JP5368575B2 - ボタン及びボタン取付用上金型 - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン及びボタン取付用上金型に関する。
ボタンを生地に取り付ける場合、一般に、水平にした生地の上方にボタンを配置し、生地の下方においてボタン取付部材を下金型に支持させ、ボタン取付部材の軸部を生地に貫通させる。次いで軸部をボタンの取付用開口に通した後、プレス機に連結した上金型を下金型に対して降下させることにより、上金型の底部で軸部を押し潰して加締めるようにしている。従来の上金型の例は、特公昭61−43443号公報、実公平4−2979号公報等に開示される。
しかしながら、従来の上金型の場合、ボタン取付時にボタン取付部材の軸部を押し潰すと、軸部が周方向全域において半径方向外側へと拡張変形する。そのため、例えば生地が厚いと、軸部の半径方向外側への拡張が不足し、十分なボタン取付力及びボタン強度が確保できない場合がある。一方、生地が薄い場合は、軸部が必要以上に半径方向外側に膨出して余肉が発生し、成形性が低下する場合がある。
特公昭61−43443号公報 実公平4−2979号公報
本発明は、生地等の厚さに関わらず、十分なボタン取付力及びボタン強度を得ることができ、成形性に優れたボタン及びこのボタンを製造するためのボタン取付用上金型を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は一側面において、第1主面及び第1主面と対向する第2主面を有するシートの第1主面上に配置され、第1主面上に開口を備えるボタン本体と、第2主面上に配置された基部、及び基部から突出し第2主面から開口を通って第1主面側へ貫通する軸部を備える取付部材とを備え、軸部の端部が、開口を覆ってボタン本体上に配置された板状のベース部と、ベース部の表面上にベース部と一体に形成され、ベース部の中心部から外周方向へ放射状に延びる複数のリブとを備えるボタンが提供される。
本発明に係るボタンは一実施形態において、ベース部の表面上に、ベース部及びリブと一体に形成され、ベース部の外周と同心円状に配置された環状リブを更に備える。
本発明は別の一側面において、第1主面及び第1主面と対向する第2主面を有するシートの第1主面上に配置され、第1主面上に開口を備えるボタン本体と、第2主面上に配置された基部、及び基部から突出し、第2主面から開口を通って第1主面側へ貫通する軸部を備える取付部材とを備え、軸部の端部が、開口を覆ってボタン本体上に配置された板状のベース部と、ベース部と一体に形成され、ベース部の外周縁にベース部から放射状に突出する複数のリブとを備えるボタンが提供される。
本発明に係るボタンは一実施形態において、複数のリブの厚みが、ベース部の厚みよりも薄い。
本発明は更に別の一側面において、第1主面及び第1主面と対向する第2主面を有するシートの第1主面上に、開口を有するボタン本体を配置し、第2主面上に基部と基部から突出する軸部とを備える取付部材を配置し、軸部を開口に貫通させて第1主面側に突出させ、第1主面側に突出した軸部の端部を加締めるためのボタン取付用上金型であって、軸部を加締めるために軸部と接触する作用底部を備え、作用底部が、作用底部の外周を定義する周縁部上に配置された複数の周縁凹部と、周縁部の内側に配置され、加締め時に軸部の半径方向外側への拡張を許容する拡張許容部と、周縁部の周方向に沿って互いに離間して設けられ、周縁部において周縁凹部よりも取付用上金型の長手方向に突出する複数の周縁凸部とを備えるボタン取付用上金型が提供される。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、周縁凸部が周縁部から拡張許容部に向かって突出している。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、周縁凸部の厚みが、周縁部から拡張許容部に向かって徐々に厚くなるように形成されている。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、拡張許容部は、作用底部の中心から周縁部に向けて拡がる凹状の溝である。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、拡張許容部が、作用底部の中心部において上方に凹となる中心凹部と、中心凹部の周囲において環状に上方に凹となる環状凹部と、中心凹部と環状凹部の境界において相対的に下方に凸となる環状凸部とを備える。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、拡張許容部が、加締め時に軸部を押圧する拡張作用面と、拡張作用面の外周に沿って配置された側壁部とを備える。
本発明に係るボタン取付用上金型は一実施形態において、拡張作用面が、側壁部に沿って上下に移動可能である。
本発明によれば、生地等の厚さに関わらず、十分なボタン取付力及びボタン強度を得ることができ、成形性に優れたボタン及びこのボタンを製造するためのボタン取付用上金型が提供できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るボタンを破断して示す斜視図である。 図2は、第1の実施の形態に係るボタンを示す正面図である。 図3は、第1の実施の形態に係るボタンを示す断面図である。 図4は、第1の実施の形態に係るボタンの変形例を示す断面図である。 図5は、第1の実施の形態に係るボタンの軸部を加締めて変形させるための上金型を示す斜視図である。 図6は、図5に示す上金型の正面図である。 図7は、第1の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その1)である。 図8は、第1の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その2)である。 図9は、第1の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その3)である。 図10は、第1の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その4)である。 図11は、本発明の第2の実施形態に係るボタンを破断して示す斜視図である。 図12は、第2の実施の形態に係るボタンを示す正面図である。 図13は、第2の実施の形態に係るボタンを示す断面図である。 図14は、第2の実施の形態に係るボタンの軸部を加締めて変形させるための上金型を示す斜視図である。 図15は、図14に示す上金型の正面図である。 図16は、第2の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その1)である。 図17は、第2の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その2)である。 図18は、第2の実施の形態に係るボタンの組立工程図(その3)である。 図19は、第1の実施の形態の変形例に係るボタンの一部拡大図である。 図20は、第1の実施の形態の変形例に係る上金型の斜視図である。 図21は、第2の実施の形態の変形例に係るボタンの一部拡大図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載においては、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。なお以下に示す実施の形態はこの発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は構成部品の構造、配置、材質等を下記のものに特定するものではない。
(第1の実施の形態)
−ボタン−
本発明の第1の実施の形態に係るボタンは、図1〜図3に示すように、第1主面1a及び第1主面1aと対向する第2主面1bを有するシート1の第1主面1a上に配置され、開口24Aを備えるボタン本体20と、第2主面1b上に配置された基部31及び基部31から突出し第2主面1bから開口24Aを通って第1主面1a側へ貫通する軸部32を備える取付部材30とを備える。
図1〜3は、ボタン本体20として、雌スナップボタン20Aを用いた場合の一例を示す。雌スナップボタン20Aは、図示しない雄スナップの係合凸部を着脱自在に受け入れるための係合凹部21Aを規定する円筒状の側部22A及び円板状の底部23Aを含む。底部23Aの中央には底部23Aを貫通する開口24A(図3参照)が設けられており、この開口24Aから軸部32の端部32aが第1主面1a側に突出している。
取付部材30は一般に樹脂製であり、具体例としては、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、環状ポリオレフィン(COP)等を挙げることができる。真鍮、アルミニウム合金等の金属製であってもよい。図7に示すように、基部31は円盤状を有しており、加締め前の軸部32は、基部31の中心から上方に延びて先細りする形状を有している。
図1に示すように、軸部32の端部32aは、開口24A及び底部23Aの一部を覆ってボタン本体20上に配置された板状のベース部321aと、ベース部321aの表面上にベース部321aと一体に形成され、ベース部321aの中心部から外周方向へ放射状に延びる複数のリブ322aとを備える。ベース部321aの平面形状は特に制限されず、例えば楕円形、矩形、多角形など様々な形状が採用できる。図2に示すように、ベース部321aの平面形状を雌スナップボタン20Aの外形と合わせて円形状とすることにより、外観意匠性に優れたボタンが提供できる。ベース部321aの厚みは、固定対象とするシートの厚みに応じて種々に変更可能である。複数のリブ322aは、図2に示すように、ベース部321aの円周方向に沿って約60度間隔毎に6箇所形成されている。リブ322aの数は6箇所に限定されず、例えば約45度間隔で8箇所形成しても良い。或いは、約72度間隔で5箇所形成しても良い。リブ322aの厚みは、図1に示すように、ベース部321aの中央から半径方向外側に向かって徐々に薄くなるように形成されている。ベース部321aの表面中心部には、リブ322aの基端に連結され、ベース部321aの外周と同心円状に配置された環状リブ323aを更に備える。環状リブ323aは、ベース部321a及びリブ322aと一体に形成されている。
ボタン本体20の形状は、図1〜図3に示す例に限られず、他にも様々な形状が用いられる。例えば図4に示すように、ボタン本体20として雄スナップボタン20Bを用いてもよい。雄スナップボタン20Bは、図示しない雌スナップの係合凹部へ着脱自在に受け入れられるための係合凸部21Bを規定する円筒状の側部22B及び円板状の底部23Bを含む。底部23Bの中央には開口24Bが設けられており、この開口24Bから軸部32の端部32aが突出している。
シート1としては、生地の他にも、皮革類、紙、合成樹脂、又はゴム製の薄板など、シート状のものであれば特に限定されない。また、本発明では、ボタン本体20が取り付けられる側の表面を第1主面1a、取付部材30が取り付けられる側の表面を第2主面1bとして定義しているが、ボタン本体20が取り付けられる側の表面を第2主面1b、取付部材30が取り付けられる側の表面を第1主面1aとしてもよいことは勿論である。
第1の実施の形態に係るボタンによれば、ボタン本体20の係合凹部21Aの中に、ベース部321aと一体化した複数のリブ322aが配置される。複数のリブ322aは、ベース部321a上に放射状に配置されるため、ベース部321aの表面全体を補強できる。その結果、生地厚が厚い場合でも破損が生じにくく、十分なボタン取付力及びボタン強度を持つボタンが提供できる。また、複数のリブ322aは、ベース部321a上で放射状に延びているため、成形性及び外観意匠性も向上する。
−ボタン取付用上金型−
第1の実施の形態に係るボタン取付用上金型10A(以下単に「上金型10A」ともいう)は、図5に示すように、軸部32(図7参照)を加締めるために軸部32の先端32dと接触する作用底部11Aを備える。作用底部11Aは、作用底部11Aの外周を定義する周縁部12A上に配置された複数の周縁凹部15Aと、周縁部12Aの内側(作用底部11A中央)に配置された拡張許容部13Aと、周縁部12Aの周方向に沿って互いに離間して設けられた複数の周縁凸部14Aとを備える。
拡張許容部13Aは、周縁部12Aの内側に位置し、作用底部11Aの中心から周縁部12Aに向けて拡がる凹状の溝(空間)である。拡張許容部13Aは、加締め時に、軸部32の先端32d(図7参照)と接触して軸部32の先端32dの変形を受け入れ、軸部32の先端32dを半径方向外側へ大きく拡張させるための拡張案内領域として機能する。拡張許容部13Aは、作用底部11Aの中心部において上方に凹となる中心凹部131aと、中心凹部131aの周囲において環状に上方に凹となる環状凹部133aと、中心凹部131aと環状凹部133aの境界において相対的に下方に凸となる環状凸部132aとを備える。
図7に示すように、作用底部11Aにおいて中心凹部131aと環状凹部133aは上方に凹となり、その深さはほぼ等しい。中心凹部131aの断面は逆U字形状であり、環状凹部133aの(一つの半径に沿う)断面は鈍角二等辺三角形状であり、その頂角が潰れて環状凹部133aの底端1333が平坦になっている。また、環状凸部132aの頂端は、わずかに丸みが付けられる。
図5に示すように、周縁凹部15Aと周縁凸部14Aは、周縁部12A上において周縁部12Aの周方向に沿って交互に並んで配置されている。周縁凹部15A及び周縁凸部14Aの数は特に制限されない。周縁凸部14Aは、周縁凹部15Aよりも上金型10Aの長手方向(図5の矢印方向)に突出するように配置されている。周縁凸部14Aは更に、周縁部12Aから拡張許容部13A(作用底部11A中央部)に向かって突出している。周縁凹部15Aは、軸部32の加締め時に、軸部32の半径方向外側への拡張を許容する部分として働く。周縁凸部14Aは、加締め時に軸部32の半径方向外側への拡張を制限する部分として働く。
図6に示すように、周縁凸部14Aの底面14aは、作用底部11Aの中心に向かって円周方向の幅が徐々に狭くなる形状(略三角形状)を有しており、作用底部11Aの中央側に位置する頂部14bが丸みを帯びた形状をしている。図6に示す例では、周縁凸部14Aの底面14aは、上金型の長さ方向と直交する水平面上にそれぞれ配置されているが、これに限定されない。図5に示すように、周縁凸部14Aの厚み(上金型10Aの長手方向と平行な長さ)は、周縁部12Aから拡張許容部13A(作用底部11Aの中心)に向かって徐々に厚くなるように形成されている。
周縁凹部15Aは、周縁部12Aに沿った帯状の底面である。この底面は、作用底部11Aの中心に向けて上り傾斜する斜面としてもよいし、周縁凸部14Aの底面と平行な平面としてもよい。
−取付方法−
次に、図5のボタン取付用上金型10Aを使用しての雌スナップボタン20Aをシート1へ取り付ける取付工程を説明する。図7は、雌スナップボタン20Aをシート1の一例である生地に取り付ける直前の主要構成の上下方向(軸方向)の配置状態を示し、上から、ボタン取付用上金型10A、雌スナップボタン20A、シート1、取付部材30、及び、取付部材30を支持させる下金型40を示す。下金型40は、その上面に、取付部材30の基部31を受け入れ可能な支持凹部41を有し、この支持凹部41に取付部材30を載置すると、取付部材30の軸部32の軸線が上金型10Aの軸線と合致するようになっている。
図8の取付初期段階において、取付部材30の軸部32がシート1を貫通した後、雌スナップボタン20Aの開口24Aを通って、上方の雌スナップボタン20Aの係合凹部21A側へと貫通する。次いで、図9に示すように、上金型10Aを降下させ(下金型40が上昇する場合もある)作用底部11Aの中心凹部131a内に、取付部材30の軸部32の先端32dを収容させる。これにより、取付部材30の調心が自動的に行われる。ここから上金型10Aを更に降下させると、作用底部11Aの環状凸部132aが軸部32へ食い込む。これを先頭に、作用底部11Aが軸部32を図10に示すように雌スナップボタン20Aの底部23Aの上面(底面)23A’に対して押し潰し、これにより、雌スナップボタン20Aがシート1上に固定される。この軸部32の加締め時において、軸部32は雌スナップボタン20Aの底部23A’上において開口24Aを超えて半径方向外側へと拡張し、この外側拡張許容部分を環状凹部133aが受け入れつつ押し潰すが、この軸部32の半径方向外側への拡張は、図5に示す6つの周縁凸部14Aに突き当たって、周方向で隣り合う2つの周縁凸部14A間の環状凹部133a及び周縁凹部15Aにおいてより大きく半径方向外側に膨出する。
なお、周縁凸部14Aは、図5に示すように、作用底部11Aの中心から周縁部12Aに向けて徐々に厚みが薄くなるように形成されており、図6に示すように、頂部14bが丸みを帯びている。このため、周縁凸部14Aの存在が、軸部32の半径方向外側への変形の抵抗にはほとんどならない。また、軸部32の端部32aの形状は作用底部11Aの凹凸形状に合致する。このように、加締め後の軸部32の端部32aは環状凹部133aに対応する半径方向外側への拡張が大きい部分(リブ322a)と周縁凸部14Aに対応する拡張が小さい部分(図示せず)とが周方向に交互になり、その外観は、図1に示すように6つのリブを有する放射形状(花びら形状)となる。
このように、第1の実施の形態に係るボタン取付用上金型を用いた取付方法によれば、例えば、シート1が厚い場合でも、取付部材30の軸部32を周縁凸部14A間に集めて半径方向外側に比較的大きく変形させることができるため、必要なボタン取付力を確保できる。また、シート1が薄い場合でも、軸部32の半径方向外側への変形が周方向に分散されて加締めに要する力が小さくて済むため、プレス機の負荷が大きくなることがない。
(第2の実施の形態)
−ボタン−
本発明の第2の実施の形態に係るボタンは、図11〜図13に示すように、第1主面1a及び第1主面1aと対向する第2主面1bを有するシート1の第1主面1a上に配置され、第1主面1a上に開口24Aを備えるボタン本体20Aと、第2主面1b上に配置された基部31及び基部31から突出し、第2主面1bから開口24Aを通って第1主面1a側へ貫通する軸部32を備える取付部材30とを備える。
図11〜13は、ボタン本体20として、雌スナップボタン20Aを用いた場合の一例を示す。雌スナップボタン20Aは、図示しない雄スナップの係合凸部を着脱自在に受け入れるための係合凹部21Aを規定する円筒状の側部22A及び円板状の底部23Aを含む。底部23Aの中央には底部23Aを貫通する開口24A(図16参照)が設けられており、この開口24Aから軸部32の端部32b(図13参照)が第1主面1a側に突出している。
取付部材30は一般に樹脂製であり、具体例としては、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、環状ポリオレフィン(COP)等を挙げることができる。真鍮、アルミニウム合金等の金属製であってもよい。図16に示すように、基部31は円盤状を有しており、加締め前の軸部32は、基部31の中心から上方に延びて先細りする形状を有している。
図11に示すように、軸部32の端部32bは、開口24A(図示せず)及び底部23Aの一部を覆ってボタン本体20上に配置された板状のベース部321bと、ベース部321bの外周縁にベース部321bと一体に形成され、ベース部321bの外周縁から放射状に突出する複数のリブ322bとを備える。ベース部321bの平面形状は特に制限されず、例えば楕円形、矩形、多角形など様々な形状が採用できる。図12に示すように、ベース部321bを円板状とすることにより、外観意匠性に優れたボタンが得られる。ベース部321bの厚みは、固定対象とするシートの厚みに応じて種々に変更可能である。複数のリブ322bは、平面形状が半円状又は半楕円状であり、ベース部321bの外周縁において外周方向に約60度間隔毎に6箇所それぞれ離間して形成されている。リブ322bの数は6箇所に限定されず、例えば約45度間隔で8箇所形成しても良い。或いは、約72度間隔で5箇所形成しても良い。リブ322bは、ベース部321bよりも厚み(生地の厚さ方向)が薄く形成されている。図は省略したが、雌スナップボタン20Aの代わりに雄スナップボタンを用いてもよいことは勿論である。シート1としては、生地の他にも、皮革類、紙、合成樹脂、又はゴム製の薄板など、シート状のものであれば特に限定されない。
第2の実施の形態に係るボタンによれば、ボタン本体20の係合凹部21Aの中に、ほぼ平坦な板状のベース321bと、このベース部321bと一体化した複数のリブ322bが配置される。ベース部321bと複数のリブ322bとによってボタン本体と取付部材30が密に固定されるため、生地厚が厚い場合でも、破損が生じにくく、十分なボタン取付力及びボタン強度を持つボタンが提供できる。また、成形性も良くなり、外観意匠性も向上する。
−ボタン取付用上金型−
第2の実施の形態に係るボタン取付用上金型10B(以下単に「上金型10B」ともいう)は、図14に示すように、軸部32を加締めるために軸部32の先端32d(図16参照)と接触する作用底部11Bを備える。作用底部11Bは、作用底部11Bの外周を定義する周縁部12B上に沿って配置された複数の周縁凸部14Bと、複数の周縁凸部14Bの間に、周縁部12Bに沿ってそれぞれ離間して配置された周縁凹部15Bと、周縁部12Bの内側(作用底部11B中央)に配置され、加締め時に軸部32の半径方向外側への拡張を許容する拡張許容部13Bとを備える。
拡張許容部13Bは、周縁部12Bの内側に位置し、作用底部11Bの中心から周縁部12Bに向けて拡がる凹状の溝(空間)である。拡張許容部13Bは、加締め時に、軸部32を半径方向外側へ大きく拡張させるための拡張案内領域として機能する。拡張許容部13Bは、軸部32と接する平坦な押圧面である拡張作用面131bと拡張作用面131bの外周に沿って形成された側壁部132bとを備える。図16に示す例では、上金型10Bは、中心部に設けられた柱状の部材100と、部材100を内部に収容する筒状の部材101とから構成されている。この場合、部材100の底面が拡張作用面131bであり、部材101の内側の側壁が側壁部132bである。拡張作用面131bは、側壁部132bに沿って上下に移動可能である。例えば拡張作用面131bは、加締め前は図14に示すように周縁凹部15Bの底面よりも深い位置に配置される。加締め時には、軸部32が拡張作用面131bと接触し、軸部32をより変形させるために、拡張作用面131bが周縁凹部15Bの底面に接近するように側壁部132bに沿って移動する(図18参照)。
図14に示すように、周縁凹部15Bと周縁凸部14Bは、周縁部12Bの周方向に沿って交互に並んで配置されている。周縁凸部14Bは、周縁凹部15Bよりも上金型10Bの長さ方向(矢印方向)に突出するように配置されている。周縁凹部15Bは、軸部32の加締め時に、軸部32の半径方向外側への拡張を許容する部分として働く。周縁凸部14Bは、加締め時に軸部32の半径方向外側への拡張を制限する部分として働く。
図15に示すように、周縁凹部15Bは、周縁部12Bに沿った帯状の底面である。この底面は、作用底部11Bの中心に向けて上り傾斜する斜面としてもよいし、周縁凸部14Bの底面と平行な平面としてもよい。周縁凹部15Bは、筒状又は円柱状の上金型10Bの円周方向に沿って約60度間隔毎に6箇所形成されている。周縁凹部15Bの数は6箇所に限定されず、例えば約45度間隔で8箇所形成しても良い。或いは、約72度間隔で5箇所形成しても良い。
−取付方法−
次に、図14のボタン取付用上金型10Bを使用しての雌スナップボタン20Aのシート1への取付工程を説明する。図16は、雌スナップボタン20Aをシート1の一例である生地に取り付ける直前の主要構成の上下方向(軸方向)の配置状態を示し、上から、ボタン取付用上金型10B、雌スナップボタン20A、シート1、取付部材30、及び、取付部材30を支持させる下金型40を示す。下金型40は、その上面に、取付部材30の基部31を受け入れ可能な支持凹部41を有し、この支持凹部41に取付部材30を載置すると、取付部材30の軸部32の軸線が上金型10Bの軸線と合致するようになっている。
取付初期段階において、取付部材30の軸部32がシート1を貫通した後、雌スナップボタン20Aの開口24Aを通って、上方の雌スナップボタン20Aの係合凹部21A側へと貫通する。次いで、図17に示すように、上金型10Bを降下させ(下金型40が上昇する場合もある)作用底部11Bの拡張許容部13B内に取付部材30の軸部32を収容させる。ここから上金型10Bを更に降下させる(或いは拡張作用面131bを側壁部132bに沿って降下させる)と、図18に示すように、拡張作用面131bが軸部32の先端32dを押し潰す。これにより、軸部32は雌スナップボタン20Aの底部23Aの底面23A’上において開口24A上で半径方向外側へと拡張し、この外側拡張許容部分の一部を周縁凹部15Bが受け入れつつ押し潰すことにより、周縁凹部15B内にリブ322bが形成され、雌スナップボタン20Aがシート1上に固定される。第2の実施の形態に係るボタン取付用上金型を用いた取付方法によれば、シート1が厚い場合でも、取付部材30の軸部32を拡張許容部13Bに集めるとともに、余肉を周縁凹部15Bに拡張させて変形方向外側に比較的大きく変形させることができるため、必要なボタン取付力を確保できる。また、シート1が薄い場合でも、軸部32の半径方向外側への変形が周方向に分散され、加締めに要する力が小さくて済むため、プレス機の負荷が大きくなることがない。
(その他の実施の形態)
上記のように本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。例えば、図5に示す上金型10Aの周縁凹部15Aと拡張許容部13Aとの間には、周縁凹部15Aと拡張許容部13Aとの境界を定義する縁151が形成されているがこれに限定されない。例えば、図5に示す帯状の底面を、拡張許容部13Aへ向けて徐々に上り傾斜させる斜面形状とし、帯状の底面部分の端を、縁151を形成することなく環状凹部133aと一体且つ連続するように形成してもよい。
図1に示す環状リブ323aは無くても構わない。即ち、図19に示すように、軸部32の端部32aは、開口24A(図示せず)及び底部23Aの一部を覆ってボタン本体20(図示せず)上に配置され、中心部が隆起した板状のベース部321aと、ベース部321aの表面上にベース部321aと一体に形成され、ベース部321aの中心部から外周方向へ放射状に延びるリブ322aとから構成されるボタンであっても構わない。リブ322aの外側端部が、ベース部321aの外周上に位置する必要はなく、リブ322aの外側端部がベース部321aの外周よりも内側に位置していてもよい。
図5に示す中心凹部131a、環状凸部132a及び環状凹部133aは無くても構わない。即ち、図20に示すように、上金型10Cの拡張許容部13Cが、加締め時に軸部32の先端32dを押圧する押圧面となる拡張作用面131cと拡張作用面131cの周囲に配置された拡張周縁面132cとから構成されていても構わない。この場合、拡張作用面131cは表面が平面状であっても曲面状であっても良い。拡張周縁面132cは、拡張作用面131cから周縁部12Cに向けて凹状に拡がる曲面又は傾斜面とすることができる。
図11に示す例では、軸部32の端部32bのリブ322bの厚みが、ベース部321bよりも薄く形成されている。しかしながら、図21に示すように、軸部32の端部32cのリブ322cとベース部321cとの厚みを同一としても良いことは勿論である。また、図16に示す部材100と部材101とは、一体に形成されてもよい。更に、図17に示すように、上金型10Bの拡張作用面131bは、図面上では側壁部132bと垂直な平面として示されているが、製造するボタンの形状に応じて、断面が逆U字状の曲面を有していてもよい。
このように、本発明はここでは明示していない様々な態様を含むことは勿論であり、実施段階においてはその要旨を逸脱しない範囲において変形して具体化され得る。
1…シート
1a…第1主面
1b…第2主面
10A、10B…ボタン取付用上金型
11A、11B…作用底部
12A、12B…周縁部
13A、13B…拡張許容部
14A、14B…周縁凸部
15A、15B…周縁凹部
20…ボタン本体
20A…雌スナップボタン
20B…雄スナップボタン
21A…係合凹部
21B…係合凸部
22A、22B…側部
23A、23B…底部
24A、24B…開口
30…取付部材
31…基部
32…軸部
321a、321b…ベース部
322a、322b…リブ
323a…環状リブ
40…下金型
41…支持凹部

Claims (7)

  1. 第1主面(1a)及び前記第1主面(1a)対向する第2主面(1b)を有するシート(1)の前記第1主面(1a)上に配置され、前記第1主面(1a)上開口(24A、24B)を備えるボタン本体(20)と、
    前記第2主面(1b)上に配置された基部(31)、及び前記基部(31)から突出して前記ボタン本体(20)の前記開口(24A、24B)を通る軸部(32)にして、前記第2主面(1b)側から前記第1主面(1a)側へ前記シート(1)を貫通する軸部(32)を備える取付部材(30)とを備え、
    前記軸部(32)の端部(32a、32b)が、
    前記開口(24A、24B)を覆って前記ボタン本体(20)上に配置された板状のベース部(321a)にして、前記ボタン本体(20)上の当該板状のベース部(321a)の厚みを規定する表面を有するベース部(321a)と、
    前記ベース部(321a)の前記表面上に凸状に設けられ、かつ前記ベース部(321a)と一体に形成された複数のリブ(322a)であって前記ベース部(321a)の前記表面上を前記ベース部(321a)の中心部から外周方向へ放射状に延びる複数のリブ(322a)と
    を備えるボタン。
  2. 前記複数のリブ(322a)が5つ以上のリブ(322a)を含み、当該5つ以上のリブ(322a)が、等しい角度間隔をあけて前記ベース部(321a)の前記表面上を前記ベース部(321a)の中心部側から前記外周方向へ放射状に延びる、請求項1に記載のボタン。
  3. 前記ベース部(321a)の前記表面上の前記リブ(322a)の厚みが、前記ベース部(321a)の中心部側から前記外周方向へ漸減する、請求項1又は2に記載のボタン。
  4. 前記ベース部(321a)の表面上に、前記ベース部(321a)及び前記リブ(322a)と一体に形成され、前記ベース部(321a)の円形状の外周と同心円状に配置された環状リブ(323a)を更に備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載のボタン。
  5. 第1主面(1a)及び前記第1主面(1a)と対向する第2主面(1b)を有するシート(1)の前記第1主面(1a)上に、開口(24A、24B)を有するボタン本体(20)を配置し、前記第2主面(1b)上に基部(31)と前記基部(31)から突出する軸部(32)とを備える取付部材(30)を配置し、前記軸部(32)を前記開口(24A、24B)に通して第1主面(1a)側に突出させ、前記第1主面(1a)側に突出した前記軸部(32)の端部(32a、32b)を加締めるためのボタン取付用上金型(10A、10B)であって、
    前記軸部(32)を加締めるために前記軸部(32)と接触する作用底部(11A、11B)を備え、前記作用底部(11A、11B)が、
    前記作用底部(11A、11B)の外周を定義する周縁部(12A、12B)上に配置された複数の周縁凹部(15A、15B)と、
    前記周縁部(12A、12B)の内側に配置され、加締め時に前記軸部(32)の半径方向外側への拡張を許容する拡張許容部(13A、13B)と、
    前記周縁部(12A、12B)の周方向に沿って互いに離間して設けられ、前記周縁部(12A、12B)において前記周縁凹部(15A、15B)よりも取付用上金型(10A、10B)の長手方向に突出する複数の周縁凸部(14A、14B)と
    を備え
    前記周縁凸部(14A)夫々が、更に前記周縁部(12A)から前記拡張許容部(13A)に向かって突出し、
    前記周縁凸部(14A)夫々の厚みが、前記周縁部(12A)から前記拡張許容部(13A)に向かって徐々に厚くなるように形成される、ボタン取付用上金型。
  6. 前記拡張許容部(13A)は、前記作用底部(11A)の中心から前記周縁部(12A)に向けて拡がる凹状の溝である請求項5に記載のボタン取付用上金型。
  7. 前記拡張許容部(13A)が、
    前記作用底部(11A)の中心部において上方に凹となる中心凹部(131a)と、
    前記中心凹部(131a)の周囲において環状に上方に凹となる環状凹部(133a)と、
    前記中心凹部(131a)と前記環状凹部(133a)の境界において相対的に下方に凸となる環状凸部(132a)と
    を備える請求項に記載のボタン取付用上金型。
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