JP2006196980A - 移動通信端末、移動通信端末の制御方法、移動通信端末の制御プログラムおよび移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

移動通信端末、移動通信端末の制御方法、移動通信端末の制御プログラムおよび移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電力消費の削減と通信回線の確保を図り、呼び返しに応えられる可能性の高い移動通信端末等を提供すること。
【解決手段】通話手段と、通話以外の複数の機能を実現するための複数の付加機能実現手段と、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信手段と、緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出手段と、緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納手段と、電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納手段と緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納手段の少なくとも一方と、緊急通報が行われた後緊急状態フラグが解除されるまでの間、電力消費量情報と緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて付加機能実現手段の一部または全部の動作を停止または制限する付加機能動作制限手段と、を有することを特徴とする移動通信端末10。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動通信端末、移動通信端末の制御方法、移動通信端末の制御プログラムおよび移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
近年では、携帯電話機や車載電話等の移動通信端末が広く普及している。そのため、移動通信端末から、警察・消防等への緊急通報が行われることも多くなっている。緊急通報が行われた後で、通報先から通報元への再度の連絡(呼び返し)が必要となることがある。そのため、通報元においては、呼び返しに応えられるように、通報を行ってからしばらくの間は、通信機器の電源を確保しておくことと、通信回線を空けておくことが必要である。
移動通信端末では、固定電話とは異なり電源としてバッテリを使用する場合がほとんどであるから、呼び返しがあった際にバッテリが切れていて呼び返しに応答できないことが考えられる。
そのため、特許文献1では、緊急通報を行った後に、ハンドセット電話機への電力供給を遮断することにより、緊急通報システム端末機器の消費電力の削減を図る構成が開示されている。
特開2002−152419号公報(図2等)
移動通信端末の多機能化・高機能化は急速に進んでいる。たとえば、携帯電話機は、電話機能のほかに、写真撮影機能やGPS(Global Positioning System)受信機能を兼ね備えているものが多くなってきている。これらの付加機能は、一般に小容量のバッテリに電力供給を頼っている移動通信端末にとっては大電力を消費する機能である。一方で、緊急通報を行うような状況下において、有用な機能となる場合もある。たとえば、通報者が正確な現在位置を知らない場合でも、GPS受信機能を使えば通報先に知らせることが可能となる。
しかし、特許文献1の発明のように、緊急通報後一律に特定の機能への電力供給を遮断するだけでは、通報後に使用したい機能が使用できなくなるなど、通報後に生じうるさまざまな状況に柔軟に対応することができないという問題があった。また、大電力を消費する機能が多くなっている状況下においては、省電力の面でも十分ではないという問題があった。
そこで、本発明では、緊急通報後の付加機能の有効な利用に配慮しつつ、電力消費の削減と通信回線の確保を図り、呼び返しに応えられる可能性の高い移動通信端末、移動通信端末の制御方法、移動通信端末の制御プログラムおよび移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話手段と、前記通話以外の機能を実現するための複数の付加機能実現手段と、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信手段と、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出手段と、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納手段と、前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納手段と前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納手段の少なくとも一方と、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限手段と、を有することを特徴とする移動通信端末により達成される。
第1の発明の構成によれば、移動通信端末は通話手段を有していて他の通信機器、たとえば携帯電話機や固定電話機との間で音声による通話を行うことができる。
また、移動通信端末は、通話以外の機能を実現するための付加機能実現手段、たとえばGPS衛星を利用して端末の位置を算出する測位手段や写真撮影手段、を複数有している。これらの付加機能は、移動通信端末の使用者の利便性を高める一方で、多くの電力を消費する場合もある。
交通事故、急病等の緊急事態が移動通信端末の使用者もしくはその周辺で発生した場合には、使用者は、緊急通報発信手段を使用して、緊急通報先、たとえば警察、消防署、保険会社等に緊急通報を発信する。緊急通報を受けた緊急通報先では、緊急通報から得た情報に基づき救急車を出動させる等の行動を取るとともに、通報者と再度連絡を取るために通報者に対して呼び返しを行う場合がある。
緊急通報検出手段が、緊急通報が行われたことを検出し緊急状態フラグが格納手段に格納されると、付加機能動作制限手段が動作を開始し、電力消費量情報と緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて、付加機能実現手段の動作を制限する。付加機能動作制限手段の動作は、緊急状態フラグが解除されるまで継続される。ここで、動作の制限とは、付加機能実現手段の動作を停止または禁止すること、および付加機能実現手段に通常とは異なる動作をさせることを言う。
電力消費量情報は、各付加機能実現手段の消費電力を示す情報で、たとえば付加機能実現手段の単位時間当たりの電力消費量が示されている。緊急時必要度情報は、各付加機能実現手段の緊急時における必要度を示す情報で、たとえば各付加機能実現手段の必要度をいくつかのランクに分けて示している。
付加機能動作制限手段は、これらの情報に基づいて動作制限を行うから、電力消費量の多い付加機能実現手段に対して優先的に動作制限を行うことができる。そのため、本発明の移動通信端末によれば、緊急通報を行った後の電池の寿命を延ばすことができ、使用者が緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高くすることができる。また、緊急時における必要度の低い付加機能実現手段に対して優先的に動作制限を行うことができる。
好ましくは、第2の発明によれば、第1の発明の構成において、前記移動通信端末に電力を供給する電池と、前記電池の残量を検出する電池残量検出手段と、前記付加機能動作制限手段が前記付加機能実現手段の動作の制限をするか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段と、を有し、前記電力消費量情報は、前記付加機能実現手段を最も消費電力の多い第1グループから最も消費電力の少ない第N(Nは2以上の整数)グループよりなるN個のグループに分類するものであり、前記電池残量しきい値情報は第2グループから前記第Nグループにそれぞれ対応する第1しきい値から第[N−1]しきい値からなり、前記付加機能動作制限手段は、前記緊急通報が行われた直後に、前記第1グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限するとともに、所定の時間間隔で現在の電池残量と前記電池残量しきい値情報に含まれる[N−1]個のしきい値とを比較して、現在の電池残量が第M(Mは1以上N−1以下の整数)しきい値より少ない場合には、第[M+1]グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限することを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、移動通信端末は移動通信端末の各部に電力を供給する電池と電池の残量を検出する電池残量検出手段を有している。また、付加機能動作制限手段が付加機能実現手段の動作を制限するか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段も有している。
消費電力情報は、付加機能実現手段を電力消費量に応じて2以上の整数であるN個のグループに分類する情報となっている。電池残量しきい値情報は、最も消費電力の大きいグループ以外のグループに対応するN−1個のしきい値からなっている。たとえば、Nが3の場合は、電池残量しきい値情報は、2番目に消費電力の多い付加機能実現手段のグループに対応する第1のしきい値および3番目に消費電力の多い付加機能実現手段のグループに対応する第2のしきい値の2(3−1)個のしきい値からなっている。
付加機能動作制限手段は、しきい値情報に含まれるしきい値と現在の電池残量を比較して、動作制限の対象とする付加機能実現手段を決定する。たとえばNが3の場合の付加機能動作制限手段の動作は次のようになる。
付加機能動作制限手段は、まず、緊急通報が行われた直後に最も消費電力の大きい第1のグループに属する付加機能実現手段の動作を制限する。つぎに、緊急通報が行われてから所定の時間が経過した後電池残量と電池残量しきい値とを比較する。
ここで、電池残量が第1の電池残量しきい値よりも多ければ、付加機能動作制限手段は動作制限を行わない。電池残量が第1のしきい値と第2のしきい値の中間の数値であれば、付加機能動作制限手段は、消費電力が2番目に大きいグループに属する付加機能実現手段の動作を制限するが、3番目のグループに属する付加機能実現手段に対しては制限を行わない。電池残量が、第2のしきい値よりも小さければ、第2および第3のグループに属する付加機能実現手段の動作を制限する。付加機能動作制限手段は、緊急状態フラグが解除されるまで、一定の時間間隔で上述の電池残量と電池残量しきい値との比較を行う。
このように、本発明の移動通信端末は、電池残量を考慮して付加機能実現手段の動作制限を行うので、電池残量が十分にあるにもかかわらず、過度な動作制限を行うことがない。
好ましくは、第3の発明によれば、第1の発明の構成において、前記移動通信端末に電力を供給する電池と、前記電池の残量を検出する電池残量検出手段と、前記付加機能動作制限手段が前記付加機能実現手段の動作の制限をするか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段と、を有し、前記緊急時必要度情報は、前記付加機能実現手段を緊急時において最も必要度の低い第1グループから最も必要度の高い第N(Nは2以上の整数)グループよりなるN個のグループに分類するものであり、前記電池残量しきい値情報は第2グループから前記第Nグループにそれぞれ対応する第1しきい値から第[N−1]しきい値からなり、前記付加機能動作制限手段は、前記緊急通報が行われた直後に、前記第1グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限するとともに、所定の時間間隔で現在の電池残量と前記電池残量しきい値情報に含まれる[N−1]個のしきい値とを比較して、現在の電池残量が第M(Mは1以上N−1以下の整数)しきい値より少ない場合には、第[M+1]グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限することを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、移動通信端末は移動通信端末の各部に電力を供給する電池と電池の残量を検出する電池残量検出手段を有している。また、付加機能動作制限手段が付加機能実現手段の動作を制限するか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段も有している。
消費電力情報は、付加機能実現手段を緊急時における必要度に応じて2以上の整数であるN個のグループに分類する情報となっている。電池残量しきい値情報は、最も必要度の低いグループ以外のグループに対応するN−1個のしきい値からなっている。たとえば、Nが3の場合は、電池残量しきい値情報は、2番目に必要度が低い付加機能実現手段のグループに対応する第1のしきい値および3番目に必要度の低い付加機能実現手段のグループに対応する第2のしきい値の2(3−1)個のしきい値からなっている。
付加機能動作制限手段は、しきい値情報に含まれるしきい値と現在の電池残量を比較して、動作制限の対象とする付加機能実現手段を決定する。たとえばNが3の場合の付加機能動作制限手段の動作は次のようになる。
付加機能動作制限手段は、まず、緊急通報が行われた直後に最も必要度の低い第1のグループに属する付加機能実現手段の動作を制限する。つぎに、緊急通報が行われてから所定の時間が経過した後電池残量と電池残量しきい値とを比較する。
ここで、電池残量が第1の電池残量しきい値よりも多ければ、付加機能動作制限手段は動作制限を行わない。電池残量が第1のしきい値と第2のしきい値の中間の数値であれば、付加機能動作制限手段は、必要度が2番目に低いグループに属する付加機能実現手段の動作を制限するが、3番目のグループに属する付加機能実現手段に対しては制限を行わない。電池残量が、第2のしきい値よりも小さければ、第2および第3のグループに属する付加機能実現手段の動作を制限する。付加機能動作制限手段は、緊急状態フラグが解除されるまで、一定の時間間隔で上述の電池残量と電池残量しきい値との比較を行う。
このように、本発明の移動通信端末は、電池残量を考慮して付加機能実現手段の動作制限を行うので、電池残量が十分にあるにもかかわらず、過度な動作制限を行うことがない。また、緊急通後の必要度を考慮したうえで、動作制限を行うから、緊急通報後の携帯端末の使用者の利便性を大きく落とすことがない。
好ましくは、第4の発明によれば、第1の発明の構成において、前記緊急通報が行われてから現在までの経過時間を計測する経過時間計測手段と、前記緊急通報が行われてから前記緊急状態フラグを解除するまでの時間を示す解除時間情報を格納する解除時間情報格納手段と、前記経過時間が前記解除時間を越えた際に、前記経過時間が前記解除時間を越えた旨を前記移動通信端末の使用者に通知する解除時間通知手段と、前記解除時間の経過の通知が行われた後、前記移動通信端末の使用者が前記緊急状態フラグの解除を行うか否かを示すフラグ解除情報を入力するフラグ解除情報入力手段と、前記フラグ解除情報が前記緊急状態フラグを解除すべき旨を示している場合に、前記緊急状態フラグを解除する緊急状態フラグ解除手段とを有することを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、移動通信端末は、経過時間計測手段により緊急通報が行われてからの経過時間を計測し、経過時間が解除時間を超えた場合には、その旨を解除時間通知手段により使用者に通知する。
通知を受けた使用者は、フラグ解除情報入力手段を用いて、緊急状態フラグを解除するか否かを入力する。使用者の入力が、緊急状態フラグを解除する旨のものである場合は、緊急状態フラグ解除手段が緊急状態フラグを解除する。その結果、付加機能動作制限手段の動作は終了し、付加機能実現手段に課されていた動作の制限は解除される。
緊急状態フラグをどの時点で解除すべきは、具体的に発生した状況によりかなり変動することが予想される。しかし、本発明の移動通信端末は、解除時間情報という一応の目安を定めたうえで、緊急状態フラグを解除するか否かは使用者の判断にゆだねている。そのため、発生した緊急状態に応じて、使用者が適切な判断を下すことができる。また、解除時間の通知を行うことにより、使用者が緊急状態フラグの解除を失念することを防止することができる。
好ましくは、第5の発明によれば、第1の発明の構成において、画像により情報を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に前記緊急状態下にあることを示す画像を表示する緊急状態表示手段とを有することを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、緊急状態表示手段が、画像表示手段に緊急状態下にあることを示す画像を表示して使用者の注意を促す。
前述の通り、緊急状態フラグが設定されている状態では、付加機能動作制限手段が動作するため、付加機能実現手段の動作が制限される。すなわち、通常時には使用することができる機能が使用できなくなったり、通常とは異なる動作をするようになる。このような現象は、使用者が移動通信端末の故障によるものと誤解する可能性がある。
しかし、本発明の移動通信端末では、緊急状態下にあることを示す画像が表示装置に表示されるので、上述のような誤解を未然に防止することができる。また、使用者が移動通信端末の電源を手動で切ってしまい呼び返しを受けられなくなることを防止することができる。
好ましくは、第6の発明によれば、第1の発明の構成において、他の通信機器からの通話の着信があったことを通知音により前記移動通信端末の使用者に通知する着信通知手段と、前記着信の通知に使用する着信通知音を複数の通知音の中から前記移動通信端末の使用者が選択する着信通知音選択手段とを有し、前記付加機能動作制限手段は、前記着信通知音選択手段による選択のいかんにかかわりなく、前記着信通知手段が人間が感知しやすい通知音を前記着信の通知に使用するように前記着信通知手段の動作を制限することを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、他の機器からの通話の着信があった際に、その旨を、着信通知手段が通知音により使用者に通知する。このとき使用される通知音は、着信通知音選択手段により使用者が選択したものである。
使用者による着信通知音の選択は、着信を通知するための機能に基づいて行われるよりは、使用者の趣味・嗜好に基づいて行われることが多い。そのため、選択された着信通知音は、使用者の注意を喚起しにくい通知音である場合もあり、呼び返しの着信があったにもかかわらず使用者が気づかない可能性もある。
しかし、本発明の移動通信端末の付加機能動作制限手段は、使用者による選択のいかんにかかわらず、着信通知音を人間が感知しやすい通知音に変更するため、呼び返しの着信に使用者が気づきやすくなる。
前記目的は、第7の発明によれば、通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、を有することを特徴とする移動通信端末の制御方法により達成される。
第7の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、緊急通報を行った後の電池の寿命を延ばすことができ、使用者が緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高くすることができる。
前記目的は、第8の発明によれば、コンピュータに、通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、を実行させることを特徴とする移動通信端末の制御プログラムにより達成される。
第8の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、緊急通報を行った後の電池の寿命を延ばすことができ、使用者が緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高くすることができる。
前記目的は、第9の発明によれば、コンピュータに、通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、を実行させることを特徴とする移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体により達成される。
第9の発明の構成によれば、第1の発明と同様に、緊急通報を行った後の電池の寿命を延ばすことができ、使用者が緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高くすることができる。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる携帯端末10等を示す概略図である。
移動通信端末の一例である携帯端末10は、通話手段の一例である通信装置54を有していて、基地局14を介して他の通信機器24との間で無線による通話を行うことができる。また、通信装置54により、基地局14および通信網16を介して緊急通報先20内に設置されている電話機22に緊急通報を発信することができる。
携帯端末10は、GPS装置52も有していて、GPS衛星12aないし12dから発信される測位信号S1ないしS4を利用して、自己の現在位置を算出することができる。すなわち、GPS装置52は、通話以外の機能を実現する付加機能実現手段の一例である。後述するように、携帯端末10は、GPS装置52以外にも複数の付加機能実現手段を有している。
図2は、携帯端末10の概略の外観図である。
筐体11の上部には、カメラレンズ60aが配置されていて、筐体に内蔵されているカメラ60により写真撮影を行うことができる。筐体11の表面に配置されている表示装置64は、たとえば液晶ディスプレイで構成されていて、カメラ60により撮影された写真等を表示することができる。通信アンテナ54aは、通信装置54により生成された送信信号を基地局14に向けて発信するとともに、基地局14から送信された信号を受信して通信装置54に入力する。携帯端末10の使用者は、数字キー68aおよび操作キー68bを押して、電話の発信等の指示を携帯端末10に与える。
(携帯端末10の主なハードウエア構成について)
図3は、図1の携帯端末10の主なハードウエア構成を示す概略図である。
携帯端末10は、制御機能及び演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)50、記憶装置56、入力装置の一種である操作装置68、出力装置の一種である表示装置64を有している。すなわち、携帯端末10はコンピュータを有している。
CPU50は、バス80を介して記憶装置56等の他の構成要素との間でデータ及びコントロールコードの授受を行えるようになっている。CPU50は、記憶装置56に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、携帯端末10全体を制御している。
記憶装置56はたとえばRAM(Random Access Memory)により構成されていて、OS(Operating System)、デバイスドライバ等の各種プログラム及びデータが格納されている。
GPS装置52は、GPSアンテナ52aによりGPS衛星から発信される測位信号を受信して、復調・復号等を行い、GPS衛星の軌道情報(エフェメリス及びアルマナック)等の測位を行うために必要な情報を取得する。
GPS装置52は、単独で測位計算を行うことも、サーバの補助を受けて測位計算を行うこともできる。サーバの補助を受ける場合には、測位に成功する確率を高めることができるが、通信装置54を介してサーバとの間で通信を行うため消費電力は多くなる。
また、GPS装置52は、高感度で測位信号を受信できるが電力消費量が多い「高精度モード」と、受信感度は低いが消費電力が少ない「通常モード」の二つの動作モードを有している。
GPS装置52は、測位を開始した後一定の時間内に位置を算出できなかった場合には、測位を中止する。これは、たとえば地下街のようにGPSによる測位を行うことが困難な環境で、失敗することがほぼ確実な測位の試みを長時間にわたって続けて電力を無駄に消費することを防ぐためである。測位を中止するまでの時間をタイムアウト時間という。GPS装置52は、タイムアウト時間を状況に応じて変更できるように構成されている。
通信装置54は、たとえば携帯電話ユニットであり、通信アンテナ54aにより基地局14との間で信号の送受信を行うことができる。そのため、携帯端末10は、基地局14との間で接続を確立し、緊急通報先20内の電話機22と通信を行うことができる。
通信装置54は、着信通知手段の一例である着信通知部54bを含んでいる。着信通知部54bは、他の電話機等からの電話の着信があると、スピーカ62から所定の通知音を出力して、着信があったことを携帯端末10の使用者に通知する。
電池58は、たとえば充電式のリチウム電池により構成されていて、携帯端末10の各部に電力を供給する。携帯端末は、小型であることが要請されるため、電池の寸法も小型のものに制限される。そのため、電池58は、使用者が携帯端末10が有している多数の付加機能を頻繁に使用した場合には、数時間程度しか電力を供給できない。
カメラ60は、デジタルカメラユニットで構成されていて、カメラレンズ60aにより取得した画像を、デジタルデータとして記憶装置56に記録することができる。
スピーカ62は、通話を行う際に、通信装置54が取得した通話相手からの音声信号を、使用者が知覚できる音声として出力する。また、電話着信があった等の情報を通知音により使用者に通知するためにも使用される。
時計66は、たとえばリアルタイムクロックにより構成されていて、このクロック信号に基づいて通信端末10は、現在の時刻を取得したりある時点から別の時点までの経過時間を取得したりする。
操作装置68は、数字キー68aと操作キー68bにより構成されている。
数字キー68aは、たとえば12個のキーから構成されていて、各キーの表面には0から9の数字と「*」と「#」の記号が一つずつ付されている。使用者は、数字キー68aを押すことにより電話番号等の数字を入力する。また、表示装置64に表示された選択肢に対応する数字のキーを押すことにより、携帯端末10に対する指示を入力することができる。
操作キー68bは、「電話発信」「インターネット接続」等の機能と1対1に対応した数個のキーで、使用者は操作キー68bを押すことにより、ワンタッチで携帯端末10に対する指示を入力することができる。各キーの表面には、対応する機能に応じた文字や図形が描かれている。
また、数字キー68aおよび操作キー68bは、押されたときに短い電子音(クリック音)をスピーカ62から発生させることができるように構成されている。このクリック音は、使用者の選択により発生させないように設定することもできる。
緊急通報を行う場合には、使用者は、通常の電話の発信と同様の操作で、緊急通報先として定められた特定の電話番号を数字キー68aを押すことにより指定する。次に、操作キー68bの中の電話発信に割り当てられているキーを押して発信する。
たとえば、日本国内では警察(電話番号110)、消防(電話番号119)等が緊急通報先となる。また、使用者が指定する警備会社や保険会社も緊急通報先となる場合がある。
すなわち、操作部68と通信装置54は緊急通報発信手段の一例である。
また、操作キー68bの一つとして、押しただけで緊急通報を行うことができるキーを設けてもよい。
照明装置70は、表示装置64と操作装置68を照明し、使用者が携帯端末10を操作しやすくするための装置である。
表示装置64の背面には、たとえばLED(Light Emitting Diode)で構成されるバックライト70aが組み込まれている。バックライト70aを点灯すると、表示装置が明るくなり、携帯端末10の使用者が表示装置64に表示された画像を視認しやすくなる。ただし、バックライト70aを消灯しても、電燈等の外部の光源があれば使用者は画像を視認することができる。
数字キー68aおよび操作キー68bの背面には、たとえばLEDで構成されたキー照明70bが組み込まれている。キー照明70bは、夜間の屋外のように外部の光源がないため使用者がキーの表面に書かれた文字を視認できない場合に点灯される。
(携帯端末100の主なソフトウエア構成について)
図4は、図1の携帯端末10のソフトウエア構成を示す概略図である。
制御部100は、メモリ管理、タスク管理、入出力管理等の機能を有し、携帯端末10の動作全体を制御するためのプログラムである。具体的には、記憶装置56に格納されているOSに実装されていて、CPU50により実行される。
GPS部142、通信部144、カメラ部146、スピーカ部148、表示部150、時計部152、操作装置部154、照明部156、電池部158はそれぞれ、GPS装置52、通信装置54、カメラ60、スピーカ62、表示装置64、時計66、操作装置68、照明装置70、電池58を制御するためのプログラムである。これらのプログラムは、たとえばデバイスドライバとして実装されていてドライバ記憶部140に格納されている。
CPU50は、制御部100の制御のもと、プログラム記憶部110に格納されているプログラムを順次読み込んで実行する。CPU50は、プログラムの実行にあたり必要なデータを、データ記憶部170から読み込んで取得する。また、制御部100が取得したデータやプログラム憶部110に格納されているプログラムが生成したデータも、データ記憶部170に格納される。
なお、図4に示した3個の記憶部は、物理的に独立した3個の記憶装置を携帯端末10が有していることを示すものではなく、説明の便宜上、記憶装置に格納される情報をその種類により分類して示すためのものである。
緊急通報検出手段の一例である緊急通報検出プログラム112は、通信部144の動作を監視している。通信部144により電話の発信が行われた際に、相手方の電話番号を緊急通報先情報172と照合し、相手方の電話番号が緊急通報先情報172に列挙されている電話番号のいずれかと一致した場合は、緊急状態フラグ174を設定しデータ記憶部174に格納する。また、これと同時に経過時間情報生成プログラム118を起動する。
緊急通報先情報172は、たとえば緊急通報先の電話番号を1行につき1件記録したテキストファイルである。緊急状態フラグ174は、たとえば1個の論理変数で、値が真の場合には、緊急通報が行われ現在は緊急状態下にあることを示す。データ記憶部170は、緊急状態フラグ格納手段の一例である。
電池残量検出手段の一例である電池残量検出プログラム114は、一定の時間間隔、たとえば5秒間隔で電池部158を介して電池58にアクセスして電池残量を取得し、電池残量情報178としてデータ記憶部170に格納する。すなわち、データ記憶部170は電池残量情報格納手段の一例である。電池残量情報178は、付加機能動作制限プログラム116がどのような動作制限を行うかを決定するために使用される。
付加機能動作制限手段の一例である付加機能動作制限プログラム116は、緊急状態フラグ174が現在は緊急状態下にあることを示している間、付加機能実現手段、すなわち携帯端末10の電話機能以外の機能を実現するためのハードウエアおよびソフトウエアの動作を制限する。ここで「制限する」とは、電力の供給を遮断する等の方法により付加機能実現手段の動作を停止させることと、電力消費量が通常より少なくなるように動作させる等の通常とは異なった動作をさせることの両方を意味する。
携帯端末10は、GPS装置52、カメラ60等多数の付加機能実現手段を有している。データ記憶部170に格納されている電力消費量情報176は、これらの付加機能実現手段を電力消費量により3つのグループに分類した情報である。すなわち、データ記憶部170は電力消費量情報格納手段の一例である。
図5は、電力消費量情報176の構造の一例を説明する概念図である。第1列(176a)は、動作制限の対象となる付加機能実現手段の名称を示している。第2列(176b)は、グループ番号で、第1列の制限対象が電力消費量により分類した場合どのグループに属するかを示している。この例では、「1」は消費電力が1番目に多いグループに属することを、「2」は消費電力が2番目に多いグループに属することを、「3」は消費電力が3番目に多いグループに属することを示している。なお、グループの数は、3とは限らず2以上であればいくつでもよい。
第3列(176c)は、付加機能実現手段に対して加えられる動作制限の内容を示している。図5では、理解を容易にするため文章で表現してあるが、実際には数値や論理値として格納されている。たとえば、第1行を例に説明すると第3列176cが数値の「1」である場合には「アプリケーションを停止する」を意味することを付加機能動作制限プログラム116のロジックで取り決めておく。
データ記憶部170に格納されている電池残量しきい値情報180は、電力消費量情報176で分類された各グループについて、動作制限を行うか否か判断するための情報である。すなわち、データ記憶部170は電池残量しきい値情報格納手段の一例である。
図6は、電池残量しきい値情報180の構造の一例を示す概念図である。第1列(180a)は、しきい値が対応する電力消費量情報176のグループ番号176aを示している。第2列(180b)は、第1列のグループに対して動作制限を行うか否かを判定するためのしきい値で、電池58のフル充電状態に対する現在の残量の割合をパーセントで示している。この例では、電池残量が第1のしきい値180c(80%)を下回った場合に第2のグループに属する付加機能実現手段に対して動作制限が行われ、電池残量が第2のしきい値180d(50%)を下回った場合に第2のグループに加えて第3のグループに属する付加機能実現手段に対しても動作制限が行わる。
図7は、付加機能動作制限プログラム116の動作を説明する概略フローチャートである。
付加機能動作制限プログラム116は、所定の間隔、たとえば10秒間隔で緊急状態フラグ174を参照する(ST1)。そして、緊急状態フラグ174の値が偽である場合、すなわち緊急状態下にない場合は、第1のグループに対して行っていた動作制限を解除する(ST1の判定がNo、ST3)。緊急状態フラグ174の値が真である場合は、消費電力が1番目に大きい第1のグループに属する付加機能実現手段に対して動作制限を行う(ST1の判定がYes、ST2)。
次に、電池残量情報178と電池残量しきい値情報180を参照し、現在の電池残量と第1のしきい値180cとを比較する(ST4)。電池残量が第1のしきい値180c以上である場合には、第2のグループに属する付加機能実現手段に対して行われていた動作制限を解除する(ST4の判定がNo、ST6)。電池残量が第1のしきい値180cより小さい場合には、第2のグループに属する付加機能実現手段に対して動作制限を行う(ST4の判定がYes、ST5)。
さらに、現在の電池残量と第2のしきい値180dとを比較する(ST7)。電池残量が第2のしきい値180d以上である場合には、第3のグループに属する付加機能実現手段に対して行われていた動作制限を解除する(ST7の判定がNo、ST9)。電池残量が第2のしきい値180dより小さい場合には、第3のグループに属する付加機能実現手段に対して動作制限を行う(ST7の判定がYes、ST8)。
以上のST1からST9までの動作を、緊急状態フラグ174の値が偽となるまで繰り返す。
経過時間計測手段の一例である経過時間情報生成プログラム118は、一定の時間間隔で時計部152を介して時計66を参照して、緊急状態フラグ174が設定されてから現在までの経過時間を示す経過時間情報182を生成し、データ記憶部170に格納する。
解除時間通知手段の一例である解除時間通知プログラム120は、一定の時間間隔で経過時間情報182と緊急状態フラグ174が設定されてから解除されるまでの標準的な時間を示すフラグ解除時間情報184とを比較する。フラグ解除時間情報184はデータ記憶部170に格納されているから、データ記憶部170は解除時間情報格納手段の一例である。そして、経過時間情報182がフラグ解除時間情報184よりも大きい場合には、たとえば表示装置64に所定の画像を点滅させた状態で表示する等の手段により、フラグ解除時間が経過したことを携帯端末10の使用者に通知する。
フラグ解除情報入力手段の一例であるフラグ解除情報入力プログラム122は、たとえば、緊急状態フラグを解除するか否かを使用者に問い合わせる画像を表示装置64に表示して使用者の判断を促す。
図8は、このとき表示装置64に表示される画像の一例である。画面1行目には、解除時間通知プログラム120により「解除時間が経過しました」という文字列が点滅状態で表示され、使用者の注意を喚起している。画面2行目以降には、フラグ解除情報入力プログラム122により「緊急状態を解除しますか?」という文字列と、「1.はい」「2.いいえ」という文字列とが表示されている。
携帯端末10の使用者は、画面の案内に従って、緊急状態を解除する場合には「1」を、解除しない場合には「2」をたとえば数字キー68aを使用して入力する。ここで、「1」が入力された場合には、フラグ解除情報入力プログラム122は、緊急状態フラグ解除手段の一例であるフラグ解除プログラム124を起動する。フラグ解除プログラム124は、緊急状態フラグ174の値を偽とすることにより緊急状態フラグを解除する。「2」が入力された場合は、フラグ解除情報入力プログラム122は、経過時間情報182を0にリセットする。
緊急状態表示手段の一例である緊急状態表示プログラム126は、緊急状態下にある場合、すなわち緊急状態フラグ174の値が真である場合に、画像表示手段の一例である表示装置64に所定の画像を表示して、現在は緊急状態下にあることを携帯端末10の使用者に通知する。表示する画像は緊急状態通知画像情報186としてデータ記憶部170に格納されている。
図9は、緊急状態表示プログラム126が動作した状態の表示装置64を示す図である。画面上部に「緊急状態モードで動作中です」の文字列を赤色で表示して使用者の注意を喚起するようになっている。
着信通知音選択手段の一例である着信通知音選択プログラム128は、電話の着信があった際にスピーカ62から出力する通知音を使用者が選択するためのプログラムである。着信通知音としては、電子音、楽曲の一部、人の声など多様なものが用いられている。携帯端末10では、複数の着信通知音が電子データの形式でデータ記憶部170に格納されている。
図10は、着信通知音情報188の一例を示す概略図である。この例では、電子音A、電子音B、楽曲Aの3個の電子データが識別番号を付された状態で格納されている。電子音Aは、比較的穏やかな電子音、電子音Bは女性の悲鳴を思わせるけたたましい電子音、楽曲Aは静かな感じのクラシック音楽のメロディーの一部である。第1列188aには、着信通知音を選択する際に使用する識別番号が整数で記録されている。第2列188bには、着信通知音の名称が文字列として記録されている。第3列188cは、実際の通知音データであり、たとえばMIDI(Musical Instrument Dijital Interface)形式のデジタル化されたデータである。
図11は、着信通知音選択プログラム128の動作の一例を示す概略図である。携帯端末10の使用者がメニューの中から「着信音の選択」の項目を選択すると、識別番号188aとともに、着信通知音の名称188bの一覧を表示装置64に表示する。使用者は、たとえば数字キー68aを操作することにより、着信通知音として選択する通知音の番号を入力する。着信通知音選択プログラム128は、選択された着信通知音の番号を、データ記憶部170に着信通知音選択情報190として格納する。
位置情報通知プログラム130は、位置情報通知システムのクライアントアプリケーションプログラムであり、定期的にGPS装置52により測位を行って携帯端末10の使用者の現在位置を算出して、位置情報通知システムの位置情報サーバに送信する。位置情報通知システムの利用者は、位置情報サーバにアクセスして携帯端末10の使用者の現在位置を知ることができる。
位置情報通知プログラム130が位置計算を行う際は、アシストサーバから測位に必要な情報の一部、たとえばGPS衛星の軌道データを取得するために通信装置54を使用する。また、位置情報を位置情報サーバに通知するためにも通信装置54を使用する。そのため、位置情報通知プログラム130の動作中に緊急通報先からの呼び返しがあった場合には、通信装置54が使用中のため話中となってしまう可能性が高くなる。
ブラウザプログラム132は、通信網16に接続さているサーバにアクセスして、サーバに格納されたハイパーテキスト文書を表示装置64に表示する。使用者が表示したい文書を指定するためには、たとえば操作装置68を使用して文書のURL(Uniform Resource Locator)を指定する。
ブラウザプログラム132は、サーバに対してデータ送信の要求を送信するためおよびサーバから送信されてきたデータを受信するために通信装置54を使用する。そのため、ブラウザプログラム132の動作中に緊急通報先からの呼び返しがあった場合には、通信装置54が使用中のため話中となってしまう可能性が高くなる。
ゲームプログラム134は、パズル等のゲーム画像を表示装置64に表示する。使用者は操作装置64を操作して遊戯することができる。ゲームプログラム134は、使用者の指示により単発的に起動されるプログラムである。
次に、付加機能動作制限プログラム116が、付加機能実現手段に対して行う動作制限の具体的内容を説明する。
第2のグループに属する定期的に起動するプログラム、たとえば位置情報通知プログラム130に対しては、電池残量情報178が第1のしきい値180cを下回った時に、動作を停止させる。
位置情報通知プログラム130は、測位動作を定期的に行うから、停止させることにより測位や位置情報の送信に消費される電力を節約することができることができる。また、動作を停止させることにより、アシストデータの取得と位置情報の送信のために通信装置54を使用することがなくなるから、緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高めることができる。
第3のグループに属する単発的に起動するプログラム、たとえばゲームプログラム134に対しては、電池残量情報178が第2のしきい値180dを下回った後は、使用者がゲームプログラム134を実行しようとした場合に、確認画面を表示装置64に表示して使用者の実行意思が確認された場合にのみ実行するように動作の仕方を変更する。
このように、使用者が真に必要としている場合にのみ起動するように動作の仕方を変更したから、ゲームプログラム134の起動回数は減少する。そのため、消費電力を節約することができる。
また、ゲームプログラム134が通信装置54を使用するものである場合には、通信装置54を使用する頻度が少なくなるから、緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高めることができる。
なお、定期的に起動するプログラムと、単発で起動するプログラムは、図示はしていないが、それぞれ複数個プログラム記憶部110に格納されている。グループ分けは、各プログラムの電力消費量に応じて、個別に行う。つまり、「定期的に起動されるプログラム」であっても、例示した位置情報プログラムのように第2のグループに分類されるとは限らず、第1または第3のグループに分類される場合もある。
第1のグループに属するGPS装置52に対しては、緊急通報が行われた直後に、3種類の動作制限が同時に行われる。
まず、緊急通報先に位置を通知するために測位を行う場合を除き、測位は単独測位で行うように動作制限をする。測位は原則として消費電力の少ない単独測位で行うことになるから、消費電力を節約することができる。また、単独測位では、サーバとの間の通信を行わないから、緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高めることができる。
さらに、緊急通報先に位置を通知するために測位を行う場合を除き、測位モードは通常モードを使用するように動作制限をする。通常モードのほうが消費電力が少ないから消費電力を節約することができる。
さらに、タイムアウト時間を通常よりも短くする。無駄な測位動作を減らすことができるから消費電力を節約することができる。
第1のグループに属するバックライト70aおよびキー照明70bに対しては、緊急通報が行われた直後に、電力の供給を絶ち消灯させる。バックライト70aおよびキー照明70bの消費電力は、携帯端末10に組み込まれている装置の中では比較的多いので、消灯することにより大幅な電力の節約をすることができる。
第3のグループに属する操作装置68に対しては、電池残量情報178が第2のしきい値を下回った時に、クリック音を出さないように動作制限をする。クリック音を発生させるために消費される電力は比較的少ないが、クリック音をオフとすることで電力を節約することができる。
第3のグループに属する表示装置64に対しては、電池残量情報178が第2のしきい値を下回った時に、文字列だけを表示するように動作制限をする。文字列を表示する際は、文字コードに対応してあらかじめ定められている画像を出力するだけであるからCPU50の負荷は低い。これに対して、写真の画像、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像を表示するためには、圧縮されたデータの伸張等の複雑な処理が必要となり、CPU50の負荷は高くなる。
そのため、文字列だけを表示するように動作制限することにより、CPU50の負荷を低下させ、消費電力を少なくすることができる。
第1のグループに属するブラウザプログラム132に対しては、緊急通報を行った直後に、緊急状態下においてアクセス可能であるとあらかじめ指定されているURLにはアクセスすることができ、指定されていないURLにはアクセスできないように動作制限をする。
ブラウザプログラム132が、通信装置54を介して外部のサーバと通信を行う頻度が減るから、通信のために消費される電力を節約することができる。また、緊急通報先からの呼び返しに応答できる確率を高めることができる。
第2のグループに属するカメラ60に対しては、電池残量情報178が第1のしきい値を下回った時に、撮影する写真の画素数を減少させるように動作制限を行う。画素数を減少させると、CPU50が画像を処理するために消費する電力を減少させることができる。
第2のグループに属する着信通知部54bに対しては、電池残量情報178が第1のしきい値180cを下回った時に、着信通知音を人間の耳で感知しやすく、かつ、消費電力の少ないものに変更する。人間の耳は、周波数2kHzから4kHzの音に対して感度がよいことが知られている。そこで、付加機能動作制限プログラム116は、着信通知音情報188の中から上述の条件に適合する「電子音B」を選択して、着信通知音選択情報190を「電子音B」の識別番号である「2」で上書きする。さらに、スピーカ62から出力される着信通知音の音量をさげる。
また、緊急状態が継続している間は、着信通知音を「電子音B」から変更できないようにするため、着信通知音選択プログラム128の起動を禁止する。
そのため、着信通知音の音量を下げて消費電力を削減できるとともに、呼び返しの着信を使用者に確実に通知することができる。
第2のグループに属するCPU50に対しては、電池残量情報178が第1のしきい値180cを下回った時に、動作クロック数を低下させるように動作制限を行う。
他の条件が同一である場合、CPU50の消費電力は、動作クロック数にほぼ比例するから、消費電力を節約することができる。また、CPU50は、携帯端末10の電源が入っている間は常に動作しているから、電力節約の効果が大きい。
これら、動作制限の対象となる手段と、動作制限の内容については、携帯端末10の使用者が選択できるように構成することもできる。たとえば、電力消費量情報176の内容を使用者が編集するためのインターフェイスとなるプログラムをプログラム記憶部110に格納しておくとよい。
(携帯端末10の主な動作例について)
次に、携帯端末10の動作例等について説明する。
図12は、携帯端末10の主な動作例を示す概略フローチャートである。このフローチャートで、左側の列(ST20からST27)は緊急通報が行われた直後の動作、中央の列(ST30からST35)は電話の発信以外のキー操作が行われた際の動作、右側の列(ST40からST44)はキー操作が行われない場合の動作を示している。
携帯端末10の制御部100は、数字キー68aおよび操作キー68bからのキー入力があった場合には、電話の発信の指示であるか否かを判断する(ST20の判定がYes、ST21)。この実施例では、キー入力があったときに割り込みにより制御部100に通知される構成となっている。電話の発信の指示である場合には、通信装置54は発信を行い、基地局14を介して発信先の電話機等に接続する(ST22)。
発信が行われると、緊急通報検出プログラムがその発信が緊急通報であるか否かを、入力された電話番号と緊急通報先情報172を照合することにより判定する(ST23)。発信が、緊急通報であった場合には、緊急通報検出プログラム112が緊急状態フラグ174をOnとしてデータ記憶部170に格納する(ST24)。
緊急状態フラグ174がOnになると経過時間情報生成プログラム118が動作を開始して、緊急状態フラグがOnになってからの経過時間を示す経過時間情報182をカウントし始め、データ記憶部170に格納する(ST25)。また、付加機能動作制限プログラム116も動作を開始し、GPS装置52等の付加機能実現手段に対して動作制限を行う(ST26)。さらに、キャリア(通信事業者)に対して、緊急状態にある旨を通知する(ST27)。通知を受けたキャリアは、緊急通報先以外からの通話を取り次がない、電子メールの着信通知を行わない、等の所定の処置をとる。
ST21からST27までの一連の処理が終わると、携帯端末10は、ST20のキー入力監視状態に戻る。
キー入力はあったが、それが電話の発信指示でない場合には、フラグ解除プログラム124が、入力が緊急状態を解除する旨の指示か否かを判断する(ST21の判定がNo、ST30)。緊急状態の解除指示でなかった場合には、フラグ解除プログラム124は特段の処理を行わず、キー入力の割り込みを受け取ったプログラムがキー入力に対応した処理を行う(ST30の判定がNo、ST31)。
入力が緊急状態の解除指示である場合には、フラグ解除プログラム124が緊急状態フラグ174をOffにする(ST30の判定がYes、ST32)。このような解除指示は、たとえば解除時間通知プログラム120による問い合わせに対して使用者が数字キー68aを操作することにより行われる。
緊急状態フラグがOffになると、経過時間情報生成プログラム118は、経過時間情報182のカウントを停止し、経過時間情報182を0にリセットする(ST33)。また、付加機能動作制限プログラム116は、付加機能実現手段に対して行っていた動作制限を解除する(ST34)。さらに、キャリアに対して、緊急状態が解除された旨を通知する(ST35)。
キー入力がなかった場合には、解除時間通知プログラム120が、緊急状態フラグ174を参照してその後の動作を決定する(ST40)。緊急状態フラグがOffである場合には、キー入力の監視状態に戻る(ST40の判定がNo)。解除時間通知プログラム120は、次に、経過時間情報182とフラグ解除時間情報184を比較することにより、緊急状態の継続時間が所定の時間を越えたか否かを判定する(ST41)。
所定の時間を超えていない場合には、キー入力の監視状態に戻る(ST41の判定がNo)。所定の時間を超えている場合には、緊急状態を解除するか否かについて使用者に問い合わせる(ST42)。
緊急状態を解除する旨の入力があった場合には、前述のST32からST35までの動作を行った後、キー入力監視状態に戻る(ST43の判定がYes、ST32)。緊急状態を維持する旨の入力があった場合には、経過時間情報生成プログラム118は、経過時間情報182をいったん0に戻すが、時間の計測は引き続き行う(ST44)。この動作の後は、キー入力の監視状態に戻る。
(第2の実施形態)
次に、第2実施形態の携帯端末10aについて説明する。携帯端10aの構成の大部分は携帯端末10と同一であるから、構成の異なる部分について説明する。
携帯電話10aは、電力消費量情報176の代わりにデータ記憶部170に格納されている緊急時必要度情報177(図4参照)に基づいて、付加機能実現手段の動作制限を行う。すなわちデータ記憶部170は、緊急時必要度情報格納手段の一例である。
図13は、緊急時必要度情報177の構造を示す概念図である。データの構造は、図5の電力消費量情報176と同様であるが、付加機能実現手段をグループ分けする基準が緊急時における必要度となっている点が異なっている。
第2列177bの数字は、「1」は必要度が1番目に低いグループに属することを、「2」は必要度が2番目に低いグループに属することを、「3」は必要度が3番目に低いグループに属することを示している。なお、グループの数は、3とは限らず2以上であればいくつでもよい。
この緊急時必要度情報177と電池残量情報178に基づいて、付加機能動作制限プログラム116は、図7に示したフローで付加機能の動作制限を行う。
前述のように、携帯端末10aでは、付加機能実現手段が、緊急時における必要度を基準に分類されているから、付加機能実現手段に対して動作制限を行う順番が携帯端末10とは異なってくる。
たとえば、キー照明70bは、電力消費量情報176では第1のグループに分類されているため、携帯端末10では、緊急通報を行った直後に消灯される。これに対して、緊急時必要度情報177では第3のグループに分類されているため、緊急通報が行われた後も、電池残量が第2しきい値180dを下回るまでは点灯している。これは、電力節約という観点からは、携帯端末10に劣るが、たとえば、夜間にまったく照明のない場所から緊急通報を行った場合には、呼び返しに応答したり、再度の通報を行うためには必要なことである。
また、たとえば、進行中の野球の試合の経過を定期的にサーバから取得して画面に表示するプログラムが携帯端末10および10aに組み込まれていて、緊急通報を行った際に動作していたとする。このプログラムの消費電力が比較的少ないとすれば、携帯端末10では第3のグループに分類されることになり、緊急通報を行った後も、当分の間は動作を続けることになる。しかし、このようなプログラムを緊急時において動作させる必要性はおよそ考えられないから、携帯端末10aでは第1のグループに分類され、緊急通報を行った直後に動作を終了することになる。
このように、携帯端末10aは、電力の消費を削減し、かつ、緊急状態下という状況にふさわしい動作制限を行うことができる。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の通話ステップ、緊急通報発信ステップ、緊急通報検出ステップ、緊急状態フラグ格納ステップ、緊急時必要度情報格納ステップ、付加機能動作制限ステップ等を実行させるための移動通信端末の制御プログラム等とすることができる。
また、このような移動通信端末の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることもできる。
これら測位プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態にするために用いられるプログラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の実施形態における携帯端末等を示す概略図である。 図1の携帯端末の外観を表す概略図である。 図1の携帯端末の主なハードウエア構成を示す概略図である。 図1の携帯端末の主なソフトウエア構成を示す概略図である。 電力消費量情報の構造を示す概略図である。 電池残量しきい値情報の構造を示す概略図である。 付加機能動作制限プログラムの動作例を示すフローチャートである。 解除時間通知プログラムが表示する画面の例を示す概略図である。 緊急状態表示プログラムが表示する画面の例を示す概略図である。 着信通知音情報の構造を示す概略図である。 着信通知音選択プログラムが表示する画面の例を示す概略図である。 図1の携帯端末の動作例を示すフローチャートである。 緊急時必要度情報の構造を示す概略図である。
符号の説明
10・・・携帯端末、12aないし12d・・・GPS衛星、14・・・基地局、16・・・通信網、20・・・緊急通報先、22・・・電話機、24・・・通信機器、50・・・CPU、52・・・GPS装置、54・・・通信装置、56・・・記憶装置、58・・・電池、60・・・カメラ、62・・・スピーカ、64・・・表示装置、66・・・時計、68・・・操作装置、70・・・照明装置、112・・・緊急通報検出プログラム、114・・・電池残量検出プログラム、116・・・付加機能動作制限プログラム、118・・・経過時間情報生成プログラム、120・・・解除時間通知プログラム、122・・・フラグ解除情報入力プログラム、124・・・フラグ解除プログラム、126・・・緊急状態表示プログラム、128・・・着信通知音選択プログラム、130・・・位置情報通知プログラム、132・・・ブラウザプログラム、134・・・ゲームプログラム、172・・・緊急通報先情報、174・・・緊急状態フラグ、176・・・電力消費量情報、178・・・電池残量情報、180・・・電池残量しきい値情報、182・・・経過時間情報、184・・・フラグ解除時間情報、186・・・緊急状態通知画像情報、188・・・着信通知音情報、190・・・着信通知音選択情報、10a・・・携帯端末、177緊急時必要度情報

Claims (9)

  1. 他の通信機器との間で音声により通話を行う通話手段と、
    前記通話以外の機能を実現するための複数の付加機能実現手段と、
    緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信手段と、
    前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出手段と、
    前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納手段と、
    前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納手段と前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納手段の少なくとも一方と、
    前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限手段と、
    を有することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記移動通信端末に電力を供給する電池と、
    前記電池の残量を検出する電池残量検出手段と、
    前記付加機能動作制限手段が前記付加機能実現手段の動作の制限をするか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段と、
    を有し、
    前記電力消費量情報は、前記付加機能実現手段を最も消費電力の多い第1グループから最も消費電力の少ない第N(Nは2以上の整数)グループよりなるN個のグループに分類するものであり、
    前記電池残量しきい値情報は第2グループから前記第Nグループにそれぞれ対応する第1しきい値から第[N−1]しきい値からなり、
    前記付加機能動作制限手段は、前記緊急通報が行われた直後に、前記第1グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限するとともに、所定の時間間隔で現在の電池残量と前記電池残量しきい値情報に含まれる[N−1]個のしきい値とを比較して、現在の電池残量が第M(Mは1以上N−1以下の整数)しきい値より少ない場合には、第[M+1]グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記移動通信端末に電力を供給する電池と、
    前記電池の残量を検出する電池残量検出手段と、
    前記付加機能動作制限手段が前記付加機能実現手段の動作の制限をするか否かを判断するための電池残量しきい値情報を格納する電池残量しきい値情報格納手段と、
    を有し、
    前記緊急時必要度情報は、前記付加機能実現手段を緊急時において最も必要度の低い第1グループから最も必要度の高い第N(Nは2以上の整数)グループよりなるN個のグループに分類するものであり、
    前記電池残量しきい値情報は第2グループから前記第Nグループにそれぞれ対応する第1しきい値から第[N−1]しきい値からなり、
    前記付加機能動作制限手段は、前記緊急通報が行われた直後に、前記第1グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限するとともに、所定の時間間隔で現在の電池残量と前記電池残量しきい値情報に含まれる[N−1]個のしきい値とを比較して、現在の電池残量が第M(Mは1以上N−1以下の整数)しきい値より少ない場合には、第[M+1]グループに属する前記付加機能実現手段の動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  4. 前記緊急通報が行われてから現在までの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    前記緊急通報が行われてから前記緊急状態フラグを解除するまでの時間を示す解除時間情報を格納する解除時間情報格納手段と、
    前記経過時間が前記解除時間を越えた際に、前記経過時間が前記解除時間を越えた旨を前記移動通信端末の使用者に通知する解除時間通知手段と、
    前記解除時間の経過の通知が行われた後、前記移動通信端末の使用者が前記緊急状態フラグの解除を行うか否かを示すフラグ解除情報を入力するフラグ解除情報入力手段と、
    前記フラグ解除情報が前記緊急状態フラグを解除すべき旨を示している場合に、前記緊急状態フラグを解除する緊急状態フラグ解除手段と
    を有することを特徴する請求項1に記載の移動通信端末。
  5. 画像により情報を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に前記緊急状態下にあることを示す画像を表示する緊急状態表示手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  6. 他の通信機器からの通話の着信があったことを通知音により前記移動通信端末の使用者に通知する着信通知手段と、前記着信の通知に使用する着信通知音を複数の通知音の中から前記移動通信端末の使用者が選択する着信通知音選択手段とを有し、
    前記付加機能動作制限手段は、前記着信通知音選択手段による選択のいかんにかかわりなく、前記着信通知手段が人間が感知しやすい通知音を前記着信の通知に使用するように前記着信通知手段の動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  7. 通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、
    付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、
    緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、
    緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、
    緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、
    電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、
    付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、
    を有することを特徴とする移動通信端末の制御方法。
  8. コンピュータに、
    通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、
    付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、
    緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、
    緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、
    緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、
    電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、
    付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、
    を実行させることを特徴とする移動通信端末の制御プログラム。
  9. コンピュータに、
    通話手段が、他の通信機器との間で音声により通話を行う通話ステップと、
    付加機能実現手段が、前記通話以外の機能を実現する付加機能実現ステップと、
    緊急通報発信手段が、緊急通報先に対して緊急事態の発生を通知するための緊急通報を行う緊急通報発信ステップと、
    緊急通報検出手段が、前記緊急通報が行われたことを検出する緊急通報検出する緊急通報検出ステップと、
    緊急状態フラグ格納手段が、前記緊急通報が行われ緊急状態下にあることを示す緊急状態フラグを格納する緊急状態フラグ格納ステップと、
    電力消費量情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の電力消費量を示す電力消費量情報を格納する電力消費量情報格納ステップと緊急時必要度情報格納手段が前記複数の付加機能実現手段の緊急状態下における必要度を示す緊急時必要度情報を格納する緊急時必要度情報格納ステップの少なくとも一方と、
    付加機能動作制限手段が、前記緊急通報が行われた後前記緊急状態フラグが解除されるまでの間、前記電力消費量情報と前記緊急時必要度情報の少なくとも一方に基づいて前記付加機能実現手段の一部または全部の動作を制限する付加機能動作制限ステップと、
    を実行させることを特徴とする移動通信端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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