JP5310789B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、光ディスクの再生又は記録を行う光ディスク装置に関するものであり、特に複数の種別の光ディスクの再生又は記録を行うことが可能な光ディスク装置に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disc)やBD(Blu-ray Disc:登録商標)といった光ディスクが普及し、一般的に用いられるようになっている。そして光ディスクに記録された情報、例えば音声情報や画像情報を読み出して記録/再生するための装置として、光ディスク装置が存在する。広く知られている光ディスク装置としては、例えばDVDプレイヤやBDレコーダ、或いはパソコンに接続されるCD−ROMドライブ等があげられる。
光ディスク装置は、光ディスクに対して光ビームを照射して情報の読み取りを行うための光ピックアップ装置を備えている。光ピックアップ装置は、ターンテーブル上に固定されて回転している光ディスクの情報記録面に対して光ビームを照射する。
そして情報記録面からの反射光を光ピックアップ装置内に設けられた光検出器、例えばフォトダイオードによって受光する。そして光検出器により光を電気信号に変換し、得られた電気信号に基づいて光ディスクに記録されている情報を出力する。
光ディスクから正確に情報を読み取るためには、光ビームの光軸を光ディスク上に形成されたピット列の中心に追随させる処理(=トラッキング処理)を行う必要がある。これをなすために光ピックアップ装置内には、対物レンズを光ディスクの径方向に駆動させるためのアクチュエータと、アクチュエータの制御を行うトラッキングサーボとが備えられている。
しかしながら、一つの光ピックアップ装置で、全ての種別の光ディスクの再生または記録を行うことはできない。従って、近年の光ディスク装置は、複数の光ピックアップ装置を備え、検知した光ディスクの種別に応じて使用する光ピックアップ装置を切り換えるのが通常である。
このように複数の光ピックアップ装置を切り換えて使用する光ディスク装置として、光ディスクの判別処理にかかる時間を短縮し、スピンアップ処理を迅速に行うことを可能とした光ディスク装置が開示・提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2008−293544号公報 特開2006−155805号公報
しかしながら上記で開示されている技術では、光ディスク装置が搭載している光ピックアップ装置では再生/記録できない光ディスクが装着された場合に、リトライ処理が繰り返され、結果としてスピンアップ処理に遅延が発生するという問題があった。
従来は、エラーが所定数発生したら、ディスク判別結果を入れ替えて調整しなおすリトライ処理を行っていた。例えば、ディスク種別がBDSL(一層ディスク)と判別された状態でエラーが所定数発生したら、BDDL(二層ディスク)、次にBDTL(三層ディスク)と、ディスク種別を切り換えてスピンアップ処理を再試行していた。
しかしながら、光ディスクの種別や光ディスク装置のモデルの多様化に伴い、同じモデルの光ディスク装置であっても、ファームウェア、ハードウェア、及びバックエンドの組み合わせにより、対応する光ディスクの種別が異なる場合がある。この場合、装置が対応していない光ディスクを想定したリトライ処理までも実施してしまい、結果としてスピンアップ処理に遅延が生じるという問題があった。
本発明の目的は、複数の種別の光ディスクを記録または再生可能な光ディスク装置において、リトライ処理による遅延を低減することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、光ディスクの記録面に光ビームを照射させる光源、及び前記記録面からの反射光を光電変換する光検出器を備えた光ピックアップ装置と、前記光電変換により得られた電気信号から制御信号を生成する信号生成部と、前記制御信号に基づいて前記光ピックアップ装置の制御を行うサーボ制御部とを備えた光ディスク装置において、前記光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を判別し、前記光ピックアップ装置が対応していない光ディスクを想定したリトライ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御する主制御部を備えることを特徴としている。
この構成によると、本発明の光ディスク装置は、光源、及び光検出器を備えた光ピックアップ装置を備える。また光電変換により得られた電気信号から制御信号を生成する信号生成部を備える。また、制御信号に基づいて光ピックアップ装置の制御を行うサーボ制御部を備える。また、光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を判別し、対応していない光ディスクを想定したリトライ処理を行わないようサーボ制御部を制御する主制御部を備える。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前記光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を示す情報であるピックアップ情報を記録した記録部を備え、前記主制御部は、前記光ディスクのスピンアップ処理時においてエラーが検知された場合に、前記記録部より前記ピックアップ情報を読み出して参照して前記光ピックアップ装置が対応していない光ディスクの種別を判別し、対応していない光ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御することを特徴としている。
この構成によると、光ディスク装置は、光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を示す情報であるピックアップ情報を記録した記録部を備えている。主制御部は、光ディスクのスピンアップ処理時においてエラーが検知された場合に、記録部よりピックアップ情報を読み出して参照する。そして光ピックアップ装置が対応していない光ディスクの種別を判別する。さらに、光ピックアップ装置が対応していない光ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう、サーボ制御部を制御する。
また上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置が備える前記主制御部は、前記記録部より前記ピックアップ情報を読み出して参照することにより、前記光ピックアップ装置が三層以上の多層ディスクに対応しているか否かを判定し、対応していない場合に、三層以上の多層ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御することを特徴としている。
この構成によると、主制御部は、記録部よりピックアップ情報を読み出して参照することにより、光ピックアップ装置が三層以上の多層ディスクに対応しているか否かを判定する。そして対応していない場合に、三層以上の多層ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう、サーボ制御部を制御する。
本発明によれば、リトライ処理、特にスピンアップ処理のリトライ処理において、装置が対応している光ディスクの種別を、ピックアップ情報に基づいて判別する。そして、非対応の光ディスクを想定したリトライ処理を実施しないよう、制御する。これにより、不要なリトライ処理を行わず、リトライ処理を効率化し、処理の高速化、特にスピンアップ処理の高速化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す模式図である。 本発明の第一の実施形態に係るリトライ処理を示すフロー図である。 本発明の第二の実施形態に係るリトライ処理を示すフロー図である。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1−1.内部構成について〉
図1は、本発明の第一の実施形態に係るディスクプレイヤ100(=光ディスク装置)を示す構成図である。ディスクプレイヤ100は、光ピックアップ1(=光ピックアップ装置)、信号生成回路21(=信号生成部)、DSP(Digital Signal Processor)31(=サーボ制御部)、再生処理回路32、出力回路33、システムコントローラ41(=主制御部)、ドライバ42、表示部43、操作部44、記録部45、送りモータ51、及びスピンドルモータ52を備えている。
光ピックアップ1は、光ディスク2に光ビームを照射して、光ディスク2に記録された音声情報、画像情報等の各種情報の読み取りを行う。この光ピックアップ1には、CD用光ビーム、DVD用光ビーム、BD(Blu-ray Disc、登録商標) 用光ビームが設けられている。なお、光ピックアップ1内部の詳細については後述する。
信号生成回路21は、光ピックアップ1が含む光検出器19(図2)により得られた信号をもとに演算処理を行い、RF信号、フォーカスエラー信号、及びトラッキングエラー信号等の各種信号を生成する。そして生成した各種信号を、DSP31へ出力する。
DSP31は、信号生成回路21より入力したRF信号をもとに画像処理を行うことにより画像信号を生成し、再生処理回路32へ与える。再生処理回路は、画像信号を不図示のモニタへ出力するためにD/A変換処理を行う。変換処理により得られた信号は、出力回路33により外部装置へ出力される。
またDSP31は、信号生成回路21より入力したFE信号やトラッキングエラー信号に基づいてサーボ信号を生成する。例えばトラッキングサーボを行うためのトラッキングサーボ信号や、フォーカスサーボを行うためのフォーカスサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号はドライバ42へ与えられる。これにより例えば、光ピックアップ1が含む対物レンズ17(図2)のトラッキング制御やフォーカス制御等が実施される。
システムコントローラ41は、DSP31を介して、光ピックアップ1、送りモータ51、及びスピンドルモータ52等の動作を制御する。なおシステムコントローラ41は、例えば複数のマイクロプロセッサ等の演算処理装置上で所定のプログラムを実行することにより実現される。
システムコントローラ41は、操作部44からの情報を受け付けてDSP31に伝送すると共に、DSP31から受けた情報を表示部43に伝送する。またシステムコントローラ41は、各種演算に用いる情報を、半導体記憶素子等からなる記録部45に記録する。
ドライバ42は、DSP31から与えられるサーボ信号等に基づいて、光ピックアップ1、送りモータ51、及びスピンドルモータ52の駆動を制御する。送りモータ51は、光ピックアップ1を光ディスク2の径方向に駆動する。スピンドルモータ52は、光ディスク2を回転方向に駆動する。
〈1−2.光ピックアップの構成について〉
図2は、本発明の第一の実施形態に係る光ピックアップ1の光学系を示す概略図である。光ピックアップ1は、光ディスク2に対して、光ビームを照射して反射光を受光する。これにより、光ディスク2の記録面に記録されている情報を読み取る。
光ピックアップ1は、第一光源11aと、第二光源11bと、ダイクロプリズム12と、コリメートレンズ13と、ビームスプリッタ14と、立ち上げミラー15と、液晶素子16と、対物レンズ17と、検出レンズ18と、光検出器19と、アクチュエータ20とを備えている。
第一光源11aは、DVDに対応する650nm帯の光ビームと、CDに対応する780nm帯の光ビームとを出射できるレーザダイオードである。第二光源11bは、BDに対応する405nm帯の光ビームを出射できるレーザダイオードである。
なお、本実施形態では、第一光源11aとして、2種類の波長の光ビームを出射できる二つの発光点を有する2波長一体型のレーザダイオードを用いているが、これに限られる趣旨ではなく、例えば単一の波長の光ビームのみを出射するレーザダイオードを用いても構わない。
ダイクロプリズム12は、DVD用の光ビームを出射する第一光源11aから出射される光ビームを透過し、BD用の光ビームを出射する第二光源11bから出射される光ビームを反射する。そして、第一光源11a及び第二光源11bから出射される光ビームの光軸を一致させる。ダイクロプリズム12において、透過又は反射された光ビームは、コリメートレンズ13に送られる。
コリメートレンズ13は、ダイクロプリズム12を透過した光ビームを平行光に変換する。ここで、平行光とは、第一光源11a及び第二光源11bから出射された光ビームの全ての光路が光軸とほぼ平行である光をいう。コリメートレンズ13で平行光とされた光ビームは、ビームスプリッタ14に送られる。
ビームスプリッタ14は、入射する光ビームを分離する光分離素子として機能し、コリメートレンズ13から送られてきた光ビームを透過して、光ディスク2側へと導くとともに、光ディスク2で反射された反射光を反射して光検出器19側へと導く。ビームスプリッタ14を透過した光ビームは、立ち上げミラー15に送られる。
立ち上げミラー15は、ビームスプリッタ14を透過してきた光ビームを反射して光ディスク2へと導く。立ち上げミラー15は、ビームスプリッタ14からの光ビームの光軸に対して45°傾いた状態となっており、立ち上げミラー15で反射された光ビームの光軸は、光ディスク2の記録面と略直交する。立ち上げミラー15で反射された光ビームは、液晶素子16に送られる。
液晶素子16は、透明電極に挟まれた液晶(いずれも図示せず)に電圧を印加することで、液晶分子がその配向方向を変える性質を利用して、屈折率の変化を制御し、液晶素子6を透過する光ビームの位相の制御を可能とする素子である。
この液晶素子16を配置することによって、光ディスク2の記録面を保護する樹脂層の厚みの違い等によって生じる球面収差の補正が可能となる。液晶素子16を通過した光ビームは対物レンズ17へと送られる。
対物レンズ17は、液晶素子16を透過した光ビームを光ディスク2の記録面上に集光させる。また、対物レンズ17は後述するアクチュエータ20によって、例えば、図2の上下方向及び左右方向に移動可能とされており、フォーカスサーボ信号及びトラッキングサーボ信号に基づいてその位置が制御される。
光ディスク2で反射された反射光は、対物レンズ17、液晶素子16の順に通過し、立ち上げミラー15で反射された後、さらにビームスプリッタ14で反射されて、検出レンズ18によって光検出器19上に設けられる受光素子へと集光される。
光検出器19は、フォトダイオード等の受光素子を用いて受光した光を、電気信号に変換して信号生成回路21へ出力する。光検出器19は例えば四分割された受光領域を備えており、領域ごとに個別に光電変換を行って電気信号を出力することが可能である。
アクチュエータ20は、ドライバ42で生成され出力された対物レンズ駆動信号に従って、対物レンズ17を光ディスク2の径方向に移動させる。アクチュエータ20はそれには限定されないが、ここでは、永久磁石(不図示)によって形成される磁界内にコイル(不図示)に駆動電流を流し、ローレンツ力にて対物レンズ17を駆動することができるものであってもよい。
またアクチュエータ20は、対物レンズ17を光ディスク2の記録面に沿う方向に移動させるトラッキング動作の他に、対物レンズ17より照射される光ビームの光軸が揺動するように対物レンズ17を傾動させるチルト動作や、対物レンズ17を光ディスク2に対して接近離反するように移動させるフォーカス動作も行うことができる。
〈1−3.リトライ処理について〉
次に、本発明の第一の実施形態に係るリトライ処理を、図3のフロー図を用いながら説明する。図3に示す処理フローは、光ディスク2のスピンアップ処理時において、BDXL(三層以上の多層ディスク)を想定したリトライ処理が発生した時点で開始される。なお、本実施形態の処理フローは、BDXLとしてBDTLのみを記録再生可能なディスクプレイヤ100を対象とした処理フローとなっている。
ディスクプレイヤ100は通常、光ディスク2のスピンアップ処理が開始されると、まずBDSL(一層ディスク)を想定した各種調整を行う。この調整には、トラッキングエラー信号を用いたトラッキング調整や、フォーカスエラー信号を用いたフォーカス調整等が含まれる。
調整の結果、光ディスク2の読み取りに失敗した場合、光ディスク2がBDSLではないとみなし、BDDL(二層ディスク)を想定したリトライ処理を行う。リトライ処理の結果、光ディスク2の読み取りに失敗した場合、光ディスク2がBDDLではないとみなし、BDXLを想定したリトライ処理を開始する。この時点で、図3に示す処理フローが開始される。
まずシステムコントローラ41はステップS110において、ピックアップ1がBDXLに対応しているモデルであるか否かを判定する。この判定は例えば、ピックアップ1の型番に基づいて行う。なお、ピックアップ1の型番を示す情報(=ピックアップ情報)は、予め工場出荷時等に作成されて、記録部45に含まれるフラッシュROM等に記録されているものとする。
システムコントローラ41はこのピックアップ情報を参照することにより、ピックアップ1がBDXLに対応したモデルであるか否かを判定する。例えばディスクプレイヤ100には、BDXL対応のモデルと非対応のモデルとの二種類のモデルが存在するとする。モデルが異なれば、搭載するピックアップ1も異なる。従ってピックアップ1に関する情報を読み取って、BDXL非対応モデルであれば、BDXLを考慮したリトライ処理を行わない。
BDXLに対応していないモデルである場合、後述するステップS140へ移行する。BDXLに対応しているモデルである場合、システムコントローラ41はステップS120において、光ディスク2としてBDTLを想定した動作に切り換える。
次にシステムコントローラ41はステップS130において、後述するステップS240において実施するリトライ処理が、実施済みであるか否かを判定する。
リトライ処理が実施済みである場合、ステップS140へ移行する。システムコントローラ41はステップS140において、光ディスク2としてDVDを想定した動作に切り換え、スピンアップ処理を行う。なお、DVDを想定したスピンアップ処理の詳細は従来技術と同様であるため、ここでは説明を省略する。
リトライ処理が実施済みではない場合、システムコントローラ41はステップS210において、予め光ディスクの物理特性より調査された層数が、2を超えるか否かを判定する。なおこの調査は例えば、フォーカスエラー信号のS字バランス調整(フォーカスエラーバランスが最小となるバランス調整)の調整結果を参照し、S字曲線がいくつ検出されたかに基づいて行う。
層数が2を超えない場合、システムコントローラ41はステップS220において、光ディスク2としてBDTLを想定した動作に切り換える。これは、事前に調査された層数が1または2であるため、BDTLを想定した調整処理が未実施であるとみなしたためである。
次にシステムコントローラ41はステップS230において、BDTL用の各種調整を実施する。より具体的には、トラッキングエラー信号を用いたトラッキング調整や、フォーカスエラー信号を用いたフォーカス調整等を実施する。
次にシステムコントローラ41はステップS240において、各種調整を行いつつ、光ディスク2より情報の読み取りを試行する処理(=リトライ処理)を実施する。次にシステムコントローラ41はステップS250において、リトライ処理の結果、光ディスク2の読み取りに成功したか否かにより、処理の分岐を行う。成功した場合、本処理を終了する。失敗した場合、再びステップS130へ移行し、継続してリトライ処理を実施する。
以上に説明した本実施形態によれば、対象とする光ディスク2の種別を変更しながらリトライ処理を行う際に、非対応のディスクを想定した動作へは切り換えず、不要なリトライ処理を行わないようにしている。これによりリトライ処理を効率化し、ひいてはスピンアップ処理の高速化を図ることができる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
〈2−1.内部構成について〉
第一の実施形態と同じ構成であるため、説明を省略する。
〈2−2.光ピックアップの構成について〉
第一の実施形態と同じ構成であるため、説明を省略する。
〈2−3.リトライ処理について〉
次に、本発明の第二の実施形態に係るリトライ処理を、図4のフロー図を用いながら説明する。なお、本実施形態の処理フローは、光ディスク2として三層を超えるBDXL、例えば八層ディスクを記録再生可能なディスクプレイヤ100を対象とした処理フローとなっている。なお、第一の実施形態の図3と同様の処理については、同一のステップ番号を付与することにより説明を省略するものとする。
ステップS110において、ピックアップ1がBDXLに対応しているモデルであると判定された場合、システムコントローラ41はステップS410において、変数Nに初期値3を代入する。なお変数Nは、光ディスク2の層数を示すために用いられる変数である。
次にシステムコントローラ41はステップS420において、光ディスク2としてN層ディスクを想定した動作に切り換える。つまり初期状態ではN=3であるため、三層ディスクを想定した動作に切り換える。
次にシステムコントローラ41はステップS430において、Nの値が所定の閾値MAXを超えるか否かを判定する。なおMAXの値は、ディスクプレイヤ100が記録再生可能な光ディスク2の層数を示す値であり、例えば八層ディスクが記録再生可能であればMAX=8となる。
N>MAXの場合、ステップS140へ移行する。N>MAXではない場合、システムコントローラ41はステップS440において、N層ディスク用の各種調整を実施する。より具体的には、トラッキングエラー信号を用いたトラッキング調整や、フォーカスエラー信号を用いたフォーカス調整等を実施する。
次にシステムコントローラ41はステップS450において、各種調整を行いつつ、光ディスク2より情報の読み取りを試行する、リトライ処理を実施する。
次にシステムコントローラ41はステップS460において、リトライ処理の結果、光ディスク2の読み取りに成功したか否かにより、処理の分岐を行う。成功した場合、本処理を終了する。失敗した場合、システムコントローラ41はステップS470において、Nの値を1だけインクリメントした後、再びステップS420へ移行する。これにより、継続してリトライ処理を実施する。
以上に説明した本実施形態によれば、三層を超える多層ディスクを対象としてリトライ処理を行う際に、非対応のディスクを想定した動作へは切り換えず、不要なリトライ処理を行わないようにしている。これによりリトライ処理を効率化し、ひいてはスピンアップ処理の高速化を図ることができる。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、本発明のリトライ処理に関わる各機能がマイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、これら各機能が複数の回路により実現される形態でもよい。
(B)上記実施形態では、本発明のリトライ処理を行う光ディスク装置としてディスクプレイヤ100を例示したが、これ以外の光ディスク装置において本発明を実施する形態でもよい。例えば、光ディスクに対して記録を行うBDレコーダにおいて実施する形態でもよい。
100 ディスクプレイヤ(光ディスク装置)
1 光ピックアップ(光ピックアップ装置)
2 光ディスク
11a 第一光源(光源)
11b 第二光源(光源)
17 対物レンズ
19 光検出器
20 アクチュエータ
21 信号生成回路(信号生成部)
31 DSP(サーボ制御部)
41 システムコントローラ(主制御部)
45 記録部

Claims (3)

  1. 光ディスクの記録面に光ビームを照射させる光源、及び前記記録面からの反射光を光電変換する光検出器を備えた光ピックアップ装置と、
    前記光電変換により得られた電気信号から制御信号を生成する信号生成部と、
    前記制御信号に基づいて前記光ピックアップ装置の制御を行うサーボ制御部とを備えた光ディスク装置において、
    前記光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を判別し、前記光ピックアップ装置が対応していない光ディスクを想定したリトライ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御する主制御部を備えること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光ディスク装置は、前記光ピックアップ装置が対応している光ディスクの種別を示す情報であるピックアップ情報を記録した記録部を備え、
    前記主制御部は、前記光ディスクのスピンアップ処理時においてエラーが検知された場合に、前記記録部より前記ピックアップ情報を読み出して参照して前記光ピックアップ装置が対応していない光ディスクの種別を判別し、対応していない光ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記主制御部は、前記記録部より前記ピックアップ情報を読み出して参照することにより、前記光ピックアップ装置が三層以上の多層ディスクに対応しているか否かを判定し、対応していない場合に、三層以上の多層ディスクを想定したスピンアップ処理を行わないよう前記サーボ制御部を制御すること
    を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
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