JP2008206061A - 移動通信端末、情報通信方法および情報通信システム。 - Google Patents

移動通信端末、情報通信方法および情報通信システム。 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に設定情報を新規の携帯電話機に移し変えて、利用者の利便性を向上させる。
【解決手段】携帯電話機1と通信可能なネットワークに接続されたデータベース4に、製造番号及び設定情報を電話番号に対応付けて登録する情報登録部12と、携帯電話機1にSIMカード2が挿入されると、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定部14と、ペアリングが変わったと判定すると、携帯電話機1に挿入されたSIMカード2に設定された電話番号に対応付けて登録された設定情報をデータベース4から読み出す情報読出部15と、を有する。これにより、SIMカード2が別の携帯電話機1に差し替えられると、データベースから設定情報が読み出されるため、容易に設定情報を移し替えることができ、利用者の利便性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動通信端末、情報通信方法および情報通信システムに関する。
従来、携帯電話機などの移動通信端末は、電話機としての通信手段を有しており、製造番号や機種情報などの移動通信端末情報と、電話帳や機能設定情報などの設定情報とが記憶されている。そして、この移動通信端末に、電話番号などのSIMカード情報が記憶されたSIMカード(例えば、FOMAカード(FOMAは登録商標))が挿入されることで、移動通信端末は通信が可能となる。
このため、新規の移動通信端末に変更する場合は、旧移動通信端末に挿入されていたSIMカードを新規の移動通信端末に差し替えることで、旧移動通信端末で使用していた電話番号を維持しながら、容易に新規の電話機に変更することが可能となる。
特開2004−289692号公報
しかしながら、従来の移動通信端末では、SIMカード等の利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体を新規の移動通信端末に挿入しても、旧移動通信端末に記憶していた設定情報を新規の移動通信端末に自動的に移すことができなかった。そのため、移動通信端末の利用者は、移動通信端末に備えられているIrDAによる赤外線通信機能によって設定情報を移し替えるか、販売店に赴いて販売店に設定してあるコピー装置などで設定情報を移し替える必要があるため、設定情報の移行に、非常に手間と時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するために、容易に設定情報を移し替えることができ、利用者の利便性を向上することができる移動通信端末、情報通信方法および情報通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末において、移動通信端末に利用者識別媒体が挿入されると、利用者識別媒体と利用者識別媒体が挿入される移動通信端末とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定部と、ペアリング判定部でペアリングが変わったと判定された場合、移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されて移動通信端末の設定情報が利用者情報に対応付けて登録されているデータベースから、移動通信端末に挿入された利用者識別媒体に記憶されている利用者情報に対応付けて登録された設定情報をデータベースから読み出す情報読出部と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末の情報通信方法において、移動通信端末に利用者識別媒体が挿入されると、利用者識別媒体と利用者識別媒体が挿入される移動通信端末とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定ステップと、ペアリング判定ステップでペアリングが変わったと判定した場合、移動通信端末の設定情報が利用者情報に対応付けて登録されているデータベースから、移動通信端末に挿入された利用者識別媒体の利用者情報に対応付けて登録された設定情報を読み出す情報読出ステップと、を有することを特徴とする。
これらの発明では、移動通信端末と利用者識別媒体とのペアリングが変わった場合には、移動通信端末の設定情報が利用者情報に対応付けて登録されたデータベースから、利用者情報に対応付けられた設定情報を読み出す。このように、利用者識別媒体を別の移動通信端末に挿入した場合は、移動通信端末が、ネットワークに接続されたデータベースから利用者情報に対応付けられた設定情報を読み出すため、例えば新規の移動通信端末に変更した場合など、旧移動通信端末に記憶されていた設定情報を、容易に新規の移動通信端末に移し替えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
この場合、上記ペアリング判定部は、利用者識別媒体に登録されている移動通信端末を特定する移動通信端末情報と利用者識別媒体が挿入された移動通信端末の移動通信端末情報とを比較し、これらの移動通信端末情報が異なる場合に、ペアリングが変わったと判定することが好ましい。この発明によれば、利用者識別媒体に移動通信端末情報を登録しておくことで、登録された移動通信端末情報と利用者識別媒体が挿入された移動通信端末の移動通信端末情報とを比較することができ、利用者識別媒体と移動通信端末とのペアリングが変更されたか否かを正確に判定することができる。
また、上記ペアリング判定部は、移動通信端末に登録されている利用者情報と移動通信端末に挿入された利用者識別媒体の利用者情報とを比較し、これらの利用者情報が異なる場合に、ペアリングが変わったと判定することが好ましい。この発明によれば、移動通信端末に利用者情報を登録しておくことで、登録された利用者情報と移動通信端末に挿入された利用者識別媒体の利用者情報とを比較することができ、利用者識別媒体と移動通信端末とのペアリングが変更されたか否かを正確に判定することができる。
また、上記利用者情報は、電話番号を含む情報であることが好ましく、また、上記移動通信端末情報は、製造番号を含む情報であることが好ましい。この発明によれば、利用者識別媒体を電話番号によって一意に特定することができると共に、移動通信端末を製造番号によって一意に特定することができるため、利用者識別媒体と移動通信端末のペアリングが変わったか否かを確実に判定することができると共に、旧移動通信端末に設定されている設定情報をデータベースから確実に読み出すことができる。
また、上記情報読出部は、利用者識別媒体が挿入される移動通信端末の機種が変わった場合、設定情報を、利用者識別媒体が挿入されている移動通信端末のデータ形式に読み替えて読み出すことが好ましい。この発明によれば、設定情報は、利用者識別媒体が挿入されている移動通信端末の機種に対応したデータ形式に読み替えられて読み出されるため、データ形式の異なる機種の移動通信端末に変更した場合であっても、データ形式の相違を気にすることなく設定情報を移し替えることが可能となる。
本発明は、利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末と、移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されたサーバとを有する情報通信システムにおいて、移動通信端末は、移動通信端末に利用者識別媒体が挿入されると、利用者情報及び移動通信端末情報を、サーバに送信する情報送信部と、を有し、サーバは、移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されて移動通信端末の設定情報が利用者情報に対応付けて登録されているデータベースと、移動通信端末の情報送信部から送信されてくる利用者情報及び移動通信端末情報と、データベースに登録されている利用者情報及び移動通信端末情報とを用いて、移動通信端末と利用者識別媒体とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定部と、ペアリング判定部でペアリングが変わったと判定した場合、利用者情報に対応付けて登録されている設定情報をデータベースから読み出す情報読出部と、情報読出部で読み出した設定情報を移動通信端末に送信する設定情報送信部と、を有することを特徴とする。
この発明では、サーバは、移動通信端末から送信されてきた情報とデータベースに登録された情報とを用いて、移動通信端末と利用者識別媒体とのペアリングを判定する。そして、サーバは、このペアリングが変わったと判定すると、ネットワークに接続されたデータベースから利用者情報に対応付けられて登録された設定情報を読み出して、移動通信端末に送信する。このように、利用者識別媒体を別の移動通信端末に挿入した場合は、サーバから利用者情報に対応付けられた設定情報が移動通信端末に送信されるため、例えば新規の移動通信端末に変更した場合など、旧移動通信端末に記憶されていた設定情報を、容易に新規の移動通信端末に移し替えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明に係る移動通信端末、情報通信方法および情報通信システムによれば、容易に設定情報を移し替えることができ、利用者の利便性を向上することができる。
以下、本発明に係る移動通信端末、情報通信方法および情報通信システムの実施形態を図面に基づき説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、第1の実施形態における情報通信システムの構成を例示する図である。図1に示すように、情報通信システム3は、携帯電話機1と、SIMカード2と、データベース4とを有する。
携帯電話機1は、自機が在圏する無線エリアをカバーする基地局(不図示)と無線通信を行い、通話サービスあるいはパケット通信サービスを受ける移動通信端末である。この携帯電話機1は、無線通信手段を実現するための電話機の機能が設けられており、電話番号が設定されたSIMカード2が挿入されることで、無線通信が可能となる。
携帯電話機1には、製造時など出荷される前に、携帯電話機を一意に特定するための製造番号や携帯電話機の機種を特定するための機種情報などの携帯電話機情報が記憶されている。また、携帯電話機1には、電話帳、画像・音声ファイルなどのデータや携帯電話機1の各種機能を設定する機能設定情報など、利用者が携帯電話機1に設定記憶させる設定情報が記憶されている。
なお、本実施形態においては、移動体通信端末の具体例として携帯電話機1を用いて説明しているが、移動体通信端末の具体例はこれに限られず、例えば、SIMカードが挿入される移動体通信端末であれば如何なる端末でもよい。
SIMカード2は、SIMカード情報として、それぞれ固有の電話番号が設定されていると共に、携帯電話機1を機能させるための各種情報が記憶されている。そして、SIMカード2を携帯電話機1に挿入することで、携帯電話機1の無線通信が可能となる。また、SIMカード2は、携帯電話機1に対して交換可能になっており、例えば、携帯電話機を新規の携帯電話機に変更する場合、新規の携帯電話機にSIMカード2を差し替えることで、電話番号を変えることなく、容易に新規の携帯電話機を機能させることができる。また、SIMカード2には、挿入される携帯電話機1の製造番号および機種情報を記憶する記憶部が設けられており、携帯電話機1によって、携帯電話機1の製造番号および機種情報が書込み読出し可能になっている。
データベース4は、携帯電話機1と通信可能なネットワークに接続された記憶装置により構成されている。このデータベース4は、電話番号に対応付けて製造番号、機種情報及び設定情報が登録された。なお、データベース4を構成する記憶装置は、例えば、ネットワークに直接的に接続される場合やネットワークに接続されたサーバの一部として構成される場合などがある。
図2は、携帯電話機1の機能構成を例示する図である。図2に示すように、携帯電話機1は、機能的には、初期設定部11と、情報登録部12と、SIMカード挿入検出部13と、ペアリング判定部14と、情報読出部15と、情報設定部16とを備える。
図3は、携帯電話機1のハードウェア構成を例示する図である。図3に示すように、携帯電話機1は、物理的には、CPU101と、ROM102と、RAM103と、通信装置104と、SIMカード接続部105と、入力デバイスであるキー操作部106と、出力デバイスであるディスプレイ107とを含んで構成されており、所定のコンピュータソフトウェアをインストールすることによって図2に示す各機能要素の機能が実現される。
図4は、SIMカード2のハードウェア構成を例示する図である。図4に示すように、SIMカード2は、物理的には、CPU201と、ROM202と、RAM203と、携帯電話機接続部204とを含んで構成されている。
以下、図2を参照して、携帯電話機1の各機能要素について詳細に説明する。
初期設定部11は、初期設定としてSIMカード2とペアリングを行う携帯電話機1を登録するものである。具体的に説明すると、初期設定部11は、携帯電話機1に挿入されたSIMカード2に携帯電話機の製造番号及び機種情報が登録されていない場合に、携帯電話機1の初期設定として、携帯電話機1から製造番号及び機種情報を読み出してSIMカード2に登録する。なお、一旦、製造番号及び機種情報を登録した後は、登録した製造番号及び機種情報を変更できないようにするのが望ましいが、利用者により適宜変更可能としてもよい。
情報登録部12は、初期設定部11でSIMカード2に携帯電話機1の製造番号及び機種情報が登録された後、利用者が携帯電話機1に記憶された設定情報を登録しておきたい場合に、この設定情報をデータベース4に登録するものである。具体的に説明すると、情報登録部12は、利用者からの指示を受けて、携帯電話機1に記憶された自機の製造番号、機種情報及び設定情報を読み出し、SIMカード2に設定された電話番号を読み出す。そして、情報登録部12は、SIMカード2から読み出した電話番号に対応付けて、携帯電話機1から読み出した製造番号、機種情報及び設定情報をデータベース4に登録する。なお、本実施形態では、利用者の指示に基づき、情報登録部12が各情報を読み出してデータベース4に登録するが、例えば、携帯電話機1に設定したタイミングで、自動的に各情報を読み出してデータベース4に登録しても良い。
SIMカード挿入検出部13は、携帯電話機1にSIMカード2が挿入されたことを検出する。具体的に説明すると、SIMカード挿入検出部13は、電気的手段または機械的手段により、SIMカード接続部105にSIMカード2が挿入されたことを検出することにより行う。電気的手段による検出は、例えば、SIMカード接続部105の端子が終端したか否かを監視することで実現でき、機械的手段による検出は、例えば、SIMカード2が挿入されると傾倒するレバーをSIMカード接続部105周辺部に配置しておき、このレバーの傾倒状況を監視することで実現できる。
ペアリング判定部14は、初期設定として登録されたSIMカード2と携帯電話機1とのペアリングに対して、SIMカード2とこのSIMカード2が挿入された携帯電話機1とのペアリングが変わったか否かを判定するものである。具体的に説明すると、ペアリング判定部14は、SIMカード挿入検出部13において携帯電話機1にSIMカード2が挿入されたことを検出すると、携帯電話機1に挿入されたSIMカード2に登録された製造番号を読み出すと共に、携帯電話機1に記憶された製造番号を読み出す。そして、ペアリング判定部14は、SIMカード2に登録された製造番号と、携帯電話機1から読み出した製造番号とを比較し、これらの製造番号が一致するか否かを判断する。その結果、ペアリング判定部14は、これらの製造番号が一致すると判断する場合は、ペアリングは変わっていないと判定し、これらの製造番号が異なると判断する場合は、ペアリングが変わったと判定する。なお、ペアリングが変わったと判定する場合とは、特定のSIMカード2を基準として、このSIMカード2が挿入される携帯電話機が変更された場合となる。
情報読出部15は、電話番号に基づいて、データベース4に登録された設定情報を読み出すものである。具体的に説明すると、情報読出部15は、ペアリング判定部14においてペアリングが変わったと判定した場合に、携帯電話機1に挿入されたSIMカード2から電話番号を読み出し、このSIMカード2から読み出した電話番号に対応付けて登録された製造番号、機種情報及び設定情報をデータベース4から読み出す。
そして、情報読出部15は、SIMカード2に登録された機種情報を読み出すと共に携帯電話機1から機種情報を読み出し、このデータベース4に登録された機種情報と携帯電話機1から読み出した機種情報とが一致するか否かを判定する。その結果、情報読出部15は、これらの機種情報が異なると判定される場合は、データベース4から読み出した設定情報を、携帯電話機1から読み出した機種情報に対応する機種のデータ形式に読み替える。なお、携帯電話機1から読み出した機種情報に対応する機種のデータ形式への読み替えは、必ずしも情報読出部15が実行する必要は無く、例えば、データ形式を読み替える読み替え部(不図示)が実行するようにしても良い。
情報設定部16は、データベース4から読み出された設定情報、又はデータ形式が読み替えられた設定情報を携帯電話機1に設定する。具体的に説明すると、情報設定部16は、利用者が設定情報を設定すると指示した場合は、情報読出部15においてデータベース4から読み出された設定情報、又は情報読出部15において読み出され読み替えられた設定情報を携帯電話機1に設定する。一方、情報設定部16は、利用者が設定情報を設定しないと指示した場合は、上記の設定情報を携帯電話機1に設定することなく消去する。
次に、図5〜10を参照して、第1の実施形態における携帯電話機1の動作について説明する。図5は、SIMカードが挿入された際の携帯電話機の処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯電話機1の初期設定部11は、後述する初期設定処理を実行する(ステップS1)。次に、携帯電話機1の情報登録部12は、後述する情報登録処理を実行する(ステップS2)。
その後、携帯電話機1のSIMカード挿入検出部13は、携帯電話機1にSIMカード2が挿入されたか否かを判定する(ステップS3)。この判定がNOである場合(ステップS3:NO)に、携帯電話機1は、処理を終了する。
一方、上述したステップS3の判定において、携帯電話機1にSIMカード2が挿入されたと判定した場合(ステップS3:YES)に、携帯電話機1は、ステップS4に進む。
ステップS4において、携帯電話機1のペアリング判定部14は、後述するペアリング判定処理を実行し(ステップS4)、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わったか否かを判定する(ステップS5)。この判定がNOである場合(ステップS5:NO)に、携帯電話機1は、処理を終了する。
一方、上述したステップS5の判定において、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わったと判定した場合(ステップS5:YES)に、携帯電話機1は、ステップS6に進む。
ステップS6において、携帯電話機1の情報読出部15は、後述する情報読出処理を実行する(ステップS6)。次に、携帯電話機1の情報設定部16は、後述する情報設定処理を実行し(ステップS7)、携帯電話機1の処理を終了する。
次に、図6を参照して、上述した初期設定処理の動作について詳細に説明する。
まず、初期設定部11は、SIMカード2に製造番号及び機種情報が登録されたか否かを判定する(ステップS111)。この判定がYESの場合(ステップS111:YES)に、初期設定部11は、初期設定処理を終了する。
一方、上述したステップS111の判定において、SIMカード2に携帯電話機1の製造番号が登録されていないと判定した場合(ステップS111:NO)に、初期設定部11は、ステップS112に進む。
ステップS112において、初期設定部11は、携帯電話機1から自機の製造番号及び機種情報を読み出す(ステップS112)。次に、初期設定部11は、携帯電話機1から読み出した製造番号及び機種情報をSIMカードに登録し(ステップS113)、初期設定処理を終了する。
次に、図7を参照して、上述した情報登録処理の動作について詳細に説明する。
まず、情報登録部12は、利用者によるキー操作部106からのキー入力情報に基づき、設定情報を登録するのか否かを判定する(ステップS211)。この判定がNOの場合(ステップS211:NO)に、情報登録部12は、情報登録処理を終了する。
一方、上述したステップS211の判定において、設定情報を登録すると判定した場合(ステップS211:YES)に、情報登録部12は、携帯電話機1から、自機の製造番号、機種情報及び設定情報を読み出す(ステップS212)。次に、情報登録部12は、携帯電話機1に挿入されているSIMカード2から、電話番号を読み出す(ステップS213)。
次に、情報登録部12は、SIMカード2から読み出した電話番号に対応付けて、携帯電話機1から読み出した製造番号、機種情報及び設定情報をデータベース4に登録し(ステップS214)、情報登録処理を終了する。
次に、図8を参照して、上述したペアリング判定処理の動作について詳細に説明する。
まず、ペアリング判定部14は、SIMカード2に登録された製造番号を読み出す(ステップS411)。次に、ペアリング判定部14は、携帯電話機1から自機の製造番号を読み出す(ステップS412)。
次に、ペアリング判定部14は、SIMカード2に登録された製造番号と、携帯電話機1から読み出した製造番号とが異なるか否かを判定する(ステップS413)。この判定がNOの場合(ステップS413:NO)に、ペアリング判定部14は、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わっていないと判断し(ステップS415)、ペアリング判定処理を終了する。
一方、上述したステップS413の判定において、SIMカード2に登録された製造番号と、携帯電話機1から読み出した製造番号とが異なると判定した場合(ステップS413:YES)に、ペアリング判定部14は、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わったと判断し(ステップS414)、ペアリング判定処理を終了する。
次に、図9を参照して、上述した情報読出処理の動作について詳細に説明する。
まず、情報読出部15は、携帯電話機1に挿入されているSIMカード2から電話番号を読み出す(ステップS611)。
次に、情報読出部15は、データベース4から、SIMカード2から読み出した電話番号に対応付けて登録された携帯電話機の製造番号、機種情報及び設定情報を読み出す(ステップS612)。
次に、情報読出部15は、SIMカード2に登録されている機種情報を読み出す(ステップS613)。次に、情報読出部15は、携帯電話機1から、自機の機種情報を読み出す(ステップS614)。次に、情報読出部15は、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機1から読み出した機種情報とが一致するか否かを判定する(ステップS615)。この判定がNOの場合(ステップS615:NO)に、情報読出部15は、情報読出処理を終了する。
一方、上述したステップS615において、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機1から読み出した機種情報とが一致する場合(ステップS615:YES)に、情報読出部15は、データベース4から読み出した設定情報を、携帯電話機1から読み出した機種情報に対応する機種のデータ形式に読み替え(ステップS616)、情報読出処理を終了する。
次に、図10を参照して、上述した情報設定処理の動作について詳細に説明する。
まず、情報設定部16は、利用者によるキー操作部106からのキー入力情報に基づき、設定情報を携帯電話機1に設定するのか否かを判定する(ステップS711)。この判定がYESの場合(ステップS711:YES)に、情報設定部16は、情報読み出し処理において読み出された設定情報、又は上述した情報読み出し処理において読み出され読み替えられた設定情報を携帯電話機1に設定し(ステップS712)、情報設定処理を終了する。
一方、上述したステップS711の判定において、設定情報を携帯電話機1に設定しないと判定した場合(ステップS711:NO)に、情報設定部16は、上述した情報読み出し処理においてデータベース4から読み出された設定情報、又は上述した情報読み出し処理において読み出され読み替えられた設定情報を携帯電話機1に設定することなく消去し(ステップS713)、情報設定処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る携帯電話機1、情報通信方法および情報通信システム3によれば、SIMカード2を別の携帯電話機1に挿入した場合であって、携帯電話機1とSIMカード2とのペアリングが変わった場合には、携帯電話機1と通信可能なネットワークに接続されたデータベース4から、SIMカード2に記憶された電話番号に対応付けられた設定情報を読み出し、この設定情報を携帯電話機1に設定するため、例えば新規の携帯電話機に変更した場合など、旧携帯電話機に記憶されていた設定情報を、容易に新規の携帯電話機に移し替えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、SIMカード2に携帯電話機の製造番号を登録しておくことで、SIMカード2に登録された製造番号とSIMカード2が挿入された携帯電話機1に記憶された製造番号とを比較することで、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変更されたか否かを正確に判定することができる。
更に、SIMカード2に携帯電話機の機種情報を登録し、SIMカード2に登録された機種情報とSIMカード2が挿入された携帯電話機1に記憶された機種情報とを比較することで、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変更された際に、携帯電話機1の機種が変わったか否かを判定することができる。その際、機種が変わったと判定した場合は、データベース4から読み出した設定情報を、現在の携帯電話機1の機種のデータ形式に読み替えるため、より簡易に設定情報を移し替えることができる。
次に、第2の実施形態における携帯電話機、情報通信方法および情報通信システムについて説明する。第2の実施形態は、基本的に第1の実施形態と同様である。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、携帯電話機における初期設定処理とペアリング判定処理とが異なる点のみである。
次に、図11を参照して、第2実施形態における初期設定処理の動作について詳細に説明する。
まず、初期設定部11は、携帯電話機1に電話番号及び機種情報が登録されたか否かを判定する(ステップS121)。この判定がYESの場合(ステップS121:YES)に、初期設定部11は、初期設定処理を終了する。
一方、上述したステップS121の判定において、携帯電話機1に電話番号及び機種情報が登録されていないと判定した場合(ステップS121:NO)に、初期設定部11は、ステップS123に進む。
ステップS123において、初期設定部11は、SIMカード2から電話番号及び機種情報を読み出す(ステップS122)。次に、初期設定部11は、SIMカード2から読み出した電話番号及び機種情報を携帯電話機1に登録し(ステップS123)、初期設定処理を終了する。
次に、図12を参照して、第2実施形態におけるペアリング判定処理の動作について詳細に説明する。
まず、ペアリング判定部14は、携帯電話機1に登録された電話番号を読み出す(ステップS421)。次に、ペアリング判定部14は、SIMカード2から電話番号を読み出す(ステップS422)。
次に、ペアリング判定部14は、携帯電話機1に登録された電話番号と、SIMカード2から読み出した電話番号とが異なるか否かを判定する(ステップS423)。この判定がNOの場合(ステップS423:NO)に、ペアリング判定部14は、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わっていないと判断し(ステップS425)、ペアリング判定処理を終了する。
一方、上述したステップS423の判定において、携帯電話機1に登録された電話番号と、SIMカード2から読み出した電話番号とが異なると判定した場合(ステップS423:YES)に、ペアリング判定部14は、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変わったと判断し(ステップS424)、ペアリング判定処理を終了する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る携帯電話機1、情報通信方法および情報通信システム3によれば、携帯電話機1に電話番号を登録しておくことで、携帯電話機1に登録された電話番号と、携帯電話機1に挿入されているSIMカード2に設定された電話番号とを比較することで、SIMカード2と携帯電話機1とのペアリングが変更されたか否かを正確に判定することができる。
次に、第3の実施形態における携帯電話機、情報通信方法および情報通信システムについて説明する。
図13は、第3の実施形態における情報通信システムの構成を例示する図である。図13に示すように、情報通信システム5は、携帯電話機6と、SIMカード7と、サーバ8と、データベース4とを有する。
携帯電話機6は、基本的に上述した携帯電話機1と同様である。携帯電話機6が携帯電話機1と異なる点は、機能構成において、初期設定部11、情報登録部12、ペアリング判定部14、情報読出部15が無くなり、新たに、情報送信登録部、情報送信部を有する点のみである。
SIMカード7は、基本的に上述したSIMカード2と同様である。SIMカード7がSIMカード2と異なる点は、携帯電話機6の製造番号及び機種情報を記憶しない点のみである。
サーバ8は、携帯電話機6と通信可能なネットワークに接続されており、このネットワークに接続されたデータベース4に対して、各種情報を書込み読出し可能となっている。そして、サーバ8は、携帯電話機6とは独立して、各種の処理を行うことが可能となっている。
図14は、携帯電話機6の機能構成を例示する図である。図14に示すように、携帯電話機6は、機能的には、情報送信登録部61と、SIMカード挿入検出部62と、情報送信部63と、情報設定部64とを備える。なお、SIMカード挿入検出部62及び情報設定部64は、それぞれ上述したSIMカード挿入検出部13及び情報設定部16と同様である。
図15は、サーバ8の機能構成を例示する図である。図15に示すように、サーバ8は、機能的には、情報登録部81と、ペアリング判定部82と、情報読出部83と、設定情報送信部84とを備える。
以下、図14を参照して、携帯電話機6の各機能要素について詳細に説明する。
情報送信登録部61は、SIMカード7の電話番号と、携帯電話機6の製造番号、機種情報及び設定情報とを、サーバ8に送信するものである。具体的に説明すると、情報送信登録部61は、利用者からの指示を受けて、携帯電話機6に記憶された自機の製造番号、機種情報及び設定情報を読み出し、SIMカード7に設定された電話番号を読み出す。そして、情報送信登録部61は、これらの読み出した電話番号、製造番号、機種情報及び設定情報を、ネットワークを経由してサーバ8に送信する。なお、本実施形態では、利用者の指示に基づき、情報送信登録部61が各情報を読み出してサーバ8に送信するが、例えば、携帯電話機7に設定したタイミングや、サーバ8から要求を受けたタイミングで、自動的に各情報を読み出してサーバ8に送信しても良い。
情報送信部63は、SIMカード7が挿入されたことを示す挿入検出情報と、SIMカード7に設定された電話番号と、携帯電話機6に記憶された製造番号及び機種情報とをサーバ8に送信するものである。具体的に説明すると、SIMカード挿入検出部62において携帯電話機6にSIMカード7が挿入されたことを検出すると、情報送信部63は、挿入検出信号を生成し、携帯電話機6に挿入されたSIMカード7に設定された電話番号を読み出すと共に、携帯電話機6に記憶された製造番号及び機種情報を読み出す。そして、情報送信部63は、生成した挿入検出情報と、読み出した電話番号、製造番号及び機種情報とをサーバ8に送信する。
以下、図15を参照して、サーバ8の各機能要素について詳細に説明する。
情報登録部81は、電話番号に対応付けて、携帯電話機6の製造番号、機種情報及び設定情報を、データベース4に登録するものである。具体的に説明すると、情報登録部81は、携帯電話機6から受信した電話番号に対応付けて、この電話番号と共に携帯電話機6から受信した製造番号、機種情報及び設定情報をデータベース4に登録する。
ペアリング判定部82は、データベース4に登録されたSIMカード7と携帯電話機6とのペアリングに対して、SIMカード7とこのSIMカード7が挿入された携帯電話機6とのペアリングが変わったか否かを判定するものである。具体的に説明すると、ペアリング判定部82は、携帯電話機6から挿入検出情報を受信すると、この挿入検出情報と共に携帯電話機6から受信した電話番号を基準として、この電話番号に対応付けてデータベース4に登録された製造番号読み出す。そして、ペアリング判定部82は、データベース4に登録された製造番号と、携帯電話機1から受信した製造番号とを比較し、これらの製造番号が一致するか否かを判断する。その結果、ペアリング判定部14は、これらの製造番号が一致すると判断する場合は、ペアリングは変わっていないと判定し、これらの製造番号が異なると判断する場合は、ペアリングが変わったと判定する。
情報読出部83は、電話番号に基づいて、データベース4に登録された設定情報を読み出すものである。具体的に説明すると、ペアリング判定部82においてペアリングが変わったと判定した場合に、挿入検出情報と共に携帯電話機6から受信した電話番号に対応付けられて登録された機種情報及び設定情報をデータベース4から読み出す。そして、情報読出部83は、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機6から受信した機種情報とを比較し、これらの機種情報が異なると判断した場合は、データベース4から読み出した設定情報を、携帯電話機6から受信した機種情報に対応する機種のデータ形式に読み替える。
設定情報送信部84は、情報読出部83によりデータベース4から読み出された設定情報、又は情報読出部83により読み替えられた設定情報を携帯電話機6に送信する。
次に、図16を参照して、第3の実施形態における情報通信システム5の動作について説明する。図16は、携帯電話機6にSIMカード7が挿入された際の情報通信システム5の処理を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯電話機6の情報送信登録部61は、SIMカード7から電話番号を読み出すと共に、携帯電話機6から自機の製造番号、機種情報及び設定情報を読み出し、この読み出した電話番号、製造番号、機種情報及び設定情報をサーバ8に送信する(ステップS10)。
次に、サーバ8の情報登録部81は、携帯電話機6から受信した電話番号に対応付けて、この電話番号と共に携帯電話機6から受信した製造番号、機種情報及び設定情報をデータベース4に登録する(ステップS11)。
その後、携帯電話機6のSIMカード挿入検出部62は、携帯電話機6にSIMカード7が挿入されたか否かを判定する(ステップS12)。この判定がNOである場合(ステップS12:NO)に、情報通信システム5は、処理を終了する。
一方、上述したステップS12の判定において、携帯電話機6にSIMカード7が挿入されたと判定した場合(ステップS12:YES)に、携帯電話機6は、ステップS13に進む。
ステップS13において、携帯電話機6の情報送信部63は、挿入検出情報を生成し、携帯電話機6に挿入されたSIMカード7に設定された電話番号を読み出すと共に、携帯電話機6に記憶された製造番号、機種情報及び設定情報とを読み出し、これら挿入検出情報、電話番号、製造番号及び機種情報をサーバに送信する(ステップS13)。
次に、サーバ8のペアリング判定部82は、携帯電話機6から挿入検出情報を受信すると、この挿入検出情報と共に携帯電話機6から受信した電話番号を基準として、この電話番号に対応付けて登録された製造番号をデータベース4から読み出す(ステップS14)。
次に、サーバ8のペアリング判定部82は、データベース4に登録された製造番号と、携帯電話機6から受信した製造番号とが異なるか否かを判定する(ステップS15)。この判定がNOの場合(ステップS15:NO)に、ペアリング判定部82は、SIMカード7と携帯電話機6とのペアリングが変わっていないと判断し(ステップS16)、情報通信システム5の処理を終了する。
一方、上述したステップS15の判定において、データベース4に登録された製造番号と、携帯電話機6から受信した製造番号とが異なると判定した場合(ステップS15:YES)に、ペアリング判定部82は、SIMカード7と携帯電話機6とのペアリングが変わったと判断し(ステップS17)、ステップS18に進む。
ステップS18において、サーバ8の情報読出部83は、データベース4から、挿入検出情報と共に携帯電話機6から受信した電話番号に対応付けられて登録された機種情報及び設定情報を読み出す(ステップS18)。次に、サーバ8の情報読出部83は、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機6から受信した機種情報とが異なるか否かを判定する(ステップS19)。この判定がNOの場合(ステップS19:NO)に、情報読出部83は、後述するステップS21に進む。
一方、上述したステップS19の判定において、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機6から受信した機種情報とが異なると判定した場合(ステップS19:YES)に、情報読出部83は、データベース4から読み出した設定情報を、携帯電話機6から受信した機種情報に対応する機種のデータ形式に読み替えて(ステップS20)、ステップS21に進む。
ステップS21において、サーバ8の設定情報送信部84は、情報読出部83において読み出された設定情報、又は情報読出部83において読み出され読み替えられた設定情報を携帯電話機6に送信する(ステップS21)。
次に、携帯電話機6の情報設定部64は、サーバ8から受信した設定情報を携帯電話機6に設定し(ステップS21)、情報通信システム5の処理を終了する。
以上説明したように、第3の実施形態に係る携帯電話機6、情報通信方法および情報通信システム5によれば、SIMカード7を別の携帯電話機6に差し替えると、このSIMカード7に設定された電話番号に対応付けて登録された設定情報がサーバ8から移動通信端末に送信されるため、例えば新規の移動通信端末に変更した場合など、旧移動通信端末に記憶されていた設定情報を、容易に新規の移動通信端末に移し替えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
更に、第3の実施形態に係る携帯電話機6、情報通信方法および情報通信システム5では、携帯電話機6が、情報送信登録部61が電話番号、製造番号、機種情報および設定情報をサーバ8に送信した後、情報送信部63が挿入検出情報と共に電話番号、製造番号、機種情報をサーバ8に送信すると、サーバ8において、SIMカード7と携帯電話機6とのペアリングが変わったか否かを判定し、このペアリングが変わったと判定した場合は、この電話番号に対応付けられてデータベース4に登録された設定情報を携帯電話機6に送信する。このため、携帯電話機6において、ペアリングの変更有無の判定や、データベース4への情報登録処理を行う必要がなくなるため、携帯電話機6の省電力化を図ることができる。
なお、第1及び第2の実施形態では携帯電話機にペアリング判定部を有し、第3の実施形態ではサーバにペアリング判定部を有し、それぞれ携帯電話機及びサーバにおいてペアリングが変更されたか否かの判定を行うように説明したが、例えば、SIMカードにペアリング判定部を新たに有し、SIMカードにおいてペアリングが変更されたか否かの判定を行うようにしても良い。
また、第3の実施形態では、サーバ8は、データベース4に登録された機種情報と、携帯電話機6から受信した機種情報とを対比することにより、SIMカード7が挿入される携帯電話機6の機種が変更されたと判定し、データベース4から読み出す設定情報を読み替えるように説明したが、データベース4等に携帯電話機の製造番号と機種情報との対応表を保持しておくことで、サーバは、携帯電話機から製造番号を受信するだけで、SIMカードが挿入される携帯電話機の機種が変更されたか否かを判定することができる。つまり、サーバは、携帯電話機から製造番号を受信すると、この受信した製造番号に対応付けられている機種情報をサーバの対応表から抽出し、この対応表から抽出した機種情報と、データベースに製造番号に対応付けられて登録されている機種情報とを対比することで、携帯電話機の機種が変更されたか否かを判定することができる。これにより、携帯電話機はサーバに機種情報を送信しなくても、サーバは携帯電話機の機種が変更になったか否かを判定することができ、携帯電話機とサーバとの間で送受するデータ量を削減することができる。
また、上記実施形態では、ペアリング判定を行いデータベースから設定情報を読み出すのは、SIMカードが携帯電話に挿入されたことを契機として説明したが、これらの処理はいつ行ってもよく、例えば、携帯電話機から基地局などに対して位置情報を登録する際、この位置情報の登録を契機として処理を行うようにしてもよい。
また、設定情報を携帯電話機から読み出した機種情報に対応する機種のデータ形式に読み替えは、必ずしも情報読出部15が実行する必要は無く、例えば、新たにデータ形式を読み替える読み替え部を設け、この読み替え部により実行するようにしても良い。
また、上記実施形態の各処理は、適宜ユーザーの承諾を得た後に実行するようにしても良い。
第1の実施形態における情報通信システムの構成を例示する図である。 携帯電話機の機能構成を例示する図である。 携帯電話機のハードウェア構成を例示する図である。 SIMカードのハードウェア構成を例示する図である。 SIMカードが挿入された際の携帯電話機の処理動作を説明するためのフローチャートである。 初期設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 情報登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。 ペアリング判定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 情報読出処理の動作を説明するためのフローチャートである。 情報設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における初期設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態におけるペアリング判定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態における情報通信システムの構成を例示する図である。 携帯電話機の機能構成を例示する図である。 サーバの機能構成を例示する図である。 携帯電話機にSIMカードが挿入された際の情報通信システムの処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,6・・・携帯電話機(移動通信端末)、2,7・・・SIMカード(利用者識別媒体)、3,5・・・情報通信システム、4・・・データベース、8・・・サーバ、14・・・ペアリング判定部、15・・・情報読出部、61・・・情報送信登録部、63・・・情報送信部、81・・・情報登録部、82・・・ペアリング判定部、83・・・情報読出部、84・・・設定情報送信部。

Claims (8)

  1. 利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末において、
    前記移動通信端末に前記利用者識別媒体が挿入されると、前記利用者識別媒体と前記利用者識別媒体が挿入される前記移動通信端末とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定部と、
    前記ペアリング判定部で前記ペアリングが変わったと判定された場合、前記移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されて前記移動通信端末の設定情報が前記利用者情報に対応付けて登録されているデータベースから、前記移動通信端末に挿入された前記利用者識別媒体に記憶されている利用者情報に対応付けて登録された前記設定情報を前記データベースから読み出す情報読出部と、を有することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記ペアリング判定部は、前記利用者識別媒体に登録されている前記移動通信端末を特定する前記移動通信端末情報と前記利用者識別媒体が挿入された前記移動通信端末の前記移動通信端末情報とを比較し、これらの移動通信端末情報が異なる場合に、前記ペアリングが変わったと判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記ペアリング判定部は、前記移動通信端末に登録されている前記利用者情報と前記移動通信端末に挿入された前記利用者識別媒体の前記利用者情報とを比較し、これらの利用者情報が異なる場合に、前記ペアリングが変わったと判定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  4. 前記利用者情報は、電話番号を含む情報であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の移動通信端末。
  5. 前記移動通信端末情報は、製造番号を含む情報であることを特徴とする請求項2又は3に記載の移動通信端末。
  6. 前記情報読出部は、前記利用者識別媒体が挿入される前記移動通信端末の機種が変わった場合、前記設定情報を、前記利用者識別媒体が挿入されている前記移動通信端末のデータ形式に読み替えて読み出すことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の移動通信端末。
  7. 利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末の情報通信方法において、
    前記移動通信端末に前記利用者識別媒体が挿入されると、前記利用者識別媒体と前記利用者識別媒体が挿入される前記移動通信端末とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定ステップと、
    前記ペアリング判定ステップで前記ペアリングが変わったと判定した場合、前記移動通信端末の設定情報が前記利用者情報に対応付けて登録されている前記データベースから、前記移動通信端末に挿入された前記利用者識別媒体の利用者情報に対応付けて登録された前記設定情報を読み出す情報読出ステップと、を有することを特徴とする情報通信方法。
  8. 利用者を特定する利用者情報を記憶する利用者識別媒体が挿入可能な移動通信端末と、前記移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されたサーバとを有する情報通信システムにおいて、
    前記移動通信端末は、
    前記移動通信端末に前記利用者識別媒体が挿入されると、前記利用者情報及び前記移動通信端末情報を、前記サーバに送信する情報送信部と、を有し、
    前記サーバは、
    前記移動通信端末と通信可能なネットワークに接続されて前記移動通信端末の設定情報が前記利用者情報に対応付けて登録されているデータベースと、
    前記移動通信端末の前記情報送信部から送信されてくる前記利用者情報及び前記移動通信端末情報と、前記データベースに登録されている前記利用者情報及び前記移動通信端末情報とを用いて、前記移動通信端末と前記利用者識別媒体とのペアリングが変わったか否かを判定するペアリング判定部と、
    前記ペアリング判定部で前記ペアリングが変わったと判定した場合、前記利用者情報に対応付けて登録されている前記設定情報を前記データベースから読み出す情報読出部と、
    前記情報読出部で読み出した前記設定情報を前記移動通信端末に送信する設定情報送信部と、を有することを特徴とする情報通信システム。
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