JP5310152B2 - 引出機器用点検台 - Google Patents
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Description
前記係止部は、前記箱体の少なくとも一方の側面側に形成された板面を垂直方向とした支持板と、前記側板部に形成した前記支持板に上方から引っ掛ける引掛金具とを備え、前記底板部に前記引出機器を案内するガイドレールが形成されたことを特徴としている。
また、請求項2に係る引出機器用点検台は、前記側板部は、前記底板部と平行な水平枠部と、該水平枠部の後方側端から上方に延長する垂直枠部と、該垂直枠部の上端と前記水平枠部の前端とを連結する傾斜枠部とで直角三角形状に形成され、前記垂直枠部の上端に前記引掛金具が固定されていることを特徴としている。
この構成によれば、点検台上に電子機器を引き出した状態で、さらに電子機器を引き出したい場合に、ガイドピンによって配電盤機器搬入出用リフタの位置決めを行うことができ、リフタを使用してさらに電気機器を引き出すことができる。
図1は本発明による引出機器用点検台を配電盤に装着した状態を示す側面図であって、図中、1は配電盤である。この配電盤1は、箱体2を有し、この箱体2の上下方向に2段の仕切り板3A及び3Bが所定間隔を空けて水平方向に固定配置されている。各仕切り板3A及び3Bには真空遮断器等の引出可能な電子機器4A及び4Bが挿入保持されている。電子機器4A及び4Bのそれぞれは、下面側に仕切り板3A及び3Bへの搬入及び搬出を容易に行えるように4つの車輪5が設けられている。
また、仕切り板3A及び3Bの上方側の箱体2の内周面には、左右端部内周面から内方に板面を垂直方向として水平に突出する係止部の一部を構成する支持板7a及び7bが固定されている。
この引出機器用点検台10は、図3及び図4に示すように、水平な底板部11と、この底板部11の左右端部から上方に延長する連結支持部となる左右側板部12L及び12Rとを備えている。
そして、左右側板部12L及び12Rにおける垂直板部12bの上端には、前述した箱体2に形成された支持板7a及び7bに引っ掛けるL字状の引掛金具16a及び16bが固定され、この引掛金具16a及び16bと垂直板部12bの上端側に形成した切欠部12dとで支持板7a及び7bの上端に係止するフック部17が形成されている。
また、配電盤機器搬入出用リフタ20は、図1及び図2に示すように、車輪21が設けられた台車22と、この台車22の後方側に上方に延長する荷台23を昇降可能に支持する支柱24と、荷台23に連結されたワイヤ25が支柱24の上端に配設された滑車26を介して連結されたウインチボックス27とを備えている。
配電盤1に内装されている電気機器3A及び3Bの何れか例えば下側の電気機器3Bを配電盤1の手前側に引き出して点検や部品交換をしたい場合には、先ず、引出機器用点検台10の左右側板部12L及び12Rの垂直枠部12bの上端に形成された引掛金具16a及び16bを箱体2に形成された支持板7a及び7bの上方側となるように持ち上げて、垂直枠部12bの切欠部12dを支持板7a及び7bに当接させる。このとき、案内板15a及び15bのガイド孔14a及び14bが仕切り板3Bのガイドピン6a及び6bに上方から対向する状態となる。
このように、引出機器用点検台10の装着が完了すると、仕切り板3B上に載置されている電気機器4Bを手前に引き出し、車輪5をガイドレール13a及び13bに沿わせながら図1で実線図示のように底板部11上に引き出す。
そして、点検や部品交換を終了すると、電気機器4Bの前端部を押して仕切り板3B上に戻し、仕切り板3B上の所定位置まで電気機器4Bを押し込むと、底板部11上には電気機器4Bが載置されない初期状態に復帰する。この状態で、引出機器用点検台10を持ち上げて、フック部17と支持板7a及び7bとの係止状態を離脱させるとともに、ガイドピン6a及び6bと案内板15a及び15bのガイド孔14a及び14bとの係合を離脱させる。この状態で、引出機器用点検台10を前方に引き抜くことにより、引出機器用点検台10を箱体2から取り外すことができる。
その後、配電盤機器搬入出用リフタ20の案内板28a及び28bのガイド孔29a及び29bをガイドピン18a及び18bから上方に離脱させることにより、配電盤機器搬入出用リフタ20を引出機器用点検台10から離脱させることができ、最後に前述したように引出機器用点検台10を箱体2から離脱させる。
なお、上記実施形態においては、引出機器用点検台10の左右側板部12L及び12Rを連結支持部とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、左右側板部12L及び12Rを省略し、これらに代えて、底板部11の前端側左右位置にワイヤの一端を固定し、ワイヤの他端に支持板7a及び7bに係止されるフック部を固定することにより、フック部を支持板7a及び7bに引っ掛けることにより、底板部11をワイヤで支持することができ、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
Claims (4)
- 箱体に設けた電気機器を引き出し可能に支持する水平な仕切り板を備えた配電盤内から前記電気機器を引き出したときに保持する引出機器用点検台であって、
前記仕切り板の両側部に形成した上方に突出する2本のガイドピンに係合するガイド孔を有し前方に突出する底板部と、前記仕切り板の上方の箱体に係止される係止部と、該係止部と前記底板部とを連結する連結支持部とを備え、
前記連結支持部は、底板部の少なくとも一方の側面側に側板部で構成され、
前記係止部は、前記箱体の少なくとも一方の側面側に形成された板面を垂直方向とした支持板と、前記側板部に形成した前記支持板に上方から引っ掛ける引掛金具とを備え、
前記底板部に前記引出機器を案内するガイドレールが形成されたことを特徴とする引出機器用点検台。 - 前記側板部は、前記底板部と平行な水平枠部と、該水平枠部の後方側端から上方に延長する垂直枠部と、該垂直枠部の上端と前記水平枠部の前端とを連結する傾斜枠部とで直角三角形状に形成され、前記垂直枠部の上端に前記引掛金具が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の引出機器用点検台。
- 前記ガイドピンは配電盤機器搬入出用リフタを位置決めするためのガイドピンであることを特徴とする請求項1に記載の引出機器用点検台。
- 前記底板部の前端側両側部に配電盤機器搬入出用リフタを位置決めするためのガイドピンが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の引出機器用点検台。
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