JP5306462B2 - スナップ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、衣服の生地や、鞄やケースを構成する樹脂シート等の可撓性基材に取り付けられるスナップ部材に関する。
スナップ部材は、一般的に、雄型及び雌型のものがあり、それぞれ突起状のポスト部を有するスナップ取付部材によって衣服の生地等の可撓性基材に取り付けられる。具体的には、スナップ部材は、スナップ取付部材のポスト部が差し込まれる差込口が形成されており、衣服の生地等にスナップ取付部材のポスト部を貫通させ、生地等の反対側に設けられたスナップ部材の差込口にスナップ取付部材のポスト部を差し込むことで、生地等に取り付けられる。
スナップ取付部材のポスト部を生地に貫通させてスナップ部材の差込口に差し込むとき、ポスト部が生地をスナップ部材の差込口内に巻き込んでしまうことがある。ポスト部が生地をスナップ部材の差込口内に巻き込むと、生地からの抵抗が過大になりスナップ取付部材に座屈が生じるという問題がある。また、生地を巻き込むことで生地に皺が発生し、スナップ部材を生地に取り付けた後の美観が損なわれるという問題も生じる。
このような問題に対するスナップ部材として、例えば、特許文献1には、雄型嵌合体の環状ポスト部に対して弾性的に嵌合ならびに離脱可能な凹入部を有し、且つ、その凹入部の底壁の中央部には、基布裏面側から打込まれる止着体のカシメ用突起を挿通する貫通孔を有する雌型嵌合体であって、底壁の下面で且つ貫通孔の周りに薄肉の環状壁を一体に突設したものが開示されている。
そして、このような構成によれば、カシメ用突起が基布に打ち込まれたときに、貫通孔の周りに突設した環状壁が基布との摩擦力によって貫通孔の中心側へ変形し、カシメ用突起と貫通孔との間の隙間を小さくすることで、基布の一部がカシメ用突起によって貫通孔内に持ち込まれないようにすることができると記載されている。
また、特許文献2には、雄部材又は雌部材の取付孔に、止部材の止脚を挿通し、この止脚の先端をかしめるホックにおいて、下方に向かって傾斜し、且つ、口部分が下向きの傾斜口を有する取付孔を設けたものが開示されている。
そして、このような構成によれば、下向きの傾斜口と止部材の止脚の水平端部との剪断力により、生地がよく切断されて、かしめ時における生地の吊り込みを防止し、ホック取付部周囲の生地に皺が発生するのを防ぐことができると記載されている。
実公昭62−25138号公報 実公平3−54565号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたスナップ部材(雄型嵌合体)は、環状壁を基布の摩擦力によって変位させるため、基布に皺が生じ、この皺がスナップ部材(雄型嵌合体)を取り付けた後にそのまま残り、スナップ部材(雄型嵌合体)の取付状態の美観を損なうおそれがある。
また、特許文献2では、ポスト部(止部材)が差込部(取付孔)内に挿入される前に、スナップ部材(雌部材)に対して生地が固定されていない。そして、このように生地を固定しない状態で、ポスト部(止部材)を差込部(取付孔)に挿入して、差込部(取付孔)の下向きの傾斜口と止部材の止脚の水平端部との剪断力により生地を切断している。このため、ポスト部(止部材)を差込部(取付孔)に挿入する際に生地がずれてしまい、スナップ部材(雌部材)を生地の所望の位置に安定して取り付けることが困難となるおそれがある。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、以下の構成に係るスナップ部材によれば、上記の課題を解決し得ることを見出した。
すなわち、本発明に係るスナップ部材は、円柱状のポスト部を備えたスナップ取付部材により可撓性基材に取り付けられるスナップ部材であって、前記スナップ部材は、前記可撓性基材を貫通したスナップ取付部材のポスト部が差し込まれる差込口を有する差込部が形成された部材本体を備え、前記部材本体は、前記差込部の差込口に形成され、該差込口の周方向に並ぶように複数配置された先端を有するくさび状のエッジ部を備えている。
このような構成によれば、スナップ取付部材のポスト部を差込部に差し込むときに、まずポスト部が可撓性基材を差込部内へ持ち上げるが、その際、差込口に形成されたくさび状のエッジ部の先端が可撓性基材に食い込んで可撓性基材を固定する。このため、ポスト部の差込部内への進入に伴う可撓性基材の巻き込みを抑制することができ、可撓性基材の皺の発生を良好に抑制することができる。また、ポスト部が差込部内へ進入する際に可撓性基材を固定しておくことで、可撓性基材のずれの発生が抑制され、スナップ部材を可撓性基材の所望の位置に安定して取り付けることが可能となる。
さらに、エッジ部が差込口の周方向に並ぶように複数配置されているため、可撓性基材に対してバランス良く食い込んで固定する。このため、可撓性基材の皺の発生をより良好に抑制することができ、さらに、スナップ部材を可撓性基材の所望の位置により安定して取り付けることが可能となる。
また、本発明に係るスナップ部材は、一態様において、前記エッジ部が、前記部材本体の差込口形成側表面から、前記先端を該部材本体の外側へ向けて突出するように形成されている。
このような構成によれば、可撓性基材をスナップ取付部材とスナップ部材との間に設けて、可撓性基材の表面をスナップ部材の部材本体に当接させたとき、部材本体の差込口形成側表面から、先端を該部材本体の外側へ向けて突出するように形成されたエッジ部の該先端が、既に可撓性基材に食い込んでいる。このため、ポスト部を差込部内へ差し込む前に可撓性基材をある程度固定しておくことができる。従って、可撓性基材の差込部内への巻き込みをより良好に抑え、皺の発生をより良好に抑制することができる。
また、本発明に係るスナップ部材は、更に別の一態様において、前記エッジ部が、前記部材本体の差込口において、前記部材本体の半径方向内側へ突出するように形成されており、前記差込部の側面には、前記差込口に形成された前記エッジ部から、該差込部の深さ方向に延びる段差部が形成されている。
このような構成によれば、差込口のエッジ部が、ポスト部で持ち上げられた可撓性基材に食い込むと共に、差込部内でも、該差込部の側面に形成された段差部が可撓性基材に食い込むため、可撓性基材をより安定的に固定することができる。
さらに、エッジ部が部材本体から外側へ突出していないため、エッジ部の損傷も抑制することができる。
また、本発明に係るスナップ部材は、更に別の一態様において、前記段差部の段差が、前記エッジ部から前記差込部の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっている。
このような構成によれば、差込部内に入り込もうとする可撓性基材を固定することが必要となる差込口付近で段差部の段差を大きくすることで、該固定力を高めて可撓性基材の巻き込みを良好に抑制すると共に、該固定力をそれほど必要としなくなる差込部の深さ方向へ進むにつれて該段差を徐々に小さくすることで、可撓性基材と差込部との間の不要な隙間の形成を回避することができる。
本発明に係るスナップ部材によれば、スナップ取付部材のポスト部を差込部に差し込むときに、差込口に形成されたくさび状のエッジ部の先端が可撓性基材に食い込んで可撓性基材を固定する。このため、ポスト部の差込部内への進入に伴う可撓性基材の巻き込みを抑制することができ、可撓性基材の皺の発生を良好に抑制することができる。また、ポスト部が差込部内へ進入する際に可撓性基材を固定しておくことで、可撓性基材のずれの発生が抑制され、スナップ部材を可撓性基材の所望の位置に安定して取り付けることが可能となる。
さらに、エッジ部が差込口の周方向に並ぶように複数配置されているため、可撓性基材に対してバランス良く食い込んで固定する。このため、可撓性基材の皺の発生をより良好に抑制することができ、さらに、スナップ部材を可撓性基材の所望の位置により安定して取り付けることが可能となる。
図1は、実施形態1に係る、スナップ部材の断面図である。 図2は、実施形態1に係る、スナップ部材の裏面側の平面図である。 図3は、実施形態1に係る、スナップ部材の裏面側の斜視図である。 図4は、実施形態1に係る、ポスト部差し込み前の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の断面図である。 図5は、図4の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込んで可撓性基材を持ち上げた状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図6は、図5の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込むことでポスト部が可撓性基材に食い込んだ状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図7は、図6の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込むことでポスト部が可撓性基材を貫通した状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図8は、図7の状態からさらにポスト部を完全に差し込み、スナップ取付部材とスナップ部材とを固定した、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の断面図である。 図9は、実施形態2に係る、スナップ部材の断面図である。 図10は、実施形態2に係る、スナップ部材の裏面側の平面図である。 図11は、実施形態2に係る、スナップ部材の裏面側の斜視図である。 図12は、実施形態2に係る、ポスト部差し込み前の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の断面図である。 図13は、図12の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込んで可撓性基材を持ち上げた状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図14は、図13の状態における、部材本体側から見た差込口及び可撓性基材の平面図である。 図15は、図14の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込むことでポスト部が可撓性基材に食い込んだ状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図16は、図15の状態からさらにポスト部を差込口へ差し込むことでポスト部が可撓性基材を貫通した状態における、差込口付近の、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の拡大断面図である。 図17は、図16の状態からさらにポスト部を完全に差し込み、スナップ取付部材とスナップ部材とを固定した、スナップ取付部材、可撓性基材、及び、スナップ部材の断面図である。 図18は、実施形態3に係るスナップ部材の差込口に形成されたエッジ部の拡大斜視図である。 図19は、実施形態4に係るスナップ部材の差込口に形成されたエッジ部の拡大斜視図である。 図20は、実施形態5に係るスナップ部材及び可撓性基材の、スナップ部材の差込口付近の断面図である。
本発明に係るスナップ部材の構成について、図を用いて以下に詳細に説明する。なお、以下に示す構成は例示であり、本発明に係るスナップ部材はこれらに限定されるものではない。
また、特に、本実施形態では、スナップ部材として雌型のものを例示するが、これに限られず、雄型スナップ部材を用いても良い。
(実施形態1)
(スナップ部材10の構成)
図1は本発明の実施形態1に係るスナップ部材10の断面図を、図2はスナップ部材10の裏面側の平面図を、図3はスナップ部材10の裏面側の斜視図をそれぞれ示す。また、図4は、ポスト部31差し込み前の、スナップ取付部材30、可撓性基材20、及び、スナップ部材10の断面図を示す。
スナップ部材10は、部材本体11を備えている。部材本体11は、略円盤状に形成された本体基板13と、本体基板13の周縁から表面側に突出した雌型の嵌合部14を備えている。嵌合部14は、円筒状に形成され、上端縁部分に半径方向内側へ突出する係合部22を備えている。係合部22は、雄型のスナップ部材が雌型のスナップ部材10に嵌合する際に、雄型のスナップ部材を引っかけて固定する機能を有する。嵌合部14には、その上端から外側へ折り返されて部材本体11の裏面側へ延びるリング状の突出片21が設けられている。部材本体11の裏面には、突状部12が形成されている。突状部12は、部材本体11の裏面に下方に向けて先鋭状に複数形成されている。突状部12は、本実施形態では略先細円柱状に形成されているが、可撓性基材20表面に食い込んで良好に引っ掛かる形状であればどのようなものであってもよく、例えば略三角錐状や略四角錐状等の略角錐状に形成されていてもよく、略円錐状等に形成されていてもよい。これら複数の突状部12は、それぞれ部材本体11の円周方向に略等間隔に離間して設けられている。スナップ部材10は、樹脂材料等の弾性材料で構成されている。樹脂材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂又はPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)等を用いることできる。
本体基板13の外側面から嵌合部14の突出片21の内側面にかけて、部材本体11の半径方向にそれぞれ延びる複数の補強リブ15が形成されている。複数の補強リブ15は、それぞれ直方体状等に形成され、部材本体11の円周方向に所定の間隔を空けて設けられている。部材本体11の本体基板13の略中央部には、可撓性基材20を貫通したスナップ取付部材30のポスト部31が差し込まれる差込部16が形成されている。差込部16は、円柱状に形成されており、部材本体11の裏面側、すなわち、ポスト部31の入口側に設けられた円形状の差込口17と、ポスト部31の出口側に設けられた円形状の開口23とを備えている。
差込部16の差込口17には、くさび状のエッジ部18が形成されている。エッジ部18は、差込口17の周方向に並ぶように、所定の間隔を空けて複数配置されている。エッジ部18は、ポスト部31により差込口17へ押し込まれる可撓性基材20に食い込むための先端19を備えている。エッジ部18は、部材本体11の差込口形成側表面から、先端19を部材本体11の外側へ向けて突出するように形成されている。具体的には、エッジ部18は、差込部16の側面がそのまま部材本体11の外側へ延長するように形成され、部材本体11の外側へ進むにつれて面積が小さくなる二等辺三角形の側面を第1の側面25として有し、それぞれ第1の側面25と隣り合い、該二等辺三角形の頂点(先端19の頂点に対応する)を同じくそれぞれの頂点とする三角形の傾斜面を第2の側面26及び第3の側面27として有する三角錐状に形成されている。エッジ部18は、本実施形態では三角錐状に形成されているが、可撓性基材20表面に食い込んで固定する形状であればどのようなものであってもよく、例えば四角錐状等のその他の角錐状に形成されていてもよく、さらに先細円柱状や円錐状等に形成されていてもよい。また、エッジ部18の先端19は、先鋭であってもよく、丸みを帯びていてもよい。
スナップ取付部材30は、ベース部32と、ベース部32の表面の略中央部に起立するように形成され、衣服の生地等の可撓性基材20を貫通するためのポスト部31とを備えている。ベース部32は、例えば略円形状や略矩形状等の板状に形成されている。ポスト部31は、ベース部32の表面に起立する略円柱状に形成されている。ポスト部31は、ベース部32表面から延びる円柱状のポスト胴部33と、ポスト胴部33から延びる三角錐状のポスト頂部34とを備えている。
ベース部32とポスト部31とは、例えば樹脂材料や金属材料等で形成することができる。このうち、特に、樹脂材料がコスト、軽量、成形容易性等の点から好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂又はPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)等を用いることできる。ベース部32とポスト部31とは一体成形されている。
(スナップ部材10の取り付け方法)
次に、本発明の実施形態1に係るスナップ部材10の、衣服の生地等の可撓性基材20への取り付け方法について図を用いて詳細に説明する。また、本実施形態では、スナップ取付部材30及びスナップ部材10を、スナップ部材取り付け装置(不図示)を用いて可撓性基材20に取り付ける方法について例示的に説明する。
まず、上述のスナップ部材10及びスナップ取付部材30を取り付ける対象となる衣服の生地等の可撓性基材20を準備する。また、スナップ部材取り付け装置(不図示)も準備する。スナップ部材取り付け装置は、固定台、固定台に対して昇降動作する打ち込み具、及び、打ち込み具の軸芯部に設けられたハンマー(それぞれ不図示)を備えている。
次に、スナップ取付部材30をポスト部31側が上向きになるようにしてスナップ部材取り付け装置の固定台にセットし、スナップ部材10を差込口17が下向きになるように打ち込み具にセットする。
続いて、可撓性基材20を緊張させてスナップ取付部材30とスナップ部材10との間に介在させた状態で、スナップ部材取り付け装置の打ち込み具を下降させる。打ち込み具が下降すると、図4に示すように、緊張した可撓性基材20を挟んだ両側において、スナップ取付部材30のポスト部31とスナップ部材10の差込部16とが対向する。
図4の状態から、さらに打ち込み具を下降させると、図5に示すように、ポスト部31が可撓性基材20の裏面側に食い込んで可撓性基材20を持ち上げる。持ち上げられた可撓性基材20は、ポスト部31が差し込まれると共に差込部16の内部へ巻き込まれる。このとき、エッジ部18の先端19が可撓性基材20の表面側に食い込んで固定し、可撓性基材20の差込部16内への巻き込みを抑え、且つ、可撓性基材のずれを抑制する。また、スナップ部材10の複数の突状部12が、可撓性基材20に食い込んで引っ掛かりを形成する。
続いて、さらに打ち込み具を下降させると、図6に示すように、ポスト部31が可撓性基材20を突き破るように(或いは、可撓性基材の生地等の目を押し拡げるように)差込部16の開口23側へ進む。このとき、エッジ部18の先端19が可撓性基材20の表面側に食い込んで固定しているため、このようにポスト部31がさらに進んでも、可撓性基材20の差込部16の差込部16内への巻き込みを抑え、且つ、可撓性基材20のずれを抑制している。
図6の状態から、さらに打ち込み具を下降させると、図7に示すように、ポスト部31が可撓性基材20を貫通し、差込部16の開口23から突出する。
続いて、さらに打ち込み具を下降させてポスト部31を完全に差込部16に差し込む。このとき、スナップ取付部材30の基板表面、及び、スナップ部材10の部材本体11表面がそれぞれ可撓性基材20を押圧して固定している。また、このとき、ポスト部31の先端は差込部16から完全に突出している。
この状態でさらに打ち込み具が下降を続けることにより、打ち込み具の軸芯部に設けられたハンマーがポスト部31の先端を打撃して拡開変形させる(フランジ付けする)ことによって、図8に示すように、スナップ取付部材30とスナップ部材10とが加締め止めにより可撓性基材20に固定される。
(実施形態2)
スナップ部材は、実施形態1に記載したものに限らず、例えば、以下に説明する実施形態2に係る構成であってもよい。
(スナップ部材40の構成)
図9は本発明の実施形態2に係るスナップ部材40の断面図を、図10はスナップ部材40の裏面側の平面図、図11はスナップ部材40の裏面側の斜視図をそれぞれ示す。また、図12は、ポスト部31差し込み前の、スナップ取付部材30、可撓性基材20、及び、スナップ部材40の断面図を示す。
スナップ部材40は、部材本体41を備えている。部材本体41は、略円盤状に形成された本体基板43と、本体基板43の周縁から表面側に突出した雌型の嵌合部44を備えている。嵌合部44は、円筒状に形成され、上端縁部分に半径方向内側へ突出する係合部52を備えている。係合部52は、雄型のスナップ部材が雌型のスナップ部材40に嵌合する際に、雄型のスナップ部材を引っかけて固定する機能を有する。嵌合部44には、その上端から外側へ折り返されて部材本体41の裏面側へ延びるリング状の突出片51が設けられている。部材本体41の裏面には、突状部42が形成されている。突状部42は、部材本体41の裏面に下方に向けて先鋭状に複数形成されている。突状部42は、本実施形態では略先細円柱状に形成されているが、可撓性基材20表面に食い込んで良好に引っ掛かる形状であればどのようなものであってもよく、例えば略三角錐状や略四角錐状等の略角錐状に形成されていてもよく、略円錐状等に形成されていてもよい。これら複数の突状部42は、それぞれ部材本体41の円周方向に略等間隔に離間して設けられている。スナップ部材40は、樹脂材料等の弾性材料で構成されている。樹脂材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂又はPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)等を用いることできる。
本体基板43の外側面から嵌合部44の突出片51の内側面にかけて、部材本体41の半径方向にそれぞれ延びる複数の補強リブ45が形成されている。複数の補強リブ45は、それぞれ直方体状等に形成され、部材本体41の円周方向に所定の間隔を空けて設けられている。部材本体41の本体基板43の略中央部には、可撓性基材20を貫通したスナップ取付部材30のポスト部31が差し込まれる差込部46が形成されている。差込部46は、ポスト部31の入口側に設けられた差込口47と、ポスト部31の出口側に設けられた開口53とを備えている。
差込口47には、部材本体41の半径方向内側へ頂点を向けて突出する三角形の突出面56を有し、該突出面56の頂点部分を先端49とするくさび状のエッジ部48が形成されている。すなわち、エッジ部48は、部材本体41の差込口46において、部材本体41の半径方向内側へ突出するように形成されている。エッジ部48は、差込口47の周方向に間隔を空けずに並ぶように複数配置されている。エッジ部48の先端49は、先鋭であってもよく、丸みを帯びていてもよい。差込部46の側面には、差込口47に形成されたエッジ部48から、差込部46の深さ方向に延びる段差部57が形成されている。段差部57は、差込部46の差込口47から開口53まで延びるように形成されている。段差部57は、エッジ部48の突出面56から差込部46の深さ方向に進むにつれて次第に断面積が小さくなる三角錐状に形成されている。すなわち、段差部57の段差は、エッジ部48から差込部46の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっている。
また、段差部57は、差込部46の開口53に到達するまで延びるように形成されていなくてもよく、差込部46の深さ方向の途中まで形成されていてもよい。この場合、差込部46の側面は、段差部57が終了する部位から開口53にかけて段差が無く、円筒状となっている。
(スナップ部材40の取り付け方法)
次に、本発明の実施形態2に係るスナップ部材40の、衣服の生地等の可撓性基材20への取り付け方法について図を用いて詳細に説明する。また、本実施形態では、スナップ取付部材30及びスナップ部材40を、スナップ部材取り付け装置(不図示)を用いて可撓性基材20に取り付ける方法について例示的に説明する。
まず、上述のスナップ部材40及びスナップ取付部材30を取り付ける対象となる衣服の生地等の可撓性基材20を準備する。また、スナップ部材取り付け装置(不図示)も準備する。スナップ部材取り付け装置は、固定台、固定台に対して昇降動作する打ち込み具、及び、打ち込み具の軸芯部に設けられたハンマー(それぞれ不図示)を備えている。
次に、スナップ取付部材30をポスト部31側が上向きになるようにしてスナップ部材取り付け装置の固定台にセットし、スナップ部材40を差込口47が下向きになるように打ち込み具にセットする。
続いて、可撓性基材20を緊張させてスナップ取付部材30とスナップ部材40との間に介在させた状態で、スナップ部材取り付け装置の打ち込み具を下降させる。打ち込み具が下降すると、図12に示すように、緊張した可撓性基材20を挟んだ両側において、スナップ取付部材30のポスト部31とスナップ部材40の差込部46とが対向する。
図12の状態から、さらに打ち込み具を下降させると、図13に示すように、ポスト部31が可撓性基材20の裏面側に食い込んで可撓性基材20を持ち上げる。持ち上げられた可撓性基材20は、ポスト部31が差し込まれると共に差込部46の内部へ巻き込まれる。このとき、エッジ部48の先端49が可撓性基材20の表面側に食い込んで固定し、可撓性基材20の差込部46内への巻き込みを抑え、且つ、可撓性基材のずれを抑制する。また、スナップ部材40の複数の突状部42が、可撓性基材20に食い込んで引っ掛かりを形成する。また、このとき、差込部46の側面には段差部57が形成されているため、差込部46内でも、該段差部57が巻き込まれた可撓性基材20に食い込んで固定している。図14には、図13の状態における、部材本体41側から見た差込口47及び可撓性基材20の平面図を示す。
続いて、さらに打ち込み具を下降させると、図15に示すように、ポスト部31が可撓性基材20を突き破るように(或いは、可撓性基材の生地等の目を押し拡げるように)差込部46の開口53側へ進む。このとき、エッジ部48の先端49が可撓性基材20の表面側に食い込んで固定しており、さらに、差込部46内でも側面に形成された段差部57が可撓性基材20に食い込んでいるため、このようにポスト部31がさらに進んでも、可撓性基材20の差込部46の差込部46内への巻き込みを抑え、且つ、可撓性基材20のずれを抑制している。また、段差部57の段差は、エッジ部48から差込部46の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっているため、可撓性基材20の固定力をそれほど必要としない差込部46の深さ方向へ進んだ部分では、可撓性基材20と差込部46との間の不要な隙間の形成を回避している。
図15の状態から、さらに打ち込み具を下降させると、図16に示すように、ポスト部31が可撓性基材20を貫通し、差込部46の開口53から突出する。
続いて、さらに打ち込み具を下降させてポスト部31を完全に差込部46に差し込む。このとき、スナップ取付部材30の基板表面、及び、スナップ部材40の部材本体41表面がそれぞれ可撓性基材20を押圧して固定している。また、このとき、ポスト部31の先端は差込部46から完全に突出している。
この状態でさらに打ち込み具が下降を続けることにより、打ち込み具の軸芯部に設けられたハンマーがポスト部31の先端を打撃して拡開変形させる(フランジ付けする)ことによって、図17に示すように、スナップ取付部材30とスナップ部材40とが加締め止めにより可撓性基材20に固定される。
(実施形態3)
スナップ部材は、実施形態1及び2に記載したものに限らず、例えば、以下に説明する実施形態3に係る構成であってもよい。
(スナップ部材60の構成)
図18に、実施形態3に係るスナップ部材60の差込口67に形成されたエッジ部68の拡大斜視図を示す。
スナップ部材60は部材本体61を備える。部材本体61は、略円盤状に形成された本体基板(不図示)と、本体基板の周縁から表面側に突出した雌型の嵌合部(不図示)を備えている。部材本体61の本体基板の略中央部には、可撓性基材20を貫通したスナップ取付部材30のポスト部31が差し込まれる差込部66が形成されている。差込部66は、部材本体61の裏面側、すなわち、ポスト部31の入口側に設けられた差込口67と、ポスト部31の出口側に設けられた開口(不図示)とを備えている。
差込部66の差込口67には、くさび状のエッジ部68が形成されている。エッジ部68は、ポスト部31により差込口67へ押し込まれる可撓性基材20に食い込むための先端69を備えている。エッジ部68は、部材本体61の差込口形成側表面から、先端69を部材本体61の外側へ向けて突出するように形成されている。具体的には、エッジ部68は、差込部66の側面がそのまま部材本体61の外側へ延長するように形成され、部材本体61の外側へ進むにつれて面積が小さくなる二等辺三角形の側面を第1の側面75として有し、それぞれ第1の側面75と隣り合い、該二等辺三角形の頂点(先端69の頂点に対応する)を同じくそれぞれの頂点とする三角形の傾斜面を第2の側面76及び第3の側面77として有する三角錐状に形成されている。エッジ部68は、本実施形態では三角錐状に形成されているが、可撓性基材20表面に食い込んで固定する形状であればどのようなものであってもよく、例えば四角錐状等のその他の角錐状に形成されていてもよく、さらに先細円柱状や円錐状等に形成されていてもよい。また、エッジ部68の先端69は、先鋭であってもよく、丸みを帯びていてもよい。
また、エッジ部68は、差込口67の周方向に亘って連続するように互いに隣接して形成されている。さらに、エッジ部68は、部材本体61の半径方向に延びるように形成されている。第2の側面76及び第3の側面77が部材本体61の裏面上に形成する頂点79が、実施形態1で示したものと比較して、部材本体61の半径方向外側へ向かう方向により離れて位置している。
実施形態3に係るスナップ部材60は、上述のように、エッジ部68が差込口67の周方向に亘って連続するように互いに隣接して形成されているため、差込口67の限られたスペースにより多くのエッジ部68を形成することができる。このため、より多くのエッジ部68によって可撓性基材20をより良好に固定することができる。
また、エッジ部68が、部材本体61の半径方向に延びるように形成されているため、スナップ部材60が可撓性基材20に取り付けられた後、部材本体61の半径方向に延びるように形成されたエッジ部68の先端が差込口67の周辺で可撓性基材20を押圧することで、可撓性基材20がポスト部31を中心として回転するのを良好に抑制することができる。従って、スナップ部材60を可撓性基材20の所望の位置により安定して取り付けることが可能となる。
(実施形態4)
スナップ部材は、実施形態1〜3に記載したものに限らず、例えば、以下に説明する実施形態4に係る構成であってもよい。
(スナップ部材80の構成)
図19に、実施形態4に係るスナップ部材80の差込口87に形成されたエッジ部88の拡大斜視図を示す。
スナップ部材80は、略円盤状の部材本体81を備えている。部材本体81の本体基板の略中央部には、可撓性基材20を貫通したスナップ取付部材30のポスト部31が差し込まれる差込部86が形成されている。差込部86は、ポスト部31の入口側に設けられた差込口87と、ポスト部31の出口側に設けられた開口93とを備えている。
差込口87には、部材本体81の半径方向内側へ頂点を向けて突出する三角形の突出面96を有し、該突出面96の頂点部分を先端89とするくさび状のエッジ部88が形成されている。すなわち、エッジ部88は、部材本体81の差込口86において、部材本体81の半径方向内側へ突出するように形成されている。エッジ部88は、差込口87の周方向に沿って、所定の間隔を空けて複数配置されている。エッジ部88の先端89は、先鋭であってもよく、丸みを帯びていてもよい。差込部86の側面には、差込口87に形成されたエッジ部88から、差込部86の深さ方向に延びる段差部97が形成されている。段差部97は、差込部86の差込口87から開口93まで延びるように形成されている。段差部97は、エッジ部88の突出面96から差込部86の深さ方向に進むにつれて次第に断面積が小さくなる三角錐状に形成されている。すなわち、段差部97の段差は、エッジ部88から差込部86の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっている。
また、段差部97は、差込部86の開口93に到達するまで延びるように形成されていなくてもよく、差込部86の深さ方向の途中まで形成されていてもよい。この場合、差込部86の側面は、段差部97が終了する部位から開口93にかけて段差が無く、円筒状となっている。
実施形態4に係るスナップ部材80は、上述のように、エッジ部88が、差込口87において、部材本体81の半径方向内側へ突出するように形成されており、差込部86の側面には、差込口87に形成されたエッジ部88から、差込部86の深さ方向に延びる段差部97が形成されているため、エッジ部88が、ポスト部31で持ち上げられた可撓性基材20に食い込むと共に、差込部86内でも、該差込部86の側面に形成された段差部97が可撓性基材20に食い込む。このため、可撓性基材20をより安定的に固定することができる。
また、段差部97の段差が、エッジ部88から差込部86の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっているため、差込部86内に入り込もうとする可撓性基材20を固定することが必要となる差込口87付近で段差部97の段差を大きくすることで、該固定力を高めて可撓性基材20の巻き込みを良好に抑制すると共に、該固定力をそれほど必要としなくなる差込部86の深さ方向へ進むにつれて該段差を徐々に小さくすることで、可撓性基材20と差込部86との間の不要な隙間の形成を回避することができる。
(実施形態5)
スナップ部材は、実施形態1〜4に記載したものに限らず、例えば、以下に説明する実施形態5に係る構成であってもよい。
(スナップ部材100の構成)
図20に、実施形態5に係るスナップ部材100及び可撓性基材20の、スナップ部材100の差込口107付近の断面図を示す。
スナップ部材100は略円盤状の部材本体101を備えている。部材本体101の略中央部には、可撓性基材20を貫通したスナップ取付部材30のポスト部31が差し込まれる差込部106が形成されている。差込部106は、円柱状に形成されており、部材本体101の裏面側、すなわち、ポスト部31の入口側に設けられた円形状の差込口107と、ポスト部31の出口側に設けられた円形状の開口113とを備えている。部材本体101の裏面には、差込部106の差込口17から部材本体101の半径方向外側へ向かって所定の幅を有する溝部102が形成されている。溝部102は、差込部106の周囲に連続して延びるように形成されている。
差込部106の差込口107には、溝部102の底面から起立するくさび状のエッジ部108が形成されている。エッジ部108は、差込口107の周方向に並ぶように、所定の間隔を空けて複数配置されている。エッジ部108は、ポスト部31により差込口107へ押し込まれる可撓性基材20に食い込むための先端109を備えている。エッジ部108は、差込部106の側面がそのまま延長するように形成され、部材本体101の外側へ進むにつれて面積が小さくなる二等辺三角形の側面を第1の側面115として有し、それぞれ第1の側面115と隣り合い、該二等辺三角形の頂点(先端109の頂点に対応する)を同じくそれぞれの頂点とする三角形の傾斜面を第2の側面116及び第3の側面117として有する三角錐状に形成されている。エッジ部108は、本実施形態では三角錐状に形成されているが、可撓性基材20表面に食い込んで固定する形状であればどのようなものであってもよく、例えば四角錐状等のその他の角錐状に形成されていてもよく、さらに先細円柱状や円錐状等に形成されていてもよい。また、エッジ部108の先端109は、先鋭であってもよく、丸みを帯びていてもよい。
実施形態5に係るスナップ部材100は、上述のように、部材本体101の裏面に、差込部106の差込口107から部材本体101の半径方向外側へ向かって所定の幅を有し、周方向に連続して延びる溝部102が形成されおり、差込口107には、溝部102の底面から起立するくさび状のエッジ部108が複数形成されている。このため、可撓性基材20がポスト部31によって差込部106へ押し込まれるとき、同時に可撓性基材20が差込部106の周囲に形成された溝部102へも押し込まれて可撓性基材20が移動する。このとき、図20の点線で示したように、可撓性基材20の表面が傾斜しているため、エッジ部108の先端109が可撓性基材20に対してより垂直に近い状態で食い込むことができる。従って、エッジ部108の先端109がより可撓性基材20に食い込みやすくなり、より良好に可撓性基材20を固定することができる。
10 スナップ部材
11 部材本体
16 差込部
17 差込口
18 エッジ部
19 先端
20 可撓性基材
30 スナップ取付部材
31 ポスト部
40 スナップ部材
41 部材本体
46 差込部
47 差込口
48 エッジ部
49 先端
57 段差部
60 スナップ部材
61 部材本体
66 差込部
67 差込口
68 エッジ部
69 先端
80 スナップ部材
81 部材本体
86 差込部
87 差込口
88 エッジ部
89 先端
97 段差部
100 スナップ部材
101 部材本体
106 差込部
107 差込口
108 エッジ部
109 先端

Claims (4)

  1. 単一の円柱状のポスト部31を備えたスナップ取付部材30により可撓性基材20に対して取り付けられるスナップ部材10,40,60,80,100であって、
    前記スナップ部材10,40,60,80,100は、前記可撓性基材20を貫通した前記スナップ取付部材30の前記ポスト部31が差し込まれる、前記ポスト部31の入口側の差込口17,47,67,87,107、及び前記ポスト部31の出口側の開口23を有する差込部16,46,66,86,106が形成された部材本体11,41,61,81,101であって、当該部材本体11,41,61,81,101上において前記差込部16,46,66,86,106を通過した前記ポスト部31の拡開変形が為され、これにより、前記可撓性基材20に対して取付けられる部材本体11,41,61,81,101を備え、
    前記部材本体11,41,61,81,101は、前記差込部16,46,66,86,106の前記差込口17,47,67,87,107に形成され、該差込口17,47,67,87,107の周方向に並ぶように複数配置された先端19,49,69,89,109を有するくさび状のエッジ部18,48,68,88,108を備えるスナップ部材10,40,60,80,100。
  2. 前記エッジ部18,68が、前記部材本体11,61の前記差込口17,47,67,87,107が形成された表面から、前記先端19,69を該部材本体11,61から離間する側の外側へ向けて突出するように形成されている請求項1に記載のスナップ部材10,60。
  3. 前記エッジ部48,88が、前記部材本体41,81の前記差込口47,87において、前記部材本体41,81の半径方向内側へ突出するように形成されており、
    前記差込口17,47,67,87,107から前記開口23に至る空間を規定する前記差込部46,86の側面には、前記差込口47,87に形成された前記エッジ部48,88から、該差込部46,86の前記空間の深さ方向に延びる段差部47,97が形成されている請求項1に記載のスナップ部材40,80。
  4. 前記段差部47,97の段差が、前記エッジ部48,88から前記差込部46,86の前記空間の深さ方向に進むにつれて徐々に小さくなっている請求項3に記載のスナップ部材40,80。
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