JP6220651B2 - 同期電動機の回転子 - Google Patents

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本発明は、同期電動機の回転子に関するものである。
同期電動機には様々な種類が存在する。一般的な同期電動機の部品構成について、図9を用いて説明する。図9は、従来の同期電動機の固定子2および回転子1の軸方向断面図である。図9に示す様に、固定子2は固定子鉄心12に巻線5を巻回して、フレーム11に固定されている。前記フレーム11に設けられた軸受10に回転軸3が支持されている。回転子1は、複数の電磁鋼板を積層して前記回転軸3に挿入された回転子鉄心15と、前記回転子鉄心15の軸方向の両端に配設されたバランスリング13によって構成されている。前記バランスリング13は、回転軸3に接着もしくは焼きバメによって固定されている。
この様な構造の同期電動機としてよく知られているのが、リラクタンス型同期電動機(以下、リラクタンスモータ)と埋込構造永久磁石同期電動機(以下、IPMモータ)である。リラクタンスモータとIPMモータでは、回転子の構造が異なる。図7と図8を用いて説明する。
始めに、リラクタンスモータの回転子の径方向断面図を図7に示す。図7に示す様に、リラクタンスモータの回転子は、複数の電磁鋼板が積層された回転子鉄心15を有し、この電磁鋼板の表面に円周方向の磁極位置から隣接する磁極位置に向かって複数のスリット20が形成されている。スリット20は、エアギャップとして作用し、スリットに交差する方向には磁気抵抗が大きくなり、小さな磁束しか発生しない。つまり、漏れ磁束40はほとんど生成されない。一方、スリットの方向すなわち、磁路26の方向は磁気抵抗が小さくなり、リラクタンストルク向磁束25が容易に生成され、リラクタンストルクが発生する。
次にIPMモータの回転子の径方向断面図を図8に示す。図8に示す様に、IPMモータの回転子は、磁石挿入穴とスリット20が形成された回転子鉄心17と、回転子鉄心17に内挿された永久磁石16で構成されている。スリット20よりも外径側にリラクタンストルク向磁束25が生成されて、上記リラクタンスモータと同様にリラクタンストルクが発生する。一方、前記永久磁石16から固定子側に向かってマグネットトルク向磁束27が生成されマグネットトルクが発生する。この様に、IPMモータはマグネットトルクとリラクタンストルクを合成したトルクが得られる。
この様な同期電動機は工作機械の主軸に使用されることが多いが、その場合、回転時に低振動であることが要求されるため、回転子のアンバランスを極力減らす必要がある。一般的に、回転子のバランス調整を行う際は、始めにアンバランス量とアンバランスの回転方向位置をバランシングマシン等で求めて、図9のバランスリング13の外周を削ったり、バランスリング13の外周に複数のタップ穴を設けてネジを取り付けたり、バランスリング13にバランスウェイトを貼り付けたりすることで、アンバランスを削減している。
特開平10−311375号公報
回転子のバランスリングは、磁束漏れによるトルク低下を防ぐためにステンレス鋼やアルミニウム合金などの材料コストがかかる非磁性材料が用いられることが多い。
リラクタンスモータとIPMモータでは、磁束の流れ方が異なるため、別々に説明する。はじめに、図7を用いてリラクタンスモータについて説明する。リラクタンスモータは、背景技術で説明した通り、リラクタンストルクを低下させる漏れ磁束40を生成しない様にする必要がある。バランスリング13に非磁性材料を用いた場合は、想定通り漏れ磁束40を生成しない様にすることが出来るが、バランスリング13に磁性材料を用いた場合は、バランスリング13を介して磁路26が互いに磁気的につながってしまうため、トルクを弱める漏れ磁束40の方向に漏れ磁束が発生する。この漏れ磁束によって、リラクタンストルクを発生させる磁束が減り、出力されるトルクが低下してしまう。
次に、図8と図10を用いてIPMモータについて説明する。図10は、バランスリング13に磁性材料を用いた場合のIPMモータの磁束を示した軸方向の断面図である。IPMモータは背景技術で説明した通り、リラクタンストルクとマグネットトルクの両方を発生するが、バランスリング13に磁性材料を用いると、前記リラクタンスモータで説明した様にバランスリング13を介して、図8に示したマグネットトルク向磁束27の逆方向に漏れ磁束が発生して、リラクタンストルクが低下する。それに加えて、図10に示す様に永久磁石16とバランスリング13の間で渦状の漏れ磁束41が発生して、固定子2に向かってマグネットトルク向磁束27が生成されなくなる。その結果、マグネットトルク向磁束27の一部がマグネットトルクに寄与しなくなりトルクが低下してしまう。上記理由により、バランスリング13には非磁性材料を用いることが多い。
さらに、バランスリングの外周に穴を設けて回転子のアンバランスを調整する場合は、作業性を考慮して非磁性材料の中でも比重が大きいステンレス鋼を用いることが多く、材料コストがかかってしまう。
そこで、本発明は、漏れ磁束を発生させることなく、同期電動機のバランスリングに使用している非磁性材料の使用量を削減して、モータを安価に提供することを目的とする。
本発明の同期電動機の回転子は、表面に円周方向の磁極位置から隣接する磁極位置に向かって複数のスリットで磁極を形成した電磁鋼板が積層配置された円柱状の回転子鉄心と、前記回転子鉄心の軸方向両外側に配設されたバランス調整を行うバランスリングと、を備えた同期電動機の回転子であって、前記バランスリングは、性材料からなり、前記回転子鉄心における複数のスリットが設けられた領域に軸方向で接しないよう外形形状に設定された第1リングと、前記第1リングの外周に固定され、非磁性材料からなるバランス調整用の第2リングと、を有する、ことを特徴とする。
他の本発明の同期電動機の回転子は、永久磁石を埋設するための磁石挿入穴を形成した電磁鋼板が積層配置された円柱状の回転子鉄心と、前記回転子鉄心の磁石挿入穴に埋設される永久磁石と、前記回転子鉄心の軸方向両外側に配設されたバランス調整を行うバランスリングと、を備えた同期電動機の回転子であって、前記バランスリングは、性材料からなり、前記回転子鉄心における磁石挿入孔及び前記磁石挿入孔の径方向外側の領域に軸方向で接しない外形形状に設定された第1リングと、前記第1リングの外周に固定され、非磁性材料からなるバランス調整用の第2リングと、を有する、ことを特徴とする。
前記第1リングを積層した電磁鋼板で形成することが望ましい。また、前記第2リングの内周縁のうち、前記第1リングの外周縁に接触しない箇所に、バランスウェイトを取り付けてバランス調整することが望ましい。
本発明に係る同期電動機の回転子によれば、第1リングを安価な磁性材料とし、第2リングのみ非磁性材料を用いることが可能となり、漏れ磁束を発生させることなく、モータを安価に提供することができる。
さらに、第1リングに電磁鋼板を用いることで、プレス加工やワイヤー加工で製作可能となり、素材から削り出した部品と比べて部品コストを抑えることができ、モータを安価に提供することができる。
また、回転子のアンバランスを前記第2リングの内径に非磁性のバランスウェイトを取り付けて調整することで、前記第2リングの外周に穴やタップ穴を設ける作業を廃止して加工コストを抑えることができる。さらに前記第2リングの材料は、比重の大小を考慮する必要が無くなるため、アルミニウム等の比較的安価な非磁性材料を用いることが可能になり、モータを安価に提供することができる。
(a)は、本発明の第1の実施形態を示すリラクタンスモータの回転子の軸方向断面図、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態で用いる第1リングおよび第2リングの形状とリラクタンスモータの軸方向視図である。 本発明の第2の実施形態を示すIPMモータの回転子の径方向断面図である。 本発明の第2の実施形態でのIPMモータの磁束を示した軸方向の断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す第1リングの斜視図である。 本発明の第4の実施形態を示すリラクタンスモータの回転子の断面図である。 リラクタンスモータの回転子を説明した径方向の断面図である。 IPMモータの回転子を説明した径方向の断面図である。 従来のリラクタンスモータの固定子及び回転子の軸方向の断面図である。 バランスリング13に磁性材料を用いた場合のIPMモータの磁束を示した軸方向の断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1〜図6において、1は回転子、2は固定子、3は回転軸、15はリラクタンスモータ用回転子鉄心、16は永久磁石、17はIPMモータ用回転子鉄心、20はスリット、21は第1リング、22は第2リング、24はバランスウェイト、25はリラクタンストルク向磁束、26は磁路、27はマグネットトルク向磁束、40は漏れ磁束、41は渦状の漏れ磁束である。
[第1の実施形態]
本発明の第1実施形態について、図1〜図2を参照して説明する。図1(a)は、本発明の第1の実施形態を示すリラクタンスモータの回転子の軸方向断面図、図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図2は、第1の実施形態で用いる第1リング21および第2リング22の形状と、リラクタンスモータの軸方向視図である。
まず、構成について説明する。本発明の実施形態である同期電動機の回転子1は、回転子鉄心15と、回転子鉄心15の軸方向両外側に磁性材料からなる第1リング21と、前記第1リング21の外周に非磁性材料からなるバランス調整用の第2リング22とで構成されている。
回転子鉄心15は、板状の電磁鋼板を軸方向に積層して円柱状に構成されており、その軸心には、回転軸3を挿入する孔が貫通成形されている。積層した電磁鋼板の表面には円周方向の磁極位置から隣接する磁極位置に向かってスリット20が形成されている。前記回転子鉄心15の軸方向両外側に配設された第1リング21は、鉄などの磁性材料からなる。また、外形寸法は回転子鉄心15の隣接するスリット20で構成された磁路26を遮断しないようにするために、回転子の最も内径側にある磁路26の内径寸法以下とする。別の言い方をすれば、第1リング21は、磁路26と重複しない形状である。本実施形態では、第1リング21を、図2に示すように、円形から磁路26と対応する4カ所を切り欠いた形状としている。なお、外形寸法は、回転子の磁路と磁気的につながらなければよいため、磁路26の最内径寸法以下であれば最も内径側にあるスリット20を遮ってもよいし、図1に示す様にスリット20の最内径寸法としてもよい。
前記第1リング21の外周に固定されたバランス調整用の第2リング22は、バランス調整のし易さを考慮して比重が大きいステンレス鋼等の非磁性材料を使用する。前記第2リング22の固定方法は、前記第1リングに接着してもよいし、焼きバメしてもよいし、ボルト等で固定してもよい。なお、外径寸法は、バランスの調整代が確保できればよいので、回転子鉄心と同一である必要はない。ただし、第2リング22は、第1リング21の外周に取り付けられる関係上、当該第2リング22の内径は、第1リング21の最大外径とほぼ同じにすることが望ましい。
以上のように、前記第1リング21と第2リング22を使用すれば、回転子鉄心15の軸方向両端に形成されたリラクタンストルクに寄与する磁路の外側には、空隙もしくは非磁性材料が隣接するため、漏れ磁束は発生せずトルクも低下しない。
本実施形態によれば、第1リングを安価な磁性材料とし、第2リングのみ非磁性材料を用いることが可能となり、漏れ磁束を発生させることなく、非磁性材料の使用量を削減してモータを安価に提供することができる。
ちなみに、前記第1リングの軸方向の厚みは、前記第2リングと同一幅である必要はなく、第2リングを接着できる接着代や焼きバメ代分の厚みがあればよい。これにより、磁性材料の使用量も削減することが可能である。なお、リラクタンスモータには、スリット20に磁石を挿入したタイプのものもあるが、その場合でも、磁路26には、リラクタンストルク向磁束25が生成されるため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2実施形態について、図3、4を参照して説明する。図3は本発明の第2の実施形態を示すIPMモータの回転子の径方向断面図である。図4は本発明の第2の実施形態でのIPMモータの磁束を示した軸方向の断面図である。
第2の実施形態に係る同期電動機の回転子が第1の実施形態と異なる点は、IPMモータである点である。図3に示す様に本実施形態による回転子は、磁石挿入穴とスリット20が形成された電磁鋼板を積層配置した回転子鉄心17と、前記回転子鉄心17の磁石挿入穴に内挿された永久磁石16で構成されている。
前記回転子鉄心17の軸方向両外側に配設された第1リング21は、鉄などの磁性材料を使用する。また、マグネットトルクに寄与する回転子鉄心17に内挿された永久磁石16と固定子を流れるマグネットトルク向磁束27と、リラクタンストルクに寄与する回転子鉄心17のスリット20より外側を流れるリラクタンストルク向磁束25が第1リング21に漏れないようにするために、第1リング21の外形寸法は、永久磁石の内径寸法以下およびスリット20の最外径寸法以下とする。別の言い方をすれば、第1リング21は、永久磁石16と重複せず、かつ、スリットの外側に形成される磁路と重複しない形状となっている。なお、外形寸法は、回転子の磁路と磁気的につながらなければよいため、スリット20の最外径寸法以下であればスリット20を遮ってもよいし、図3に示す様にスリット20の最内径寸法としてもよい。前記第1リング21の外周に固定されたバランス調整用の第2リング22については、第1の実施形態と同様であるため省略する。
以上の通り、前記第1リング21と第2リング22を使用すれば、回転子鉄心17の軸方向両端に形成されたリラクタンストルクとマグネットトルクに寄与する磁路の外側には、空隙もしくは非磁性材料が隣接するため、背景技術の図7で説明したような漏れ磁束40や図4に示す様な渦状の漏れ磁束41は発生せずトルクも低下しない。つまり、本実施形態によれば、IPMモータの回転子であっても、漏れ磁束を発生させることなく、非磁性材料の使用量を削減してモータを安価に提供することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3実施形態について、図5を参照して説明する。図5は本発明の第3の実施形態を示す第1リングの斜視図である。
第3の実施形態に係る同期電動機の回転子が第1および第2の実施形態と異なる点は、前記第1リング21を積層した電磁鋼板で形成する点である。
磁路形状によっては、第1リング21を複雑な形状で製作する必要がある。複雑な形状を素材から削り出す場合、レーザー加工機等で曲面を加工した後に旋盤で外径を旋削すれば比較的安価に製作可能であるが、電磁鋼板の様な薄板をプレス加工機やワイヤー加工機で加工して積層した方がより安価に製作することができる。
本実施形態によれば、第1リングの部品コストを素材からの削り出し品に比べて抑えることでモータを安価に提供することができる。
[第4の実施形態]
本発明の第4実施形態について、図6を参照して説明する。図6は本発明の第4の実施形態を示すリラクタンスモータの回転子の断面図である。第3の実施形態に係る同期電動機の回転子が第1〜3の実施形態と異なる点は、バランスの調整方法を前記第2リング22の外周に穴やタップ穴を設ける方法から、バランスリングにツバを設けることなく、前記第2リングの内径に非磁性のバランスウェイト24を取り付けて調整する方法に変更する点である。
図6に示す様に第1リング21と第2リング22の空隙にバランスウェイト24を取り付けることで、ツバを設けなくても径方向への飛び出しを防ぐことが出来る。この際、バランスウェイト24は、第2リング22の内径側に取り付けた方がより遠心力の影響を受け難い。つまり、本実施形態では、第2リング22の内周縁のうち、第1リング21の外周縁に接触しない箇所に、バランスウェイト24を取り付けてバランスの調整を行う。さらにバランスウェイトの材質は、軸方向への磁束漏れを考慮して非磁性の材料を採用する。
本実施形態によれば、前記第1〜3の実施形態に比べて、前記第2リングの外周に穴やタップ穴を加工するコストを削減できる。さらに、前記第2リングの材料は、比重の大小を考慮する必要が無くなるため、比重が小さいアルミニウム等の比較的安価な非磁性材料を用いることが可能になる。よって、モータをさらに安価で提供することができる。
なお、本発明によれば、第1リングの外径を大きくすることで、第2リングの肉厚を薄くして材料コストを安くすることができる。もし、第2リングだけで課題を解決しようとすると、第2リングをモータコアに固定するために、例えば、第2リングとモータコアを、長い固定ボルトで結合する等しなければならないが、多層スリット構造のモータコアは、外径付近にスリットが配置されているため、ボルトを通す箇所がなく、コアの内径側に配置することになる。このため、第2リングだけでは、第2リングの肉厚を薄くできず、材料コストは安くならない。
1 回転子、2 固定子、3 回転軸、5 巻線、10 軸受、11 フレーム、12 固定子鉄心、13 バランスリング、15 回転子鉄心(リラクタンス型同期電動機用)、16 永久磁石、17 回転子鉄心(埋込構造永久磁石同期電動機用)、20 スリット、21 第1リング、22 第2リング、24 バランスウェイト、25 リラクタンストルク向磁束、26 磁路、27 マグネットトルク向磁束、40 漏れ磁束、41渦状の漏れ磁束

Claims (4)

  1. 表面に円周方向の磁極位置から隣接する磁極位置に向かって複数のスリットで磁極を形成した電磁鋼板が積層配置された円柱状の回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の軸方向両外側に配設されたバランス調整を行うバランスリングと、
    を備えた同期電動機の回転子であって、
    前記バランスリングは、
    性材料からなり、前記回転子鉄心における複数のスリットが設けられた領域に軸方向で接しない外形形状に設定された第1リングと、
    前記第1リングの外周に固定され、非磁性材料からなるバランス調整用の第2リングと、
    を有する、ことを特徴とする同期電動機の回転子。
  2. 永久磁石を埋設するための磁石挿入穴を形成した電磁鋼板が積層配置された円柱状の回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の磁石挿入穴に埋設される永久磁石と、
    前記回転子鉄心の軸方向両外側に配設されたバランス調整を行うバランスリングと、
    を備えた同期電動機の回転子であって、
    前記バランスリングは、
    性材料からなり、前記回転子鉄心における磁石挿入孔及び前記磁石挿入孔の径方向外側の領域に軸方向で接しない外形形状に設定された第1リングと、
    前記第1リングの外周に固定され、非磁性材料からなるバランス調整用の第2リングと、
    を有する、ことを特徴とする同期電動機の回転子。
  3. 前記第1リングは積層した電磁鋼板で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の同期電動機の回転子。
  4. 前記回転子のバランス調整は、前記第2リングの内周縁のうち、前記第1リングの外周縁に接触しない箇所に、バランスウェイトを取り付けてバランス調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載の同期電動機の回転子。
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