JP5322284B2 - 通信端末装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、第1及び第2通信手段を備える通信端末装置及びプログラムに関する。
一般に、携帯電話機などの通信端末装置に搭載されているBluetooth(登録商標、以下、同様)通信機能は、手軽に無線通信を行うことができるという反面、Bluetooth通信の使用時にはその通信の相手先同士を特定して対応付けるペアリングと呼ばれる操作を必要としている。ここで、通信の相手先同士を特定するための一般的な接続手順は、次のようにして行われている。すなわち、複数の通信端末装置のBluetooth通信機能をそれぞれ起動させて接続待ち状態にした後、一方の端末装置を主体として他の端末装置を検索(探索・発見)する検索処理を実行する。この検索処理は、周囲に他の端末装置が存在しているか否かの検索を行うもので、周囲に存在していてBluetooth通信が可能な接続待ち状態にある端末装置が存在していれば、その端末装置から端末識別情報(例えば、端末ID、固有アドレスなど)を取得する。このような検索処理を所定時間継続して実行した後、この所定時間(検索実行時間)が経過すると、周囲の各端末装置から取得した端末識別情報を通信相手先の選択候補として、それぞれ一覧表示させる。
ここで、上述の通信相手一覧画面の中からユーザが所望する通信相手先(端末装置)を特定するためにその端末識別情報を選択する操作を行った後に、2つの端末装置の両方で同じ認証情報(例えば、暗証番号、パスワードなどの数字列や文字列情報)をそれぞれ入力する操作を行うと、2つの端末装置では、その認証情報に基づいて認証処理を開始し、その結果、2つの端末装置で同じ認証情報が入力された場合には、認証が正しく行われたものとして、Bluetooth通信のペアリングを完了させ、データ通信が可能な状態となるが、このような接続手順では、ユーザにとって利便性の低いものとなる。
すなわち、通信可能な端末装置が周囲に存在しているか否かの検索処理を所定時間行う場合、その時間を長くすると、実際にデータ通信が開始されるまでの時間が長くなってしまい、反対にその時間を短くすると、通信可能な端末装置の検索を充分に行わないまま検索が終了してしまうことが起こり得る。また、通信可能な端末装置が周囲に多数台存在しているような場合には、それに応じて多数の端末識別情報が一覧画面に表示されてしまうため、その中から所望する通信相手先を見つけ出して選択する操作が困難なものとなり、その選択を間違えることなども起こり易くなる。
ところで、従来では、通信可能な範囲に存在するスレーブ機器の情報を収集するための認証手順を行う無線通信装置において、問い合わせ信号を送信する送信電力を段階的に増加させたり、問い合わせ信号の送信に指向性を持たせたりすることによって検索する範囲を絞るようにした技術が開示されている。
特開2003−218785号公報
しかしながら、上述した先行技術をBluetooth通信の相手先を特定する技術に適用したとしても、やはり検索処理には所定時間がかかってしまうことには変わりなく、ユーザにとって利便性の低いものとなる。一方、上述の認証情報は、一般に4〜16桁程度の数字列情報であるが、傍受や解読防止などのセキュリティ維持の観点からその桁数を多くすると、認証情報の入力が面倒なものとなるほか、2つの端末装置に同じ認証情報を入力する際に入力の間違えなども起こり易くなる。
本発明の課題は、ユーザにとって利便性の高い通信を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、第1及び第2通信手段を備える通信端末装置であって、前記第1通信手段を利用して他の端末装置からその端末識別情報を取得する第1取得手段と、この第1取得手段によって取得された端末識別情報を複数、記憶手段に記憶させることが可能な記憶制御手段と、周囲に存在する前記他の端末装置を、前記第2通信手段を利用して検索する検索手段と、この検索手段によって前記他の端末装置が検索された場合に、前記第2通信手段を利用して当該他の端末装置からその端末識別情報を取得する第2取得手段と、この第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とを比較する比較手段と、この比較手段による比較結果に基づいて、前記検索手段による検索を制御する検索制御手段と、を具備し、前記第1取得手段は、複数の他の端末装置から、それぞれの端末識別情報を取得し、前記記憶制御手段は、前記第1取得手段によって取得された複数の端末識別情報を前記記憶手段に記憶させ、前記比較手段は、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報とを比較し、前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報の全てが前記第2取得手段によって取得されたと判別された場合に、前記検索手段による検索を停止する、ようにしたことを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致しないと判別された場合に、前記検索手段による検索を継続する、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致すると判別された場合に、前記検索手段による検索を停止する、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
請求項3に従属する発明として、前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致すると判別された場合に、この端末識別情報が示す前記他の端末装置との間で前記第2通信手段を利用した通信を行う通信制御手段を更に備え、前記検索手段による検索を停止した後、前記通信制御手段による通信を行う、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
請求項4に従属する発明として、前記第1取得手段は、前記端末識別情報と共に前記第2通信手段による通信を許可するための認証情報を取得し、前記記憶制御手段は、前記第1取得手段によって取得された端末識別情報と前記認証情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記通信制御手段によって前記第2通信手段を利用した通信を行うにあたって、前記記憶手段に記憶されている認証情報に基づいて前記第2通信手段による通信を許可するための認証を行う認証手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記記憶手段に認証情報が記憶されているか否かを判別する認証情報判別手段と、この認証情報判別手段によって認証情報が記憶されていないと判別された場合に、認証情報をユーザ操作によって指定する指定手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記記憶手段に認証情報が記憶されているか否かを判別する認証情報判別手段と、この認証情報判別手段によって認証情報が記憶されていないと判別された場合に、前記第1通信手段を利用して、前記他の端末装置から認証情報を取得する第3取得手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項7記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記認証手段によって認証が正常に行われたか否かを判別する認証結果判別手段と、この認証結果判別手段によって正常に行われなかったと判別された場合に、前記認証情報をユーザ操作によって指定する指定手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項8記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記認証手段によって認証が正常に行われたか否かを判別する認証結果判別手段と、この認証結果判別手段によって正常に行われなかったと判別された場合に、前記第1通信手段を利用して、前記他の端末装置から認証情報を取得する第3取得手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項9記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項10記載の発明は、第1及び第2通信手段を備える通信端末装置で実行されるプログラムであって、前記第1通信手段を利用して他の端末装置から当該端末装置を識別する端末識別情報を取得する第1取得機能と、前記取得された端末識別情報を複数、記憶手段に記憶させることが可能な記憶制御機能と、周囲に存在する前記他の端末装置を、前記第2通信手段を利用して検索する検索機能と、前記他の端末装置が検索された場合に、前記第2通信手段を利用して当該他の端末装置からその端末識別情報を取得する第2取得機能と、前記取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とを比較する比較機能と、前記比較した結果に基づいて前記検索を制御する検索制御機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、前記第1取得機能は、複数の他の端末装置から、それぞれの端末識別情報を取得し、前記記憶制御機能は、前記第1取得機能によって取得された複数の端末識別情報を前記記憶手段に記憶させ、前記比較機能は、前記第2取得機能によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報とを比較し、前記検索制御機能は、前記比較機能による比較の結果、前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報の全てが前記第2取得機能によって取得されたと判別された場合に、前記検索機能による検索を停止する、ようにしたことを特徴とするプログラムである
本発明によれば、ユーザにとって利便性の高い通信を実現することができる。
通信端末装置として適用した携帯電話機1が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図。 自端末(携帯電話機)1の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)は、自端末ID記憶部M3を説明するための図、(2)は、相手端末ID記憶部M4を説明するための図。 自端末1の全体動作の概要を示したフローチャート。 赤外線受信処理(図4のステップA6)を詳述するためのフローチャート。 Bluetooth検索処理(図4のステップA7)を詳述するためのフローチャート。 Bluetooth送信処理(図4のステップA8)を詳述するためのフローチャート。 赤外線送信処理(図4のステップA10)を詳述するためのフローチャート。 Bluetooth被検索処理(図4のステップA11)を詳述するためのフローチャート。 Bluetooth受信処理(図4のステップA12)を詳述するためのフローチャート。
以下、図1〜図10を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、通信端末装置として携帯電話機に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話機が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話機1は、自己(ユーザ)側の端末(自端末)を示し、他の携帯電話機2は、この自端末側の携帯電話機1との間でデータ通信を行う相手側の端末(相手端末)を示している。以下、自端末側の携帯電話機1を単に自端末1と呼称し、相手端末側の携帯電話機2を単に相手端末2と呼称するものとする。なお、自端末1と相手端末(他の端末)2とは同様の構成となっているため、以下、自端末1についてのみ説明するものとする。この自端末1には、音声電話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などのほか、近距離通信機能が備えられている。この近距離通信機能は、非接触タイプの複数の通信手段を有し、赤外線通信機能(第1の通信手段)とBluetooth通信機能(第2の通信手段)によって相手端末2との間で近距離通信を行う。
自端末1は、相手端末2との間で近距離通信が可能なほか、最寄りの基地局3A、交換機3Bから無線通信網(移動体通信網)3に接続されると、この無線通信網3を介して相手端末2との間で通話可能な状態となる。また、自端末1は、無線通信網3を介してインターネット4に接続されると、Webサイトをアクセスして閲覧可能となり、インターネット4を介してコンテンツ配信装置5に接続されると、このコンテンツ配信装置5から動画、静止画、音楽、ニュース、天気予報などのデータをインターネット4、無線通信網3を介してダウンロード可能な状態となる。
図2は、自端末1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
中央制御部11は、二次電池(図示省略)を備えた電池部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの自端末1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。記憶部13には、プログラム記憶部M1、各種情報一時記憶部M2、自端末ID記憶部M3、相手端末ID記憶部M4、データ記憶部M5などが設けられている。プログラム記憶部M1は、図4〜図10に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要とする情報などが記憶されている。
各種情報一時記憶部M2は、フラグ情報、タイマ情報、画面情報など、自端末1が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。データ記憶部M5は、コンテンツ配信装置5からダウンロードした動画、静止画、音楽、ニュース、天気予報などのデータ、入力作成したアドレス帳データ、スケジュールデータなどを記憶するメモリである。なお、自端末ID記憶部M3、相手端末ID記憶部M4については後述するものとする。
無線通信部14は、図示しない無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局3Aとの間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部15を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部15から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナAT1から発信出力させる。
Bluetooth通信部16は、非接触タイプの近距離通信機能を構成する構成要素で、所定周波数の電波で情報を、アンテナAT2を介して送受信するもので、例えば、半径数十mの範囲内において相手端末2との間で交信可能となっている。赤外線通信部17は、近距離通信機能を構成する構成要素で、所定波長の赤外線で情報を、アンテナAT3を介して送受信するもので、例えば、1mの範囲内において相手端末2との間で交信可能となっている。表示部18は、高精細液晶あるいは有機ELなどを使用し、例えば、文字情報、待受画像などを表示させる。操作部19は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、中央制御部11は、この操作部19からの入力操作信号に応じた処理を実行する。RTC(リアルタイムクロックモジュール)20は、時計部を構成するもので、中央制御部11は、RTC20から現在日時を取得する。報知部21は、サウンドスピーカ21A、LED(発光ダイオード)21B、振動モータ21Cを備え、着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時などでも駆動される。
この実施形態では、Bluetooth通信を行うにあたって、その通信相手先同士を特定して対応付けるペアリング時の接続手順を簡素化するために、赤外線通信を利用して事前に必要な情報(相手端末2側の各種情報)を取得するようにしている。すなわち、Bluetooth通信を利用した通信を行うにあたって、中央制御部11は、事前に赤外線通信部17を利用し、通信相手先として所望する相手端末2からその端末識別情報と共にBluetooth通信を許可するための認証情報を取得して相手端末ID記憶部M4に記憶しておく。この状態において、Bluetooth通信を利用して周囲に存在する相手端末2を検索する検索処理を行う。この検索処理によって周囲に存在する相手端末2を検索する毎にその端末識別情報を取得すると共に、この取得した端末識別情報と相手端末ID記憶部M4に記憶しておいた端末識別情報とを比較し、その比較結果に基づいて検索処理を制御するようにしている。
この場合、両方の端末識別情報を比較した結果、両方の端末識別情報が一致しなければ、この検索処理を所定時間経過するまでそのまま継続実行させるが、両方の端末識別情報が一致すれば、つまり、事前の赤外線通信によって特定された通信相手先の相手端末2を検索(探索・発見)したときには、上述の所定時間(検索実行時間)が経過していなくてもその時点で検索処理を停止させる(打ち切る)ようにしている。そして、この検索処理の停止後、端末識別情報が一致した相手端末2を通信相手先として認証する認証処理を開始し、自端末1と相手端末2との認証情報が同一であれば、認証が正しく行われて、Bluetooth通信のペアリングが完了したものとして、それらの間でのデータ通信を可能な状態とする。
なお、上述したペアリング時の接続手順は、自端末1が主体となって検索処理を行う場合であるが、これとは逆に、相手端末2が主体となって検索処理が行われる場合の接続手順は次のようになる。この場合においても、その接続手順を簡素化するために、赤外線通信を利用して事前に必要な情報を取得する処理が行われるが、この場合、自端末1は、相手端末2からの要求に従って必要な情報を送信するようにしている。この状態において、相手端末2側でBluetooth通信を利用した検索処理が開始されると、自端末1は、相手端末2からの要求に従って自己の端末識別情報をBluetooth通信によって送信した後、相手端末2からの要求に従ってBluetooth通信を許可するための認証処理を開始し、自端末1と相手端末2との認証情報が同一であれば、認証が正しく行われて、Bluetooth通信のペアリングが完了したものとして、それらの間でのデータ通信を可能な状態とする。
図3は、自端末ID記憶部M3、相手端末ID記憶部M4を説明するための図である。
自端末ID記憶部M3は、図3(1)に示すように、Bluetooth通信を利用した通信を行うにあたって、自端末を特定するために必要な情報として「端末ID」、「暗証番号」を記憶するもので、「端末ID」は、自端末1を識別する端末識別情報であり、ユーザ操作によって任意に入力指定されたもので、例えば、12桁の数字列構成の固有アドレス(Bluetoothアドレス)である。「暗証番号」は、Bluetooth通信を許可するための認証情報であり、ユーザ操作によって任意に入力指定されたもので、例えば、8桁の数字列構成となっている。
相手端末ID記憶部M4は、図3(2)に示すように、Bluetooth通信を利用した通信を行うにあたって、その通信相手先(相手端末2)を特定するために必要な情報として「端末ID」、「暗証番号」を記憶するもので、これらの情報はその通信相手先の相手端末2から事前に赤外線通信を利用して取得した情報(端末識別情報、認証情報)である。そして、相手端末ID記憶部M4は、Bluetooth通信の相手先が複数の場合には、この相手端末2毎に赤外線通信を利用して取得した情報として、「端末ID」、「暗証番号」を記憶可能となっている。なお、相手端末2から「暗証番号」を取得していない場合(相手端末から送信されて来ない場合)には「暗証番号」の記憶は省略される。「端末ID」、「暗証番号」に対応付けられている「検索済みフラグ」は、Bluetooth通信を利用して周囲に存在する相手端末を検索する検索処理を実行中に、相手端末ID記憶部M4に記憶されている相手端末2が検索された際に、検索済みであることを示す“1”がセットされるフラグである。
次に、この実施形態における自端末1の動作概念を図4〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなど伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図4は、自端末1の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部11は、電源を投入する電源オン操作が行われたことを検出したときには(ステップA1でYES)、電源供給を開始させて所定のメモリなどを初期化する電源オン処理を実行したのち、所定の待受画像を読み出して表示させたり、基地局3Aとの間で通信を行って位置登録をしたりする待受処理を行う(ステップA2)。その後、操作待ちや着信待ちなどの待ち受け状態となる。ここで、任意の情報を設定する設定操作が行われたことを検出した場合には(ステップA3でYES)、その操作に対応する設定処理として、例えば、コンテンツ配信装置5から動画、静止画、音楽、ニュース、天気予報などの情報をインターネット4、無線通信網2を介してダウンロードしてデータ記憶部M5に記憶させる処理を行ったり、着信音や音量を設定する処理などを行ったりしたのち、上述のステップA3に戻る。
また、待ち受け状態において電話着信を検出すると(ステップA13でYES)、通話可能な状態とする通話処理に移る(ステップA14)。また、電源オフ操作が行われたことを検出すると(ステップA15でYES)、電源オフ処理に移り(ステップA16)、図4のフローの終了となるが、その他の操作が行われたことを検出すると(ステップA17でYES)、例えば、音声電話の発信処理、電子メールの送受信処理など、その他の操作に応じた処理に移る(ステップA18)。その後、上述のステップA3に戻る。
また、待ち受け状態においては端末ID取得操作が行われたかを調べたり(ステップA5)、端末ID送信操作が行われたかを調べたりする(ステップA9)。すなわち、Bluetooth通信の相手先同士を特定して対応付けるにあたって、相手端末2から「端末ID」を受信取得すべきことを指示するための操作が行われたかを調べたり(ステップA5)、逆に、自己の「端末ID」を相手端末2へ送信すべきことを指示するための操作が行われたかを調べたりする(ステップA9)。
いま、Bluetooth通信の相手先同士を特定して対応付けるために赤外線通信を利用して事前に必要な情報を取得する処理を行う。この場合、通信相手先同士とする自端末1と相手端末2とを赤外線通信が可能な範囲内に接近させた状態において、一方の端末に対しては端末ID取得操作を行い、他方の端末に対しては端末ID送信操作を行う。ここで、自端末1側で端末ID取得操作が行われたことを検出した場合(ステップA5でYES)、つまり、自端末1が主体となって検索処理を行う場合には、後述する赤外線受信処理(ステップA6)、Bluetooth検索処理(ステップA7)、Bluetooth送信処理の実行に移る(ステップA8)。これとは逆に、自端末1側で端末ID送信操作が行われたことを検出した場合(ステップA9でYES)、つまり、相手端末2が主体となって検索処理を行う場合には、後述する赤外線送信処理(ステップA10)、Bluetooth被検索処理(ステップA11)、Bluetooth受信処理の実行に移る(ステップA12)。
図5は、赤外線受信処理(図4のステップA6)、図6は、Bluetooth検索処理(図4のステップA7)、図7は、Bluetooth送信処理(図4のステップA8)を詳述するためのフローチャートである。また、図8は、赤外線送信処理(図4のステップA10)、図9は、Bluetooth被検索処理(図4のステップA11)、図10は、Bluetooth受信処理(図4のステップA12)を詳述するためのフローチャートである。なお、図5〜図10において、所定のステップの近傍に付加した矢印付き符号A〜Gは、データの送信/受信を示したもので、その矢印の方向がステップ側に向いているときにはデータの“受信”を示し、逆方向のときにはデータの“送信”を示している。以下、自端末1が主体となって検索処理を行う場合の接続手順と、相手端末2が主体となって検索処理を行う場合の接続手順を“送信”、“受信”の順に並列的に説明するものとする。
いま、自端末1側において端末ID取得操作が行われたことを検出したときには(図4のステップA5でYES)、図5に示す赤外線受信処理(ステップA6)を開始する。先ず、赤外線通信機能を起動させた後(図5のステップB1)、赤外線通信部17から相手端末2に対してその「端末ID」の送信を要求し(ステップB2)、この送信要求に応答して相手端末2から送信されて来た「端末ID」及び「暗証番号」を受信取得すると(ステップB3)、この「端末ID」を「暗証番号」に対応付けて相手端末ID記憶部M4に記憶させた後(ステップB4)、赤外線通信機能を終了させる(ステップB5)。
他方、自端末1側において端末ID送信操作が行われたことを検出したときには(図4のステップA9でYES)、図8に示す赤外線送信処理(ステップA10)を開始する。先ず、赤外線通信機能を起動させた後(図8のステップC1)、Bluetooth通信を許可するための認証情報として「暗証番号」を入力指定する操作が行われたことを検出したときには(ステップC2)、入力指定された「暗証番号」を自端末ID記憶部M3に記憶させる(ステップC3)。ここで、相手端末2から「端末ID」送信要求を受信すると(ステップC4)、この要求に応じて自端末ID記憶部M3から読み出した自己の「端末ID」を「暗証番号」と共にその要求元の相手端末2に対して送信した後(ステップC5)、赤外線通信機能を終了させる(ステップC6)。
このようにしてBluetooth通信に必要な情報を相手端末2から事前に取得して記憶させておくが、通信相手先が複数の場合には、上述した赤外線受信処理(図4のステップA6)及び赤外線送信処理(ステップA10)を相手端末2の数だけ繰り返せばよい。そして、このような事前取得処理(上述の赤外線受信処理)が終わると(ステップA6)、図6に示すBluetooth検索処理(ステップA7)に移る。先ず、Bluetooth通信機能を起動させることによって(図6のステップD1)、Bluetooth通信部16から所定周波数の電波を発信させて、周囲に存在する相手端末2を検索する検索処理を開始する(ステップD2)。
そして、周囲に存在する相手端末2に対してその「端末ID」送信を要求し(ステップD3)、この要求に応答して相手端末2から所定時間(検索実行時間)内に「端末ID」を受信取得したかを調べる(ステップD4、D5)。すなわち、検索処理を開始してから所定時間が経過する前に相手端末2から「端末ID」を取得したかを調べ、この検索実行時間が経過しても相手端末2から「端末ID」を取得しなかったときには(ステップD4でNO、ステップD5でYES)、通信相手の相手端末2が周囲に存在していないと判断して、ステップD9に移り、検索動作を停止させる。
上述の検索実行時間が経過する前に周囲に存在する相手端末2からその「端末ID」を受信取得したときには(ステップD4でYES)、この取得した「端末ID」と、相手端末ID記憶部M4に記憶されている各「端末ID」とを比較し、取得した「端末ID」が相手端末ID記憶部M4に記憶されているかを調べる(ステップD6)。ここで、該当する「端末ID」が記憶されていなければ、つまり、赤外線通信によって事前に特定しておいた通信相手先ではなければ(ステップD6でNO)、Bluetooth通信機能に検索継続を指示した後(ステップD10)、上述のステップD3に戻る。
また、取得した「端末ID」が相手端末ID記憶部M4に記憶されていれば、つまり、赤外線通信によって事前に特定しておいた通信相手先を検索することができたときには(ステップD6でYES)、この「端末ID」に基づいて相手端末ID記憶部M4を参照し、この「端末ID」に対応する「検索済みフラグ」を“1”とした後(ステップD7)、全ての「検索済みフラグ」は“1”であるか(相手先として特定した相手端末2を全て検索したか)を調べる(ステップD8)。いま、通信相手先が1つであれば、この時点で全ての「検索済みフラグ」が“1”となっていることが判別されるので(ステップD8でYES)、所定時間(検索実行時間)が経過する前であっても、この時点で検索処理を停止させるが(ステップD9)、全ての「検索済みフラグ」が“1”でなければ(ステップD8でNO)、検索継続を指示した後(ステップD10)、上述のステップD3に戻る。これによって全ての「検索済みフラグ」が“1”となれば(ステップD8でYES)、この時点で検索処理を停止させる(ステップD9)。
一方、上述の赤外線送信処理(図4のステップA10)が終了すると、図9に示すBluetooth被検索処理(ステップA11)に移る。先ず、Bluetooth通信機能を起動させた後(図9のステップE1)、相手端末2から「端末ID」の送信要求を受信すると(ステップE2)、自端末ID記憶部M3から読み出した「端末ID」をその要求元の相手端末2に対して送信する(ステップE3)。
他方、上述のBluetooth検索処理(図4のステップA7)が終了すると、図7に示すBluetooth送信処理の実行に移る(ステップA12)。先ず、相手端末ID記憶部M4を参照し、「検索済みフラグ」が“1”の相手端末2が有るか、つまり、通信相手先として特定した相手端末2が周囲に存在しているかを調べ(図7のステップF1)、存在していなければ(ステップF1でNO)、相手端末ID記憶部M4内の「端末ID」及び「暗証番号」を消去した後(ステップF10)、Bluetooth通信機能を終了させて(ステップF11)、図7のフローの終了となる。
また、通信相手先として特定した相手端末2が周囲に存在していれば(ステップF1でYES)、相手端末ID記憶部M4を参照し、「検索済みフラグ」が“1”の相手端末2に対応してその「暗証番号」が記憶されているかを調べ(ステップF2)、記憶されていれば(ステップF3でYES)、以下の認証処理に移る(ステップF3〜F8)。すなわち、この「暗証番号」を相手端末ID記憶部M4から読み出した後(ステップF4)、「検索済みフラグ」が“1”の相手端末2に対して認証要求を送信すると共に(ステップF4)、読み出した「暗証番号」を送信する(ステップF5)。この要求後、それに応答して相手端末2から「暗証番号」を受信取得すると(ステップF6)、相手端末ID記憶部M4から読み出した「暗証番号」と相手端末2から取得した「暗証番号」とを比較し(ステップF7)、両方の「暗証番号」は一致しているか否かにに基づいて認証OK(肯定)か否かの判別を行う(ステップF8)。
ここで、認証NG(否定)と判別されたときには(ステップF8でNO)、後述する「暗証番号」の再指定や再取得する処理に移るが(ステップF12〜F15)、認証OK(肯定)と判別されたときには(ステップF8でYES)、Bluetooth通信によるデータ通信の実行に移る(ステップF9)。この場合、データ記憶部M5内のダウンロードデータやアドレス帳データなどの中からユーザ操作によって任意に選択されたデータを相手端末2に送信したり、相手端末2から送信されたデータを受信したりする。そして、データ通信の終了を指示する操作が行われると、次のステップF10に移り、相手端末ID記憶部M4内の「端末ID」及び「暗証番号」を消去した後、Bluetooth通信機能を終了させる(ステップF11)。
また、認証NG(否定)と判別された場合(ステップF8でNO)、あるいは相手端末2から暗証番号が送信されて来なかったなどの理由により「検索済みフラグ」が“1”の相手端末2に対応してその「暗証番号」が記憶されていない場合には(ステップF2でNO)、「暗証番号」の再指定や再取得する処理に移る(ステップF12〜F15)。先ず、ユーザ操作で「暗証番号」を入力指定することを示す“指定”を選択するのか、相手端末2から赤外線通信で「暗証番号」を送信して取得することを示す“取得”を選択するのかの選択画面を表示させる(ステップF12)。いま、この選択画面の中から“指定”が選択された場合に(ステップF13でYES)、ユーザ操作によって「暗証番号」が入力指定されると(ステップF14)、この入力指定された「暗証番号」を「検索済みフラグ」が“1”の相手端末2に対応して相手端末ID記憶部M4内に記憶させた後(ステップF15)、上述のステップF4に移り、以下、認証処理を行う。
上述の選択画面の中から“取得”が選択された場合には(ステップF13でNO)、上述した赤外線受信処理に移り(ステップF16)、相手端末2から送信されて来た「端末ID」及び「暗証番号」を受信取得して記憶させる。なお、赤外線通信機能とBluetooth通信機能とを同時に起動することができない仕組みの場合には、Bluetooth通信機能を一時的に中断して赤外線通信機能を起動させ、「暗証番号」を受信取得して赤外線通信機能を終了させた後、Bluetooth通信機能を再開させるようにすればよい。その際、「端末ID」は既に取得済みであるので、ここでは、「暗証番号」のみを取得するようにしてもよい。そして、上述のステップF4に移り、以下、認証処理を行う。
他方、上述のBluetooth被検索処理(図4のステップA11)が終了すると、図10に示すBluetooth受信処理の実行に移る(ステップA12)。先ず、相手端末2から認証要求を受信すると(図10のステップG1)、以下の認証処理を行う(ステップG2〜G9)、すなわち、相手端末2から認証要求と共に送信されて来た「暗証番号」を受信取得した後(ステップG2)、自端末ID記憶部M3に「暗証番号」が記憶されているかを調べ(ステップG3)、記憶されていれば(ステップG3でYES)、自端末ID記憶部M3から「暗証番号」を読み出して(ステップG6)、相手端末2に対して送信する(ステップG7)。
また、自端末ID記憶部M3に「暗証番号」が記憶されていない場合に(ステップG3でNO)、「暗証番号」を入力指定する操作が行われると(ステップG4)、この入力指定された「暗証番号」を自端末ID記憶部M3に記憶させる処理を行った後(ステップG5)、自端末ID記憶部M3から「暗証番号」を読み出して(ステップG6)、相手端末2に送信する(ステップG7)。
そして、自端末ID記憶部M3に記憶されている「暗証番号」と相手端末2から取得した「暗証番号」とを比較し(ステップG8)、この両方の「暗証番号」は一致しているか否かにに基づいて認証OK(肯定)か否かの判別を行う(ステップG9)。ここで、認証NG(否定)と判別されたときには(ステップG9でNO)、上述したステップG4に移り、「暗証番号」の指定を受け付けて記憶させるが(ステップG5)、認証OK(肯定)と判別されたときには(ステップG9でYES)、Bluetooth通信によるデータ通信の実行に移る(ステップG10)。そして、データ通信の終了を指示する操作が行われると、次のステップG11に移り、相手端末2から取得した「暗証番号」を消去した後、Bluetooth通信機能を終了させる(ステップG12)。
以上のように、この実施形態の自端末(携帯電話機)1は、赤外線通信(第1通信手段)を利用し、Bluetooth通信(第2通信手段)の通信相手先として所望する相手端末(携帯電話機)2からその端末識別情報を取得して記憶している状態において、周囲に存在する相手端末2を、Bluetooth通信を利用して検索すると共に、検索した相手端末2からその端末識別情報を取得し、この取得した端末識別情報と、記憶しておいた端末識別情報との比較結果に基づいて検索処理を制御するようにしたので、周囲に存在する相手端末2を検索する検索処理を複数の通信手段を利用して適切に制御することができ、ユーザにとって利便性の高い通信を実現することができる。例えば、Bluetooth通信を利用した通信を行うにあたり、赤外線通信を利用して事前に必要な情報を取得しておくことによってBluetooth通信の通信相手先同士を特定して対応付ける接続手順を簡素化することができる。
両方の端末識別情報を比較した結果、両方の端末識別情報が一致していなければ、検索処理を継続するようにしたので、赤外線通信によって事前に特定しておいた通信相手先の検索が可能となる。
両方の端末識別情報を比較した結果、両方の端末識別情報が一致していれば、検索処理を停止するようにしたので、赤外線通信によって事前に特定しておいた通信相手先を検索したときには、所定時間が経過していなくてもその時点で検索処理を途中で打ち切ることができ、それだけ高速接続が可能となる。
両方の端末識別情報を比較した結果、両方の端末識別情報が一致していれば、その時点で検索処理を打ち切って、その後のBluetooth通信を速やかに開始することができる。
赤外線通信を利用して事前に相手端末2の端末識別情報と共に認証情報を取得して記憶しておき、両方の端末識別情報を比較した結果、両方の端末識別情報が一致していれば、その時点で検索処理を打ち切った後、事前取得した認証情報を利用してBluetooth通信による認証処理を行うようにしたので、認証処理を速やかに開始することができる。この場合、従来では、Bluetooth通信開始前に、送信側と受信側の両方の装置で認証情報を入力する必要があるが、この実施形態では、赤外線通信時に送信側だけ認証情報を入力し、受信側ではそれを利用するだけでよいため、受信側での認証情報の入力を省略することができる。
事前取得の認証情報が記憶されていなければ、ユーザ操作によって認証情報を指定するようにしたので、認証処理を開始するまでにユーザ指定によって認証情報を補充することができる。
事前取得の認証情報が記憶されていなければ、赤外線通信を利用して相手端末2から認証情報を取得するようにしたので、認証処理を開始するまでに赤外線通信を利用して容易に認証情報を補充することができる。
認証が正常に行われなかった場合には、認証情報をユーザ操作によって指定するようにしたので、新たな認証情報に基づいて認証処理を再開させることができる。
認証が正常に行われなかった場合には、赤外線通信を利用して相手端末2から認証情報を取得するようにしたので、新たな認証情報に基づいて認証処理を再開させることができると共に、認証情報の取得が容易となる。
Bluetooth通信時の通信相手先が複数の場合には、この相手端末2毎に赤外線通信を利用して端末識別情報を取得して記憶しておき、この記憶されている複数の端末識別情報が検索された場合に、検索処理を停止するようにしたので、通信相手先が複数であっても、この全ての相手先が検索された時点で検索処理を途中で打ち切ることができる。
他方、相手端末2が主体となって検索処理を行う場合、自端末1は、赤外線通信を利用して事前に必要な情報(相手端末2側の認証情報)を取得して記憶している状態において、相手端末2側でBluetooth通信を利用した検索処理が開始されると、相手端末2からの要求に従って自己の端末識別情報をBluetooth通信によって送信した後、相手端末2からの要求に従ってBluetooth通信を許可するための認証処理を開始し、自端末1と相手端末2との認証情報が同一であれば、データ通信が可能な状態となるようにしたので、複数の通信手段を利用して相手端末2との通信とその認証を容易に行うことによって、利便性の高い通信を実現することができる。
なお、上述した実施形態においては、図8(赤外線送信処理)のステップC2で「暗証番号」を入力指定するようにしたが、この赤外線送信処理を行う前に入力指定したり、後で入力指定したりするようにすれば、図8のステップC2を省略することができる。また、「暗証番号」を後で入力指定する場合には、図8のステップC5の送信時では「端末ID」のみを送信すればよい。この場合、図5(赤外線受信処理)のステップB4では、「端末ID」と共に「暗証番号」が送信されて来ない場合には、「端末ID」のみを記憶すればよい。
上述した実施形態においては、図7(Bluetooth送信処理)のステップF5では、相手端末2側でも認証処理を行うようにしているため「暗証番号」を送信するようにしたが、相手端末2側で認証処理を行わない場合には、このステップF5は省略される。この場合、図10(Bluetooth受信処理)では、相手端末2から「暗証番号」が送信されない場合(こちら側で認証処理を行わない場合)に、上述の取得、比較、認証OK判別の各ステップG2、G8、G9を省略するようにすればよい。このようにBluetooth通信の認証を、両方で行わずにどちらか一方のみで行うようにしてもよい。
上述した実施形態においては、図7(Bluetooth送信処理)のステップF10及び図10(Bluetooth受信処理)のステップG11では、Bluetooth通信後の処理として相手端末の「端末ID」、「暗証番号」を消去するようにしたが、通信後でも「端末ID」、「暗証番号」を消去せずに記憶保持しておけば、その後のBluetooth通信時に「端末ID」、「暗証番号」を再入力する必要がなくなり、ユーザ負担を軽減することが可能となる。
上述した実施形態の相手端末ID記憶部M4は、複数の相手端末に対応して複数の「端末ID」を記憶可能な構成としたが、より簡易に、相手端末は1台だけでもよく、1件分の「端末ID」を記憶するものであってもよい。その場合、「検索済フラグ」は不要となる。したがって、図6(Bluetooth検索処理)において、「検索済フラグ」を“1”にするステップD7と、全ての“検索済フラグ”が1か否かを判別するステップD8とを省略し、次の検索停止のステップD9へ遷移すればよい。
上述した実施形態においては、端末識別情報を12桁の数字の「端末ID」としたが、これに限らず、製造番号、電話番号、メールアドレス、任意の文字列などを端末識別情報としてもよい。また、認証情報を8桁の数字列構成の「暗証番号」としたが、これに限らず、任意の桁数の文字列、生体情報など、任意の認証情報であってもよい。送受信の対象となるデータは、アドレス帳データ、画像データ、音楽データ、スケジュールデータ、メールデータ、発信履歴データなど、任意のデータであってもよい。
上述した実施形態においては、複数の通信手段として、赤外線通信とBluetooth通信を例示したが、人体を介した人体接触通信、非接触ICカード通信、無線LAN通信など、任意の通信手段であってもよい。
上述した実施形態においては、折り畳みタイプの自端末1、2に適用したが、ストレートタイプ、スライドタイプ、スピントップタイプなど任意の筐体構造であってもよく、また、スタイルとして、クローズスタイル、オープンスタイルを例示したが、筐体構造に応じた任意のスタイルであってもよい。また、上述した実施形態においては、通信端末装置として携帯電話機を例示したが、これに限らず、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、それらの複合機など、通信機能を備える任意の通信端末装置であってもよい。
上述した実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1、2 携帯電話機
3 無線通信網
4 インターネット
5 コンテンツ配信装置
11 中央制御部
13 記憶部
14 無線通信部
16 Bluetooth通信部
17 赤外線通信部
18 表示部
19 操作部
M1 プログラム記憶部
M2 各種情報一時記憶部
M3 自端末ID記憶部
M4 相手端末ID記憶部
M5 データ記憶部

Claims (10)

  1. 第1及び第2通信手段を備える通信端末装置であって、
    前記第1通信手段を利用して他の端末装置から当該端末装置を識別する端末識別情報を取得する第1取得手段と、
    この第1取得手段によって取得された端末識別情報を複数、記憶手段に記憶させることが可能な記憶制御手段と、
    周囲に存在する前記他の端末装置を、前記第2通信手段を利用して検索する検索手段と、
    この検索手段によって前記他の端末装置が検索された場合に、前記第2通信手段を利用して当該他の端末装置からその端末識別情報を取得する第2取得手段と、
    この第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とを比較する比較手段と、
    この比較手段による比較結果に基づいて、前記検索手段による検索を制御する検索制御手段と、
    を具備し
    前記第1取得手段は、複数の他の端末装置から、それぞれの端末識別情報を取得し、
    前記記憶制御手段は、前記第1取得手段によって取得された複数の端末識別情報を前記記憶手段に記憶させ、
    前記比較手段は、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報とを比較し、
    前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報の全てが前記第2取得手段によって取得されたと判別された場合に、前記検索手段による検索を停止する、
    ようにしたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致しないと判別された場合に、前記検索手段による検索を継続する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記検索制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致すると判別された場合に、前記検索手段による検索を停止する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記比較手段による比較の結果、前記第2取得手段によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とが一致すると判別された場合に、この端末識別情報が示す前記他の端末装置との間で前記第2通信手段を利用した通信を行う通信制御手段を更に備え、
    前記検索手段による検索を停止した後、前記通信制御手段による通信を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
  5. 前記第1取得手段は、前記端末識別情報と共に前記第2通信手段による通信を許可するための認証情報を取得し、
    前記記憶制御手段は、前記第1取得手段によって取得された端末識別情報と前記認証情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記通信制御手段によって前記第2通信手段を利用した通信を行うにあたって、前記記憶手段に記憶されている認証情報に基づいて前記第2通信手段による通信を許可するための認証を行う認証手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の通信端末装置。
  6. 前記記憶手段に認証情報が記憶されているか否かを判別する認証情報判別手段と、
    この認証情報判別手段によって認証情報が記憶されていないと判別された場合に、認証情報をユーザ操作によって指定する指定手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末装置。
  7. 前記記憶手段に認証情報が記憶されているか否かを判別する認証情報判別手段と、
    この認証情報判別手段によって認証情報が記憶されていないと判別された場合に、前記第1通信手段を利用して、前記他の端末装置から認証情報を取得する第3取得手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末装置。
  8. 前記認証手段によって認証が正常に行われたか否かを判別する認証結果判別手段と、
    この認証結果判別手段によって正常に行われなかったと判別された場合に、前記認証情報をユーザ操作によって指定する指定手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末装置。
  9. 前記認証手段によって認証が正常に行われたか否かを判別する認証結果判別手段と、
    この認証結果判別手段によって正常に行われなかったと判別された場合に、前記第1通信手段を利用して、前記他の端末装置から認証情報を取得する第3取得手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の通信端末装置。
  10. 第1及び第2通信手段を備える通信端末装置で実行されるプログラムであって、
    前記第1通信手段を利用して他の端末装置から当該端末装置を識別する端末識別情報を取得する第1取得機能と、
    前記取得された端末識別情報を複数、記憶手段に記憶させることが可能な記憶制御機能と、
    周囲に存在する前記他の端末装置を、前記第2通信手段を利用して検索する検索機能と、
    前記他の端末装置が検索された場合に、前記第2通信手段を利用して当該他の端末装置からその端末識別情報を取得する第2取得機能と、
    前記取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている端末識別情報とを比較する比較機能と、
    前記比較した結果に基づいて前記検索を制御する検索制御機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記第1取得機能は、複数の他の端末装置から、それぞれの端末識別情報を取得し、
    前記記憶制御機能は、前記第1取得機能によって取得された複数の端末識別情報を前記記憶手段に記憶させ、
    前記比較機能は、前記第2取得機能によって取得された端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報とを比較し、
    前記検索制御機能は、前記比較機能による比較の結果、前記記憶手段に記憶されている複数の端末識別情報の全てが前記第2取得機能によって取得されたと判別された場合に、前記検索機能による検索を停止する、
    ようにしたことを特徴とするプログラム
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