JP5181328B2 - 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ - Google Patents
発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5181328B2 JP5181328B2 JP2007330407A JP2007330407A JP5181328B2 JP 5181328 B2 JP5181328 B2 JP 5181328B2 JP 2007330407 A JP2007330407 A JP 2007330407A JP 2007330407 A JP2007330407 A JP 2007330407A JP 5181328 B2 JP5181328 B2 JP 5181328B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- support substrate
- conductor layer
- heating resistor
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
発熱抵抗素子部品の高効率化においては、発熱抵抗体の下層に断熱層を形成する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。発熱抵抗体で発生した熱量のうち、発熱抵抗体上方の耐摩耗層に伝達される上方伝達熱量の方が発熱抵抗体下方の絶縁基板に伝達される下方伝達熱量よりも大きくなるので、印字時に必要とされるエネルギー効率が良好となる。
しかしながら、陽極接合は、ガラスからなる基板と薄板ガラスからなる蓄熱層とを500℃以下の低温で直接接合しようとした場合には、基板も蓄熱層も絶縁体(電気または熱が極めて流れにくい物体)であるため、基板と蓄熱層との間に化学反応が生じないため、基板と蓄熱層とを強固に接合することができず、製造工程の途中で剥がれてしまうおそれがあった。
本発明の参考例としての発明に係る発熱抵抗素子部品は、絶縁体からなる支持基板と、該支持基板の表面側に配置された絶縁体からなる絶縁被膜と、該絶縁被膜の上に間隔をあけて配列された複数の発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の一端に接続される共通配線と、前記発熱抵抗体の他端に接続される個別配線とを備え、前記支持基板の表面で、かつ、前記発熱抵抗体の発熱部に対向する領域に凹部が設けられているとともに、前記支持基板と前記絶縁被膜との間に、導電体層が設けられている。
また、陽極接合による接合処理は、支持基板および絶縁被膜の軟化点以下の温度(ガラス基板同士を直接接合する熱融着による接合に比べて低い温度)で行われることとなるので、支持基板および絶縁被膜の形状精度を保つことができる。
さらに、凹部により、発熱抵抗体で発生した熱(熱量)の、支持基板内への流出が抑制されることとなるので、発熱抵抗体の発熱効率を向上させることができて、消費電力の低減化を図ることができる。
上記発熱抵抗素子部品において、前記凹部の底面に導電体層が設けられているとさらに好適である。
また、陽極接合による接合処理は、支持基板および絶縁被膜の軟化点以下の温度(ガラス基板同士を直接接合する熱融着による接合に比べて低い温度)で行われることとなるので、支持基板および絶縁被膜の形状精度を保つことができる。
さらに、凹部により、発熱抵抗体で発生した熱(熱量)の、支持基板内への流出が抑制されることとなるので、発熱抵抗体の発熱効率を向上させることができて、消費電力の低減化を図ることができる。
また、陽極接合による接合処理は、支持基板および絶縁被膜の軟化点以下の温度(ガラス基板同士を直接接合する熱融着による接合に比べて低い温度)で行われることとなるので、支持基板および絶縁被膜の形状精度を保つことができる。
さらに、凹部により、発熱抵抗体で発生した熱(熱量)の、支持基板内への流出が抑制されることとなるので、発熱抵抗体の発熱効率を向上させることができて、消費電力の低減化を図ることができる。
さらにまた、凹部と凹部との間に、発熱抵抗体の表面から加えられる押圧力を支持する支持部材として機能する隔壁が設けられており、これにより、印刷時等に発熱抵抗体の表面側から押圧力を受けても、凹部と凹部との間に残った隔壁によって押圧力が支持されることとなるので、支持基板の機械的強度を向上させることができ、耐圧性能を向上させることができる。
また、陽極接合による接合処理は、支持基板および絶縁被膜の軟化点以下の温度(ガラス基板同士を直接接合する熱融着による接合に比べて低い温度)で行われることとなるので、支持基板および絶縁被膜の形状精度を保つことができる。
さらに、凹部により、発熱抵抗体で発生した熱(熱量)の、支持基板内への流出が抑制されることとなるので、発熱抵抗体の発熱効率を向上させることができて、消費電力の低減化を図ることができる。
さらにまた、凹部と凹部との間に、発熱抵抗体の表面から加えられる押圧力を支持する支持部材として機能する隔壁が設けられており、これにより、印刷時等に発熱抵抗体の表面側から押圧力を受けても、凹部と凹部との間に残った隔壁によって押圧力が支持されることとなるので、支持基板の機械的強度を向上させることができ、耐圧性能を向上させることができる。
さらにまた、隔壁と絶縁被膜との間に、凹部と凹部とを連通する空間が形成され、空洞部(中空断熱層)の容積が増加することとなるので、発熱抵抗体の発熱効率をさらに向上させることができて、消費電力の低減化をさらに図ることができる。
図1は本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの平面図であり、保護膜を取り除いた状態を示す図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3(a)〜図3(f)は図1のII−II矢視断面図であって、本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図である。
図2に示すように、サーマルヘッド1は、支持基板(以下、「基板」という。)2と、基板2の上に形成された導電体層3と、導電体層3の上に形成されたアンダーコート(絶縁皮膜)4とを備えている。また、図1および図2に示すように、アンダーコート4の上には複数の発熱抵抗体5が一方向に間隔をあけて形成され(配列され)、発熱抵抗体5には配線6が接続されている。配線6は、発熱抵抗体5の配列方向に直交する方向(以下、「印刷対象物送り方向」という。)の一端に接続される共通配線6aと、他端に接続される個別配線6bとから構成されている。さらに、図2に示すように、サーマルヘッド1は、発熱抵抗体5および配線6の上面を被覆する保護膜7を備えている。
なお、発熱抵抗体5が実際に発熱する部分(以下、「発熱部」という。)は、配線6と重ならない部分である。
凹部9は、発熱抵抗体5の発熱部によって覆われる領域に、空洞部8が位置するように形成された(すなわち、発熱抵抗体5の発熱部の裏面(図2において下側の面)側を連通するとともに、発熱抵抗体5の配列方向に沿って、発熱抵抗体5を跨ぐように形成された)平面視矩形状を呈する凹所である。そして、凹部9の底面(基板2の表面に平行な面)および壁面(基板2の表面と直交する面)と、導電体層3の壁面(基板2の表面と直交する面)と、アンダーコート4の裏面(図2において下側の面)とで形成される(密閉される)空間は、空洞部8を構成している。
なお、図2に示すように、凹部9の底面および壁面には、導電体層3は形成されていない(設けられていない)。
まず、図3(a)に示すように、一定の厚さを有する基板2の表面の、発熱抵抗体5が形成される領域に、空洞部8を形成する凹部9を加工する。基板2の材料としては、パイレックス(登録商標)ガラス(コーニング社)、青板ガラス等の可動イオンを含む面精度の良い板状の絶縁体(ガラス基板)を用い、基板2の面粗度は100nm以下であることが好ましい。また、基板2の厚みは、300μm〜1mm程度である。
凹部9は、例えば、基板2の表面に、サンドブラスト、ドライエッチング、ウェットエッチング、レーザー加工等を施すことによって形成される。
エッチングによる加工を施す場合には、同様に、基板2の表面に凹部9を形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを形成し、この状態で、基板2の表面にエッチングを施すことで、所定深さの凹部9を得る。このエッチング処理には、ガラス基板の場合、フッ酸系のエッチング液等を用いたウェットエッチングが行われる。そのほか、リアクティブイオンエッチング(RIE)やプラズマエッチング等のドライエッチングが用いられる。
一方、アンダーコート4の材料としては、ガラス等の絶縁体を用い、アンダーコート4の面粗度は100nm以下であることが好ましい。
裏面に導電体層3が形成されたアンダーコート4と、基板2との接合には、これら接合対象物を300℃から500℃程度に加熱した状態で500Vから1kVの電圧を印加することにより、接合対象物間に大きな静電引力を生じさせて、接合対象物の界面を化学結合させて接合対象物同士を接合する陽極接合を用いる。この陽極接合による接合処理は、薄板ガラスからなるアンダーコート4およびガラスからなる基板2の軟化点以下の温度で行われる。そのため、アンダーコート4および基板2の形状精度を保つことができ、信頼性が高い。
ここで、薄板ガラスとして10μm程度の厚みのものは、製造やハンドリングが困難であり、また高価である。そこで、このような薄い薄板ガラスを直接基板2に接合する代わりに、製造やハンドリングが容易な厚みをもった薄板ガラスを基板2に接合した後に、この薄板ガラスをエッチングや研磨等によって所望の厚みとなるように加工してもよい。この場合には、基板2の表面に容易、かつ、安価にごく薄いアンダーコート4を形成することができる。
薄板ガラスのエッチングには、上述したように、凹部9の形成に用いた各種エッチングを用いることができる。また、薄板ガラスの研磨には、例えば、半導体ウェーハ等の高精度研磨に用いられるCMP(ケミカルメカニカルポリッシング)等を用いることができる。
これら発熱抵抗体5、個別配線6b、共通配線6a、保護膜7は、従来のサーマルヘッドにおけるこれら部材の製造方法を用いて作製することができる。具体的には、スパッタリングやCVD(化学気相成長法)、蒸着等の薄膜形成法を用いて絶縁皮膜上にTa系やシリサイド系等の発熱抵抗体材料の薄膜を成膜し、この発熱抵抗体材料の薄膜をリフトオフ法やエッチング法等を用いて成形することにより所望の形状の発熱抵抗体を形成する。
同様に、アンダーコート4の上に、Al、Al−Si、Au、Ag、Cu、Pt等の配線材料をスパッタリングや蒸着法等により成膜してこの膜をリフトオフ法、もしくはエッチング法を用いて形成したり、配線材料をスクリーン印刷した後に焼成する等して、所望の形状の個別配線6bおよび共通配線6aを形成する。
このようにして発熱抵抗体5、個別配線6b、および共通配線6aを形成した後、アンダーコート4の上にSiO2、Ta2O5、SiAlON、Si3N4、ダイヤモンドライクカーボン等の保護膜材料をスパッタリング、イオンプレーティング、CVD法等により成膜して、保護膜7を形成する。
また、陽極接合による接合処理は、支持基板2およびアンダーコート4の軟化点以下の温度(ガラス基板同士を直接接合する熱融着による接合に比べて低い温度)で行われることとなるので、支持基板2およびアンダーコート4の形状精度を保つことができる。
さらに、凹部9により、発熱抵抗体5で発生した熱(熱量)の、基板2内への流出が抑制されることとなるので、発熱抵抗体5の発熱効率を向上させることができて、消費電力の低減化を図ることができる。
図4(a)〜図4(f)は本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの他の製造方法を説明するための工程図であって、図3と同様の図である。
図4に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド21は、その製造方法が上述した第1参考実施形態のものと異なる。
なお、構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
まず、図4(a)に示すように、一定の厚さを有する基板2の表面の、発熱抵抗体5が形成される領域に、空洞部8を形成する凹部9を加工する。基板2の材料としては、パイレックス(登録商標)ガラス、青板ガラス等の可動イオンを含む面精度の良い板状の絶縁体(ガラス基板)を用い、基板2の面粗度は100nm以下であることが好ましい。また、基板2の厚みは、300μm〜1mm程度である。
凹部9は、例えば、基板2の表面に、サンドブラスト、ドライエッチング、ウェットエッチング、レーザー加工等を施すことによって形成される。
エッチングによる加工を施す場合には、同様に、基板2の表面に凹部9を形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを形成し、この状態で、基板2の表面にエッチングを施すことで、所定深さの凹部9を得る。このエッチング処理には、ガラス基板の場合、フッ酸系のエッチング液等を用いたウェットエッチングが行われる。そのほか、リアクティブイオンエッチング(RIE)やプラズマエッチング等のドライエッチングが用いられる。
一方、アンダーコート4の材料としては、ガラス等の絶縁体を用い、アンダーコート4の面粗度は100nm以下であることが好ましい。
その他の作用効果は、上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図5は本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの平面図であり、保護膜を取り除いた状態を示す図、図6は図5のVI−VI矢視断面図である。
図5および図6に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド31は、基板2の表面(図5において上側の面)に、発熱抵抗体5毎に空洞部(中空断熱層)8aを形成する凹部9aが設けられており、凹部9aと凹部9aとの間がドット間隔壁32で隔てられている(仕切られている)という点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素および製造方法については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれらについての説明は省略する。
また、基板2の表面に、複数の凹部9aが形成されることにより、凹部9aと凹部9aとの間に位置する導電体層3の表面(図5において上側の面)全体がアンダーコート4の裏面と接触することとなる。すなわち、凹部9aと凹部9aとは、ドット間隔壁32および導電体層3によって区画される(仕切られる)こととなる。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図7は本実施形態に係るサーマルヘッドの断面図であって、図2と同様の図、図8(a)〜図8(f)は本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図3および図4と同様の図である。
図7および図8に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド41は、凹部9の底面にも導電体層3が形成されているというという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
まず、図8(a)に示すように、一定の厚さを有する基板2の表面の、発熱抵抗体5が形成される領域に、空洞部8を形成する凹部9を加工する。基板2の材料としては、パイレックス(登録商標)ガラス、青板ガラス等の可動イオンを含む面精度の良い板状の絶縁体(ガラス基板)を用い、基板2の面粗度は100nm以下であることが好ましい。また、基板2の厚みは、300μm〜1mm程度である。
凹部9は、例えば、基板2の表面に、サンドブラスト、ドライエッチング、ウェットエッチング、レーザー加工等を施すことによって形成される。
エッチングによる加工を施す場合には、同様に、基板2の表面に凹部9を形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを形成し、この状態で、基板2の表面にエッチングを施すことで、所定深さの凹部9を得る。このエッチング処理には、ガラス基板の場合、フッ酸系のエッチング液等を用いたウェットエッチングが行われる。そのほか、リアクティブイオンエッチング(RIE)やプラズマエッチング等のドライエッチングが用いられる。
一方、アンダーコート4の材料としては、ガラス等の絶縁体を用い、アンダーコート4の面粗度は100nm以下であることが好ましい。
その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
図9は本実施形態に係るサーマルヘッドの平面図であり、保護膜を取り除いた状態を示す図、図10は図9のX−X矢視断面図、図11(a)〜図11(f)は本実施形態に係る発熱抵抗素子部品であるサーマルヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図3、図4、図8と同様の図、図12は図11(b)の工程を終了した基板表面の状態を示す平面図である。
図10および図11に示すように、本実施形態に係るサーマルヘッド51は、ドット間隔壁32の上に導電体層3が形成されていない(ドット間隔壁32とアンダーコート4との間に導電体層3が設けられていない)という点で上述した第3参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第3参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
まず、図11(a)に示すように、一定の厚さを有する基板2の表面の、発熱抵抗体5が形成される領域に、空洞部8aを形成する凹部9aを加工する。基板2の材料としては、パイレックス(登録商標)ガラス、青板ガラス等の可動イオンを含む面精度の良い板状の絶縁体(ガラス基板)を用い、基板2の面粗度は100nm以下であることが好ましい。また、基板2の厚みは、300μm〜1mm程度である。
凹部9aは、例えば、基板2の表面に、サンドブラスト、ドライエッチング、ウェットエッチング、レーザー加工等を施すことによって形成される。
エッチングによる加工を施す場合には、同様に、基板2の表面に凹部9aを形成する領域にエッチング窓が形成されたエッチングマスクを形成し、この状態で、基板2の表面にエッチングを施すことで、所定深さの凹部9aを得る。このエッチング処理には、ガラス基板の場合、フッ酸系のエッチング液等を用いたウェットエッチングが行われる。そのほか、リアクティブイオンエッチング(RIE)やプラズマエッチング等のドライエッチングが用いられる。
一方、アンダーコート4の材料としては、ガラス等の絶縁体を用い、アンダーコート4の面粗度は100nm以下であることが好ましい。
その他の作用効果は、上述した第3参考実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、印刷時等に発熱抵抗体5の表面側から押圧力を受けても、アンダーコート4がドット間隔壁32によって支持されることとなるため、アンダーコート4が破損するまで変形することはない。
拡散接合では、Au−Ag、Au−AlまたはAu−Auが用いられる。共晶合金は融点の異なる別々の金属・化合物同志が両者の融点より低いある一定の温度で同時に溶融または微細に混ざり合った状態で晶出するため、この共晶をなす金属同志は低温での接合が可能である。共晶接合には、主にSnとAuが用いられ、この場合、250℃で接合可能である。陽極接合では、支持基板2またはアンダーコート4の材料に、パイレックス(登録商標)ガラス、青板ガラス等の可動イオンを含む材料を用いなければならないが、この接合手段を用いれば、様々な材料を選択することができる。
本実施形態に係るサーマルプリンタ60は、本体フレーム61に、水平配置されるプラテンローラ62と、プラテンローラ62に感熱紙63を挟んで押し付けられる上記一実施形態に係るサーマルヘッド51とを備えている。サーマルヘッド51は、プラテンローラ62の長手方向に配列された複数の発熱抵抗体5を有し、加圧機構64により所定の押圧力で感熱紙63に押し付けられるようになっている。図中、符号65は紙送り駆動モータである。
2 基板(支持基板)
3 導電体層
4 アンダーコート(絶縁被膜)
5 発熱抵抗体
6a 共通配線
6b 個別配線
9 凹部
9a 凹部
21 サーマルヘッド(発熱抵抗素子部品)
31 サーマルヘッド(発熱抵抗素子部品)
32 ドット間隔壁(隔壁)
41 サーマルヘッド(発熱抵抗素子部品)
51 サーマルヘッド(発熱抵抗素子部品)
60 サーマルプリンタ
Claims (6)
- 絶縁体からなる支持基板と、該支持基板の表面側に配置された絶縁体からなる絶縁被膜と、該絶縁被膜の上に間隔をあけて配列された複数の発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の一端に接続される共通配線と、前記発熱抵抗体の他端に接続される個別配線とを備え、
前記支持基板の表面で、かつ、前記発熱抵抗体の発熱部に対向する領域ごとに凹部が設けられているとともに、前記支持基板と前記絶縁被膜との間で、前記支持基板の互いに隣接する前記凹部間に設けられた隔壁の上を除く領域および前記凹部と対向する領域を除く領域に、導電体層が設けられている発熱抵抗素子部品。 - 前記凹部の底面に導電体層が設けられている請求項1に記載の発熱抵抗素子部品。
- 請求項1または請求項2に記載の発熱抵抗素子部品からなるサーマルヘッドを備えるサーマルプリンタ。
- 支持基板の表面に複数の凹部を形成し、前記支持基板の表面の互いに隣接する前記凹部間に設けられた隔壁の上を除く領域および前記凹部と対向する領域を除く領域に導電体層を形成し、この導電体層の上に絶縁被膜を積層した後、これら支持基板、導電体層、および絶縁被膜を陽極接合する発熱抵抗素子部品の製造方法。
- 前記支持基板の表面に導電体層を形成する際、前記凹部の底面にも導電体層を形成するようにした請求項4に記載の発熱抵抗素子部品の製造方法。
- 支持基板上の表面に複数の凹部を形成し、絶縁被膜の裏面で、かつ、前記凹部および凹部と凹部との間に設けられた隔壁と対向する領域以外の領域に導電体層を形成し、前記支持基板の表面と前記導電体層とが接触するようにして前記絶縁被膜を配置した後、これら支持基板、導電体層、および絶縁被膜を陽極接合する発熱抵抗素子部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007330407A JP5181328B2 (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007330407A JP5181328B2 (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009149023A JP2009149023A (ja) | 2009-07-09 |
JP5181328B2 true JP5181328B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=40918778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007330407A Expired - Fee Related JP5181328B2 (ja) | 2007-12-21 | 2007-12-21 | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5181328B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5366088B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2013-12-11 | セイコーインスツル株式会社 | サーマルヘッドおよびプリンタ |
JP2013139093A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Seiko Instruments Inc | サーマルヘッドおよびプリンタ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2583965B2 (ja) * | 1988-05-20 | 1997-02-19 | 松下電器産業株式会社 | サーマルヘッド |
JP3285601B2 (ja) * | 1991-11-27 | 2002-05-27 | キヤノン株式会社 | 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法 |
JP2006231650A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Seiko Instruments Inc | 発熱体とその製造方法、サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ |
JP4895344B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2012-03-14 | セイコーインスツル株式会社 | 発熱抵抗素子、これを用いたサーマルヘッド及びプリンタ |
JP4895350B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2012-03-14 | セイコーインスツル株式会社 | 発熱抵抗素子部品とその製造方法およびサーマルプリンタ |
-
2007
- 2007-12-21 JP JP2007330407A patent/JP5181328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009149023A (ja) | 2009-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4895344B2 (ja) | 発熱抵抗素子、これを用いたサーマルヘッド及びプリンタ | |
US7522178B2 (en) | Heating resistance element, thermal head, printer, and method of manufacturing heating resistance element | |
JP5408695B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JP5200256B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JP5181111B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ | |
JP5421680B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法、サーマルヘッドおよびプリンタ | |
JP5311336B2 (ja) | サーマルヘッド、サーマルプリンタ及びサーマルヘッドの製造方法 | |
JP4619876B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品、及びプリンタ | |
EP2327554B1 (en) | Thermal head, manufacturing method therefor, and printer | |
EP2422988B1 (en) | Thermal head, thermal printer, and manufacturing method for the thermal head | |
JP5181107B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品およびプリンタ | |
JP5181328B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ | |
US8998385B2 (en) | Thermal head, printer, and method of manufacturing thermal head | |
JP5311337B2 (ja) | サーマルヘッド、サーマルプリンタ及びサーマルヘッドの製造方法 | |
JP4895411B2 (ja) | 発熱抵抗素子、サーマルヘッド及びプリンタ | |
JP4895350B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品とその製造方法およびサーマルプリンタ | |
JP5200230B2 (ja) | 発熱抵抗素子部品およびサーマルプリンタ | |
JP5181152B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JP5765845B2 (ja) | サーマルヘッドおよびその製造方法、並びにプリンタ | |
JP2010131900A (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
US7956880B2 (en) | Heating resistor element component, thermal printer, and manufacturing method for a heating resistor element component | |
JP2008036841A (ja) | 発熱抵抗素子部品とその製造方法およびサーマルプリンタ | |
JP5311335B2 (ja) | サーマルヘッドの製造方法 | |
JP2008200913A (ja) | サーマルヘッドとその製造方法及びサーマルプリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121211 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20121227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5181328 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |