JP5302093B2 - 端末切替制御装置、及び、端末切替制御方法 - Google Patents

端末切替制御装置、及び、端末切替制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末切替の規制を制御する端末切替制御装置、及び、端末切替制御方法に関する。
従来の移動通信ネットワークにおいては、移動機から警察署、消防署等の緊急通報機関に発信するための緊急通報発信(Emergency Setup)の機能が提供されている(例えば、特許文献1参照)。ユーザが移動機に「110」、「118」、「119」等の緊急電話番号を入力して発信操作を行うことで、移動機は、警察署、消防署等の緊急通報機関に設置されている電話機と接続し、ユーザは緊急通報機関の担当者と通話を行うことができる。
ユーザと緊急通報機関の担当者との通話が終了した後、緊急通報機関の担当者は、ユーザの安全を確認したりユーザの居場所を確認する等で、再度ユーザと連絡をとるために、発信元の電話番号宛にコールバックを行う場合がある。
一方、近年の移動機は、SIM(Subscriber Identity Module)が装着されている移動機が主流となってきている。このような移動機では、端末切替を容易に行うことができる。すなわち、ユーザは移動機に装着されているSIMを別の移動機に差し替える等の操作を行うことで、SIMに記録されている電話番号で発着信可能な移動機を切り替えることができる。
特開2004−140838号公報
ユーザが上記のような端末切替を行った場合、緊急通報機関からのコールバック着信が不可となるケースがある。例えば、ユーザが音声通話可能な移動機を用いて緊急通報機関に緊急通報をした後に、音声通話のできない移動機に切り替えた場合、緊急通報機関から音声通話のできない移動機にコールバックしても、音声通話のできない移動機にコールバック着信することができない。端末切替が行われることによりコールバック着信が不可となることは、緊急事態の対応に支障を来たす恐れがあり、着信不可となる事象を避けることが要望されている。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが利用する移動機から緊急通報機関への発信後に、端末切替が行われることにより、緊急通報機関から移動機へのコールバック着信ができなくなることを防止する端末切替制御装置、及び、端末切替制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の端末切替制御装置は、所定の電話番号で発着信可能な通信端末を切り替える端末切替処理の制御を行う端末切替制御装置であって、前記端末切替処理を規制するか否かを管理するための緊急通報フラグを記憶する緊急通報フラグ記憶手段と、前記通信端末から緊急通報機関への発信を検知する緊急発信検知手段と、前記緊急発信検知手段による検知を契機として、前記緊急通報フラグ記憶手段に記憶されている緊急通報フラグをオンに変更する緊急通報フラグ変更制御手段と、前記緊急通報フラグがオンとなっている間は、前記通信端末についての前記端末切替処理を規制する端末切替制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、端末切替制御装置は、通信端末から緊急通報機関への発信があった場合に緊急通報フラグをオンに変更し、前記緊急通報フラグがオンとなっている間は、前記通信端末についての端末切替処理を規制するため、ユーザが利用する通信端末から緊急通報機関への発信後に、通信端末の端末切替が行われることを規制することができ、緊急通報機関から通信端末へのコールバック着信ができなくなることを防止することができる。
請求項2に記載の端末切替制御装置は、請求項1において、前記通信端末からの端末切替要求を受信した時に前記緊急通報フラグがオンとなっている場合に、前記端末切替制御手段は、前記端末切替処理が不可である旨のガイダンスを前記通信端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、端末切替制御装置は、通信端末からの端末切替要求を受信した時に緊急通報フラグがオンとなっている場合に、端末切替処理が不可である旨のガイダンスを通信端末に送信するため、ユーザが利用する通信端末から緊急通報機関への発信後に、通信端末の端末切替が行われることを規制することができ、緊急通報機関から通信端末へのコールバック着信ができなくなることを防止することができる。
請求項3に記載の端末切替制御装置は、請求項2において、前記ガイダンスを前記通信端末に送信した後に該通信端末を利用するユーザの認証情報を該通信端末から受信した場合に、該ユーザの認証情報に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証手段をさらに備え、前記ユーザ認証手段によるユーザ認証が成功した場合に、前記緊急通報フラグ変更制御手段は、前記緊急通報フラグをオフに変更することを特徴とする。
本発明によれば、緊急通報後であっても、ユーザの認証情報を入力することで、端末切替処理の規制を解除することができ、ユーザのニーズに合わせて、必要以上に規制を行うことを防止することができる。
請求項4に記載の端末切替制御装置は、請求項1から3の何れか1項において、前記緊急通報フラグ変更制御手段は、前記前記緊急フラグがオンに変更された時点から所定時間が経過した時に、前記緊急通報フラグをオフに変更することを特徴とする。
本発明によれば、緊急通報後であっても、所定時間が経過することで、端末切替処理の規制を解除することができ、必要以上に規制を行うことを防止することができる。
請求項5に記載の端末切替制御方法は、所定の電話番号で発着信可能な通信端末を切り替える端末切替処理の制御を行う端末切替制御方法であって、前記端末切替処理を規制するか否かを管理するための緊急通報フラグを記憶する緊急通報フラグ記憶ステップと、前記通信端末から緊急通報機関への発信を検知する緊急発信検知ステップと、前記緊急発信検知ステップにおける検知を契機として、前記緊急通報フラグをオンに変更する緊急通報フラグ変更制御ステップと、前記通信端末からの端末切替要求を受信した時に前記緊急通報フラグがオンである場合に、前記端末切替処理が不可である旨のガイダンスを前記通信端末に送信する端末切替規制ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、端末切替制御装置は、通信端末から緊急通報機関への発信があった場合に緊急通報フラグをオンに変更し、前記通信端末からの端末切替要求を受信した時に前記緊急通報フラグがオンである場合に、前記端末切替処理が不可である旨のガイダンスを前記通信端末に送信するため、ユーザが利用する通信端末から緊急通報機関への発信後に、通信端末の端末切替が行われることを規制することができ、緊急通報機関から通信端末へのコールバック着信ができなくなることを防止することができる。
本発明によれば、端末切替制御装置は、通信端末から緊急通報機関への発信があった場合に緊急通報フラグをオンに変更し、前記緊急通報フラグがオンとなっている間は、前記通信端末についての端末切替処理を規制するため、ユーザが利用する通信端末から緊急通報機関への発信後に、通信端末の端末切替が行われることを規制することができ、緊急通報機関から通信端末へのコールバック着信ができなくなることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る加入者データベースサーバの機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る加入者データベースサーバが実行する端末切替規制の動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る加入者データベースサーバが実行するユーザ認証による端末切替規制解除の動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る加入者データベースサーバが実行するタイマによる端末切替規制解除の動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る交換機及び加入者データベースサーバにおける処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る端末切替規制の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示されている。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る移動通信ネットワークは、ユーザが所持する端末10X、10Y,10Zと、移動通信を中継する交換機(MSC(mobile switching center)/VLR(visitor location register))20と、移動通信サービスの加入者情報を管理する加入者データベースサーバ(HLR(home location register))30と、警察署、消防署等の緊急通報機関に設置されている電話機等の通話可能な通信装置である緊急通報機関40と、を含んで構成される。移動通信ネットワークを構成するこれらの装置は、全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、各種ソフトウェアを記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等を含む記憶装置と、通信を制御する通信インターフェースと、時間を計時する内部時計と、を備えた通信装置である。
端末10X、10Y,10Zは、SIM(Subscriber Identity Module)が装着される等の所定の操作が行われることで、SIMに記録された電話番号で発着信が可能となる移動機である。例えば、端末10Xは携帯電話機であり、端末10Xは音声通信ができない情報端末であり、端末10Zはスマートフォンである。なお、以下の説明では、端末10X、10Y,10Zを特に区別して説明しない場合には「移動機10」と記載する。
(加入者情報管理サーバの構成)
図2は、加入者データベースサーバ30の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、加入者データベースサーバ30は、加入者データベース1と、制御部2と、交換機インターフェース(IF)6と、を備えている。
加入者データベース1は、移動機10を利用するユーザ毎の移動通信サービス契約に応じた加入者プロファイルを記憶する。加入者プロファイルには、ユーザが契約している電話番号、現在使用されている移動機10の機体番号、在圏情報等が含まれる。
加入者データベース1は、緊急通報フラグ記憶機能11を備えている。緊急通報フラグ記憶機能11は、各ユーザの加入者プロファイルの一要素として、緊急通報フラグを記憶する。「緊急通報フラグ」とは、各ユーザが利用する移動機10の端末切替処理を規制するか否かを管理するためのフラグである。ここで、「端末切替処理」とは、所定の電話番号で発着信可能な移動機10を切り替える処理をいう。
緊急通報フラグがONに設定されている場合には、当該緊急通報フラグに対応する電話番号で発着信可能な移動機10を他の移動機10に切り替える端末切替処理が規制される。一方、緊急通報フラグがOFFに設定されている場合には、当該緊急通報フラグに対応する電話番号で発着信可能な移動機10を他の移動機10に切り替える端末切替処理は規制されない。
また、加入者データベース1は、後述する加入者情報処理部3からの加入者プロファイルの問い合わせに応答したり、加入者プロファイルの変更処理により変更された情報を蓄積する。
交換機IF6は、交換機20との通信インターフェース機能を有している。交換機IF6は、交換機20からの信号を受信し、制御部2内の適切な処理部へ信号を転送する。
制御部2は、CPUが記憶装置に記憶されているソフトウェアに従って処理を実行することにより実現される機能であり、信号処理部4と、加入者情報処理部3と、活性状態切替処理部5と、を備えている。
信号処理部4は、交換機IF6を介して交換機20からの信号を受信する。また、加入者情報処理部3経由で加入者データベース1へアクセスする。
信号処理部4は、緊急発信検知機能41を備えている。緊急発信検知機能41は、「110」、「119」等の緊急発信番号を含む緊急通報信号を受信した場合に、移動機10から緊急通報機関40への発信があったことを検知し、その旨を活性状態切替処理部5に通知する。
加入者情報処理部3は、信号処理部4や活性状態切替処理部5からの要求に応じて、加入者データベース1へアクセスし、必要な加入者プロファイルを取得し、活性状態切替処理部5へ転送する。
また、加入者情報処理部3は、緊急通報フラグ変更制御機能31を備えている。緊急通報フラグ変更制御機能31は、緊急通報のあったことが緊急発信検知機能41により検知されたことを契機として、緊急通報フラグの変更要求を信号処理部4から受信した場合に、加入者プロファイルの緊急通報フラグをONに変更する要求を加入者データベース1に送信する。
活性状態切替処理部5は、移動機10から端末切替要求を受信した場合に、端末切替先の移動機10の情報を加入者プロファイルに記録し、端末切替先の移動機10が端末切替先の移動機10の当該電話番号で発着信可能となる活性状態とするための端末切替処理を行う。
また、活性状態切替処理部5は、端末切替制御機能51と、ユーザ認証機能52とを備えている。
端末切替制御機能51は、ONとなっている緊急通報フラグに対応する電話番号で発着信可能な移動機10の端末切替処理を規制する。具体的には、端末切替制御機能51は、交換機IF6を介して移動機10から端末切替要求を受信した時に、端末切替処理が可能であるかを確認するため、端末切替要求に含まれる移動機10の電話番号に対応する緊急通報フラグを、加入者情報処理部3経由で加入者データベース1から収集する。端末切替制御機能51は、加入者データベース1から取得した緊急通報フラグがONの場合、緊急通報フラグONであるため端末切替処理が不可であることを示す情報を含む応答を、交換機IF6を介して交換機20へ送信する。
また、端末切替制御機能51は、緊急通報フラグがONに変更された時に、所定時間(例えば3分)を計時するためのタイマを起動し、内部時計を用いて所定時間を計時する。所定時間が経過してタイマが満了した時に、端末切替制御機能51は、緊急通報フラグをOFFにする要求を、緊急通報フラグ変更制御機能31に送信する。
ユーザ認証機能52は、ユーザの認証情報を移動機10から受信した場合に、当該ユーザの認証情報に基づいてユーザ認証を行う。ユーザの認証情報としては、ユーザID、暗証番号等が考えられる。ユーザの認証情報が暗証番号である場合には、ユーザ認証機能52は、予め記憶装置に登録されているユーザの暗証番号と、移動機10から受信した暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致した場合にユーザ認証に成功したと判断し、一致しなかった場合にユーザ認証に失敗したと判断する。ユーザ認証に成功したと判定した場合には、ユーザ認証機能52は、その旨を端末切替制御機能51に通知する。
(端末切替規制)
次に、図3に示すシーケンス図を参照して、加入者データベースサーバ30が実行する端末切替規制の動作例について説明する。ここで、端末10Xには、電話番号「A」が記録されたSIMが装着されているものとする。
まず、ユーザは緊急通報を行うために、端末10Xを操作して、所望とする緊急電話番号を入力して発信指示を行う。これにより、端末10Xは、発番号「A」と緊急電話番号とを含む緊急通報信号を送信する(ステップS101)。
交換機20は、端末10Xから受信した緊急通報信号を、緊急通報機関40に転送する(ステップS102)。さらに、交換機20は、緊急通報が行われたことを通知するために、発番号Aを含む緊急通報発信通知信号を、加入者データベースサーバ30に送信する(ステップS103)。
加入者データベースサーバ30の緊急発信検知機能41は、緊急通報発信通知信号を交換機IF6を介して交換機20から受信することで、端末10Xから緊急通報機関40への発信があったことを検知する。加入者データベースサーバ30の緊急通報フラグ変更制御機能31は、発番号Aに対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグをONに変更する(ステップS104)。
端末10Xから緊急通報機関40への発信により、端末10Xと緊急通報機関40との呼が確立され、端末10Xを利用するユーザは、緊急通報機関40の担当者と通話を行い、通話終了後に呼を切断する(ステップS105)。
緊急通報後に、ユーザは、端末10X、又は、端末10Yを操作して、端末10Xから端末10Yへの端末切替指示を行ったものとする。
これにより、端末10X、又は、端末10Yは、発番号「A」と切替先の端末10Yの識別子「Y」とを含む端末切替要求を、交換機20に送信する(ステップS106、又は、ステップS107)。
交換機20は、端末10X、又は、端末10Yから受信した端末切替要求を加入者データベースサーバ30に転送する(ステップS108)。
加入者データベースサーバ30は、交換機IF6を介して、交換機20から端末切替要求を受信する。加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、端末切替要求に含まれる発番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグを、加入者情報処理部3を介して加入者データベース1から取得する。ここでは、発番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグはONに設定されているため、端末切替制御機能51は、端末切替処理は不可と判定する(ステップS109)。
端末切替制御機能51は、緊急通報フラグがONであることを理由として端末切替が不可であることを示す情報を含む切替応答を、交換機20に返信する(ステップS110)。
切替元の端末10Xから端末切替要求が送信された場合には、交換機20は、端末切替応答を端末10Xに送信するとともに(ステップS111)、端末切替処理ができない旨のガイダンスを端末10Xに送信する(ステップS112)。
一方、切替先の端末10Yから端末切替要求が送信された場合には、交換機20は、端末切替応答を端末10Yに送信するとともに(ステップS113)、端末切替処理ができない旨のガイダンスを端末10Yに送信する(ステップS114)。
これにより、緊急通報機関40は、電話番号Aに対する発信を行うことにより、端末10Xへのコールバック着信が可能となる(ステップS115)。
(ユーザ認証による端末切替規制解除)
次に、図4に示すシーケンス図を参照して、電話番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグがONに設定された後に、加入者データベースサーバ30が実行する、ユーザ認証による端末切替規制解除の動作例について説明する。
ユーザは、現在電話番号「A」で発着信可能な端末10Xを操作して、端末10Yに切り替える指示を行う。これにより、端末10Xは、発番号「A」と切替先の端末識別子「Y」とを含む端末切替要求を、交換機20に送信する(ステップS201)。
交換機20は、端末10Xから端末切替要求を受信すると、当該端末切替要求を加入者データベースサーバ30に転送する(ステップS202)。
加入者データベースサーバ30は、交換機IF6を介して、端末切替要求を受信する。加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、発番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグを、加入者情報処理部3を介して加入者データベース1から取得する。ここでは、発番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグはONに設定されているため、端末切替制御機能51は、端末切替処理は不可と判定する(ステップS203)。
加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、緊急通報フラグがONであることを理由として端末切替が不可であることを示す情報を含む切替応答を、交換機20に返信する(ステップS204)。
交換機20は、加入者データベースサーバ30から切替応答を受信すると、端末切替応答を端末10Xに送信するとともに(ステップS205)、例えば「現在、緊急通報中のため切替操作ができません。解除するには暗証番号を入力して下さい。」というガイダンスを端末10Xに送信する(ステップS206)。
ガイダンスを聞いたユーザは、端末10Xに、暗証番号として例えば、「1234」を入力する。これにより、端末10Xは、ユーザにより入力された暗証番号を送信する(ステップS207)。交換機20は、端末10Xから受信した暗証番号を加入者データベースサーバ30に転送する(ステップS208)。
加入者データベースサーバ30のユーザ認証機能52は、受信した暗証番号を認証する。暗証番号の認証に成功した場合には、ユーザ認証機能52は、その旨を端末切替制御機能51に通知する。暗証番号の認証に成功した旨の通知を受けた端末切替制御機能51は、加入者情報処理部3に緊急通報フラグの変更指示を行う。変更指示を受けた加入者情報処理部3の緊急通報フラグ変更制御機能31は、加入者データベース1に変更要求を送信することにより、電話番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグをOFFに変更する(ステップS209)。
加入者データベースサーバ30の活性状態切替処理部5は、端末切替処理を行い、交換機IF6を介して端末切替処理が成功したことを示す応答を返信する(ステップS210)。
加入者データベースサーバ30からの応答を受信した交換機20は、例えば、「端末Yに切替えました。」というガイダンスを端末10Xに送信した後(ステップS211)、端末10Xとの通信を切断する(ステップS212)。
(タイマによる端末切替規制解除)
次に、図5に示すシーケンス図を参照して、電話番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグがONに設定された後に、加入者データベースサーバ30が実行する、タイマによる端末切替規制解除の動作例について説明する。
ステップS101からステップS104までの処理は、図3に示すステップS101からステップS104までの処理と同様である。
次に、加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、緊急通報フラグがONに変更された時点で、タイマを起動して所定時間を計時する(ステップS301)。所定時間が経過してタイマが満了した時に(ステップS302:Yes)、端末切替制御機能51は、加入者情報処理部3に緊急通報フラグの変更指示を行う。変更指示を受けた加入者情報処理部3の緊急通報フラグ変更制御機能31は、加入者データベース1に変更要求を送信することにより、電話番号「A」に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグをOFFに変更する(ステップS303)。
(フローチャート)
次に、図3〜図5を参照して説明した動作例のまとめとして、図6に示すフローチャートを参照して、交換機20及び加入者データベースサーバ30における処理の流れについて説明する。
まず、図6(a)に示すフローチャートを参照して、移動機10から緊急通報発信が行われた時の交換機20及び加入者データベースサーバ30の動作について説明する。
まず、交換機20は、移動機10からの緊急通報発信による緊急通報信号を受信すると、緊急通報信号に含まれる発信先番号に基づいて、緊急通報発信か否かを判定する(ステップS100)。緊急通報発信でないと判定した場合には(ステップS100:No)、通常の呼処理を行う(ステップS401)。一方、緊急通報発信であると判定した場合には(ステップS100:Yes)、交換機20は、発信先番号で特定される緊急通報機関40に接続する(ステップS102)。
さらに、交換機20は、緊急通報が行われたことを加入者データベースサーバ30に通知する(ステップS103)。
加入者データベースサーバ30の緊急発信検知機能41は、緊急通報発信が行われたことを認識し、緊急通報フラグ変更制御機能31は、移動機10の電話番号に対応する加入者プロファイルの緊急通報フラグをONに変更する(ステップS104)。
次に、加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、タイマを用いて一定時間を計時する。一定時間が経過してタイマが満了すると(ステップS302)、緊急通報フラグ変更制御機能31は、緊急通報フラグをOFFに変更する(ステップS303)。
次に、図6(b)を参照して、移動機10から端末切替要求が行われた時の交換機20及び加入者データベースサーバ30の動作について説明する。
交換機20は、移動機10からの切替要求を受信すると(ステップS201)、当該切替要求を加入者データベースサーバ30に転送する。
加入者データベースサーバ30は、端末切替要求に含まれる移動機10の電話番号に対応する加入者プロファイルを加入者データベース1から取得し、緊急通報フラグがOFFであるかを判定する(ステップS203)。
緊急通報フラグがOFFの場合には、加入者データベースサーバ30の活性常態切替処理部5は端末切替処理を行い、端末切替制御機能51は端末切替処理が正常に行われた旨を示す切替応答を交換機20に返信する(ステップS210)。
一方、加入者プロファイルの緊急通報フラグがONの場合には、加入者データベースサーバ30の端末切替制御機能51は、端末切替処理が不可であることを示す情報を含む切替応答を、交換機20に返信する(ステップS204)。
交換機20は、移動機10に対して端末切替要求を行うか再確認し(ステップS205)、端末切替処理を行わないと判定した場合には(ステップS205:No)、移動機10との通信を切断する(ステップS402)。
一方、端末切替処理を行うと判定した場合には(ステップS205:Yes)、加入者データベースサーバ30のユーザ認証機能52は、移動機10を利用するユーザに暗証番号の入力を要求し、暗証番号を取得する(ステップS206)。
ユーザ認証機能52は、移動機10から受信した暗証番号に基づいてユーザ認証を行い(ステップS2081)、ユーザ認証に失敗した場合には(ステップS2081:NG)、移動機10との通信を切断する。
一方、ユーザ認証に成功した場合には(ステップS2081:OK)、緊急通報フラグ変更制御機能31は、加入者プロファイルの緊急通報フラグをOFFに変更する(ステップS209)。
そして、加入者データベースサーバ30は、端末切替処理が正常に行われた旨を示す切替応答を交換機20に返信し(ステップS210)、交換機20は当該切替応答を移動機10に転送する(ステップS212)。
以上説明したように、図7に示すように、例えばA番号(電話番号「A」)で発着信可能な端末10Xから緊急通報機関40への緊急通報があった場合(ステップS1)、加入者データベースサーバ30は端末切替処理を規制するため(ステップS2)、緊急通報機関40からA番号で端末10Xに対してコールバック着信を行うことができる(ステップS3)。したがって、緊急通報後に端末10Xから音声通信ができない端末10Yに切り替えられて、コールバック着信ができなくなってしまうことを防止することができる。その結果、緊急事態の対応に支障を来たす恐れを回避することができる。
また、緊急通報後であっても、所定時間が経過した場合には、緊急通報フラグをオフとすることで、端末切替処理の規制を解除することができ、必要以上に規制することを防止することができる。また、所定時間内に切替を要望するユーザは暗証番号を入力することで、端末切替処理の規制を解除することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明に係る端末切替制御装置の機能は、加入者データベースサーバ30が備えているとして説明したが、端末切替制御装置の機能は、他のサーバが備えていてもよいし、複数のサーバが分散して備えていてもよい。
1 加入者データベース
2 制御部
3 加入者情報処理部
4 信号処理部
5 活性状態切替処理部
10 移動機
10X,10Y,10Z 端末
11 緊急通報フラグ記憶機能
31 緊急通報フラグ変更制御機能
41 緊急発信検知機能
51 端末切替制御機能
52 ユーザ認証機能
6 交換機IF
20 交換機
30 加入者データベースサーバ
40 緊急通報機関

Claims (5)

  1. 所定の電話番号で発着信可能な通信端末を切り替える端末切替処理の制御を行う端末切替制御装置であって、
    前記端末切替処理を規制するか否かを管理するための緊急通報フラグを記憶する緊急通報フラグ記憶手段と、
    前記通信端末から緊急通報機関への発信を検知する緊急発信検知手段と、
    前記緊急発信検知手段による検知を契機として、前記緊急通報フラグ記憶手段に記憶されている緊急通報フラグをオンに変更する緊急通報フラグ変更制御手段と、
    前記緊急通報フラグがオンとなっている間は、前記通信端末についての前記端末切替処理を規制する端末切替制御手段と
    を備えたことを特徴とする端末切替制御装置。
  2. 前記通信端末からの端末切替要求を受信した時に前記緊急通報フラグがオンとなっている場合に、前記端末切替制御手段は、前記端末切替処理が不可である旨のガイダンスを前記通信端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の端末切替制御装置。
  3. 前記ガイダンスを前記通信端末に送信した後に該通信端末を利用するユーザの認証情報を該通信端末から受信した場合に、該ユーザの認証情報に基づいてユーザ認証を行うユーザ認証手段をさらに備え、
    前記ユーザ認証手段によるユーザ認証が成功した場合に、前記緊急通報フラグ変更制御手段は、前記緊急通報フラグをオフに変更する請求項2に記載の端末切替制御装置。
  4. 前記緊急通報フラグ変更制御手段は、
    前記前記緊急フラグがオンに変更された時点から所定時間が経過した時に、前記緊急通報フラグをオフに変更することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の端末切替制御装置。
  5. 所定の電話番号で発着信可能な通信端末を切り替える端末切替処理の制御を行う端末切替制御方法であって、
    前記端末切替処理を規制するか否かを管理するための緊急通報フラグを記憶する緊急通報フラグ記憶ステップと、
    前記通信端末から緊急通報機関への発信を検知する緊急発信検知ステップと、
    前記緊急発信検知ステップにおける検知を契機として、前記緊急通報フラグをオンに変更する緊急通報フラグ変更制御ステップと、
    前記通信端末からの端末切替要求を受信した時に前記緊急通報フラグがオンである場合に、前記端末切替処理が不可である旨のガイダンスを前記通信端末に送信する端末切替規制ステップと
    を備えたことを特徴とする端末切替制御方法。
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