JP5308248B2 - 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路 - Google Patents

電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5308248B2
JP5308248B2 JP2009146924A JP2009146924A JP5308248B2 JP 5308248 B2 JP5308248 B2 JP 5308248B2 JP 2009146924 A JP2009146924 A JP 2009146924A JP 2009146924 A JP2009146924 A JP 2009146924A JP 5308248 B2 JP5308248 B2 JP 5308248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
phase
power
snubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009146924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011004554A (ja
Inventor
敏成 百瀬
裕紀 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2009146924A priority Critical patent/JP5308248B2/ja
Publication of JP2011004554A publication Critical patent/JP2011004554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308248B2 publication Critical patent/JP5308248B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、交流発電機やマトリックスコンバータで発生したサージ電圧を吸収できる電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路に関する。
入力側の三相交流の交流発電機で発電された電力を出力側の単相交流の商用系統へ逆潮流させるとき、発電された三相交流電力を所定の電圧、周波数及び位相の単相交流電力に変換した上で、交流発電機と商用系統とを連系する必要がある。その様な電力変換回路として、入力側の交流電力を出力側の交流電力に直接変換するマトリックスコンバータと呼ばれる交流−交流変換回路がある。このようなマトリックスコンバータを用いて、交流発電機で発電された電力を商用系統へ逆潮流させるとき、交流発電機やマトリックスコンバータにおいてサージ電圧が発生することがある。そのため、発生したサージ電圧を吸収しなければならない。
特許文献1には、発生したサージ電圧を吸収することを目的とした電力変換回路用のスナバ回路が提案されている。例えば、特許文献1に記載の電力変換回路用のスナバ回路は、電力変換回路としてのマトリックスコンバータの入力側(電源側)に接続されるブリッジ回路と出力側(負荷側)に接続されるブリッジ回路とを有する。そして、スナバ回路は、吸収したサージ電圧の電気エネルギをコンデンサで蓄え、その蓄えた電気エネルギを再び電源側に回生するように構成されている。
また、マトリックスコンバータを用いて、交流発電機で発電された電力を商用系統へ逆潮流させるとき、上述したスナバ回路によるサージ吸収機能の他に、余剰電力を消費する電力消費機能が要求されることもある。例えば、交流発電機から商用系統へ逆潮流させる電力量を制限する必要があるときには、交流発電機で発電された電力を抵抗回路などで消費することも行われる。上述したような三相交流の交流発電機で発電された電力を消費可能とするためには、例えば、交流発電機の各相にスイッチング回路と抵抗回路とを各別に接続する構成が考えられる。そして、スイッチング回路をオン状態に切り換えることで、交流発電機で発電された電力を抵抗回路で消費させることができる。
特開2006−129614号公報
特許文献1に記載の電力変換回路用のスナバ回路は、サージ吸収機能を備えてはいるが、電力消費機能を備えてはいない。また、特許文献1に記載の電力変換回路用のスナバ回路に電力消費機能を備えさせるとすると、入力側(電源側)の各相にスイッチング回路と抵抗回路とを各別に接続する構成が考えられる。しかし、そのような構成では、スイッチング素子が各相に1個ずつ(三相ならば合計3個)必要になるなど回路のコストアップの要因となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サージ吸収機能と電力消費機能とを併せ持つ廉価な電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路の特徴構成は、三相交流の入力電圧を所定の単相交流の出力電圧に変換するマトリックスコンバータの入力側に接続される入力側ダイオードブリッジ回路及び出力側に接続される出力側ダイオードブリッジ回路と、
前記入力側ダイオードブリッジ回路及び前記出力側ダイオードブリッジ回路の間に接続されるスナバ用コンデンサを有する直流回路部と、
前記直流回路部の作動を制御する直流回路制御部と、を備え、
前記直流回路部はスイッチング回路と抵抗回路とを互いに直列に有し、
前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の所定タイミングに同期して前記スイッチング回路をオン状態に制御する点にある。
上記特徴構成によれば、スナバ用コンデンサによってサージ電圧を吸収でき、且つ、スイッチング回路をオン状態にすることで抵抗回路において電力を消費できる。スイッチング回路は直流回路部に1個あればよいので、回路が必要以上にコストアップすることもない。
更に、本特徴構成とは異なり、スイッチング回路をオン状態にするタイミングに制約を設けない場合、マトリックスコンバータの入力側から出力側へ高い電圧の電力を供給する必要があるときにスイッチング回路がオン状態にされることもあり得る。マトリックスコンバータの出力側の電圧の最大値は、マトリックスコンバータの入力側の電圧の最大値の0.866倍の値に相当する。つまり、マトリックスコンバータは、入力側の電圧の最大値の0.866倍以下の電圧であれば、任意の出力波形の電圧を作成できる。従って、マトリックスコンバータの入力側から出力側へ高い電圧の電力を供給する必要があるときにスイッチング回路がオン状態にされると、直流回路部での電力消費(即ち、マトリックスコンバータの入力側の電圧を低下させること)の影響がマトリックスコンバータの出力側へ波及して、所定の高電圧の電力を供給できない或いは滑らかな波形の電力を供給できない可能性がある。
ところが、本特徴構成によれば、スイッチング回路をオン状態にするタイミングに制約を設けて、直流回路制御部が、単相交流の出力電圧の所定タイミングに同期してスイッチング回路をオン状態に制御するので、マトリックスコンバータの出力側へ所定の高電圧の電力を供給できない或いは滑らかな波形の電力を供給できないといった問題は生じない。
従って、サージ吸収機能と電力消費機能とを併せ持つ廉価な電力変換回路用のスナバ回路を提供できる。
本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路の別の特徴構成は、前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が設定値以下であるタイミングに前記スイッチング回路をオン状態に制御する点にある。また、上記設定値は、例えば、単相交流の出力電圧の実効値にしてもよい。
上記特徴構成によれば、スイッチング回路が、単相交流の出力電圧の絶対値が設定値以下であるタイミング(即ち、マトリックスコンバータの入力側から出力側へ高い電圧の電力を供給する必要が無いタイミング)にオン状態されるので、直流回路部での電力消費の影響がマトリックスコンバータの出力側へ波及して、所定の電圧の電力を供給できない或いは滑らかな波形の電力を供給できないといった問題を回避できる。
本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路の更に別の特徴構成は、前記直流回路制御部は、前記オン状態において前記スイッチング回路のオン期間とオフ期間とを交互に繰り返す点にある。
上記オン状態においてスイッチング回路を常時オンし且つそのオン期間が長い場合、直流回路部の電圧がマトリックスコンバータの出力側の電圧未満になってしまう可能性がある。そして、直流回路部の電圧がマトリックスコンバータの出力側の電圧よりも小さいときにスイッチング回路がオン状態にされると、出力側ダイオードブリッジ回路を経由して直流回路部に電力が流入し、その電力が抵抗回路で消費されてしまう。つまり、抵抗回路においてマトリックスコンバータの入力側の電力が消費されるのではなく、出力側の電力が消費される。
ところが、本実施形態では、オン期間とオフ期間とを交互に繰り返すので、オン期間の間は直流回路部の電圧は低下するものの、オフ期間の間は直流回路部の電圧は上昇する。つまり、直流回路部の電圧がマトリックスコンバータの出力側の電圧未満になり、マトリックスコンバータの出力側の電力が消費されることを防止している。
本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路の更に別の特徴構成は、前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が低いほど前記オン期間を長くする点にある。
スイッチング回路を常時オンにするオン期間が長くなると、直流回路部の電圧が大きく低下する。
ところが、本特徴構成によれば、直流回路制御部が、マトリックスコンバータの出力側への単相交流の出力電圧の絶対値が低いほどオン期間を長くする。よって、オン期間を長くしても直流回路部の電圧がマトリックスコンバータの出力側の出力電圧の絶対値未満になる可能性は低くなる。
本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路の更に別の特徴構成は、前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が低いほど前記オン状態における単位時間当たりの前記オン期間及び前記オフ期間の繰り返し頻度を低くする点にある。
オン状態における単位時間当たりのオン期間及びオフ期間の繰り返し頻度を低くすると、オン期間の長さが長くなる。そうすると、直流回路部の電圧が大きく低下する。
ところが、本特徴構成によれば、直流回路制御部が、マトリックスコンバータの出力側への単相交流の出力電圧の絶対値が低いほどオン状態における単位時間当たりのオン期間及びオフ期間の繰り返し頻度を低くする。よって、マトリックスコンバータの出力側への単相交流の出力電圧の絶対値が低ければ、オン期間が長くなっても直流回路部の電圧がマトリックスコンバータの出力側の電圧の絶対値未満になることはない。
上記目的を達成するための本発明に係る電力変換回路の特徴構成は、前記マトリックスコンバータと、前記マトリックスコンバータの入力側と出力側とに跨って接続される上記電力変換回路用のスナバ回路とを備える点にある。
上記特徴構成によれば、入力側(例えば、交流発電機)を出力側(例えば、電力負荷、商用系統など)に接続するときなどに、マトリックスコンバータとサージ吸収機能及び電力消費機能を有するスナバ回路とを備える電力変換回路を介在させることができる。その結果、マトリックスコンバータで交流−交流変換を行いながら、入力側やマトリックスコンバータにおいて発生するサージ電圧を電力変換回路で吸収でき、及び、入力側から出力側へ供給する電力を電力変換回路で調整(電力消費)できる。
マトリックスコンバータ及びスナバ回路を備える電力変換回路の概略的な回路図である。 交流発電機のU相、V相及びW相の各相の電圧の時間的変化と、商用系統での系統電圧の時間的変化と、直流回路部の電圧の時間的変化とを説明するグラフである。 商用系統での系統電圧の時間的変化と、直流回路部の電圧の時間的変化とを説明するグラフである。
以下に図面を参照して本発明に係る電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路の構成について説明する。
図1は、電力変換回路としてのマトリックスコンバータ3及び電力変換回路用のスナバ回路S(以下、単に「スナバ回路S」と記載する)を備える電力変換回路20の概略的な回路図である。図示するようにマトリックスコンバータ3は、交流発電機2で発電された三相交流の入力電圧を、商用系統1における単相交流の出力電圧に変換する。本実施形態のマトリックスコンバータ3は、複数の逆阻止IGBTを用いて構成され、内部に直流部を介さない直接変換形の交流−交流変換器である。
スナバ回路Sは、マトリックスコンバータ3の入力側(図1の左側)と出力側(図1の右側)とを接続する。スナバ回路Sは、電力変換回路20で生じるサージなどを吸収するための回路である。具体的には、スナバ回路Sは、マトリックスコンバータ3の入力側に接続される入力側ダイオードブリッジ回路4及び出力側に接続される出力側ダイオードブリッジ回路5と、入力側ダイオードブリッジ回路4及び出力側ダイオードブリッジ回路5の間に接続されるスナバ用コンデンサ11を有する直流回路部10と、直流回路部10の作動(例えば、スイッチング回路12の作動)を制御する直流回路制御部Cと、を備える。直流回路部10はスイッチング回路12と抵抗回路13とを互いに直列に有する。スナバ用コンデンサ11は、スイッチング回路12及び抵抗回路13と並列に接続されている。
また、直流回路部10は、蓄電性能を有する有極性コンデンサ14を有する。そして、この有極性コンデンサ14によって蓄電された電力がマトリックスコンバータ3の作動を制御する制御用電源15によって使用される。加えて、直流回路部10は、サージ吸収機能と電力消費機能とを有する。サージ吸収機能は、スナバ用コンデンサ11によって実現される。例えば、交流発電機2でサージ電圧が発生すると、そのサージ電圧は、入力側ダイオードブリッジ回路4を介して直流回路部10に流入し、スナバ用コンデンサ11で吸収される。また、電力消費機能は抵抗回路13によって実現される。例えば、直流回路制御部Cからの指令によってスイッチング回路12がオン状態にされると、抵抗回路13に電流が流れて電力消費が行われる。抵抗回路13で電力消費を行った場合に発生するジュール熱は、貯湯タンクに蓄えられている湯水を温めるなどの用途に使用できる。つまり、抵抗回路13で単に電気エネルギを消費するのではなく、電気エネルギを熱エネルギとして蓄積できる。
図2は、交流発電機2のU相、V相及びW相の各相の電圧の時間的変化と、商用系統1での系統電圧の時間的変化と、スイッチング回路12がオフ状態であるときの直流回路部10の電圧VDの時間的変化とを説明するグラフである。図3は、商用系統1での系統電圧の時間的変化と、スイッチング回路12がオン状態であるときの直流回路部10の電圧VDの時間的変化を説明するグラフである。
図2に示すように、商用系統1での系統電圧の最大値Vmは、U相、V相及びW相の各相の電圧の最大値の0.866倍の値に相当する。つまり、マトリックスコンバータ3は、入力電圧の最大値の0.866倍以下の電圧であれば、任意の出力波形の電圧を作成できる。従って、マトリックスコンバータ3の入力側から出力側へ高い電圧の電力を供給する必要があるときにスイッチング回路12がオン状態にされると、直流回路部10での電力消費(即ち、マトリックスコンバータ3の入力側の電圧を低下させること)の影響がマトリックスコンバータ3の出力側へ波及して、所定の高電圧の電力を供給できない或いは滑らかな波形の電力を供給できない可能性がある。
また、図2において、商用系統1での系統電圧の実効値はVeで表している。
次に、直流回路部10の電力消費機能について説明する。上述したように、スイッチング回路12がオンされると、抵抗回路13によって電力が消費される。直流回路部10は、交流発電機2及び商用系統1の両方にダイオードブリッジ回路を介して接続されているので、抵抗回路13によって消費される電力は、交流発電機2で発電された電力又は商用系統1の電力である。具体的には、直流回路部10の電圧VDが商用系統1の電圧の絶対値よりも小さいときにスイッチング回路12がオン状態にされると、商用系統1から出力側ダイオードブリッジ回路5を経由して直流回路部10に電力が流入し、その電力が抵抗回路13で消費される。一方で、直流回路部10の電圧VDが商用系統1の電圧の絶対値以上であり且つ交流発電機2のU相、V相及びW相の何れかの電圧の絶対値よりも小さいときにスイッチング回路12がオン状態にされると、交流発電機2から入力側ダイオードブリッジ回路4を経由して直流回路部10に電力が流入し、その電力が抵抗回路13で消費される。
従って、交流発電機2から商用系統1へ逆潮流する電力を調整するとき、即ち、直流回路部10で交流発電機2からの電力を消費させるときには、直流回路部10の電圧VDが商用系統1の電圧の絶対値以上であり且つ交流発電機2のU相、V相及びW相の何れかの電圧の絶対値よりも小さいときにスイッチング回路12がオン状態にされる必要がある。尚、直流回路部10の電圧VDが商用系統1の電圧の絶対値以上であり且つ交流発電機2のU相、V相及びW相の何れかの電圧の絶対値よりも小さいときであっても、交流発電機2から商用系統1へマトリックスコンバータ3を介して逆潮流させる電力の電圧が高いときにスイッチング回路12をオン状態にすることは好ましくない。何故ならば、交流発電機2から商用系統1へ高い電圧の電力を逆潮流する必要があるときにスイッチング回路12をオン状態にすると、交流発電機2から商用系統1へ逆潮流する電力が不足する可能性があるからである。
本実施形態では、図3に示すように、直流回路制御部Cは、商用系統1への単相交流の出力電圧の所定タイミングTに同期してスイッチング回路12をオン状態に制御する。具体的には、直流回路制御部Cは、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が設定値(例えば、実効値Ve)以下であるタイミングTにスイッチング回路12をオン状態に制御する。このタイミングTは、交流発電機2から商用系統1へ高い電圧の電力を逆潮流する必要の無い期間に相当する。従って、直流回路部10での電力消費の影響がマトリックスコンバータ3の出力側へ波及して、所定の電圧の電力を供給できない或いは滑らかな波形の電力を供給できないといった問題を回避できる。
更に、直流回路制御部Cは、オン状態においてスイッチング回路12を常時オンにしてもよいが、本実施形態では、所定タイミングTにおいてスイッチング回路12をオン状態に制御する間、スイッチング回路12のオン期間とオフ期間とを交互に繰り返す。例えば、オン状態においてスイッチング回路12を常時オンし且つそのオン期間が長い場合、直流回路部10の電圧が徐々に低下して商用系統1の電圧の絶対値未満になってしまう可能性がある。ところが、本実施形態では、オン期間とオフ期間とを交互に繰り返すので、オン期間の間は直流回路部10の電圧VDは低下し、オフ期間の間は直流回路部10の電圧VDは上昇する。つまり、直流回路部10の電圧が商用系統1の電圧の絶対値未満になってしまうことを抑制している。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、直流回路制御部Cが、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が実効値以下となるタイミングに、スイッチング回路12をオン状態に制御する場合を例示したが、他のタイミングでスイッチング回路12をオン状態に制御してもよい。交流発電機2から商用系統1へマトリックスコンバータ3を介して逆潮流させる電力の電圧の絶対値がある程度小さいタイミング(即ち、スイッチング回路12をオン状態に制御しても直流回路部10の電圧VDが商用系統1の電圧の絶対値未満とならないタイミング)であれば、スイッチング回路12をオン状態に制御してもよい。
<2>
上記実施形態において、直流回路制御部Cが、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が低いほどオン期間を長くするように改変してもよい。上述のように、スイッチング回路12を常時オンにするオン期間が長くなると、直流回路部10の電圧が大きく低下する。ところが、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が低ければ、オン期間を長くしても直流回路部10の電圧が商用系統1の電圧の絶対値未満になることはない。
同様に、直流回路制御部Cが、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が低いほどオン状態における単位時間当たりのオン期間及びオフ期間の繰り返し頻度を低くしてもよい。オン状態における単位時間当たりのオン期間及びオフ期間の繰り返し頻度を低くすると、オン期間の長さが長くなる。ところが、商用系統1への単相交流の出力電圧の絶対値が低ければ、オン期間を長くしても直流回路部10の電圧が商用系統1の電圧の絶対値未満になることはない。
本発明は、サージ吸収機能と電力消費機能とを併せ持つ電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路に利用可能である。
3 マトリックスコンバータ
4 入力側ダイオードブリッジ回路
5 出力側ダイオードブリッジ回路
10 直流回路部
11 スナバ用コンデンサ
12 スイッチング回路
13 抵抗回路
20 電力変換回路
C 直流回路制御部
S 電力変換回路用のスナバ回路

Claims (7)

  1. 三相交流の入力電圧を所定の単相交流の出力電圧に変換するマトリックスコンバータの入力側に接続される入力側ダイオードブリッジ回路及び出力側に接続される出力側ダイオードブリッジ回路と、
    前記入力側ダイオードブリッジ回路及び前記出力側ダイオードブリッジ回路の間に接続されるスナバ用コンデンサを有する直流回路部と、
    前記直流回路部の作動を制御する直流回路制御部と、を備え、
    前記直流回路部はスイッチング回路と抵抗回路とを互いに直列に有し、
    前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の所定タイミングに同期して前記スイッチング回路をオン状態に制御する電力変換回路用のスナバ回路。
  2. 前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が設定値以下であるタイミングに前記スイッチング回路をオン状態に制御する請求項1記載の電力変換回路用のスナバ回路。
  3. 前記設定値は、前記単相交流の出力電圧の実効値である請求項2記載の電力変換回路用のスナバ回路。
  4. 前記直流回路制御部は、前記オン状態において前記スイッチング回路のオン期間とオフ期間とを交互に繰り返す請求項1〜3の何れか一項に記載の電力変換回路用のスナバ回路。
  5. 前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が低いほど前記オン期間を長くする請求項4記載の電力変換回路用のスナバ回路。
  6. 前記直流回路制御部は、前記単相交流の出力電圧の絶対値が低いほど前記オン状態における単位時間当たりの前記オン期間及び前記オフ期間の繰り返し頻度を低くする請求項4又は5記載の電力変換回路用のスナバ回路。
  7. 前記マトリックスコンバータと、前記マトリックスコンバータの入力側と出力側とを接続する請求項1〜6の何れか一項に記載の電力変換回路用のスナバ回路とを備える電力変換回路。
JP2009146924A 2009-06-19 2009-06-19 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路 Expired - Fee Related JP5308248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009146924A JP5308248B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009146924A JP5308248B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011004554A JP2011004554A (ja) 2011-01-06
JP5308248B2 true JP5308248B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=43562014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009146924A Expired - Fee Related JP5308248B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308248B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08322268A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Fuji Electric Co Ltd 三相/単相電圧変換装置
JPH11262240A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Toshiba Corp 電力変換装置
JP3864327B2 (ja) * 1998-10-30 2006-12-27 株式会社安川電機 Pwmサイクロコンバータ
JP3709970B2 (ja) * 2000-01-05 2005-10-26 富士電機機器制御株式会社 交流変換装置
JP4052152B2 (ja) * 2003-03-10 2008-02-27 富士電機ホールディングス株式会社 交流−交流直接変換形電力変換器
JP4543766B2 (ja) * 2004-06-09 2010-09-15 富士電機ホールディングス株式会社 電力変換器の制御装置
JP4609634B2 (ja) * 2004-09-02 2011-01-12 富士電機ホールディングス株式会社 交流−交流直接変換器の保護装置
JP4662022B2 (ja) * 2004-10-04 2011-03-30 株式会社安川電機 マトリクスコンバータ
JP4618635B2 (ja) * 2004-10-28 2011-01-26 三菱電機株式会社 エレベータ駆動装置
JP2007221844A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Yaskawa Electric Corp マトリクスコンバータ装置及びその保護装置
JP4850009B2 (ja) * 2006-09-20 2012-01-11 東洋電機製造株式会社 マトリックスコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011004554A (ja) 2011-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ma et al. Thermal optimised modulation methods of three-level neutral-point-clamped inverter for 10 MW wind turbines under low-voltage ride through
JP5454819B2 (ja) 昇圧チョッパ回路の制御方法
JP4715429B2 (ja) 交直変換回路
JP6357976B2 (ja) 直流電源装置
JP6922635B2 (ja) 電力変換装置
JP2002247862A (ja) 電力変換装置
JP6021438B2 (ja) インバータ装置
JPH09275674A (ja) 電力変換装置
JP2006333564A (ja) サージ吸収装置
JP5308248B2 (ja) 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路
JP3864799B2 (ja) Pwmサイクロコンバータ
JP2009296774A (ja) コンバータ装置
JP2009022060A (ja) 交流電動機の制御装置
CN201127004Y (zh) 一种开关电源电路及线性变压电路
JP2008048537A (ja) 交流−交流電力変換装置
KR101478634B1 (ko) 전력 변환기의 방열 능력 극대화를 위한 선택적 스위칭 방법, 그 방법이 적용되는 에너지 저장 장치, 및 전력 변환 장치
JP4491718B2 (ja) 3レベルコンバータ
JP2011061953A (ja) 多出力スイッチング電源装置
JP2011188549A (ja) 電源装置およびその制御方法
KR101646402B1 (ko) 컨버터의 과온 보호 장치 및 방법
JP6718141B2 (ja) 電力変換器
JP2016127677A (ja) 電力変換装置
JP2016181959A (ja) 車両用電力変換装置
JP7107252B2 (ja) 電力変換装置
JP6052221B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees