JPH02123936A - リラクタンスモータのロータ - Google Patents

リラクタンスモータのロータ

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JPH02123936A
JPH02123936A JP27580388A JP27580388A JPH02123936A JP H02123936 A JPH02123936 A JP H02123936A JP 27580388 A JP27580388 A JP 27580388A JP 27580388 A JP27580388 A JP 27580388A JP H02123936 A JPH02123936 A JP H02123936A
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JP
Japan
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rotor
torque
motor
stator
pole projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP27580388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Shimada
島田 正實
Toshio Hayashi
林 敏男
Masayuki Yamashita
正行 山下
Tsutomu Kato
勤 加藤
Kenichi Kihira
紀平 憲一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄心形成板を積層することにより構成される
リラクタンスモータのロータに関するものである。
[従来の技術及びその課題] 従来より、可変リラクタンスモータは、内周部にコイル
を巻回した複数の磁極突起を有するステータと、このス
テータ内のスペースに回転自在に支承され、かつ外周部
に複数の突起を有するロータとを備えており、第7図に
示すようにロータRは、同形の鉄心形成板Pを出力軸0
に沿って整列させて積層することにより構成されている
。このモータの動作原理について第8図を用いて説明す
る。いま、回転駆動時にステータSに対してロータRが
実線で示ず進角側の位相角θ白に位置するときに、コイ
ルCを励磁すると、磁力線はステータSの磁極突起から
ロータRの磁極突起へ曲がって流れる。磁力線はマック
スウェルの応力で知られているように強い張力でもって
、できるだけ短く、かつまっすぐになろうとする。この
ときに発生する力が回転トルクを生じさせるのである。
このような磁力線の曲がる状態は、ロータRの回転角に
よって検出されるので、所定のコイルCに通電すること
によりロータRには正の回転トルクが発生する。なお、
この磁力線の変化は、コイルの自己インダクタンスの変
化となって現れるから、インダクタンス変化の増加領域
においてコイルCに通電すると、ロータRに正の回転ト
ルクが発生することを意味する。また、ステータSに対
してロー夕Rが@線で示す遅角側の位相角θaに位置す
るときに(自己インダクタンスが減少領域)、コイルC
に通電すると、ロータRに負の回転トルク(制動トルク
)が発生する。このように可変リラクタンスモータは、
所定のロータ位置において所定のコイルCへ通電するこ
とにより正または負の回転トルクを生じるものであり、
したがって、永久磁石を備えた同期形モータやステッピ
ングモータと同様にロータR自体にはコイルを有しない
。よって、ロータRには銅損は発生しないが、ロータR
内には磁束変化により鉄損が発生する。この鉄損による
熱は、ロータRの表面から放熱されるが、高回転で発熱
量が大きい場合には、第7図のロータRでは、放熱が十
分でなく各部に過熱を招くことがある。
本発明は上記従来の技術の問題を解消することを課題と
し、放熱効果に優れ、過熱を生じ難いリラクタンスモー
タのロータを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためになされた本発明によるリラク
タンスモータのロータは、外周部に磁極突起を有する鉄
心形成板を積層することによりロータ鉄心を構成するリ
ラクタンスモータのロータにおいて、鉄心形成板を、所
定枚数毎に周方向に所定角度だけ交互にずらして積層し
たことを特徴とする。
[作用コ 本発明のリラクタンスモータのロータは、鉄心形成板が
積層され、所定枚数毎に周方向に所定角度だけ交互にず
らして積層されている。したがって、ロータの側面は、
凹凸形状となり、従来のように揃えて積層したものと比
べて表面積が増大することになる。よって、上記ロータ
の凹凸形状は、鉄損に伴ってロータ内に発生する熱の放
熱作用を増大させる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第1図は可変リラクタンスモータのロータの斜視図、第
2図は同モータの側面図である。
同図において、1は積層鉄心からなる筒状のステータで
あり、このステータ1の内周部には、コイル2を巻回し
た8極の?l!l突極3が設けられている。一方、ステ
ータ1内のスペースには、出力軸6と該出力軸6に支持
されたロータ鉄心7からなるロータ8が回転自在に支承
されている。ロータ鉄心7は、外周部に6極の磁極突起
9を有する鉄心形成板10を積層することにより構成さ
れている。ロータ鉄心7における磁極突起9には、第3
図に示す貫通孔13が形成されている。この貫通孔13
を形成するには、まず、鉄心形成板10のプレス打ち抜
き成形の際に、磁極突起9の中心軸C1、c2に対して
周方向へ2/α°だけずれた軸線Ql上に抜孔14を同
時に打ち抜くことにより行い、この打ち抜きされた鉄心
形成板10を1枚おきに裏返し、抜孔14の位置を合わ
せて積層することにより貫通孔13にする。この貫通孔
13には、第4図に示すビン15が貫挿され、ピン15
の両端が折曲されて抜止がなされる。これにより、鉄心
形成板10が1枚毎に周方向にα°だけ交互にずれた各
板10a、10bとなって積層固定されることになり、
よってその外面が増加する凹凸形状となる。
また、出力軸6には、図示しないが、外周部にスリット
を有する回転円板が固着され、この回転円板に対向して
上記スリットを検出するホトインタラプタが設けられて
いる。上記回転円板とホトインタラプタは、回転位置検
出器を構成しており、この検出器からの検出信号に基づ
いてロータ8に対する各磁極の回動位置が求められるよ
うになっている。
次に上記モータの動作について説明する。
本モータは、従来の技術で説明した原理に基づいて制御
される。例えは、駆動時に第2図に示すロータ8の磁極
突起9aがステータ1の磁極突起3aに近づくと(イン
ダクタンスの増加領域)、この状態が回転位置検出器に
て検出され、この検出信号に基づいて電子制御l装置(
図示省略)からコイル2aへ通電が行われ、これにより
ロータ8に正の回転トルクが発生する。そして、ロータ
8の磁極突起9aがステータ1の磁極突起3aから離れ
ていくときには、コイル2aへの通電を停止して負の回
転トルクを発生させず、正方向の回転トルクを維持する
。また、制動時には、ロータ8の磁極突起9aがステー
タ1の磁極突起3aから離れていくときに(インダクタ
ンス変化の減少領域)、コイル2aに通電することによ
り制動力を発生させる。
上述したモータの動作において、ロータ鉄心7内には、
磁束の変化に伴う鉄損が発生し、この鉄損は熱に変換さ
れる。ところが、ロータ鉄心7の各鉄心形成板10は、
1枚毎に周方向に所定角度αだけ交互にずらして積層さ
れているのでロータ鉄心7の表面が凹凸形状になってい
る。従って、従来のロータ鉄心(第7図)のように鉄心
形成板を揃えて積層したものと比べて表面積が増大する
ことになる。よって、ロータ鉄心7の放熱作用が増大す
ることから、ロータ鉄心7内に発生する熱は外部へ速や
かに放出されることになり、各部の過熱による故障を招
かない。
また、ロータ鉄心7の凹凸形状による放熱作用の増大に
加えて、トルク特性の改善という副次的効果もある。こ
の効果を調べるために、本モータの靜トルクの測定、す
なわち、所定コイル2に一定の電流を流した状態におい
て、ロータ8を徐々に回転させたときのトルクの測定を
行った結果、第5図が得られた。なお、図中において、
@線a及び離線すは木モータにおける鉄心形成板1oの
一列に並んだ各板10a、10bだけの靜トルク特性を
それぞれ示し、実線Cはそれらの合計のトルクを示し、
更に1点鎖線dは従来のロータを用いた靜トルクを示す
図から明かなように、従来のロータを用いたものでは、
靜トルク特性dは、正弦波ではなく回転方向の角度に対
して歪んだ周期波となっており、このためトルクリプル
の発生の原因になっている。
これに対し、本実施例のロータ8の靜トルク特性Cは正
弦波に近づいている。このような特性を示すのは、本実
施例のロータ鉄心7のうち1枚句に交互に設けられた一
方の板10aの磁極突起9がまずステータ1の磁極突起
3に近づいた後に、位相角αだけ遅れて他方の板10b
が磁極突起3に近つく。したがって、ステータ1の磁極
突起3に対するロータ8の磁極突起9の重なり具合いは
、2つの周期波の合成波に近く、トルクも急峻な変化の
部分がならされて、正弦波に近づくと考えられる。
各相の靜トルク特性が正弦波となるモータで、コイルへ
2の電流も正弦波になるような理想的な場合には、各相
の総トルクは一定となる。例えは、4相モータの場合、
一定単位電流での各相のトルク波形が正弦波となるモー
タにおいて、コイルの各相φ1〜4に流す電流を正弦波
とすると、φ1による発生トルクTφ1は、位相角をθ
、トルク最大値をtl、!、電流最大値■、とすると、
次式(1)にて表される。
Tφ+=tnsinθXIn5inθ ” t n I n5in2θ       −(1)
[0≦θ≦π] 同様にφ2〜φ4も次式(2)〜(5)にて表される。
Tφ2=  t ns+n  (θ +π)2)X I
 n5in (θ+π/2) =  tn  In5in2 (θ +π/2)=を門
T r+cO82θ         ・・・(2)[
π/2≦θ≦3/27T] Tφ3: t rlI n5in2(θ+π)= t 
rlI n5in2θ      由(3)[7F≦θ
≦2π] Tφ4: t M Lsin2(θ+3/27T)= 
を門I門cos2θ            ・・・(
4)[3π /2≦ θ ≦5π )2コ よって、(1)式と(3)式とから Tφ1+1゛φ3= tr+ Lsin”’θ   −
(5)また、(?−)式と(4)式とから Tφ2+Tφ4 ” t n I ncO8”θ   
 −(6)モータの総トルクTφは、(5)〜(6)に
よりTφ=Tφ1+′Fφ3+Tφ2+Tφ4= tn
 I n (sin2θ+COS”’θ)=tnIr+
            −(7)したがって、(7)
式から総トルクは、一定となり、駆動時におけるトルク
リップルがなくなり、モータ自体の振動も低減される。
なお、上記実施例では、同一形状かつ同一位置に抜孔1
4を有する鉄心形成板10を用い、これを積層する際に
1枚ずつ裏返すことによりロータ鉄心7を構成したが、
これに限らず、鉄心形成板10の打ち抜きに際し、1枚
おきに中心軸から一方の板は左にα/2の角度の位置に
、他の板は右にα/2の角度の位置に抜孔を穿設し、打
ち抜き鉄板の抜孔を合わせて貫通孔を形成してもよい。
また、上記実施例では、鉄心形成板10の位置決めを貫
通孔13とピン15で行ったが、これに限らず、第6図
に示すように鉄心形成板10a、10bに凹凸HB20
aを形成し、これを嵌合する手段であってもよく、ある
いは各板を溶接等により連結してもよい。
なお、鉄心形成板の交互にずらす枚数及び角度は、1枚
に限らず所定枚数毎に行ってよいこと、及び靜トルク特
性を所定の波形に設定するように所定枚数及び所定角度
毎に適宜選択してもよいことは勿論である。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、鉄心形成板が所
定角度毎に交互に周方向へずらされて積層されることに
よりロータ鉄心が構成されているので、ロータ鉄心の表
面積が大きくなり、よって、冷却効果の増大によりモー
タの過熱を防止することができる。また、ロータ鉄心の
表面の凹凸形状により靜トルク特性が改善されるために
モータ自体のトルクリプルが低減され、よって駆動も滑
らかになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるロータを示す斜視図、
第2図は同実施例のリラクタンスモータを示す側面図、
第3図はロータの要部を示す説明図、第4図は第3図の
要部の断面図、第5図はロータの靜トルク特性を示すグ
ラフ、第6図は他の実施例の要部を示す断面図、第7図
は従来のロータを示す斜視図、第8図はリラクタンスモ
ータの原理を示す説明図である。 1・・・ステータ 6・・・出力軸 9・・・磁極突起 13・・・貫通孔 2・・−コイル  3・・・ri1極突起7・・・ロー
タ鉄心  8・・・ロータ10・・・鉄心形成板 14・・・抜孔  15・・・ビン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 外周部に磁極突起を有する鉄心形成板を積層することに
    よりロータ鉄心を構成するリラクタンスモータのロータ
    において、 上記鉄心形成板を、所定枚数毎に周方向に所定角度だけ
    交互にずらして積層したことを特徴とするリラクタンス
    モータのロータ。
JP27580388A 1988-10-31 1988-10-31 リラクタンスモータのロータ Pending JPH02123936A (ja)

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