JP2014501069A - 緊急モードを有するモバイルデバイス - Google Patents

Abstract

緊急事態においてモバイルデバイスの位置を特定するための装置および方法が開示される。モバイルデバイスは、ディスプレイデバイス、ユーザからの緊急モード要求を受信するためのユーザインターフェース、および、プロセッサを含む。プロセッサは、ユーザからの緊急モード要求の受信に基づいて、緊急モードプロセスを実装するための命令を実行するように構成され得る。緊急モードプロセスは、受信信号を監視して、基地局の位置を特定するように実装され、基地局の位置が特定されると、モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージが基地局に送信される。緊急モードプロセスは、受信信号を監視して、基地局から確認応答信号を受信すること、および、電力消費を低減するために、モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすことを行うように、さらに実装される。

Description

本発明は一般に、ユーザが緊急支援を要求することを可能にし、緊急支援を待機する間に電力を節約する、緊急モードを有するモバイルデバイスに関する。

今日、モバイル電子デバイスの使用が普及している。そのようなモバイルデバイスは、ワイヤレス電話アクセス、インターネットアクセスをユーザに提供することができ、ユーザが、オンラインショッピング、オンラインバンキングなど、オンライン取引、ならびに、特定の位置までの地図の発見など、他のアプリケーションを実行することを可能にする。このようにして、今日のモバイルデバイスは、ワイヤレス通信、ならびに、非モバイルコンピュータシステムに関連するインターネット機能のほとんどすべてを可能にする。そのようなモバイル電子デバイスの例には、モバイルデバイス、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、デジタルカメラ、モバイルコンピュータなどがある(以下、モバイルデバイスと呼ぶ)。

また、モバイルデバイスの位置を追跡するための方法も、全地球測位システム(GPS)など、高度な位置特定技術の実装、および、モバイルデバイスと基地局との間のワイヤレス通信の向上により、大幅に改善されている。

しかしながら、不十分なモバイル電話カバレージのエリア内にいる、または街路および都市から離れたエリア(たとえば、遠隔地)内にいる、モバイルデバイスを有する行方不明者または怪我人の位置を特定することには、問題がある。これは、911など、緊急サービスが呼び出される場合、その人が、公園もしくは非常に遠隔な場所内など、一般的な街路から離れている、または都市エリアの外側にいる場合、緊急サービス(たとえば、消防車、警察、救急車など)がそれらの位置を特定することは、極めて困難であるためである。さらに、不十分なカバレージエリアでは、通信がしばしば定期的であり、かつ/または失われる。

一部の人々は、遠隔地へ行くとき、非常用位置指示無線標識(EPIRB: emergency position-indicating radio beacon)、航空機用救命無線機(ELT: emergency locator transmitter)、または救命用携帯無線機(PLB: personal locator beacon)デバイスを利用するが、大部分の人々は、旅行するとき、これらのタイプのデバイスを利用しない。さらに、EPIRB、ELTおよびPLBは、一般に高価であり、登録が必要であり、国固有のものであり、行方不明者または怪我人の位置特定に関するそれら自体の特定の諸問題を有する。

一方、モバイルデバイスの使用の増加により、多数の人々が現在、緊急事態において怪我人または行方不明者の位置を特定するために利用され得る、セル電話など、モバイルデバイスを有している。残念ながら、モバイルデバイスは、不十分なカバレージエリアにあることがあり、および/または、ワイヤレス通信へのアクセスが限られているか、もしくは一時的であり得る。このため、現在、緊急支援の要求、および緊急サービスプロバイダがモバイルデバイスのユーザの位置を特定するための正しい位置データの提供における、モバイルデバイスの使用に関する多数の問題がある。

本発明の実施形態は、緊急事態においてモバイルデバイスの位置を特定するための装置および方法に関する。一実施形態では、モバイルデバイスは、ディスプレイデバイス、ユーザからの緊急モード要求を受信するためのユーザインターフェース、および、プロセッサを含む。プロセッサは、ユーザからの緊急モード要求の受信に基づいて、緊急モードプロセスを実装するための命令を実行するように構成され得る。緊急モードプロセスは、受信信号を監視して、基地局の位置を特定するように実装され、基地局の位置が特定されると、モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージ(short emergency message)が基地局に送信される。緊急モードプロセスは、受信信号を監視して、基地局から確認応答信号を受信すること、および、電力消費を低減するために、モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすことを行うように、さらに実装される。

本発明の実施形態が実施され得るシステムのブロック図である。 緊急ショートメッセージにおいて送信され得る、様々なタイプのデータの図である。 緊急モードを実装するためのプロセスを例示するフロー図である。 ユーザのための緊急支援を得るために緊急ショートメッセージを利用する、モバイルデバイスのシステムの一例を例示する図である。

「例示的な」という言葉は、「例、実例、または例示として機能すること」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」または「例」として本明細書で説明される任意の実施形態は、他の実施形態に比べて好ましいか、または有利であると必ずしも解釈されるべきではない。

図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態が実施され得るシステム100のブロック図である。具体的には、システム100は、緊急支援を要求するため、および、緊急支援を待機する間に電力を節約するための緊急モードを有する、モバイルデバイス101を例示する。モバイルデバイス101は、プロセッサ110、メモリ112、電力デバイス114、ディスプレイデバイス116、およびユーザインターフェース118を含む。モバイルデバイス101は、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、デジタルカメラ、モバイルコンピュータなどであり得る。

ディスプレイデバイス116は、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、デジタルカメラ、モバイルコンピュータなどのモバイルデバイス101のための典型的なディスプレイデバイスであり得ることを諒解されたい。ユーザインターフェース118は、ディスプレイデバイス116(もしくは、ディスプレイデバイスの一部分)とは別のキーボードもしくはキーパッド、または、モバイルデバイスとともに使用するための任意の他のタイプのユーザインターフェース入力デバイスであり得る。さらに、電力デバイス114は、バッテリーまたは別のタイプの電源であり得る。

具体的には、モバイルデバイス101は、ユーザからの緊急モード要求の受信に基づいて、緊急モードプロセス120を実装するための命令を実行するように構成された、プロセッサ110を含み得る。たとえば、ユーザは、ユーザインターフェース118によって、緊急モード119を実装してもよい。一例として、特殊な緊急モードボタンが、ユーザインターフェースキーボード上にあり得る。別の例として、緊急モード119は、ボイスコマンドであり得る。緊急モード119を選択するための別の方法は、ユーザが、ユーザインターフェースによって、911などの番号をダイヤルすることによって、実装され得る。緊急モード119を要求するための多種多様な異なる方法が、モバイルデバイス101によって実装され得ることを諒解されたい。メモリ112は、プロセッサ110によって実装されるための、緊急モードプロセス120のための命令を記憶するために、プロセッサ110に結合され得る。

プロセッサ110を有するモバイルデバイス101は、受信信号130を監視して、基地局103の位置を特定するための緊急モードプロセスのための命令を実行するように構成されてもよく、基地局103の位置が特定されると、モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージが、基地局103へ送信され得る。たとえば、モバイルデバイス101は、全地球測位システム(GPS)位置特定システム、または、別の周知のタイプの位置特定システムを実装して、モバイルデバイスのための位置を計算してもよい。さらに、モバイルデバイス101はさらに、受信信号130を監視して、確認応答信号を基地局103から受信してもよい。モバイルデバイス101は次いで、電源114からの電力消費を低減するために、モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らしてもよい。たとえば、電源114は、バッテリーであり得る。

後述するように、本発明の実施形態は、モバイルデバイス101のプロセッサ110および/またはモバイルデバイス101の他の回路および/または他のデバイスによる命令の実行とともに実装可能であることを諒解されたい。詳細には、モバイルデバイス101の回路は、プロセッサ110を含むがこれに限定されず、プログラムの制御、ルーチン、または本発明の実施形態による方法もしくはプロセスを実行するための命令の実行の下で動作し得る。たとえば、そのようなプログラムは、(たとえば、メモリ112および/または他の位置に記憶されている)ファームウェアまたはソフトウェア内で実装可能であり、プロセッサ、たとえばプロセッサ110、および/またはモバイルデバイス101の他の回路によって実装可能である。さらに、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、コントローラなどの用語は、論理、コマンド、命令、ソフトウェア、ファームウェア、機能などを実行することが可能な任意のタイプの論理または回路を指すことを諒解されたい。

さらに、モバイルデバイス101は、任意の適切なワイヤレス通信技術に基づく、あるいは任意の適切なワイヤレス通信技術をサポートする、1つまたは複数のワイヤレス通信リンク130を介して通信してもよい。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、ネットワークと関連していてもよい。いくつかの態様では、ネットワークは、ボディエリアネットワークまたはパーソナルエリアネットワーク(たとえば、超広帯域ネットワーク)を備えてもよい。いくつかの態様では、ネットワークは、ローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備えてもよい。ワイヤレスデバイスは、様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または、たとえばCDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、およびWi-Fiなどの規格のうちの1つまたは複数をサポート、あるいは使用してもよい。同様に、ワイヤレスデバイスは、様々な対応する変調または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポート、あるいは使用してもよい。したがって、ワイヤレスデバイスは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信するために適切な構成要素(たとえばエアインターフェース)を含んでもよい。たとえば、デバイスは、ワイヤレス媒体を介した通信を可能にする様々な構成要素(たとえば、信号生成器および信号プロセッサ)を含み得る、関連する送信機および受信機の構成要素(たとえば、送信機および受信機)を有するワイヤレス送受信機を備えてもよい。よく知られているように、モバイルワイヤレスデバイス101は、以上により、他のモバイルデバイス、セル電話、他のワイヤードおよびワイヤレスのコンピュータ、インターネットウェブサイトなどとワイヤレス通信することができる。

様々な実施形態について、次に説明する。たとえば、一実施形態では、緊急ショートメッセージは、最初に位置を特定された基地局103に即時に送信される緊急ショートメッセージであり得、基地局103は次いで、この緊急ショートメッセージを、消防署、警察局、病院、救急車サービスなど、地元の緊急サービスプロバイダに送信する。一実施形態では、緊急ショートメッセージは、ショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージであり得る。

1つの特定の例として、緊急ショートメッセージは、911がユーザインターフェース118に入力される場合、送信され得る。緊急ショートメッセージは、最寄の基地局103に送信され、次いで、最寄の911ベースの緊急システムに送信され得る。911タイプの緊急サービスプロバイダなど、多種多様な異なるタイプの緊急サービスプロバイダが利用され得ることを諒解されたい。地質学的位置に依存して、多種多様な異なるタイプの緊急サービスプロバイダが、国、州、地域などに依存して使用され得ることに留意されたい。

緊急ショートメッセージは、多種多様な異なるタイプの情報を含み得る。図2を参照すると、図2は、緊急ショートメッセージ200において送信され得る、様々なタイプのデータの図である。モバイルデバイス101によって基地局103に送信される緊急ショートメッセージ200は、緊急モードにおける時間205、モバイルデバイスID 210、モバイルデバイスのGPS位置215、モバイルデバイスのバッテリー残寿命220、モバイルデバイスのユーザからの特定の入力テキストデータ225、ならびに、他のタイプの追加の情報230のようなデータを含み得る。

一実施形態では、緊急ショートメッセージ200は、モバイルデバイス規格またはセル電話規格のための登録プロトコルの一部分であり得る。この実施形態では、緊急ショートメッセージ200は、ショートメッセージサービステキストメッセージなど、通常動作の一部にはならないであろう。

緊急ショートメッセージ200の使用は、基地局103による受信の見込みを最大にし、モバイルデバイス101から低電力を利用し、不十分なカバレージエリア内で有用であるという点で、有利である。後述するように、この情報を基地局103に送信することによって、基地局103が認識されるとすぐに、この情報は次いで、緊急サービスプロバイダ(たとえば、消防署、警察署、病院、救急車など)に送信され得、モバイルデバイス101のユーザが次いで、自分の緊急に役立つように位置を特定され得るようにする。緊急ショートメッセージ200を使用することによって、不十分なカバレージエリア内で基地局103によって、緊急に関係するデータを受信する、より大きいチャンスがある。一実施形態では、緊急ショートメッセージ200は、SMSテキストメッセージであり得る。

具体的には、緊急ショートメッセージ200が、現在のGPS位置215、バッテリー残寿命220、ならびに、ユーザからの入力テキストデータ225を含むことによって、このデータは、ユーザの位置、および、ユーザに直面している現在の緊急事態の決定において、有用な情報を緊急サービスプロバイダに提供する上で極めて有用であり得る。

たとえば、公園内で腕を骨折しているユーザの位置が特定される場合、ユーザは、ユーザの最寄の小道または川、および、腕の骨折など、ユーザに直面している緊急事態を示すテキスト225を入力して、消防署によるユーザの位置特定、および、次いでユーザが発見された後のユーザの治療の助けになるようにしてもよい。

一実施形態では、ショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージは、緊急ショートメッセージデータを基地局103に送信するための、緊急ショートメッセージ200の良い実装形態であり、その理由は、ショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージが、受信の見込みを最大にし、モバイルデバイス101から低電力を利用し、不十分なカバレージエリア内の送信の確率を増すからである。

一実施形態では、モバイルデバイス101は、バッテリーなど、その電源114からの電力消費を低減するために、様々な非必須の機能を減らしてもよい。一例として、基地局が緊急ショートメッセージを受信したことを示す確認応答信号130を、基地局103から受信した後、モバイルデバイスは、電力を低減するために、非必須の機能を減らしてもよい。

一実施形態では、電源114からの電力消費を低減するために減らされ得る、モバイルデバイス101の複数の第1の非必須の機能には、ディスプレイデバイス116上の表示および/またはサウンド機能を減らすか、または除去することが含まれ得る。

加えて、GPS位置機能をオフにする、および/または、緊急スリープモードに入るなど、モバイルデバイス101の様々な二次的な非必須の機能もまた、電源114からの電力消費を低減するために減らされ得る。

その上、モバイルデバイス101の「必須の機能」もまた、電源114からの電力消費を低減するために減らされるか、または微妙に変更され得ることを諒解されたい。必須の機能は、完全にオフにされないことがあるが、電力を低減するために微妙に変更され得ることを諒解されたい。これらのタイプの必須の機能の例には、モバイルデバイス101がネットワークを走査する頻度、基地局との接続の確立を試みるかどうかについての判断などのような機能が含まれ得る。

緊急スリープモードの一例として、緊急スリープモードに入るとき、モバイルデバイス101は、スリープモードであってもよく、更新メッセージを基地局103に定期的に送ること、または、モバイルデバイス101の位置が変化した場合、新しい位置を基地局に定期的に送ることなど、最小の機能を実行するのみであってもよい。さらに、新しいメッセージは、異なる時間期間の間(たとえば、毎時)に定期的にのみ送信されてもよく、または、新しいメッセージは、より強い信号が生じる場合にのみ送られてもよく、または、新しいメッセージは、モバイルデバイス101が新しい位置へ移動したことを捜索者に知らせるために、加速度計データが生じる場合にのみ、送られてもよい。

多種多様な異なるプロトコルおよびプロセスステップが、非必須および/または必須の機能を減らすために、かつ、モバイルデバイス101のための電力を保持するために、様々な順序で実装され得ることを諒解されたい。たとえば、一実施形態では、ユーザが緊急モード要求を入力すると、緊急ショートメッセージ200が送られる前に、かつ、確認応答が戻って受信される前に、電源114からの電力消費を低減するために、モバイルデバイス101の非必須および/または必須の機能がすぐに減らされ得る。代替として、非必須および/または必須の機能は、緊急ショートメッセージ200が送信された後、減らされ得る。さらに、非必須および/または必須の機能は、緊急ショートメッセージ200が送信される前および後の両方で減らされ得る。様々なタイプの非必須および/または必須の機能について、前に詳細に説明した。電力を保持するために非必須および/または必須の機能を減らすことは、緊急ショートメッセージ200をうまく送信する最大の確率を保証するような様式で実装され得ることを諒解されたい。

前に説明したように、セル電話など、モバイルデバイス101は、電源114からの電力消費を節約するために、非必須の機能(たとえば、画面上のデータの表示、サウンド、GPS位置機能など)をオフにする緊急モードにされ得る。さらに、緊急モードでは、モバイルデバイス101は、接続を連続的に試みることなしに、基地局103からの送信、または、緊急サービスプロバイダからの他の送信を連続的に監視してもよい。

このようにして、一実施形態によれば、緊急モードボタンを選択することによって、または、911をダイヤルすることによってなど、緊急モードがユーザによって要求されるとき、緊急ショートメッセージが送られ得る。緊急ショートメッセージ200を送ることによって、前に説明したように、基地局103による受信の見込みは、不十分なカバレージエリアおよび／または低バッテリーにもかかわらず、増大される。さらに、基地局103は、モバイルデバイスの位置を推定し、推定されたモバイルデバイスの位置、緊急要求、および、緊急ショートメッセージ200データを、緊急サービスプロバイダに送信してもよい。

前に説明したように、緊急ショートメッセージ200を使用して、緊急モードにおける時間、モバイルデバイスID、GPS位置、バッテリー残寿命、ユーザからの入力テキストデータ、追加の情報など、多種多様なデータが提供され得る。また、一実施形態では、モバイルデバイス101の構成に応じて、モバイルデバイスは、緊急ショートメッセージ200により基地局103に到達するために、電力を調節して、電力レベルを増してもよい。

さらに、緊急スリープモード中に電源114からの電力消費を低減するために、多種多様な異なるタイプの非必須および/または必須の機能が減らされ得ることを諒解されたい。たとえば、画面上のデータが最初にディスプレイデバイス116上でユーザに表示されて、基地局103が緊急ショートメッセージ200を受信しており、緊急ショートメッセージ200を緊急サービスプロバイダへと送信したことが示されてもよく、次いで、ディスプレイデバイス116およびサウンドが無効化され得る。加えて、モバイルデバイスのGPS機能は、オフにされ得る。

異なる実施形態によれば、モバイルデバイス101が緊急モードであるとき、新しいメッセージが、モバイルデバイスによって、毎時に基地局103へ、より強い信号が基地局103から受信される場合にのみ、および/または、モバイルデバイス101の位置が変化した(たとえば、加速度計またはコンパスから測定された)場合にのみ、送信され得る。具体的には、新しい位置を生成し、次いで、新しい位置を基地局103および/または緊急サービスプロバイダに送信するために、モバイルデバイス101のGPSをオンにするかどうかを判断するために、加速度計が監視され得る。

また、モバイルデバイス101が基地局103の範囲外である間、緊急電話番号がダイヤルされる(たとえば、911)か、または、緊急ボタンが選択される場合、モバイルデバイス101は、自動的に緊急モードになり、緊急モードに入ったことを、ディスプレイデバイス116を介してユーザに知らせ、自分の位置に関するテキストデータなど、緊急ショートメッセージ200のためのデータを入力するようにユーザに促してもよい。たとえば、ユーザが街路から離れた国立公園にいる場合、ユーザは、どの小道に自分がいるか、および/または、自分の位置の最寄の周知の位置、たとえば、川、記念碑、標識、山、丘などを示してもよい。

図3を参照すると、本発明の一実施形態による、緊急モードを実装するためのプロセス300を例示するために、フロー図が示されている。ブロック304で、緊急モード要求が、モバイルデバイスによってユーザから受信される。モバイルデバイスは次いで、受信信号を監視して、基地局の位置を特定する(ブロック306)。基地局の位置が特定されると、少なくともモバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージが、基地局に送信される(ブロック312)。モバイルデバイスは次いで、受信信号を監視して、基地局から確認応答を受信する(ブロック316)。

基地局から確認応答が受信されると、電力消費を低減するために、画面表示およびサウンドなど、複数の第1の非必須の機能が減らされる(ブロック320)。さらに、GPS位置機能など、複数の第2の非必須の機能が減らされるか、および/または、オフにされ、緊急スリープモードに入り得る(ブロック324)。緊急スリープモード機能の例については、前に詳細に説明した。具体的には、一例として、モバイルデバイス位置が変化した場合、モバイルデバイスの新しい位置を示すために、更新メッセージが基地局に定期的に送られ得る(ブロック330)。

前に説明したように、非必須の機能および/または必須の機能を減らして、モバイルデバイスのための電力を保持するために、多種多様な異なるプロトコルおよびプロセスステップが、様々な順序で実装され得ることを諒解されたい。たとえば、前に説明したように、電源からの電力消費を低減するために、モバイルデバイスがネットワークを走査する頻度、基地局との接続の確立を試みるかどうかについての判断など、モバイルデバイスの必須の機能もまた減らされるか、または微妙に変更され得る。

一例として、一実施形態では、ユーザが緊急モード要求を入力すると、緊急ショートメッセージが送られる前に、かつ、確認応答が戻って受信される前に、電源からの電力消費を低減するために、モバイルデバイスの非必須および/または必須の機能がすぐに減らされ得る。代替として、非必須および/または必須の機能は、緊急ショートメッセージが送信された後、減らされ得る。さらに、非必須および/または必須の機能は、緊急ショートメッセージが送信される前および後の両方で減らされ得る。電力を保持するために非必須および/または必須の機能を減らすことは、緊急ショートメッセージをうまく送信する最大の確率を保証するような様式で実装され得ることを諒解されたい。

図4に移ると、図4は、ユーザ420のための緊急支援を得るために、緊急ショートメッセージ430を利用する、モバイルデバイス422のシステム400の一例を例示する図である。図4に示すように、自分のモバイルデバイス422を利用するユーザ420は、緊急サービスプロバイダが位置を特定することが困難であり得る遠隔地から、緊急支援を要求することがある。この特定の例では、ユーザ420の位置は、公園425内で特定される。この例によれば、ユーザ420は、緊急要求を行ってもよい。これは、モバイルデバイス422における特殊なキーボード入力、特定の口頭の要求、911のダイヤリング、または、別のタイプの緊急要求によるものであり得る。

緊急要求に基づいて、モバイルデバイス422は、信号を監視して、最寄の基地局103の位置を特定する。基地局103の位置が特定されると、少なくともモバイルデバイス422の位置を含む緊急ショートメッセージ430が、基地局103に送信される。モバイルデバイス422は次いで、受信信号を監視して、基地局103から確認応答432を受信する。確認応答432が受信されると、電力消費を低減するために、モバイルデバイスの非必須および/または必須の機能が減らされ得る。前に説明したように、これらの非必須および/または必須の機能の例には、モバイルデバイス422のための電源を保持するために、画面上のデータの表示、サウンド、GPS位置機能、ならびに他の機能を制限または無効化することが含まれる。

簡略に言えば、基地局103は、複数のアンテナグループを含んでもよく、あるグループは404および406を含み、別のグループは408および410を含み、さらに別のグループは412および414を含む。図4では、アンテナグループごとにアンテナが2つしか示されていないが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが使用されてもよい。たとえば、モバイルデバイス422は、アンテナ412および414と通信中であり得、アンテナ412および414は、順方向リンク432上でモバイルデバイス422に情報を送信し、逆方向リンク430上でモバイルデバイス422から情報を受信してもよい。基地局103は、モバイルデバイスと通信するために使用される固定の局であってもよく、また、ノードB、進化型ノードeNB、サービングeNB、ターゲットeNB、フェムト局、ピコ局と呼ばれることもあり、または、ある他の専門用語で呼ばれることもある。さらに、基地局103は、インターネット440および/または他のネットワークシステムを通して、警察局、消防署、病院、救急車サービスなど、緊急サービスプロバイダに接続され得る。具体的には、後述するように、この例では、基地局103は、インターネット440を通して消防署450に接続され得る。

この例を続けると、ユーザ420は、モバイルデバイス422によって、緊急モードにおける時間452、モバイルデバイスID 454、モバイルデバイスのGPS位置456、バッテリー残寿命458、および特定の入力テキスト460のようなデータを含む、緊急ショートメッセージ430を基地局103に送信してもよい。この緊急ショートメッセージデータ430は、基地局103によって受信され得、インターネット440を通して消防署450に通信され得、適切なコンピュータシステムを介して、消防署がこのデータのすべてにアクセスできるようにされ得る。具体的には、GPS位置データ456は、モバイルデバイス422およびユーザ420の位置と、ユーザ420のいずれかの特定の怪我、ユーザの特定の緊急事態、および、特定の位置について消防署に知らせることができる、ユーザからの特殊な入力テキストデータ460とを、消防署450に提供することができる。たとえば、ユーザ420は、腕が骨折している、強盗によって暴行された、または、主要な街路から離れて公園の小道の特定の部分に位置している、というテキストを入力して、緊急サービス人員によるユーザの位置特定を助けてもよい。

この例では、消防署が緊急サービスプロバイダとして記載されているが、たとえば、警察局、救急車サービス、軍事的サービス、政府サービスなど、いかなる適した緊急サービスプロバイダも、緊急サービスプロバイダとして利用され得ることを諒解されたい。

モバイルデバイス422および基地局103から受信されたこのデータに基づいて、緊急サービスプロバイダから来る捜索チーム(たとえば、消防署450から来る消防士)が、ユーザ420およびモバイルデバイス422の位置を特定するために送られ得る。本質的に、基地局103は、モバイルデバイス422およびユーザ420の位置を特定するために、インターネット440、または、ワイヤード/ワイヤレス電話、コンピュータネットワークなどの他の手段を通して、捜索要求を捜索チーム(たとえば、消防署450)に送信し、捜索要求は、モバイルデバイスの位置を、緊急モードにおける時間、モバイルデバイスID、GPS位置、バッテリー残寿命、および、ユーザからの特殊な入力テキストデータなど、他の情報とともに含み得る。一例として、図4では、ハイウェイ461沿いに消防車464を含む捜索チームが、モバイルデバイス422を有する、怪我をして行方不明のユーザ420の位置を特定するために、公園425へと走行しているように示される。このようにして、モバイルデバイス422から受信されたデータに基づいて、捜索チーム、たとえば、消防車464に乗った消防士が、ユーザ420の位置を特定するために送られ得る。

一例では、特殊なスタンドアロンセルネットワークが、モバイルデバイス422の位置を特定するために利用され得る。消防署の捜索チームは、モバイルデバイス422についてのGPS位置を有しても有していなくてもよく、基地局103からの推定位置のみを有してもよく、または、ユーザはこのとき、異なる位置を有してもよいことを諒解されたい。この例では、ポータブルスタンドアロンセルネットワークが、消防署の捜索チーム464によって、モバイルデバイス422およびユーザ420の位置特定を助けるために使用されてもよい。一例として、公園425で捜索する消防士と組んでいるヘリコプター468は、スタンドアロンセルネットワークを利用して、モバイルデバイス422およびユーザ420の位置を特定してもよい。

本質的には、この例では、そのすべてがモバイルデバイス422と定期的に通信し得る、公園425内の消防士およびヘリコプター468のモバイルデバイス間のデータを使用した、ネットワーク三角測量が、ユーザ420およびモバイルデバイス422の位置を特定するために利用され得る。したがって、消防士は、自分自身のモバイルデバイスを、ヘリコプター468ととともに利用することによって、互いに通信し、位置をネットワークで三角測量して、ユーザ420およびモバイルデバイス422の位置を特定してもよい。更新された位置要求をモバイルデバイス422に定期的に送信して、最新の位置を見つけ出そうと試み、かつ、消防士およびヘリコプター468のモバイルデバイスのすべての間ですべての最新の位置を共有して、公園425内の遠隔地のモバイルデバイス422およびユーザ420の位置特定を助ける、スタンドアロンセルネットワークを作成するために、消防士およびヘリコプター468によって利用されたモバイルデバイスが利用され得る。このようにして、消防士およびヘリコプター468は、メッシュ化された捜索ネットワークを作成する。

図4で例示し、前に説明したようなこのシステム400を利用して、ポータブルスタンドアロンセルネットワーク(すなわち、バックホール、複数のフェムトセルまたはピコセルを利用しない)が、捜索プロセスの一部として使用され得る。捜索チーム、ヘリコプター、飛行機、陸上車などによって搬送されたモバイルデバイスのこのネットワークは、経時的にデータの三角測量ネットワークを確立して、行方不明または怪我をしたユーザ420の位置特定を助ける。このようにして、メッシュ捜索ネットワークが作成される。

前に説明した電力節約方法のために、モバイルデバイス422のバッテリーは、より長い時間期間の間に動作して、モバイルデバイス422がより長い時間期間の間により多くのメッセージおよび位置を、モバイルデバイス422の位置を特定しようと試みている捜索チームに送ることが可能になるようにすることができる。さらに、GPS位置が使用されるとき、捜索チームは、モバイルデバイス422およびユーザ420をより効率的に発見することができる。その上、上記で説明した手順を利用して、意識不明か、寝ているか、または重傷を負っていることがある行方不明のユーザ420からのアクティブな対話なしに、広いエリア(たとえば、公園425など)が徹底的かつ迅速に捜索され得る。

このようにして、このタイプのシステム400は、多数の利点を提供する。一例として、モバイルデバイス422のバッテリー寿命は、ネットワーク監視機能を除くすべての機能が無効化される緊急モードに入ることによって、延長され得る。加えて、緊急ショートメッセージ430を送ることは、従来の通話よりもはるかに速く、また、まだバッテリー電力があり、セル電話カバレージが使用可能である間に、メッセージが緊急サービスプロバイダ450まで送られるより高い確率を提供する。さらに、バッテリー節約およびより高速なメッセージのために、モバイルデバイス422は、より長い時間期間の間により多くのメッセージを送り、動作を継続することが可能であり得る。

その上、緊急応答者の対話(たとえば、911スタッフ)なしに、モバイルデバイスのGPS位置456および/または基地局103により計算された位置を提供することによって、緊急サービスチームに対して位置の誤りを入力する可能性が少ない。具体的には、ユーザが街路にはおらず、公園425などの遠隔地にいることを示そうと試みる際に、緊急応答者(たとえば、911スタッフ)との間で起こり得る混乱および会話が、これにより回避される。加えて、緊急捜索チームによって利用されるスタンドアロンネットワークの使用により、行方不明のユーザ420の位置を特定しようと試みるための高速応答時間を可能にする。前に説明したように、緊急捜索者、陸上車および/または航空機を利用することによって、行方不明のユーザ420からのアクティブな対話なしに、広いエリアを徹底的かつ迅速に捜索することができ、ユーザ420が意識不明であるか、ひどい怪我を負っているか、または寝ており、捜索者と通信できない場合は特に重要であり得る。さらに、この方法体系は、暗闇および/または悪天候の全体にわたる捜索を可能にする。したがって、前に説明したシステム400は、緊急支援を要求したユーザ420の位置を特定するための、比較的高速かつ正確な方法体系を提供する。

本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、デバイス)に組み込まれ得る(たとえば、その装置内に実装され、またはその装置によって実行され得る)。たとえば、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、携帯電話)、携帯情報端末(「PDA」)、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイスまたはビデオデバイス)、ヘッドセット(たとえば、ヘッドフォン、イヤホンなど)、マイクロフォン、医療用デバイス(たとえば、生体センサ、心拍数モニタ、歩数計、EKGデバイスなど)、ユーザI/Oデバイス(たとえば、時計、遠隔制御装置、ライトスイッチ、キーボード、マウスなど)、タイヤ圧モニタ、コンピュータ、ポイントオブセールデバイス、娯楽デバイス、補聴器、セットトップボックス、または任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。

これらのデバイスは、様々な電力要件およびデータ要件を有し得る。いくつかの態様では、本明細書の教示は、(たとえば、インパルスベースの信号方式および低デューティサイクルモードの使用によって)低電力用途で使用するために適合していてもよく、また、(たとえば、高帯域パルスの使用によって)比較的高いデータレートを含む様々なデータレートをサポートしてもよい。

いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、通信システムのためのアクセスデバイス(たとえば、Wi-Fiアクセスポイント)を備えてもよい。たとえば、そのようなアクセスデバイス(基地局とも呼ばれる)は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した別のネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)への接続性を提供してもよい。したがって、アクセスデバイスは、別のデバイス(たとえば、Wi-Fi局)が他のネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスすることを可能にし得る。さらに、デバイスのうちの1つまたは両方は携帯型であってもよく、または場合によっては比較的非携帯型であってもよいということを諒解されたい。

情報および信号は、様々な異なる技術および技法における任意のものを用いて表され得ることが、当業者には理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。

さらに、本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることが当業者には理解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して上記で全体的に説明されている。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の用途および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じさせるものと解釈すべきではない。

本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または、本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで、実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。

本明細書で開示される実施形態に関して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に常駐し得る。ASICは、ユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。

1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。コンピュータプログラム製品としてソフトウェア中で実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶デバイス、磁気ディスク記憶デバイスもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フレキシブルディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザで光学的にデータを再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。

開示される実施形態の上記の説明は、いかなる当業者も本発明を製造または使用できるようにするために提供される。これらの実施形態への様々な変更が当業者には容易に明らかになることになり、本明細書に定義する一般原理は、本発明の趣旨または範囲を逸脱することなしに他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書で示された実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規性のある特徴と矛盾することのない最大の範囲を与えられるものである。

100、400 システム
101 モバイルデバイス、モバイルワイヤレスデバイス
103 基地局
110 プロセッサ
112 メモリ
114 電力デバイス、電源
116 ディスプレイデバイス
118 ユーザインターフェース
119 緊急モード
120 緊急モードプロセス
130 受信信号、ワイヤレス通信リンク、確認応答信号
200 緊急ショートメッセージ
205、452 緊急モードにおける時間
210、454 モバイルデバイスID
215 GPS位置
220、458 バッテリー残寿命
225 モバイルデバイスのユーザからの特定の入力テキストデータ、ユーザからの入力テキストデータ、テキスト
230 追加の情報
300 プロセス
404、406、408、410、412、414 アンテナ
420 ユーザ
422 モバイルデバイス
425 公園
430 緊急ショートメッセージ、逆方向リンク
432 確認応答、順方向リンク
440 インターネット
450 消防署、緊急サービスプロバイダ
456 GPS位置、GPS位置データ
460 特定の入力テキスト、特殊な入力テキストデータ
461 ハイウェイ
464 消防車、消防署の捜索チーム
468 ヘリコプター

Claims (44)

1. ディスプレイデバイスと、
   ユーザから緊急モード要求を受信するためのユーザインターフェースと、
   前記ユーザからの前記緊急モード要求の前記受信に基づいて、緊急モードプロセスを実装するための命令を実行するように構成されたプロセッサであって、前記緊急モードプロセスは、
   受信信号を監視して、基地局の位置を特定することであって、基地局の位置が特定されると、前記モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージが前記基地局に送信されること、
   受信信号を監視して、前記基地局から確認応答信号を受信すること、および
   電力消費を低減するために、前記モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすこと
   を行うためのものである、プロセッサと、
   前記命令を記憶するように構成されたメモリと
   を備えるモバイルデバイス。
2. 前記緊急ショートメッセージは、地元の緊急サービスへのショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージである、請求項1に記載のモバイルデバイス。
3. 前記緊急ショートメッセージは、911が前記ユーザインターフェースに入力される場合、送信される、請求項1に記載のモバイルデバイス。
4. 前記モバイルデバイスの前記位置は、前記モバイルデバイスによって生成されたGPS位置である、請求項1に記載のモバイルデバイス。
5. 前記緊急ショートメッセージは、前記緊急モードにおける時間、バッテリー残寿命、または、前記ユーザからの入力テキストデータのうち少なくとも1つに関係するデータをさらに備える、請求項1に記載のモバイルデバイス。
6. 確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために減らされることになる、前記モバイルデバイスの前記複数の第1の非必須の機能は、画面上のデータの表示またはサウンドのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載のモバイルデバイス。
7. GPS位置機能をオフにすること、または、緊急スリープモードに入ることのうち少なくとも1つを含む、確認応答が前記基地局から受信された後に電力消費を低減するために減らされることになる前記モバイルデバイスの複数の第2の非必須の機能をさらに備える、請求項6に記載のモバイルデバイス。
8. 前記緊急スリープモードに入った後、前記プロセッサによって実施される前記緊急モードプロセスは、更新メッセージを前記基地局に定期的に送信すること、または、前記モバイルデバイスの前記位置が変化した場合、新しい位置を前記基地局に送信することのうち少なくとも1つを含む機能をさらに備える、請求項7に記載のモバイルデバイス。
9. 前記基地局は、前記モバイルデバイスの位置を特定するために、前記モバイルデバイスの前記位置を含む捜索要求を捜索チームに送信する、請求項1に記載のモバイルデバイス。
10. 前記捜索チームは、スタンドアロンセルネットワークを利用して、前記モバイルデバイスの位置を特定する、請求項9に記載のモバイルデバイス。
11. 前記スタンドアロンセルネットワークを利用する前記捜索チームは、更新された位置要求を前記モバイルデバイスに定期的に送信する、請求項10に記載のモバイルデバイス。
12. 緊急事態においてモバイルデバイスの位置を特定するための方法であって、
    ユーザから緊急モード要求を受信するステップと、
    受信信号を監視して、基地局の位置を特定するステップであって、基地局の位置が特定されると、前記モバイルデバイスの前記位置を含む緊急ショートメッセージが前記基地局に送信されるステップと、
    受信信号を監視して、前記基地局から確認応答信号を受信するステップと、
    電力消費を低減するために、前記モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすステップと
    を備える方法。
13. 前記緊急ショートメッセージは、地元の緊急サービスへのショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージである、請求項12に記載の方法。
14. 前記緊急ショートメッセージは、911がユーザインターフェースに入力される場合、送信される、請求項12に記載の方法。
15. 前記モバイルデバイスの前記位置は、前記モバイルデバイスによって生成されたGPS位置である、請求項12に記載の方法。
16. 前記緊急ショートメッセージは、前記緊急モードにおける時間、バッテリー残寿命、または、前記ユーザからの入力テキストデータのうち少なくとも1つに関係するデータをさらに備える、請求項12に記載の方法。
17. 確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために減らされることになる前記モバイルデバイスの前記複数の第1の非必須の機能は、画面上のデータの表示またはサウンドのうち少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
18. GPS位置機能をオフにすること、または、緊急スリープモードに入ることのうち少なくとも1つを含む、確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために前記モバイルデバイスの複数の第2の非必須の機能を減らすステップをさらに備える、請求項17に記載の方法。
19. 更新メッセージを前記基地局に定期的に送信すること、または、前記モバイルデバイスの前記位置が変化した場合、新しい位置を前記基地局に送信することのうち少なくとも1つを含む機能を実装するステップをさらに備える、請求項18に記載の方法。
20. 前記基地局は、前記モバイルデバイスの位置を特定するために、前記モバイルデバイスの前記位置を含む捜索要求を捜索チームに送信する、請求項12に記載の方法。
21. 前記捜索チームは、スタンドアロンセルネットワークを利用して、前記モバイルデバイスの位置を特定する、請求項20に記載の方法。
22. 前記スタンドアロンセルネットワークを利用する前記捜索チームは、更新された位置要求を前記モバイルデバイスに定期的に送信する、請求項21に記載の方法。
23. ユーザから緊急モード要求を受信するための手段と、
    前記ユーザからの前記緊急モード要求の前記受信に基づいて、緊急モードプロセスを実装するための手段と、
    受信信号を監視して、基地局の位置を特定するための手段であって、基地局の位置が特定されると、前記モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージを前記基地局に送信するための手段を実装するための手段と、
    受信信号を監視して、前記基地局から確認応答信号を受信するための手段と、
    電力消費を低減するために、前記モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすための手段と
    を備えるモバイルデバイス。
24. 前記緊急ショートメッセージは、地元の緊急サービスへのショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージである、請求項23に記載のモバイルデバイス。
25. 前記緊急ショートメッセージは、911がユーザインターフェースに入力される場合、送信される、請求項23に記載のモバイルデバイス。
26. 前記モバイルデバイスの前記位置は、前記モバイルデバイスによって生成されたGPS位置である、請求項23に記載のモバイルデバイス。
27. 前記緊急ショートメッセージは、前記緊急モードにおける時間、バッテリー残寿命、または、前記ユーザからの入力テキストデータのうち少なくとも1つに関係するデータをさらに備える、請求項23に記載のモバイルデバイス。
28. 確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために減らされることになる前記モバイルデバイスの前記複数の第1の非必須の機能は、画面上のデータの表示またはサウンドのうち少なくとも1つを含む、請求項23に記載のモバイルデバイス。
29. GPS位置機能をオフにすること、または、緊急スリープモードに入ることのうち少なくとも1つを含む、確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために前記モバイルデバイスの複数の第2の非必須の機能を減らすことのための手段をさらに備える、請求項28に記載のモバイルデバイス。
30. 前記緊急スリープモードに入った後、前記緊急モードプロセスは、更新メッセージを前記基地局に定期的に送信すること、または、前記モバイルデバイスの前記位置が変化した場合、新しい位置を前記基地局に送信することのうち少なくとも1つを含む機能を実装するための手段をさらに備える、請求項29に記載のモバイルデバイス。
31. 前記基地局は、前記モバイルデバイスの位置を特定するために、前記モバイルデバイスの前記位置を含む捜索要求を捜索チームに送信する、請求項23に記載のモバイルデバイス。
32. 前記捜索チームは、スタンドアロンセルネットワークを利用して、前記モバイルデバイスの位置を特定する、請求項31に記載のモバイルデバイス。
33. 前記スタンドアロンセルネットワークを利用する前記捜索チームは、更新された位置要求を前記モバイルデバイスに定期的に送信する、請求項32に記載のモバイルデバイス。
34. コンピュータにより実行可能なコードからなるコンピュータプログラムであって、
    ユーザから緊急モード要求を受信するためのコードと、
    前記ユーザからの前記緊急モード要求の前記受信に基づいて、緊急モードプロセスを実装するためのコードとを備え、前記緊急モードプロセスは、
    受信信号を監視して、基地局の位置を特定するためのコードであって、基地局の位置が特定されると、前記モバイルデバイスの位置を含む緊急ショートメッセージを前記基地局に送信するためのコードを実装するためのコードと、
    受信信号を監視して、前記基地局から確認応答信号を受信するためのコードと、
    電力消費を低減するために、前記モバイルデバイスの複数の第1の非必須の機能を減らすためのコードと
    を含むコンピュータプログラム。
35. 前記緊急ショートメッセージは、地元の緊急サービスへのショートメッセージサービス(SMS)テキストメッセージである、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
36. 前記緊急ショートメッセージは、911がユーザインターフェースに入力される場合、送信される、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
37. 前記モバイルデバイスの前記位置は、前記モバイルデバイスによって生成されたGPS位置である、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
38. 前記緊急ショートメッセージは、前記緊急モードにおける時間、バッテリー残寿命、または、前記ユーザからの入力テキストデータのうち少なくとも1つに関係するデータをさらに備える、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
39. 確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために減らされることになる、前記モバイルデバイスの前記複数の第1の非必須の機能は、画面上のデータの表示またはサウンドのうち少なくとも1つを含む、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
40. GPS位置機能をオフにすること、または、緊急スリープモードに入ることのうち少なくとも1つを含む、確認応答が前記基地局から受信された後、電力消費を低減するために前記モバイルデバイスの複数の第2の非必須の機能を減らすことのためのコードをさらに備える、請求項39に記載のコンピュータプログラム。
41. 前記緊急スリープモードに入った後、前記緊急モードプロセスは、更新メッセージを前記基地局に定期的に送信すること、または、前記モバイルデバイスの前記位置が変化した場合、新しい位置を前記基地局に送信することのうち少なくとも1つを含む機能を実装するためのコードをさらに備える、請求項40に記載のコンピュータプログラム。
42. 前記基地局は、前記モバイルデバイスの位置を特定するために、前記モバイルデバイスの前記位置を含む捜索要求を捜索チームに送信する、請求項34に記載のコンピュータプログラム。
43. 前記捜索チームは、スタンドアロンセルネットワークを利用して、前記モバイルデバイスの位置を特定する、請求項42に記載のコンピュータプログラム。
44. 前記スタンドアロンセルネットワークを利用する前記捜索チームは、更新された位置要求を前記モバイルデバイスに定期的に送信する、請求項43に記載のコンピュータプログラム。

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