理部51、メール処理部52およびWeb処理部53は、設定情報記憶部41に格納された初期設定情報に応じて動作する(ステップS1405)。
[実施例4の効果]
上述したように、実施例4によれば、携帯端末は、通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、予め設定された初期の設定情報に応じて動作するので、IDユニットの記憶する設定情報が携帯端末に残ることを防止することが可能となる。
実施例1では、IDユニットは、設定情報のみを記憶するものとして説明したが、実施例5では、設定情報に加えて種々の情報も記憶する場合を説明する。
[実施例5に係るIDユニットの構成]
図15を用いて、IDユニット160の構成を説明する。図15は、IDユニット160の構成を示すブロック図である。
図15に示すように、IDユニット160は、設定情報記憶部70と、発着信履歴情報記憶部71と、加入者識別情報記憶部72と、アプリケーションソフト記憶部73と、コンテンツ記憶部74と、通信部82とを備える。なお、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、発着信履歴情報記憶部71と、加入者識別情報記憶部72と、アプリケーションソフト記憶部73と、コンテンツ記憶部74と、通信部82のみ説明を行う。
発着信履歴情報記憶部71は、過去に携帯端末12から発信された電話番号および過去に携帯端末12で着信した電話番号を含んだ発着信履歴情報を記憶する。加入者識別情報記憶部72は、携帯端末12がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報を記憶する。アプリケーションソフト記憶部73は、文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データを扱うアプリケーションソフトを記憶する。コンテンツ記憶部74は、所定のアプリケーションソフトで扱われる文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データのコンテンツを記憶する。
通信部82は、設定情報記憶部70、発着信履歴情報記憶部71、加入者識別情報記憶部72、アプリケーションソフト記憶部73、コンテンツ記憶部74に記憶された情報を携帯端末12との間で通信する。
具体的には、通信部82は、後述する携帯端末12の通信部32が常時周囲に発信する電波あるいは、発生させる磁界に応答し、携帯端末12との通信回路を確立すると、設定情報、発着信履歴情報、加入者識別情報、アプリケーションソフトおよびコンテンツを携帯端末12に送信する。
また、通信部82は、携帯端末12の設定情報記憶部41、発着信履歴情報記憶部43、アプリケーションソフト記憶部45またはコンテンツ記憶部46に記憶された情報が更新または追加されるたびに携帯端末12の通信部32が送信する「更新された情報」や「追加された情報」を受信し、設定情報記憶部70、発着信履歴情報記憶部71、アプリケーションソフト記憶部73、コンテンツ記憶部74に上書きまたは追加して格納する。
[実施例5に係る携帯端末の構成]
次に、図16を用いて、携帯端末12の構成を説明する。図16は、携帯端末12の構成を示すブロック図である。
図16に示すように、携帯端末12は、アンテナ20aと、ディスプレイ20bと、スピーカ20cと、受話スピーカ20dと、マイクロフォン20eと、バイブレータ20fと、タイマ20gと、LED20hと、操作ボタン20iと、電源20jと、通信部32と、記憶部40と、制御部50とを備える。また、記憶部40は、設定情報記憶部41と、発着信履歴情報記憶部43と、加入者識別情報記憶部44と、アプリケーションソフト記憶部45と、コンテンツ記憶部46とを備え、制御部50は、通話処理部51と、メール処理部52と、Web処理部53とを備える。なお、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、通信部32と、発着信履歴情報記憶部43と、加入者識別情報記憶部44と、アプリケーションソフト記憶部45と、コンテンツ記憶部46のみ説明を行う。
通信部32は、IDユニット160の設定情報記憶部70、発着信履歴情報記憶部71、加入者識別情報記憶部72、アプリケーションソフト記憶部73およびコンテンツ記憶部74に記憶された各種の情報をIDユニット160との間で通信する。
具体的には、通信部32は、IDユニット160の通信部82に応答させるために、常時周囲に電波を発信する、あるいは、磁界を発生させるなどして待機し、通信部82による応答があった場合には、IDユニット160との通信回路を確立し、設定情報記憶部70、発着信履歴情報記憶部71、加入者識別情報記憶部72、アプリケーションソフト記憶部73およびコンテンツ記憶部74に記憶された各種の情報をIDユニット160から受信して記憶部40の設定情報記憶部41、発着信履歴情報記憶部43、加入者識別情報記憶部44、アプリケーションソフト記憶部45、コンテンツ記憶部46にそれぞれ格納する。
また、通信部32は、設定情報記憶部41、発着信履歴情報記憶部43、アプリケーションソフト記憶部45、コンテンツ記憶部46に格納された各種の情報が更新または追加されるとともに、設定情報記憶部41、発着信履歴情報記憶部43、アプリケーションソフト記憶部45、コンテンツ記憶部46から更新または追加された情報を読み込んで通信部82に送信する。
発着信履歴情報記憶部43は、通話処理部51によって生成された着信履歴情報や発信履歴情報を記憶する。具体的には、発着信履歴情報記憶部43は、タイマ20gが着信時に生成した時刻情報と、着信した電話番号とを対応付けた着信履歴情報、ならびに、タイマ20gが発信時に生成した時刻情報と、発信先の電話番号を対応付けた発信履歴情報を通話処理部51から受け取って記憶する。
加入者識別情報記憶部44は、通話処理部51が携帯端末12に通話機能を実装するために必要なデータの一つである加入者識別情報(電話番号、ユーザID、契約情報など)を記憶する。
アプリケーションソフト記憶部45は、Web処理部がダウンロードしたアプリケーションソフトを記憶し、コンテンツ記憶部46は、同様にWeb処理部がダウンロードしたコンテンツを記憶する。
[実施例5の効果]
上述したように、実施例5によれば、IDユニットは、発着信履歴情報、加入者識別情報、アプリケーションソフトおよびコンテンツをさらに記憶するので、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継いだ上で、発着信履歴情報、加入者識別情報、アプリケーションソフトおよびコンテンツを携帯端末間で引き継ぐことが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)〜(7)にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)通信方法
上記の実施例1〜5では、IDユニットと、携帯端末とが非接触で通信するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、携帯端末に専用のソケットを設け、IDユニットをそこに差し込むことで接触させて通信するようにしてもよい。
(2)通信方法
また、上記の実施例1〜5では、IDユニットと、携帯端末とが互いに通信回路を確立するとともに、携帯端末がIDユニットから情報を読み込んで格納するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、携帯端末が自身に情報を格納せずに、必要なときにその都度IDユニットから必要な情報を読み込むようにしてもよい。
(3)携帯端末に実装する機能
また、上記の実施例1〜5では、携帯端末が通話機能、メール機能およびWebブラウザ機能を実装するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それら3つの機能に加えて他の機能を実装するようにしてもよいし、それら3つの機能を全て実装するものでなくてもよい。
(4)IDユニットが記憶する情報
また、上記の実施例5では、IDユニットが設定情報に加えて発着信履歴情報、加入者識別情報、アプリケーションソフトおよびコンテンツをさらに記憶するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら加入者識別情報、アプリケーションソフトおよびコンテンツのうちどれか一つを記憶する、または、複数を任意の組み合わせで記憶するようにしてもよい。
(5)通信回路切断時の処理
また、上記の実施例4では、携帯端末と、IDユニットとの通信回路が切断されると、携帯端末が初期設定に係る所定の動作をする場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯端末と、IDユニットとの通信回路が切断されると、携帯端末の電源が切れるようにしてもよい。例えば、電源20jを制御する制御部を設け、通信部31は、IDユニット60との通信回路が切断された場合には、電力供給の停止を指示する信号をその制御部に出力し、信号を受け取った制御部が電源20jによる電力供給を停止するようにしてもよい。
こうすることによって、携帯端末の消費電力を節電することが可能となる。つまり、ユーザによって使用されるとき以外は電源が切れた状態になるように制御するので、携帯端末の消費電力を節電することが可能となる。
(6)IDユニットの記憶する情報
また、上記の実施例1〜5では、IDユニットが記憶する情報に対して特別な処理を実行しないものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、IDユニットが記憶する情報に対して暗号処理を実行してもよい。こうすることによって、情報を第三者に知られることを防止することが可能となる。
(7)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、通信部30を通信回路確立部、送信部、受信部に分散するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、「バイブレータ振動」や「非通知着信拒否」などの動作内容に係る名称については、これに限定されるものではなく、その動作内容が特定されるものであればよい。
(付記1)携帯端末の記憶領域として機能し、前記記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にするIDユニットであって、
前記携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記携帯端末との間で通信する通信手段と、
を備えたことを特徴とするIDユニット。
(付記2)前記記憶手段は、過去に前記携帯端末から発信された電話番号および過去に前記携帯端末で着信した電話番号を含んだ発着信履歴情報をさらに記憶し、
前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記発着信履歴情報を前記携帯端末との間で通信することを特徴とする付記1に記載のIDユニット。
(付記3)前記記憶手段は、前記携帯端末がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報をさらに記憶し、
前記通信手段は、前記記憶手段に記憶された前記加入者識別情報を前記携帯端末との間で通信することを特徴とする付記1または2に記載のIDユニット。
(付記4)前記通信手段は、前記携帯端末との間の通信を非接触で行うことを特徴とする付記1、2または3記載のIDユニット。
(付記5)前記記憶手段が記憶する情報を外部の情報処理装置との間で通信する外部通信手段をさらに備えたことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のIDユニット。
(付記6)前記携帯端末を操作しようとする者の正当性を認証する認証手段をさらに備え、
前記通信手段は、前記認証手段によって正当性が認められた場合にのみ通信を許可することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のIDユニット。
(付記7)前記記憶手段は、当該記憶手段に記憶される前記情報を暗号化した状態で記憶することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載のIDユニット。
(付記8)前記記憶手段は、文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データを扱うアプリケーションソフトをさらに記憶することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載のIDユニット。
(付記9)前記記憶手段は、所定のアプリケーションソフトで扱われる文字データ、静止画データ、動画データまたは音声データのコンテンツをさらに記憶することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載のIDユニット。
(付記10)携帯端末と、前記携帯端末の記憶領域として機能し、前記記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にするIDユニットとからなる携帯端末システムであって、
前記IDユニットは、
前記携帯端末の設定に係る種々の情報である設定情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記携帯端末との間で通信する対携帯端末通信手段と、
を備え、
前記携帯端末は、
前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記IDユニットとの間で通信する対IDユニット通信手段と、
前記対IDユニット通信手段を介して受け取った前記設定情報に応じて動作するように制御する動作制御手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末システム。
(付記11)前記記憶手段は、前記携帯端末がユーザに通信サービスを提供するために必要な種々の情報である加入者識別情報をさらに記憶し、
前記動作制御手段は、前記記憶手段が記憶する前記加入者識別情報を用いて通信サービスを実行するように制御することを特徴とする付記10に記載の携帯端末システム。
(付記12)前記携帯端末は、
前記対IDユニット通信手段の通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、自身の電源を切る電源管理手段をさらに備えたことを特徴とする付記10または11に記載の携帯端末システム。
(付記13)前記携帯端末は、
前記対IDユニット通信手段の通信状態を監視し、通信状態が途切れた場合には、前記動作制御手段が予め設定された初期の設定情報に応じて動作するように制御する動作管理手段をさらに備えたことを特徴とする付記10、11または12に記載の携帯端末システム。
以上のように、本発明に係るIDユニットは、携帯端末の記憶領域として機能し、記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にする場合に有用であり、特に、携帯端末の設定に係る種々の情報を携帯端末間で引き継ぐことに適する。
実施例1に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るIDユニットの構成を示すブロック図である。 設定情報記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 実施例1に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る携帯端末およびIDユニットによる処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るIDユニットの概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係るIDユニットの構成を示すブロック図である。 実施例2に係るIDユニットによる通信処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係るIDユニットの概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係るIDユニットの構成を示すブロック図である。 実施例3に係るIDユニットによる認証処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係る携帯端末システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例4に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例4に係る携帯端末による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例5に係るIDユニットの構成を示すブロック図である。 実施例5に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例3の変形例を説明するための図である。
符号の説明
10 携帯端末
20a アンテナ
20b ディスプレイ
20c スピーカ
20d 受話スピーカ
20e マイクロフォン
20f バイブレータ
20g タイマ
20h LED
20i 操作ボタン
20j 電源
30 通信部
40 記憶部
41 設定情報記憶部
50 制御部
51 通話処理部
52 メール処理部
53 Web処理部
60 IDユニット
70 設定情報記憶部
80 通信部

Claims (1)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末の記憶領域として機能し、前記記憶領域に保持された情報を複数の携帯端末間において交換可能にするIDユニットとからなる携帯端末システムであって、
    前記IDユニットは、
    前記携帯端末に通話機能、メール機能又はWebブラウザ機能を実装させた際に選択可能な各種動作内容と、当該動作内容の実行有無を示す選択情報とを対応づける設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記携帯端末との間で通信し、前記携帯端末において更新された前記設定情報を受信して前記記憶手段に上書きし、更新された前記設定情報を他の携帯端末に送信する対携帯端末通信手段と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    前記記憶手段に記憶された前記設定情報を前記IDユニットとの間で通信する対IDユニット通信手段と、
    前記対IDユニット通信手段を介して受け取った前記設定情報に応じて動作するように制御する動作制御手段と、
    を備え、前記携帯端末は、前記IDユニットとの通信状態が途切れた場合には、前記対IDユニット通信手段を介して受け取った前記設定情報を、予め記憶している初期設定情報に書き換え、当該初期設定情報に応じて自装置を制御することを特徴とする携帯端末システム。
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