JP5303329B2 - 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法 - Google Patents

組立クランクシャフトの製造装置および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5303329B2
JP5303329B2 JP2009075578A JP2009075578A JP5303329B2 JP 5303329 B2 JP5303329 B2 JP 5303329B2 JP 2009075578 A JP2009075578 A JP 2009075578A JP 2009075578 A JP2009075578 A JP 2009075578A JP 5303329 B2 JP5303329 B2 JP 5303329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
counterweight
laser beam
welding
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009075578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010227946A (ja
Inventor
康裕 伊藤
孝之 大沼
勤 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009075578A priority Critical patent/JP5303329B2/ja
Publication of JP2010227946A publication Critical patent/JP2010227946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5303329B2 publication Critical patent/JP5303329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、別体として形成されたカウンタウェイト部がクランクシャフト本体部に接合されている組立クランクシャフトおよびその製造方法に係り、特に、カウンタウェイト部のクランクシャフト本体部への接合技術の改良に関する。
自動車エンジン等の内燃機関では、ピストンの往復運動をコネクティングロッドを介して回転運動に変更するクランクシャフトが使用されている。クランクシャフトは、ジャーナル部を備え、ジャーナル軸部には、それと平行なクランクピン部がアーム部により連結されている。アーム部はウェブ部およびカウンタウェイト部を有している。ウェブ部にクランクピン部が連結され、カウンタウェイト部のジャーナル軸部に対する形成位置は、クランクピン部の接続箇所の反対側である。
クランクシャフトの製造では、たとえばジャーナル軸部、ウェブ部、および、クランクピン部を有するシャフト本体部と、カウンタウェイト部とを別体で製作し、溶接によりカウンタウェイト部をシャフト本体部に接合している。
クランクシャフトの接合に用いられる溶接手法として各種技術が考えられる。たとえばリモート溶接では、たとえばロボットアーム(マニュピレータ)の先端部にレーザ照射装置を取り付けた溶接装置を用い、ワークの位置を載置台固定し、ワークの溶接パターンに応じてレーザビームを移動させながら、ワークにレーザビームを照射する。
レーザビームの移動は、ロボットアームによる移動、および、レーザ照射装置からのレーザービーム照射方向の変更により行う。レーザービーム照射方向の変更では、ガルバノミラー等の反射鏡を用いて、レーザビームを偏向させている。
レーザ照射装置として、ファイバーレーザを用いることが考えられる(たとえば特許文献1〜3)。ファイバレーザは、車体部品・薄板積層構造等の板厚が比較的薄い部位に適用され、厚板や溶接深さが長いバルク体には適用されていない。ファイバーレーザは、共振器部分にファイバーを用いたレーザ装置であり、YbイオンやErイオンをドープしたシングルモードファイバのクラッドを2重構造にしている。
ファイバーレーザでは、内側のクラッドにレーザダイオードの励起光を入射させて励起することにより高効率・高品質なレーザ出力を得ることができる。このようなファイバレーザは、入熱が非常に小さく、かつスポット径が小さい(50μm程度)ことから、品質低下を防止することができるとともに、微細領域の高精度溶接を実現することができる。
特開昭59−212138号公報 特開昭60−212138号公報 特開2008−245440号公報
高精度加工応用分野からの要求に応えることができるファイバーレーザを組立クランクシャフトの溶接に適用し、高出力・高精度な加工を実現することが考えられる。しかしながら、レーザービームの移動をガルバノミラー等の反射鏡によるレーザビームの偏向により行う場合、次のような問題が生じる。すなわち、ワークの接合面に対して垂直にレーザービームを照射できないため、接合部の不均一化が生じる。また、必要な焦点距離が長くなるため、溶接装置および周辺設備のスペースが大きくなる。さらに、レーザビームの偏向によりスポット径が変わるため、ビーム品質が低下する。また、必要な焦点深度が深くなるため、ビーム径を大きくする必要が生じる。
したがって、本発明は、レーザービームの移動をガルバノミラー等の反射鏡により行う場合に生じる問題を解消することができる組立クランクシャフトの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
本発明の組立クランクシャフトの製造装置は、シャフト本体部とカウンタウェイト部との接合部にレーザビームを照射することにより、接合部の溶接を行うファイバーレーザと、接合部へのレーザビームの照射時、接合部の溶接パターンに応じてシャフト本体部およびカウンタウェイト部をレーザビームに対して移動させるワーク移動手段とを備え、シャフト本体部の軸線回り方向に形成された一対の突起部が、シャフト本体部側の接合部を構成し、その接合部が断面V字形状をなす組立クランクシャフトの溶接に適用され、ワーク移動手段は、シャフト本体部およびカウンタウェイト部を固定してシャフト本体部の軸線回りに回転させる回転テーブルを有していることを特徴としている。
本発明の組立クランクシャフトの製造装置では、ファイバーレーザを用いて、シャフト本体部とカウンタウェイト部との接合部にレーザビームを照射することにより、接合部の溶接を行う。ここで、レーザビームの接合部への照射は、接合部の溶接パターンに応じてワーク移動手段によりシャフト本体部およびカウンタウェイト部を移動させながら行う。
このようにワーク移動手段を用いることにより、接合部の溶接パターンに応じて溶接を行うことができるので、ガルバノミラー等の反射鏡を用いた偏向によるレーザービームの移動を行う必要がない。このようにレーザビームの照射方向を固定した状態で溶接を行うことができるので、レーザビームの照射では常に一定の照射角度・一定の焦点距離に設定することができる。その結果、反射鏡を用いた技術で生じていた問題(接合部の不均一化、溶接装置および周辺設備のための大きなスペースの確保、ビーム品質低下、および、ビーム径の粗大化)を解消することができる。
本発明は種々の構成を用いることができる。たとえばシャフト本体部の軸線回り方向に形成された一対の突起部がシャフト本体部側の前記接合部を構成し、その接合部が断面V字形状をなす組立クランクシャフトの溶接に適用する場合、ワーク移動手段は、シャフト本体部およびカウンタウェイト部を固定してシャフト本体部の軸線回りに回転させる回転テーブルを有することができる。
この態様では、回転テーブルによりシャフト本体部およびカウンタウェイト部を固定してシャフト本体部の軸線回りに回転させることにより、円周形状の溶接パターンに沿ってレーザビームを接合部に照射することができる。このようなレーザビームの照射を回転テーブルを設けるという簡単な構成で実現することができるので、さらに溶接装置および周辺設備の小型化を図ることができる。
ワーク移動手段は、回転テーブルの回転面内における直交する2軸方向に回転テーブルを移動させる可動ステージを有することができる。この態様では、回転テーブルに加えて可動ステージを用いることにより、円周形状以外の各種形状の溶接パターンに沿ってレーザビームを接合部に照射することができる。
本発明の組立クランクシャフトの製造方法は、組立クランクシャフトの製造装置で用いるワーク移動手段によるレーザビームのワークに対する相対的移動手法を用いる。すなわち、本発明の組立クランクシャフトの製造方法は、シャフト本体部の軸線回り方向に形成された一対の突起部が、シャフト本体部側の接合部を構成し、その接合部が断面V字形状をなす組立クランクシャフトの溶接に適用され、組立クランクシャフトの溶接では、ファイバーレーザを用いて、シャフト本体部とカウンタウェイト部との接合部にレーザビームを照射することにより、接合部の溶接を行い、レーザビームの接合部への照射は、接合部の溶接パターンに応じてワーク移動手段によりシャフト本体部およびカウンタウェイト部を移動させながら、行い、ワーク移動手段による移動では、シャフト本体部およびカウンタウェイト部を、ワーク移動手段の回転テーブルに固定してシャフト本体部の軸線回りに回転させることを特徴としている。
本発明の組立クランクシャフトの製造方法では、本発明の組立クランクシャフトの製造装置の効果と同様な効果を得ることができる。
本発明の、組立クランクシャフトあるいはその製造方法によれば、ガルバノミラー等の反射鏡を用いた偏向によるレーザービームの移動を行う必要がないから、反射鏡を用いた技術で生じていた問題を解消することができる。
本発明に係る一実施形態の組立クランクシャフト製造装置の概略構成を表す斜視図である。 (A),(B)は本発明に係る一実施形態の組立クランクシャフト製造装置にワークとして用いるシャフト本体部とカウンタウェイト部の構成を表す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る組立クランクシャフトの製造方法を表し、レーザ溶接を行っている状態を表す断面図である。 本発明の一実施形態に係る組立クランクシャフトの製造方法を表し、レーザ溶接を行っている状態を表す拡大斜視図である。 (A)〜(C)は組立クランクシャフトの接合部の各種形状を表す図である。 本発明の一実施形態に係る組立クランクシャフトの全体構成を表す側面図である。 (A),(B)は本発明の実施例の組立クランクシャフトの接合部の状態を表す写真であり、(B)は(A)の部分拡大写真である。 本発明の実施例の組立クランクシャフトの接合部断面の状態を表す写真である。
(1)実施形態の構成
(1−1)装置構成
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る組立クランクシャフト製造装置10の概略構成を表す斜視図である。組立クランクシャフト製造装置10は基台11を備えている。基台11上には回転テーブル21(ワーク移動手段)が矢印方向Rに回転可能に設けられている。
回転テーブル21には、ワークをチャックするチャック部22が設けられている。ワークは、チャック部22により回転テーブル21に固定される。基台11には、垂直方向に延在する支持部12が設けられ、支持部12には、ワークを上側から固定するエアクランプ部31が昇降可能に設けられている。ワークとしてシャフト本体部とカウンタウェイト部を用いた場合、チャック部22およびエアクランプ部31は、シャフト本体部とカウンタウェイト部とを当接した状態で固定する。
組立クランクシャフト製造装置10は、回転テーブル21上で固定されたワークにレーザビームを照射するファイバーレーザ41を備えている。ファイバーレーザ41は、ロボット51の先端部に取り付けられている。 ロボット51は、ファイバーレーザ41の位置およびレーザビームの照射方向の初期設定を行う。
ロボット50には、本体部51と第1アーム部52とを接続するヒンジ機構51Aが設けられ、第1アーム部52と第2アーム部53とを接続するヒンジ機構52Aが設けられ、第2アーム部53とファイバーレーザ41とを接続するヒンジ機構53Aが設けられている。本体部51は昇降可能に設けられている。ファイバーレーザ41の位置およびレーザビームの照射方向の初期設定は、ヒンジ機構51A〜53Aの回動および本体部51の昇降により行う。
基台11の底面には可動ステージ61(ワーク移動手段)が設けられ、可動ステージ61は、回転テーブル21をX軸方向およびY軸方向の少なくとも1方向に移動させる。組立クランクシャフト製造装置10は、回転テーブル21の回転、ロボット51の移動、可動ステージ61の移動を制御を行う制御部(図示略)を備えている。
(1−2)ワークの構成
ワークとしては、図2(A),(B)に示すシャフト本体部110とカウンタウェイト部102を用いる。図2(A)は、シャフト本体部110の一部構成を表す拡大斜視図、図2(B)は、カウンタウェイト部102Aの構成を表す拡大斜視図である。図6は、シャフト本体部110とカウンタウェイト部102Aとの接合後の組立クランクシャフトの全体構成を表す図である。
シャフト本体部110はジャーナル部101を備え、ジャーナル軸部101には、それと平行なクランクピン部103がウェブ部102Bにより連結されている。ウェブ部102Bの外周部には、ジャーナル軸部101の軸線回り方向に延在する1対の突起部121,122が形成されている。突起部121,122は、断面V字形状をなす接合面121A,122Aを有している。カウンタウェイト部102Aの外周部には、接合面123A,124Aが形成されている。カウンタウェイト部102Aとウェブ部102Bとは、接合後、アーム部102を構成する。
シャフト本体部110とカウンタウェイト部102Aの材質として異材を用いることができ、たとえばシャフト本体部110として炭素鋼等のスチール、カウンタウェイト部102Aとして鋳鉄を用いることができる。
(2)実施形態の動作
組立クランクシャフト製造装置10によるレーザ溶接について、おもに図3,4を参照して説明する。図3は、組立クランクシャフト製造装置10を用いた製造方法を表し、レーザ溶接を行っている状態を表す断面図である。図4は、組立クランクシャフト製造装置10を用いた製造方法を表し、レーザ溶接を行っている状態を表す拡大斜視図である。なお、図4では、シャフト本体部110とカウンタウェイト部102Aとの接合部104を含む部分を表しており、カウンタウェイト部102Aにおけるレーザビームの照射部分を図示するために、カウンタウェイト部102Aの一部の図示を省略している。
まず、ワークとしてシャフト本体部110およびカウンタウェイト部102Aを回転テーブル21に固定する。この場合、チャック部22およびエアクランプ部31を用い、シャフト本体部110の接合面121A,122Aとカウンタウェイト部102Aの接合面123A,124Aとを当接させた状態に設定する。接合面121A〜124Aは接合部104を構成している。シャフト本体部110およびカウンタウェイト部102Aの配置形態は、たとえば回転テーブル21の回転中心とシャフト本体部110の軸線Oとを一致させ、シャフト本体部110がその軸線O回りに回転する形態に設定する。
次いで、ファイバーレーザ41の位置およびレーザビームBの照射方向の初期設定を行う。このような初期設定は、ヒンジ機構51A〜53Aの回動および本体部51の昇降により行う。この場合、レーザビームBの照射方向は、図3,4に示すように、接合部104の接合面に略平行な方向とし、切欠部106は、レーザビームBの入射部として用いられる。
続いて、レーザビームBを接合部104に照射して溶接を行う。レーザビームBの照射時、回転テーブル21の矢印方向Rへの回転により、接合部104は軸線O回りに回転させる。これにより、図5(A)に示す円周形状の接合部104の溶接パターンに沿ってレーザビームBを照射することができる。図5(B),(C)に示す円周形状以外の接合部104の各種溶接パターンを得る場合、その溶接パターンに応じて、回転テーブル21の回転制御に加えて可動ステージ61の移動制御を適宜行う。また、この場合、回転テーブル21の回転制御および可動ステージ61の移動制御に加えて、必要に応じて、ロボット51の移動によるファイバーレーザ41の位置およびレーザビームBの照射方向の変更を行ってもよい。
このようにしてシャフト本体部110とカウンタウェイト部102Aが接合部104で溶接された組立クランクシャフト100を得ることができ、この場合、接合部104は各種形状の溶接パターンを有することができる。
以上のように本実施形態では、ワーク移動手段として回転テーブル21および可動ステージ61を適宜用いることにより、ワークの溶接パターンに応じて溶接を行うことができるので、ガルバノミラー等の反射鏡を用いた偏向によるレーザービームの移動を行う必要がない。このようにレーザビームBの照射方向を固定した状態で溶接を行うことができるので、レーザビームBの照射では常に一定の照射角度・一定の焦点距離に設定することができる。その結果、反射鏡を用いた技術で生じていた問題(接合部104の不均一化、溶接装置および周辺設備のための大きなスペースの確保、ビーム品質低下、および、ビーム径の粗大化)を解消することができる。
特に、レーザビームBの照射を回転テーブル21を設けるという簡単な構成で実現することができるので、さらに溶接装置および周辺設備の小型化を図ることができる。また、回転テーブル21に加えて可動ステージ61を用いることにより、円周形状以外の各種形状の接合部の溶接パターンに沿ってレーザビームBを照射することができる。
また、接合面121A〜124A上を通過したり反射したレーザビームBが空間105に到達することができるので、溶接条件が安定化する。また、その空間105の形成領域は組立クランクシャフト100の回転中心の近傍領域であるから、その領域は錘としての作用をほとんど有しない。したがって、その領域に空間を形成することにより、カウンタウェイト部102Aの作用効率を向上させることができる。
実施例では、本実施形態の図2(A),(B)に示す形状を有するシャフト本体部およびカウンタウェイト部の試験品を別体で製作した。具体的には、シャフト本体部としては、鍛造によりスチール製のものを製作した。カウンタウェイト部としては、鋳造により球状黒鉛鋳鉄製のものを製作した。続いて、本実施形態の図1に示す組立クランクシャフト製造装置を用い、本実施形態の図3,4に示す手法と同様に、カウンタウェイト部とシャフト本体部の接合部の溶接を行った。
溶接は、ファイバレーザ41のレンズシールド用にエアブローをしながら行った。接合部の溶接パターンを円周形状に設定したので、ワーク移動手段として回転テーブル21のみを用いた。溶接条件は、レーザ出力を3〜4kW、レーザビームの送り速度を0.5〜1.5mm/min、フォーカスサイズを50〜150μm、焦点距離を0〜−1mm、シールドガスとしてHe(供給量:5〜10L/min)を用いた。
このように溶接を行った組立クランクシャフトの接合部の状態を図7,8に示す。図7(A),(B)は組立クランクシャフトの接合部の状態を表す写真であり、(B)は(A)の部分拡大写真である。図8は、組立クランクシャフトの接合部断面の状態を表す写真である。図7,8から判るように、本発明の組立クランクシャフトの溶接手法では、接合部の表面が均一で、かつ深さ方向(断面V字形状の傾斜方向)において均一となることを確認した。
10…組立クランクシャフト製造装置、21…回転テーブル(ワーク移動手段)、61…可動ステージ(ワーク移動手段)、41…ファイバレーザ、101…ジャーナル軸部(シャフト本体部)、102A…カウンタウェイト部、102B…ウェブ部(シャフト本体部)、104…接合部、105…空間、110…シャフト本体部、121,122…突起部、121A〜124A…接合面

Claims (3)

  1. シャフト本体部とカウンタウェイト部との接合部にレーザビームを照射することにより、前記接合部の溶接を行うファイバーレーザと、
    前記接合部への前記レーザビームの照射時、前記接合部の溶接パターンに応じて前記シャフト本体部および前記カウンタウェイト部を前記レーザビームに対して移動させるワーク移動手段とを備え
    前記シャフト本体部の軸線回り方向に形成された一対の突起部が、前記シャフト本体部側の前記接合部を構成し、その接合部が断面V字形状をなす組立クランクシャフトの溶接に適用され、
    前記ワーク移動手段は、前記シャフト本体部および前記カウンタウェイト部を固定して前記シャフト本体部の軸線回りに回転させる回転テーブルを有していることを特徴とする組立クランクシャフトの製造装置。
  2. 前記ワーク移動手段は、前記回転テーブルの回転面内における直交する2軸方向に前記回転テーブルを移動させる可動ステージを有していることを特徴とする請求項1に記載の組立クランクシャフトの製造装置。
  3. シャフト本体部の軸線回り方向に形成された一対の突起部が、前記シャフト本体部側の接合部を構成し、その接合部が断面V字形状をなす組立クランクシャフトの溶接に適用され、
    前記組立クランクシャフトの溶接では、ファイーレーザを用いて、前記シャフト本体部とカウンタウェイト部との接合部にレーザビームを照射することにより、前記接合部の溶接を行い、
    前記レーザビームの前記接合部への照射は、前記接合部の溶接パターンに応じてワーク移動手段により前記シャフト本体部および前記カウンタウェイト部を移動させながら、行い、
    前記ワーク移動手段による移動では、前記シャフト本体部および前記カウンタウェイト部を、前記ワーク移動手段の回転テーブルに固定して前記シャフト本体部の軸線回りに回転させることを特徴とする組立クランクシャフトの製造方法。
JP2009075578A 2009-03-26 2009-03-26 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法 Expired - Fee Related JP5303329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009075578A JP5303329B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009075578A JP5303329B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010227946A JP2010227946A (ja) 2010-10-14
JP5303329B2 true JP5303329B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=43044319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009075578A Expired - Fee Related JP5303329B2 (ja) 2009-03-26 2009-03-26 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5303329B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012112539A1 (de) * 2012-03-12 2013-09-12 Mauser-Werke Oberndorf Maschinenbau Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Bruchtrennen eines Werkstücks

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52162306U (ja) * 1976-06-01 1977-12-09
JPS59212138A (ja) * 1983-05-17 1984-12-01 Mazda Motor Corp 組立式中空クランクシヤフトの製造法
JPH0259892U (ja) * 1988-10-24 1990-05-01
DE4237521A1 (de) * 1992-11-06 1994-05-11 Audi Ag Verfahren zum Herstellen einer gebauten Kurbelwelle für Hubkolbenmaschinen und verfahrensgemäße Kurbelwelle
US6380512B1 (en) * 2001-10-09 2002-04-30 Chromalloy Gas Turbine Corporation Method for removing coating material from a cooling hole of a gas turbine engine component
JP5217113B2 (ja) * 2006-05-23 2013-06-19 新日鐵住金株式会社 金属板材の接合方法及び接合装置
JP5385509B2 (ja) * 2007-04-20 2014-01-08 新日鐵住金株式会社 レーザ溶接装置、レーザ溶接方法及び金属板材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010227946A (ja) 2010-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10005156B2 (en) Laser welding apparatus and laser welding method
KR101509715B1 (ko) 레이저 용접장치
US6410882B1 (en) Laser welding method
JP5239366B2 (ja) レーザ溶接方法、レーザ溶接装置、および溶接部材
JP2013086180A (ja) 溶接用レーザ装置
JPH07185866A (ja) レーザビーム振動装置およびそれを備えたレーザ加工装置
KR102378831B1 (ko) 2차원으로 반복적으로 주사되는 에너지 빔을 이용한 용접 방법 및 시스템
JPS6021190A (ja) レ−ザ−光線によるスポツト溶接方法
JP6299136B2 (ja) 鋼板のレーザー溶接方法およびレーザー溶接装置
JP5303329B2 (ja) 組立クランクシャフトの製造装置および製造方法
JP2007007697A (ja) レーザロウ付け加工方法、加工ヘッド及び加工装置
JP7369915B2 (ja) レーザ溶接装置及びそれを用いたレーザ溶接方法
JP2005254618A (ja) 樹脂溶着装置
US20180345404A1 (en) Laser processing device, laser processing method, optical system, and cladded article
JP7213441B2 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
WO2014203489A1 (ja) 外装缶封口方法及び外装缶封口装置
CN113084197B (zh) 基于激光增材制造的薄壁结构零件点动修复方法
CN113348048B (zh) 焊接用夹具装置、部件的制造方法
KR100345050B1 (ko) 금속 벨로즈 외측 이음새의 레이저 용접에 대한 장치 및방법
Tsoukantas et al. An experimental investigation of remote welding with CO2 and Nd: YAG laser-based systems
WO2022075209A1 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP7213440B2 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP5087739B2 (ja) シリンダブロックの周期構造体加工方法とシリンダブロックの周期構造体加工装置
JP7213439B2 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP2011255405A (ja) レーザ照射方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees