JP5309164B2 - ベベルエッジを洗浄する方法、ベベルエッチャ、及びベベルエッチャの設定可能パーツ - Google Patents

ベベルエッジを洗浄する方法、ベベルエッチャ、及びベベルエッチャの設定可能パーツ Download PDF

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Description

集積回路は、パターン化された超小型電子層を上に形成されたウエハ又は基板から形成される。基板の処理では、基板上に堆積された膜の対象部分をエッチングするために、しばしばプラズマが用いられる。通常、エッチングプラズマ密度は、基板のエッジの近くで低く、これは、基板のベベルエッジの上面及び底面に、ポリシリコン層、窒化物層、金属層など(副産物層と総称される)を蓄積させる恐れがある。幾つかの異なるエッチングプロセスの結果、基板のベベルエッジの上面及び底面に次々に副産物層が堆積されるので、副産物層と基板との間の結合は最終的に弱まり、基板の搬送中に剥離して、すなわち剥がれて、しばしば他の基板の上に落ち、それらの基板を汚染させる恐れがある。
本発明の第1の形態は、半導体基板のベベルエッジを洗浄する方法であって、
プラズマ処理装置の反応チャンバ内の基板サポート上に、半導体基板を載置することであって、前記基板は、前記基板の上面及びベベルエッジに被さる誘電体層を有し、前記層は、前記ベベルエッジの頂点の上方及び下方に広がる、ことと、
前記反応チャンバにプロセスガスを導入することと、
前記プロセスガスをプラズマ化することと、
前記頂点よりも上方の前記層を全て除去することなく前記頂点よりも下方の前記層を除去するように、前記ベベルエッジを前記プラズマによって洗浄することと、
を備え、
前記基板は、半導体ウエハであり、前記洗浄は、前記プラズマ処理装置によって行われ、前記プラズマ処理装置の上側誘電体板によって保持された上側プラズマ排除リングの下部は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、方法である。
本発明の第2の形態は、半導体ウエハのベベルエッジが中でプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャであって、
円筒形の頂部を有する下側サポートと、
前記下側サポートの前記頂部に支えられる下側プラズマ排除区域(PEZ)リングであって、前記ウエハを支える上面を有する下側PEZリングと、
前記下側サポートの上方に配置され、前記下側サポートの前記頂部に相対する円筒形の底部を有する上側誘電体コンポーネントと、
前記誘電体コンポーネントの前記底部を取り囲み、前記下側PEZリングに相対する上側PEZリングであって、前記下側PEZリングと前記上側PEZリングとの間の環状空間は、前記プラズマによって洗浄される前記ベベルエッジの範囲を画定する、上側PEZリングと、
洗浄工程中にプロセスガスをプラズマ化するように適応される少なくとも1つの高周波(RF)電源と、
を備え、
前記下側PEZリング及び前記上側PEZリングは、前記洗浄工程中にそれぞれ前記下側サポート及び前記上側誘電体コンポーネントを前記プラズマから守るように構成され、
前記上側PEZリングの下部は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、ベベルエッチャである。
本発明の第3の形態は、半導体ウエハのベベルエッジがプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャの設定可能パーツであって、
前記ベベルエッチャは、
前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハを支える下側電極アセンブリと、
下側サポートに面する上側誘電体板を含み、前記上側誘電体板を前記ウエハの上面から小距離に位置決めするために垂直方向に移動可能である上側サポートに取り付けられた上側電極アセンブリであって、前記上側電極アセンブリは、前記ベベル洗浄工程中に前記ベベルエッジの付近にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を含み、前記上側誘電体板は、前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハの表面にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を有する、上側電極アセンブリと、
を含み、
前記設定可能パーツは、前記上側誘電板に保持されて前記洗浄工程中に前記上側誘電体板を前記プラズマから守るように適応された、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料の上側PEZリングを備え、前記上側PEZリングの下部は、前記ウエハの前記外径よりも大きい外径を有する、設定可能パーツである。
1つの実施形態では、半導体基板のベベルエッジを洗浄する方法が提供される。プラズマ処理装置の反応チャンバ内の基板サポート上に、半導体基板が載置される。基板は、基板の上面及びベベルエッジに被さる誘電体層を有し、該層は、ベベルエッジの頂点の上方及び下方に広がる。反応チャンバに、プロセスガスが導入され、プラズマ化される。ベベルエッジは、頂点よりも上方の層が全て除去されることなく頂点よりも下方の層が除去されるように、プラズマによって洗浄される。
別の実施形態では、半導体ウエハのベベルエッジが中でプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャが提供される。下側サポートは、円筒形の頂部を有する。下側プラズマ排除区域(PEZ)リングは、下側サポートの頂部で支えられる。下側PEZリングは、ウエハを支える上面を有する。下側サポートの上方に、上側誘電体コンポーネントが配置され、該コンポーネントは、下側サポートの頂部に相対する円筒形の底部を有する。誘電体コンポーネントの底部は、上側PEZリングによって取り囲まれ、該リングは、下側PEZリングに相対し、下側PEZリングと上側PEZリングとの間の環状空間は、プラズマによって洗浄されるベベルエッジの範囲を画定する。少なくとも1つの高周波(RF)電源が、洗浄工程中にプロセスガスをプラズマ化するように適応される。下側PEZリング及び上側PEZリングは、洗浄工程中にそれぞれ下側サポート及び上側誘電体コンポーネントをプラズマから守るように適応される。上側PEZリングの、ウエハに最も近い部分は、ウエハの外径以上の外径を有する。
別の実施形態では、ベベルエッチャの設定可能パーツが提供される。半導体ウエハのベベルエッジがプラズマ洗浄を受け、ベベルエッチャは、ベベル洗浄工程中にウエハを支える下側電極アセンブリと、下側サポートに面する誘電体板を含み、誘電体板をウエハの上面から小距離に位置決めするために垂直方向に移動可能である上側サポートに取り付けられた上側電極アセンブリとを含む。上側電極アセンブリは、ベベル洗浄工程中にベベルエッジの付近にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を含む。誘電体板は、ベベル洗浄工程中にウエハの表面にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を有する。設定可能パーツは、洗浄工程中に上側誘電体板をプラズマから守るように適応された、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料の上側PEZリングを含む。上側PEZリングの、ウエハに最も近い部分は、ウエハの外径よりも大きい外径を有する。
本発明は以下の適用例としても実現可能である。
[適用例1]
半導体基板のベベルエッジを洗浄する方法であって、
プラズマ処理装置の反応チャンバ内の基板サポート上に、半導体基板を載置することであって、前記基板は、前記基板の上面及びベベルエッジに被さる誘電体層を有し、前記層は、前記ベベルエッジの頂点の上方及び下方に広がる、ことと、
前記反応チャンバにプロセスガスを導入することと、
前記プロセスガスをプラズマ化することと、
前記頂点よりも上方の前記層を全て除去することなく前記頂点よりも下方の前記層を除去するように、前記ベベルエッジを前記プラズマによって洗浄することと、
を備える方法。
[適用例2]
適用例1に記載の方法であって、
前記ベベルエッジを前記プラズマによって洗浄することは、更に、前記ベベルエッジの前記上部に沿って前記頂点よりも内側をエッチングするよりも高いエッチング速度で前記頂点において前記層をエッチングすることを含む、方法。
[適用例3]
適用例1に記載の方法であって、
前記層は、層間絶縁膜であり、前記プラズマ処理装置は、ベベルエッチャであり、前記層は、前記ベベルエッジよりも内側に広がる前記基板の前記上面の部分ではエッチングされない、方法。
[適用例4]
適用例1に記載の方法であって、
前記プロセスガスは、O 2 及びCO 2 より選択される酸素ベースのガスを含む、方法。
[適用例5]
適用例4に記載の方法であって、
前記プロセスガスは、更に、フッ素ベースのガスを含む、方法。
[適用例6]
適用例5に記載の方法であって、
前記フッ素ベースのガスは、CF 4 、SF 6 、NF 3 、又はC 2 6 を含む、方法。
[適用例7]
適用例1に記載の方法であって、
前記洗浄は、前記基板の前記ベベルエッジ上及び/又は裏側のエッチング副産物を除去する、方法。
[適用例8]
適用例1に記載の方法であって、
前記基板は、半導体ウエハであり、前記洗浄は、ベベルエッチプラズマ処理装置によって行われ、上側プラズマ排除リングのうちの前記ウエハに最も近い部分は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、方法。
[適用例9]
適用例8に記載の方法であって、
前記基板は、直径300mmのシリコンウエハである、方法。
[適用例10]
適用例1に記載の方法であって、
前記層は、低誘電率又は高誘電率の誘電体層である、方法。
[適用例11]
適用例1に記載の方法であって、
前記層は、酸化シリコン、有機シリケートガラス(OSG)、フッ素化シリカガラス(FSG)、炭素ドープ酸化物、メソ多孔質及び/若しくはナノ多孔質ガラス、有機ポリマ、ボロホスホシリケートガラス(BPSG)、又はテトラエチルオルトシリケート(TEOS)である、方法。
[適用例12]
半導体ウエハのベベルエッジが中でプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャであって、
円筒形の頂部を有する下側サポートと、
前記下側サポートの前記頂部に支えられる下側プラズマ排除区域(PEZ)リングであって、前記ウエハを支える上面を有する下側PEZリングと、
前記下側サポートの上方に配置され、前記下側サポートの前記頂部に相対する円筒形の底部を有する上側誘電体コンポーネントと、
前記誘電体コンポーネントの前記底部を取り囲み、前記下側PEZリングに相対する上側PEZリングであって、前記下側PEZリングと前記上側PEZリングとの間の環状空間は、前記プラズマによって洗浄される前記ベベルエッジの範囲を画定する、上側PEZリングと、
洗浄工程中にプロセスガスをプラズマ化するように適応される少なくとも1つの高周波(RF)電源と、
を備え、
前記下側PEZリング及び前記上側PEZリングは、前記洗浄工程中にそれぞれ前記下側サポート及び前記上側誘電体コンポーネントを前記プラズマから守るように構成され、
前記上側PEZリングの、前記ウエハに最も近い部分は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、ベベルエッチャ。
[適用例13]
適用例12に記載のベベルエッチャであって、
前記ウエハは、直径300mmのウエハであり、前記上側PEZリングの、前記ウエハに最も近い前記部分は、前記ウエハの前記外径よりも0.5mmから5mm大きい外径を有する、ベベルエッチャ。
[適用例14]
適用例12に記載のベベルエッチャであって、
前記下側PEZリングは、その外縁よりも外側に前記基板の前記ベベルエッジが達するように前記ウエハを支える上面を有する、ベベルエッチャ。
[適用例15]
半導体ウエハのベベルエッジがプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャの設定可能パーツであって、
前記ベベルエッチャは、
前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハを支える下側電極アセンブリと、
前記下側サポートに面する誘電体板を含み、前記誘電体板を前記ウエハの上面から小距離に位置決めするために垂直方向に移動可能である上側サポートに取り付けられた上側電極アセンブリであって、前記上側電極アセンブリは、前記ベベル洗浄工程中に前記ベベルエッジの付近にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を含み、前記誘電体板は、前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハの表面にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を有する、上側電極アセンブリと、
を含み、
前記設定可能パーツは、前記洗浄工程中に前記上側誘電体板を前記プラズマから守るように適応された、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料の上側PEZリングを備え、前記上側PEZリングのうちの前記ウエハに最も近い部分は、前記ウエハの前記外径よりも大きい外径を有する、設定可能パーツ。
[適用例16]
適用例15に記載の設定可能パーツであって、
前記上側PEZリングは、
前記ベベルエッチャ内に搭載されたときに前記下側PEZリングと前記上側PEZリングとの間に前記プラズマによって洗浄される前記ベベルエッジの範囲を画定する環状空間が形成されるように前記誘電体板の外側フランジの上面と噛み合わさる下面を有する内側フランジと、
その上面と下面との間に垂直に広がる階段状の内面であって、前記上面及び下面は互いに平行である、階段状の内面と、
前記基板が前記下側PEZリング上で支えられるときに前記ウエハの上に空間があるように、そして前記上側PEZリングのうちの前記ウエハに最も近い前記部分が前記ウエハの前記外径よりも0.5mmから5mm大きい外径を有するように、階段状にされた外面と、
を含む、設定可能パーツ。
ベベルエッチングチャンバの概略断面図を示している。
1つの実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
図2の領域Aの拡大概略図を示している。
図2の設定可能プラズマ排除区域(PEZ)リングの概略断面図を示している。 図2の設定可能プラズマ排除区域(PEZ)リングの概略断面図を示している。
もう1つの実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
図5Aの領域Bの拡大概略図を示している。
もう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
更にもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
尚も更にもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
尚も更にまたもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
まだ尚も更にまたもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。
様々な洗浄プロファイルを半導体基板の部分断面図において示している。
下部の外径が基板の外径よりも小さい上側PEZリングを使用した場合の洗浄プロファイルを半導体基板の部分断面図において示している。
下部の外径が基板の外径よりも大きい上側PEZリングを使用した場合の洗浄プロファイルを半導体基板の部分断面図において示している。
下部の外径が基板の外径よりも小さい上側PEZリング及び下部の外径が基板の外径よりも大きい上側PEZリングを使用した場合のエッチング速度を基板上の半径方向位置の関数としてグラフで示している。
図1は、基板110のベベルエッジをエッチングするためのベベルエッチングチャンバ100の概略断面図を示している。図示されるように、チャンバ100は、RF電源に結合されたカソード102と、基板110を支えるためのステージ116と、ステージ116を取り囲む絶縁材料114と、上部リング状電極104及び底部リング状電極106と、上部絶縁体108とを含む。反応ガスは、1つ又は2つ以上のガス出口120を通して吹き込まれ、基板110のベベルエッジ上に形成された副産物層112を洗浄するためにプラズマ化される。エッチングチャンバ100は、洗浄される範囲を制御するにあたり、幾つかの困難を有するであろう。例えば、底部エッジ排除部122の大きさを変えるためには、絶縁材料114の厚さを変える必要があり、その結果、底部リング状電極106の形状及び/又は位置を変える必要が生じるであろう。場合によっては、ステージ116全体の直径を変える必要があり、これは、消耗品費用(CoC)の増大を招くであろう。もう1つの欠点は、チャンバ100が、上部エッジ排除部124の範囲を正確に制御するためのメカニズムを有していないことである。上部エッジ排除部124の範囲を変えるためには、絶縁体108の外径、並びにガス出口120及び上部リング状電極104の位置を変える必要があるであろう。このように、このようなエッチングチャンバでは、エッジ排除部の範囲を正確に制御するための費用がかさむ恐れがある。
次に、図2を参照すると、1つの実施形態にしたがった、基板218のベベルエッジを洗浄するための基板エッチングシステム、すなわちベベルエッチャ200の概略断面図が示されている。ベベルエッチャ200は、限定はされないが通常は軸対称の形状を有しており、簡潔さを期するため、図2には、側断面図の半分のみが示されている。図示されるように、ベベルエッチャ200は、基板218を出し入れするためのドア又はゲート242を有するチャンバ壁202と、上側電極アセンブリ204と、上側電極アセンブリ204をぶら下げるサポート208と、下側電極アセンブリ206とを含む。サポート208は、基板218の出し入れのために、上側電極アセンブリ204を上下に(両矢印の方向に)移動させる。上側電極アセンブリ204と基板218との間のギャップが正確に制御されるように、サポート208には、精密駆動メカニズム(図2には不図示)が取り付けられる。
サポート208をチャンバ壁202に相対的に垂直運動可能にしつつ、壁202とサポート208との間に真空シールを形成するために、金属ベローズ250が使用される。サポート208は、中心ガス供給(通路)212と、エッジガス供給(通路)220とを有する。ガス供給212,220は、ベベルエッジを洗浄するためにプラズマ化されるプロセスガスを提供する。工程中、プラズマは、基板218のベベルエッジの周囲に形成され、概ねリング状を有する。プラズマが基板218の中央部に達するのを阻止するために、上側電極の絶縁体板226と基板との間の空間は小さく、プロセスガスは、中心ガス供給から、好ましくは階段状の穴214を通って供給される。次いで、ガスは、上側電極アセンブリ204と基板218との間のギャップ内を、基板の半径方向に通り抜ける。各ガス供給は、緩衝ガス及び/又はパージガスなどの、同じプロセスガス又は異なるガスを供給するために使用される。例えば、中心ガス供給212を通して緩衝ガスを注入しつつ、エッジガス供給220を通してプロセスガスを注入することができる。プラズマ/プロセスガスは、複数の穴(出口)241を通じてチャンバ空間251から底部空間240へ引き出される。ベベル洗浄工程中、チャンバ圧力は、通常、500ミリトールから2トールまでの範囲内であり、洗浄工程中に底部空間240を排気するために、例えば真空ポンプ243を使用することができる。
上側電極アセンブリ204は、上側誘電体板又は上側誘電体コンポーネント216と、適切な締結メカニズムによってサポート208に固定されサポート208を通じて接地される上側金属コンポーネント210とを含む。上側金属コンポーネント210は、アルミニウムなどの金属で形成され、陽極酸化されてよい。上側金属コンポーネント210は、1本又は2本以上のエッジガス通路すなわち貫通穴222a,222bと、エッジガスプレナム224とを有し、エッジガス通路222は、工程中における流体連通のために、エッジガス供給220に結合される。上側誘電体板216は、上側金属コンポーネント210に取り付けられ、誘電性材料で、限定はされないが好ましくはセラミックで形成される。必要に応じて、上側誘電体板216は、Y23のコーティングを有してよい。通常、Al23などの一部のセラミックは、深い直線穴をくり抜くことが難しく、したがって、深い直線穴の代わりに、階段状の穴214を使用することができる。上側誘電体板216は、1つの中心穴を有するものとして示されているが、上側誘電体板216は、例えば必要に応じて複数の出口をシャワーヘッド状の穴パターンで配置するなど、任意の適切な数の出口を有してよい。
下側電極アセンブリ206は、上部226a及び下部226bを有して工程中に基板218を適所に保持するための真空チャックとして機能するように動作可能である通電電極226と、基板218を上下に移動させるためのリフトピン230と、ピン動作ユニット232と、上部238a及び下部238bを有する底部誘電体リング238とを含む。以下、通電電極という用語は、上部226a及び下部226bの一方又は両方を指す。同様に、底部誘電体リング238という用語は、上部238a及び下部238bの一方又は両方を指す。通電電極226は、工程中にRF電力を受信するために、高周波(RF)電源270に結合される。
リフトピン230は、円筒形の穴すなわち経路231内を垂直に移動し、通電電極226内に位置決めされたピン動作ユニット232によって上側位置と下側位置との間で移動される。ピン動作ユニットは、リフトピンの周囲を真空密閉環境に維持するために、各リフトピンを取り囲むケースを含む。ピン動作ユニット232は、ロボットアーム233(例えば各ケース内に達して各ピンに取り付けられるセグメントを有する水平アーム)及びアーム作動装置(図2では不図示)などの、任意の適切なリフトピンメカニズムを含む。簡潔さを期するために、図2には、ロボットアームのセグメントの先端部のみが示されている。30mmウエハなどのウエハを持ち上げるには、3本又は4本のリフトピンを使用することができるが、任意の適切な数のピン230が、ベベルエッチャ200において使用されてよい。また、ピン動作ユニット232として、リフタベローズなどの任意の適切なメカニズムを使用することができる。
好ましい実施形態にしたがうと、ピンリフタは、リフトピン230を様々な位置に移動させることができる多位置ピンリフタである。例えば、リフトピン230は、以下のように、リフトピン動作ユニット232を通じて4つの位置に垂直に移動させることができる。すなわち、(1)第1の位置では、ピン230は、底部電極226aの上面の下方にピンの上縁が位置付けられるように移動され、(2)第2の位置では、ピン230は、リング260上に支えられているウエハと同一面上に底面がくるように装着された固定具の下面に接触するようにピンの上縁が位置付けられるように移動され、この位置は、位置センサ233aを通じて監視され、位置センサ233aは、この位置を「ゼロ」位置として記録するために、コントローラに信号を出力し、(3)第3の位置では、ピン230は、誘電体板216に接触するようにピンの上縁が位置付けられるように移動され、この位置は、位置センサ233aを通じて監視され、位置センサ233aは、チャンバを開ける必要なくギャップ及び平面性の情報を決定するために、コントローラに信号を出力し、(4)第4の位置では、ピン230は、洗浄されるウエハをチャンバ内に運び込むため又は洗浄済みのウエハをチャンバから運び出すことを可能にするために、ピンの完全上昇位置に移動される。
製造費用を最小限に抑えるために、リフトピンは、エアシリンダ又はモータなどの共通のリフト装置によって移動されることが好ましい。このような場合は、ピンが上側電極アセンブリの誘電体板に接触するときに、ギャップ距離を決定することができる。平面性測定のために、各ピンは、共通のリフトヨークに対する幾らかの応従性を提供されてよく、例えば、各ピンは、その他のピンに相対的な各ピンの動きを可能にするために、バネ荷重を取り付けられてよく、各ピンに関連付けられた個々のセンサが、個々のピンの位置に対応する情報を出力することができる。全てのピンを誘電体板に接触するように移動させ、もし誘電体板が基板サポート表面に対して平行でない場合は、リフトピンセンサによって測定された各ピンのその他のピンに対する垂直方向のズレを、上側電極アセンブリの平面性からの逸脱度合いを決定するために使用することができる。好ましくは、各リフトピンのバネ荷重は、ウエハの重量を支えるのに十分である、すなわち、リフトピンを支えているバネは、ウエハの重量下で圧縮されることはなく、したがって、ウエハの搬送中、リフトピンは互いに同じ高さにある。或いは、ピンは、個別の駆動を有してよい。
基板218は、設定可能な下側プラズマ排除区域(PEZ)リング260上に搭載される。ここで、PEZという用語は、基板の中心から、ベベルエッジ洗浄用のプラズマを排除される領域の外縁までの、半径方向の距離を指す。通電電極226の上面、基板218の底面、及び設定可能下側PEZリング260の内周は、真空ポンプ236などの真空源と流体連通している閉じられた真空領域凹所(真空領域)219を形成する。リフトピン230のための円筒形の穴すなわち経路は、それを通して工程中に真空ポンプ236が真空領域219を排気するためのガス通路としても共用される。通電電極226は、真空領域219内における時間的な圧力変動を低減させるために、そして複数のリフトピンが使用される場合は円筒形の穴に対する吸引速度を均一にするために、プレナム234を含む。
基板218の上面上は、一連のプロセスによって形成された集積回路である。プロセスの1つ又は2つ以上は、基板に熱エネルギを伝え、基板に対して熱応力を発生させ、そうしてウエハの湾曲を引き起こすであろうプラズマの使用によって、実施することができる。ベベル洗浄工程中、基板の湾曲は、基板218の上面と底面との間の圧力差によって軽減することができる。真空領域219内の圧力は、工程中、プレナム234に結合された真空ポンプ236によって真空下に維持される。上側誘電体板216と基板218の上面との間のギャップを調整することによって、ギャップ内のガス圧力は、(1つ又は2つ以上の)プロセスガスの全体流量を変えることなく変化させることができる。したがって、ギャップ内のガス圧力を制御することによって、基板218の上面と底面との間の圧力差を変化させ、そうして、基板218にかかる曲げ力を制御することができる。
底部誘電体リング238は、Al23を含むセラミックなどの誘電性材料で形成され、通電電極226をチャンバ壁202から電気的に隔離する。底部誘電体リングの下部238bは、その上面の内周に、通電電極226の下縁の凹所と合わさるための段252を形成されることが好ましい。下部238bは、その外周に、フォーカスリングと称される底部誘電体リングの上部238aの階段状の表面と合わさるための段250を形成されることが好ましい。段250,252は、底部誘電体リング238を通電電極226に整合させる。段250は、また、通電電極226とチャンバ壁202との間の直接的な見通し線を排除して、通電電極226とエッチングチャンバ壁202との間における二次的なプラズマ衝突の可能性を小さくするために、その表面沿いに、入り組んだギャップを形成する。
図3は、図2の領域Aの拡大概略図を示している。図示されるように、上側電極アセンブリ204は、同心円状に位置決めされた3つのリング、すなわち、設定可能な上側PEZリング302と、上側電極リング308と、外側の上側誘電体リング310とを含む。設定可能上側PEZリング302と、上側電極リング308との間のギャップ304は、エッジガス通路224bにつながる入り組んだガス通路を形成する。入り組んだギャップ304は、エッジガス通路224bがプラズマに直接曝されるのを阻止し、そうして、エッジガス通路224b内における二次的なプラズマの形成又はプラズマ点火を阻止する。このような二次的なプラズマは、エッジガス通路224bの内壁を浸食する結果、上側金属コンポーネント210の頻繁な交換を必要にするとともに、浸食された材料を基板218に誘導する恐れがある。
設定可能上側PEZリング302は、その内側及び外側の下縁上にそれぞれ形成された2つの段又は凹所を有しており、内側の下縁上の段は、リング302を金属コンポーネント210に圧着させるために、上側誘電体板216のフランジ330と噛み合わさる。設定可能上側PEZリング302は、様々な上部プラズマ排除区域(上部PEZ)を提供するために、様々な構成を有することができる。図4Aは、図3に示された設定可能上側PEZリング302の拡大概略断面図を示しており、距離D1は、上側エッジ排除区域と称され、リング302の下部302aの幅が変わるにつれて変化する。PEZリング302の構成は、したがって、基板218の半径から距離D1を減じたものに等しい上部PEZ402を決定する。設定可能上側PEZリング302は、また、プラズマ浸食ゆえに、上側電極アセンブリ204のその他のパーツよりも頻繁に交換する必要があり、消耗コンポーネントと見なされる。通常、プロセスガスは、O2などの酸素含有ガスを含んでよい。ベベルエッジを洗浄するために、<10%などの少量の、CF4、SF6、又はC26などのフッ素含有ガスが添加されてもよい。これらの反応性ガスを含有するプラズマは、上側PEZリング302を浸食し、そうして、設定可能上側PEZリング302の定期的な交換を余儀なくさせるであろう。交換時における設定可能上側PEZリング302へのアクセスを容易にするために、設定可能上側PEZリング302は、上側誘電体板216によって適所に保持され、チャンバ壁202から上側電極アセンブリ204を取り外すことなく交換することができる。例えば、板216の取り外しは、リング302を同じ又は異なる構成を有する異なるリングに交換することを可能にする。
設定可能上側PEZリング302は、プラズマが上側誘電体板216を直接浸食するのを阻止する。設定可能上側PEZリング302は、工程中における基板218の汚染を低減させるために、酸化アルミニウム(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化シリコン(SiO2)、炭化シリコン(SiC)、窒化シリコン(Si34)、シリコン(Si)、イットリア(Y23)、又はその他の材料などで全てが構成されるリングのように、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料で形成される、或いは、サポートリング124は、Si、SiC、Y23、セラミック(好ましくはAl23)などの導電性材料若しくは誘電性材料、又は(高抵抗性を付与するために適切にドープされた)CVD SiCなどの純材料でコーティングされた、金属、セラミック、又はポリマで構成される複合リングであってよい。消耗品費用(CoC)を抑えるために、設定可能上側PEZリング302は、小さく且つ単純な断面を有することが好ましい。一般に、一部のセラミックは、ネジ穴をくり抜くこと及び切ることが困難である。リング302を適所に保持するための圧着構成ゆえに、設定可能上側PEZリング302は、それを上側誘電体板216に又は金属コンポーネント210に固定するためのネジ穴を必要とせず、したがって、その材料の選択性に柔軟性をもたらす。設定可能上側PEZリング302は、限定はされないが好ましくは〜105Ωcmの高い電気抵抗を有する材料で形成されてよい。通電電極226と上側電極リング308との間の電気的結合は、設定可能上側PEZリング302の電気的特質による影響を受けるので、ベベルエッジの付近のプラズマ特性は、設定可能上側PEZリング302の材料及び/又は構成を変えることによって制御することができる。
上側電極リング308は、上側金属コンポーネント210を通じて接続され接地される。ボルトなどのネジ締結メカニズムを使用する代わりに、上側電極リング308は、外側上側誘電体リング310の圧着力によって適所に保持されることが好ましい。例えば、電極リング308は、誘電体リング310のフランジ310aと合わさるフランジ308aを有することができる。このようにして、そうでなければ曝される締結メカニズムの浸食から発生するであろうプラズマ汚染物質を回避することができる。上側電極リング308は、陽極酸化アルミニウムなどの金属で形成されることが好ましい。より清浄なプラズマが求められる場合は、上側電極リング308は、Si(単結晶シリコン若しくは多結晶シリコン)、CVD低抵抗性SiC、又は任意の適切な高純度伝導性材料などの、純材料で形成することができる。高純度の材料を使用することによる費用影響を最小限に抑えるために、上側電極リング308の断面寸法は最小にされる。ボルトを通す設計が使用されてもよいが、適所に圧着させる設計は、上側電極リング308の構成を簡単にし、そうしてCoCを抑え、汚染制御のためにより広範囲の材料を使用することを可能にする。また、下側及び上側の電極リング306,308は、グラファイト、又は例えばSiN、BN、及びAlNを含む様々な炭素ベースの材料で形成されてもよいことが知られている。
外側上側誘電体リング310は、Al23などの誘電性材料で形成され、Y23でコーティングされてよい。外側上側誘電体リング310は、外側上側誘電体リング310を上側金属コンポーネント210に固定するためのボルト316を収容するために、その上面に、円周方向に相隔てられたネジ穴318を含む。外側上側誘電体リング310は、上側電極リング308のフランジ308aを上側金属コンポーネント210に圧着させるために使用される突出又は段(フランジ)310を含む。なお、各ボルト316は、上側電極アセンブリ204の上側からネジ入れられるので、ボルトは、プラズマに曝されることも、プラズマによって浸食されることもないことがわかる。外側上側誘電体リング310の内縁の直径は、リング状又はドーナツ状のプラズマの外径を決定する。
下側電極アセンブリ206は、フォーカスリング238aを取り囲む下側金属ライナ(カラー)314と、同心円状に位置決めされた3つのリング、すなわち、設定可能な下側PEZリング260、下側電極リング又はフープリング306、及び外側の下側誘電体リング312とを含む。設定可能下側PEZリング260、下側電極リング306、及び下側金属ライナ314は、底部誘電体リングすなわちフォーカスリング238(より具体的には底部誘電体リングの上部238a)、及びライナ314によって支えられる。下側電極リング306は、外側下側誘電体リング312によって下側金属ライナ314の上面に圧着され、下側金属ライナ314は、接地のためにチャンバ壁202に接続される。フォーカスリング238aは、下側電極リング306を通電電極の上部226aから電気的に隔離する。
通電電極226は、陽極酸化アルミニウムなどの金属で形成されることが好ましい。高い清浄度のプラズマが必要とされる場合に、もし通電電極226がプラズマに曝されプラズマによって浸食されると、清浄度の要件を満たすために、電極226に高純度材料を使用することが望まれるであろう。設定可能下側PEZリング260は、通電電極226をプラズマから守るように設計されているので、通電電極226は、清浄度の要件にかかわらず、より低純度の金属又は材料で形成することができる。
図4Bに示されるように、設定可能下側PEZリング260は、その内縁上及び外縁上にそれぞれ形成された2つの段又は凹所を有しており、下側の内縁上の垂直表面260a及び水平表面260bによって形成される段は、通電電極の上部226aの外縁上の表面と合わさり、水平表面260c及び垂直表面260dによって形成される段は、フォーカスリング238a上の表面と合わさる。設定可能下側PEZリング260は、異なるサイズの底部プラズマ排除区域を提供するPEZリングで置き換えることができる。第2の段によって形成される距離D2は、底部エッジ排除区域と称され、上面260eの幅を変化させることによって、基板218の半径から距離D2を減じたものに等しい底部PEZ404を変えることが可能である。プラズマ浸食ゆえに、設定可能下側PEZリング260は、下側電極アセンブリ206のその他のパーツよりも頻繁に交換され、消耗コンポーネントと見なされる。通常、プロセスガスは、O2などの酸素含有ガスを含んでよい。ベベルエッジを洗浄するために、<10%などの少量のフッ素含有ガス(例えばCF4、SF6、又はC26など)が添加されてもよい。これらの反応性ガスを含有するプラズマは、設定可能下側PEZリング260を浸食し、設定可能下側PEZリング260の定期的な交換を余儀なくさせるであろう。交換時における設定可能下側PEZリング260へのアクセスを容易にするために、設定可能下側PEZリング260は、通電電極の上部226a及びフォーカスリング238aの段上に、取り外し可能式に搭載され、チャンバ壁202から下側電極アセンブリ206を取り外すことなく交換することができる。
上述のように、基板218は、設定可能下側PEZリング260の上面206e(図4B)上に搭載される。高さH1及びH2は、基板218と通電電極226との間の垂直方向の隔たりを決定する。両者の間の整合性を再現可能にするために、高さH1及びH2は、精密に制御されることが好ましい。
設定可能下側PEZリング260は、ベベル洗浄を達成するために使用されるプラズマによる攻撃から通電電極226を保護する。設定可能下側PEZリング260は、工程中における基板218の汚染を低減させるために、酸化アルミニウム(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化シリコン(SiO2)、炭化シリコン(SiC)、窒化シリコン(Si34)、シリコン(Si)、イットリア(Y23)、又はその他の材料などで全てが構成されるリングのように、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料で形成される、或いは、サポートリング124は、Si、SiC、Y23、例えばセラミック(好ましくはAl23)などの導電性材料若しくは誘電性材料、又はSi(単結晶シリコン若しくは多結晶シリコン)、CVD高抵抗性SiCなどの純材料でコーティングされた、金属、セラミック、又はポリマで構成される複合リングであってよい。一般に、一部のセラミックは、ネジ穴をくり抜くこと及び切ることが困難である。設定可能下側PEZリング260は、フォーカスリング238aに固定するためのネジ穴を必要とせず、その材料の選択性に柔軟性をもたらす。設定可能下側PEZリング260は、限定はされないが好ましくは〜105Ω−cmの高い電気抵抗を有する材料で形成されてもよい。通電電極226と下側電極リング306との間の電気的結合は、設定可能下側PEZリング260の電気的特質による影響を受けるので、プラズマ特性は、設定可能下側PEZリング260の材料及び/又は構成を変えることによって制御することができる。
下側電極リング306は、下側金属ライナ314を通じて接続され接地される。ボルトなどのネジ締結メカニズムを使用する代わりに、下側電極リング306は、外側下側誘電体リング312の圧着力によって適所に保持されることが好ましい。例えば、電極リング306の外側フランジ306aは、誘電体リング312の内側フランジ312aと噛み合わさることができ、そうして、電極リング306は、ライナ314に圧着される。このようにして、そうでなければ曝される締結メカニズムの浸食から発生するであろうプラズマ汚染物質を回避することができる。下側電極リング306は、陽極酸化アルミニウムなどの金属で形成されることが好ましい。より清浄なプラズマが求められる場合は、下側電極リング306は、純Si(例えば単結晶シリコン若しくは多結晶シリコン)、CVD低抵抗性SiC、又は任意の適切な高純度伝導性材料などの、高純度材料で形成されてよい。高純度材料を使用することによる費用影響を最小限に抑えるために、下側電極リング306の断面寸法は、最小にすることができる。適所に圧着させる設計は、下側電極リング306の構成を簡単にし、そうして、汚染制御のために更に広範囲の材料を使用することを通じてCoCを抑える。
外側下側誘電体リング312は、Al23などの誘電性材料で形成され、Y23でコーティングされてよい。外側下側誘電体リング312は、外側下側誘電体リング312を下側金属ライナ314に固定するためのボルト322を収容する一連のネジ穴320を含む。上述のように、外側下側誘電体リング312は、下側電極リング306を金属ライナ314に圧着させるために使用される突出又は段(フランジ)を含む。なお、ボルト322は、下側電極アセンブリ206の底側からネジ入れられるので、ボルト322は、プラズマに曝されることも、プラズマによって浸食されることもないことがわかる。外側下側誘電体リング312の内縁の直径は、リング状又はドーナツ状のプラズマの外径を決定する。
図5Aは、もう1つの実施形態にしたがったベベルエッチャ500の概略断面図を示している。図5Bは、図5Aの領域Bの拡大概略図を示している。図示されるように、ベベルエッチャ500のコンポーネントは、図2に示されたものに極めて類似している。違いは、下側電極アセンブリ506が通電電極226の代わりに下側サポート502を含むこと、及び下側電極リング504が下側金属ライナ510を通じてRF電源508に結合されることである。下側サポート502は、誘電性材料で形成され、ベベル洗浄工程中に基板518を適所に保持するための真空チャックとして動作する。
工程中、RF電源508は、ガス供給512,514の少なくとも一方を通して供給されるプロセスガスをプラズマ化するためにRF電力を提供し、RF電力は、限定はされないが約2MHzから約13MHzの範囲の1つ又は2つ以上の周波数で供給される。一ヴァリエーションでは、上側電極リング516がRF電源に結合され、下側電極リング504が接地される。
図6は、もう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャ600の概略断面図を示している。ベベルエッチャ600のコンポーネントは、図5A及び図5Bに示されたものに類似している。違いは、下側電極アセンブリ602が金属で形成された下側サポート604を含むこと、及び下側サポート604の上面が誘電性のコーティング又は層606で覆われることである。一ヴァリエーションでは、上側電極リング608がRF電源に結合され、下側電極リング610が接地される。
図7は、更にもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャ700の概略断面図を示している。図示されるように、ベベルエッチャ700のコンポーネントは、図2に示されたものに類似しており、違いは、真空チャックの代わりに静電チャック702が使用されることである。静電チャック702は、通電電極710の上に配置され、ベベル洗浄工程中に基板712を適所に保持する。上側電極リング704及び下側電極リング706が接地される一方で、通電電極710は、プラズマを発生させるために電力を供給するためのRF電源708に結合される。
図8は、もう1つの実施形態にしたがったベベルエッチャ800の概略断面図を示している。図示されるように、ベベルエッチャ800のコンポーネントは、図7に示されたものに類似している、すなわち、静電チャック802は、ベベル洗浄工程中に基板812を適所に保持するために使用される。違いは、上側電極リング804が接地される一方で、下側電極リング806は、プラズマを発生させるためにRF電力を供給するためのRF電源808に結合されることである。一ヴァリエーションでは、上側電極リング804がRF電源に結合され、下側電極806が接地される。
図9は、尚も更にまたもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャ900の概略断面図を示している。エッチャ900のコンポーネントは、図2に示されたものに類似している。違いは、この実施形態では、外側の上側電極リング912及び下側電極リング914よりも外に、アルミニウムなどの伝導性材料で作成された中空のカソードリング904が位置付けられることである。中空カソードリング904は、ベベルエッジに面した溝906を有する。なお、中空カソードリング904は、基板916の出し入れの際に、適切な装置(図9では不図示)によって垂直方向に移動されることに留意せよ。
中空カソードリング904は、RF電源918に結合され、下側電極リング908及び上側電極リング910は、ともに接地される。RF電源は、例えば、約2MHzから約13MHzまでの周波数範囲でRF電力を供給する。一ヴァリエーションでは、上側電極リング910がRF電源に結合され、下側電極リング908及び中空カソードリング904が接地される。もう1つのヴァリエーションでは、下側電極リング908がRF電源に結合され、上側電極リング910及び中空カソードリング904が接地される。もう1つの別のヴァリエーションでは、中空カソードリング904は、チャンバ902の内部及び真空チャック920の上面を洗浄するためのプラズマを発生させるために、高周波RF電源にも結合され、高周波RF電源は、例えば、約27MHzから約60MHzまでの範囲でRF電力を供給する。
図10は、更にもう1つ別の実施形態にしたがったベベルエッチャの概略断面図を示している。ベベルエッチャ1000のコンポーネントは、図2に示されたものに類似している。違いは、基板のエッジ、及び外側の下側誘電体リング1016と上側誘電体リング1014との間の空間を、(1つ又は2つ以上の)誘導コイル1006が取り囲むことである。(1つ又は2つ以上の)誘導コイル1012は、誘電体サポート1004に結合された誘電性材料1006に埋め込まれる。誘電体サポート1004は、基板の出し入れの際に誘導コイル1012を垂直方向に移動させるための適切なメカニズム(図10では不図示)を含む。
誘導コイル1012は、RF電源1018に結合される。ベベルエッジ洗浄プロセス中、RF電源1018は、基板エッジの近くに誘導結合プラズマを発生させるために、限定はされないが約2MHzから約13MHzまでの範囲でRF電力を供給する。上側電極リング1010及び下側電極リング1008は、誘導プラズマのための帰還路を提供するために接地される。誘導コイル1012は、ベベルエッジを洗浄するために洗浄用プラズマを供給する。一ヴァリエーションでは、誘導コイル1012は、チャンバ1002の内部及び真空チャック1020の上面を洗浄するためのプラズマを発生させるために、高周波RF電源にも結合され、高周波RF電源は、例えば、約27MHzから約60MHzまでの範囲でRF電力を供給する。
図2及び図6〜図10の実施形態は、中心ガス供給及びエッジガス供給を有することがわかる。しかしながら、ガス供給の数は、基板及び/又はベベルエッジ付近に対して所望のガス分布を達成するために可変であってよい。また、上側誘電体板は、任意の適切な数及び配置の穴を有してよい。
図11Aは、上面1100Aと、裏面1100Bと、ベベルエッジ1100C(破線の円によって示される)とを含む半導体基板1100の部分断面図を示している。ベベルエッジは、頂点A(矢印によって示される)も含む。
図11Bは、上面1100Aと、頂点Aを含むベベルエッジ1100Cとに被さる超低誘電率層間絶縁膜層(ILD)などの巻き付き層1110Aを含む半導体基板1100の典型的な部分断面図を示している。例えば、層1110は、化学気相成長又は適切なスピンオン技術によって堆積させることができる。層1110は、また、層1110(図11Aでは不図示)内にビア又はトレンチなどの開口を形成するために、先のプラズマエッチングステップを経ることもできる。1つの実施形態では、層1110は、層間誘電性材料であってよい。また、ベベルエッジ1100Cは、ポリマ堆積物など、エッチングされなかった層1100Aの堆積物1100B、すなわちプラズマエッチング副産物1120を含むことができる。層1100は、ベベルエッジ1100Cよりも内側ではエッチングされない。
層1100として典型的な層間誘電性材料は、FLOWFILL(登録商標)(Trikonによって製造される)、BLACK DIAMOND(登録商標)(Applied Materialsによって製造される)、CORAL(登録商標)(Novellusによって製造される)、AURORA(登録商標)(ASMIによって製造される)などのフッ素ドープ及び炭素ドープ有機シリケートガラス(OSG)酸化物、JSR(登録商標)(JSRによって製造される)及びSiLK(登録商標)(Dow Chemicalによって製造される)などの有機ポリマ、又は低誘電率特性を向上させるために誘電性材料内に孔を形成するポロゲンで操作されたメソ多孔質及び/若しくはナノ多孔質ガラスなどの、SiO2/シロキサン誘導体を含むことができる。ボロホスホシリケートガラス(BPSG)及びテトラエチルオルトシリケート(TEOS)を含む、より高誘電率の材料(k=3.8〜4.0)を使用することもできる。例えば、層1110は、低誘電率誘電性材料及び/又はフォトレジスト材料の、単一層又は複数層であってよい。
図11C〜図11Eは、基板1100のベベル洗浄の様々な遂行段階における断面エッチングプロファイルを示している。図11Cは、不完全なベベル洗浄の場合の断面エッチングプロファイルを示している。もしベベル洗浄が時期尚早に終了されると、ベベルエッジ1100Cに沿った1110Aのこの不完全なエッチングは、ベベルエッジ1100Cに沿った層1110Bの残部が剥離する、すなわち剥げ落ちるゆえに、問題となる恐れがある。その結果、この剥離すなわち剥げ落ちは、微粒子汚染の潜在的発生源となって、基板1100上に形成される半導体デバイスのプロセス歩留まりを低下させる恐れがある。
図11Dは、ベベルエッジ1100Cが部分的に洗浄された場合の断面洗浄プロファイルを示している。部分的に洗浄されたプロファイルの場合は、頂点Aに被さる層1110Aは除去されているが、層1110Aの一部は、頂点Aよりも上方のべベルエッジ1100Cを部分的に覆っている。例えば、部分的なベベル洗浄は、ベベルエッジ1100Cの下側60〜90%に堆積された材料を除去し、ベベルエッジ1100Cの上側10〜40%の上のILDの一部を残留させることができる。
図11Eは、ベベルエッジ1100Cが完全に洗浄された場合の断面エッチングプロファイルを示している。このプロファイルの場合は、ベベルエッジ1100Cに被さる部分の層1110が、完全に除去されている。
これまでは、図11Eの断面洗浄プロファイルが最適だと見なされていたが、被覆層1110Aによってベベルエッジ1100Cが部分的に覆われていると(図11D)、ベベルエッジが完全に洗浄された状況と比べてプロセス歩留まりが最大5%上昇することがわかった。ベベルエッジ1100Cが部分的に覆われていると、後続の基板処理(例えば化学的機械的研磨)中に、更に強固な構造が作成されると考えられる。
ベベルエッジ洗浄の程度は、異なる構成の上側PEZリング302を使用することによって制御することができる。図4Aに示されるように、上側PEZリング302の1つのパラメータは、基板218に最も近い下部302aの外径を含む。上側PEZリング302の下部302aの外径の変化がベベルエッジの洗浄プロファイルに及ぼす影響を決定するために、テストが実施された。
実施例1
第1の上側PEZリング構成の場合のべベル洗浄プロファイルを決定するために、2300 CORONUS(商標)プラズマベースベベル洗浄システム(カリフォルニア州フリーモントのLam Research Corporationから入手可能)において、第1の一連の実験が実施された。1つの構成では、300mm基板ウエハを洗浄するために、D1が0より大きい値から2mmまでの上側PEZリング(すなわち図4A)が装着された。この構成は、上側PEZの下部の外径を、296mmから300mm未満にする(すなわち、上側PEZリングは、基板の直径よりも小さい外径を有する)。洗浄に先立ち、シリコン基板は、被覆酸化シリコン膜を形成するために熱処理された。
図12Aは、ベベル洗浄前における、被覆酸化シリコン層1210を伴うシリコン基板1200の部分断面図を示している。シリコン基板1200は、上面1200Aと、裏面1200Bと、ベベルエッジ1200C(破線の円によって示される)及び頂点Aとを含む。酸化シリコン層1210は、上面1200A及び裏面1200Bを覆い、ベベルエッジ1200Cに巻き付いている。ベベル洗浄システムの反応チャンバに、プロセスガスが導入され、このガスは、プラズマによってベベルエッジを洗浄するために、RF電力によって励起された。例えば、プロセスガスは、流量が約10sccmから約100sccmのフッ素含有ガス(例えば、CF4、SF6、NF3、又はC26)であった。プロセスガスの残りは、CO2、O2、及び/又はN2であり、総流量は、約200sccmから約500sccmであった。チャンバ圧力は、約0.5トールから約2トールであった。RF電力は、約400Wから約800Wであった。
図12Bは、ベベル洗浄が部分的に完了した後におけるシリコン基板1200の部分断面図を示している。図12Bに示されるように、ベベルエッジ1200Cの上部及び底部(矢印によって示される)は、シリコン基板1200の、最初に曝される領域であった。したがって、この洗浄プロファイルに基づくと、エッチング速度は、シリコン基板1210上の、ベベルエッジ1200Cの上部及び底部を覆っている場所において最大になることがわかった。酸化シリコン層1210の残部は、ベベルエッジ1200Cの頂点Aを覆っている。
図12Cは、ベベル洗浄が完了した後におけるシリコン基板1200の部分断面図を示している。酸化シリコン層1210は、ベベルエッジ1200Cから完全に除去されている。したがって、上側PEZリングの下部の外径を296mmから300mm未満にするためにD1が0より大きい値から2mmまでである上側PEZリング302は、完全にエッチングされたプロファイル(すなわち図11E)を伴うベベルエッチングを達成するための好ましい構成である。
実施例2
第2の上側PEZリング構成の場合のべベル洗浄プロファイルを決定するために、2300 CORONUS(商標)プラズマベースベベル洗浄システムにおいて、第2の一連の実験が実施された。第2の実施形態では、300mm基板ウエハを洗浄するために、D1が負の値で0.25mmから1.25mmまでの上側PEZリング302が装着された。この構成は、上側PEZの下部の外径を、300.5mmから302.5mmまでにする(すなわち、上側PEZリングの下部の外径は、基板の直径よりも大きい)。洗浄に先立ち、シリコン基板は、テトラエチルオルトシリケート(TEOSすなわちSi(OC254)膜をコーティングされた。ベベル洗浄システムの反応チャンバに、プロセスガスが導入され、このガスは、プラズマによってベベルエッジを洗浄するために、RF電力によって励起された。例えば、プロセスガスは、流量が約10sccmから約100sccmのフッ素含有ガス(例えば、CF4、SF6、NF3、又はC26)であった。プロセスガスの残りは、CO2、O2、及び/又はN2であり、総流量は、約200sccmから約500sccmであった。チャンバ圧力は、約0.5トールから約2トールであった。RF電力は、約400Wから約800Wであった。
図13Aは、ベベル洗浄前における、被覆TEOS層1310を伴うシリコン基板1300の部分断面図を示している。シリコン基板1300は、上面1300Aと、裏面1300Bと、ベベルエッジ1300C(破線の円によって示される)及び頂点Aとを含む。TEOS層1310は、上面1300Aを覆い、ベベルエッジ1200Cの一部に巻き付き、頂点Aを覆っている。
図13Bは、ベベル洗浄が部分的に完了した後におけるシリコン基板1300の部分断面図を示している。図13Bに示されるように、頂点Aを覆っていた部分のTEOS層1310が除去されている。したがって、この洗浄プロファイルに基づくと、エッチング速度は、ベルエッジ1300Cの頂点Aにおいて最大になることがわかった。
図13Cは、ベベル洗浄が完了した後におけるシリコン基板1300の部分断面図を示している。TEOS層1310は、ベベルエッジ1300Cの頂点Aから完全に除去されているが、TEOS1310は、ベベルエッジ1300Cの上部を部分的に巻き付いている。上述のように、図11Dに関連して、図13Cのエッチングプロファイルは、ベベルエッジが完全に洗浄された状況(例えば図12C又は図11E)と比べてプロセス歩留まりを最大5%上昇させる。したがって、上側PEZの下部の外径を300.5mmから302.5mmまでにするためにD1が負の値で0.25mmから1.25mmまでである上側PEZリング302は、部分的に洗浄されたプロファイル(すなわち図13C又は図11D)を達成するための好ましい構成である。
もう1つの実施形態では、ベベルエッジ洗浄の程度に応じて、上側PEZリングの半径は、基板と同じ直径を有する値から基板の直径よりも最大10%大きい値に及ぶことができる(例えば、直径が0.5mmから5mmまでの値で上回る、又は増分を0.1mmとしたその間の任意の値で上回る)。
図14は、(1)上側PEZリングの下部の外径が296mmから300未満までである(基板の直径未満である)場合(実施例1)、及び(2)上側PEZリングの下部の外径が300.5mmから302.5mmまでである(基板の直径よりも大きい)場合(実施例2)について、エッチング速度を半径方向位置の関数として表わして比較している。図14に示されるように、実施例1の場合は、最大エッチング速度は、約149.8mmの半径方向位置において生じる。しかしながら、実施例2の場合は、最大エッチング速度は、約150mmの半径方向位置において生じる。エッチング速度は、半導体基板上に存在する層の、厚さ及び屈折率などの膜特性を測定するために、デュアルビーム分光法(DBS)及び分光偏光解析法(SE)によって被覆層の厚さを測定することによって決定された(カリフォルニア州のサンノゼ所在のKLA Tencorによって製造されたKLA TENCOR Model F5X)。しかしながら、この技術は、最大149.5mmまでの基板半径の特徴付けに限定されるので、基板の最も外側の残り0.5mmは、走査型電子顕微鏡法(SEM)によって特徴付けられた。図14は、基板の頂点(すなわち、半径方向位置150mm)におけるエッチング速度を最大にするためには、D1が負の値で0.25mmから1.25mmまでの上側PEZリング302を伴うようにベベルエッチャを構成できることを示している。
図14は、また、実施例2の実施形態が、ベベルエッジ1300Cの頂点Aにおけるエッチング速度を最大として、基板1300に沿って半径方向位置の関数として差別的洗浄速度を実現する能力を有することを示している。図14の実施例2から、頂点Aの近くにおけるエッチング速度(半径150mmにおいて約7,000Å/分)は、ベベルエッジの上部に沿ったエッチング速度(半径約149.8mmにおいて<2,000Å/分)よりも大きい。
好ましい実施形態は、例示的にすぎず、決して限定的と見なされるべきでない。発明の範囲は、上述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって与えられ、特許請求の範囲内に入る全てのヴァリエーション及び等価物は、発明の範囲内に包含されることを意図される。

Claims (15)

  1. 半導体基板のベベルエッジを洗浄する方法であって、
    プラズマ処理装置の反応チャンバ内の基板サポート上に、半導体基板を載置することであって、前記基板は、前記基板の上面及びベベルエッジに被さる誘電体層を有し、前記層は、前記ベベルエッジの頂点の上方及び下方に広がる、ことと、
    前記反応チャンバにプロセスガスを導入することと、
    前記プロセスガスをプラズマ化することと、
    前記頂点よりも上方の前記層を全て除去することなく前記頂点よりも下方の前記層を除去するように、前記ベベルエッジを前記プラズマによって洗浄することと、
    を備え
    前記基板は、半導体ウエハであり、前記洗浄は、前記プラズマ処理装置によって行われ、前記プラズマ処理装置の上側誘電体板によって保持された上側プラズマ排除リングの下部は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記ベベルエッジを前記プラズマによって洗浄することは、更に、前記ベベルエッジの前記上部に沿って前記頂点よりも内側をエッチングするよりも高いエッチング速度で前記頂点において前記層をエッチングすることを含む、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記層は、層間絶縁膜であり、前記プラズマ処理装置は、ベベルエッチャであり、前記層は、前記ベベルエッジよりも内側に広がる前記基板の前記上面の部分ではエッチングされない、方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記プロセスガスは、O2及びCO2より選択される酸素ベースのガスを含む、方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記プロセスガスは、更に、フッ素ベースのガスを含む、方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    前記フッ素ベースのガスは、CF4、SF6、NF3、又はC26を含む、方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、
    前記洗浄は、前記基板の前記ベベルエッジ上及び/又は裏側のエッチング副産物を除去する、方法。
  8. 請求項に記載の方法であって、
    前記基板は、直径300mmのシリコンウエハである、方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、
    前記層は、低誘電率又は高誘電率の誘電体層である、方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、
    前記層は、酸化シリコン、有機シリケートガラス(OSG)、フッ素化シリカガラス(FSG)、炭素ドープ酸化物、メソ多孔質及び/若しくはナノ多孔質ガラス、有機ポリマ、ボロホスホシリケートガラス(BPSG)、又はテトラエチルオルトシリケート(TEOS)である、方法。
  11. 半導体ウエハのベベルエッジが中でプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャであって、
    円筒形の頂部を有する下側サポートと、
    前記下側サポートの前記頂部に支えられる下側プラズマ排除区域(PEZ)リングであって、前記ウエハを支える上面を有する下側PEZリングと、
    前記下側サポートの上方に配置され、前記下側サポートの前記頂部に相対する円筒形の底部を有する上側誘電体コンポーネントと、
    前記誘電体コンポーネントの前記底部を取り囲み、前記下側PEZリングに相対する上側PEZリングであって、前記下側PEZリングと前記上側PEZリングとの間の環状空間は、前記プラズマによって洗浄される前記ベベルエッジの範囲を画定する、上側PEZリングと、
    洗浄工程中にプロセスガスをプラズマ化するように適応される少なくとも1つの高周波(RF)電源と、
    を備え、
    前記下側PEZリング及び前記上側PEZリングは、前記洗浄工程中にそれぞれ前記下側サポート及び前記上側誘電体コンポーネントを前記プラズマから守るように構成され、
    前記上側PEZリングの下部は、前記ウエハの外径以上の外径を有する、ベベルエッチャ。
  12. 請求項11に記載のベベルエッチャであって、
    前記ウエハは、直径300mmのウエハであり、前記上側PEZリングの下部は、前記ウエハの前記外径よりも0.5mmから5mm大きい外径を有する、ベベルエッチャ。
  13. 請求項11に記載のベベルエッチャであって、
    前記下側PEZリングは、その外縁よりも外側に前記基板の前記ベベルエッジが達するように前記ウエハを支える上面を有する、ベベルエッチャ。
  14. 半導体ウエハのベベルエッジがプラズマ洗浄を受けるベベルエッチャの設定可能パーツであって、
    前記ベベルエッチャは、
    前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハを支える下側電極アセンブリと、
    側サポートに面する上側誘電体板を含み、前記上側誘電体板を前記ウエハの上面から小距離に位置決めするために垂直方向に移動可能である上側サポートに取り付けられた上側電極アセンブリであって、前記上側電極アセンブリは、前記ベベル洗浄工程中に前記ベベルエッジの付近にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を含み、前記上側誘電体板は、前記ベベル洗浄工程中に前記ウエハの表面にガスを流すことができる少なくとも1本のガス通路を有する、上側電極アセンブリと、
    を含み、
    前記設定可能パーツは、前記上側誘電板に保持されて前記洗浄工程中に前記上側誘電体板を前記プラズマから守るように適応された、導電性材料、半導性材料、又は誘電性材料の上側PEZリングを備え、前記上側PEZリングの下部は、前記ウエハの前記外径よりも大きい外径を有する、設定可能パーツ。
  15. 請求項14に記載の設定可能パーツであって、
    前記上側PEZリングは、
    前記ベベルエッチャ内に搭載されたときに下側PEZリングと前記上側PEZリングとの間に前記プラズマによって洗浄される前記ベベルエッジの範囲を画定する環状空間が形成されるように前記上側誘電体板の外側フランジの上面と噛み合わさる下面を有する内側フランジと、
    その上面と下面との間に垂直に広がる階段状の内面であって、前記上面及び下面は互いに平行である、階段状の内面と、
    前記基板が前記下側PEZリング上で支えられるときに前記ウエハの上に空間があるように、そして前記上側PEZリングの下部が前記ウエハの前記外径よりも0.5mmから5mm大きい外径を有するように、階段状にされた外面と、
    を含む、設定可能パーツ。
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