JP5311336B2 - サーマルヘッド、サーマルプリンタ及びサーマルヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルヘッド、サーマルプリンタ及びサーマルヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、小型ハンディターミナルに代表される小型情報機器端末に多く搭載されるサーマルプリンタに用いられ、印画データに基づいて複数の発熱素子を選択的に駆動することによって感熱記録媒体に印画を行うためのサーマルヘッドとその製造方法、及びサーマルプリンタに関するものである。
近年、サーマルプリンタは小型情報機器端末に多く用いられるようになってきている。小型情報機器端末はバッテリー駆動であるため、サーマルプリンタの省電力化が強く求められ、そのための発熱効率の高いサーマルヘッドが求められている。
発熱効率の高いサーマルヘッドとしては、例えば、特許文献1に開示された構造を有するものが知られている。
特開2007−83532号公報
しかしながら、上記特許文献1の図3に開示されたサーマルヘッドは、基板(支持基板)と蓄熱層とが陽極接合によって接合されている。そのため、基板として熱膨張係数が3.3×10−6/℃の単結晶シリコン基板を用い、蓄熱層として安価で加工性は良いが、熱膨張係数が8.6×10−6/℃のソーダガラスを用いた場合には、サーマルヘッドの動作時に、200℃から300℃程度まで上昇する発熱抵抗体の温度によって基板と蓄熱層との間に熱膨張差が発生し、サーマルヘッドに反りや歪みが発生して、感熱紙との当たりが悪くなり、印字品質が低下してしまうおそれがあった。
また、基板として熱膨張係数が3.3×10−6/℃の単結晶シリコン基板を用い、蓄熱層として高価で加工性は悪いが、熱膨張係数が3.2×10−6/℃のパイレックスガラスを用いた場合には、サーマルヘッドに反りや歪みは発生しなくなるが、製造コストが高騰し、製造工程が煩雑化してしまうといった問題点があった。
一方、基板側に流れる熱量を制限するためには、蓄熱層を熱伝導の低い薄板ガラスとすればよい。しかし、蓄熱層の機械的強度を確保するためには、蓄熱層の厚みを20μmよりも厚くしなければならず、印字開始時に、蓄熱層に十分な熱が蓄熱されず、印字濃度が薄くなってしまうといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、印字品質を向上させることができるサーマルヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の第1の態様に係るサーマルヘッドは、支持基板の表面に弾性材料からなる接着層を介して積層された蓄熱層の上に、複数の発熱抵抗体が間隔をあけて配列され、前記支持基板と前記蓄熱層との間の前記発熱抵抗体の発熱部に対向する領域に、前記接着層の表面に設けられた凹部と該凹部を閉塞する前記支持基板とにより構成される空洞部が形成され、該空洞部に対向する前記蓄熱層の表面の少なくとも一部に、前記接着層を構成する弾性材料が接着状態に配置されている。
本発明の第1の態様に係るサーマルヘッドによれば、蓄熱層の他面が樹脂からなる接着層によって覆われ、この接着層によって蓄熱層が補強される(蓄熱層の機械的強度が増加(向上)する)こととなるので、その分、蓄熱層の板厚を(20μm以下に)減少させることができ、蓄熱層に十分な熱が蓄熱されるまでの時間を短縮させることができて、印字開始時に印字濃度が薄くなるといった不具合をなくすことができる。
また、蓄熱層の板厚が減少させられることにより、印刷開始時に蓄熱層に投入される熱量を減少させることができるので、サーマルヘッド全体に加わる熱負荷を減少させることができ、耐久性および信頼性を向上させることができる。
さらに、動作時に、200℃から300℃程度まで上昇する発熱抵抗体の温度によって支持基板と蓄熱層との間に発生する熱膨張差が、弾性材料からなる接着層の弾性変形により吸収され、動作時における反りや歪みがなくなる(あるいは低減することとなる)ので、印字品質を常に最適な状態に維持することができる。
さらにまた、支持基板の材料として単結晶シリコン基板を採用した場合でも、蓄熱層の材料として安価で加工性の良いソーダガラスを採用することができるので、製造コストの低減化を図ることができて、製造工程の簡略化を図ることができる。
さらにまた、発熱抵抗体の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に、発熱効率を向上させるのに十分な高さ(深さ)を有する空洞部、すなわち、蓄熱層から支持基板への熱の流入を規制する断熱層が形成されることとなるので、発熱効率を向上させることができる。
本発明の参考例としての発明の第1参考態様に係るサーマルヘッドは、上記第1の態様に係るサーマルヘッドにおいて、前記空洞部が、前記支持基板の表面に設けられた凹部と、該凹部の開口端を閉塞する前記接着層とにより構成されている
このようなサーマルヘッドによれば、蓄熱層の他面全体が樹脂からなる接着層によって覆われ、この接着層によって蓄熱層がさらに補強される(蓄熱層の機械的強度がさらに増加(向上)する)こととなるので、蓄熱層の板厚をさらに減少させることができ、蓄熱層に十分な熱が蓄熱されるまでの時間をさらに短縮させることができて、印字開始時に印字濃度が薄くなるといった不具合をなくすことができる。
上記第1の態様に係るサーマルヘッドにおいて、該空洞部が、前記接着層の裏面に設けられた凹部と、該凹部を閉塞する前記支持基板とにより構成されている
このようなサーマルヘッドによれば、蓄熱層の他面全体が樹脂からなる接着層によって覆われ、この接着層によって蓄熱層がさらに補強される(蓄熱層の機械的強度がさらに増加(向上)する)こととなるので、蓄熱層の板厚をさらに減少させることができ、蓄熱層に十分な熱が蓄熱されるまでの時間をさらに短縮させることができて、印字開始時に印字濃度が薄くなるといった不具合をなくすことができる。
上記サーマルヘッドにおいて、前記空洞部に露出する前記支持基板の表面と対向する前記蓄熱層の裏面の一部が、前記空洞部に露出しているとさらに好適である。
このようなサーマルヘッドによれば、発熱抵抗体の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する蓄熱層の他面の一部が空洞部に露出することとなるので、接着層を介した放熱をさらに抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
本発明に係るサーマルプリンタは、発熱効率の高いサーマルヘッドを具備している。
本発明に係るサーマルプリンタによれば、少ない電力で感熱紙に印刷することができ、バッテリーの持続時間を長期化させることができるとともに、プリンタ全体の信頼性を向上させることができる。
本発明の参考例としての発明の第2参考態様に係るサーマルヘッドの製造方法は、支持基板の表面に凹部を形成し、蓄熱層の表面に弾性材料からなる接着層を積層し、該接着層を挟んで前記支持基板の表面に蓄熱層を積層状態に接合し、該蓄熱層の表面の前記凹部に対向する領域に、複数の発熱抵抗体を間隔をあけて形成する。
本発明の第の態様に係るサーマルヘッドの製造方法は、蓄熱層の表面に弾性材料からなる接着層を積層し、該接着層の表面に凹部を形成し、前記接着層を挟んで支持基板の表面に前記蓄熱層を積層状態に接合して、該支持基板により前記接着層の凹部を閉塞して空洞部を形成し前記蓄熱層の表面の前記凹部に対向する領域に、複数の発熱抵抗体を間隔をあけて形成する。
本発明の参考例としての発明の第2参考態様に係るサーマルヘッドの製造方法または本発明の第の態様に係るサーマルヘッドの製造方法によれば、蓄熱層の他面が樹脂からなる接着層によって覆われ、この接着層によって補強された(機械的強度が増加(向上)した)蓄熱層がハンドリングされることとなるので、製造工程の簡略化を図ることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、支持基板の材料として単結晶シリコン基板を採用した場合でも、蓄熱層の材料として安価で加工性の良いソーダガラスを採用することができるので、製造コストの低減化を図ることができて、製造工程の簡略化を図ることができる。
本発明によれば、印字品質を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第1参考実施形態について、図1から図10を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの縦断面図、図2は本実施形態に係るサーマルヘッドの平面図であり、保護膜を取り除いた状態を示す図、図3は図2のα−α矢視断面図、図4〜図10は本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。
図1に示すように、サーマルプリンタ1は、本体フレーム2と、水平配置されるプラテンローラ3と、プラテンローラ3の外周面に対向配置されるサーマルヘッド4と、プラテンローラ3とサーマルヘッド4との間に感熱紙5を送り出す紙送り機構6と、サーマルヘッド4を感熱紙5に対して所定の押圧力で押し付ける加圧機構7とを備えている。
図2または図3に示すように、サーマルヘッド4は、支持基板(以下、「基板」という。)11と、蓄熱層13の他面(図3において下側の面)全体を覆うように形成された弾性材料からなる接着層(または弾性材料層もしくは応力緩和層)12を介して接合された蓄熱層13とを有している。また、蓄熱層13の一面(図3において上側の面)上には、複数の発熱抵抗体14が一方向に間隔をあけて形成され(配列され)ている。さらに、図3に示すように、サーマルヘッド4は、蓄熱層13および発熱抵抗体14の一面(図3において上側の面)を覆って磨耗や腐食から保護する保護膜15を有している。
なお、基板11の他面(図3において下側の面)上には、図示しない放熱板が設けられている。
発熱抵抗体14は、蓄熱層13の一面に所定パターンで形成された発熱抵抗体層16と、発熱抵抗体層16の一面(図3において上側の面)に所定パターンで形成された個別電極17と、個別電極17の一面(図3において上側の面)に所定パターンで形成された共通電極18とを有している。
なお、発熱抵抗体14が実際に発熱する部分(以下、「発熱部」という。)は、個別電極17および共通電極18と重ならない部分である。
図2および図3に示すように、基板11の表面(図3において上側の面)には、空洞部(中空断熱層)19を形成する凹部20が形成されている。
凹部20は、発熱抵抗体14毎に空洞部19を形成するように設けられており、凹部20と凹部20との間はドット間隔壁21(図2参照)で隔てられている(仕切られている)。また、基板11の表面に、複数の凹部20が形成されることにより、凹部20と凹部20との間に位置するドット間隔壁21の表面全体が接着層12を介して蓄熱層13の裏面と接触することとなる。
空洞部19は、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に形成された空間、すなわち、接着層12の他面(図3において下側の面)と、凹部20を形成する壁面(基板11の一面および蓄熱層13の他面と直交する面)および底面(基板11の一面および蓄熱層13の他面に平行な面)とで形成された(密閉された)空間である。そして、この空洞部19内の空間層は、発熱抵抗体14から基板11への熱の流入を規制する断熱層として機能する。
なお、空洞部19の平面視における寸法は任意であって、発熱部の寸法に近ければ、本実施形態のように発熱部よりも大きくてもよく、また、発熱部よりも小さくてもよい。
接着層12は、基板11の一面と蓄熱層13の他面とを接合するとともに、基板11と蓄熱層13との間に発生する熱膨張差(熱伸び差)を吸収するものである。
接着層12の材料としては、サーマルヘッド4の動作時に、200℃から300℃程度まで上昇する発熱抵抗体14の温度に耐え得る高耐熱性材料、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の有機樹脂材料が用いられる。
つぎに、図4〜図10を用いて、本実施形態に係るサーマルヘッド4の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、一定(300μm〜1mm程度)の厚さを有する基板11の表面の、発熱抵抗体14の発熱部と対向する領域に、空洞部19を形成する凹部20を加工する。基板11の材料としては、例えば、熱膨張係数(熱膨張率)が8.6×10−6/℃のソーダガラス、熱膨張係数が3.2×10−6/℃のパイレックスガラス、熱膨張係数が3.8×10−6/℃の無アルカリガラス等のガラス基板、熱膨張係数が3.3×10−6/℃の単結晶シリコン基板、熱膨張係数が7.2×10−6/℃のセラミックス基板(アルミナ基板)等が用いられる。
凹部20は、例えば、基板11の表面に、サンドブラスト、ドライエッチング、ウェットエッチング、レーザー加工等を施すことによって形成される。
なお、基板11にサンドブラストによる加工を施す場合には、基板11の表面にフォトレジスト材を被服し、このフォトレジスト材を所定パターンのフォトマスクを用いて露光して、凹部20を形成する領域以外の部分を固化させる。その後、基板11の表面を洗浄して固化していないフォトレジスト材を除去することで、凹部20を形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを得る。この状態で、基板11の表面にサンドブラストを施すことで、所定深さの凹部20を得る。
エッチングによる加工を施す場合には、同様に、基板11の表面に凹部20を形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを形成し、この状態で、基板11の表面にエッチングを施すことで、所定深さの凹部20を得る。このエッチング処理には、単結晶シリコンの場合、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム溶液、KOH溶液、フッ酸と硝酸の混合液によるエッチング液等によるウェットエッチングが、また、ガラス基板の場合、フッ酸系のエッチング液等を用いたウェットエッチングが行われる。そのほか、リアクティブイオンエッチング(RIE)やプラズマエッチング等のドライエッチングが用いられる。
つぎに、図5に示すように、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上全体にペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12を積層(形成)する。
つづいて、図6に示すように、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、接着層12の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、図5で得た接着層12および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板11と蓄熱層13とを接合(接着)する。蓄熱層13の材料としては、例えば、熱膨張係数が8.6×10−6/℃のソーダガラス、熱膨張係数が3.2×10−6/℃のパイレックスガラス、熱膨張係数が3.8×10−6/℃の無アルカリガラス等のガラス基板が用いられる。
ここで、厚さ20μm〜2μm程度の薄いガラス基板からなる蓄熱層13は、製造やハンドリングが困難であり、また高価である。そこで、このような薄いガラス基板からなる蓄熱層13を直接基板11に接合する代わりに、製造やハンドリングが容易な厚みをもったガラス基板からなる蓄熱層13を基板11に接合した後に、この蓄熱層13をエッチングや研磨等によって所望の厚みとなるように加工してもよい。この場合には、基板11の一面に容易、かつ、安価にごく薄い蓄熱層13を形成することができる。
ガラス基板からなる蓄熱層13のエッチングには、上述したように、凹部20の形成に用いた各種エッチングを用いることができる。また、ガラス基板からなる蓄熱層13の研磨には、例えば、半導体ウェーハ等の高精度研磨に用いられるCMP(ケミカルメカニカルポリッシング)等を用いることができる。
そして、このようにして形成した蓄熱層13の上に、発熱抵抗体層16(図7参照)、個別電極17(図8参照)、共通電極18(図9参照)、保護膜15(図10参照)を順次形成する。なお、発熱抵抗体層16、個別電極17、および共通電極18を形成する順序は任意である。
これら発熱抵抗体層16、個別電極17、共通電極18、保護膜15は、従来のサーマルヘッドにおけるこれら部材の製造方法を用いて作製することができる。具体的には、スパッタリングやCVD(化学気相成長法)、蒸着等の薄膜形成法を用いて絶縁皮膜上にTa系やシリサイド系等の発熱抵抗体材料の薄膜を成膜し、この発熱抵抗体材料の薄膜をリフトオフ法やエッチング法等を用いて成形することにより所望の形状の発熱抵抗体を形成する。
同様に、蓄熱層13の上に、Al、Al−Si、Au、Ag、Cu、Pt等の電極材料をスパッタリングや蒸着法等により成膜してこの膜をリフトオフ法、もしくはエッチング法を用いて形成したり、電極材料をスクリーン印刷した後に焼成する等して、所望の形状の個別電極17および共通電極18を形成する。
このようにして発熱抵抗体層16、個別電極17、および共通電極18を形成した後、蓄熱層13の上にSiO、Ta、SiAlON、Si、ダイヤモンドライクカーボン等の保護膜材料をスパッタリング、イオンプレーティング、CVD法等により成膜して、保護膜15を形成する。
本実施形態に係るサーマルヘッド4によれば、蓄熱層13の他面全体が樹脂からなる接着層12によって覆われ、この接着層12によって蓄熱層13が補強される(蓄熱層13の機械的強度が増加(向上)する)こととなるので、その分、蓄熱層13の板厚を(20μm以下に)減少させることができ、蓄熱層13に十分な熱が蓄熱されるまでの時間を短縮させることができて、印字開始時に印字濃度が薄くなるといった不具合をなくすことができる。
また、蓄熱層13の板厚が減少させられることにより、印刷開始時に蓄熱層13に投入される熱量を減少させることができるので、サーマルヘッド4全体に加わる熱負荷を減少させることができ、耐久性および信頼性を向上させることができる。
さらに、サーマルヘッド4の動作時に、200℃から300℃程度まで上昇する発熱抵抗体14の温度によって基板11と蓄熱層13との間に発生する熱膨張差が、弾性材料からなる接着層12の弾性変形により吸収され、動作時におけるサーマルヘッド4の反りや歪みがなくなる(あるいは低減することとなる)ので、印字品質を常に最適な状態に維持することができる。
さらにまた、基板11の材料として単結晶シリコン基板を採用した場合でも、蓄熱層13の材料として安価で加工性の良いソーダガラスを採用することができるので、製造コストの低減化を図ることができて、製造工程の簡略化を図ることができる。
さらにまた、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に、発熱効率を向上させるのに十分な高さ(深さ)を有する空洞部19、すなわち、蓄熱層13から基板11への熱の流入を規制する断熱層が形成されることとなるので、発熱効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係るサーマルヘッド4を搭載したサーマルプリンタ1によれば、発熱効率の高いサーマルヘッド4を具備しているので、少ない電力で感熱紙5に印刷することができる。したがって、バッテリーの持続時間を長期化させることが可能となる。
一方、本実施形態に係るサーマルヘッド4の製造方法によれば、蓄熱層13の他面全体が樹脂からなる接着層12によって覆われ、この接着層12によって補強された(機械的強度が増加(向上)した)蓄熱層13がハンドリングされることとなるので、製造工程の簡略化を図ることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、基板11の材料として単結晶シリコン基板を採用した場合でも、蓄熱層13の材料として安価で加工性の良いソーダガラスを採用することができるので、製造コストの低減化を図ることができて、製造工程の簡略化を図ることができる。
なお、蓄熱層13の他面上全体にペースト状または液状の接着層12を積層するには、例えば、ロールコート、印刷、ディッピング、スピンコート、スプレー、刷毛塗り等による方法を採用することができる。
また、蓄熱層13の他面上全体にフィルム状またはシート状の接着層12を積層するには、例えば、プレス、貼り合わせ機、ラミネート等による方法を採用することができる。
本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第2参考実施形態について、図11を用いて説明する。図11は本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。
本実施形態に係るサーマルヘッドは、その製造工程において、蓄熱層13の他面上全体にペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12を積層(形成)する工程(図5参照)の代わりに、図11に示す工程、すなわち、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上にフィルム状またはシート状の接着層12を積層(形成)する工程を備えているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、基板11の表面上にフィルム状またはシート状の接着層12を積層した後、フィルム状またはシート状の接着層12の一面(図11において上側の面)上には、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13が重ねて置かれ、所定の温度と荷重が一定の時間均等に加えられて、基板11と蓄熱層13とが接合(接着)されることとなる(図6参照)。
本実施形態に係るサーマルヘッドおよび本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果は、上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
一方、本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法によれば、接着層12が一面上全体に積層された蓄熱層13を上下逆さまにする(天地が逆になるようにひっくり返す)工程が省略されることとなるので、製造工程の簡略化を図ることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、基板11の材料として単結晶シリコン基板を採用した場合でも、蓄熱層13の材料として安価で加工性の良いソーダガラスを採用することができるので、製造コストの低減化を図ることができて、製造工程の簡略化を図ることができる。
本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第3参考実施形態について、図12を用いて説明する。図12は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図12に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド31は、接着層12の代わりに接着層32を備えているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッド31は、その製造工程において、図13に示す工程、すなわち、蓄熱層13の他面上全体に積層(形成)されたペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12(図5参照)を、レーザー、機械、フォトリソ等によりパターニングする工程を備えている。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層32を積層した後、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、接着層32の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、図13で得た接着層32および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板11と蓄熱層13とを接合(接着)する。
本実施形態に係るサーマルヘッド31によれば、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する蓄熱層13の他面の一部が空洞部19に露出することとなるので、接着層32を介した放熱を抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
なお、凹部20が形成された基板11の一面上で、凹部20が形成されている領域以外の領域全体には接着層32が積層(形成)されている。
また、ガラスの熱伝導率は0.9W/mK、空気の熱伝導率は0.02W/mK、エポキシ樹脂の熱伝導率は0.21W/mKである。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層32を積層する際、フィルム状またはシート状の接着層12を、図14に示すように予めパターニングしておき、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に積層するようにしてもよいし、ペースト状または液状の接着層を、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に、例えば、スクリーン印刷、凹版印刷、凸版印刷等により所定のパターンに印刷して積層するようにしてもよい。
また、(図11と同様に)エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、図14に示すように予めパターンニングされたフィルム状またはシート状の接着層32を積層(形成)した後、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13を重ねて置き、接合(接着)してもよい。
本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第4参考実施形態について、図15を用いて説明する。図15は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図15に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド41は、接着層12の代わりに接着層42を備えているという点で上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドは、その製造工程において、蓄熱層13の他面上全体に積層(形成)されたペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12(図5参照)を、レーザー、機械、フォトリソ等によりパターニングする工程を備えている。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層42を積層した後、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、接着層42の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、接着層42および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板11と蓄熱層13とを接合(接着)する。
本実施形態に係るサーマルヘッド41によれば、蓄熱層13の他面の一部が空洞部19に露出するとともに、蓄熱層13の他面と基板11の一面との間に接着層の介在しない領域(蓄熱層13と基板11とが接着層42を介して接合されない領域)が形成されていることとなるので、接着層42を介した放熱を抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
なお、ガラスの熱伝導率は0.9W/mK、空気の熱伝導率は0.02W/mK、エポキシ樹脂の熱伝導率は0.21W/mKである。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層42を積層する際、フィルム状またはシート状の接着層12を予めパターニングしておき、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に積層するようにしてもよいし、ペースト状または液状の接着層を、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に、例えば、スクリーン印刷、凹版印刷、凸版印刷等により所定のパターンに印刷して積層するようにしてもよい。
また、(図11と同様に)エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、予めパターンニングされたフィルム状またはシート状の接着層42を積層(形成)した後、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13を重ねて置き、接合(接着)してもよい。
本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第5参考実施形態について、図16を用いて説明する。図16は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図16に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド51は、接着層12の代わりに接着層52を備えているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッド51は、その製造工程において、蓄熱層13の他面上全体に積層(形成)されたペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12(図5参照)を、レーザー、機械、フォトリソ等によりパターニングする工程を備えている。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層52を積層した後、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、接着層52の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、接着層52および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板11と蓄熱層13とを接合(接着)する。
本実施形態に係るサーマルヘッド51によれば、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する蓄熱層13の他面の一部が空洞部19に露出することとなるので、接着層52を介した放熱を抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
なお、凹部20が形成された基板11の一面上で、凹部20が形成されている領域以外の領域全体には接着層52が積層(形成)されている。
また、ガラスの熱伝導率は0.9W/mK、空気の熱伝導率は0.02W/mK、エポキシ樹脂の熱伝導率は0.21W/mKである。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層52を積層する際、フィルム状またはシート状の接着層12を予めパターニングしておき、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に積層するようにしてもよいし、ペースト状または液状の接着層を、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に、例えば、スクリーン印刷、凹版印刷、凸版印刷等により所定のパターンに印刷して積層するようにしてもよい。
また、(図11と同様に)エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、予めパターンニングされたフィルム状またはシート状の接着層52を積層(形成)した後、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13を重ねて置き、接合(接着)してもよい。
本発明の参考例としての発明に係るサーマルヘッドの第6参考実施形態について、図17を用いて説明する。図17は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図17に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド61は、接着層12の代わりに接着層62を備えているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッド61は、その製造工程において、蓄熱層13の他面上全体に積層(形成)されたペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層12(図5参照)を、レーザー、機械、フォトリソ等によりパターニングする工程を備えている。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層62を積層した後、エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、接着層62の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、接着層62および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板11と蓄熱層13とを接合(接着)する。
本実施形態に係るサーマルヘッド61によれば、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する蓄熱層13の他面の一部が空洞部19に露出することとなるので、接着層62を介した放熱を抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
なお、凹部20が形成された基板11の一面上で、凹部20が形成されている領域以外の領域全体には接着層62が積層(形成)されている。
また、ガラスの熱伝導率は0.9W/mK、空気の熱伝導率は0.02W/mK、エポキシ樹脂の熱伝導率は0.21W/mKである。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層62を積層する際、フィルム状またはシート状の接着層12を予めパターニングしておき、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に積層するようにしてもよいし、ペースト状または液状の接着層を、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上に、例えば、スクリーン印刷、凹版印刷、凸版印刷等により所定のパターンに印刷して積層するようにしてもよい。
また、(図11と同様に)エッチングマスクを全て除去した基板11の表面上に、予めパターンニングされたフィルム状またはシート状の接着層62を積層(形成)した後、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13を重ねて置き、接合(接着)してもよい。
本発明に係るサーマルヘッドの第実施形態について、図18から図25を参照しながら説明する。
図18は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図、図19〜図25は本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。
図18に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド71は、接着層12の代わりに接着層72を備え、基板11の代わりに基板73を備えているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
つぎに、図19〜図25を用いて、本実施形態に係るサーマルヘッド71の製造方法について説明する。
まず、図19に示すように、一定(20μm〜2μm程度)の厚さを有する蓄熱層13の他面上全体に、一定(10μm〜100μm程度)の厚さを有するペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層72を積層(形成)する。
そして、図20に示すように、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に空洞部(中空断熱層)74が形成されるように、接着層72の他面に、空洞部74を形成する凹部75を加工する。なお、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する接着層72(すなわち、凹部75が形成されている領域の接着層72)は、一定の厚さ(2μm〜40μm程度)を有している。
空洞部74は、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に形成された空間、すなわち、基板73の一面(図18において上側の面)と、凹部75を形成する壁面(基板73の一面および蓄熱層13の他面と直交する面)および底面(基板73の一面および蓄熱層13の他面に平行な面)とで形成された(密閉された)空間である。そして、この空洞部74内の空間層は、発熱抵抗体14から基板73への熱の流入を規制する断熱層として機能する。
なお、空洞部74の平面視における寸法は任意であって、発熱部の寸法に近ければ、本実施形態のように発熱部よりも大きくてもよく、また、発熱部よりも小さくてもよい。
つづいて、図21に示すように、各面(一面および他面)が平坦とされた基板73の表面上に、接着層72の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、図20で得た接着層72および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板73と蓄熱層13とを接合(接着)する。
そして、このようにして形成した蓄熱層13の上に、発熱抵抗体層16(図22参照)、個別電極17(図23参照)、共通電極18(図24参照)、保護膜15(図25参照)を順次形成する。
本実施形態に係るサーマルヘッド81、本実施形態に係るサーマルヘッド81を搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッド81の製造方法の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係るサーマルヘッドの第実施形態について、図26を用いて説明する。図26は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図26に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド81は、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に空洞部(中空断熱層)83が形成されるように、接着層82の他面に、空洞部83を形成する断面視台形状の凹部84が加工されているという点で上述した第実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する接着層82(すなわち、凹部84が形成されている領域の接着層82)は、最も薄いところで2μm〜40μm程度の厚さを有している。
空洞部83は、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に形成された空間、すなわち、基板73の一面(図26において上側の面)と、凹部84を形成する壁面(基板73の一面および蓄熱層13の他面に対して傾斜する面)および底面(基板73の一面および蓄熱層13の他面に平行な面)とで形成された(密閉された)空間である。そして、この空洞部83内の空間層は、発熱抵抗体14から基板73への熱の流入を規制する断熱層として機能する。
なお、空洞部83の平面視における寸法は任意であって、発熱部の寸法に近ければ、本実施形態のように発熱部よりも大きくてもよく、また、発熱部よりも小さくてもよい。
本実施形態に係るサーマルヘッド81によれば、基板73の一面と接する凹部84の開口端が、凹部84を形成する底面よりも外側に位置し、空洞部83の容積(体積)が、上述した実施形態の空洞部の容積(体積)よりも大きくなるように、凹部84が形成されているので、接着層82を介した放熱をさらに抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本発明に係るサーマルヘッドの第実施形態について、図27を用いて説明する。図27は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図27に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド91は、接着層72の代わりに接着層92を備えているという点で上述した第実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッド91は、その製造工程において、図28に示す工程、すなわち、蓄熱層13の他面上全体に積層(形成)されたペースト状、液状、フィルム状、またはシート状の接着層72(図19参照)を、レーザー、機械、フォトリソ等によりパターニングする工程を備えている。
なお、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層92を積層した後、基板73の表面上に、接着層92の他面(蓄熱層13と対向する面と反対側の面)が接するように、図28で得た接着層92および蓄熱層13を重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板73と蓄熱層13とを接合(接着)する。
本実施形態に係るサーマルヘッド91によれば、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する蓄熱層13の他面の一部が空洞部74に露出することとなるので、接着層92を介した放熱をさらに抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、基板73と蓄熱層13とは、図29に示すように、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する接着層92aを蓄熱層13の他面上に積層(形成)し、図30に示すように、基板73の一面および蓄熱層13の他面の双方に接する接着層92bを基板73の一面上に積層(形成)した後、接着層92bの一面上に蓄熱層13の他面が接するように重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板73と蓄熱層13とを接合(接着)するようにしてもよい。
本発明に係るサーマルヘッドの第実施形態について、図31を用いて説明する。図31は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。
図31に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド101は、接着層92の代わりに接着層102を備えているという点で上述した第実施形態のものと異なる。
その他の構成要素については上述した第実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドは、その製造工程において、図32に示すように、蓄熱層13の他面上にパターニングされた接着層102aを積層する工程、図30に示すように、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域(発熱部と対向する領域)の下方に位置する接着層102aを除く接着層102aの他面および基板73の一面の双方に接する接着層92bを基板73の一面上に積層(形成)する工程、および接着層92bの一面上に、発熱抵抗体14の発熱部によって覆われる領域の下方に位置する接着層102aを除く接着層102aの他面が接するように重ねて置き、所定の温度と荷重を一定の時間均等に加えて、基板73と蓄熱層13とを接合(接着)する工程を備えている。
本実施形態に係るサーマルヘッド101によれば、蓄熱層13の他面の一部が空洞部74に露出するとともに、蓄熱層13の他面と接着層92bの一面との間に接着層の介在しない領域(蓄熱層13と基板73とが接着層102を介して接合されない領域)が形成されていることとなるので、接着層102を介した放熱をさらに抑制することができて、発熱効率をさらに向上させることができる。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの作用効果および本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図33から図40は、接着層32,42,92a,102aのパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層13の側または基板11,73の側から接着層32,42,92a,102aを見た平面図である。
なお、本発明に係るサーマルヘッドは、上述した実施形態のものに限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形実施、変更実施、および組合せ実施可能である。
例えば、上述した実施形態では、空洞部19が、発熱抵抗体14と同じ数だけ形成されたものを説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら空洞部19は、発熱抵抗体14の配列方向に沿って、発熱抵抗体14を跨ぐように形成されたもの、すなわち、一つの空洞部であってもよい。
このような空洞部が形成されたサーマルヘッドによれば、隣接して配置された空洞部同士が互いに連通状態とされ、発熱抵抗体14で発生した熱(熱量)の、基板11内への流出経路の一部が遮断されることとなるので、発熱抵抗体14で発生した熱(熱量)が、基板11内へ流出してしまうことをさらに抑制することができ、発熱抵抗体14の発熱効率をさらに向上させることができて、消費電力の低減化をさらに図ることができる。
また、上述した実施形態においては、サーマルヘッドおよび直接感熱発色するサーマルプリンタ1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーマルヘッド以外の発熱抵抗素子部品やサーマルプリンタ1以外のプリンタ装置にも応用することができる。
例えば、発熱抵抗素子部品としては、熱によってインクを吐出するサーマル式またはバルブ式のインクジェットヘッドを始めとした用途に応用できる。また、サーマルヘッドと略同様の構造である熱消去ヘッドや、熱定着を必要とするプリンタ等の定着ヒータ、光導波路型光部品の薄膜発熱抵抗素子等、他の膜状の発熱抵抗素子部品を保有する電子部品でも同様の効果を得ることができる。
さらに、プリンタとしては、昇華型または溶融型転写リボンを使用した熱転写プリンタ、印字媒体の発色と証拠が可能なリライタブルサーマルプリンタ、加熱により粘着性を呈する感熱性活性粘着剤式ラベルプリンタ等に適用できる。
本発明に係るサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンタの縦断面図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの平面図であり、保護膜を取り除いた状態を示す図である。 図2のα−α矢視断面図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第1参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第2参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第3参考実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の参考例としての発明の第3参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の他の参考実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の参考例としての発明の第4参考実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の参考例としての発明の第5参考実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の参考例としての発明の第6参考実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であり、図3と同様の図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の別の実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の別の実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明の第実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 本発明のさらに別の実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。 接着層のパターニングの具体例を示す図であって、蓄熱層の側または基板の側から接着層を見た平面図である。
符号の説明
1 サーマルプリンタ
4 サーマルヘッド
11 基板(支持基板)
12 接着層
13 蓄熱層
14 発熱抵抗体
19 空洞部
20 凹部
31 サーマルヘッド
32 接着層
41 サーマルヘッド
42 接着層
51 サーマルヘッド
52 接着層
61 サーマルヘッド
62 接着層
71 サーマルヘッド
72 接着層
73 基板(支持基板)
74 空洞部
75 凹部
81 サーマルヘッド
82 接着層
83 空洞部
84 凹部
91 サーマルヘッド
92 接着層
101 サーマルヘッド
102 接着層

Claims (4)

  1. 支持基板の表面に弾性材料からなる接着層を介して積層された蓄熱層の上に、複数の発熱抵抗体が間隔をあけて配列され、
    前記支持基板と前記蓄熱層との間の前記発熱抵抗体の発熱部に対向する領域に、前記接着層の裏面に設けられた凹部と該凹部を閉塞する前記支持基板とにより構成される空洞部が形成され、
    該空洞部に対向する前記蓄熱層の表面の少なくとも一部に、前記接着層を構成する弾性材料が接着状態に配置されているサーマルヘッド。
  2. 前記空洞部に露出する前記支持基板の表面と対向する前記蓄熱層の裏面の一部が、前記空洞部に露出している請求項に記載のサーマルヘッド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサーマルヘッドを備えるサーマルプリンタ。
  4. 蓄熱層の表面に弾性材料からなる接着層を積層し、
    該接着層の表面に凹部を形成し、
    前記接着層を挟んで支持基板の表面に前記蓄熱層を積層状態に接合して、該支持基板により前記接着層の凹部を閉塞して空洞部を形成し
    前記蓄熱層の表面の前記凹部に対向する領域に、複数の発熱抵抗体を間隔をあけて形成するサーマルヘッドの製造方法。
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