JPWO2006114890A1 - アウタロータ型モータのステータ - Google Patents

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浩一 高宗
浩一 高宗
小林 学
学 小林
興起 仲
興起 仲
一将 伊藤
一将 伊藤
諭 山代
諭 山代
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Abstract

磁極部及びヨーク部を含む磁極単位に分割した複数のコア素子を前記ヨーク部の結合面で互に結合し、モータ軸芯にリング状に一体に組付けるようにしたアウタロータ型モータのステータにおいて、前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線から離隔するように傾斜させて形成され、前記モータ軸芯に結合する内端面が形成された第1のコア素子と、前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線に接近するように傾斜させて形成され、該結合面が前記第1のコア素子の結合面と結合する第2のコア素子と、前記第2のコア素子のヨーク部に、前記モータ軸芯に平行に挿通された固定ロッドと、前記固定ロッドの端部が挿入され、該固定ロッドを前記モータ軸芯側へ押圧することにより前記第1、第2のコア素子同士を結合し、前記第1のコア素子を前記モータ軸芯に結合させる端板と、を備える。

Description

本発明は、アウタロータ型モータのステータに関する。
従来のアウタロータ型モータのステータコアとして、アウタロータ型のステータコアにおけるヨーク部、磁極部及び爪部からなる磁極単位に分割したコア素子をヨーク部分で相互に結合させて、複数のコア素子をリング状に一体に組み付けるようにしたモータのステータコアであって、各コア素子におけるヨーク部の一方側に下方突出腕部を、その他方に上方突出腕部をそれぞれ設けて、隣接するコア素子における各対向する下方突出腕部と上方突出腕部とが互いに円周方向に所定の範囲をもって移動可能に結合できるようにしたうえで、各コア素子をリング状に並べた状態で一体に組み付けるようにし、下方突出腕部と上方突出腕部との結合部分にリテーナの歯の埋込穴が形成されるようにしたうえで、複数のコア素子をリング状に一体に組み付けたコア組立体の両側からリテーナをそれぞれ装着したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来のアウタロータ型モータのステータコアとして、複数のコア素子をリング状に一体に組み付けるようにしたモータのステータコアであって、各コア素子におけるヨーク部の一方側に下方突出爪を、その他方に上方突出爪をそれぞれ設けて、隣接するコア素子における各対向する下方突出爪と上方突出爪とを係合させ、各コア素子をリング状に並べた状態で一体に組み付けるようにし、各コア素子のヨーク部に回転軸と平行に設けた孔に平行ロッドを挿し込み、該平行ロッドによって各コア素子に働く放射方向の力を受けるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−199270号公報 特開2000−050583号公報
しかしながら、上記従来のアウタロータ型モータのステータコアは、組立てるとき、全てのコア素子にリテーナの歯あるいは平行ロッドを挿通する必要があり、コア素子数が多いモータの場合、部品点数及び加工・組立工数が多いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品点数及び加工・組立工数を低減したアウタロータ型モータのステータを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、磁極部及びヨーク部を含む磁極単位に分割した複数のコア素子を前記ヨーク部の結合面で互に結合し、モータ軸芯にリング状に一体に組付けるようにしたアウタロータ型モータのステータにおいて、前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線から離隔するように傾斜させて形成され、前記モータ軸芯に結合する内端面が形成された第1のコア素子と、前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線に接近するように傾斜させて形成され、該結合面が前記第1のコア素子の結合面と結合する第2のコア素子と、前記第2のコア素子のヨーク部に、前記モータ軸芯に平行に挿通された固定ロッドと、前記固定ロッドの端部が挿入され、該固定ロッドを前記モータ軸芯側へ押圧することにより前記第1、第2のコア素子同士を結合し、前記第1のコア素子を前記モータ軸芯に結合させる端板と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるアウタロータ型モータのステータは、部品点数及び加工・組立工数が少なく、第1、第2のコア素子の結合面間に隙間ができないという効果を奏する。
図1は、実施の形態1のステータのモータ中心軸に直交する面に沿う断面図である。 図2は、ステータのモータ中心軸に沿う断面図である。 図3は、ステータの端板を示す斜視図である。 図4は、ステータの端板の変形例を示す斜視図である。 図5−1は、コア素子の結合面間の隙間調整方法を示す図である。 図5−2は、コア素子の結合面間の隙間調整方法を示す図である。 図6は、実施の形態2のステータのモータ中心軸に直交する面に沿う断面図である。 図7は、実施の形態3のステータのモータ中心軸に沿う断面図である。 図8は、ステータの端板を示す斜視図である。 図9は、ステータの端板の変形例を示すモータ中心軸に沿う断面図である。 図10は、ステータの端板の変形例を示す正面図である。 図11は、ステータの端板の他の変形例を示す正面図である。
符号の説明
1 第1のコア素子
2 第2のコア素子
1a,2a 爪部
1b,2b 磁極部
1c,2c ヨーク部
1d,2d 結合面
1e,2e 内端面
2f 固定孔
1g 蟻溝
2g 凸部
1m,2m 磁極部の中心線
3 スリーブ(モータ軸芯)
4 固定ロッド
5,9,35,45,55 端板
5a 孔
6 モータ中心軸
9a,35a U字状溝
45a 円形カム面
55a 締付部
以下に、本発明にかかるアウタロータ型モータのステータの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のステータのモータ中心軸に直交する面に沿う断面図であり、図2は、ステータのモータ中心軸に沿う断面図であり、図3は、ステータの端板を示す斜視図である。
図1及び図2において、実施の形態1のステータ10は、鋼板を積層して形成され、モータ中心軸6方向を向くメガホン形状の6個の第1のコア素子1と、鋼板を積層して形成され、モータ中心軸6方向を向く矢印形状の6個の第2のコア素子2と、第1、第2のコア素子1、2が交互にリング状に結合されて設置されるモータ軸芯としての円管状のスリーブ3と、スリーブ3の両端部に嵌合され第1、第2のコア素子1、2を挟み込む2枚の端板7と、第2のコア素子2及び端板7に挿通され第2のコア素子2をモータ軸芯(スリーブ3)方向に押圧して第1のコア素子1をスリーブ3に結合する固定ロッド4とを備えている。
第1のコア素子1は、ステータ10の外周端部となる爪部1a、コイルが巻装される磁極部1b及びヨーク部1cを有している。ヨーク部1cの側面の両結合面1d、1dは、モータ軸芯3側ほど磁極部1bの中心線1mから離隔するように傾斜させて形成され、中心線1mに対して略15°傾斜する傾斜面となっている。ヨーク部1cの内周端部には、モータ軸芯としてのスリーブ3に結合する円弧状の内端面1eが形成されている。第2のコア素子2は、ステータ10の外周端部となる爪部2a、コイルが巻装される磁極部2b及びヨーク部2cを有している。ヨーク部2cの側面の両結合面2d、2dは、モータ軸芯3側ほど磁極部2bの中心線2mに近接するように傾斜させて形成され、中心線2mに対して略45°傾斜する傾斜面となっている。ヨーク部2cには、モータ中心軸6と平行な固定孔2fが設けられている。
第1、第2のコア素子1、2がヨーク部1c、2cで交互にリング状に結合されてスリーブ3上に設置されるとき、結合面1d、2dは互いに密着し、第1のコア素子1のヨーク部1cの円弧状の内端面1eは、スリーブ3の外周面に密着し、第2のコア素子2のヨーク部2cの内端面2eは、スリーブ3の外周面から離間するようにそれぞれの形状が形成されている。
図3に示すように、リング状の端板5には、固定ロッド4の端部を挿通するためのリング状に配置された6つの孔5aが円周方向に等間隔に設けられている。端板5の孔5aのピッチ径φD2は、図2に示す、第1、第2のコア素子1、2がヨーク部1c、2cで交互にリング状に結合されてスリーブ3上に設置されたときの、第2のコア素子2の固定孔2fに挿通された固定ロッド4のピッチ径φD1より小さくなるように設計されている。
端板5のスリーブ3への組付け時に、端板5を加熱膨張させてピッチ径φD2を固定ロッド4のピッチ径D1に合わせ、固定ロッド4を端板5の孔5aに通す。組付け完了後、端板7の温度が常温に戻って収縮し、スリーブ3に締まり嵌めされ、同時に、端板5が固定ロッド4をスリーブ3側へ押圧する。
固定ロッド4がスリーブ3側へ押圧されると、第2のコア素子2がスリーブ3側へ押圧され、結合面2d、2dが第1のコア素子1の結合面1d、1dをスリーブ3側へ押圧し、結合面1d、2d同士が密着して結合するとともに、第1のコア素子1の内端面1eをスリーブ3の外周面に結合させる。このようにして、第1、第2のコア素子1、2、固定ロッド4、端板5及びスリーブ3が互いに結合され、ステータ10が組立てられる。
なお、図示はしないが、コイルは、第1、第2のコア素子1、2を組立てる前に、磁極部1b、2bに巻装される。組立て前に巻装するので、集中巻をすることによりコイル密度を高めることができる。
図4に、端板5の変形例の端板9を示す。リング状の端板9の内周部には、固定ロッド4を挿通するための6つのU字状溝9aが円周方向に等間隔に設けられている。端板9のU字状溝9aのピッチ径φD3は、図2に示す、第1、第2のコア素子1、2がヨーク部1c、2cで交互にリング状に結合されてスリーブ3上に設置されたときの、第2のコア素子2の固定孔2fに挿通された固定ロッド4のピッチ径φD1より小さくなるように設計されている。
端板9のスリーブ3への組付け時に、端板9を加熱膨張させてピッチ径φD3を固定ロッド4のピッチ径D1に合わせ、固定ロッド4を端板9のU字状溝9aに通す。組付け完了後、端板9の温度が常温に戻って収縮し、スリーブ3に締まり嵌めされ、同時に、端板9が固定ロッド4をスリーブ3側へ押圧する。
固定ロッド4がスリーブ3側へ押圧されると、第2のコア素子2がスリーブ3側へ押圧され、結合面2d、2dが第1のコア素子1の結合面1d、1dをスリーブ3側へ押圧し、結合面1d、2d同士が密着して結合するとともに、第1のコア素子1の内端面1eをスリーブ3の外周面に結合させる。このようにして、第1、第2のコア素子1、2、固定ロッド4、端板9及びスリーブ3が互いに結合され、ステータ10が組立てられる。
特許文献1及び2に開示された従来のアウタロータ型モータのステータでは、コア素子のヨーク部の下方突出腕部(下方突出爪)及び上方突出腕部(上方突出爪)の周方向幅寸法は、コア素子をヨーク部で相互に結合させて複数のコア素子をリング状に一体に組み付けるとき、周方向幅寸法が大きくて組み付け不可能とならないように、マイナス(−)の公差で製作される。このため、組み付けられるコア素子数に比例してマイナス公差が累積し、コア素子のヨーク部間に隙間が生ずることとなる。
実施の形態1のステータ10では、第1、第2のコア素子1、2がマイナス公差で製作されていても、ヨーク部1c、2c間に隙間を生じることはない。その理由を、図5−1を参照して説明する。第1のコア素子1が破線1´で示すように幅狭に製作されていても、第2のコア素子2が固定ロッド4によりスリーブ3側へ押圧されるため、第2のコア素子2がスリーブ3側へ変位して第1のコア素子1´の結合面1d´と第2のコア素子2の結合面2dとを密着させる。従って、ヨーク部1c、2c間に隙間を生じることはない。第2のコア素子2が幅狭に製作されていても、上記と同様に、ヨーク部1c、2c間に隙間を生じることはない。また、第1、第2のコア素子1、2が幅広に製作されていても、第2のコア素子2を外周側へ変位させればよいので、組み付け不可能となることもない。
なお、図5−1に示すように、第2のコア素子2の中心線2mと結合面2dとの成す角度をθとすると、第1のコア素子1の円周幅方向の公差に応じて第2のコア素子2の径方向変位量は、1/tanθに比例する。従って、前記角度θを大きくすると、第2のコア素子2の径方向変位量を小さくすることができる。
ただし、前記角度θを大きくしすぎると、図5−2に示すように、第1のコア素子1に、結合面1dとは別の面1fを形成しなければならなくなり、面1f、1f間には隙間が形成される。また、第2のコア素子2の固定孔2f(固定ロッド4)は、磁極部2bの根元近傍に配置されることになる。
磁極部2bの根元近傍は、磁束が集中するため、固定ロッド4や隙間が磁極部2bの根元近傍に配置されると、磁束が乱れてモータの効率を悪化させる。図1に示す実施の形態1のステータ10は、第2のコア素子2の磁極部2bの根元近傍に結合面2dを配置して隙間をなくし、かつ、前記角度θを比較的大きくして第2のコア素子2の径方向変位量を小さくしている。
また、第1のコア素子1の磁極部1bの幅と第2のコア素子2の磁極部2bの幅を異なる寸法とし、第1、第2のコア素子1、2の磁極部1b、2bのいずれか一方にコイルを巻装し、他方にはコイルを巻装しないステータ10とすることもできる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2のステータ20のモータ中心軸に直交する面に沿う断面図である。図6において、図1に示すものと同等のものには同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2のステータコア20は、第1のコア素子21のヨーク部1cの両側面に蟻溝1gを設け、第2のコア素子22のヨーク部2cの両側面に蟻溝1gに緩く嵌合する凸部2gを設けている。
蟻溝1gと凸部2gとを嵌合させながら、第1のコア素子21と第2のコア素子22とを交互に連結してリング状に組立てていくと、蟻溝1gと凸部2gとは嵌合すると外れないので、ステータ20の組立途中で組立治具等を用いなくてもリング形状を保つことができ、組立作業性が向上する。固定ロッド4及び端板5(9)による第1、第2のコア素子21、22、及びスリーブ3の結合は、実施の形態1のステータ10の場合と同じである。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3のステータ30のモータ中心軸に沿う断面図であり、図8は、実施の形態3の端板35を示す斜視図であり、図9は、ステータ30の端板の変形例を示すモータ中心軸に沿う断面図であり、図10は、端板35の変形例としての端板45を示す正面図であり、図10は、端板35の他の変形例としての端板55を示す正面図である。実施の形態3において、第1、第2のコア素子1、2(21、22)、固定ロッド4及びスリーブ3は、実施の形態1、2に示すものと同等であるので説明は省略する。
図7及び図8に示すように、端板35は、リング状に形成され、内周部に固定ロッド4を挿入するための6つのU字状溝35aが円周方向に等間隔に設けられたロッド挿入部35bと、ロット挿入部35bよりも内径が小さく形成され、4つのボルト通し孔35dが設けられ、スリーブ3に取付けられる取付部35cとを有している。
U字状溝35aの入口側のピッチ径φD4は、図2に示す、固定ロッド4の前述のピッチ径φD1より大きく形成され、U字溝35aの奥側のピッチ径φD5は、前記ピッチ径φD1より小さく形成され、U字状溝35aは傾斜溝となっている。取付部35cに設けられた4つのボルト通し孔35dは、スリーブ3の両端面に設けられた4つのねじ穴3aに対向する位置に設けられている。
図7に示すように、第2のコア素子2に挿通された固定ロッド4を端板35のU字状溝35aに挿入し、ボルト36をボルト通し孔35dを通してスリーブ3のねじ穴3aにねじ込んでいくと、端板35がスリーブ3の端部に徐々に接近し、固定ロッド4の端部がU字状溝35aの入口側から奥側へ摺動し、U字状溝35aの傾斜によって固定ロッド4をスリーブ3側へ押圧する。
固定ロッド4がスリーブ3側へ押圧されると、第2のコア素子2がスリーブ3側へ押圧され、結合面2d、2dが第1のコア素子1の結合面1d、1dをスリーブ3側へ押圧し、結合面1d、2d同士が密着して結合するとともに、第1のコア素子1の内端面1eをスリーブ3の外周面に結合させる。このようにして、第1、第2のコア素子1、2、固定ロッド4、端板35及びスリーブ3が互いに結合され、ステータ30が組立てられる。
図9及び図10に、端板35の変形例としての端板45を示す。図10に示すように、端板45は、リング状に形成され、内周部に円形カム面45aが形成されたロッド挿入部45bと、ロッド挿入部45bよりも内径が小さく形成され、リング状に多数のボルト通し孔45dが設けられ、スリーブ3の端部に取付けられる取付部45cとを有している。
円形カム面45aの最大内径φD6は、図2に示す、固定ロット4の前述のピッチ径φD1より大きく形成され、円形カム面45aの最小内径φD7は、固定ロッド4のピッチ径φD1より小さく形成されている。取付部45cに設けられた多数のボルト通し孔45dは、スリーブ3の両端面に設けられた多数のねじ穴3aに対向する位置に設けられている。
図9に示すように、第2のコア素子2に挿通された固定ロッド4の端部を端板45のロッド挿入部45bに挿入し、端板45を図10の矢印A方向へ破線で示す位置まで回転させ、円形カム面45aのモータ中心軸6方向への傾斜によって固定ロッド4をスリーブ3側へ押圧する。
固定ロッド4がスリーブ3側へ押圧されると、第2のコア素子2がスリーブ3側へ押圧され、結合面2d、2dが第1のコア素子1の結合面1d、1dをスリーブ3側へ押圧し、結合面1d、2d同士が密着して結合するとともに、第1のコア素子1の内端面1eをスリーブ3の外周面に結合させる。
取付部45cに設けられた多数のボルト通し孔45dのうち、スリーブ3の両端面に設けられた多数のねじ穴3aと周方向位置が一致した複数の孔に、ボルト36を通してねじ穴3aにねじ込んで締結することにより、第1、第2のコア素子1、2、固定ロッド4、端板45及びスリーブ3が互いに結合され、ステータコア30が組立てられる。
図11に、端板35の他の変形例としての端板55を示す。図11に示すように、端板55は、スナップリング状に形成され、両端部に締付部55aを有している。
第2のコア素子2に挿通された固定ロッド4を端板55の内周部に挿入し、図示しない締付具で締付部55aを図11の矢印B方向へ締付け、端板55を矢印C方向へ破線で示す位置まで変形させ、固定ロッド4をスリーブ3側へ押圧する。
固定ロッド4がスリーブ3側へ押圧されると、第2のコア素子2がスリーブ3側へ押圧され、結合面2d、2dが第1のコア素子1の結合面1d、1dをスリーブ3側へ押圧し、結合面1d、2d同士が密着して結合するとともに、第1のコア素子1の内端面1eをスリーブ3の外周面に結合させる。このようにして、第1、第2のコア素子1、2、固定ロッド4、端板55及びスリーブ3が互いに結合され、ステータ30が組立てられる。
以上、実施の形態1〜3のアウタロータ型モータのステータについて説明したが、モータ軸芯としてのスリーブ3は、中空部のない軸であってもよい。
以上のように、本発明にかかるアウタロータ型モータのステータは、部品点数及び加工・組立工数が少なく低コストであり、かつ、第1、第2のコア素子の結合面間に隙間ができないので、磁束を乱さずにモータを高効率化するステータとして有用である。

Claims (8)

  1. 磁極部及びヨーク部を含む磁極単位に分割した複数のコア素子を前記ヨーク部の結合面で互に結合し、モータ軸芯にリング状に一体に組付けるようにしたアウタロータ型モータのステータにおいて、
    前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線から離隔するように傾斜させて形成され、前記モータ軸芯に結合する内端面が形成された第1のコア素子と、
    前記ヨーク部の両結合面が、前記モータ軸芯側ほど前記磁極部の中心線に接近するように傾斜させて形成され、該結合面が前記第1のコア素子の結合面と結合する第2のコア素子と、
    前記第2のコア素子のヨーク部に、前記モータ軸芯に平行に挿通された固定ロッドと、
    前記固定ロッドの端部が挿入され、該固定ロッドを前記モータ軸芯側へ押圧することにより前記第1、第2のコア素子同士を結合し、前記第1のコア素子を前記モータ軸芯に結合させる端板と、
    を備えることを特徴とするアウタロータ型モータのステータ。
  2. 前記第1のコア素子の側面が蟻溝を有し、前記第2のコア素子の側面が前記蟻溝に嵌合する凸部を有することを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  3. 前記端板の、リング状に配置されて前記固定ロッドの端部が挿入される複数の孔の常温時のピッチ径が、前記第1、第2のコア素子が交互にリング状に結合されて前記モータ軸芯上に設置されたときの、前記固定ロッドのピッチ径より小さいことを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  4. 前記端板の、リング状に配置されて前記固定ロッドの端部が挿入される複数の溝の常温時のピッチ径が、前記第1、第2のコア素子が交互にリング状に結合されて前記モータ軸芯上に設置されたときの、前記固定ロッドのピッチ径より小さいことを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  5. 前記端板の、リング状に配置されて前記固定ロッドの端部が挿入される複数の溝の入口側のピッチ径が、前記第1、第2のコア素子が交互にリング状に結合されて前記モータ軸芯上に設置されたときの、前記固定ロッドのピッチ径より大きく形成され、奥側のピッチ径が、前記固定ロッドのピッチ径より小さく形成され、前記溝が傾斜溝となっていることを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  6. 前記端板が、リング状に形成され前記固定ロッドの端部が挿入される内周部に円形カム面が形成され、前記円形カム面の最大内径が、前記第1、第2のコア素子が交互にリング状に結合されて前記モータ軸芯上に設置されたときの、前記固定ロッドのピッチ径より大きく形成され、前記円形カム面の最小内径が、前記固定ロッドのピッチ径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  7. 前記端板が、両端部に締付部を有し内周部に前記固定ロッドの端部が挿入されるスナップリング状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
  8. 前記第1、第2のコア素子の磁極部のいずれか一方のみにコイルを巻装したことを特徴とする請求項1に記載のアウタロータ型モータのステータ。
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