JP5308863B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、氷雪上性能を有しつつ、ヒールアンドトウ摩耗を有効に抑制した空気入りタイヤであり、特に、小型トラック用のスタッドレスタイヤに関する。
氷雪路での走行性能を得るための、スタッドレスタイヤと呼ばれる空気入りタイヤは、その氷雪上性能を高めるため、タイヤ周方向に延びる主溝とタイヤ幅方向に延びる横溝とによって形成されたブロックを具え、該ブロックはサイプを有するのが一般的である。前記ブロックによってタイヤのネガティブ率が高まるため、雪を踏み固めて駆動・制動・旋回性能を高め、さらに、サイプによってエッジ成分が増加するため、路面の引っ掻き効果及び氷雪上での水膜除去効果を得ることができる。
ただし、上記のような空気入りタイヤでは、氷雪上性能が得られる一方、サイプが刻まれているためブロック剛性が低下する傾向がある。そのため、走行時における路面からの入力によってブロックが変形しやすく、踏み込み時及び蹴り出し時のブロックの倒れ込みが大きくなり、いわゆるヒールアンドトウ摩耗(以下、「H&T摩耗」という。)が発生するという問題があった。このH&T摩耗は、タイヤライフの低下を招き、氷雪上性能の低下を引き起こす恐れもある。
そのため、氷雪上性能を有しつつ、H&T摩耗の抑制が図られた空気入りタイヤが開発されている。例えば、特許文献1では、トレッド踏面部に、タイヤ赤道を隔てて位置してトレッド周方向に連続して延びる一対の側方周溝と、それらの側方周溝の間に位置する中央周溝とを設け、これら一対の周溝により、トレッド踏面を中央域と側部域とに区画し、中央域には、各側方周溝と中央周溝とに連通する横溝を設けて、二列のブロック列を形成し、前記中央域のネガティブ率の設定及びラグ溝の配設態様を最適化することによって、氷雪上性能を有しつつ、H&T摩耗の抑制を図った空気入りタイヤが開示されている。
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤでは、一定の氷雪上性能及び耐H&T摩耗性を有するものの、前記ブロック列に位置する各ブロックの剛性が十分ではなく、踏み込み時及び蹴り出し時のブロックの倒れ込みを抑制しきれないため、耐H&T摩耗性については、さらなる向上が望まれている。
特開2005−193801号公報
本発明の目的は、トレッド部に、パターンセンター上に延びる中央周溝と、パターンセンターを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝とを具え、中央周溝と各側方周溝によってリブ状陸部を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプを有する空気入りタイヤにおいて、前記リブ状陸部に設けた横溝の適正化を図ることで、高い氷雪上性能を有しつつ、さらに、H&T摩耗を有効に抑制できる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、トレッド部に、パターンセンター上に延びる中央周溝と、パターンセンターを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝とを具え、中央周溝と各側方周溝によってリブ状陸部を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプを有する空気入りタイヤについて、上記の課題を解決すべく検討を重ねた。
その結果、本発明者は、前記リブ状陸部に、前記中央周溝から前記リブ状陸部内に向かって、溝深さが漸減する第1傾斜溝底部をもつ第1横溝と、前記側方周溝から前記リブ状陸部内に向かって溝深さが漸減する第2傾斜溝底部をもつ第2横溝とを設けることで、前記第1横溝及び第2横溝の周溝と連通する部分については、溝深さが大きいため一定の氷雪性能を得ることができ、加えて、前記リブ状陸部内の中央では、各横溝の溝深さが小さいため高い陸部剛性を得ることができるため、高い氷雪上性能を有しつつ、H&T摩耗を有効に抑制できることを見出した。さらに、前記第1横溝及び前記第2横溝を、同一のリブ状陸部にて、タイヤ周方向に所定ピッチずらして配設することで、より高い陸部剛性を得ることができ、さらなる耐H&T摩耗性の向上が図れることを見出した。
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、その要旨は以下の通りである。
(1)トレッド部に、パターンセンター上に延びる中央周溝と、パターンセンターを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝とを具え、中央周溝と各側方周溝によってリブ状陸部を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプを有する空気入りタイヤにおいて、前記リブ状陸部は、前記中央周溝から前記リブ状陸部内に向かって、溝深さが漸減する第1傾斜溝底部をもつ第1横溝と、前記側方周溝から前記リブ状陸部内に向かって溝深さが漸減する第2傾斜溝底部をもつ第2横溝とを有し、前記第1横溝及び前記第2横溝は、同一のリブ状陸部にて、タイヤ周方向に所定ピッチずらして配設され、前記第2横溝は、第2傾斜溝底部の終端から該終端と同じ溝深さで中央周溝に連通するまで延びる浅底部をさらに有することを特徴とする空気入りタイヤ。
(2)前記第1横溝及び前記第2横溝の溝幅は、いずれも、前記リブ状陸部の幅の50%以下である上記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(3)前記第1傾斜溝底部の表面及び前記第2傾斜溝底の表面の傾斜角度は、タイヤ幅方向断面で見て、前記各傾斜溝底部の始端位置に、トレッド部踏面と平行に引いた仮想線に対し30〜45°の範囲である上記(1)又は(2)に記載の空気入りタイヤ。
(4)前記第1横溝及び前記第2横溝の溝深さは、各傾斜溝底部の始端位置で、それぞれ前記中央周溝及び前記側方周溝の溝深さの70〜100%の範囲である上記(1)〜(3)のいずれか記載の空気入りタイヤ。
(5)前記第2横溝の浅底部の溝深さは、前記中央周溝の溝深さの50%以下である上記(1)〜(4)のいずれか記載の空気入りタイヤ。
本発明によれば、高い氷雪上性能を有しつつ、さらに、H&T摩耗を有効に抑制できる空気入りタイヤを提供することが可能となった。
(a)は、本発明に従う空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示した平面図であり、 (b)は、(a)のI−I線上の断面図であり、(c)は、(a)のII−II線上の断面図である。 (a)は、本発明に従う空気入りタイヤの別のトレッドパターンの一部を示した平面図であり、 (b)は、(a)のIII−III線上の断面図である。 (a)は、本発明の実施例1に用いる空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示した平面図であり、 (b)は、(a)のIII−III線上の断面図である。 (a)は、比較例1の空気入りタイヤのトレッドパターンの一部を示した平面図であり、(b)は、(a)のIV−IV線上の断面図であり、(c)は、(a)のV−V線上の断面図である。 比較例2の空気入りタイヤの実施形態について、トレッドパターンの一部を模式的に示した図であり、(a)は、踏面展開図であり、(b)は、(a)のVI−VI断面を示した側断面図であり、(c)は、(a)のVII−VII断面を示した側断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図1及び図2を用いて説明する。
図1(a)は、本発明に従う空気入りタイヤの一実施形態について、トレッドパターンの一部を示したものであり、図1(b)は、図1(a)のI−I線上の側断を示したものであり、図1(c)は、図1(a)のII−II線上の断面を示したものである。図2(a)は、本発明に従う空気入りタイヤの別の実施形態について、トレッドパターンの一部を示したものであり、図2(b)は、図2(a)のIII−III断面を示した側断面図である。
本発明は、図1(a)に示すように、トレッド部10に、パターンセンターC上に延びる中央周溝20と、パターンセンターCを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝30とを具え、中央周溝20と各側方周溝30によってリブ状陸部40を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部40の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプ50を有する空気入りタイヤである。
そして、本発明の空気入りタイヤの前記リブ状陸部40は、図1(b)に示すように、前記中央周溝20から前記リブ状陸部40内に向かって、溝深さD1が漸減する第1傾斜溝底部61をもつ第1横溝60と、図1(c)に示すように、前記側方周溝30から前記リブ状陸部40内に向かって溝深さD2が漸減する第2傾斜溝底部71をもつ第2横溝とを有し、前記第1横溝60及び前記第2横溝70は、同一のリブ状陸部40にて、タイヤ周方向に所定ピッチPずらして配設されることを特徴とする。
上記構成を採用することで、前記第1溝底部61及び前記第2溝底部71は、図1(b)及び(c)に示すように、それぞれ中央周溝20及び側方周溝30との連通部61a及び71aについては溝深さD1、D2が大きいため、所望の氷雪上性能を確保できる。加えて、前記第1溝底部61及び前記第2溝底部71は、溝深さD1、D2が前記リブ状陸部40内に向かって漸減し、溝の浅い浅溝部62、72へと変化するため、従来の溝深さが一定の横溝を設けた場合に比べて、リブ状陸部40の剛性が大きくなり、踏み込み時及び蹴り出し時のリブ状陸部40のタイヤ周方向への倒れ込みを小さくできる結果、有効にH&T摩耗を抑制できる。また、前記第1横溝60及び前記第2横溝70を、同一のリブ状陸部40でタイヤ周方向に所定ピッチPずらして配設することで、リブ状陸部40両端での局所的な高接地圧を抑えることができるため、より優れたH&T摩耗の抑制が可能となる。
ここで、前記第1横溝60は、図1(b)に示すように、前記中央周溝20から前記リブ状陸部40内に向かって第1傾斜溝底部61を有し、該第1傾斜溝底部61は、溝深さが前記リブ状陸部40内に向かって漸減し、一定の深さ位置に達したとき、溝深さが一定の浅溝部62へと変化する。
また、前記第2横溝70は、図1(c)に示すように、前記側方周溝30から前記リブ状陸部40内に向かって第2傾斜溝底部71を有し、該第2傾斜溝底部71は、溝深さD2が前記リブ状陸部40内に向かって漸減する。さらに、前記第2横溝70は、図2(a)及び(b)に示すように、第2傾斜溝底部71の終端71bから該終端と同じ溝深さD3で中央周溝20に連通するまで延びる浅底部72をさらに有するタイヤ摩耗初期の氷雪上性能を高く維持できるからである。
また、図2に示すように、前記第1横溝60の溝幅W1及び前記第2横溝70の溝幅W2(本発明では、前記第1横溝60の第1傾斜溝底部の溝幅、及び、前記第2横溝70の第2傾斜溝底部の溝幅をいう。)は、いずれも、前記リブ状陸部の幅W3の50%以下であることが好ましい。前記第1横溝60及び前記第2横溝70の溝幅W1、W2が前記リブ状陸部の幅W3の50%を超えると、溝幅が大きくなりすぎるため、周方向ブロックが小さくなり、リブ状陸部40の剛性が低下するため、H&T摩耗を抑制できない恐れがあるからである。
さらに、前記第1傾斜溝底部61の表面及び前記第2傾斜溝底部71の表面の傾斜角度α、βは、図1(b)及び(c)に示すように、タイヤ幅方向断面で見て、前記各傾斜溝底部60、70の始端61a、71a位置にトレッド部踏面と平行に引いた仮想線A1、A2に対し、30〜45°の範囲であることが好ましい。前記傾斜角度α、βが30°未満の場合、傾斜角度が小さすぎるため、前記各傾斜部61、71が前記リブ状陸部内の中央付近まで延在する結果、陸部剛性を十分に得られず、H&T摩耗を十分に抑制できない恐れがあり、一方、前記傾斜角度α、βが45°超えの場合、傾斜角度が大きすぎるため、前記各傾斜部61、71の延在距離が短く、十分な氷雪上性能を得ることができない恐れがあるからである。
なお、前記第1横溝60及び前記第2横溝70の溝深さD1、D2は、各傾斜溝底部の始端位置61a、71aで、それぞれ前記中央周溝20及び前記側方周溝30の溝深さD4、D5の70〜100%の範囲であることが好ましい。70%未満では、溝深さが十分でないため、十分な氷雪上性能を得ることができない恐れがあるからである。
さらに、前記第2横溝70の浅底部72の溝深さD3は、前記中央周溝20の溝深さD5の50%以下であることが好ましい。前記浅底部72の溝深さD3が中央周溝20の溝深さD5の50%を超えると、溝が深すぎるため、前記リブ状陸部40の剛性が低下し、H&T摩耗の抑制が十分にできない恐れがあるからである。
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
次に、本発明に従う空気入りタイヤを試作し、性能を評価したので、以下で説明する。
(実施例)
実施例として、図3(a)に示すように、トレッド部10に、パターンセンターC上に延びる中央周溝20と、パターンセンターCを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝30とを具え、中央周溝20と各側方周溝30によってリブ状陸部40を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部40の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプ50を有する空気入りタイヤ(タイヤサイズ:235/65R16C 115/113R)であって、前記リブ状陸部40は、図1(b)に示すように、前記中央周溝20から前記リブ状陸部40内に向かって、溝深さD1が漸減する第1傾斜溝底部61をもつ第1横溝60と、図4(b)に示すように、前記側方周溝30から前記リブ状陸部40内に向かって溝深さD2が漸減する第2傾斜溝底部71及び該第2傾斜溝底部71の終端71bから該終端と同じ溝深さD3で、タイヤ周方向に対して15°で、中央周溝20に連通するまで延びる浅底部72をもつ第2横溝70とを有し、前記第1横溝60及び前記第2横溝70が、同一のリブ状陸部40にて、タイヤ周方向に所定ピッチ(20mm)ずらして配設される空気入りタイヤを作製した。
なお、前記第1横溝60及び前記第2横溝70の、溝幅W1、W2(リブ状陸部40の幅W3に対する割合で表示(%))、傾斜溝底部61、71の傾斜角度α、β(°)、傾斜溝底部始端位置61a、71aの溝深さD1、D2(前記中央周溝30及び前記側方周溝40の溝深さD4、D5に対する割合で表示(%))、及び、前記第2横溝70の浅底部72の溝深さD3(前記中央周溝30の溝深さD4に対する割合で表示(%))については、表1に示す。
(比較例1)
比較例1として、前記リブ状陸部40が、図4(b)に示すように、第1傾斜溝底部61がなく一定の溝深さをもつ第1横溝600と、図4(c)に示すように、第2傾斜溝底部71がなく一定の溝深さをもつ第2横溝700とを有し、前記第1横溝600及び前記第2横溝700は、同一のリブ状陸部40にて、タイヤ周方向に所定ピッチ(20mm)ずらして配設されること以外は、実施例1と同様の条件によって、空気入りタイヤを作製した。
なお、前記第1横溝60及び前記第2横溝70の、溝幅W1、W2(リブ状陸部40の幅W3に対する割合で表示(%))については、表1に示す。
(比較例2)
比較例2として、図5(a)に示すように、前記リブ状陸部40にて、タイヤ周方向に所定ピッチ(20mm)ずらして配設せず、前記第1横溝60と前記第2横溝70とが対向して設けられること以外は、実施例1と同様の条件によって、空気入りタイヤを作製した。
なお、前記第1横溝60及び前記第2横溝70の、溝幅W1、W2(リブ状陸部40の幅W3に対する割合で表示(%))、傾斜溝底部61、71の傾斜角度α、β(°)、傾斜溝底部始端位置61a、71aの溝深さD1、D2(前記中央周溝20及び前記側方周溝30の溝深さD4、D5に対する割合で表示(%))、及び、前記第2横溝70の浅底部72の溝深さD3(前記中央周溝30の溝深さD4に対する割合で表示(%))については、表1に示す。
(評価)
(1)氷雪上性能
実施例及び比較例の各サンプルについて同一使用条件(内圧:475kPa、リム:7J×16、タイヤ荷重:9.5kN)の下、専用の氷雪路コース上での実車旋回試験を5回行い、測定した旋回タイムの平均を測定し、指数で評価した。
なお、表1中の数値は、比較例1の旋回タイムを100としたときの指数であり、数値が小さいほど旋回タイムが短く、氷雪上性能が良好であることを意味する。
(2)耐H&T磨耗性
実施例及び比較例の各サンプルについて同一使用条件(内圧:475kPa、リム:7J×16、同一速度、同一ルート、同一タイヤ荷重)の下、10000km走行後のリブ状ブロック陸部40の前記中央周溝20側の端部について、H&T摩耗の度合(mm)を測定し、この測定値から耐H&T摩耗性評価した。
なお、表1中の数値は、数値が小さいほどH&T摩耗が少なく、結果が良好であることを意味する。
Figure 0005308863
表1の結果より、実施例の空気入りタイヤについては、高い氷雪上性能を有しつつ、さらに、H&T摩耗を有効に抑制できることがわかった。一方、比較例1及び2の空気入りタイヤについては、実施例と同等の高い氷雪上性能を有するものの、H&T摩耗の抑制が十分に図られていないことがわかる。
本発明によれば、高い氷雪上性能を有しつつ、さらに、H&T摩耗を有効に抑制できる空気入りタイヤを提供することが可能である。
1 空気入りタイヤ
10 トレッド部
20 中央周溝
30 側方周溝
40 リブ状陸部
50 サイプ
60、600 第1横溝
61、601 第1傾斜溝底部
62 浅底部
70、700 第2横溝
71、701 第2傾斜溝底部
72 浅底部

Claims (5)

  1. トレッド部に、パターンセンター上に延びる中央周溝と、パターンセンターを挟んで、タイヤ周方向に沿って連続して延びる一対の側方周溝とを具え、中央周溝と各側方周溝によってリブ状陸部を区画形成し、少なくとも前記リブ状陸部の全域にわたって、ジグザグ状に延びる複数本のサイプを有する空気入りタイヤにおいて、
    前記リブ状陸部は、前記中央周溝から前記リブ状陸部内に向かって、溝深さが漸減する第1傾斜溝底部をもつ第1横溝と、前記側方周溝から前記リブ状陸部内に向かって溝深さが漸減する第2傾斜溝底部をもつ第2横溝とを有し、
    前記第1横溝及び前記第2横溝は、同一のリブ状陸部にて、タイヤ周方向に所定ピッチずらして配設され
    前記第2横溝は、第2傾斜溝底部の終端から該終端と同じ溝深さで中央周溝に連通するまで延びる浅底部をさらに有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1横溝及び前記第2横溝の溝幅は、いずれも、前記リブ状陸部の幅の50%以下である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1傾斜溝底部の表面及び前記第2傾斜溝底の表面の傾斜角度は、タイヤ幅方向断面で見て、前記各傾斜溝底部の始端位置にトレッド部踏面と平行に引いた仮想線に対し、30〜45°の範囲である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1横溝及び前記第2横溝の溝深さは、各傾斜溝底部の始端位置で、それぞれ前記中央周溝及び前記側方周溝の溝深さの70〜100%の範囲である請求項1〜のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第2横溝の浅底部の溝深さは、前記中央周溝の溝深さの50%以下である請求項1〜のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
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