JP5300057B2 - 送受信機 - Google Patents

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本発明は、送受信機に関し、さらに詳しくは、アンテナの電圧定在波比(VSWR)が悪化した場合に発生する反射波を抑制する回路構成に関するものである。
従来からレーダ送受信機や時分割多重方式の送受信機は、1本のアンテナを共用して送受信を行なうように構成されている。例えば、図4は1本のアンテナを共用した送受信機の概略構成を示す図である。送信増幅部10で増幅した送信信号(f1)が送受分離用サーキュレータ11のポート1を介してポート2に出力してアンテナ12に送出されるが、アンテナ12のVSWR(voltage standing wave ratio:電圧定在波比)が悪化した場合に、送信信号(f1)が送受分離用サーキュレータ11に反射して、ポート2から入力してポート3から出力される(その時の反射波をfxとする)。反射してきた送信信号(fx)は送受分離用サーキュレータ11を介して受信帯域用帯域除去フィルタ(以下、帯域除去フィルタと呼ぶ)13に到達し、そこで帯域除去フィルタの帯域外であるために反射され、送受分離用サーキュレータ11のポート3に戻ってくる。送受分離用サーキュレータ11に戻ってきた送信信号(fx)は、ポート3から入力してポート1から出力して送信増幅部10に戻ってくることになり、送信増幅部10に過剰な電力が入力されて送信増幅部10を破損させるといった問題がある。
また、特許文献1には、良好な受信雑音性能を保ちつつ、大電力の高周波信号が入力されても破壊や劣化を回避することができる増幅器について開示されている。また、特許文献2には、安定な動作を確保しつつ小型化が可能なマイクロ波電力送信機について開示されている。また、特許文献3には、送信と受信を時分割で行なう送受信機のアンテナ切換スイッチで発生する送信電力損失を軽減し、送受信機の低消費電力化を図るアンテナ送受共用回路について開示されている。
特開2008−245081公報 特開2005−311701公報 特開平9−321654号公報
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、大電力の高周波信号が入力されても破壊や劣化を回避することができる増幅器を半導体で構成しているため、大電力といってもおのずと限界がある。
また、特許文献2に開示されている従来技術は、送信反射波を検出することにより、送信を停止する構成であるため、制御が複雑となるといった問題がある。
また、特許文献3に開示されている従来技術は、送信時はRFスイッチを用いて、受信側ポートを終端させ、受信時は送信側ポートを終端させるように構成しているため、制御が複雑で、且つRFスイッチを制御する回路が必要となる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、少なくとも2つのサーキュレータを組み合わせることにより、反射波が送信側に戻ることを防止して、送信増幅部の破損を低減して送受信装置のコストダウンと信頼性の向上を図ることができる送受信機を提供することを目的とする。
本発明は、かかる課題を解決するために、送信信号を増幅する送信増幅部と、送信増幅部により増幅された送信信号を電波として放射すると共に、受信電波を受信信号として受信するアンテナと、送信増幅部とアンテナとの間に配置され、送信増幅部により増幅された送信信号をアンテナに供給すると共に、アンテナから供給される受信信号を増幅された送信信号と分離して出力する3ポートの送受分離用サーキュレータと、送受分離用サーキュレータにより分離された受信信号に含まれる不要帯域信号を除去し、受信帯域の受信信号のみ通過させる帯域除去フィルタと、帯域除去フィルタを通過した受信信号を増幅する受信増幅部と、反射波吸収用終端器と、アンテナと帯域除去フィルタとの間において送受分離用サーキュレータに対し直列に配置され、送受分離用サーキュレータにより分離された受信信号、又はアンテナのVSWRが悪化したときに送信信号がアンテナから反射した反射波を帯域除去フィルタに供給すると共に、帯域除去フィルタの入力端子で不要帯域信号として反射された反射波を受信信号と分離して反射波吸収用終端器に伝送する3ポートの反射防止用サーキュレータと、を備えたことを特徴とする。
本発明では、送信増幅部とアンテナとの間に送受分離用サーキュレータを配置するので、送信信号は1つのサーキュレータを介して送信されることになる。また、アンテナと帯域除去フィルタとの間に送受分離用サーキュレータと反射防止用サーキュレータを直列に配置するので、受信信号は2つのサーキュレータを介して受信されることになる。ここで、サーキュレータにより信号が分離されるときに、何がしかのパワーがロスする。また、分離しきれずに漏洩するパワーも少なからず発生する。本発明の場合は、受信時に2つのサーキュレータを介して動作するため、受信時のパワーロスが2倍となるが、反射波は反射波吸収用終端器により吸収され、分離しきれないパワーは送受分離用サーキュレータにより更に減衰される。これにより、送信増幅部に到達する反射波のパワーを更に減衰させることができる。
本発明によれば、少なくともサーキュレータを2つ備え、帯域除去フィルタから反射した反射波を1つのサーキュレータにより分離して終端器により吸収させ、送信増幅部に戻る反射波を低減させるので、簡単な構成で外部からの制御を全く必要とせずに反射波を分離して吸収することができる。
また、受信時に2つのサーキュレータを介して動作するため、受信時のパワーロスが2倍となるが、反射波は反射波吸収用終端により吸収され、分離しきれないパワーは送受分離用サーキュレータにより更に減衰される。これにより、送信増幅部に到達する反射波のパワーを更に減衰させることができる。
また、送信時に2つのサーキュレータを介して動作するため、送信時のパワーロスが2倍となるが、受信時は少ないパワーロスで信号を受信することができる。これにより、反射波を減衰しつつ、受信時のS/Nを大きくすることができる。
また、送受分離用サーキュレータとして、送信信号を第1のポートに入力して第2のポートから出力し、受信信号を第2のポートに入力して第3のポートから出力する。また、反射防止用サーキュレータとして受信信号を第1のポートに入力して第2のポートから出力し、反射波を第2のポートに入力して第3のポートから出力する。そして、第3ポートには反射波吸収用終端器を接続する。これにより、送信増幅部に到達する反射波を更に減衰されることができる。
た、反射波吸収用終端器は、伝送回路のインピーダンス(50Ω)整合するように設定される。また、位相が変化しないように純抵抗が使用される。これにより、回路のインピーダンス整合が図れて反射波吸収用終端器からの不要な反射を防止することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る送受信機の構成を示す図である。この送受信機100は、送信信号(f1)を増幅する送信増幅部1と、送信増幅部1により増幅された送信信号(f1)を電波として放射すると共に、受信電波を受信信号(f2)として受信するアンテナ3と、アンテナ3から送信する送信信号(f1)と受信した受信信号(f2)を分離する送受分離用サーキュレータ2と、送受分離用サーキュレータ2により分離された受信信号(f2)に含まれる不要帯域信号を除去する帯域除去フィルタ6と、帯域除去フィルタ6を通過した受信信号(f2)を増幅する受信増幅部7と、帯域除去フィルタ6から反射された不要信号(fx)を反射波吸収用終端器(以下、単に終端器と呼ぶ)5に伝送する反射防止用サーキュレータ(アイソレータ)4と、を備えて構成されている。
本実施形態の最も大きな特徴は、少なくとも送受分離用サーキュレータ2と反射防止用サーキュレータ4を備え、帯域除去フィルタ6から反射した反射波(fx)を反射防止用サーキュレータ4により分離して終端器5により吸収させ、送信増幅部1に戻る反射波(fx)を低減させたことである。これにより、簡単な構成で外部からの制御を全く必要とせずに反射波を分離して吸収することができる。
即ち、送信増幅部1とアンテナ3との間に送受分離用サーキュレータ2を配置し、アンテナ3と帯域除去フィルタ6との間に送受分離用サーキュレータ2と反射防止用サーキュレータ4とを直列に配置して、反射防止用サーキュレータ4の1つのポートに終端器5を接続した構成である。本発明では、送信増幅部1とアンテナ3との間に送受分離用サーキュレータ2を配置するので、送信信号(f1)は1つのサーキュレータを介して送信されることになる。また、アンテナ3と帯域除去フィルタ6との間に送受分離用サーキュレータ2と反射防止用サーキュレータ4を直列に配置するので、受信信号(f2)は2つのサーキュレータを介して受信されることになる。ここで、サーキュレータにより信号が分離されるときに、何がしかのパワーがロスする。また、分離しきれずに漏洩するパワーも少なからず発生する。本実施形態の場合は、受信時に2つのサーキュレータを介して動作するため、受信時のパワーロスが2倍となるが、反射波(fx)は終端器5により吸収され、分離しきれないパワーは送受分離用サーキュレータ2により更に減衰される。これにより、送信増幅部1に到達する反射波のパワーを更に減衰させることができる。
更に具体的に説明すると、送受分離用サーキュレータ2及び反射防止用サーキュレータ4が夫々3ポートにより構成されている場合、送受分離用サーキュレータ2のポート(1)(第1のポート)に送信増幅部1の出力端子1bを接続し、ポート(2)(第2のポート)にアンテナ3を接続し、ポート(3)(第3のポート)に反射防止用サーキュレータ4のポート(1)(第1のポート)を接続し、反射防止用サーキュレータ4のポート(2)(第2のポート)に帯域除去フィルタ6の入力端子6aを接続し、ポート3(第3のポート)に終端器5を接続する。即ち、3ポートサーキュレータの場合、ポート(1)に入力した信号はポート(2)に、ポート(2)から入力した信号はポート(3)に、ポート(3)に入力した信号はポート(1)に出力される。つまり、矢印の方向に信号が分離される構成である。これらのうち、反射防止用サーキュレータ4のように、ポート(3)に整合を取った負荷(終端器5)を接続するとアイソレータとなる。この原理に基づいて2つのサーキュレータを接続配置すると、一方のサーキュレータは送信と受信の分離用に、他方のサーキュレータ(アイソレータ)は信号から反射波を分離する機能を果たす。本実施形態では、送受分離用サーキュレータ2として、送信信号(f1)をポート(1)に入力してポート(2)から出力し、受信信号(f2)をポート(2)に入力してポート(3)から出力する。また、反射防止用サーキュレータ4として、受信信号(f2)をポート(1)に入力してポート(2)から出力し、反射波(fx)をポート(2)に入力してポート(3)から出力する。そして、ポート(3)には終端器5を接続する。これにより、送信増幅部1に到達する反射波のパワーを更に減衰させることができる。
次に送信信号(f1)を実線の矢印、受信信号(f2)を点線の矢印として表し、本実施形態の動作について説明する。図1ではアンテナ3からの反射波が存在しない場合について説明する。送信動作として、送信信号(f1)は送信増幅部1の入力端子1aに入力される。入力された送信信号(f1)は送信増幅部1により所定のパワーに増幅されて、出力端子1bから出力されて、送受分離用サーキュレータ2のポート(1)に入力される。送受分離用サーキュレータ2は送信信号(f1)を分離してポート(2)に出力する。そしてアンテナ3を介して電波として放射される。従って、送信時には送信信号(f1)は受信増幅部7に入力されない。
次に受信動作として、アンテナ3から受信した受信信号(f2)は、送受分離用サーキュレータ2のポート(2)に入力される。送受分離用サーキュレータ2は受信信号(f2)を分離してポート(3)に出力する。ポート(3)は反射防止用サーキュレータ4のポート(1)に接続されているので、ポート(1)から入力した受信信号(f2)は分離されてポート(2)から出力される。ポート(2)は帯域除去フィルタ6の入力端子6aに接続されている。帯域除去フィルタ6は、受信帯域(f2)のみが通過するように構成されているので、出力端子6bから受信信号(f2)が出力され、受信増幅部7の入力端子7aに入力される。そして、所定のパワーに増幅されて出力端子7bから出力される。従って、受信時には受信信号(f2)は送信増幅部1に入力されない。
次に、アンテナ3のVSWRが悪化して送信信号(f1)がアンテナ3から反射される場合について図2により説明する。この説明では、反射波を(fx)を点線として説明する。送信時の動作は図1と同様であるので説明を省略する。送信信号(f1)は、アンテナ3のVSWRが悪化した場合に、送信信号(f1)が送受分離用サーキュレータ2に反射波(fx)として反射してくる。反射波(fx)は送受分離用サーキュレータ2のポート(2)に入力され、反射波(fx)を分離してポート(3)に出力する。ポート(3)は反射防止用サーキュレータ4のポート(1)に接続されているので、ポート(1)から入力した反射波(fx)は分離されてポート(2)から出力される。ポート(2)は帯域除去フィルタ6の入力端子6aに接続されている。しかし、帯域除去フィルタ6は受信帯域(f2)のみが通過するように構成されているので、入力端子6aで反射波(fx)は反射されて、反射防止用サーキュレータ4のポート(2)に入力される。ポート(2)に入力された反射波(fx)はポート(3)に分離されて、終端器5を介してグランドGに流れる。その結果、反射波(fx)のパワーは終端器5により消費されてポート(1)には殆ど現れないので、送受分離用サーキュレータ2のポート(1)を介して送信増幅部1を破壊することはない。
図3は本発明の第2の実施形態に係る送受信機の構成を示す図である。同じ構成要素には図1と同じ参照番号を付して説明する。この送受信機110が図1と異なる点は、送信増幅部1とアンテナ3との間に反射防止用サーキュレータ4と送受分離用サーキュレータ2を直列に配置し、アンテナ3と帯域除去フィルタ6との間に送受分離用サーキュレータ2を配置して、反射防止用サーキュレータ4のポート(3)に終端器5を接続した点である。
本実施形態では、送信増幅部1とアンテナ3との間に反射防止用サーキュレータ4と送受分離用サーキュレータ2とを直列に配置するので、送信信号(f1)は2つのサーキュレータを介して送信されることになる。また、アンテナ3と帯域除去フィルタ6との間に送受分離用サーキュレータ2を配置するので、受信信号(f2)は1つのサーキュレータを介して受信されることになる。ここで、サーキュレータにより信号が分離されるときに、何がしかのパワーがロスする。また、分離しきれずに漏洩するパワーも少なからず発生する。本実施形態の場合は、送信時に2つのサーキュレータを介して動作するため、送信時のパワーロスが2倍となるが、受信時は少ないパワーロスで信号を受信することができる。これにより、反射波(fx)を減衰しつつ、受信時のS/Nを大きくすることができる。
更に具体的に説明すると、送受分離用サーキュレータ2及び反射防止用サーキュレータ4が夫々3ポートにより構成されている場合、反射防止用サーキュレータ4のポート(1)に送信増幅部1の出力端子1bを接続し、ポート(2)に送受分離用サーキュレータ2のポート(1)を接続し、ポート(3)に終端器5を接続し、送受分離用サーキュレータ2のポート(2)にアンテナ3を接続し、ポート(3)に帯域除去フィルタ6の入力端子6aを接続する。
本実施形態では、反射防止用サーキュレータ4として、送信信号(f1)をポート(1)に入力してポート(2)から出力し、反射波(fx)をポート(2)に入力してポート(3)から出力する。そして、ポート(3)には終端器5を接続する。また、送受分離用サーキュレータ2として、送信信号(f1)をポート(1)に入力してポート(2)から出力し、受信信号(f2)をポート(2)に入力してポート(3)から出力する。また、反射波(fx)をポート(2)に入力してポート(3)から出力する。これにより、反射波(fx)を減衰しつつ、受信時のS/Nを大きくすることができる。
次に送信信号(f1)を実線の矢印、受信信号(f2)を点線の矢印として表し、本実施形態の動作について説明する。ここではアンテナ3からの反射波が存在しない場合について説明する。送信動作として、送信信号(f1)は送信増幅部1の入力端子1aに入力される。入力された送信信号(f1)は送信増幅部1により所定のパワーに増幅されて、出力端子1bから出力されて、反射防止用サーキュレータ4のポート(1)に入力される。反射防止用サーキュレータ4は送信信号(f1)を分離してポート(2)に出力する。ポート(2)は送受分離用サーキュレータ2のポート(1)に接続されているので、分離されてポート(2)から出力される。そしてアンテナ3を介して電波として放射される。従って、送信時には送信信号(f1)は受信増幅部7に入力されない。
次に受信動作として、アンテナ3から受信した受信信号(f2)は、送受分離用サーキュレータ2のポート(2)に入力される。送受分離用サーキュレータ2は受信信号(f2)を分離してポート(3)に出力する。ポート(3)はは帯域除去フィルタ6の入力端子6aに接続されている。帯域除去フィルタ6は、受信帯域(f2)のみが通過するように構成されているので、出力端子6bから受信信号(f2)が出力され、受信増幅部7の入力端子7aに入力される。そして、所定のパワーに増幅されて出力端子7bから出力される。従って、受信時には受信信号(f2)は送信増幅部1に入力されない。
次に、アンテナ3のVSWRが悪化して送信信号(f1)がアンテナ3から反射される場合について説明する。この説明では、反射波(fx)を一点鎖線の矢印として説明する。送信時の動作は前述した動作と同様であるので説明を省略する。送信信号(f1)は、アンテナ3のVSWRが悪化した場合に、送信信号(f1)が送受分離用サーキュレータ2に反射波(fx)として反射してくる。反射波(fx)は送受分離用サーキュレータ2のポート(2)に入力され、反射波(fx)を分離してポート(3)に出力する。ポート(3)は帯域除去フィルタ6の入力端子6aに接続されている。しかし、帯域除去フィルタ6は受信帯域(f2)のみが通過するように構成されているので、入力端子6aで反射波(fx)は反射されて、送受分離用サーキュレータ2のポート(3)に入力される。ポート(3)に入力された反射波(fx)はポート(1)に分離されて、反射防止用サーキュレータ4のポート(2)に入力され、ポート(3)に分離されて終端器5を介してグランドGに流れる。その結果、反射波(fx)のパワーは終端器5により消費されてポート(1)には殆ど現れないので、送信増幅部1を破壊することはない。
尚、終端器5は、伝送回路のインピーダンス(50Ω)に整合するように設定される。また、位相が変化しないように純抵抗が使用される。これにより、回路のインピーダンス整合が図れて終端器5からの不要な反射を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る送受信機の構成を示す図である。 アンテナのVSWRが悪化して送信信号がアンテナから反射される場合について説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る送受信機の構成を示す図である。 1本のアンテナを共用した送受信機の概略構成を示す図である。
1、10 送信増幅部、2、11 送受分離用サーキュレータ、3、12 アンテナ、4 反射防止用サーキュレータ、5 反射吸収用終端器、6、13 帯域除去フィルタ、7、14 受信増幅部、100、110 送受信機、f1 送信信号、f2 受信信号、fx 反射波、G グランド

Claims (3)

  1. 送信信号を増幅する送信増幅部と、
    該送信増幅部により増幅された送信信号を電波として放射すると共に、受信電波を受信信号として受信するアンテナと、
    前記送信増幅部と前記アンテナとの間に配置され、前記送信増幅部により増幅された送信信号を前記アンテナに供給すると共に、前記アンテナから供給される前記受信信号を前記増幅された送信信号と分離して出力する3ポートの送受分離用サーキュレータと、
    該送受分離用サーキュレータにより分離された受信信号に含まれる不要帯域信号を除去し、受信帯域の受信信号のみ通過させる帯域除去フィルタと、
    該帯域除去フィルタを通過した受信信号を増幅する受信増幅部と、
    反射波吸収用終端器と、
    前記アンテナと前記帯域除去フィルタとの間において前記送受分離用サーキュレータに対し直列に配置され、前記送受分離用サーキュレータにより分離された受信信号、又は前記アンテナのVSWRが悪化したときに送信信号が前記アンテナから反射した反射波を前記帯域除去フィルタに供給すると共に、前記帯域除去フィルタの入力端子で不要帯域信号として反射された前記反射波を前記受信信号と分離して前記反射波吸収用終端器に伝送する3ポートの反射防止用サーキュレータと、
    を備えたことを特徴とする送受信機。
  2. 前記送受分離用サーキュレータ及び前記反射防止用サーキュレータは、それぞれ第1ポートに入力した信号を第2ポートに出力し、前記第2ポートに入力した信号を第3ポートに出力し、前記第3ポートに入力した信号を前記第1ポートに出力する3ポートサーキュレータであり、
    前記送受分離用サーキュレータの第1ポートに前記送信増幅部の出力端子を接続し、第2ポートに前記アンテナを接続し、第3ポートに前記反射防止用サーキュレータの第1ポートを接続し、前記反射防止用サーキュレータの第2ポートに前記帯域除去フィルタの入力端子を接続し、前記反射防止用サーキュレータの第3ポートに前記反射波吸収用終端器を接続したことを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  3. 前記反射波吸収用終端器は、所定の抵抗値を有する純抵抗器により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の送受信機。
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