JP2010193931A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受皿113の下方に位置する遊技機本体120の両側部に、玉流れ防止部121を、手前側に引出自在に取り付ける。玉流れ防止部121を遊技島の天板500上に引き出すと、賞球箱が遊技球で満たされ溢れた場合等、遊技球が遊技島の天板500上にこぼれ出た場合であっても、玉流れ防止部121が障壁となり、遊技球が隣の遊技者側に流れ出ることがない。また、玉流れ防止部121を引き出す際に、賞球箱と干渉することがなく、賞球箱を遊技島の天板500から取り除く必要がないので、遊技者に煩雑な作業を強いることがない。
【選択図】図3
Description
下部に遊技球を受容する受皿が手前側に膨出形成された前面枠を備えた遊技機本体を有するパチンコ遊技機であって、
前記受皿の下方に位置する前記遊技機本体の両側部に、玉流れ防止部を、手前側に引出自在に取り付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
玉流れ防止部及び遊技機本体の一方に、フック部材を設け、
玉流れ防止部及び遊技機本体の他方に、前記フック部を係合するプッシュラッチ本体を設け、
玉流れ防止部が遊技機本体に収納されて、前記フック部と前記プッシュラッチ本体とが係合した状態で、玉流れ防止部を押圧すると、玉流れ防止部が手前側に引き出されるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
前記物体検知手段が出力する検知信号に基づいて、玉流れ防止部内に物体が有ることを報知する判定結果報知手段を設けたことを特徴とする。
このため、玉流れ防止部を遊技島の天板上に引き出すと、賞球箱が遊技球で満たされ溢れた場合等、遊技球が遊技島の天板上にこぼれ出た場合であっても、玉流れ防止部が障壁となり、前記遊技球が隣の遊技者側に流れ出ることがない。また、玉流れ防止部を引き出す際に、賞球箱と干渉することがなく、賞球箱を遊技島の天板から取り除く必要がないので、遊技者に煩雑な作業を強いることがない。
このため、遊技島の天板上にこぼれ出た遊技球が、磁石に吸着されて集められ、こぼれ出た遊技球を、受皿もしくは賞球箱に戻し易い。
玉流れ防止部及び遊技機本体の他方に、前記フック部を係合するプッシュラッチ本体を設け、玉流れ防止部が遊技機本体に収納されて、前記フック部と前記プッシュラッチ本体とが係合した状態で、玉流れ防止部を押圧すると、玉流れ防止部が手前側に引き出されるように構成したことを特徴とする。
このため、玉流れ防止部が節度感をもって遊技機本体に収納されるとともに、遊技者が遊技を開始する際に、玉流れ防止部を押圧するだけで、玉流れ防止部が飛び出すので、簡単な操作で玉流れ防止部を、遊技島の天板上に引き出すことができる。
また、パチンコ遊技機の遊技島への付け替え作業の際に、一時的にパチンコ遊技機を床面に置く場合に、作業者が軽く玉流れ防止部で蹴るだけで、玉流れ防止部が引き出され、パチンコ遊技機が安定して倒れ難くなり、パチンコ遊技機が倒れて破損する危険性を軽減することが可能となる。
このため、遊技島の天板とパチンコ遊技機の下端の高さ方向の位置が離間している遊技島の構造であっても、玉流れ防止部を引き出した際に、玉流れ防止板が下側に摺動し、玉流れ防止板の下端が遊技島の天板と当接し、遊技球が遊技島の天板上にこぼれ出た場合に、前記玉流れ防止板が障壁となり、遊技球が隣の遊技者側に転がることを防止することが可能となる。
このため、玉流れ防止部の内部に小物を入れることができ、便利である。
このため、遊技者が小物を玉流れ防止部内に置いて立ち去ろうした場合に、小物の置き忘れを遊技者等に報知するので、玉流れ防止部内への小物の置き忘れを抑止することが可能となる。
このため、玉流れ防止部を遊技島の天板上に引き出した場合であっても、玉流れ防止部間に広いスペースができるので、遊技者は遊技島の天板に直接小物を置くことができる。
このため、遊技者は、遊技中にハンドレストである玉流れ防止部上に手を乗せることにより、手にかかる負担を軽減することができる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態(第1の実施形態)を示す。図1や図2に示されるように、パチンコ遊技機100は、遊技盤(図示せず)を保持する遊技機本体120を有している。遊技機本体120は、その前面に、前面枠110を備えている。前面枠110はガラス板111を保持している。前面枠110は、遊技機本体120側端のヒンジ部120aに蝶着されている。ガラス板111の後方には、前記遊技盤が配設され、ガラス板111ごしに前記遊技盤を見ることができるようになっている。図1や図2に示されるように、前面枠110の下部には、手前側に膨出形成された受皿113が設けられている。受皿113は、貸し出された遊技球、払い戻された賞球、或いは、ファウル球を多数収納するものである。また、前面枠110の下部には、前記遊技盤上に遊技球を発射操作するためのハンドル112が回動自在に取り付けられている。遊技機本体120の下端部120c(図1に示す)の前方には前面枠110は無く、遊技機本体120の下端部120cの前面は露出している。
以下、第1の実施形態と異なる点について、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、遊技者が玉流れ防止部121内に入れた小物の取り忘れを検知し、報知する機能を有する実施形態である。
以下第3の実施形態について、第1の実施形態と異なる点について説明をする。第3の実施形態は、玉流れ防止部121及び開口部120bにプッシュラッチ機構を取り付けた実施形態である。ここで、プッシュラッチ機構とは、閉じた状態で係合し、係合状態で押圧すると、係合が解除されて、開く動作をする機械的要素であり、特開2008−261131、特開平11−81774、特開平7−34746に示されているように周知の機械的要素である。
図6に第4の実施形態のパチンコ遊技機200を示し、以下、第1の実施形態のパチンコ遊技機100と異なる点について、第4の実施形態のパチンコ遊技機200を説明する。第4の実施形態では、図6に示されるように、玉流れ防止板125を玉流れ防止部121の側面(図に示される実施形態では両玉流れ防止部121の内側面)に上下方向摺動自在に取り付けている。図に示される実施形態では、玉流れ防止板125に高さ方向が長軸となる長穴125aを形成し、ピン部材126を長穴125aに挿通した状態で玉流れ防止部121の側面に取り付けて、玉流れ防止板125を玉流れ防止部121に上下方向摺動自在に取り付けている。
図7に第5の実施形態のパチンコ遊技機300を示し、以下、第1の実施形態のパチンコ遊技機100と異なる点について、第5の実施形態のパチンコ遊技機300を説明する。第5の実施形態のパチンコ遊技機300は、ハンドル112の下側の玉流れ防止部127を、ハンドレストとした実施形態である。遊技者は、遊技中にハンドレストである玉流れ防止部127上に手を乗せることにより、手にかかる負担を軽減することができる。
図8に第6の実施形態のパチンコ遊技機400を示し、第1の実施形態のパチンコ遊技機100と異なる点について、第6の実施形態のパチンコ遊技機400を説明する。第6の実施形態のパチンコ遊技機400は、玉流れ防止部128を垂直に切り立つ板状とした実施形態である。このように構成すると、玉流れ防止部128を遊技島の天板上500に引き出した場合であっても、玉流れ防止部128間に広いスペースができるので、遊技者は遊技島の天板500に直接小物を置くことができる。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うパチンコ遊技機もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。また、必要に応じて第1の実施形態〜第6の実施形態を適宜組み合わせてもいいことは勿論なことである。
110 前面枠
111 ガラス板
112 ハンドル
113 受皿
120 遊技機本体
120a ヒンジ部
120b 開口部
120c 下端部
121 玉流れ防止部
121a 取っ手
121b 前面
122 磁石
123 フック部材
124 プッシュラッチ本体
125 玉流れ防止板
125a 長穴
126 ピン部材
127 玉流れ防止部(ハンドレスト型)
127a 取っ手
128 玉流れ防止部(第6の実施形態)
128a 取っ手
129 幕板
131 主制御基板
132 演出制御基板
133 払出制御基板
135 画像音声制御基板
136 発射制御基板
137 電源基板
138 忘れ物検知報知基板
138a CPU
138b RAM
138c ROM
138d 検知判定プログラム
138e 判定結果報知プログラム
139 物体検知手段
140 液晶表示装置
145 音声出力装置
150 電源プラグ
200 パチンコ遊技機(第4の実施形態)
300 パチンコ遊技機(第5の実施形態)
400 パチンコ遊技機(第6の実施形態)
Claims (8)
- 下部に遊技球を受容する受皿が手前側に膨出形成された前面枠を備えた遊技機本体を有するパチンコ遊技機であって、
前記受皿の下方に位置する前記遊技機本体の両側部に、玉流れ防止部を、手前側に引出自在に取り付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 玉流れ防止部に磁石を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 玉流れ防止部及び遊技機本体の一方に、フック部材を設け、
玉流れ防止部及び遊技機本体の他方に、前記フック部を係合するプッシュラッチ本体を設け、
玉流れ防止部が遊技機本体に収納されて、前記フック部と前記プッシュラッチ本体とが係合した状態で、玉流れ防止部を押圧すると、玉流れ防止部が手前側に引き出されるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。 - 玉流れ防止部の側面に、玉流れ防止板を上下方向摺動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
- 玉流れ防止部は、上方が開口した箱形であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
- 玉流れ防止部内に残存する物体の有無を検知し検知信号を出力する物体検知手段と、
前記物体検知手段が出力する検知信号に基づいて、玉流れ防止部内に物体が有ることを報知する判定結果報知手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。 - 玉流れ防止部は、垂直に切り立つ板状であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
- 前面枠の下部に、遊技球を発射操作するために回動自在に取り付けられたハンドルを有し、
前記ハンドルの下側の玉流れ防止部をハンドレストとしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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