JP5298471B2 - ラインプリンタ、ディザマスク作成方法、ハーフトーン処理プログラム、記録媒体及びディザマスク - Google Patents

ラインプリンタ、ディザマスク作成方法、ハーフトーン処理プログラム、記録媒体及びディザマスク Download PDF

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Description

本発明は、複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタに関する。
インクジェット式のラインプリンタにおいては、印刷用紙を送りながら、この用紙送り方向と直交する方向に概ね一列に配されたプリンタヘッドのノズルからインク液滴を吐出させ、用紙に付着させて、文字や画像の印刷を行う。
かかるラインプリンタのうち、例えば、サーマル方式のプリンタにおいては、一般的に、印刷ヘッドを複数個並べてプリンタヘッドが形成される。このように複数個の印刷ヘッドを用いるのは、円盤状のシリコン基板から切り出されて製造されるプリンタヘッドの収率、歩留を向上させるためである。このような構成のラインプリンタとして、例えば、下記特許文献1の技術が知られている。
特開2001−71495号公報
しかしながら、上述のように複数の印刷ヘッドを並べる構成のラインプリンタでは、高画質印刷を行う場合、一つのドット径は、非常に小さいものとなる。例えば600dpiの印刷を行う場合、一つのドット径は約40μmである。したがって、印刷ヘッドの設置位置が正規の位置から僅かにずれてしまった場合でも、印刷画質の劣化が生じる。このような極めて高い位置決め精度を確保することは、実際上、非常に困難なので、印刷ヘッドの位置ずれによる印刷画質の劣化は、こうしたラインプリンタの本質的な課題であった。
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドを有するラインプリンタにおいて、印刷ヘッド間の位置ずれが生じた場合であっても、印刷画質の劣化を抑制することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。本発明の一形態は、印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタであって;前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う手段を備え;前記ディザマスクは;元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し;前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ;読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され;1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない。このような形態であれば、複数パターンの印刷ヘッド間の位置ずれを考慮して作成されたディザマスクを用いて、画像データに対してハーフトーン処理を行うので、想定された全ての位置ずれパターンに対して、ある程度良好な印刷ドットの分散性を確保できる。したがって、印刷ヘッドの位置ずれが生じても、印刷画質の劣化を抑制することができる。
[適用例1]印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタであって、
前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う手段を備えた
ラインプリンタ。
かかる構成のラインプリンタは、複数パターンの印刷ヘッド間の位置ずれを考慮して作成されたディザマスクを用いて、画像データに対してハーフトーン処理を行うので、想定された全ての位置ずれパターンに対して、ある程度良好な印刷ドットの分散性を確保できる。したがって、印刷ヘッドの位置ずれが生じても、印刷画質の劣化を抑制することができる。
[適用例2]適用例1記載のラインプリンタであって、ディザマスクは、複数パターンの位置ずれのそれぞれに対するドットの分散性の評価値を総合的に判断して作成されるラインプリンタ。
かかる構成のラインプリンタにおいて、ディザマスクは、複数パターンの位置ずれのそれぞれに対するドットの分散性の評価値を総合的に判断して作成される。したがって、複数パターンの位置ずれの発生確率なども反映した実用性の高いディザマスクを用いて、印刷画質の劣化を抑制することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2記載のラインプリンタであって、複数パターンは、複数の印刷ヘッドの位置ずれがないパターンと、少なくとも一方向に所定量ずれたパターンとを含むラインプリンタ。
かかる構成のラインプリンタにおいて、複数パターンは、複数の印刷ヘッドの位置ずれがないパターンと、少なくとも一方向に所定量ずれたパターンとを含むので、印刷ヘッドのずれが生じなかった場合と生じた場合のいずれに対しても所定の印刷画質を確保できる。
なお、本発明は、上述したラインプリンタとしての構成のほか、コンピュータがハーフトーン処理を行う方法やディザマスクを作成する方法、ディザマスク、ハーフトーン処理を行うためのコンピュータプログラムとしても構成することができる。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
A.実施例:
A−1.プリンタ10の概略構成:
図1は、本願の実施例としてのプリンタ10の概略構成を示す説明図である。プリンタ10はインクジェット式のラインプリンタであり、図示するように、制御ユニット20、インクカートリッジ61〜64、プリンタヘッド70、紙送り機構80などを備えている。インクカートリッジ61〜64は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の色を現す各インクに対応している。勿論、インクの種類、数はこれに限るものではない。
プリンタヘッド70は、ラインヘッドタイプのプリンタヘッドであり、その下面に概ね一列に配されたサーマル方式のノズルを複数備えている。インクカートリッジ61〜64内の各インクは、図示しない導入管を通じて、プリンタヘッド70の下面に設けられたノズルに供給され、これらのノズルからインクが吐出されて、印刷用紙Pに印刷が行われる。プリンタヘッド70の詳細については、図2を用いて後述する。
紙送り機構80は、紙送りローラ82と紙送りモータ84とプラテン86とを備えている。紙送りモータ84は、紙送りローラ82を回転させることで、プリンタヘッド70と平板状のプラテン86との間に配された印刷用紙Pを紙送りローラ82の軸方向と垂直に搬送する。
制御ユニット20は、CPU30とRAM40とROM50とによって構成されており、上述したプリンタヘッド70や紙送りモータ84の動作を制御する。CPU30はROM50に記憶された制御プログラムをRAM40に展開して実行することで、ハーフトーン処理部31、印刷制御部32として動作する。これらの機能部の機能については、後に詳述する。ROM50には、プリンタ10の動作を制御するための制御プログラムが記憶されており、更に、後述するハーフトーン処理で使用されるディザマスクを記憶する領域であるディザマスク記憶部52が確保されている。
また、制御ユニット20には、画像データDの記録されたメモリカードMCを挿入するためのメモリカードスロット92、デジタルカメラ等の機器を接続するUSBインタフェース94、印刷に関する種々の操作を行うための操作パネル96、UI(ユーザインタフェース)を表示するための液晶ディスプレイ98が接続されている。
A−2.プリンタヘッド70の詳細構成:
図2は、プリンタヘッド70の詳細構成を示す説明図である。図示するように、本実施例のプリンタヘッド70は、C,M,Y,Kの各色のインクをそれぞれ吐出するノズル列71〜74が形成された15組の印刷ヘッドチップHT1〜HT15が千鳥状に並べられて形成される。一つの印刷ヘッドチップの長さは、約20mmである。これらのヘッドチップから吐出される同一のインクは、紙送りとインクの吐出タイミングを調整することにより、同一のラスタ上にドットを形成する。なお、本実施例の印刷ヘッドチップHT1〜HT15は、印刷ヘッドチップの端部の強度上の問題や付属装置の設置スペースの問題を考慮して千鳥状に形成されたが、一直線上に形成されてもよい。
また、ノズル列71〜74は、それぞれノズルが千鳥状に並べられて形成されている。奇数番目のノズルNi(i:奇数)及び偶数番目のノズルNj(j:偶数)は、それぞれ800dpiの密度で並べられている。この奇数番目のノズルNiと偶数番目のノズルNjとから吐出されるインクは、紙送り機構80とタイミングを調整して吐出されることにより、同一のラスタ上にドットを形成する。したがって、ノズル列71〜74は、それぞれ全体では、合計1,600dpiのノズル密度を有する。
なお、本実施例のプリンタ10は、サーマル式のインクジェット式プリンタとしたが、これに限るものではなく、複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタであればよい。例えば、ピエゾ式など、他のインク吐出方式のインクジェット式プリンタであってもよいし、ドットインパクト式プリンタなど、他の印刷方式のプリンタであってもよい。
A−3.画像印刷処理の概要:
図3は、プリンタ10がメモリカードMCに保存された画像データDに所定の画像処理を加えることにより、画像データDをドット形成の有無によって表現されたドットデータに変換して、画像データDを印刷する処理の流れを示すフローチャートである。
画像印刷処理が開始されると、制御ユニット20は、メモリカードMCから印刷すべき画像データDを読み込む(ステップS100)。ここでは、画像データはRGBカラー画像データであるものとして説明するが、カラー画像データに限らず、モノクロ画像データについても同様に適用することができる。
画像データDを読み込むと、制御ユニット20は、解像度変換処理を行う(ステップS110)。解像度変換処理とは、読み込んだ画像データの解像度を、プリンタ10が画像を印刷しようとする解像度(印刷解像度)に変換する処理である。画像データの解像度よりも印刷解像度の方が高い場合は、補間演算を行って画素間に新たな画像データを生成することにより解像度を増加させる。逆に、画像データの解像度の方が印刷解像度よりも高い場合は、読み込んだ画像データを一定の比率で間引くことによって解像度を低下させる。解像度変換処理では、読み込んだ画像データDに対して、このような操作を行うことにより、画像データの解像度を印刷解像度に変換する。
こうして画像データDの解像度を印刷解像度に変換したら、制御ユニット20は、色変換処理を行う(ステップS120)。色変換処理とは、R,G,Bの階調値の組合せによって表現されているRGBカラー画像データを、印刷のために使用される各色の階調値の組合せによって表現された画像データに変換する処理である。前述したように、プリンタ10はC,M,Y,Kの4色のインクを用いて画像を印刷している。そこで、本実施例の色変換処理ではRGB各色によって表現された画像データを、C,M,Y,Kの各色の階調値によって表現されたデータに変換する処理を行うのである。
こうしてC,M,Y,Kの色毎に階調データが得られると、制御ユニット20は、ハーフトーン処理部31の処理として、ディザマスク記憶部52に記憶されたディザマスクを参照してハーフトーン処理を行う(ステップS130)。この処理は、階調データの階調値に応じて適切な密度でドットを発生させるべく、画素毎にドット形成の有無を判断する処理であり、本実施例においてはディザ法を用いる。ディザ法とは、ディザマスクに設定されている閾値と画像データの階調値とを画素毎に比較することによって、画素毎にドット形成の有無を判断する手法である。
上述のディザ法については、図4を用いて詳述する。図4は、ディザマスクを参照しながら、各画素についてのドット形成の有無を判断している様子を概念的に示した説明図である。ドット形成の有無を判断するに際しては、先ず、判断しようとする画素を選択し、この画素についての画像データの階調値と、ディザマスク中で対応する位置に記憶されている閾値と比較する。図4中に示した細い破線の矢印は、画像データの階調値とディザマスクに記憶されている閾値とを、画素毎に比較していることを模式的に表している。例えば、画像データの左上隅の画素については、画像データの階調値は97であり、ディザマスクの閾値は1であるから、この画素にはドットを形成すると判断する。図4中に実線で示した矢印は、この画素にはドットを形成すると判断して、判断結果をメモリに書き込んでいる様子を模式的に表している。
一方、この画素の右隣の画素については、画像データの階調値は97、ディザマスクの閾値は177であり、閾値の方が大きいので、この画素についてはドットを形成しないと判断する。ディザ法では、こうしてディザマスクを参照しながら、画素毎にドットを形成するか否かを判断することで、画像データを画素毎にドット形成の有無を表すデータに変換する。
なお、上記ステップS130で用いるディザマスクは、印刷ヘッドチップHT1〜HT15に位置ずれが生じている場合であっても、画像データDの印刷画質の劣化を抑制できるように作成されたディザマスクであり、その詳細については、「A−4.ディザマスクの作成方法」で後述する。
そして、ハーフトーン処理により、C,M,Y,K各色の階調データから画素毎にドット形成の有無を表すデータが得られたら、制御ユニット20は、印刷制御部32の処理として、その制御データに従って、印刷用紙上にドットを形成することにより画像を印刷する(ステップS140)。すなわち、図1に示した紙送りモータ84を駆動し、この動きに合わせて、ドットデータに基づいてプリンタヘッド70からインク液滴を吐出する。その結果、適切な位置に適切な色のインクドットが形成されて画像データDが印刷されることになる。
A−4.ディザマスクの作成方法
本実施例のプリンタ10においては、上述の通り、印刷ヘッドチップHT1〜HT15が並べられてプリンタヘッド70を構成している。これらの印刷ヘッドチップHT1〜HT15では、位置ずれを生じる場合がある。位置ずれとは、製造精度の問題として、印刷ヘッドチップHT1〜HT15が本来設置されるべき正規の位置からずれた状態に設置されることをいう。例えば、プリンタ10のプリンタヘッド70はノズルピッチが1,600dpiであることから、印刷ヘッドチップHT1〜HT15のいずれかの設置位置が隣接する印刷ヘッドチップに対して僅か16μmずれただけでも、印刷画像には1ドットのずれが生じることとなる。
このような印刷ヘッドチップHT1〜HT15の位置ずれについて、図5を用いて詳述する。図中のパターン0は、印刷ヘッドチップHT1と印刷ヘッドチップHT2とが、位置ずれを生じることなく正規の位置に設置されたケースを示している。印刷ヘッドチップHT1及びHT2は、上述の通り千鳥状に配置されているが、本図の中欄においては、単純化のため、直線的に配置されているものとして、印刷ヘッドチップHT1とHT2との位置関係を示している。このように、印刷ヘッドチップHT1とHT2との位置ずれが生じていない状況では、図中の右欄に示すように、印刷ヘッドチップHT1とHT2から吐出されるインクが形成する印刷画像のドットは一直線の配列となり、同一のラスタを形成する。すなわち、印刷画質の劣化は生じていない。
一方、図中のパターン1は、図中の中欄に示すように、印刷ヘッドチップHT1に対して、印刷ヘッドチップHT2が正規の位置から1画素分上にずれて設置されたケースを示している。このような場合では、図中の右欄に示すように、本来一直線に形成されるべきラスタが、印刷ヘッドチップHT1とHT2のつなぎ目において段差を含む形で形成される。すなわち、印刷画質の劣化が生じることとなる。
同様に、パターン2では、印刷ヘッドチップHT1に対して、印刷ヘッドチップHT2が正規の位置から1画素分下にずれて設置されたケース、パターン3では、印刷ヘッドチップHT1に対して、印刷ヘッドチップHT2が正規の位置から1画素分右にずれて設置されたケース、パターン4では、印刷ヘッドチップHT1に対して、印刷ヘッドチップHT2が正規の位置から1画素分左にずれて設置されたケースを示している。これらのいずれのパターンにおいても、印刷ヘッドチップHT1とHT2のつなぎ目において印刷画質の劣化が生じることとなる。
このような印刷ヘッドチップHT1〜HT15の位置ずれは、図5に例示した上下左右単独の方向や1画素分のずれに限らず、あらゆる方向に、あらゆる距離のずれとして発生し得る。
本実施例のプリンタ10は、このような印刷ヘッドチップHT1〜HT15の位置ずれが生じた場合であっても、印刷画質の劣化を抑制できるディザマスクを用いて、上記ステップS130のハーフトーン処理を行うことができる。以下、このようなディザマスクの作成方法について説明する。
上記ステップS130のハーフトーン処理で参照されるディザマスクの作成手順の一例を図6に示す。ディザマスクの作成においては、まず、元になるディザマスクを読み込む(ステップS200)。この元になるディザマスクは、例えば、印刷ヘッドチップHT1〜HT15に位置ずれがない場合に対して最適化されたものを用いることができる。ディザマスクの最適化は、種々の公知の方法、例えば、公知文献「特開2007−15359」の図16に示された方法で、「特開2007−15359」の図11に示された粒状性指数を用いて行うことができる。この公知文献の図16の方法は、後述する本願の図6の方法と同じ流れで行うものである。また、公知文献の図11の粒状性指数は、画像をフーリエ変換してパワースペクトルFSを求め、得られたパワースペクトルFSを、人間が有する視覚の空間周波数に対する感度特性VTF(Visual Transfer Function)に相当する重みを付けて、各空間周波数で積分して求められる指標であり、次式(1)で表される。なお、粒状性指数に代えて、RMS粒状度など、ドット分散性にかかる他の評価指標を用いてもよい。
Figure 0005298471
次いで、読み込んだディザマスクをディザマスクAとして設定する(ステップS202)。そして、ディザマスクAから、2つの画素位置(画素位置pおよび画素位置q)をランダムに選択し(ステップS204)、選択した画素位置pに設定されている閾値と、選択した画素位置qに設定されている閾値とを入れ換えて、得られたディザマスクをディザマスクBとする(ステップS206)。
次いで、ディザマスクAについて、上述の粒状性指数を用いた評価値Eva(以下、総合粒状性評価値Evaという)を算出する(ステップS208)。ここでの総合粒状性評価値Evaとは、印刷ヘッドチップの位置ずれの方向及び距離を想定した位置ずれ想定パターンをm種類(mは任意の整数)作成し、その各々の位置ずれ想定パターンの位置ずれが生じた場合のドット配列についての粒状性評価値Evam(mは位置ずれ想定パターンの想定数)に対して、重み付けを行った総合評価値である。すなわち、Evaは、重み付け係数α〜ξを用いて、次式(2)のように表される。
Eva=(Eva1×α+Eva2×β+Eva3×γ+・・・+Evam×ξ)/(α+β+γ+・・・+ξ) (2)
ここで、粒状性評価値Evamとは次のようにして求めた評価値である。まず、想定した位置ずれパターンに対応するディザマスクを設定する。この処理については、図5に示したパターン1の位置ずれ(上方向に1画素の位置ずれ)が生じた場合を例に挙げて、図7を用いて説明する。図7は、同一の閾値構成を持つディザマスクAが、上方向に1画素づつずれながら、上下方向に3個、左右方向に5個連続している状態を示している。各ディザマスクAの互いに対応する画素位置は、同一の閾値を有している。このような連続するディザマスクAの中から、ディザマスクAの4個分の閾値(図中の斜線部)を切り出すのである。
そして、切り出したディザマスクを用いて、階調値0〜255の256通りの画像にディザ法を適用して、ドットの形成有無によって表現された256通りの画像を得る。こうして得られた256個の画像について、上述した粒状性指数を算出した後、これらの平均値を求めて得られた値を粒状性評価値とする。なお、粒状性評価値の算出に際しては、256個の粒状性指数を単純に算術平均するのではなく、特定の階調値(例えば、ドットが比較的目立ち易いと言われる低階調領域)については、大きな重み係数をかけて、平均することとしてもよい。
なお、連続するディザマスクAの中から切り出す閾値は、ディザマスクAのN個(Nは2以上の整数)分であればよいが、望ましくは、本実施例のように4個分以上である。これは、繰り返しを前提としたフーリエ変換を用いて粒状性指数を算出する際に、Nを小さく、例えばN=2とした場合、位置ずれが生じていない状態となっている切り出し部両端の影響が大きくなってしまうからである。この影響を実用上問題がないレベルまで相対的に少なくするためには、Nを4以上とすることが望ましいのである。
本実施例においては、上述の総合粒状性評価値Evaは、位置ずれ想定パターンとして、図5に示した5つのパターン(位置ずれなしのパターン0と、位置ずれありのパターン1〜4)を想定し、パターン0の重み付け係数を他のパターンの2倍に設定して、次式(3)のとおりとした。このように、経験的に発生率の高い位置ずれパターンに対応する粒状性評価値Evamの寄与率が高くなるように重み付け係数を設定すれば、実用性が向上する。
Eva=(Eva0×2+Eva1+Eva2+Eva3+Eva4)/6 (3)
このようにして、ディザマスクAについての総合粒状性評価値Evaが得られたら、ディザマスクBについても同様にして総合粒状性評価値Evbを算出する(ステップS210)。次いで、ディザマスクAについての総合粒状性評価値Evaと、ディザマスクBについての総合粒状性評価値Evbとを比較する(ステップS212)。そして、総合粒状性評価値Evbの方が小さいと判断された場合は(ステップS212:YES)、元になったディザマスクAよりも、2つの画素位置に設定された閾値を入れ換えたディザマスクBの方が、より印刷ドット分散特性に優れるものと考えられる。そこで、この場合は、ディザマスクBをディザマスクAと読み替える(ステップS214)。一方、ディザマスクAの総合粒状性評価値Evaよりも、ディザマスクBの総合粒状性評価値Evbの方が大きいと判断された場合は(ステップS212:NO)、ディザマスクの読み替えは行わない。
こうして、ディザマスクBの総合粒状性評価値EvbがディザマスクAの総合粒状性評価値Evaよりも小さいと判断された場合にだけ、ディザマスクBをディザマスクAと読み替える操作を行ったら、総合粒状性評価値が収束したか否かを判断する(ステップS216)。すなわち、元にしたディザマスクは、位置ずれが生じていない状態を前提としているため、以上のような操作を開始した直後では、総合粒状性評価値は大きな値を取る。しかし、2箇所の画素位置に設定されている閾値を入れ換えることで、より小さな総合粒状性評価値が得られた場合には、閾値を入れ換えたディザマスクを採用し、このディザマスクについて更に上述した操作を繰り返していけば、得られる総合粒状性評価値は小さくなっていき、やがてある値で安定するものと考えられる。ステップS216では、総合粒状性評価値が安定したか否か、換言すれば、下げ止まったものと考えられるか否かを判断するのである。総合粒状性評価値が収束したか否かは、例えば、ディザマスクAの総合粒状性評価値EvaよりもディザマスクBの総合粒状性評価値Evbの方が小さくなった場合について、総合粒状性評価値の減少量を求めておき、この減少量が複数回の操作に亘って安定して一定値以下となっていれば、総合粒状性評価値が収束したものと判断することができる。
そして、総合粒状性評価値が収束していないと判断された場合は(ステップS216:NO)、上記ステップS204に戻って、新たに2つの画素位置を選択した後、続く一連の操作を繰り返す。こうして操作を繰り返していく間に、やがて総合粒状性評価値が収束していき、総合粒状性評価値が収束したと判断されたら(ステップS216:YES)、そのときのディザマスクAをプリンタ10で用いるディザマスクとして採用する(ステップS218)。
ただし、この方式では、総合粒状性評価値が十分に小さな値になる前に、局所的最適値に収束してしまうことがある。それを避けるために、シュミレーテッドアニーリングとして知られる手法を導入してもよい。具体的には、例えば、上記ステップS212において、総合粒状性評価値Evaに、毎回変化する適当な振幅のノイズnzを加えて比較する。すなわち、Eva+nz>Evbであるか否かを判断する。このようにノイズnzを加えて比較することで、総合粒状性評価値Evaよりも総合粒状性評価値Evbが大きい(ディザマスクAの方がディザマスクBよりも印刷ドット分散特性に優れる)場合でも、総合粒状性評価値Evaにノイズnzを加えた結果が総合粒状性評価値Evbよりも大きくなる場合には、ディザマスクの読み替えを行うこととなる。
このようにしてディザマスクの読み替えを行うと、一時的には総合粒状性評価値が大きくなる(印刷ドット分散特性が悪化する)こととなるが、加えるノイズnzの振幅を徐々に下げながら、十分な回数だけループ(上記ステップS216:NOの処理)を繰り返し、最終的にはノイズnzをゼロにまで下げていくと、収束までのループ回数は増加するものの、局所的最適値に陥ることがない。したがって、総合粒状性評価値をより低い値に収束させることができる。
このように全ての位置ずれ想定パターンに対する粒状性評価値Evamを考慮することで、印刷ヘッドチップの位置ずれがない場合を想定して最適化されたディザマスクを位置ずれなしのプリンタに適用した場合の粒状性評価値Eva01と、位置ずれありのプリンタに適用した場合の評価値Eva02との差異Δ0、本発明のディザマスクを位置ずれなしのプリンタに適用した場合の粒状性評価値Eva11と、位置ずれありのプリンタに適用した場合の評価値Eva12との差異Δ1を用いて、Δ0>Δ1とすることができる。換言すれば、本発明のディザマスクは、位置ずれが生じていないパターン0の場合だけでなく、位置ずれが生じたパターン1〜4の場合であっても、粒状性評価値の差異を所定値以下に抑え、ある程度良好に分散したドットを形成することができる。
なお、本実施例においては、上述の位置ずれ想定パターンとして、印刷ヘッドチップの位置ずれが無いパターンと上下左右に1画素ずれたパターンとを想定したが、位置ずれ量は、0.3画素、0.5画素、1.5画素など、あらゆる量を想定してもよい。また、上下左右の単独方向のずれに限らず、上下左右の組合せ、例えば、上に0.5画素、左に0.3画素ずれた位置ずれ想定パターンを想定してもよい。こうすることで、種々の位置ずれに対応することが可能である。
なお、上述のように、位置ずれ量を整数でない数値で想定する場合には、画像データDの画素数を仮想的に増加させて、粒状性評価値Evamを算出すればよい。例えば、上に0.5画素、右に0.5画素の位置ずれを想定する場合には、画像データDの1画素は、仮想的に、同一の階調値を持つ上下方向2画素、左右方向2画素の計4画素から構成されるものとして扱う。これに対応させて、ディザマスクの1つの閾値は、仮想的に4つの同じ閾値で構成されるものとして扱う。そして、上に仮想的な1画素分、右に仮想的な1画素分だけずれた状態を想定すればよい。
また、本実施例においては、印刷ヘッドチップHT1〜HT15は、各印刷ヘッドチップのノズル同士が、印刷ヘッドチップの並び方向にオーバーラップする箇所のない形態としたが、オーバーラップする形態であっても適用可能である。
かかる構成のプリンタ10は、印刷ヘッドチップHT1〜HT15の位置ずれの方向及び距離を想定した複数の位置ずれ想定パターンを想定して、いずれのパターンに対してもある程度印刷ドットの分散性が良好となるように作成されたディザマスクを用いて、印刷画像のハーフトーン処理を行う。したがって、印刷ヘッドチップHT1〜HT15の位置ずれが生じた場合であっても、その位置ずれが想定パターンの範囲内であれば、印刷画質の劣化を抑制することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、実施例に示したラインプリンタに限らず、コンピュータに搭載するプリンタドライバとしても構成することができる。勿論、ハーフトーン処理方法、ディザマスク作成方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体等の形態でも実現することができる。
本願の実施例としてのプリンタ10の概略構成を示す説明図である。 プリンタヘッド70の詳細構成を示す説明図である。 プリンタ10の画像印刷処理の流れを示すフローチャートである。 ディザマスクを参照しながら各画素についてのドット形成の有無を判断している様子を概念的に示した説明図である。 印刷ヘッドチップの位置ずれの想定パターンを例示する説明図である。 ディザマスクの作成手順の一例を示す説明図である。 印刷ヘッドチップの位置ずれが生じた場合の粒状性評価値の算出方法を示す説明図である。
符号の説明
10...プリンタ
20...制御ユニット
30...CPU
31...ハーフトーン処理部
32...印刷制御部
40...RAM
50...ROM
52...ディザマスク記憶部
61〜64...インクカートリッジ
70...プリンタヘッド
71〜74...ノズル列
80...紙送り機構
82...紙送りローラ
84...紙送りモータ
86...プラテン
92...メモリカードスロット
94...USBインタフェース
96...操作パネル
98...液晶ディスプレイ
P...印刷用紙
MC...メモリカード
Ni,Nj...ノズル
HT1〜HT15...印刷ヘッドチップ

Claims (8)

  1. 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データの印刷を行うラインプリンタであって、
    前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う手段を備え
    前記ディザマスクは、
    元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
    前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
    読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
    1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
    ラインプリンタ。
  2. 請求項1記載のラインプリンタであって、
    前記複数パターンは、少なくとも隣接する前記印刷ヘッドが形成するドットが重複し得ない位置ずれのパターンを含む
    ラインプリンタ。
  3. 請求項1または請求項2記載のラインプリンタであって、
    前記ディザマスクは、前記複数パターンの位置ずれのそれぞれに対する前記ドットの分散性の評価値を総合的に判断して作成される
    ラインプリンタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラインプリンタであって、
    前記複数パターンは、前記複数の印刷ヘッドの位置ずれがないパターンと、少なくとも一方向に所定量ずれたパターンとを含む
    ラインプリンタ。
  5. 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理に用いるディザマスクの作成方法であって、
    前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して1つを作成し、
    前記ディザマスクは、
    元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
    前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
    読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
    1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
    ディザマスクの作成方法。
  6. 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理プログラムであって、
    前記複数の印刷ヘッド間の位置ずれを複数パターン考慮して作成された1つのディザマスクを用いて、前記画像データに対してハーフトーン処理を行う機能
    をコンピュータに実現させ
    前記ディザマスクは、
    元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
    前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
    読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
    1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
    プログラム。
  7. 請求項6に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 印刷範囲に亘って配列された複数の印刷ヘッドによって同一のラスタにドットを形成して、所定の画像データをラインプリンタで印刷するためのハーフトーン処理に用いるディザマスクであって、
    前記複数の印刷ヘッド間の複数パターンの位置ずれを考慮して作成され、
    前記位置ずれが無い場合に前記ディザマスクを適用して得られたドットの分散性と、所定の方向に前記位置ずれがある場合に前記ディザマスクを適用して得られたドットの分散性との差異が所定値以下であり、
    元になる第1のディザマスクについての前記ドットの分散性を表わす粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第1の総合粒状性評価値と、前記第1のディザマスクにおける一部の閾値を入れ替えた第2のディザマスクについての前記粒状性評価値であって、前記複数パターンの位置ずれに対応する複数の前記粒状性評価値に基づいて算出される第2の総合粒状性評価値と、を比較し、
    前記第2の総合粒状性評価値の表わす分散性が前記第1の総合粒状性評価値の表わす分散性よりも優れる場合に、前記第2のディザマスクが新たな第1のディザマスクと読み替えられ、
    読み替え前の前記第1の総合粒状評価値から読み替え後の前記第1の総合粒状評価値を差し引いた値が一定値以下となるまで、前記比較と、前記読み替えとを繰り返すことによって作成され、
    1つの前記ディザマスクに対応する画素は、複数の前記印刷ヘッドに対応する画素より少ない
    ディザマスク。
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