JP5298471B2 - ラインプリンタ、ディザマスク作成方法、ハーフトーン処理プログラム、記録媒体及びディザマスク - Google Patents
ラインプリンタ、ディザマスク作成方法、ハーフトーン処理プログラム、記録媒体及びディザマスク Download PDFInfo
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Description
前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う手段を備えた
ラインプリンタ。
A−1.プリンタ10の概略構成:
図1は、本願の実施例としてのプリンタ10の概略構成を示す説明図である。プリンタ10はインクジェット式のラインプリンタであり、図示するように、制御ユニット20、インクカートリッジ61〜64、プリンタヘッド70、紙送り機構80などを備えている。インクカートリッジ61〜64は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の色を現す各インクに対応している。勿論、インクの種類、数はこれに限るものではない。
図2は、プリンタヘッド70の詳細構成を示す説明図である。図示するように、本実施例のプリンタヘッド70は、C,M,Y,Kの各色のインクをそれぞれ吐出するノズル列71〜74が形成された15組の印刷ヘッドチップHT1〜HT15が千鳥状に並べられて形成される。一つの印刷ヘッドチップの長さは、約20mmである。これらのヘッドチップから吐出される同一のインクは、紙送りとインクの吐出タイミングを調整することにより、同一のラスタ上にドットを形成する。なお、本実施例の印刷ヘッドチップHT1〜HT15は、印刷ヘッドチップの端部の強度上の問題や付属装置の設置スペースの問題を考慮して千鳥状に形成されたが、一直線上に形成されてもよい。
図3は、プリンタ10がメモリカードMCに保存された画像データDに所定の画像処理を加えることにより、画像データDをドット形成の有無によって表現されたドットデータに変換して、画像データDを印刷する処理の流れを示すフローチャートである。
本実施例のプリンタ10においては、上述の通り、印刷ヘッドチップHT1〜HT15が並べられてプリンタヘッド70を構成している。これらの印刷ヘッドチップHT1〜HT15では、位置ずれを生じる場合がある。位置ずれとは、製造精度の問題として、印刷ヘッドチップHT1〜HT15が本来設置されるべき正規の位置からずれた状態に設置されることをいう。例えば、プリンタ10のプリンタヘッド70はノズルピッチが1,600dpiであることから、印刷ヘッドチップHT1〜HT15のいずれかの設置位置が隣接する印刷ヘッドチップに対して僅か16μmずれただけでも、印刷画像には1ドットのずれが生じることとなる。
Eva=(Eva1×α+Eva2×β+Eva3×γ+・・・+Evam×ξ)/(α+β+γ+・・・+ξ) (2)
Eva=(Eva0×2+Eva1+Eva2+Eva3+Eva4)/6 (3)
20...制御ユニット
30...CPU
31...ハーフトーン処理部
32...印刷制御部
40...RAM
50...ROM
52...ディザマスク記憶部
61〜64...インクカートリッジ
70...プリンタヘッド
71〜74...ノズル列
80...紙送り機構
82...紙送りローラ
84...紙送りモータ
86...プラテン
92...メモリカードスロット
94...USBインタフェース
96...操作パネル
98...液晶ディスプレイ
P...印刷用紙
MC...メモリカード
Ni,Nj...ノズル
HT1〜HT15...印刷ヘッドチップ
Claims (8)
- 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタであって、
前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う手段を備え、
前記ディザマスクは、
元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
ラインプリンタ。 - 請求項1記載のラインプリンタであって、
前記複数パターンは、少なくとも隣接する前記印刷ヘッドが形成するドットが重複し得ない位置ずれのパターンを含む
ラインプリンタ。 - 請求項1または請求項2記載のラインプリンタであって、
前記ディザマスクは、前記複数パターンの位置ずれのそれぞれに対する前記ドットの分散性の評価値を総合的に判断して作成される
ラインプリンタ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラインプリンタであって、
前記複数パターンは、前記複数の印刷ヘッドの位置ずれがないパターンと、少なくとも一方向に所定量ずれたパターンとを含む
ラインプリンタ。 - 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理に用いるディザマスクの作成方法であって、
前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して1つを作成し、
前記ディザマスクは、
元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
ディザマスクの作成方法。 - 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理プログラムであって、
前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う機能
をコンピュータに実現させ、
前記ディザマスクは、
元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
プログラム。 - 請求項6に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理に用いるディザマスクであって、
前記複数の印刷ヘッド間の複数パターンの位置ずれを考慮して作成され、
前記位置ずれが無い場合に前記ディザマスクを適用して得られたドットの分散性と、所定の方向に前記位置ずれがある場合に前記ディザマスクを適用して得られたドットの分散性との差異が所定値以下であり、
元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
ディザマスク。
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JP2007182302A JP5298471B2 (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | ラインプリンタ、ディザマスク作成方法、ハーフトーン処理プログラム、記録媒体及びディザマスク |
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