JP5217113B2 - 金属板材の接合方法及び接合装置 - Google Patents
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移動ビーム上に切断・溶接方向に沿って直列に配置され、溶接部に沿ってそれぞれ異なる速度で動く2つのアームと、
前記各アームにそれぞれ設けられた切断用レーザを発する切断用トーチと、
前記各アームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザを発する溶接用トーチと、
レーザを発する1つのレーザ発振器と、
前記各切断用トーチと接続し、前記レーザ発振器が発するレーザを前記各切断用トーチに分配する切断用レーザの分配器と、
前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器と溶接用トーチのいずれかに切り替える切替器とを有する金属板材の接合装置を用い、
先ず前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器に切り替え、各アームの切断用トーチにレーザ出力を一定比率で分配しながら、
前記それぞれのアームを、一方が他方を追いかけるように異なる速度で動かせて、前記第一の金属板材の縁部と前記第二の金属板材の縁部を前記それぞれの切断用トーチで切断し、
次に前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記溶接用トーチに切り替え、
前記第一の金属板材と前記第二の金属板材の縁部を突き合わせて前記溶接用トーチで溶接することを特徴とする。
金属板材の縁部を切断する切断用レーザを設けた前記2つのアームが、同じ向きに走行することを特徴とする。
金属板材の縁部を溶接する溶接用レーザを設けた前記2つのアームの移動方向は、切断用レーザを用いる際のアームの移動方向と逆向きであることを特徴とする。
第一の金属板材と第二の金属板材の縁部を前記2つのアームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザで本溶接する前に、溶接用レーザを間欠的に照射して仮溶接することを特徴とする。
仮溶接する溶接用レーザを設けた一方のアームの後を、本溶接する溶接用レーザを設けた他方のアームが走行してレーザ溶接することを特徴とする。
厚さの異なる第一の金属板材と第二の金属板材のそれぞれの縁部をレーザで連続的に切断したうえ溶接する金属板材の接合装置において、
共通の移動ビーム上に切断・溶接方向に沿って直列に配置され、溶接部に沿ってそれぞれ異なる速度で動く2つのアームと、
前記各アームにそれぞれ設けられた切断用レーザを発する切断用トーチと、
前記各アームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザを発する溶接用トーチと、
レーザを発する1つのレーザ発振器と、
前記各切断用トーチと接続し、前記レーザ発振器が発するレーザを前記各切断用トーチに一定比率で分配する切断用レーザの分配器と、
前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器と溶接用トーチのいずれかに切り替える切替器とを有し、
前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器に切り替え、
前記それぞれのアームを一方が他方を追いかけるように異なる速度で動かせて、前記第一の金属板材の縁部と前記第二の金属板材の縁部を前記それぞれの切断用トーチで切断し、
前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記溶接用トーチに切り替え、
前記第一の金属板材と前記第二の金属板材の縁部を突き合わせて前記溶接用トーチで溶接するように構成されていることを特徴とする。
図1に本発明の実施の形態を示す説明図を示し、図2に本発明のフロー図を示す。1は第一の金属板材であり、2は第二の金属板材である。第一の金属板材1と第二の金属板材2は厚さが異なるものである。図1の実施例のものでは、例えば第一の金属板材1に厚さは0.8mmであり、第二の金属板材2の厚さは1.6mmであり、第一の金属板材1及び第二の金属板材2の長さは1000mmであり、金属板材は例えば鋼帯である。
なお、切替器11、切断レーザ用分配器12,溶接用レーザの分配器13はレーザ発振器10に内蔵されていてもよい。
V=K(P/dt) (式1)
V:最適切断速度(m/分)
K:切断定数
P:レーザ出力(KW)
d:レーザビーム径(φmm)
t:金属板材の板厚(mm)
第一の金属板材1:t=0.8
第二の金属板材2:t=1.6
切断係数:K=1
レーザ出力:P=5Kw
レーザビーム径:d=0.1
を代入して第一の金属板材1と第二の金属板材2のレーザ切断の最適切断速度を求めると以下の値になる。
第一の金属板材1の最適切断速度:V1=62.5(m/分)
第二の金属板材2の最適切断速度:V2=31.25(m/分)
2 第二の金属板材
3 移動ビーム
4 第一のアーム
5 第二のアーム
6 第一の切断トーチ
7 第二の溶接トーチ
8 第二の切断トーチ
9 第一の溶接トーチ
10 レーザ発振器
11 切替器
12 切断用レーザの分配器
13 溶接用レーザの分配器
14 クランプ装置
15 突き合わせ装置
21 第一の金属板材の縁部
22 第二の金属板材の縁部
51 切断トーチ
52 溶接トーチ
53 第一の金属板材
54 第二の金属板材
55 アーム
a 仮溶接の幅
b 仮溶接のピッチ
Claims (6)
- 厚さの異なる第一の金属板材と第二の金属板材のそれぞれの縁部をレーザで連続的に切断したうえ溶接する金属板材の接合方法において、
移動ビーム上に切断・溶接方向に沿って直列に配置され、溶接部に沿ってそれぞれ異なる速度で動く2つのアームと、
前記各アームにそれぞれ設けられた切断用レーザを発する切断用トーチと、
前記各アームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザを発する溶接用トーチと、
レーザを発する1つのレーザ発振器と、
前記各切断用トーチと接続し、前記レーザ発振器が発するレーザを前記各切断用トーチに分配する切断用レーザの分配器と、
前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器と溶接用トーチのいずれかに切り替える切替器とを有する金属板材の接合装置を用い、
先ず前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器に切り替え、各アームの切断用トーチにレーザ出力を一定比率で分配しながら、
前記それぞれのアームを、一方が他方を追いかけるように異なる速度で動かせて、前記第一の金属板材の縁部と前記第二の金属板材の縁部を前記それぞれの切断用トーチで切断し、
次に前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記溶接用トーチに切り替え、
前記第一の金属板材と前記第二の金属板材の縁部を突き合わせて前記溶接用トーチで溶接することを特徴とする金属板材の接合方法。 - 金属板材の縁部を切断する切断用レーザを設けた前記2つのアームが、同じ向きに走行することを特徴とする請求項1に記載の金属板材の接合方法。
- 金属板材の縁部を溶接する溶接用レーザを設けた前記2つのアームの移動方向は、切断用レーザを用いる際のアームの移動方向と逆向きであることを特徴とする請求項2に記載の金属板材の接合方法。
- 第一の金属板材と第二の金属板材の縁部を前記2つのアームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザで本溶接する前に、溶接用レーザを間欠的に照射して仮溶接することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の金属板材の接合方法。
- 仮溶接する溶接用レーザを設けた一方のアームの後を、本溶接する溶接用レーザを設けた他方のアームが走行してレーザ溶接することを特徴とする請求項4に記載の金属板材の接合方法。
- 厚さの異なる第一の金属板材と第二の金属板材のそれぞれの縁部をレーザで連続的に切断したうえ溶接する金属板材の接合装置において、
共通の移動ビーム上に切断・溶接方向に沿って直列に配置され、溶接部に沿ってそれぞれ異なる速度で動く2つのアームと、
前記各アームにそれぞれ設けられた切断用レーザを発する切断用トーチと、
前記各アームの少なくとも一方に設けられた溶接用レーザを発する溶接用トーチと、
レーザを発する1つのレーザ発振器と、
前記各切断用トーチと接続し、前記レーザ発振器が発するレーザを前記各切断用トーチに一定比率で分配する切断用レーザの分配器と、
前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器と溶接用トーチのいずれかに切り替える切替器とを有し、
前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記切断用レーザの分配器に切り替え、
前記それぞれのアームを一方が他方を追いかけるように異なる速度で動かせて、前記第一の金属板材の縁部と前記第二の金属板材の縁部を前記それぞれの切断用トーチで切断し、
前記切替器により、前記レーザ発振器が発するレーザの光路を、前記溶接用トーチに切り替え、
前記第一の金属板材と前記第二の金属板材の縁部を突き合わせて前記溶接用トーチで溶接するように構成されていることを特徴とする金属板材の接合装置。
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