JP5298402B2 - モータのエンドプレート構造 - Google Patents
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図1(a)(b)は、本発明の第1の実施の形態によるモータのエンドプレート構造を示す図であり、図1(a)はロータ1の横断面図、図1(b)は図1(a)に示すロータ1のA-A断面図である。図2は、図1に示すエンドプレートユニット5の斜視図である。
(1)モータのエンドプレートユニット5(エンドプレート構造)は、ロータ1の軸方向の端面に設けられるエンドプレート6と、エンドプレート6が膨張した際に弾性力によりエンドプレート6をロータ1のシャフト4に固定する固定手段とを備える。これにより、エンドプレート6が遠心力や熱による膨張が発生した場合でもエンドプレート6とシャフト4との固定状態を確実に維持することができる。
(2)エンドプレートユニット5は、エンドプレート6とは異なる材料からなり、ロータ1の軸方向の端面に設けられるリング部材7をさらに備えている。固定手段は、エンドプレート6とリング部材7とを弾性力により固定することにより、エンドプレート6をシャフト4に固定させるので、リング部材7を介してエンドプレート6とシャフト4とを確実に固定することができる。
(3)エンドプレート6は非磁性材料からなる環状の板であり、リング部材7はシャフト4と略同一の熱膨張係数を有する材料からなる環状の板である。これにより、熱膨張が発生した場合でもリング部材7とシャフト4、さらにはエンドプレート6とシャフト4との固定状態を確実に維持することができる。
(4)ロータ1は軸方向に形成された複数の開口と、複数の開口に挿入された複数の磁石3とを備え、エンドプレート6は複数の開口を覆うようにロータ1の外径側に配置され、リング部材7はエンドプレート6に対して内径側に配置されてシャフト4に固定される。これにより、非磁性材料のエンドプレート6によって磁石3を保護しながら、リング部材7とシャフト4、さらにはエンドプレート6とシャフト4とを確実に固定することができる。
(5)エンドプレート6をシャフト4に固定する固定手段として汎用部品であるスプリングピン8を用いるので、小型かつ低コストのエンドプレートユニット5を実現することができる。
(6)エンドプレート6をシャフト4に固定する固定手段、具体的にはスプリングピン8は、エンドプレート6が膨張する前から弾性変形した状態であるので、エンドプレート6が膨張した際にはスプリングピン8の弾性力によりエンドプレート6とシャフト4との固定状態を確実に維持できる。
以下に、第2の実施の形態によるモータのエンドプレート構造について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施の形態によるロータ20の横断面図である。第2の実施の形態では、上述したスプリングピン8を用いることなくエンドプレートとリング部材とを相対的に回転しないように固定する。
(1)エンドプレート16をシャフト4に固定する固定手段として、エンドプレート16に同心円状に形成された溝部16aと突起ブレーキペダル16b(係合部)、およびリング部材17に同心円状に形成された溝部17aと突起部17b(係合部)を用い、これらの係合部をはめ合わせることにより、エンドプレート16とリング部材17とを固定する。これにより、エンドプレート16とリング部材17以外に追加部品を用いることなく固定できるので、低コストのエンドプレートユニット5を実現することができる。
以下に、第3の実施の形態によるモータのエンドプレート構造について図4(a)(b)を用いて説明する。図4(a)は、第3の実施の形態によるロータ30の横断面図であり、図4(b)はエンドプレート25の平面図である。第3の実施の形態では、非磁性材料からなる単一の部材25のみでエンドプレートユニットを構成する。
(1)エンドプレート25をシャフト4に固定する固定手段は、エンドプレート25が膨張する前から弾性変形した状態であるので、エンドプレート6が膨張した際にその弾性力によりエンドプレート25とシャフト4との固定状態を確実に維持できる。
(2)エンドプレート25はその内周面から斜め放射状に延在する複数のスリット25aが形成された非磁性材料からなる環状の板であり、複数のスリット25aを弾性変形させてシャフト4に組みつけられる。固定手段はエンドプレート25が膨張した際に、複数のスリット25aの弾性力によりエンドプレート25をシャフト4に固定する。ここでは、複数のスリット25aおよびその弾性力が固定手段に相当する。これにより、エンドプレート25が膨張した場合でも空回りすることなく、エンドプレート25とシャフト4との固定状態を維持することができる。また、エンドプレート25を非磁性材料のみからなる単一の部材として構成するので、上述した第1及び第2の実施の形態によるエンドプレート5,15に比べて小型かつ低コストとすることができる。
Claims (4)
- ロータの軸方向に形成された複数の開口と、
前記複数の開口に挿入された複数の磁石と、
前記ロータの軸方向の端面において、前記複数の開口を覆うように前記ロータの外径側に設けられる、非磁性材料からなる環状の板であるエンドプレートと、
前記ロータの軸方向の前記端面において、前記エンドプレートに対して内径側に設けられ、前記シャフトに固定される環状の板であるリング部材と、
前記エンドプレートと前記リング部材との間に介装され、前記エンドプレートと前記リング部材とを弾性力により固定することによって、前記エンドプレートと前記シャフトとを弾性力により固定する弾性部材と、を備え、
前記リング部材は、その熱膨張係数が、エンドプレートの熱膨張係数よりも小さく、かつ、前記ロータのシャフトの熱膨張係数とは略同一であることを特徴とするモータのエンドプレート構造。 - 請求項1に記載のモータのエンドプレート構造において、
前記弾性部材は、前記エンドプレートが膨張した際に、前記エンドプレートと前記ロータのシャフトとを弾性力により固定することを特徴とするモータのエンドプレート構造。 - 請求項1に記載のモータのエンドプレート構造において、
前記弾性部材は、前記エンドプレートの内径側で、前記リング部材との間に介装されることを特徴とするモータのエンドプレート構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータのエンドプレート構造において、
前記弾性部材は、スプリングピンであることを特徴とするモータのエンドプレート構造。
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