JP5305250B2 - 車両用操作入力装置 - Google Patents

車両用操作入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5305250B2
JP5305250B2 JP2010253607A JP2010253607A JP5305250B2 JP 5305250 B2 JP5305250 B2 JP 5305250B2 JP 2010253607 A JP2010253607 A JP 2010253607A JP 2010253607 A JP2010253607 A JP 2010253607A JP 5305250 B2 JP5305250 B2 JP 5305250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
switch
unit
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010253607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012101735A (ja
Inventor
信輔 久次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010253607A priority Critical patent/JP5305250B2/ja
Priority to DE102011055183A priority patent/DE102011055183A1/de
Priority to US13/292,402 priority patent/US9346356B2/en
Priority to CN201110364599.3A priority patent/CN102529846B/zh
Publication of JP2012101735A publication Critical patent/JP2012101735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5305250B2 publication Critical patent/JP5305250B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • B60K35/60Instruments characterised by their location or relative disposition in or on vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K2360/00Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
    • B60K2360/77Instrument locations other than the dashboard
    • B60K2360/774Instrument locations other than the dashboard on or in the centre console

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

本発明は、操作されることによって、車載機器を操作するための操作信号を入力する車両用操作入力装置に関する。
従来、車両に搭載されるエアコン、オーディオ、ナビゲーション装置等の車載機器を操作するための車両用操作入力装置においては、車載機器に特定の動作を実行させたり、車載機器に文字等を入力したり、車載機器を次の動作に移行させたりするなど、車載機器の操作をするための第一の操作部が設けられている。また、その第一の操作部の他に、車載機器の動作を停止、解除、無効化したり、入力した文字を削除したり、車載機器を前の状態に戻したりするなど、第一の操作部による操作を否定する方向に働く操作(否定的操作)をするための第二の操作部が設けられているものもある。
例えば、特許文献1には、エアコン、オーディオ、ナビゲーション装置等を操作するための集中操作パネル(車両用操作入力装置)が開示されている。その集中操作パネルには、複数の操作スイッチ(第一、第二の操作部)が設けられており、そのうちのいずれかの操作スイッチが操作された場合にはその操作スイッチに対応する動作が実行され、再度その操作スイッチが操作された場合にはその動作が停止される。
特開2004−224149号公報
ところで、従来の車両用操作入力装置では、第一の操作部と第二の操作部とは互いに近い位置に設けられており、また、それら操作方向が同じとされていた。さらに、第一の操作部及び第二の操作部の操作方向が、ユーザが手を伸ばしてそれら操作部を触りに行く方向と同じ方向とされていた。具体的には、例えば車両用操作入力装置が中央インパネ部に設けられた集中操作パネルである場合には、車両前方へ押下する操作方向とされ、また例えば車両用操作入力装置がユーザの右サイド又は左サイドに設けられた遠隔操作デバイスである場合には、車両垂直下向きへ押下する操作方向とされていた。
そのため、第一の操作部又は第二の操作部を操作するときには、ユーザは、それら第一、第二の操作部を注視して、それら操作部の位置や種類を判別した上で操作する必要があったり、ブラインド操作するため又は不注意に手を伸ばした際に誤って操作部が操作されてしまったりするという問題があった。この問題を回避するために、それら第一、第二の操作部を互いに距離を離して設けたり、否定的操作を行う第二の操作部のサイズや突出量を減らしたり、作動加重を重くしたり、複数回(例えば2回)の入力を要求したりすることが考えられる。しかし、この場合には、操作部の操作性や操作感が悪化してしまうという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、操作部の操作性や操作感の悪化を防止しつつ、ブラインド操作するため又は不注意にユーザが手を伸ばした際に誤って操作部が操作されてしまうのを防止できる車両用操作入力装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載された車載機器の操作をするための第一の操作部と、
その第一の操作部による前記車載機器の操作を否定する方向に働く前記車載機器の操作である否定的操作をするための第二の操作部とを備えた、車室内の特定の座席の左サイド又は右サイドに設けられる車両用操作入力装置であって、
前記車両用操作入力装置は前記車載機器を遠隔操作する遠隔操作デバイスであり、
前記第二の操作部の操作方向が、前記特定の座席に着座しているユーザが手を伸ばして前記車両用操作入力装置に触りに行く方向と逆方向の方向成分を有するように、かつ、前記第一の操作部の操作方向と異なるように定められ
前記車室には、選択されることによって前記車載機器が否定的操作される操作画像が表示される表示手段が設けられ、
前記第二の操作部の操作により前記操作画像を選択できるようになっており、
その表示手段に表示された前記操作画像に付帯する形で、前記第二の操作部の操作方向を示唆する前記操作画像の方に向いた矢印画像を表示させる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする。
これによれば、第二の操作部を操作するためには、その第二の操作部を触りに行く方向と逆方向の方向成分を有する方向に操作する必要があるので、ブラインド操作するため又は不注意にユーザが手を伸ばした際に誤って第二の操作部が操作されてしまうのを防止できる。その結果、実行中の動作が停止したり入力された文字が削除されたりする等、誤って否定的操作がされてしまうという不具合を防止できる。また、誤操作を防止するために、第二の操作部のサイズや突出量等を変更する必要がないので、操作部の操作性や操作感が悪化してしまうのを防止できる。
本発明に係る車両用操作入力装置において、前記第二の操作部の操作方向が、前記逆方向の方向成分を有するように、かつ、前記第一の操作部の操作方向と異なるように定められたことを特徴とする。
これによれば、第二の操作部の操作方向が第一の操作部の操作方向と異なるように定められているので、第一、第二の操作部の一方の操作しようとした場合に、他方が誤って操作されてしまうのを防止できる。
本発明における車両用操作入力装置は、前記座席の左サイド又は右サイドに設けられた、前記車載機器を遠隔操作する遠隔操作デバイスであることを特徴とする。
このように、座席の左サイド又は右サイドに遠隔操作デバイスを設けた場合、ユーザはその遠隔操作デバイスをブラインド操作することが多いと考えられるので、その遠隔操作デバイスの第二の操作部の操作方向を上記のように定めると特に効果的である。
この場合、前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の後方に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする。
これによれば、車両の前後方向の方向成分に着目すると、ユーザが遠隔操作デバイスを操作する場合には、車両の後方から前方に向けてその遠隔操作デバイスを触りに行くと考えられる。よって、第二の操作部の操作方向を、車両の後方に向いた方向成分を有するように定めることで、ユーザが手を伸ばしてその遠隔操作デバイスに触りに行く方向(車両の前方に向いた方向)と逆方向の方向成分を有する操作方向とすることができる。
また、上記の遠隔操作デバイスにおいて、前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の左右方向における前記座席側に向いた方向成分を有するように定められたとしてもよい。
これによれば、車両の左右方向の方向成分に着目すると、ユーザが遠隔操作デバイスを操作する場合には、車両の左右方向における座席側から遠隔操作デバイス側の向けてその遠隔操作デバイスを触りに行くと考えられる。よって、第二の操作部の操作方向を、車両の左右方向における座席側に向いた方向成分を有するように定めることで、遠隔操作デバイスに触りに行く方向と逆方向の方向成分を有する操作方向とすることができる。
また、上記の遠隔操作デバイスにおいて、前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の上方に向いた方向成分を有するように定められたとしてもよい。
これによれば、車両の上下方向の方向成分に着目すると、ユーザが遠隔操作デバイスを操作する場合には、車両の上方から下方に向けて遠隔操作デバイスに触りに行くと考えられる。よって、第二の操作部の操作方向を、車両の上方に向いた方向成分を有するように定めることで、ユーザが手を伸ばしてその遠隔操作デバイスに触りに行く方向(車両の下方に向いた方向)と逆方向の方向成分を有する操作方向とすることができる。
また、上記の遠隔操作デバイスにおいて、前記第一の操作部及び前記第二の操作部が設けられた操作本体部を備え、
前記第二の操作部は、前記操作本体部の表面のうち前記座席側に面していない面に設けられたことを特徴とする。
このように、操作本体部の表面のうち座席側に面していない面に第二の操作部を設けることで、その第二の操作部の操作方向を、上記の逆方向の方向成分を有するようにし易くできる。また、第二の操作部が座席側に面していないので、ブラインド操作するため又は不注意にユーザが手を伸ばした際に、より一層、その第二の操作部の誤操作を防止できる。
本発明に係る車両用操作入力装置において、前記第一の操作部及び前記第二の操作部は、前記座席の斜め前の位置において車室と対向する形で設けられたパネル部に設けられたとしてもよい。この場合、前記第二の操作部の操作方向が、前記パネル部の左右の側のうちの前記座席側に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする。
これにより、パネル部(第二の操作部)に触りに行く方向(座席から離れる方向)と逆方向の方向成分を有する操作方向とすることができる。
また、前記パネル部は、下側が上側よりも車室の内側に出るように傾斜されており、
前記第二の操作部の操作方向が、前記パネル部の下側に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする。
これによれば、第二の操作部が座席の斜め前のパネル部に設けられているので、ユーザがそのパネル部に手を伸ばす場合には、車両の後方から前方に向けて手を伸ばすと考えられる。また、パネル部は下側が上側よりも車室の内側に出るように傾斜されているので、パネル部の下側に向いた方向は、車両の後方に向いた方向成分を有する。よって、第二の操作部の操作方向を、パネル部の下側に向いた方向成分を有するように定めることで、車両の後方に向いた方向成分、つまり、ユーザが手を伸ばして第二の操作部に触りに行く方向(車両の前方に向いた方向)と逆方向の方向成分を有する操作方向とすることができる。
本発明に係る車両用操作入力装置において、前記座席は運転席であり、
前記第二の操作部は、前記運転席の前に設けられたステアリングホイールの前記運転席と対向しない裏側に設けられたとしてもよい。
これによれば、第二の操作部が運転席の前に設けられたステアリングホイールに設けられているので、ユーザがステアリングホイール(第二の操作部)に手を伸ばす場合には、車両の後方から前方に向けて手を伸ばすと考えられる。よって、第二の操作部をステアリングホイールの裏側に設けることで、ユーザが手を伸ばして第二の操作部に触りに行く方向(車両の前方に向いた方向)と逆方向の方向成分を有する操作方向にし易くできる。
本発明に係る車両用操作入力装置において、前記車室には、選択されることによって前記車載機器が否定的操作される操作画像が表示される表示手段が設けられ、
その表示手段に表示された前記操作画像に付帯する形で、前記第二の操作部の操作方向を示唆する矢印画像を表示させる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする。
これによれば、第二の操作部の操作方向を示唆する矢印画像が、否定的操作をするための操作画像に付帯する形で表示されるので、その操作画像を選択するために車両用操作入力装置(第二の操作部)をどの方向に操作すればよいのかを、ユーザに容易に判断させることができる。
遠隔操作デバイス1が設置された車室100の斜視図である。 遠隔操作デバイス1の斜視図である。 遠隔操作デバイス1及びそれと接続される車載機器500〜800等の電気的構成を示したブロック図である。 運転者Pが手を伸ばす方向と遠隔操作デバイス1の操作方向の関係を説明する図である。 表示部501に表示される操作画面を例示した図である。 他の部位にキャンセルスイッチを設けた場合のそのキャンセルスイッチの操作方向を説明する図である。 変形例1に係る遠隔操作デバイス1の斜視図である。 変形例1に係る表示部501に表示される操作画面を例示した図である。 変形例2に係る各種遠隔操作デバイス1を示した図である。 図9(b)の遠隔操作デバイス1が運転者の左手P1で把持された状態を示した図である。 変形例3に係る各種タイプのエンタースイッチやキャンセルスイッチを示した図である。 変形例3に係る車室100を示した図である。 変形例3、4に係るタッチパッド81や操作パネル82、83の操作方向を説明する図である。 タッチパッド81を前後にスライド操作された場合の操作画面の操作を説明する図である。 タッチパッド81を左右にスライド操作された場合の操作画面の操作を説明する図である。 運転者Pが手P1を伸ばして遠隔操作デバイス1に触りに行く方向の他の態様を説明する図である。
次に、本発明に係る車両用操作入力装置の実施形態について説明する。なお、この実施形態では、運転席の左サイド又は右サイドに設けられる遠隔操作デバイスに本発明を適用した例について説明する。ここで、図1は、遠隔操作デバイス1が設置された車室100の斜視図を示している。また、図2は、図1において運転席200の左前方(矢印150の方向)から遠隔操作デバイス1を見たときの図(遠隔操作デバイス1の斜視図)を示している。また、図3は、遠隔操作デバイス1及びそれと接続される車載機器500〜800等の電気的構成を示したブロック図である。
図1に示すように、遠隔操作デバイス1は、右側前席である運転席200の左サイドに設けられたセンターコンソール300上に設けられている。より具体的には、遠隔操作デバイス1は、運転席200の左サイドにおいて、運転席200のシートバック部201よりも車室100(車両)の前方側に設けられ、運転席200のシートクッション部202と同程度の高さ(車両の上下方向における高さが同程度)に設けられている。また、運転席200の左前方には、下部がセンターコンソール300と接続され、車両の後方に向いた(車室100と対向した)センターパネル部310が設けられている。そのセンターパネル部310には、ナビゲーション装置500(図3参照)の表示部501(液晶ディスプレイ)が設けられている。また、センターパネル部310には、ナビゲーション装置500の他に、オーディオ600、エアコン700等の車載機器の表示部や操作部(図3参照、図1では図示していない)が設けられている。なお、運転席200の前には、ステアリングホイール9(ステアリング)が設けられている。
ここで、車室100(車両)における方向軸を定義すると、車両の前後方向の軸をX軸とし、そのX軸において車両の前方側の方向をX軸のプラス側(図では「+X」と表記)とする。また、車両の左右方向の軸をY軸とし、そのY軸において車両の右側の方向(運転席200がある方向)をY軸のプラス側(図では「+Y」と表記)とする。また、車両の上下方向をZ軸とし、そのZ軸において車両の上方側の方向をZ軸のプラス側(図では「+Z」と表記)とする。図1、図2には、それらX軸、Y軸、Z軸を示している。
次に、遠隔操作デバイス1のより具体的な構成について説明する。図2に示すように、遠隔操作デバイス1は、操作本体部10及びその操作本体部10に設けられた各種スイッチ21〜24等から構成されている。操作本体部10は、+Zの方向に面した上面部11、+Yの方向に面した右側面部12、−Yの方向に面した左側面部13及び+Xの方向に面した奥側面部14を有している。
上面部11は、平面視において、X軸方向に長くされた略四辺形の形状とされている。その上面部11の手前側(ユーザに近い側)の部分11a(パームレスト部)は、運転者の左掌を乗せる部分とされており、左掌を乗せやすくするために湾曲されている。また、上面部11の奥側(ユーザから離れた側)の部分11bには開口部11cが形成されており、その開口部11cから露出する形で操作ノブ21が設けられている。その操作ノブ21は、上面部11の面内方向に揺動可能に支持されており、例えば表示部501に表示されたカーソルを動かすための、運転者によって揺動操作される操作部である。また、操作ノブ21は、図示しない反力発生機構により反力が付与されるように構成されている。
また、上面部11(奥側の部分11b)の奥側端部には、1又は複数のプッシュスイッチ24が設けられている。そのプッシュスイッチ24は、車載機器500〜800の操作をするための、運転者によって押下操作されるスイッチ(操作部)である。具体的には、プッシュスイッチ24は、例えば、表示部501の表示をメニュー表示に切り替えたり、表示部501の表示を地図表示に切り替えたりするためのスイッチとされる。なお、プッシュスイッチ24の操作方向は、鉛直下向き、すなわち−Zの方向とされている。
操作本体部10における右側面部12は、上面部11の四辺のうちの+Y側の長辺に接続され、操作本体部10の右側面(+Yに向けられた面)を構成している。その右側面部12には、右側面部12と直交する方向、すなわち−Yの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されたエンタースイッチ22が設けられている。なお、図2では、エンタースイッチ22の操作方向を示した矢印6(以下、単に操作方向6という)を示している。そのエンタースイッチ22は、車載機器500〜800(図3参照)の操作をするためのスイッチであり、具体的には、特定の処理の実行を決定したり、入力した文字を確定(決定)したりする操作などの決定操作をするためのスイッチとされる。
操作本体部10における左側面部13は、上面部11の四辺のうちの−Y側の長辺に接続され、操作本体部10の左側面(−Yに向けられた面)を構成している。
操作本体部10における奥側面部14は、上面部11の四辺のうち+X側の短辺に接続され、操作本体部10の奥側(ユーザから離れた側)の側面(+Xに向けられた面)を構成している。その奥側面部14には、奥側面部14と直交する方向、すなわち−Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されたキャンセルスイッチ23が設けられている。なお、図2では、キャンセルスイッチ23の操作方向を示した矢印7(以下、単に操作方向7という)を示している。そのキャンセルスイッチ23は、上記の各操作部(操作ノブ21、エンタースイッチ22、プッシュスイッチ24)による操作を否定する方向に働く車載機器500〜800の操作をするためのスイッチである。具体的には、キャンセルスイッチ23は、車載機器500〜800の動作を停止、取消し、解除、無効化したり、入力した文字等を削除、訂正したり、車載機器500〜800の状態を前の状態に戻したりする操作である否定的操作をするためのスイッチとされる。なお、エンタースイッチ22とキャンセルスイッチ23は、互いに同等の形状、同等の突出量、同等の作動加重のプッシュスイッチとされている。
上記の構成を有する遠隔操作デバイス1は、図3に示すように、制御部30を介して各車載機器500〜800に電気的に接続されている。遠隔操作デバイス1の各操作部21〜24が操作された場合には、遠隔操作デバイス1は、操作された各操作部21〜24に応じた操作信号を出力し、その出力した操作信号が制御部30に入力されるようになっている。具体的には、各操作部21〜24ごとに、各操作部21〜24が操作されたことを検出する検出部(図示外)が設けられる。つまり、各検出部が、対応する操作部21〜24に応じた操作信号を発生させて、その操作信号が制御部30に入力されるようになっている。例えば、キャンセルスイッチ23が押下操作された場合には、そのキャンセルスイッチ23が操作されたことを示す操作信号が制御部30に入力される。また、例えば、操作ノブ21が操作された場合には、その操作方向及び操作量を示した操作信号が制御部30に入力される。なお、検出部としては、周知のものを用いることができ、例えば、ゴム接点や金属接点、タクトスイッチ、光学式、磁気式のセンサ、感圧センサ、静電センサを用いることができる。
制御部30は、図示しないCPU、ROM、RAM等を有した周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして、制御部30は、ROM等に記憶されたプログラムを実行することで、車載機器500〜800の動作を制御したり、ナビゲーション装置500の表示部501等に、遠隔操作デバイス1での操作を支援するための各種操作画像(例えば、操作方向を示した矢印画像やカーソル画像)を表示させたりするものである。より具体的には、制御部30は、遠隔操作デバイス1から各操作部21〜24の操作信号を受信した場合には、その操作信号に応じた車載機器500〜800の制御を実行する。例えば、制御部30は、エンタースイッチ22の操作信号を受信した場合には、車載機器500〜800に対して特定の処理の実行をさせたり、特定の文字を入力したりする。また、制御部30は、例えば、キャンセルスイッチ23の操作信号を受信した場合には、車載機器500〜800に対して現在実行中の処理を停止、解除させたり、入力された文字を削除、訂正させたりする。なお、表示部501に表示される操作画像の例は後述する。
車載機器としてのナビゲーション装置500は、表示部501及び操作部502を有し、表示部501に自車両の現在地周辺の地図を表示したり、設定された目的地まで自車両を案内したりする装置である。表示部501は、上記したようにセンターパネル部310に設けられ(図1参照)、自車両の現在値周辺の地図の他にも、目的地を設定する目的地設定画面、メニュー画面などの各種画面が表示されるものである。操作部502は、センターパネル部310の表示部501の周囲に設けられたプッシュスイッチ等の機械的な操作部又は表示部501の画面に一体的に設けられたタッチ操作されるタッチスイッチとされる。その操作部502は、目的地を設定するときに文字を入力したり、メニュー画面中の項目を選択したり、地図の縮尺を変更したりする操作など、ユーザがナビゲーション装置500を操作するためのものである。
車載機器としてのオーディオ600は、表示部601及び操作部602を有し、CD、DVD等に録音された音楽を再生したり、ラジオの電波を受信してその受信したラジオ音声を出力したりするための装置である。表示部601は、センターパネル部310に設けられ(図1では表示部601は図示外)、現在再生中の音楽に関する情報(曲名、歌手など)や選局されたラジオに関する情報(ラジオ放送局の名称、受信周波数など)を表示するものである。操作部602は、センターパネル部310の表示部601の周囲に設けられたプッシュスイッチ等の機械的な操作部又は表示部601の画面に一体的に設けられたタッチ操作されるタッチスイッチとされる。その操作部602は、再生する音楽を選曲する操作など、ユーザがオーディオ600を操作するためのものである。
車載機器としてのエアコン700は、表示部701及び操作部702を有し、車室内の空調を制御する装置である。表示部701は、センターパネル部310に設けられ(図1では表示部701は図示外)、現在の空調の状態(設定温度、冷暖房の種類、風量、風向など)を表示するものである。また、操作部702は、センターパネル部310の表示部701の周囲に設けられたプッシュスイッチ等の機械的な操作部又は表示部701の画面に一体的に設けられたタッチ操作されるタッチスイッチとされる。その操作部702は、空調の各パラメータを設定する操作など、ユーザがエアコン700を操作するためのものである。
なお、上記各車載機器500〜700の表示部501、601、701は、一つの表示部として実現してもよく、例えば、オーディオ600の表示部601及びエアコン700の表示部701を、ナビゲーション装置500の表示部501で兼用してもよい。この場合、オーディオ600の操作部602及びエアコン700の操作部702を、ナビゲーション装置500の操作部502である表示部501に一体的に設けられたタッチスイッチで兼用してもよい。
また、車両には、上記車載機器500〜700に加えて、他の車載機器800(例えば、車両のライトのオンオフを制御する機器や、車両のドアウィンドウの開閉を制御する機器など)が搭載されている。その車載機器800も必要に応じて表示部や操作部を有している。
次に、運転者が遠隔操作デバイス1を操作するときに遠隔操作デバイス1に手を伸ばして触りに行く方向と、遠隔操作デバイス1の各操作部21〜24の操作方向との関係について説明する。ここで、図4は、運転席200に着座している運転者Pが手を伸ばす方向と遠隔操作デバイス1の操作方向の関係を説明する図である。具体的には、図4(a)は、運転者P及び遠隔操作デバイス1を上(平面視)から見たときの図を示しており、図4(b)は、運転者P及び遠隔操作デバイス1を前(正面視)から見たときの図を示しており、図4(c)は、運転者P及び遠隔操作デバイス1を横(側面視)から見たときの図を示している。なお、図4では、上記のように定義したX軸、Y軸及びZ軸を示している。また、図4では、運転者Pの左手P1が伸びる方向5、並びにその方向5をX軸、Y軸、Z軸の各方向成分に分解したときのX軸の方向成分5x、Y軸の方向成分5y及びZ軸の方向成分5zを示している。さらに、図4では、遠隔操作デバイス1のエンタースイッチ22の操作方向6及びキャンセルスイッチ23の操作方向7を示している。
車両の前後方向(X軸方向)について見てみると、運転者Pが遠隔操作デバイス1に左手P1を伸ばす場合には、その左手P1は、運転者Pの左肩を基準として車両の前方(+Xの方向)に向けて伸びていく(図4(a)、(c)参照)。つまり、方向5のX軸の方向成分5xは、+Xの方向とされる。また、車両の左右方向(Y軸方向)について見てみると、運転者Pの左手P1は、運転者Pの左肩を基準として助手席側(−Yの方向)に向けて伸びていく(図4(a)、(b)参照)。つまり、方向5のY軸の方向成分5yは、−Yの方向とされる。また、車両の上下方向(Z軸方向)について見てみると、運転者Pの左手P1は、運転者Pの左肩を基準として車両の下側(−Zの方向)に向けて伸びていく(図4(b)、(c)参照)。つまり、方向5のZ軸の方向成分5zは、−Zの方向とされる。
一方、エンタースイッチ22は、上記したように、操作本体部10の右側面部12に設けられており、その操作方向6は助手席側の方向(−Yの方向)とされている(図4(a)、(b)参照)。つまり、エンタースイッチ22の操作方向6と、運転者Pの左手P1が伸びる方向5のY軸の方向成分5yとが同じとされている。よって、運転者Pは、遠隔操作デバイス1に左手P1を伸ばして、容易にエンタースイッチ22を操作することができる。
これに対して、キャンセルスイッチ23は、上記したように、操作本体部10の奥側面部14に設けられており、その操作方向7は車両の後方側に向いた方向(−Xの方向)とされている(図4(a)、(c)参照)。つまり、キャンセルスイッチ23の操作方向7と、運転者Pの左手P1が伸びる方向5のX軸の方向成分5xとが互いに逆方向とされている。このことを言い換えると、キャンセルスイッチ23の操作方向7は、運転者Pの左手P1が伸びる方向5と逆方向の方向成分を有することになる。よって、運転者Pがブラインド操作をするため又は不注意に左手P1を伸ばした際に、誤ってキャンセルスイッチ23が操作されてしまうのを防止できる。その結果、車載機器500〜800が否定的操作されてしまうのを防止、つまり、車載機器500〜800の動作が停止、解除、取消し、無効化されてしまったり、入力した文字等が削除されてしまったり、車載機器500〜800の状態が前の状態に戻ってしまったりするのを防止できる。
なお、遠隔操作デバイス1に設けられた操作ノブ21は、上記したように、操作本体部10の上面部11の面内方向に揺動可能に支持されている。つまり、操作ノブ21の操作方向は上面部11の面内方向とされている。よって、操作ノブ21の操作方向は、運転者Pが左手P1を伸ばす方向5と同じ方向の方向成分を有する場合と逆方向の方向成分を有する場合とがある。また、遠隔操作デバイス1に設けられたプッシュスイッチ24は、上記したように、操作本体部10の上面部11に設けられており、その操作方向は車両の下側に向いた方向(−Zの方向)とされている。よって、プッシュスイッチ24の操作方向は、運転者Pの左手P1が伸びる方向5と同じ方向成分(Z軸の方向成分5z)を有する。
次に、遠隔操作デバイス1でナビゲーション装置500を操作する場合に、表示部501に表示される操作画面の例について説明する。ここで、図5は、表示部501に表示される操作画面の4つの例を示した図である。具体的には、図5(a)は、「YES」と「NO」のいずれかを選択するための操作画面501aを示している。その操作画面501aは、例えば、ナビゲーション装置500に特定の処理を行わせるか否かを決定する際に表示される画面である。
図5(a)に示すように、操作画面501aには、「YES」の操作ボタンを示した「YES」画像511及び「NO」の操作ボタンを示した「NO」画像512が左右に並べて表示される。「YES」画像511は、ナビゲーション装置500に特定の処理を行わせる場合に選択される画像であって、遠隔操作デバイス1のエンタースイッチ22に対応した画像である。すなわち、操作画面501aが表示されている状態でエンタースイッチ22が操作されると、「YES」画像511が選択されたことになる。
これに対して、「NO」画像512は、ナビゲーション装置500に特定の処理の行わせない場合、換言すると、特定の処理の実行を停止、中止等させる場合に選択される画像であって、遠隔操作デバイス1のキャンセルスイッチ23に対応した画像である。すなわち、操作画面501aが表示されている状態でキャンセルスイッチ23が操作されると、「NO」画像512が選択されたことになる。なお、「YES」画像511及び「NO」画像512を直接タッチ操作することによっても、それら画像511、512を選択できるようになっている。
また、操作画面501aには、遠隔操作デバイス1で「YES」画像511を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する第一の矢印画像513が、「YES」画像511に付帯する形で表示される。より具体的には、第一の矢印画像513は、「YES」画像511の下側の位置に表示され、操作画面501aの下側から上側に向いた矢印画像とされている。これは、図4に示すように、「YES」画像511に対応するエンタースイッチ22の操作方向6が、運転者Pが左手P1を伸ばす方向5と同じ方向成分を有していることに対応させたものである。よって、運転者は、第一の矢印画像513を視認することによって、左手を伸ばす方向と同じ方向に遠隔操作デバイス1(エンタースイッチ22)を操作することで「YES」画像511を選択できることを容易に判断できる。
また、操作画面501aには、遠隔操作デバイス1で「NO」画像512を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する第二の矢印画像514が、「NO」画像512に付帯する形で表示される。より具体的には、第二の矢印画像514は、「NO」画像512の上側の位置に表示され、操作画面501aの上側から下側に向いた矢印画像とされている。これは、図4に示すように、「NO」画像512に対応するキャンセルスイッチ23の操作方向7が、運転者Pが左手P1を伸ばす方向5と逆方向の方向成分を有していることに対応させたものである。よって、運転者は、第二の矢印画像514を視認することによって、左手を伸ばす方向と逆方向に遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23)を操作することで「NO」画像512を選択できることを容易に判断できる。
図5(b)は、表示部501における現在の画面の表示を中止させたり、前の画面に戻したりするキャンセルボタンを示したキャンセル画像524が表示された操作画面501bを示している。より具体的には、操作画面501bには、選択されることによって、ナビゲーション装置500に特定の処理を実行させるスイッチSW1を示した第一の操作画像521、スイッチSW2を示した第二の操作画像522及びスイッチSW3を示した第三の操作画像523が、左右に並べて表示されている。それら操作画像521〜523は、遠隔操作デバイス1のプッシュスイッチ24(図2、図3参照)に対応した画像とされる。すなわち、操作画面501bが表示されている状態でスイッチSW1に対応するプッシュスイッチ24が操作されると第一の操作画像521が選択され、スイッチSW2に対応するプッシュスイッチ24が操作されると第二の操作画像522が選択され、スイッチSW3に対応するプッシュスイッチ24が操作されると第三の操作画像523が選択されたことになる。
キャンセル画像524は、操作画面501bの右上の位置に表示されており、遠隔操作デバイス1のキャンセルスイッチ23に対応した画像である。すなわち、操作画面501bが表示されている状態でキャンセルスイッチ23が操作されると、キャンセル画像524が選択されたことになる。なお、図5(b)の操作画面501bにおいても、図5(a)と同様に、各画像521〜524を直接タッチ操作することで、それら画像521〜524を選択できるようになっている。
さらに、図5(a)の場合と同様に、操作画面501bには、遠隔操作デバイス1でキャンセル画像524を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する矢印画像525が、キャンセル画像524に付帯する形で表示されている。よって、運転者は、矢印画像525を視認することによって、左手を伸ばす方向と逆方向に遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23)を操作することでキャンセル画像524を選択できることを容易に判断できる。
図5(c)は、複数の画面が階層表示された操作画面501cを示している。より具体的には、操作画面501cには、画面の奥行き方向に重複された(階層化された)3つの画面531〜533から構成された階層画面530が表示されている。この階層画面530は、例えば遠隔操作デバイス1の操作ノブ21が操作されることで、上位層の画面に切り替えられたり(階層アップ)下位層の画面に切り替えられたり(階層ダウン)する画面である。
また、操作画面501cには、階層画面530の下側の位置に、選択されることで、階層画面530における最上位層のトップメニューの画面に戻る「トップメニュー」画像534が表示されている。その「トップメニュー」画像534は、遠隔操作デバイス1のキャンセルスイッチ23に対応した画像である。すなわち、操作画面501cが表示されている状態でキャンセルスイッチ23が操作されると、「トップメニュー」画像534が選択されたことになる。なお、「トップメニュー」画像534を直接タッチ操作することによっても、その画像534を選択できるようになっている。
さらに、操作画面501cには、遠隔操作デバイス1で「トップメニュー」画像534を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する矢印画像535が、「トップメニュー」画像534に付帯する形で表示されている。よって、運転者は、矢印画像535を視認することによって、左手を伸ばす方向と逆方向に遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23)を操作することで「トップメニュー」画像534を選択できることを容易に判断できる。
図5(d)は、目的地設定するときなどに表示される文字入力の操作画面501d(文字入力画面)を示している。より具体的には、操作画面501dには、アルファベットや仮名などの複数の文字画像542が縦横に配列された文字配列画像541が表示されている。また、文字配列画像541に属する文字画像542のうちのいずれか一つの文字画像542に付帯する形で、カーソル画像543が表示されている。さらに、文字配列画像541の上側の位置に、入力された文字が表示される表示欄画像544が表示されている。運転者は、遠隔操作デバイス1の操作ノブ21を操作することによって、カーソル画像543を所望の文字画像542の位置まで移動させることができる。そして、運転者は、エンタースイッチ22を操作することで、カーソル画像543が付帯されている文字画像542の文字を、ナビゲーション装置500に入力することができる。入力された文字は、表示欄画像544の表示欄内に表示されるようになっている。なお、各文字画像542を直接タッチ操作することによっても、各文字画像542を入力することができるようになっている。
また、表示欄画像544の表示欄には、選択されることによって、入力された文字(例えば、直近に入力された文字)を削除したり訂正したりする消しゴム画像545が表示されている。その消しゴム画像545は、遠隔操作デバイス1のキャンセルスイッチ23に対応した画像である。すなわち、操作画面501dが表示されている状態でキャンセルスイッチ23が操作されると、消しゴム画像545が選択されたことになる。なお、消しゴム画像545を直接タッチ操作することによっても、その画像545を選択できるようになっている。
そして、上記の図5(a)〜(c)の場合と同様に、遠隔操作デバイス1で消しゴム画像545を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する矢印画像546が、消しゴム画像545に付帯する形で表示されている。よって、運転者は、矢印画像546を視認することによって、左手を伸ばす方向と逆方向に遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23)を操作することで消しゴム画像545を選択できることを容易に判断できる。
なお、図5では、ナビゲーション装置500の表示部501に表示される操作画面の例について説明したが、他の車載機器600〜800の表示部601、701に表示される操作画面についても、図5と同様に、キャンセルスイッチ23の操作方向を示唆する矢印画像が表示される。
なお、上記実施形態において、遠隔操作デバイス1及び制御部30が本発明に係る「車両用操作入力装置」に相当する。また、操作ノブ21、エンタースイッチ22、プッシュスイッチ24が本発明の「第一の操作部」に相当する。キャンセルスイッチ23が本発明の「第二の操作部」に相当する。制御部30が本発明の「表示制御手段」に相当する。表示部501、601、701が本発明の「表示手段」に相当する。
以上、本発明に係る車両用操作入力装置の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限りにおいて、各種の変更が可能である。以下、上記実施形態とは異なる実施形態について説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、車載機器の否定的操作を行うための操作部(キャンセルスイッチ23)が操作本体部10の奥側面部14に設けられ、それにともなって、キャンセルスイッチ23の操作方向7が車両の後方側に向いた方向(−Xの方向)とされていた(図4参照)。しかし、否定的操作を行うための操作部は、運転者の左手が伸びる方向と逆方向の方向成分を有しているのであれば、どの操作方向であってもよく、また、操作本体部のどの位置に設けられたとしてもよい。ここで、図6は、否定的操作を行うためのキャンセルスイッチの設置位置及び操作方向を説明する図であり、具体的には、図4と同様に運転者Pと遠隔操作デバイス1とを各方向から見たときの図を示している。なお、図6において、上記実施形態と変更がない部分には同一符号を付している。以下、図6の遠隔操作デバイス1について、上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
図6に示すように、操作本体部10の−Yの方向(助手席側に向いた方向)に面した左側面部13に、上記実施形態のキャンセルスイッチ23と同じ機能を有するキャンセルスイッチ23Aを設けても良い。図7は、操作本体部10の左側面部13にキャンセルスイッチ23Aを設けた場合における遠隔操作デバイス1の斜視図を示している。なお、図7において、上記実施形態と変更がない部分には同一符号を付している。キャンセルスイッチ23Aは、図6、図7に示すように、左側面部13と直交する方向、すなわち+Yの方向(運転席200側に向いた方向)に押下操作されるプッシュスイッチとして構成することができる。これによって、キャンセルスイッチ23Aの操作方向71を、運転者Pの左手P1が伸びる方向5のY軸の方向成分5y(−Yの方向)と逆方向にすることができる。よって、誤ってキャンセルスイッチ23Aが操作されてしまうのを防止できる。また、左側面部13は運転席200側に面していない面であるので、より一層、誤ってキャンセルスイッチ23Aが操作されてしまうのを防止できる。
操作本体部10の左側面部13にキャンセルスイッチ23Aを設けた場合についても、各車載機器の表示部に表示される操作画面に、そのキャンセルスイッチ23Aの操作方向を示唆する矢印画像を表示するようにする。ここで、図8は、ナビゲーション装置500の表示部501に表示される操作画面を例示した図である。なお、図8において、図5の操作画面と変更がない部分には同一符号を付している。図8(a)には、図5(a)に対応する操作画面501aを示している。図8(a)に示すように、操作画面501aには、エンタースイッチ22に対応した「YES」画像511及びキャンセルスイッチ23Aに対応した「NO」画像512が表示される。そして、「YES」画像511を選択する場合における遠隔操作デバイス1の操作方向を示唆する第一の矢印画像515が、「YES」画像511に付帯する形で表示される。「NO」画像512を選択する場合における遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23A)の操作方向を示唆する第二の矢印画像516が、「NO」画像512に付帯する形で表示される。その第二の矢印画像516は、「NO」画像512に左側の位置に表示され、操作画面501の左側から右側に向いた(真横に向いた)矢印画像とされる。
また、図8(b)は、図5(b)に対応する操作画面501bを示している。操作画面501bには、図5(b)と同様にキャンセルスイッチ23Aに対応したキャンセル画像524が表示される。そして、図8(a)と同様に、そのキャンセル画像524に付帯する形で、真横に向いた矢印画像526が表示される。
また、図8(c)は、図5(c)に対応する操作画面501cを示している。操作画面501cには、図5(c)と同様にキャンセルスイッチ23Aに対応した「トップメニュー」画像537が表示される。なお、図8(c)では、操作画面501cの右上の位置に、「トップメニュー」画像537が表示される例を示している。そして、図8(a)、(b)と同様に、その「トップメニュー」画像537に付帯する形で、真横に向いた矢印画像538が表示される。
また、図8(d)は、図5(d)に対応する操作画面501dを示している。図8(d)の操作画面501dには、図5(d)の操作画面501dに表示される消しゴム画像545に代えて、その消しゴム画像545に対応する「delete」画像547が操作画面501dの右上の位置に表示されている。すなわち、その「delete」画像547は、キャンセルスイッチ23Aが操作されることにより、表示欄画像544の表示欄内に表示された文字が削除される画像とされる。そして、図8(a)〜(c)と同様に、その「delete」画像547に付帯する形で、真横に向いた矢印画像548が表示される。
このように、各操作画面501a〜501dにおいて、矢印画像516、526、538、548が表示されるので、運転者Pは、遠隔操作デバイス1(キャンセルスイッチ23A)を+Yの方向に操作することによって各画像512、524、537、547を選択できることを容易に判断できる。
なお、キャンセルスイッチ23Aの他にも、操作本体部10の様々な位置にキャンセルスイッチを設けることができる。具体的には、図6に示すように、操作本体部10の上面部11の手前側(運転者Pに近い側)に、上記実施形態のキャンセルスイッチ23と同じ機能を有するキャンセルスイッチ23Bを設けても良い。そして、そのキャンセルスイッチ23Bとして、図6(a)に示すように、車両の後方側(−Xの方向)の操作方向721や運転者Pに向かう操作方向722(−Xの方向と+Yの方向の間の操作方向)に操作されるスイッチとすることができる。具体的には、キャンセルスイッチ23Bは、例えば、それら操作方向721、722に傾斜させることができるスイッチとして構成することができる。また、キャンセルスイッチ23Bとして、図6(c)に示すように、運転者Pの側に引き上げる操作方向723(+Zの方向成分を有した操作方向)に操作されるスイッチとしてもよい。これによって、キャンセルスイッチ23Bの操作方向721〜723を、運転者Pの左手P1が伸びる方向5の各方向成分5x(+Xの方向)、5y(−Yの方向)、5z(−Zの方向)と逆方向にすることができる。よって、誤ってキャンセルスイッチ23Bが操作されてしまうのを防止できる。
また、図6に示すように、操作ノブ21の奥側の側面21a(+Xの方向に面した側面)に、上記実施形態のキャンセルスイッチ23と同じ機能を有するキャンセルスイッチ23Cを設けても良い。そのキャンセルスイッチ23Cは、操作ノブ21の奥側の側面21aと直交する方向、すなわち−Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成することができる。これによって、キャンセルスイッチ23Cの操作方向73を、運転者Pの左手P1が伸びる方向5と逆方向の方向成分を有するものとすることができる。よって、誤ってキャンセルスイッチ23Cが操作されてしまうのを防止できる。また、キャンセルスイッチ23Cは、操作ノブ21に設けられているので、操作ノブ21を操作しているときにキャンセルスイッチ23Cを操作することができ、操作性を向上できる。
また、操作ノブ21で否定的操作をできるようにしても良い。この場合、運転者Pの左手P1が伸びる方向5と逆方向の方向成分、すなわち、−Xの方向、+Yの方向及び+Zの方向の少なくとも一つの方向成分を有する操作方向741、742、743、744、745、746(図6参照)に操作ノブ21が操作された場合に、否定的操作がされたとする。これによって、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。なお、キャンセルスイッチ23A〜23Cが本発明の「第二の操作部」に相当する。また、操作ノブ21も本発明の「第二の操作部」に相当する。
(変形例2)
上記実施形態では、車両用操作入力装置として、X軸方向に細長い操作本体部10に各操作部21〜24が設けられた遠隔操作デバイス1について説明したが、他のタイプの遠隔操作デバイスを採用することもできる。ここで、図9は、各タイプの遠隔操作デバイスの外観斜視図を示している。なお、図9において、上記実施形態の遠隔操作デバイス1と同じ機能を有する部分には同じ符号を付している。また、図9には、各方向軸X、Y、Zを示すとともに、運転者の手が伸びる方向5も示している。
(a)ジョイスティック(直交)
先ず、図9(a)では、ジョイスティック型の遠隔操作デバイス1を示している。その遠隔操作デバイス1は、図1の遠隔操作デバイス1と同じ位置に設けられる。遠隔操作デバイス1は、スティック状の操作本体部10を有する。その操作本体部10は、ケース25の上面(以下、上面25という)に形成された開口部25aに差し込まれる形で設けられ、先端が+Xの方向(車両の前方側の方向)に屈曲したL字状とされている。操作本体部10は、ケースの上面25の面内方向に揺動可能に支持され、その面内方向に揺動操作されるジョイスティック型操作部として機能する。操作本体部10が操作されると、表示部の操作画面(図示外)に表示されたカーソル(図示外)がその操作方向に応じた位置に移動されたり、表示部の操作画面がスクロールされたりするようになっている。
操作本体部10の+Zの方向に面した上面部10aにはエンタースイッチ22が設けられている。そのエンタースイッチ22は、上面部10aに直交する方向、すなわち−Zの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(a)には、エンタースイッチ22の操作方向6を示している。
また、操作本体部10の+Xの方向に面した奥側面部のうち、下側の奥側面部10bにはキャンセルスイッチ23が設けられている。そのキャンセルスイッチ23は、奥側面部10bに直交する方向、すなわち−Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(a)には、キャンセルスイッチ23の操作方向7を示している。
このように、図9(a)の遠隔操作デバイス1は、エンタースイッチ22とキャンセルスイッチ23の操作方向6、7が互いに直交するように、それらスイッチ22、23がジョイスティック型操作部10(操作本体部)に設けられたものとされる。そして、キャンセルスイッチ23の操作方向7は、運転者が左手を伸ばす方向5(+Xの方向成分を有する方向)と逆方向(−Xの方向)とされているので、誤ってそのキャンセルスイッチ23が操作されてしまうのを防止できる。
(b)ジョイスティック(対面)
次に、図9(b)では、図9(a)と同様にジョイスティック型の遠隔操作デバイス1を示している。その遠隔操作デバイス1は、操作本体部10の形状及びエンタースイッチ22、キャンセルスイッチ23の設置位置が、図9(a)の遠隔操作デバイス1と異なっており、その他は図9(a)の遠隔操作デバイス1と同じである。
その操作本体部10は、その先端が+Xの方向に屈曲された屈曲部10aを有する。その屈曲部10aの上面部10bは、車両の後方側及び車両の上方側の両方に面するように傾斜された傾斜面、つまり法線が−Xの方向及び+Zの方向の方向成分を有した傾斜面とされる。その上面部10bにはエンタースイッチ22が設けられている。そのエンタースイッチ22は、上面部10bに直交する方向、すなわち+Xの方向及び−Zの方向の方向成分を有した斜め方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(b)には、エンタースイッチ22の操作方向6を示している。
また、屈曲部10aの下面部10cは、車両の前方側及び車両の下方側の両方に面するように傾斜された傾斜面、つまり法線が+Xの方向及び−Zの方向の方向成分を有した傾斜面とされる。その下面部10cにはキャンセルスイッチ23が設けられている。そのキャンセルスイッチ23は、下面部10cに直交する方向、すなわち−Xの方向及び+Zの方向の方向成分を有した斜め方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(b)には、キャンセルスイッチ23の操作方向7を示している。
このように、図9(b)の遠隔操作デバイス1は、エンタースイッチ22とキャンセルスイッチ23とが対面の関係とされた上面部10b及び下面部10cに設けられたものとされる。それにともなって、エンタースイッチ22の操作方向6とキャンセルスイッチ23の操作方向7とは、互いに逆向きとされる。キャンセルスイッチ23の操作方向7は、運転者が左手を伸ばす方向5(+Xの方向成分及び−Zの方向成分を有する方向)と逆方向(−Xの方向成分及び+Zの方向成分を有する方向)とされているので、誤ってそのキャンセルスイッチ23が操作されてしまうのを防止できる。
なお、図10は、運転者が図9(b)の遠隔操作デバイス1を操作する際に、左手P1でその遠隔操作デバイス1を把持した状態を示している。エンタースイッチ22及びキャンセルスイッチ23が上記のように設置されることにより、図10に示すように、運転者は、親指P11でエンタースイッチ22を操作し、薬指や小指P12でキャンセルスイッチ23を操作することができる。
(c)コマンダタイプ
次に、図9(c)は、コマンダタイプの遠隔操作デバイス1を示している。その遠隔操作デバイス1は、コマンダタイプ(マウス状)の操作本体部10を有する。その操作本体部10の下面には軸(図示外)が接続されており、その軸がケース25に差し込まれている。また、その軸は、ケース25の内部において前後左右に可動できるように支持されており、それにともない、操作本体部10は、ケース25の上面の面内方向に移動可能とされている。操作本体部10は、運転者によって把持されて上面25内を移動(操作)されることにより、例えば表示部の操作画面(図示外)に表示されたカーソル(図示外)がその移動方向(操作方向)に応じた位置に移動される操作部として機能する。
操作本体部10の+Zの方向に面した上面部10aの前端側には、Y軸に平行な軸(図示外)の軸回りに回転可能に支持されたスクロールホイール26が設けられている。そのスクロールホイール26は、運転者によって回転操作されることにより、例えば表示部の画面がスクロールされる操作部として機能する。なお、図9(c)には、スクロールホイール26の操作方向8を示している。なお、スクロールホイール26は本発明の「第一の操作部」に相当する。
また、操作本体部10の+Yの方向に面した右側面部10bにはエンタースイッチ22が設けられている。そのエンタースイッチ22は、右側面部10bと直交する方向、すなわち−Yの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(c)には、エンタースイッチ22の操作方向6を示している。
また、操作本体部10の−Yの方向に面した左側面部10cにはキャンセルスイッチ23が設けられている。そのキャンセルスイッチ23は、左側面部10cと直交する方向、すなわち+Yの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(c)には、キャンセルスイッチ23の操作方向7を示している。
このように、図9(c)の遠隔操作デバイス1では、キャンセルスイッチ23の操作方向7が、運転者が左手を伸ばす方向5(−Yの方向成分を有する方向)と逆方向(+Yの方向)とされているので、誤ってそのキャンセルスイッチ23が操作されてしまうのを防止できる。
(d)コマンダタイプ(溝内配置)
次に、図9(d)は、図9(c)と同様にコマンダタイプの遠隔操作デバイス1を示している。その遠隔操作デバイス1は、操作本体部10の形状及びエンタースイッチ22、キャンセルスイッチ23の設置位置が、図9(c)の遠隔操作デバイス1と異なっており、その他は図9(c)の遠隔操作デバイス1と同じである。
操作本体部10は、図9(d)に示すように、図9(c)の操作本体部10に対して上面部10aに溝が形成された形状とされている。具体的には、操作本体部10には、その上面部10aにおいて、周囲がZ軸に平行な内側面10cで囲まれた溝部10bが形成されている。その溝部10bの内側面10cのうち−Xの方向に面した面10c1(奥側の面)には、エンタースイッチ22が設けられている。そのエンタースイッチ22は、その奥側の面10c1と直交する方向、すなわち+Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(d)には、エンタースイッチ22の操作方向6を示している。
また、溝部10bの内側面10cのうち+Xの方向に面した面10c2(手前側の面)には、キャンセルスイッチ23が設けられている。そのキャンセルスイッチ23は、その手前側の面10c2と直交する方向、すなわち−Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(d)には、キャンセルスイッチ23の操作方向7を示している。
このように、図9(d)の遠隔操作デバイス1では、キャンセルスイッチ23の操作方向7が、運転者が左手を伸ばす方向5(+Xの方向成分を有する方向)と逆方向(−Xの方向)とされているので、誤ってそのキャンセルスイッチ23が操作されてしまうのを防止できる。
(e)ダイアルタイプ
次に、図9(e)は、ダイアルタイプの遠隔操作デバイス1を示している。その遠隔操作デバイス1は、図9(e)に示すように、筒状のダイアルノブ28を有する。そのダイアルノブ28の基端側28aは、ケース25に差し込まれており、ケース25の内部において、Z軸と平行な回転軸線27周りに回転可能に、かつZ軸と直交するケース25の上面の面内方向に揺動可能に支持されている。また、ダイアルノブ28の先端側28bは、基端側28aに比べて筒の径が大きくされ、運転者に把持される把持部を構成している。ダイアルノブ28を構成する筒の内側には、エンタースイッチ22が設けられている。そのエンタースイッチ22は、ダイアルノブ28の軸方向(−Zの方向)に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。なお、図9(e)には、エンタースイッチ22の操作方向6aを示している。
以上の構成を有する遠隔操作デバイス1では、運転者によってダイアルノブ28が回転操作された場合には、その回転方向や回転量に応じた車載機器の操作(例えば、車載機器の音量を大きくしたり小さくしたりする操作)がなされるようになっている。また、ダイアルノブ28が揺動操作された場合には、その操作方向に応じて、エンタースイッチが操作された場合と同等の操作(決定操作)がなされたり、キャンセルスイッチが操作された場合と同等の操作(否定的操作)がなされたりするようになっている。具体的には、ダイアルノブ28が、図9(e)に示すように、+Xの方向に向いた操作方向6bや−Yの方向に向いた操作方向6cのように、運転者の左手が伸びる方向5と同じ方向の操作方向に操作された場合には、決定操作がなされるようになっている。なお、ダイアルノブ28の内側に設けられたエンタースイッチ22が押下操作された場合も決定操作がなされるようになっている。これに対し、ダイアルノブ28が、−Xの方向に向いた操作方向7aや+Yの方向に向いた操作方向7bのように、運転者の左手が伸びる方向5と逆方向の操作方向に操作された場合には、否定的操作がなされるようになっている。
このように、図9(e)の遠隔操作デバイス1では、否定的操作をするためのダイアルノブ28の操作方向が、運転者が左手を伸ばす方向5と逆方向とされているので、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。
なお、ダイアルノブ28を引き上げ操作できるようにして、その引き上げ操作された場合にも否定的操作がなされるようにしてもよい。この場合の操作方向7c(図9(e)参照)は、+Zの方向とされているので、運転者の左手が伸びる方向5と逆方向とすることができる。なお、ダイアルノブ28は本発明の「第一の操作部」及び「第二の操作部」に相当する。
(f)ステアリング
次に、図9(f)は、車両のステアリングホイール9が操作本体部とされた遠隔操作デバイス1を示している。なお、図9(f)では、ステアリングホイール9の表側9a(運転席200側からステアリングホイールを見たときの図)と、その表側9aの反対側であるステアリングホイール9の裏側9bを示している。ステアリングホイール9の表側9aには、表側9aの左右2箇所にエンタースイッチ22a、22bが設けられている。それらエンタースイッチ22a、22bは、表側9aに直交する方向、すなわち略+Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。また、ステアリングホイール9の裏側9bには、その裏側9bの左右2箇所にキャンセルスイッチ23a、23bが設けられている。それらキャンセルスイッチ23a、23bは、裏側9bに直交する方向、すなわち略−Xの方向に押下操作されるプッシュスイッチとして構成されている。
このように、図9(f)の遠隔操作デバイス1では、キャンセルスイッチ23a、23bの操作方向が、運転者が手を伸ばす方向(+Xの方向成分を有する方向)と逆方向(−Xの方向)とされているので、誤ってキャンセルスイッチ23a、23bが操作されてしまうのを防止できる。
(変形例3)
上記実施形態では、エンタースイッチやキャンセルスイッチが、押下操作されるプッシュスイッチである場合の例について説明したが、それらエンタースイッチ、キャンセルスイッチが他のタイプの操作部である場合であっても本発明を適用することができる。ここで、図11は、各タイプの操作部を示している。具体的には、図11(a)は、軸回りに回転操作可能とされ、さらに押下操作も可能とされたスクロールホイールを示している。エンタースイッチやキャンセルスイッチをスクロールホイールで実現する場合、例えば、図11(a)に示すように、スクロールホイールが+Xの方向6aに回転操作された場合や、−Zの方向6bに押下操作された場合に、エンタースイッチとして機能させるようにする。他方、例えば、スクロールホイールが−Xの方向7に回転操作された場合には、キャンセルスイッチとして機能させるようにする。
図11(b)は、全方向に回転可能とされ、さらに押下操作も可能とされたボール状のトラックボールを示している。エンタースイッチやキャンセルスイッチをトラックボールで実現する場合、例えば、図11(b)に示すように、トラックボールが、+Xの方向6aに回転操作された場合や、−Yの方向6bの回転操作された場合や、−Zの方向6cに押下操作された場合に、エンタースイッチとして機能させる。他方、例えば、トラックボールが、−Xの方向7aに回転操作された場合や、+Yの方向7bに回転操作された場合には、キャンセルスイッチとして機能させる。
図11(c)は、面内方向にスライド操作が可能とされ、さらに面に垂直方向に押圧操作も可能とされたタッチパッドを示している。エンタースイッチやキャンセルスイッチをタッチパッドで実現する場合、例えば、図11(c)に示すように、タッチパッドが、+Xの方向6aにスライド操作された場合や、−Yの方向6bにスライド操作された場合や、−Zの方向6cに押圧操作された場合に、エンタースイッチとして機能させる。他方、タッチパッドが、−Xの方向7aにスライド操作された場合や、+Yの方向7bにスライド操作された場合には、キャンセルスイッチとして機能させる。
ここで、図11(d)のタッチパッドで遠隔操作デバイスを構成した例についてさらに詳細に説明する。図12は、遠隔操作デバイスとしてのタッチパッド81が設置された車室100を示している。なお、図12において、上記実施形態と変更がない部分には同一符号を付している。図12に示すように、タッチパッド81はセンターコンソール300上に設けられる。また、センターパネル部310の上部には、ナビゲーション装置500(図3参照)の表示部501が設けられている。さらに、センターパネル部310には、他の車載機器(例えば、オーディオやエアコン)の操作パネル82、83が設けられている。なお、タッチパッド81は、本発明の「第一の操作部」及び「第二の操作部」に相当するものでもある。
運転者は、左手P1をタッチパッド81上をスライドさせることによって、車載機器の操作ができるようになっている。この場合、左手P1のスライド方向(操作方向)が、左手P1がタッチパッド81に向けて伸びる方向と逆方向の場合には、車載機器が否定的操作されるようになっている。ここで、図13を参照して、否定的操作をするためのタッチパッド81の操作方向についてさらに詳細に説明する。その図13は、先の図4に対応する図であり、運転席200に着座している運転者Pが手を伸ばす方向5とタッチパッド81の操作方向の関係を説明する図である。また、図13には、図12に示す操作パネル82、83も示している。なお、図13において、図4と変更がない部分には同一符号を付している。
図4の場合と同様に、左手P1が伸びる方向5は、+Xの方向に向いた方向成分5xと−Yの方向に向いた方向成分5yと−Zの方向に向いた方向成分5zとを有した方向とされる(図13参照)。そして、例えば、タッチパッド81が−Xの方向に前後に操作された場合(図13(a)、(c)における操作方向7aの場合)に、否定的操作がなされるようになっている。この場合の操作方向7aは、手が伸びる方向5のX軸の方向成分5x(+Xの方向)と逆方向とされているので、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。
ここで、図14は、タッチパッド81を操作する場合における表示部501(図12参照)に表示される操作画面の例及びタッチパッド81が操作方向7a(図13参照)に操作された場合にその操作画面がどのように操作されるかを説明する図である。図14(a)は、タッチパッド81を上から見た図であり、そのタッチパッド81において、運転者の指がF1の位置からF2の位置にスライドされた場合の操作方向7a(−Xの方向)を示している。図14(b)は、表示部501に表示される操作画面の一例として、車載機器の特定の機能のオンオフを切り替えるスイッチ画像571、572が表示された操作画面を示している。それらスイッチ画像571、572は、各画像571、572の上側が選択されると対応する機能がONとされ、下側が選択されると対応する機能がOFFとされる画像である。運転者は、それらスイッチ画像571、572を直接タッチ操作することにより、又はタッチパッド81をスライド操作することにより、車載機器の特定の機能をオン又はオフにすることができる。例えば、現在、左側のスイッチ画像571が操作可能とされている状態において、タッチパッド81が図14(a)のように−Xの方向にスライド操作された場合には、図14(b)に示すように、スイッチ画像571の下側571aが選択されたこととされる。その結果、スイッチ画像571に対応する車載機器の機能がオフとされる。
また、図14(c)は、表示部501に表示される操作画面の一例として、複数の画面が奥行き方向に重ねられた階層画面581を示している。その階層画面581の下側には、選択されることによってトップメニューの画面に戻る「トップメニュー」画像582が表示されている。運転者は、その「トップメニュー」画像582を直接タッチ操作することにより、又はタッチパッド81を図14(a)のように−Xの方向にスライド操作することにより、その「トップメニュー」画像582を選択することができる。
図13において、例えば、タッチパッド81が+Yの方向に左右に操作された場合(図13(a)、(c)における操作方向7bの場合)に、否定的操作がなされるようにしてもよい。この場合の操作方向7bは、手が伸びる方向5のY軸の方向成分5y(−Yの方向)と逆方向とされているので、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。
ここで、図15は、タッチパッド81が操作方向7b(図13参照)に操作された場合に表示部501に表示される操作画面がどのように操作されるかを説明する図である。図15(a)は、タッチパッド81を上から見た図であり、そのタッチパッド81において、運転者の指がF1の位置からF2の位置にスライドされた場合の操作方向7b(+Yの方向)を示している。図15(b)は、表示部501に表示される操作画面の一例として、車載機器の特定の機能のオンオフを切り替えるスイッチ画像551〜553が表示された操作画面を示している。それらスイッチ画像551〜553は、それぞれ、各画像551〜553の左右方向に可動可能な可動画像551a〜553aを含む。そして、スイッチ画像551〜553は、各可動画像551a〜553aが左側に位置された場合には対応する機能がONとされ、右側に位置された場合には対応する機能がOFFとされる画像である。運転者は、各可動画像551a〜553aを直接左右にスライド操作することにより、又はタッチパッド81を左右にスライド操作することにより、車載機器の特定の機能をオン又はオフにすることができる。例えば、現在、一番下のスイッチ画像553が操作可能とされている状態において、タッチパッド81が図15(a)のように+Yの方向にスライド操作された場合には、図15(b)に示すように、スイッチ画像553の可動画像553aは右側に移動される。その結果、スイッチ画像553に対応する車載機器の機能がオフとされる。
また、図15(c)は、表示部501に表示される操作画面の一例として、複数の画面が奥行き方向に重ねられた階層画面561を示している。その階層画面561の右側には、選択されることによってトップメニューの画面に戻る「トップメニュー」画像562が表示されている。運転者は、その「トップメニュー」画像562を直接タッチ操作することにより、又はタッチパッド81を図15(a)のように+Yの方向にスライド操作することにより、その「トップメニュー」画像562を選択することができる。
(変形例4)
上記実施形態では、車載機器の操作部(操作画面)を遠隔から操作できる遠隔操作デバイスの例について説明したが、車載機器の操作部に対して直接本発明を適用してもよい。すなわち、車載機器の操作部が、運転者がその操作部に手を伸ばす方向と逆方向の方向成分を有する操作方向に操作された場合に、否定的操作がなされるようにする。この場合の具体例を、図12のセンターパネル部310に設けられた操作パネル82、83を例にとって説明する。図13(c)に示すように、センターパネル部310は、その上側310aよりも下側310bのほうが車室100の内側(運転席200側)に出るように傾斜されている。それにともない、操作パネル82、83も傾斜されている。それら操作パネル82、83には、例えば、タッチ操作されることによって操作信号を入力するタッチパネルや、プッシュスイッチ等の機械的な操作部が設けられている。そして、例えば、操作パネル82、83が+Yの方向7c、7e(図13参照)に左右に操作された場合に、対応する車載機器は否定的操作を実行する。これよれば、操作方向7c、7eは、運転者Pの左手P1が伸びる方向5のY軸の方向成分5yと逆方向とされているので、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。
また、例えば、操作パネル82、83が、各操作パネル82、83の上側から下側に向いた操作方向7d、7f(図13参照)に操作された場合に、対応する車載機器が否定的操作を実行するようにしてもよい。この場合、操作パネル82、83が傾斜されているので、操作パネル82、83の操作方向7d、7fは、−Xの方向及び−Zの方向の方向成分を有する。よって、それら操作方向7d、7fは、運転者Pの左手P1が伸びる方向5のX軸の方向成分5xと逆方向とされて、誤って否定的操作がされてしまうのを防止できる。
なお、操作パネル82、83は、本発明に係る「車両用操作入力装置」に相当し、また、「第一の操作部」及び「第二の操作部」にも相当する。
(変形例5)
上記実施形態では、運転者が手を伸ばして車両用操作入力装置に触りに行く方向が直線方向の場合の例について説明したが、その触りに行く方向は直線方向に限られるわけではない。ここで、図16は、図4(a)を変形した図であり、運転者Pが手P1を伸ばして遠隔操作デバイス1に触りに行く方向の他の態様を説明する図である。なお、図16において、上記実施形態と変更がない部分には同一符号を付している。図16に示すように、運転者Pが手P1を伸ばして遠隔操作デバイス1に触りに行く方向は、上記実施形態で説明した直線方向5の他に、曲線を描きながら遠隔操作デバイス1に触りに行く曲線方向41や、旋回させて遠隔操作デバイス1に触りに行く旋回方向42もあり得る。例えば、遠隔操作デバイス1が運転者Pにより近い位置に設けられる場合には、運転者Pは、旋回方向42のように、手P1を旋回させて遠隔操作デバイス1に触りに行く場合が多いと考えられる。このように、遠隔操作デバイス1が設けられる位置によって、手P1を伸ばす方向が曲線方向41、旋回方向42となることが多い場合には、それら曲線方向41、旋回方向42と逆方向の方向成分を有するように、否定的操作をするための操作部の操作方向を定めてもよい。つまり、本発明の「ユーザが手を伸ばして車両用操作入力装置に触りに行く方向」とは、直線方向、曲線方向及び旋回方向を含む。
1 遠隔操作デバイス(車両用操作入力装置)
9 ステアリングホイール
9b ステアリングホイールの裏側
10 操作本体部
21 操作ノブ(第一の操作部、第二の操作部)
22、22a、22b エンタースイッチ(第一の操作部)
23、23A、23B、23C、23a、23b キャンセルスイッチ(第二の操作部)
24 プッシュスイッチ(第一の操作部)
26 スクロールホイール(第一の操作部、第二の操作部)
28 ダイアルノブ(第一の操作部、第二の操作部)
30 制御部(表示制御手段)
81 タッチパッド
82、83 操作パネル
100 車室
200 運転席
300 センターコンソール
310 センターパネル部(パネル部)
500〜800 車載機器
501〜701 表示部(表示手段)
502〜702 操作部
501a〜501d 操作画面
512、524、534、537、545、547 操作画像
514、516、525、526、535、538、546、548 矢印画像
P 運転者(ユーザ)
P1 運転者の左手

Claims (5)

  1. 車両に搭載された車載機器の操作をするための第一の操作部と、
    その第一の操作部による前記車載機器の操作を否定する方向に働く前記車載機器の操作である否定的操作をするための第二の操作部とを備えた、車室内の特定の座席の左サイド又は右サイドに設けられる車両用操作入力装置であって、
    前記車両用操作入力装置は前記車載機器を遠隔操作する遠隔操作デバイスであり、
    前記第二の操作部の操作方向が、前記特定の座席に着座しているユーザが手を伸ばして前記車両用操作入力装置に触りに行く方向と逆方向の方向成分を有するように、かつ、前記第一の操作部の操作方向と異なるように定められ
    前記車室には、選択されることによって前記車載機器が否定的操作される操作画像が表示される表示手段が設けられ、
    前記第二の操作部の操作により前記操作画像を選択できるようになっており、
    その表示手段に表示された前記操作画像に付帯する形で、前記第二の操作部の操作方向を示唆する前記操作画像の方に向いた矢印画像を表示させる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする車両用操作入力装置。
  2. 前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の後方に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする請求項1に記載の車両用操作入力装置。
  3. 前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の左右方向における前記座席側に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用操作入力装置。
  4. 前記第二の操作部の操作方向が、前記車両の上方に向いた方向成分を有するように定められたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用操作入力装置。
  5. 前記第一の操作部及び前記第二の操作部が設けられた操作本体部を備え、
    前記第二の操作部は、前記操作本体部の表面のうち前記座席側に面していない面に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用操作入力装置。
JP2010253607A 2010-11-12 2010-11-12 車両用操作入力装置 Expired - Fee Related JP5305250B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253607A JP5305250B2 (ja) 2010-11-12 2010-11-12 車両用操作入力装置
DE102011055183A DE102011055183A1 (de) 2010-11-12 2011-11-09 Fahrzeug-Bedieneingabevorrichtung
US13/292,402 US9346356B2 (en) 2010-11-12 2011-11-09 Operation input device for vehicle
CN201110364599.3A CN102529846B (zh) 2010-11-12 2011-11-11 车用操作输入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253607A JP5305250B2 (ja) 2010-11-12 2010-11-12 車両用操作入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012101735A JP2012101735A (ja) 2012-05-31
JP5305250B2 true JP5305250B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=45999054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010253607A Expired - Fee Related JP5305250B2 (ja) 2010-11-12 2010-11-12 車両用操作入力装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9346356B2 (ja)
JP (1) JP5305250B2 (ja)
CN (1) CN102529846B (ja)
DE (1) DE102011055183A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101914952B1 (ko) 2012-12-26 2019-01-07 광주과학기술원 햅틱 보조 핸들 및 이의 동작 방법

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012000586A1 (de) * 2012-01-13 2013-07-18 Audi Ag Eingabevorrichtung mit einer berührungssensitiven Eingabefläche
KR102052960B1 (ko) * 2012-11-23 2019-12-06 삼성전자주식회사 입력장치, 디스플레이장치, 디스플레이시스템 및 그 제어 방법
DE102013001881A1 (de) 2013-02-02 2014-08-07 Audi Ag Systeminitiierte Hilfefunktion für die Bedienung von einer, einem Fahrzeug zugeordneten Vorrichtung - Löschen von Eingaben
WO2015061370A1 (en) 2013-10-21 2015-04-30 Milwaukee Electric Tool Corporation Adapter for power tool devices
DE102013019139A1 (de) 2013-11-15 2015-05-21 Audi Ag Kraftwagen mit einem Infotainmentsystem und Verfahren zum Betreiben eines Infotainmentsystems eines Kraftwagens
US20150158434A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-11 Hyundai Motor Company Remote system and method for controlling a vehicle device
DE102015205541A1 (de) * 2014-03-28 2015-10-01 Lear Corp. System zur steuervorrichtung einer fahrzeugsitzanordnung
US20160170507A1 (en) * 2014-12-11 2016-06-16 Honda Motor Co., Ltd. Touch pad module, remote input system, and method of controlling a remote input system
FI20146117A (fi) 2014-12-19 2016-06-20 Semel Oy Taksamittari ajoneuvolle ja vastaava menetelmä
US9846495B2 (en) * 2015-07-23 2017-12-19 Denso International America, Inc. Human machine interface system for controlling vehicular graphical user interface display
JP6437992B2 (ja) * 2016-12-20 2018-12-12 トヨタ自動車九州株式会社 車両用操作部構造
US10822108B2 (en) * 2017-03-06 2020-11-03 Textron Innovations Inc. Augmented reality system for pilot and passengers
DE102017002868A1 (de) 2017-03-24 2018-09-27 Semen Schofmann System zur Benachrichtigung des Fahrers eines Wagens mit vielen Türen
CN110719865B (zh) * 2017-06-13 2023-02-24 松下知识产权经营株式会社 驾驶辅助方法、驾驶辅助程序以及车辆控制装置
US20230009427A1 (en) * 2021-07-08 2023-01-12 Hyundai Mobis Co., Ltd. Display control system using knobs

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740789A (ja) 1993-07-30 1995-02-10 Alpine Electron Inc 車載用機器の操作装置
JPH07281823A (ja) * 1994-04-15 1995-10-27 Hosiden Corp 座標入力装置
US7421321B2 (en) * 1995-06-07 2008-09-02 Automotive Technologies International, Inc. System for obtaining vehicular information
JP3401953B2 (ja) * 1994-10-31 2003-04-28 トヨタ自動車株式会社 車載機器の操作装置
US6219032B1 (en) * 1995-12-01 2001-04-17 Immersion Corporation Method for providing force feedback to a user of an interface device based on interactions of a controlled cursor with graphical elements in a graphical user interface
JP3900583B2 (ja) * 1997-03-31 2007-04-04 マツダ株式会社 自動車用制御装置
EP1052565A3 (en) * 1999-05-13 2005-05-11 Sony Corporation Information processing method and apparatus
US6526335B1 (en) * 2000-01-24 2003-02-25 G. Victor Treyz Automobile personal computer systems
US7126581B2 (en) * 2002-06-13 2006-10-24 Panasonic Automotive Systems Company Of America Multimode multizone interface
JP2004185205A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Tokai Rika Co Ltd 操作入力装置
JP2004224149A (ja) 2003-01-22 2004-08-12 Denso Corp 操作パネル
JP3838215B2 (ja) * 2003-04-21 2006-10-25 株式会社デンソー 車両用ナビゲーション装置の操作装置
EP1811362A4 (en) * 2004-10-27 2011-07-27 Fujitsu Ten Ltd DISPLAY
US7528835B2 (en) * 2005-09-28 2009-05-05 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Open-loop controller
WO2007105457A1 (ja) * 2006-02-23 2007-09-20 Pioneer Corporation 操作入力装置及びナビゲーション装置
JP5011806B2 (ja) * 2006-04-25 2012-08-29 トヨタ自動車株式会社 車両用入力装置
WO2008044287A1 (fr) * 2006-10-11 2008-04-17 Osaka Electro-Communication University Dispositif de commande d'entrée et procédé de commande d'entrée
DE102009008731A1 (de) 2009-02-12 2009-10-29 Daimler Ag Bedienungsanordnung für eine Mittelkonsole eines Kraftwagens
JP5392900B2 (ja) * 2009-03-03 2014-01-22 現代自動車株式会社 車載機器の操作装置
JP5045764B2 (ja) 2010-01-14 2012-10-10 株式会社デンソー 車両用操作入力装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101914952B1 (ko) 2012-12-26 2019-01-07 광주과학기술원 햅틱 보조 핸들 및 이의 동작 방법

Also Published As

Publication number Publication date
DE102011055183A1 (de) 2012-05-16
US20120123636A1 (en) 2012-05-17
CN102529846A (zh) 2012-07-04
US9346356B2 (en) 2016-05-24
CN102529846B (zh) 2015-05-20
JP2012101735A (ja) 2012-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5305250B2 (ja) 車両用操作入力装置
JP4960127B2 (ja) 操作デバイス
JP5452566B2 (ja) 車両用入力装置
JP6035828B2 (ja) 表示操作装置および表示システム
JP2007326491A (ja) 車両用入力装置
KR20070119945A (ko) 사용자 인터페이스를 위한 장치 및 방법
KR102123342B1 (ko) 이미지 기록 유닛 및 차량의 장치들을 조작하기 위한 조작 시스템을 구비한 차량 및 조작 시스템을 작동하기 위한 방법
JP5452770B2 (ja) 入力装置
WO2020179361A1 (ja) ステアリングスイッチ装置及びステアリングスイッチシステム
JP2015170282A (ja) 車両用操作装置
JP6481156B2 (ja) 入力表示装置
JP5045764B2 (ja) 車両用操作入力装置
US20130201126A1 (en) Input device
JP2006264615A (ja) 車両用表示装置
JP2007156991A (ja) 車載用表示装置
JP6221952B2 (ja) 入力装置
JP5954145B2 (ja) 入力装置
JP4771237B2 (ja) 車両用操作装置
JP7378902B2 (ja) 操作制御装置
JP6018855B2 (ja) ステアリングスイッチ、ステアリングホイール
WO2020196560A1 (ja) 操作装置
JP5632968B2 (ja) 車両用操作装置
JP4142194B2 (ja) ポインティング装置
JP2012046054A (ja) ディスプレイシステム
WO2020196559A1 (ja) 制御装置及び制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120809

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5305250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130616

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees