JP3197866U - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイール本体部に被覆材を適正に装着させることができるステアリングホイールを提供する。【解決手段】ステアリングホイール本体部2と、ステアリングホイール本体部2の外面の少なくとも一部を覆うとともに、端部を有する少なくとも一個の被覆材3とを備えるステアリングホイール1であって、ステアリングホイール本体部2の表面に設けた少なくとも一本の溝部と、溝部内に設けられ、溝部の対向する各溝壁面上に配置した一対の側壁部を有する固定具とを更に備え、固定具が、側壁部の互いに対向する対向面上に、雄型係合素子を有し、被覆材3が、溝部内に挿入された端部に、対向面と対向させて設けた雌型係合素子を有してなる。【選択図】図1

Description

この考案は、ステアリングホイール本体部と、前記ステアリングホイール本体部の外面を覆う被覆材とを備える車両のステアリングホイールに関するものであり、特には、ステアリングホイール本体部への被覆材の装着を適正に行うことのできる技術を提案するものである。
車両のステアリングホイールは、硬質のステアリングホイール本体部の周囲に、天然もしくは人工の皮革、ゴムまたは樹脂その他の材料からなる被覆材が装着されて構成される。
被覆材をステアリングホイール本体部に装着するには、たとえば、はじめに、略円環状のステアリングホイール本体部の周囲を、その半径方向の外側から筒状の被覆材で取り囲む。次いで、ステアリングホイール本体部の外周面を包み込むように、被覆材の一端部および他端部のそれぞれを半径方向の内側に向けて折り返す。そしてその後、被覆材の一端部および他端部を、ステアリングホイール本体部の内周面側で互いに接近させ、それらの一端部と他端部を内周面に沿って周方向に縫い合わせることにより、ステアリングホイール本体部の全体を被覆材で覆って、被覆材を取り付けることがある。
しかるに、このような被覆材では、ステアリングホイール本体部に装着するに当って、ステアリングホイール本体部を被覆材で包み込みながら、被覆材の一端部と他端部とを接近させつつ互いに縫い合わせているので、被覆材の全体をステアリングホイール本体部の周囲に十分に密着させて装着させることが難しく、また、ステアリングホイール本体部に装着した被覆材に、部分的に不均等な張力の作用する箇所が生じ得る。そのため、被覆材をステアリングホイール本体部に適正に装着させることができないという問題があった。
ところで、特許文献1は、ステアリングホイールではなく車両用シートの被覆材に関する技術として、車両用シート本体部の溝の内面および、被覆材の一部のそれぞれに設けたフック状の雄型係合素子およびループ状の雌型係合素子からなるファスナーで、それらの雄型係合素子と雌型係合素子とを、車両用シート本体部の溝の内部で互いに係合させることにより、被覆材を車両用シートに装着させることが開示されている。
米国特許第5101539号明細書
上述した特許文献1では、車両用シートの被覆材を対象とし、ステアリングホイールの被覆材については着目されていない。
ステアリングホイールは車両用シートとは部品として大きく異なり、特に、ステアリングホイール本体部は、たとえば、鉄その他の金属製の芯材を樹脂製等の表面材で覆った硬質のものであるから、全体が発泡性樹脂材料等からなりクッション性を有する車両用シート本体部とは、構成材料の相違によりその属性が全く異なる。
しかも、ステアリングホイール用の被覆材は、ステアリングホイール本体部の周囲を覆った後に互いに連結される端部を有するものであり、特許文献1では、このような端部同士の連結で、面ファスナーをどのようにして用いるかについては何ら検討されていない。
それ故に、特許文献1によっては、被覆材を適正に装着できるステアリングホイールは容易には想到し得なかった。
この考案は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的とするところは、ステアリングホイール本体部に被覆材を適正に装着させることができるステアリングホイールを提供することにある。
この考案のステアリングホイールは、ステアリングホイール本体部と、前記ステアリングホイール本体部の外面の少なくとも一部を覆うとともに、端部を有する少なくとも一個の被覆材とを備えるものであって、前記ステアリングホイール本体部の表面に設けた少なくとも一本の溝部と、前記溝部内に設けられ、前記溝部の対向する各溝壁面上に配置した一対の側壁部を有する固定具とを更に備え、前記固定具が、前記側壁部の互いに対向する対向面上に、雄型係合素子を有し、前記被覆材が、前記溝部内に挿入された前記端部に、前記対向面と対向させて設けた雌型係合素子を有してなるものである。
ここで、この考案では、前記雄型係合素子として、固定具の前記対向面に連結される基部と、前記基部上に形成された少なくとも一つの頭部とを備える複数個の雄型係合素子を、前記固定具の前記対向面上に設け、各雄型係合素子の前記頭部が、前記溝部の溝底側に向けて延びる部分を有することが好ましい。
またここで、前記被覆材の前記端部の雌型係合素子は、前記溝部内の固定具の雄型係合素子に直接的に係合させることができる。
上記のステアリングホイールでは、前記固定具が、前記溝部の溝底上で前記一対の側壁部の間に配置された底部を更に有することができる。
この場合、前記溝部が、ステアリングホイールの周方向に延びるものとしたときは、前記固定具が、前記一対の側壁部と前記底部とを有する複数の固定具セグメントを備え、前記複数の固定具セグメントを、ステアリングホイールの周方向に相互に間隔をおいて配置し、隣接する前記固定具セグメントの相互を、前記底部で、連結部分により連結することが好ましい。
またこの場合、前記固定具に、各側壁部と底部との間に位置する境界部分で、他の部分に比して薄肉とした屈曲部を設けることが好ましい。
なお、前記固定具の対向面のそれぞれに形成した雄型係合素子は、前記溝部の内部で、固定具の前記対向面のうち、溝開口側の部分に位置させることが好ましい。
また、この考案のステアリングホイールは、前記溝部内に挿入される前記被覆材の二つの端部のうちの少なくとも一方の雌型係合素子に係合することにより、被覆材の前記端部の相互連結を可能にする端部連結部材を更に備えることができる。
そしてまた、この考案のステアリングホイールは、前記被覆材が、表面に前記雌型係合素子が形成されて、被覆材の前記端部に固定ないし固着されたシート状の面ファスナー部材を備えることができ、この場合、前記面ファスナー部材に、被覆材の前記端部の先端から突出する突出部を設けることが好ましい。
前記固定具には、前記溝部の溝開口位置で、溝部の幅方向内側に向けて突き出る内向きフランジ部を設けることが好ましい。
また、前記ステアリングホイール本体部の溝部の溝開口には、その溝開口位置で溝壁面を隆起させて形成した抜け止め用段差部を設けることができる。
この考案によれば、ステアリングホイール本体部の表面に、少なくとも一本の溝部を設け、その溝部内に設けた固定具が対向面上に雄型係合素子を有するとともに、被覆材が端部に、上記の雄型係合素子に対向する雌型係合素子を有することにより、従来のような縫製作業なしに、被覆材をステアリングホイールに適正に装着させることができる。
この考案の一の実施形態に係るステアリングホイールの正面図である。 図1のII―II線に沿う部分拡大断面図である。 図2のステアリングホイール本体部の溝部を、被覆材を取り外した状態で示す断面図である。 図2の被覆材の一端部および他端部を、ステアリングホイール本体部から取り外した状態で示す断面図である。 被覆材の一端部および他端部の変形例を示す、図4と同様の図である。 被覆材に設けることのできる端部連結部材を、被覆材の一端部および他端部に取り付けた状態で示す、図4と同様の図である。 被覆材の一端部および他端部の他の変形例を、端部連結部材とともに示す、図4と同様の図である。 被覆材の一端部および他端部のさらに他の変形例を、端部連結部材とともに示す、図4と同様の図である。 端部連結部材の変形例を、被覆材の一端部および他端部に取り付けた状態で示す、図4と同様の図である。 図9に示す被覆材を用いた他の実施形態に係るステアリングホイールを示す、図2と同様の図である。 図10のステアリングホイールの溝部を、被覆材を取り外した状態で示す断面図である。 ステアリングホイールの溝部の変形例を示す断面図である。 溝部内に配置されて固定具を構成するシート部材の平面図および、そのb1−b1線に沿う断面図である。 溝部内に配置されて固定具を構成するシート部材の変形例の平面図および、そのb2−b2線に沿う断面図である。 溝部内に配置されて固定具を構成するシート部材の他の変形例の平面図および、そのb3−b3線に沿う断面図である。
以下に図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
この考案の一の実施形態に係るステアリングホイールは、図1に例示するように、車両のステアリングホイール1であって、回転軸としてのシャフト部2a、その周囲に配置された環状のリム部2bおよび、それらを連結するスポーク部2cを有するステアリングホイール本体部2と、そのステアリングホイール本体部2の、ここでは主としてリム部2bの周囲を覆って装着されて、天然皮革もしくは人工皮革、ゴム材料または樹脂材料等からなる被覆材3とで構成したものである。
ここで、このステアリングホイール本体部2は具体的には、シャフト部2aの回転軸線RAを中心に、該シャフト部2aから所定の間隔をおいて円環状のリム部2bを配置するとともに、それらのシャフト部2aとリム部2bとを、実質的にステアリングホイール1の半径方向に延びるスポーク部2cにより、ステアリングホイール1の周方向の三箇所で連結して構成されている。ステアリングホイール本体部2の特にリム部2bは通常、鉄、鋼もしくはアルミニウム合金等の金属製の芯材の周囲を、樹脂製や木製等の表面材で覆ってなるものである。
なおこの考案で、ステアリングホイールの周方向というときは、環状をなすリム部2bの延びる方向、言い換えれば、図1に示す正面視で、リム部2bがシャフト部2aの周りに回転する際の、時計回りか反時計回りかを問わずその回転方向を意味する。また、ステアリングホイールの半径方向とは、シャフト部2aの回転軸線RAからリム部2bに向かう放射方向を意味する。ステアリングホイール本体部の内周面は、横断面が円形等をなすリム部2bの、シャフト部2a側(半径方向内側)を向く表面とし、一方、ステアリングホイール本体部の外周面は、リム部2bの、シャフト部2a側を向く表面とは逆側(半径方向外側)を向く表面とする。
またここで、この実施形態の被覆材3は、図2にリム部2bの横断面図で示すように、ステアリングホイール本体部2の外周面の少なくとも一部、たとえばリム部2bを覆う被覆部3aと、被覆部3aに連続する一端部3bおよび他端部3c(端部)とを備える。なお、図示は省略するが、複数個の被覆材を設けることもでき、この場合、被覆材の端部は、複数個の被覆材が有する端部のうちのいずれか二つ以上の端部とすることができる。
この種のステアリングホイールでは、従来は、先述したように、被覆材をステアリングホイール本体部の周囲を包み込みながら、被覆材の一端部と他端部を引き寄せて、それらを互いに縫い合わせること等により、被覆材をステアリングホイール本体部に固定して装着していたことから、装着の作業に労力および時間がかかるだけでなく、ステアリングホイール本体部に装着した被覆材への張力が不均等となり、被覆材を適正に装着できなかった。
これに対し、この考案の実施形態では、図2にリム部2bの横断面図で示すように、たとえば、ステアリングホイール本体部2の周囲を被覆部3aで包み込んだ被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを、ステアリングホイール本体部2と当該一端部3bおよび他端部3cとに設けた面ファスナー4により、ステアリングホイール本体部2に固定する。
より詳細には、図示の実施形態では、図3に示すように、ステアリングホイール本体部2のリム部2bに、その表面の少なくとも一部に窪ませることにより、たとえばステアリングホイール1の周方向等の所定の方向に延びる一本以上の溝部5を設けるとともに、この溝部5の内部に、たとえばフック状の雄型係合素子4aを有する固定具6を、接着または溶着等により取り付けて設ける。
この固定具6は、溝部5の内面を構成する一方の溝壁面5aから溝底5cを経て、一方の溝壁面5aに対向する他方の溝壁面5bに至るまで、その内面に沿わせて屈曲させて設けることができる。それにより、この固定具6は、溝部5の溝底5c上に位置する底部62と、溝壁面5a、5b上のそれぞれに位置する側壁部63a、63bとを有する。
そして、上記の雄型係合素子4aは、側壁部63a、63bの互いに向き合う対向面6a、6b上のそれぞれに形成する。そのため、固定具6は、少なくとも側壁部63a、63bを有するものであればよい。
各側壁部63a、63bは、前記対向面6a、6bである第1面6a、6bと、第1面6a、6bに対する反対面側(第1面6a、6bの裏面側)の第2面とを有する。第2面は溝部5の溝壁面5a又は5bに対向して接触しており、一方の側壁部63aの第1面は、他方の側壁部63bに対向している。また、底部62は、第1面と第1面に対する反対面側(第1面の裏面側)の第2面とを有し、第2面は溝部5の溝底5cに対向して接触している。
また、図4に示すように、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cには、溝部5内に挿入した際に、上記の固定具6の各対向面6a、6bの雄型係合素子4aに対向する位置に、たとえばループ状の雌型係合素子4bを設ける。それにより、この実施形態では、一端部3bおよび他端部3cを、溝部5内に挿入すると、図2に示すように、固定具6の対向面6a、6bの雄型係合素子4aと、一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bとが係合する。
このステアリングホイール1で、被覆材3をステアリングホイール本体部2に装着させる手順の一例としては、はじめに、被覆材3の一端部3bを溝部5の内部に挿入して、一端部3bの雌型係合素子4bを固定具6の対向面6aの雄型係合素子4aに係合させる。その状態で、被覆材3の他端部3cを、ステアリングホイール本体部2の周りに周回させ、被覆材3の被覆部3aで、ステアリングホイール本体部2の周囲を覆う。その後、被覆材3の他端部3cを、図2に示すように、一端部3bと突き合わせつつ、溝部5の内部に挿入して、他端部3cの雌型係合素子4bを、固定具6の対向面6bの雄型係合素子4aに係合させることで、被覆材3をステアリングホイール本体部2に固定して装着することができる。なおここで、一端部3bと他端部3cとを突き合わせるとは、被覆材3をステアリングホイール本体部2に装着する際に、ステアリングホイール1の外側に位置する一端部3bおよび他端部3cの各表面部分を相互に接近させることをいう。
このように、被覆材3の被覆部3aで、ステアリングホイール本体部2の周囲を包み込むに先立って、被覆材3の一端部3bまたは他端部3cを予め、ステアリングホイール本体部2に、雌型係合素子4bと雄型係合素子4aとで固定させることができるので、装着作業が容易になるとともに、装着に際し、被覆材3の被覆部3aの全体をステアリングホイール本体部2の周囲に十分に密着させるべく調整することができる。その結果として、被覆材3をステアリングホイール本体部2に十分適正に装着させることができる。
また、この実施形態では、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを溝部5の内部に挿入するという単純かつ容易な作業のみで、被覆材3を、ステアリングホイール本体部2に装着できることから、ステアリングホイール本体部2への被覆材3の装着に要する作業性を大きく高めることができる。
被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを溝部5の内部に挿入した後は、ステアリングホイール本体部2の周囲を覆う被覆材3の被覆部3aの全体に、所要の適切な大きさの張力が均一に発揮されるまで、たとえば薄板状の治具を用いること等によって、一端部3bおよび他端部3cを溝部5の内部に押し込むことで、被覆材3をステアリングホイール本体部2により適正に装着することができる。
固定具6の対向面6a、6b上の雄型係合素子4aは、図3に示すように、溝部5の溝底5cからある程度の距離をおいて、対向面6a、6bのなかでも溝開口5d側の部分に位置させることが好ましい。すなわち、溝部5の深さ方向で、最も溝底5c側に位置する雄型係合素子4aと溝底5cとの間の距離よりも、最も溝開口5d側に位置する雄型係合素子4aと溝開口5dとの間の距離を小さくする。なおこの距離は、図3に破線で示すように、雄型係合素子4aの、固定具6との連結箇所における横断面中心位置を基準とする。
それにより、図2に示すように、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを溝部5の内部に挿入した際に、一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bが、溝開口5d側で雄型係合素子4aに係合するので、溝部5内への一端部3bおよび他端部3cの押込み深さを調整することができる。そのため、被覆材3の装着時の被覆部3a全体への適切な張力の付与をより容易に行うことが可能になる。
また、固定具6の対向面6a、6b上に設ける雄型係合素子4aは、対向面6a、6bに連結される基部と、基部に連なって基部上に形成された先端側の頭部とを有するものとすることができる。
この場合、頭部が様々な方向に向いた複数の雄型係合素子4aが入り混じったものとすることも可能であるが、この実施形態のように、対向面6a、6b上の複数の雄型係合素子4aはいずれも、図3に示すように、頭部が、溝部5の溝開口5d側ではなく溝底5c側のみを向く、いわゆるワンウェイタイプとすることが好適である。頭部が溝底5c側を向く各雄型係合素子4aに、一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bが、より確実に引っ掛かって強固に係合する点と、一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bを挿入したときに、挿入方向へ挿入しやすく、溝部5内への一端部3bおよび他端部3cの押込み深さを調整することができる。そのため、被覆材3の装着時の被覆部3a全体への適切な張力の付与をより容易に行うことが可能になる点からである。但し、いくつかの雄型係合素子のみを、頭部が溝底5c側を向くものとすることもできる。
図示の実施形態では、固定具6の対向面6a、6b上の雄型係合素子4aは、基部から頭部に向けて先細りになるとともに、頭部が溝底5c側に湾曲して折れ曲がって、溝底5c側に向けて若干延び、その後、基部側に向けてやや折り返す略鉤形状をなす。このように、雄型係合素子4aの頭部は、溝底5c側に向けて延びる部分を有することが好適である。それにより、溝部5内に一端部3bおよび他端部3cを挿入する際は、その挿入方向と平行な部分を有する雄型係合素子4aに、雌型係合素子4bが引っ掛からずに、一端部3bおよび他端部3cを容易に挿入できる一方で、挿入後は、被覆材3に一端部3bおよび他端部3cを引き抜く方向の力が作用しても、雄型係合素子4aの特に基部に雌型係合素子4bが引っ掛かって係合するので、一端部3bおよび他端部3cが溝部5から抜けにくいものとなる。
図示の実施形態の他、雄型係合素子は、その先端側で溝底側に屈曲して終端する頭部を有する略L字形状をなすものとすることも可能である。このような略L字形状の雄型係合素子であっても、上述した略鉤形状のものと同様に、被覆材の一端部および他端部の雌型係合素子と十分強固に係合することができる。
ここで、固定具6を設ける溝部5は、ステアリングホイール本体部2の表面であって、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cが挿入可能な部分に設けられていればよい。たとえば、溝部5は、ステアリングホイール本体部2の内周面または外周面上で、ステアリングホイール1の周方向に向けて延びるものとすることができる。ステアリングホイール本体部2の内周面上に溝部5を設ける場合、リム部2bの、スポーク部2cとの連結箇所には、溝部5を設けないか、または、その連結箇所を避けるように溝部5を設けることができる。
なお、溝部5は、図示のような、長手方向に直交する向きの横断面が矩形状をなす断面形状とする他、図示は省略するが、それ以外の多角形状または、たとえば半円形、半楕円形もしくは半長円形その他の曲線状の断面形状とすることもできる。ここで、溝部5の長手方向とは、ステアリングホイール本体部2の表面上で溝部5が延びる方向をいい、また、溝部5の幅方向とは、溝部5をステアリングホイール本体部2の表面側から視て、上記の長手方向に直交する方向をいう。溝部5の深さ方向とは、溝部5の横断面視にて、溝幅中心位置上で幅方向に直交する方向をいう。
溝部5の溝幅および溝深さは、そこに配設する固定具6間に一端部3bおよび他端部3cが挿入可能で、かつ、固定具6の雄型係合素子4aと一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bとが、一端部3bおよび他端部3cの引き抜けに対して十分な力を発揮し得るほどに係合可能なように適宜決定することができる。
またここで、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cのそれぞれの雌型係合素子4bは具体的には、溝部5の内部に挿入した際に、当該一端部3bおよび他端部3cの互いに突き合わせられる突合せ面BSとは逆側の内面IS、すなわち、固定具6の対向面6a、6bと向き合う内面ISにそれぞれ形成することができる。これにより、一端部3bおよび他端部3cのそれぞれの雌型係合素子4bと、固定具6の対向面6a、6bのそれぞれの雄型係合素子4aとが有効に係合することになる。
なお、一端部3bおよび他端部3cの複数の雌型係合素子4bは、内側に雄型係合素子4aが引っ掛かる環状であればよく、たとえば、図示の実施形態では、楕円形状を有するものとしている。
雌型係合素子4bは、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cの内面ISに直接的に形成することができる他、図4に示すように、表面に雌型係合素子4bが形成されたシート状の面ファスナー部材4cを、一端部3bおよび他端部3cの少なくとも一方、ここでは両方の内面IS上に、縫製、接着もしくは溶着等により固定ないし固着することにより形成することができる。
面ファスナー部材を一端部3bおよび他端部3cに設ける場合、図5に例示するように、一端部3bおよび他端部3cのうち、たとえば一端部3bの面ファスナー部材14cを、その一端部3bから他端部3cに向けて一端部3bの先端から突出させて配置し、その突出部Pで、面ファスナー部材14cの雌型係合素子4bを設けた表面とは逆側の裏面に、雄型係合素子4dを設けることができる。
この面ファスナー部材14cの雄型係合素子4dは、他端部3cの雌型係合素子4bと係合することができ、それにより、被覆材3の一端部3bと他端部3cとの連結を可能にする。なおこの場合、ステアリングホイール本体部2の溝部5に、一端部3bおよび他端部3cを突き合わせて挿入すると、主として一端部3bの雌型係合素子4bが、場合によっては他端部3cの露出する雌型係合素子4bとともに、固定具6の対向面6a、6bの雄型係合素子4aと係合することになる。
図5に示すところでは、面ファスナー部材14cの雄型係合素子4dは、フック先端が被覆材3の被覆部3a側(図5の左側)や被覆材3の先端側(図5の右側)等の様々な方向を向く頭部が入り混じったものとしている。
また、この考案では、上述した面ファスナー4に加えて、図6に示すように、たとえば雄型係合素子7aを有するシート状の端部連結部材7を設けることができる。この端部連結部材7は、その雄型係合素子7aで、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cのそれぞれの雌型係合素子4bに係合することができ、それによって一端部3bと他端部3cとの連結を可能にする。それにより、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを、溝部5内への挿入前に相互に仮留めすることができる。また、この端部連結部材7は、溝部5の内部に挿入する際に、一端部3bおよび他端部3cを保護するとともに、一端部3bと他端部3cとをひとまとめにして、溝部5内への挿入をより容易にすることができる。
図6に示す端部連結部材7では、一端部3bおよび他端部3cと平行な向きのその長さを短くすることにより、雄型係合素子7aを一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bに係合させて取り付けた際に、一端部3bおよび他端部3cの各雌型係合素子4bの一部が、端部連結部材7で覆われずに露出するものとしている。それにより、端部連結部材7を取り付けた状態で、一端部3bおよび他端部3cを溝部5に挿入すると、端部連結部材7が折れ曲がって、面ファスナー部材4cならびに一端部3bおよび他端部3cを外側から包み込むが、一端部3bおよび他端部3cの露出する雌型係合素子4bが、固定具6の雄型係合素子4aと係合することができる。
かかる端部連結部材7を設ける場合、たとえば、図7に示すように、一端部3bおよび他端部3cに設けたそれぞれの面ファスナー部材24cを、一端部3bまたは他端部3cの各先端から突出させて配置し、それらの突出部Pで、一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bと端部連結部材7の雄型係合素子7aとを係合させることが好ましい。
図7に示す被覆材3では、端部連結部材7を取り付けた状態で、一端部3bおよび他端部3cを溝部5に挿入した場合に、端部連結部材7は折れ曲がって、面ファスナー部材24cを挟み込むも、その間に一端部3bおよび他端部3cは挟み込まれないので、被覆材3の、溝部5の内部に挿入される部分の厚みを低減することができる。それに応じて、溝部5の溝幅もまた狭くすることができる。
なおここで、上記の端部連結部材7を設ける場合であっても、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bと、固定具6の雄型係合素子4aとの間での十分強固な係合力を確保するため、図8(a)もしくは(b)に示すように、端部連結部材7を、一端部3bおよび他端部3cの突合せ面BS側に配置することができる。この場合、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cと、溝部5の固定具6の対向面6a、6bとの接触面積を増やすことができる。
図8(a)に示すところでは、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cのそれぞれの、雌型係合素子4bを形成した面ファスナー部材34cを、一端部3bまたは他端部3cの各先端から突出させるとともに、それらの突出部Pのそれぞれを、突合せ面BS側に向けて折り曲げて重ね合せ、その重ね合せた部分を、縫製等により固定している。そして、端部連結部材7は、雄型係合素子7aを、面ファスナー部材34cの重ね合せた部分の、突合せ面BS側の表面の雌型係合素子4bに係合させて取り付ける。
図8(b)に示すところでは、それぞれの面ファスナー部材44cを、一端部3bまたは他端部3cから突出させることなしに、一端部3bまたは他端部3cの各端縁の周りに折り返して、一端部3bまたは他端部3cの突合せ面BS側に延在させ、当該面ファスナー部材44cを、その間に挟んだ一端部3bまたは他端部3cとともに、縫製等により固定している。この場合もまた、一端部3bおよび他端部3cの突合せ面BS側に、面ファスナー部材44cが延在して、そこに雌型係合素子4bが存在することになるので、突合せ面BS側に、端部連結部材7を取り付けることができる。
図8(a)および(b)に示すいずれの被覆材3でも、一端部3bおよび他端部3cの突合せ面BS側に端部連結部材7を取り付けることにより、一端部3bおよび他端部3cの図の上面側は端部連結部材7によって覆われないので、溝部5に挿入した際に、一端部3bおよび他端部3cと固定具6の対向面6a、6bとの接触面積を増加させることができる。
あるいは、図9に例示するように、端部連結部材側を改良することにより、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cと、ステアリングホイール本体部2の固定具6とを強固に係合させることもできる。
図9に示す端部連結部材17は、一端部3bおよび他端部3cの面ファスナー部材4cの全体を覆う程度の長さを有するが、図では上方側を向く表面に雌型係合素子17bを形成するとともに、図では下方側を向く裏面に雄型係合素子17aを形成したものである。そして、この端部連結部材17は、一端部3bおよび他端部3c上に押圧することにより、裏面側の雄型係合素子17aを、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cの雌型係合素子4bと係合させ、突合せ面BSとは逆側の面に取り付けることができる。
この端部連結部材17を取り付けた被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを、図10に示すように、ステアリングホイール本体部2の溝部5の内部に挿入した場合、端部連結部材17は、互いに突き合わせた一端部3bおよび他端部3cならびに面ファスナー部材4cを包み込み、その雌型係合素子17bが、固定具16の雄型係合素子4aに係合する。そのため、この場合は、溝部5の固定具16の雄型係合素子4aと、面ファスナー部材4c上の雌型係合素子4bとが、端部連結部材17を介して係合することになる。ここでもまた、被覆材3への適切な張力の作用下で、被覆材3をステアリングホイール本体部2に装着させるため、被覆材3の一端部3bおよび他端部3cを溝部5の内部に押し込むに際し、薄板状の治具を用いることが効果的である。
なおここで、固定具16は、図11に示すように、たとえば、溝開口5dの近傍の側縁部を、溝部5の幅方向内側に向けて折り曲げて、溝部5の幅方向と平行に延ばすこと等により、溝部5の幅方向内側に向けて突き出る内向きフランジ部16cを設けたものであることが好ましい。これによれば、被覆材3の、たとえば被覆部3a等の意図しない部分が溝部5の内部に入り込むことを有効に防止することができる。
なお、図11に示すところでは、上記の内向きフランジ部16cは固定具16と一体に形成しているが、図示は省略するが、固定具16とは別個の部材を取り付けることにより、内向きフランジ部を設けることも可能である。
被覆材3とステアリングホイール本体部2との密着性を高めるとの観点からは、内向きフランジ部16cの、溝部5の外部を向く外表面は、その周囲のステアリングホイール本体部2の表面と同一平面に位置させることが好ましい。
またここで、ステアリングホイール本体部2の溝部15の溝開口15dには、図12に示すように、溝開口15dの位置で溝壁面15a、15bのそれぞれを隆起させて形成した抜け止め用段差部15eを設け、溝部15のこの抜け止め用段差部15eよりも内側に、固定具6を入り込ませて配置することができる。
この抜け止め用段差部15eにより、固定具6が溝部15の内部から抜け出ることを有効に防止することができるので、溝部15内への固定具6の固定に要する接着剤等が不要となる可能性がある。この抜け止め用段差部15eは、ステアリングホイール本体部2とは異なる部材を取り付けることにより設けることもできる。
上述したような溝部5の内部に配置する固定具6は、図13に示すような固定具用のシート部材61を、溝部5の内面に沿わせて配置することにより構成することができる。
図13に示すシート部材61は、溝部5の溝底5c上に配置される底部62と、その底部62の両側のそれぞれに連続して形成されて、溝部5の各溝壁面5a、5b上に配置される一対の側壁部63a、63bとで構成される複数の固定具セグメント64を、所要の間隔をおいて互いに離隔させて配置するとともに、それらの固定具セグメント64の相互を、連結部分65により、底部62の一部で一体的に連結してなるものである。この連結部分65は、溝部5の幅方向で底部よりも狭い幅とすることができる。
そして、上記の側壁部63a、63bには、雄型係合素子4aが所要の列数および段数で形成されている。なおこのシート部材61では、固定具セグメント64の側壁部63a、63bごとに、雄型係合素子4aは、溝部5の深さ方向に上段、中段および下段の3段で設け、上段および下段にはいずれも4個の雄型係合素子4aを、また中段には5個の雄型係合素子4aを設けている。
このようなシート部材61は、複数の固定具セグメント64の並列方向(図13(a)では左右方向)を、溝部5の長手方向に一致させて、溝部5の内部に配置すると、溝部5の長手方向に、各固定具セグメント64の側壁部63a、63bが相互に距離をおいて断続的に位置することになる。
かかるシート部材61は、たとえば、ステアリングホイール1の周方向に延びる溝部5の内部に配置する場合に、各固定具セグメント64の側壁部63a、63bの間の間隔が、ステアリングホイール1の周方向に沿う湾曲形状の溝部5の深さ方向における長手方向の溝壁長さの違いを吸収するべく機能するので、そのような溝部5の内部に適正に配置することができる。
またこのシート部材61では、図13(b)に示すように、底部62と各側壁部63a、63bとの間の境界部分で、他の部分に比して厚みを薄くして薄肉にすることにより、溝部5の内部に配置された際に折れ曲がりやすくなる屈曲部66を形成している。
図14に示す変形例のシート部材61は、各固定具セグメント64で、一対の側壁部63a、63bのそれぞれの最外縁部に沿って、その最外縁部の厚みを厚くしたリブ67を設けたことを除いて、図13に示すものと同様の構成を有するものである。かかるリブ67は、溝部5の内部に配置された状態で、先述した内向きフランジ部16cとして機能する。
被覆材3を、ステアリングホイール本体部2の周囲に所定の張力で装着させるため、上記のリブ67は、図13(b)に示すように、雄型係合素子4aよりも高さを低くすることが好ましい。
図15に示す他の変形例のシート部材61は、底部62と、その両側の一対の側壁部63a、63bとで構成した複数枚の別個の固定具セグメント64を、所要の間隔をおいて並べて配置し、そして、たとえば底部62の内部に、連結部分としての一本の繋ぎ紐等のシート連結部材65aを通過させること等により、固定具セグメント64の相互を連結したものである。複数枚の別個の固定具セグメント64は、シート連結部材65aを介して隣接している。このようなシート部材61もまた、溝部5の内部に適正に配置することが可能である。
なお以上に述べたシート部材61は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂、又はこれらの熱可塑性樹脂に熱可塑性エラストマーを含有させた組成物を射出成形することにより形成することができるが、これに限定されるものではない。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングホイール本体部
2a シャフト部(ステアリングホイール本体部)
2b リム部(ステアリングホイール本体部)
2c スポーク部(ステアリングホイール本体部)
3 被覆材
3a 被覆部
3b 一端部(端部)
3c 他端部(端部)
4 面ファスナー
4a 雄型係合素子
4b 雌型係合素子
4c、14c、24c、34c、44c 面ファスナー部材
4d 雄型係合素子
5、15 溝部
5a、5b、15a、15b 溝壁面
5c、15c 溝底
5d、15d 溝開口
15e 抜け止め用段差部
6 固定具
6a、6b 対向面
16c 内向きフランジ部
7、17 端部連結部材
7a、17a 雄型係合素子
17b 雌型係合素子
61 固定具用のシート部材
62 底部
63a、63b 側壁部
64 固定具セグメント
65 連結部分
65a シート連結部材
66 屈曲部
67 リブ

Claims (11)

  1. ステアリングホイール本体部2と、前記ステアリングホイール本体部2の外面の少なくとも一部を覆うとともに、端部3b、3cを有する少なくとも一個の被覆材3とを備えるステアリングホイール1であって、
    前記ステアリングホイール本体部2の表面に設けた少なくとも一本の溝部5と、前記溝部5内に設けられ、前記溝部5の対向する各溝壁面5a、5b上に配置した一対の側壁部63a、63bを有する固定具6とを更に備え、
    前記固定具6が、前記側壁部63a、63bの互いに対向する対向面6a、6b上に、雄型係合素子4aを有し、前記被覆材3が、前記溝部5内に挿入された前記端部3b、3cに、前記対向面6a、6bと対向させて設けた雌型係合素子4bを有してなるステアリングホイール。
  2. 前記雄型係合素子4aとして、固定具6の前記対向面6a、6bに連結される基部と、前記基部上に形成された少なくとも一つの頭部とを備える複数個の雄型係合素子4aを、前記固定具6の前記対向面6a、6b上に設け、
    各雄型係合素子4aの前記頭部が、前記溝部5の溝底5c側に向けて延びる部分を有してなる請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記被覆材3の前記端部3b、3cの雌型係合素子4bが、前記溝部5内の固定具6の雄型係合素子4aに直接的に係合してなる請求項1または2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記固定具6が、前記溝部5の溝底5c上で前記一対の側壁部63a、63bの間に配置された底部62を更に有してなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  5. 前記溝部5が、ステアリングホイール1の周方向に延びるものとし、
    前記固定具6が、前記一対の側壁部63a、63bと前記底部62とを有する複数の固定具セグメントを備え、前記複数の固定具セグメントを、ステアリングホイール1の周方向に相互に間隔をおいて配置し、隣接する前記固定具セグメントの相互を、前記底部62で、連結部分により連結してなる請求項4に記載のステアリングホイール。
  6. 前記固定具6に、各側壁部63a、63bと底部62との間に位置する境界部分で、他の部分に比して薄肉とした屈曲部66を設けてなる請求項4または5に記載のステアリングホイール。
  7. 固定具6の前記対向面6a、6bのそれぞれに形成した雄型係合素子4aを、前記溝部5の内部で、固定具6の前記対向面6a、6bのうち、溝開口5d側の部分に位置させてなる請求項1〜6のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  8. 前記溝部5内に挿入される前記被覆材3の二つの端部3b、3cのうちの少なくとも一方の雌型係合素子4bに係合することにより、被覆材3の前記端部3b、3cの相互連結を可能にする端部連結部材7、17を更に備える請求項1〜7のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  9. 前記被覆材3が、表面に前記雌型係合素子4bが形成されて、被覆材3の前記端部3b、3cに固定ないし固着されたシート状の面ファスナー部材14c、24c、34cを備え、
    前記面ファスナー部材14c、24c、34cに、被覆材3の前記端部3b、3cの先端から突出する突出部Pを設けてなる請求項1〜8のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  10. 前記固定具16に、前記溝部5の溝開口5d位置で、溝部5の幅方向内側に向けて突き出る内向きフランジ部16cを設けてなる請求項1〜9のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
  11. 前記ステアリングホイール本体部2の溝部15の溝開口15dに、その溝開口15d位置で溝壁面15a、15bを隆起させて形成した抜け止め用段差部15eを設けてなる請求項1〜10のいずれか一項に記載のステアリングホイール。
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