JP5305736B2 - 回転陽極型x線管 - Google Patents

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Description

この発明は、液体潤滑液を用いた動圧滑り軸受けを有する回転陽極型X線管に関する。
一般に、X線管装置は、医療診断システム及び工業診断システム等に用いられている。X線管装置は、X線を放射する回転陽極型X線管と、ステータコイルと、これら回転陽極型X線管及びステータコイルを収容した筐体とを備えている。
回転陽極型X線管は、固定軸と、この固定軸に回転可能に設けられ、ステータコイルからの磁界で回転される回転体と、この回転体の端部に継手を介して設けられ、回転体と共に回転される陽極ターゲットと、この陽極ターゲットに対向配置され、陽極ターゲットに電子ビームを射突させて陽極ターゲットからX線を発生させる陰極と、これら回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容した真空外囲器とから構成されている。固定軸及び回転体間の隙間には、潤滑液としての液体金属が充填された動圧すべり軸受が形成され、回転体の回転時に、固定軸及び回転体間の液体金属には、動圧が発生されて回転体が回転可能に支持されている。
動圧すべり軸受には、特許文献1に開示されるような回転軸をラジアル方向に沿って軸支するラジアル軸受け並びに回転軸をスラスト方向(軸心方向)に沿って軸支するスラスト軸受けがある。ラジアル軸受けに加えてスラスト軸受けを備えた回転陽極X線管には、特許文献2〜特許文献6に開示されるように、固定軸にラジアルすべり軸受よりも大径部を有し、その軸方向の面をスラスト軸受として回転体をスラスト支持する構造が知られている。
また、動圧すべり軸受に供給される潤滑液を貯蔵する空間を有する回転陽極X線管が特許文献7〜特許文献9に知られている。
上述した特許文献に開示された回転陽極X線管では、回転時に液体潤滑液を引き込む溝、例えば、ヘリングボーンパターンの螺旋溝が固定軸に形成され、回転体は、この固定軸を構成する筒状部材に嵌合されている。筒状部材の円筒内面との間に小間隙が設けられて円柱状の軸受対向部が形成され、互いに隣接する軸受対向部の間に、円柱状軸受対向部より細い径を有し、筒状部材の円筒内面との間に比較的大きな間隙が与えられている。円柱状軸受対向部には、上述した螺旋溝が形成されて動圧すべり軸受けに形成され、小径部分と筒状部材の円筒内面との間のスペースは、円柱状軸受対向部の焼きつきを防止するために、潤滑液を十分に貯蔵する機能が与えられている。
特許第3139873号 特公平3−77617号 特許第2960085号 特許第2851097号 特許第2960089号 特許第3410882号 特許第3139873号 特開2001−276034号 特開2005−69375号 特開平10−122229号公報
動圧すべり軸受を備える回転陽極X線管では、回転体の起動時において、軸受部への潤滑液の供給不足により潤滑液の動圧効果が十分に得られず、回転体と固定軸とが部分的に接触する所謂かじりと称する現象が生じる虞がある。そのような潤滑不良を未然に防ぐために、特許文献7〜特許文献9では、軸受部に連通する潤滑液貯蔵部が設けられている。しかし、各軸受部に対して潤滑液貯蔵部を設けることは、X線管の軸長が増大されてX線管が大型化される問題がある。また、潤滑液貯蔵部を設ける為に固定軸が小径化されて固定軸が低剛性化される虞があり、潤滑液貯蔵部を設ける位置は限定される。固定軸が大径部を有し、その軸方向の面をスラスト軸受として、回転体のスラスト支持をするX線管では、潤滑液貯蔵部がスラスト軸受部に十分近い位置にないため、起動時の潤滑液の供給がスムーズに行われず、軸受部で回転体と固定軸のかじりが生じる虞がある。
また、シール近傍に潤滑液貯蔵部を設ける場合、回転体の回転時において、回転体の振動により軸受から流出する潤滑液の液量に偏りが生じ、シール側の貯蔵部に潤滑液が集中すると、シールから潤滑液が漏洩する虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされてものであり、その目的は、回転体と固定軸がかじり接触することなく、回転体の安定した回転運動が可能な信頼性の高い陽極回転型X線管を提供することにある。
この発明によれば、
電子ビームが照射されてX線を発生するターゲットを備えている回転陽極と、
回転中心軸を有し、当該回転陽極を支持し、中空筒状部を定める円筒内面及びこの内面からステップ状に広がる拡張部を有する回転体と、
前記中空筒部に挿入され、前記回転体を回転可能に支持する固定軸であって、前記円筒内面に第1の間隙を空けて対向される対向面を備える第1の柱状軸受部、前記間隙に供給される潤滑液を貯蔵する第1の潤滑液貯蔵部、前記第1の柱状軸受部と一体化され、この第1の柱状軸受部よりも大きな径を有し、前記拡張部の面に第2の間隙を空けて対向する第1の端面並びにこの第1の端面とは反対側の第2の端面を有する大径柱状部及びこの第2の軸受部に設けられ、前記潤滑液を貯蔵する第2の潤滑液貯蔵部を備える固定軸と、
前記円筒内面及び前記対向面の少なくとも一方に形成されているラジアル用軸受溝及び前記第1の間隙に充填された潤滑液で前記対向面上に形成されるラジアル軸受と、
前記拡張部の面及び前記第1の端面の少なくとも一方に形成されている第1のスラスト軸受溝及び前記第2の間隙に充填された前記潤滑液で前記端面上に形成される第1のスラスト軸受と、
前記回転体に設けられ、この回転体の回転時に前記潤滑液を前記第2の潤滑液貯蔵部に戻して前記固定軸と前記回転体との間からの前記潤滑液の漏洩を防止するシール部であって、前記第2の端面に第3の間隙を空けて対向する第3の端面を有するシール部と、
前記第2の端面及び前記第3の端面の少なくとも一方に形成されている第2のスラスト軸受溝及び前記第3の間隙に充填された前記潤滑液で前記端面上に形成される第2のスラスト軸受と、
を具備し、
前記第1の潤滑液貯蔵部と前記第2の潤滑液貯蔵部とを連通して前記潤滑液を流通させる為の循環孔及び前記第2の潤滑液貯蔵部に前記前記第3の間隙を連通させて前記潤滑液を前記第2のスラスト軸受に供給する給液孔が前記固定軸に形成されていることを特徴とする回転陽極型X線管が提供される。
第1の潤滑液貯蔵部と第2の潤滑液貯蔵部とを連通する循環孔が設けられ、また、第1のスラスト軸受部と第2の潤滑液貯蔵部とを連通する給液孔が設けられ、回転体起動時に第2の潤滑液貯蔵部から潤滑液が速やかに第1のスラスト軸受部に供給される。また、回転時に第2の潤滑液貯蔵部に潤滑液が集中した場合でも、循環孔及び給液孔を介して軸受及び/又は第1の潤滑液貯蔵部に潤滑液を移動させることができる。従って、潤滑液のバランスを常に均一に保ち、シール部から潤滑液が漏洩することを確実に防止することができる。
したがって、本発明によれば、回転体と固定軸がかじることなく、回転体の安定した回転運動し、シールから潤滑液の漏洩のない信頼性の高い陽極回転型X線管を提供することができる。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係る陽極回転型X線管を説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る片持ち軸受構造を有する回転陽極型X線管を示している。回転陽極型X線管1は、回転磁界を発生するステータコイル2とともにX線管装置の筐体(図示せず)に収納されている。回転陽極型X線管1は、簡略化して破線で示されている真空外囲器4を備え、真空外囲器4の外周には、回転磁界を発生するステータコイル2が配置されている。真空外囲器4内は、真空に維持され、真空外囲器4内には、回転陽極型X線管1の中心軸6に沿って固定軸10が配置され、この固定軸10の軸部14が固定部8に固定されて固定軸10が片持ち支持され、固定部8には、真空外囲器4が気密にシールされている。この固定軸10は、有底筒状の回転体50に嵌合され、この回転体50が固定軸10に回転可能に軸支されている。
回転体50の外周には、回転体50と共に回転される銅等の導電材料で作られた円筒状のモータロータ53がステータコイル2に対向して配置され、ステータコイル2からの回転磁界によってこのモータロータ53から回転力が発生されて回転体50が固定軸10に軸支されて回転される。回転体50の有底部(端部)からは、回転継手42が中心軸6に沿って延出され、この回転継手42に陽極ターゲット40が連結されている。従って、回転体50の回転に伴い陽極ターゲット40が回転される。陽極ターゲット40には、陰極30が対向配置され、陰極30から射出された電子ビームが回転される陽極ターゲット40に射突されてX線が発生される。図1に示されるように、陰極30、陽極ターゲット40、回転体50、固定体50及びモータロータ53は、真空外囲器4に格納されている。
固定軸10は、軸部14に比べて径が大きな一対の円柱状軸受対向部16―1、16−2を有し、回転体50の円筒内面51に軸受対向部16―1、16−2の外周面が対向されている。軸受対向部16―1、16−2間には、軸受対向部16―1、16−2に比べて径が小さく、軸部14と略同径の小径軸部15が設けられ、この小径軸部15の外面と回転体50の円筒内面51との間に液体金属潤滑液20を貯蔵する貯蔵部13が形成されている。この貯蔵部13からは、液体金属潤滑液20が固定軸10及び円柱状軸受対向部16間の隙間G1、G2に供給され、間隙G1、G2に液体金属潤滑液20が充填される。
また、有底筒状の回転体50の開口側円筒内面には、軸受対向部16―2が対向する隙間G2に充填された液体金属潤滑液20が漏れ出ることを防止する為に、固定軸10の軸部14を液密に維持するシール部54が設けられている。このシール部54は、ラビリンスシールで構成され、軸部14との間に極微小な隙間を有し、直接的に接触されず、完全密閉を軸部14との間に与えていない。従って、動圧すべり軸受内も真空外囲器4内と同様に真空に維持される。また、シール部54には、凹凸が設けられているが、シール部54の凹部は、漏れ出た液体金属を留め置く機能を有している。
尚、用語として軸受は、軸を受ける部分であることから、正確な意味では、円筒内面(回転体内面)を指している。この明細書において、軸受の円筒内面(回転体内面)に対向する固定軸の部分を軸受対向面或いは軸受け対向部と称している。
液体金属潤滑液20は、動圧すべり軸受の潤滑液としての機能を有し、液体金属潤滑液20には、回転体50が回転される際に動圧が発生される。回転体50の円筒内面51に対向される円柱状軸受対向部16―1,16−2の外周面には、動圧滑り軸受け(ラジアル滑り軸受け)に液体金属潤滑液20を引き込む溝、例えば、へリングボーン配置の螺旋溝が形成されている。従って、回転体50は、固定軸10の円柱状軸受対向部16によってラジアル方向(半径方向)で支持される。円柱状軸受対向部16―1,16−2の外周面に溝が形成されるに代えて、回転体50の円筒内面51に溝が形成されても同様にラジアル滑り軸受けを軸受対向部16及び回転体50間に設けることができる。
図2は、図1に示した固定軸10の一部を拡大して示す斜視図であり、図3は、図1に示したシール部及びその周辺を拡大して示す断面図である。
図2に示されるように、固定軸10は、軸受対向部16―2とシール部54との間に円柱状軸受対向部16―1x、16−2に比べてより大きな径を有するフランジ状の固定軸大径部19を有している。この固定軸大径部19を受け入れる為に回転体50の内面には、図1及び図3に示されるようにステップ状に形成された内面拡張部18が設けられている。固定軸大径部19は、カップ状に形成され、その内に液体金属潤滑液20を貯蔵する為の円環状の空間が潤滑液貯蔵部12に定められている。また、固定軸大径部19は、間隙G5を空けてシール部54に向けられた開口端面及び間隙G4を空けて内面拡張部18のステップ面に向けられたリング状端面を有すると共にその外周面が間隙G3を介して内面拡張部18の内周面に対向されている。固定軸10の軸方向6に向けられた固定軸大径部19のリング状端面には、液体金属20を引き込む溝、例えば、螺旋溝が形成され、軸方向6に沿って互いに対向する固定軸大径部19の端面と内面拡張部18のリング状ステップ面との間には、スラスト軸受32が形成される。また、軸方向6に沿って互いに対向する固定軸大径部19の開口端面とシール部54のリング状の面との間には、同様にスラスト軸受33が形成されている。ここで、固定軸大径部19の外面に溝を形成するに代えてリング状ステップ面及びシール部54のリング状の面に溝が形成されても良い。
図2及び図3に示すように円柱状軸受対向部16―1及び固定軸大径部19には、中心軸6に沿って延出され、貯蔵液貯蔵部12,13に開口する複数循環孔60が形成され、この循環孔60を介して貯蔵液貯蔵部12,13が互いに連通されている。複数の循環孔60は、中心軸6の回りに間隔を空けて配列され、軸受対向部16―1に形成した給油孔61に連通されている。この給油孔61は、中心軸6に対して放射状に延出されて固定軸大径部19に接する軸受対向部16―1の外面に開口されている。従って、軸受対向部16―1上に設けたラジアル軸受31は、潤滑液貯蔵部12に連通され、給油孔61及び循環孔60を介して両潤滑液貯蔵部12、13に連通されている。また、固定軸大径部19のリング状端面上に設けられたスラスト軸受32は、固定軸大径部19の外周面上の間隙G3を介して固定軸大径部19の開口端面上のスラスト軸受33に連通されると共に給油孔61及び循環孔60を介して両潤滑液貯蔵部12、13に連通されている。
図1〜図3に示されるX線管においては、回転体50が静止している際には、シール部54から溢れない程度に充填された液体金属20が潤滑液貯蔵部12、13に充満されている。回転体50が回転を開始するX線管の起動時には、潤滑液貯蔵部12、13の液体金属20が循環孔60及び給液孔61を通って貯蔵部12,13から離れたスラスト軸受32に速やかに供給される。また、回転体50が回転されている回転時には、潤滑液貯蔵部12に過剰に溜まった液体金属20は、循環孔60を介して他方の潤滑液貯蔵部13に移動され、各潤滑液貯蔵部12、13の液量のバランスを常に均一に保つことができる。
循環孔60及び給油孔62を設けない比較例に係る構造では、スラスト軸受32は、軸受対向部16―1上に設けたラジアル軸受31を介してのみ潤滑液貯蔵部13に連通され、また、固定軸大径部19の外周面上の間隙G3及び他のスラスト軸受33を介してのみ潤滑液貯蔵部12に連通される。回転体50の静止時には、潤滑液20は、潤滑液貯蔵部12,13は、ラジアル軸受31の為の間隙G1,G2、固定軸大径部19の外周面上の間隙G3及び他のスラスト軸受33の為の間隙G4,G5を介してスラスト軸受け32に供給される。しかし、回転開始時或いは回転時にはラジアル軸受31及び他のスラスト軸受33の潤滑液圧力が上昇されてスラスト軸受け32への潤滑液20の供給が阻害される。
これに対して、図1〜図3に示されるような、潤滑液貯蔵部12、13とスラスト軸受部32を連通する循環孔60及び給液孔62を設けた構造では、ラジアル軸受31及び他のスラスト軸受33の潤滑液圧力が上昇されても、循環孔60及び給液孔62を介して潤滑液貯蔵部12、13から潤滑液20が供給されることから、固定軸大径部19のリング状端面と内面拡張部18のステップ面とがかじり接触されることなく、スラスト軸受部32で確実に回転軸10を支持することが可能となる。
尚、給液孔62は、ラジアル軸受31を形成する軸受対向部16―1の外周面上の領域以外に開口されることが好ましい。ラジアル軸受31では、軸受の内側と外側から潤滑液20を引き込み、その中心部分で圧力が最も高くなっている。ラジアル軸受31の圧力が発生している部分に給液孔を設けた場合には、スラスト軸受32から潤滑液貯蔵部12或いは13に潤滑液20が流れ込んでしまう。ラジアル軸受31外の表面領域に給液孔62を設けることで、潤滑液貯蔵部12からラジアル軸受31へスムーズな給液が可能となる。
図4は、図3に示した軸受け構造の変形例を示している。図3に示された軸受け構造では、給油孔61が循環孔60に連通され、中心軸6に対して放射状に延出されて固定軸大径部19に接する軸受対向部16―1の外面に開口されている。これに対して、図4に示した軸受け構造においては、給油孔61が循環孔60に連通されず、潤滑液貯蔵部12に直接連通されるように固定軸大径部19に中心軸6に沿って形成され、固定軸大径部19の内面及び固定軸大径部19のリング状端面の内周領域に開口されている。従って、軸受対向部16―1上のラジアル軸受31及び固定軸大径部19のリング状端面上のスラスト軸受け32が給油孔61を介して直接に潤滑液貯蔵部12に連通され、潤滑液20が潤滑液貯蔵部12からスラスト軸受け32及びラジアル軸受31に供給される。
尚、給液孔62は、スラスト軸受32を形成する固定軸大径部19のリング状端面上の領域以外に開口されることが好ましい。スラスト軸受32では、軸受の内側と外側から潤滑液20を引き込み、その中心部分で圧力が最も高くなっている。スラスト軸受32の圧力が発生している部分に給液孔を設けた場合には、スラスト軸受32から潤滑液貯蔵部12に潤滑液20が流れ込んでしまう。スラスト軸受32外の表面領域に給液孔62を設けることで、潤滑液貯蔵部12からスラスト軸受32へスムーズな給液が可能となる。
図5は、図4に示した軸受け構造の変形例を示している。図4に示された軸受け構造では、給油孔61が循環孔60とは独立に潤滑液貯蔵部12に直接連通されるように固定軸大径部19に中心軸6に沿って形成されている。この構造に対して、図5に示される軸受け構造においては、給油孔61が比較的大きな径を有し、循環孔60が固定軸大径部19に形成された給油孔61に連通されるように開口されている。従って、軸受対向部16―1上のラジアル軸受31及び固定軸大径部19のリング状端面上のスラスト軸受け32が給油孔61を介して直接に潤滑液貯蔵部12に連通され、潤滑液20が潤滑液貯蔵部12からスラスト軸受け32及びラジアル軸受31に供給される。
図5に示される構造においては、給油孔61が比較的大きな径を有していることから、給液孔61の加工が容易であり、給油孔61及び循環孔60の二つの貫通孔を固定軸大径部19に形成加工するよりも、単一の大径孔を設けることとなり、製造過程における工数を減少させることができる。
図6は、図4に示した軸受け構造の変形例を示している。図4に示された軸受け構造では、給油孔61が循環孔60とは独立に潤滑液貯蔵部12に直接連通されるように固定軸大径部19に中心軸6に沿って形成されている。この構造に対して、図6に示される軸受け構造においては、給油孔64が循環孔60とは独立に潤滑液貯蔵部12に直接連通されるように固定軸大径部19内に開口され、また、固定軸大径部19の外周面に開口するように中心軸6の回りに放射状に形成されている。
この構造では、潤滑液20は、潤滑液貯蔵部12から給油孔64を介して固定軸大径部19の外周面と内面拡張部18の内周面との間の間隙G3に供給され、この間隙G3からスラスト軸受け32に潤滑液20が供給される。即ち、給液孔64は、回転体起動時にはスラスト軸受32に速やかに潤滑液20を供給し、回転体50の回転時にはスラスト軸受32、33の間に潤滑液20が十分にない場合、液体貯蔵部12の液体金属が給液孔64を介して供給される。
図7は、図6に示した軸受け構造の変形例を示している。図7に示される軸受け構造においては、図3に示す構造と同様に給液孔61が設けられ、図6に示す構造と同様に給油孔64が設けられている。また、給油孔64が開口される固定軸大径部19の外周面の領域に窪み63が形成されている。この窪み63は、固定軸大径部19の外周面の円周に沿って形成されても良く、或いは、給油孔64の開口部周囲にのみ形成されても良い。この窪み63は、静止時には、潤滑液20を貯蔵する潤滑液貯蔵部として機能し、また、回転時には、スラスト軸受32、33へ供給する液体金属を確保するための潤滑液貯蔵部としての機能を有している。さらに、潤滑液貯蔵部13に潤滑液20が不足している場合は、速やかに潤滑液貯蔵部12から給液孔64を介して液体金属が供給され、常にスラスト軸受32、33には液体金属が供給され、潤滑不良を防止することができる。また、給液孔61、64及び窪み63を設けることで、スラスト軸受32には、その両側から潤滑液20が供給されるため、速やかに圧力を発生させることができる。
図8は、図3に示した軸受け構造の変形例であって、回転体50が静止している状態における給液孔61の配置を示している。給液孔61は、全ての循環孔60に対応して設けられなくとも良く、回転体50が静止している際に潤滑液20が重力によって溜まる循環孔60に連通するように1つ以上の給液孔61が設けられれば良い。図8に示されるX線管は、略水平に配置され、重力方向に潤滑液20が溜まることから、重力方向に沿った軸受け構造の下方の領域に1つ以上の給液孔61が設けられ、この給油孔61が循環孔60に連通される。このような構造によれば、回転体50の回転起動時に潤滑液20を効果的にスラスト軸受け32に供給することができる。
図2から図8に示される軸受け構造は、図1に示される固定軸10が片持ち支持される片持ち支持構造のX線管に限らず、図9に示されるような固定軸10が両持ち支持されるX線管に適用することもできる。
図9は、この発明の他の実施例に係る固定軸が両持ち支持されているX線管が示されている。図9に示されるX線管においては、図1〜図8に示したと同一の符号を付した箇所は、同一部分或いは同一部材を示すものとしてその説明を省略する。図9に示されるように固定軸10の軸部14A、14Bが両持ち支持され、回転体50は、略筒状に形成され、その中央に陽極ターゲット40が固定支持されている。そして、回転体10の軸部14A,14Bに夫々液密に保つためのシール部54A,54Bが設けられている。
尚、図9においては、図を簡略化する為に真空外囲器4は省略されているが、真空外囲器4内に図1と同様に陰極30、陽極ターゲット40、回転体50、固定体50及びモータロータ53が格納されている点に注意されたい。
図9に示されるように回転体50が両持ち支持されているような構造においても、図3に示されるように固定軸10は、軸受対向部16―2とシール部54との間に円柱状軸受対向部16―1、16−2に比べてより大きな径を有するフランジ状の固定軸大径部19を有している。この固定軸大径部19を受け入れる為に回転体50の内面には、図1及び図3に示されるようにステップ状に形成された内面拡張部18が設けられている。固定軸大径部19は、カップ状に形成され、その内に潤滑液20を貯蔵する為の円環状の空間が潤滑液貯蔵部12に定められている。また、固定軸大径部19は、間隙G5を空けてシール部54に向けられた開口端面及び間隙G4を空けて内面拡張部18のステップ面に向けられたリング状端面を有すると共にその外周面が間隙G3を介して内面拡張部18の内周面に対向されている。固定軸10の軸方向6に向けられた固定軸大径部19のリング状端面には、液体金属20を引き込む溝、例えば、螺旋溝が形成され、軸方向6に沿って互いに対向する固定軸大径部19の端面と内面拡張部18のリング状ステップ面との間には、スラスト軸受32が形成される。また、軸方向6に沿って互いに対向する固定軸大径部19の開口端面とシール部54のリング状の面との間には、同様にスラスト軸受33が形成されている。ここで、固定軸大径部19の外面に溝を形成するに代えてリング状ステップ面及びシール部54のリング状の面に溝が形成されても良い。
図2及び図3に示すように円柱状軸受対向部16―1及び固定軸大径部19には、中心軸6に沿って延出され、貯蔵液貯蔵部12,13に開口する複数循環孔60が形成され、この循環孔60を介して貯蔵液貯蔵部12,13が互いに連通されている。複数の循環孔60は、中心軸6の回りに間隔を空けて配列され、軸受対向部16―1に形成した給油孔61に連通されている。この給油孔61は、中心軸6に対して放射状に延出されて固定軸大径部19に接する軸受対向部16―1の外面に開口されている。従って、軸受対向部16―1上に設けたラジアル軸受31は、潤滑液貯蔵部12に連通され、給油孔61及び循環孔60を介して両潤滑液貯蔵部12、13に連通されている。また、固定軸大径部19のリング状端面上に設けられたスラスト軸受32は、固定軸大径部19の外周面上の間隙G3を介して固定軸大径部19の開口端面上のスラスト軸受33に連通されると共に給油孔61及び循環孔60を介して両潤滑液貯蔵部12、13に連通されている。
尚、図3〜図8において、固定軸10の周囲に白抜きで描かれている回転体50内のスペースは、真空空間となっている。固定軸10と回転体50との間の空隙は、軸受の潤滑液20の液体金属及び真空空間で占められている。ここで、真空空間は、シール部54に僅かな隙間があり、真空外囲器4内の真空空間に連通されて真空に維持されている。図3〜図7は、回転体50が回転している様子を示し、回転体50の回転によって生じる遠心力で、液体金属20が外側に向けられ、回転体50の内周面上に張り付けられて固定軸10の周囲の中心に近接する付近では真空空間が形成される。ここで、遠心力で、液体金属20が外側に向けられても、循環孔60が液体金属20を供給可能なように、循環孔60は、回転体50の回転時には、常に液体金属20で満たされるように固定軸10に形成されることが好ましい。
図9に示されるX線管では、図2及び図3に示される軸受構造が適用されているが、図4から図8に示される軸受構造が適用されても良いことは明らかである。
上述したように、X線管においては、給油孔61を介して潤滑液貯蔵部12から潤滑液20がスラスト軸受けにスムーズに給液され、回転体の起動時においてもスラスト軸受けの軸受け機能を良好に発揮させることができる。従って、回転体と固定軸がかじり接触することなく、回転体の安定した回転運動が可能な信頼性の高い陽極回転型X線管を提供することができる。
この発明の一実施の形態に係る片持ち軸受構造を有する回転陽極型X線管の構造を概略的に示す断面図である。 図1に示される回転陽極型X線管の固定軸の構造を概略的に示す斜視図である。 図1に示される回転陽極型X線管の軸受構造を概略的に示す断面図である。 図3に示される回転陽極型X線管の軸受構造の変形例を概略的に示す断面図である。 図3に示される回転陽極型X線管の軸受構造の他の変形例を概略的に示す断面図である。 図3に示される回転陽極型X線管の軸受構造の更に他の変形例を概略的に示す断面図である。 図6に示される回転陽極型X線管の軸受構造の他の変形例を概略的に示す断面図である。 図3に示される回転陽極型X線管の軸受構造の更にまた他の変形例を概略的に示す断面図である。 この発明の他の実施の形態に係る両持ち軸受構造を有する回転陽極型X線管の構造を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1…回転陽極型X線管、2…ステータコイル、4...真空外囲器、6...中心軸、8...固定部、10…固定軸、11…軸受対向面、12、13…潤滑液貯蔵部、14...軸部、15...小径軸部、16―1,16−2...円柱状軸受対向部、18...内面拡張部、19...固定軸大径部、20…液体金属潤滑液、30…陰極、31...ラジアル軸受、32、33...スラスト軸受け、40…陽極ターゲット、42...回転継手、50…回転体、51…円筒内面、53…モータロータ、54…シール部

Claims (8)

  1. 電子ビームが照射されてX線を発生するターゲットを備えている回転陽極と、
    回転中心軸を有し、当該回転陽極を支持し、中空筒状部を定める円筒内面及びこの内面からステップ状に広がる拡張部を有する回転体と、
    前記中空筒部に挿入され、前記回転体を回転可能に支持する固定軸であって、
    前記円筒内面に第1の間隙を空けて対向される対向面を備える第1の柱状軸受対向部、
    前記第1の柱状軸受対向部の中間部に設けられ、この第1の柱状軸受対向部よりも小さな径を有し、前記円筒内面との間の間隙に潤滑液を貯蔵する第1の潤滑液貯蔵部、
    前記第1の柱状軸受対向部と一体化され、この第1の柱状軸受対向部よりも大きな径を有し、前記拡張部の面に第2の間隙を空けて対向する第1の端面並びにこの第1の端面とは反対側の第2の端面を有する大径柱状部及びこの第2の端面に設けられ、前記回転体との間隙に前記潤滑液を貯蔵する第2の潤滑液貯蔵部、
    を備える固定軸と、
    前記円筒内面及び前記対向面の少なくとも一方に形成されているラジアル用軸受溝及び前記第1の間隙に充填された潤滑液で前記対向面上に形成されるラジアル軸受と、
    前記拡張部の面及び前記第1の端面の少なくとも一方に形成されている第1のスラスト軸受溝及び前記第2の間隙に充填された前記潤滑液で前記第1の端面上に形成される第1のスラスト軸受と、
    前記回転体に設けられ、この回転体の回転時に前記潤滑液を前記第2の潤滑液貯蔵部に戻して前記固定軸と前記回転体との間からの前記潤滑液の漏洩を防止するシール部であって、前記第2の端面に第3の間隙を空けて対向する第3の端面を有するシール部と、
    前記第2の端面及び前記第3の端面の少なくとも一方に形成されている第2のスラスト軸受溝及び前記第3の間隙に充填された前記潤滑液で前記第2の端面上に形成される第2のスラスト軸受と、
    を具備し、
    前記第1の潤滑液貯蔵部と前記第2の潤滑液貯蔵部とを連通して前記潤滑液を流通させる為の循環孔が前記固定軸に形成され、また、前記第2の潤滑液貯蔵部から前記潤滑液を前記第1のスラスト軸受の前記第2の間隙に供給する為の給液孔が前記固定軸に形成され、前記回転体が回転状態にある際に前記潤滑液で前記循環孔が満たされている、ことを特徴とする回転陽極型X線管。
  2. 前記固定軸は、一端が固定され、前記回転体は、有底円筒状に形成され、この回転体の開口側には、前記シール部が前記固定軸との間に設けられていることを特徴とする請求項1の回転陽極型X線管。
  3. 前記固定軸は、両端が固定され、前記回転体は、両端が開口されている円筒状に形成され、この回転体の両開口側には、前記シール部が前記固定軸との間に設けられていることを特徴とする請求項1の回転陽極型X線管。
  4. 前記給液孔が前記循環孔に連通され、前記給液孔及び前記循環孔を介して前記第2の潤滑液貯蔵部から前記潤滑液前記第1のスラスト軸受の前記第2の間隙に供給されることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  5. 前記大径柱状部は、外周面を有し、前記拡張部は、前記大径柱状部の前記外周面に第4の間隙を介して対向される内周面を有し、前記給液孔が前記大径柱状部に形成され、前記第2の潤滑液貯蔵部が前記給液孔を介して第4の間隙に連通され、前記第4の間隙が前記第2の間隙に連通され、前記給液孔及び前記第4の間隙を介して前記潤滑液が前記第2の潤滑液貯蔵部から前記第1のスラスト軸受の前記第2の間隙に供給されることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  6. 前記給液孔が前記大径柱状部に前記回転中心軸に沿って形成され、前記第2の潤滑液貯蔵部が前記給液孔を介して第2の間隙に連通され、前記給液孔を介して前記潤滑液が前記第2の潤滑液貯蔵部から前記第1のスラスト軸受に供給されることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
  7. 前記大径柱状部の外周面には、前記給液孔に連通される窪みを有することを特徴とする請求項5に記載の回転陽極型X線管。
  8. 前記給液孔は、前記回転体が回転中心軸を重力方向に対して垂直となる姿勢で回転停止状態にある際に、前記潤滑液が溜まる側に設けられていることを特徴とした請求項1〜請求項7のいずれかの項に記載の回転陽極型X線管。
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