JP5302709B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、こぼれ出た遊技球が隣の遊技者側に転がることを防止することができるパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機を遊戯中に、賞球箱が遊技球で満たされ溢れた場合や、賞球箱から受皿に遊技球を移す際に、遊技球が遊技島の天板にこぼれ出てしまう場合があり、隣の遊技機まで遊技球が転がってしまうことがある。そこで、特許文献1に示されるように、幕板の右端部にアーム状部材を蝶着した遊技機が提案されている。アーム状部材を、遊技島の天板に引き出した状態では、アーム状部材が障害となり、こぼれ出た遊技球が、隣の遊技者(遊技機)側まで転がることがない。
特開2001−204900号公報(特に、図2、3、4、段落0035)
しかしながら、アーム状部材を引き出すには、賞球箱がアーム状部材の回動軌跡と干渉するため、一旦、賞球箱を遊技島の天板から取り除かなければならず、遊技者にとって煩雑な作業を強いることになる。また、特許文献1に示される遊技機では、アーム状部材は、幕板の右端部にしか蝶着されていないので、遊技島の天板にこぼれ出た遊技球が、左隣の遊技者側に転がってしまい、これを防止するためには、左隣の遊技者にアーム状部材を引き出してもらわなければならなかった。本発明は、上記問題を解決し、簡単な作業で、こぼれた遊技球が両隣の遊技者側に転がることを防止することができる構造のパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、
下部に遊技球を受容する受皿が手前側に膨出形成された前面枠を備えた遊技機本体を有し、
前記受皿の下方に位置する前記遊技機本体の両側部に、玉流れ防止部を、手前側に引出自在に取り付けたパチンコ遊技機であって、
前記玉流れ防止部の側面に、玉流れ防止板を上下方向摺動自在に取り付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、受皿の下方に位置する遊技機本体の両側部に、玉流れ防止部を、手前側に引出自在に取り付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
このため、玉流れ防止部を遊技島の天板上に引き出すと、賞球箱が遊技球で満たされ溢れた場合等、遊技球が遊技島の天板上にこぼれ出た場合であっても、玉流れ防止部が障壁となり、前記遊技球が隣の遊技者側に流れ出ることがない。また、玉流れ防止部を引き出す際に、賞球箱と干渉することがなく、賞球箱を遊技島の天板から取り除く必要がないので、遊技者に煩雑な作業を強いることがない。
また、請求項1に記載の発明は、玉流れ防止部の側面に、玉流れ防止板を上下方向摺動自在に取り付けたことを特徴とする。
このため、遊技島の天板とパチンコ遊技機の下端の高さ方向の位置が離間している遊技島の構造であっても、玉流れ防止部を引き出した際に、玉流れ防止板が下側に摺動し、玉流れ防止板の下端が遊技島の天板と当接し、遊技球が遊技島の天板上にこぼれ出た場合に、前記玉流れ防止板が障壁となり、遊技球が隣の遊技者側に転がることを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。 本発明の実施の形態を示すパチンコ遊技機の斜視図である。 玉流れ防止部を引き出した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 第1の参考形態の遊技機のブロック図である。 忘れ物検知・報知処理のフロー図である。 本発明の実施の形態を示すパチンコ遊技機の斜視図である。 第3の参考形態のパチンコ遊技機の斜視図である。 第4の参考形態のパチンコ遊技機の斜視図である。
(第1の実施形態)
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態(第1の実施形態)を示す。図1や図2に示されるように、パチンコ遊技機100は、遊技盤(図示せず)を保持する遊技機本体120を有している。遊技機本体120は、その前面に、前面枠110を備えている。前面枠110はガラス板111を保持している。前面枠110は、遊技機本体120側端のヒンジ部120aに蝶着されている。ガラス板111の後方には、前記遊技盤が配設され、ガラス板111ごしに前記遊技盤を見ることができるようになっている。図1や図2に示されるように、前面枠110の下部には、手前側に膨出形成された受皿113が設けられている。受皿113は、貸し出された遊技球、払い戻された賞球、或いは、ファウル球を多数収納するものである。また、前面枠110の下部には、前記遊技盤上に遊技球を発射操作するためのハンドル112が回動自在に取り付けられている。遊技機本体120の下端部120c(図1に示す)の前方には前面枠110は無く、遊技機本体120の下端部120cの前面は露出している。
図1〜図3に示されるように、遊技機本体120の下端部120cの両側部には、前方に開口した開口部120b部が形成されている。当該開口部120bに、玉流れ防止部121が、手前側に引出自在に取り付けられている。言い換えると、受皿113の下方に位置する遊技機本体120の両側部に、玉流れ防止部121が、手前側に引出自在に取り付けられている。第1の実施形態では、流れ防止部材121は、上方が開口した箱形形状であり、内部に小物を入れることができるようになっている。図3に示されるように、玉流れ防止部121は、遊技島の天板500上に引き出すことができる。
玉流れ防止部121の前面には、取っ手121aが設けられている。このため、遊技者が玉流れ防止部121を引き出し易くなっている。
図1に示されるように、両開口部120bの間の遊技機本体120の下端部120cには、幕板129が配設されている。
幕板129の前方、言い換えると、両玉流れ防止部121の間に位置する遊技島の天板500上には、賞球箱(図示せず)を載置することができる。
図3に示されるように、遊技者が遊技を開始する前に、玉流れ防止部121を遊技島の天板500上に引き出すと、賞球箱が遊技球で満たされ溢れた場合等、遊技球が遊技島の天板500上にこぼれ出た場合であっても、玉流れ防止部121が障壁となり、前記遊技球が隣の遊技者(パチンコ遊技機)側に流れ出ることがない。
本発明では、玉流れ防止部121を、受皿113の下方に位置する遊技機本体120の両側部に引き出し自在に取り付けたので、玉流れ防止部121を引き出す際に、賞球箱と干渉することがなく、賞球箱を遊技島の天板500から取り除く必要がないので、遊技者に煩雑な作業を強いることがない。
図3に示されるように、玉流れ防止部121の側壁には、磁石122が取り付けられている。このため、遊技島の天板500上にこぼれ出た遊技球が、磁石122に吸着されて集められるので、こぼれ出た遊技球を、受皿113もしくは賞球箱に戻し易くなっている。なお、磁石122には、永久磁石と電磁石の両方が含まれる。
第1の参考形態
以下、第1の実施形態と異なる点について、第1の参考形態を説明する。第1の参考形態は、遊技者が玉流れ防止部121内に入れた小物の取り忘れを検知し、報知する機能を有する実施形態である。
図4に第1の参考形態の遊技機100のブロック図を示す。図4に示されるように、遊技機本体120は、主制御基板131、演出制御基板132、払出制御基板133、画像音声制御基板135、発射制御基板136、電源基板137、液晶表示装置140、音声出力装置145を有している。第1の参考形態の遊技機100では、更に、忘れ物検知報知基板138、物体検知手段139を有している。なお、主制御基板131、演出制御基板132、払出制御基板133、発射制御基板136については、本発明において本質的な部分でないので以下簡単に説明する。
主制御基板131は、遊技盤上に設けられた始動口への遊技球の入賞タイミングに基づいて、はずれもしくは大当たりの抽選を行い、抽選結果を演出制御基板132に出力する。また、主制御基板131は、前記始動口及び遊技盤上に設けられた大入賞口への遊技球の入賞信号に基づいて、払出制御基板133に入賞信号を出力する。演出制御基板132は、主制御基板131が出力する抽選結果に基づいて、液晶表示装置140で表示させる演出画像を選択し、画像音声制御基板135に前記演出画像を生成させる描画命令を出力する。払出制御基板133は、主制御基板131が出力する入賞信号に基づいて、払出装置(図示せず)に遊技球の払出命令を出力する。発射制御基板136は、ハンドル112の開度信号及びハンドル112の設けられたタッチセンサー(図示せず)の接触信号に基づいて、発射装置(図示せず)に、遊技球を発射させる発射信号を出力する。
電源プラグ150から供給された商用電流は、電源基板137で降圧、整流、平滑化がなされて、各基板及び各装置に供給される。
画像音声制御基板135は、グラフィックコントローラやビデオRAMから構成され、演出制御基板132が出力する描画命令に基づいて、演出画像を生成し、液晶表示装置140に画像信号を出力する。本実施形態では、画像音声制御基板135は、忘れ物検知報知基板138が出力する描画命令に基づいて、忘れ物報知画像を生成し、液晶表示装置140に画像信号を出力する。また、画像音声制御基板135は、D/Aコンバータやオペアンプを有していて、演出制御基板132から出力される信号に基づいて、音声信号を生成し、音声出力装置145に出力する。
液晶表示装置140は、遊技盤上に配設され、画像音声制御基板135が出力する画像信号に基づいて、画像を表示する。
音声出力装置145は、所謂スピーカーであり、図1〜3に示されるように、前面枠110に取り付けられている。音声出力装置145は、画像音声制御基板135が出力する音声信号を、音声として再生する。
物体検知手段139は、玉流れ防止部121内に、置かれた小物の有無を検知するセンサーであり、玉流れ防止部121の内部若しくは、開口部120b、或いは、前面枠110の下端に取り付けられている。物体検出手段139は、例えばタッチセンサー(図3に示す)であり、小物が玉流れ防止部121内に置かれると、小物の重量を検知して、検知信号を忘れ物検知報知基板138に出力する。なお、物体検知手段139を、光電センサーや超音波センサー等で構成しても差し支えない。
忘れ物検知報知基板138は、CPU138a、RAM138b、ROM138cを有している。ROM138cの記憶領域には、検知判定プログラム138d及び判定結果報知プログラム138e等のプログラムが記憶されている。これら検知判定プログラム138d及び判定結果報知プログラム138e等のプログラムが、CPU138aで処理されることにより、各種機能を実現している。
検知結果判定プログラム138dは、物体検知手段139が出力する検知信号に基づいて、玉流れ防止部121内に、物体があるか否かを判断する。
判定結果報知プログラム138eは、検知結果判定プログラム138dが玉流れ防止部121内に物体があると判断した場合には、画像音声制御基板135に、忘れ物報知画像及び忘れ物報知音声を生成させる命令を出力する。判定結果報知プログラム138eからの描画命令が入力された画像音声制御基板135は、例えば「忘れ物が有ります」等の忘れ物報知画像を生成し、液晶表示装置140に出力して表示させる。また、判定結果報知プログラム138eからの命令が入力された画像音声制御基板135は、例えば「忘れ物が有ります」等の忘れ物報知音声を生成し、音声出力装置145に出力して再生させる。なお、判定結果報知プログラム138eは、忘れ物報知画像及び忘れ物報知音声のいずれか一方を、画像音声制御基板135に出力しても差し支えない。このように、忘れ物検知報知基板138、画像音声制御基板135、液晶表示装置140、音声出力装置145とから、玉流れ防止部121内に物体が有ることを、遊技者等に報知する判定結果報知手段が構成されている。
なお、遊技盤上に配設された液晶表示装置140とは別に、表示装置(例えば液晶やLED)を設け、当該表示装置に忘れ物報知画像を表示することにしても差し支えない。
図5に忘れ物検知・報知処理のフロー図を示して、以下当該フローについて説明する。遊技機本体120に電源が投入されると、図5に示される忘れ物検知・報知処理が開始し、S11「遊技球発射中?」の判断処理に進む。S11の処理において、検知判定プログラム138dは、遊技球が発射中か否かを判断する。発射制御基板136から、遊技球の発射信号が、忘れ物検知報知基板138に入力されている場合、つまり、遊技者がハンドル112を握り、遊技を継続している場合には、検知判定プログラム138dは、遊技球が発射中であると判断し、S21の判断処理に進む。一方で、発射制御基板136から、遊技球の発射信号が、忘れ物検知報知基板138に入力されていない場合、つまり、遊技者がハンドル112から手離し遊技を終了した場合には、検知判定プログラム138dは、遊技球が発射中でないと判断し、S12の判断処理に進む。
S12「所定時間経過?」の判断処理において、検知判定プログラム138dは、S12の判断処理に進んで所定時間(例えば5分)経過したと判断した場合には、S13の処理に進む。
S13「物体検知手段ON」の処理において、検知判定プログラム138dが、物体検知手段139での物体の検知を開始させる。S13の処理が終了すると、S14の判定処理に進む。
S14「検知判定プログラムが物体有りと判定?」の判定処理において、検知判定プログラム138dは、物体検知手段139が出力する検知信号に基づいて、玉流れ防止部121内に、物体が有るか否かを判定する。検知判定プログラム138dが、玉流れ防止部121内に、物体が有ると判定した場合には、S15の処理に進む。一方で、検知判定プログラム138dが、玉流れ防止部121内に、物体が無いと判定した場合には、S17の処理に進む。
S15「判定結果報知手段ON」の処理において、判定結果報知プログラム138eが起動し、当該判定結果報知プログラム138eが、画像音声制御基板135に、忘れ物報知画像及び忘れ物報知音声を生成させる命令を出力する。S15の処理が終了すると、S11の判断処理に戻る。
S17「物体検知手段OFF」の処理において、検知判定プログラム138dは、物体検知手段139での物体の検知を終了させる。S17の処理が終了すると、S11の判断処理に戻る。
S21「判定結果報知手段がON?」の判断処理において、CPU138aは、判定結果報知プログラム138eが起動しているか否かを判断する。CPU138aが、判定結果報知プログラム138eが起動していると判断した場合には、S22の判定処理に進む。一方で、CPU138aが、判定結果報知プログラム138eが起動していないと判断した場合には、S11の処理に戻る。
S22「検知判定プログラムが物体有りと判定?」の処理において、検知判定プログラム138dが、物体有りと判定している場合には、S11の処理に戻る。一方で、検知判定プログラム138dが、物体無しと判定している場合には、S23の処理に進む。
S23「判定結果報知プログラムOFF」の処理において、CPU138aは、判定結果報知プログラム138eを停止させる。S23の処理が終了すると、S24の処理に進む。
S24「物体検知手段OFF」の処理において、検知判定プログラム138dは、物体検知手段139での物体の検知を終了する。S24の処理が終了すると、S11の処理に戻る。
このように、第1の参考形態では、遊技者が小物を玉流れ防止部121内に置いて立ち去ろうとすると、液晶表示装置140や音声出力装置145が、小物の置き忘れを遊技者に報知するので、玉流れ防止部121内への小物の置き忘れを抑止することが可能となる。例え遊技者が小物を玉流れ防止部121内に置いて立ち去った場合であっても、液晶表示装置140や音声出力装置145が、小物の置き忘れを報知するので、店員や次の遊技者が、玉流れ防止部121内に小物があることを認識し、小物の置き忘れが放置されることを防止することが可能となる。
第2の参考形態
以下第2の参考形態について、第1の実施形態と異なる点について説明をする。第2の参考形態は、玉流れ防止部121及び開口部120bにプッシュラッチ機構を取り付けた実施形態である。ここで、プッシュラッチ機構とは、閉じた状態で係合し、係合状態で押圧すると、係合が解除されて、開く動作をする機械的要素であり、特開2008−261131、特開平11−81774、特開平7−34746に示されているように周知の機械的要素である。
第2の参考形態では、図3に示されるように、玉流れ防止部121の前面121bの上端内側にフック部材123を取り付け、フック部材123と対向する位置の開口部120bにプッシュラッチ本体124を取り付けている。プッシュラッチ本体124には、スプリングが内蔵されていて、フック部材123がプッシュラッチ本体124に係合される際に、前記スプリングに弾性エネルギーが蓄えられるようなっている。このため、玉流れ防止部121が、開口部120bに収納されて係合された状態で、玉流れ防止部121を押圧すると、フック部材123とプッシュラッチ本体124との係合が解除されるともに、前記スプリングに蓄えられた弾性エネルギーにより、玉流れ防止部121が飛び出すようになっている。
このように、第2の参考形態では、玉流れ防止部121にフック部材123を設けるとともに、開口部120bにフック部材123と係合するプッシュラッチ本体124を設けたので、玉流れ防止部121が節度感をもって開口部120bに収納されるとともに、遊技者が遊技を開始する際に、玉流れ防止部121を押圧するだけで、玉流れ防止部121が飛び出すので、簡単な操作で玉流れ防止部121を、遊技島の天板500上に引き出すことができる。また、パチンコ遊技機100の遊技島への付け替え作業の際に、一時的にパチンコ遊技機100を床面に置く場合に、作業者が軽く玉流れ防止部121で蹴るだけで、玉流れ防止部121が引き出される。玉流れ防止部121は長さがあるので、パチンコ遊技機100が安定して倒れ難くなり、パチンコ遊技機100が倒れて破損する危険性を軽減することが可能となる。
なお、図3に示される実施形態では、フック部材123を玉流れ防止部121側に設け、プッシュラッチ本体124を開口部120b側に設けているが、フック部材123を開口部120b又は前面枠110の下端側に設け、プッシュラッチ本体124を玉流れ防止部121側に設けても差し支えない。
本発明では、図6に示されるように、玉流れ防止板125を玉流れ防止部121の側面(図に示される実施形態では両玉流れ防止部121の内側面)に上下方向摺動自在に取り付けている。図に示される実施形態では、玉流れ防止板125に高さ方向が長軸となる長穴125aを形成し、ピン部材126を長穴125aに挿通した状態で玉流れ防止部121の側面に取り付けて、玉流れ防止板125を玉流れ防止部121に上下方向摺動自在に取り付けている。
このよう構成することにより、図6に示されるように遊技島の天板500とパチンコ遊技機200の下端の高さ方向の位置が離間している遊技島の構造であっても(つまり、遊技島の天板500と玉流れ防止部121の下面とが離間してしまう遊技島の構造であっても)、玉流れ防止部121を引き出した際に、玉流れ防止板125が下側に摺動し、玉流れ防止板125の下端が遊技島の天板500と当接し、遊技球が遊技島の天板500上にこぼれ出た場合であっても、玉流れ防止板125が障壁となり、前記遊技球が隣の遊技者(パチンコ遊技機)側に流れ出ることがない。
第3の参考形態
図7に第3の参考形態のパチンコ遊技機300を示し、以下、第1の実施形態のパチンコ遊技機100と異なる点について、第3の参考形態のパチンコ遊技機300を説明する。第3の参考形態のパチンコ遊技機300は、ハンドル112の下側の玉流れ防止部127を、ハンドレストとした実施形態である。遊技者は、遊技中にハンドレストである玉流れ防止部127上に手を乗せることにより、手にかかる負担を軽減することができる。
第4の参考形態
図8に第4の参考形態のパチンコ遊技機400を示し、第1の実施形態のパチンコ遊技機100と異なる点について、第4の参考形態のパチンコ遊技機400を説明する。第4の参考形態のパチンコ遊技機400は、玉流れ防止部128を垂直に切り立つ板状とした実施形態である。このように構成すると、玉流れ防止部128を遊技島の天板上500に引き出した場合であっても、玉流れ防止部128間に広いスペースができるので、遊技者は遊技島の天板500に直接小物を置くことができる。
(総括)
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うパチンコ遊技機もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。また、必要に応じて第1の実施形態〜第6の実施形態を適宜組み合わせてもいいことは勿論なことである。
100 パチンコ遊技機(第1の実施形態
110 前面枠
111 ガラス板
112 ハンドル
113 受皿
120 遊技機本体
120a ヒンジ部
120b 開口部
120c 下端部
121 玉流れ防止部
121a 取っ手
121b 前面
122 磁石
123 フック部材
124 プッシュラッチ本体
125 玉流れ防止板
125a 長穴
126 ピン部材
127 玉流れ防止部(ハンドレスト型)
127a 取っ手
128 玉流れ防止部(第4の参考形態
128a 取っ手
129 幕板
131 主制御基板
132 演出制御基板
133 払出制御基板
135 画像音声制御基板
136 発射制御基板
137 電源基板
138 忘れ物検知報知基板
138a CPU
138b RAM
138c ROM
138d 検知判定プログラム
138e 判定結果報知プログラム
139 物体検知手段
140 液晶表示装置
145 音声出力装置
150 電源プラグ
200 パチンコ遊技機(第2の参考形態
300 パチンコ遊技機(第3の参考形態
400 パチンコ遊技機(第4の参考形態

Claims (1)

  1. 下部に遊技球を受容する受皿が手前側に膨出形成された前面枠を備えた遊技機本体を有し、
    前記受皿の下方に位置する前記遊技機本体の両側部に、玉流れ防止部を、手前側に引出自在に取り付けたパチンコ遊技機であって、
    前記玉流れ防止部の側面に、玉流れ防止板を上下方向摺動自在に取り付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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